日刊鹿島アントラーズニュース

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2013年9月30日月曜日

◆遠藤2発 「鹿島は優勝します」(トーチュウ)


http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/soccer/news/CK2013092902000156.html

◇J1第27節 鹿島3-1大分

 控えめに臨んだはずのヒーローインタビューで「優勝します」と大見えを切った。1試合2発。窮地に発奮する、MF遠藤の左足に鹿島の強さがある。

 「優勝したい気持ちが強い。みんなで戦っている。練習から高い意識でやれている。それが(結果に)つながっている」

 1試合での複数得点は、2011年8月の福岡戦以来、実に2年1カ月ぶり。エースの大迫でも強力助っ人のダビでもなく、「脇役」が勝負を決めたのが大きい。

 試合開始からJ2降格目前の大分に攻め込まれた。ミスを重ね、攻撃はノッキングを繰り返した。「勝つ気があるのかはっきりしない展開。自分自身にも腹が立った」とは大迫の弁。後半7分、山村のパスミスから先制被弾。フラフラ、ヨロヨロ…。セレーゾ監督は鬼の形相だった。「慌てずに辛抱強くプレーしろ」。わずか3分後。ベンチからのシグナルに即応したのが、遠藤だった。

 後半10分。大迫がドリブルでゴール前へ侵入すると、ものすごい勢いで遠藤が走り込んでいた。「いいタイミングで球が来た」というラストパスを滑り込み、ねじ込んだ。同点。もう止まらない。5分後、遠藤は小笠原のFKを呼び込み、得意の左足で一直線にゴール右隅を射抜いた。逆転。DF安川に寄せられ、角度もコースもなかった。精緻な左足だけが成せる、遠藤の真骨頂だった。

 2007年シーズンは最大勝ち点11差をはねのけ逆転優勝した。今季も最大10差あった首位との勝ち差を縮め、足踏みの横浜Mにジワリ5差。「V争い? まだ(上位を)抜いてない。抜くまで勝ち続ける」と遠藤。リーグ残り7戦。鹿島ならば、奇跡をうたう距離ではないだろう。

  (松岡祐司)

◆シャルケ内田 フル出場も2点リード守れずドロー(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2013/09/30/kiji/K20130930006715570.html

ブンデスリーガ シャルケ3-3ホッフェンハイム (9月28日)

 シャルケのDF内田はリーグ戦で4試合連続フル出場。だがチームは前半を3―1でリードしながら、その後に2失点して引き分け。試合後は内田を含む大半が報道陣を避けてバスに乗り込んだ。

 これでリーグでは7試合で16失点と守備が崩壊。なかなか浮上のきっかけをつかめず、順位も下位に低迷し、ケラー監督は「後半の出来は全く受け入れられない」とおかんむりだった。

◆鹿島大迫不満2アシスト「いらん」/J1(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp1-20130929-1196763.html

<J1:鹿島3-1大分>◇第27節◇28日◇カシマ

 鹿島FW大迫勇也(23)が2アシストで、勝利をたぐり寄せた。失点直後の後半10分にMF遠藤の同点ゴールを演出。後半途中からはトップ下に入り、同42分にFWダビの2戦連発弾をアシスト。セレーゾ監督も「トップ下でも素晴らしい機能を果たしてくれた」と称賛した。これで3戦無得点も、21日磐田戦から2戦3アシスト。だが「アシストはいらないからね」と、エースらしく得点にこだわる姿勢を示した。

◆EAST COAST グルメグランプリ 結果について(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/news/club_info/37865

本日のオープンスタジアム2013で行われた東北人魂を持つJ選手の会とのコラボイベント『EAST COAST グルメグランプリ』の結果をお知らせいたします。

1位(726ポイント):八戸・菊の里

2位(564ポイント):大船渡KAIZAN

3位(298ポイント):双葉広野・アルパインローズ

選手特別賞:双葉広野・アルパインローズ

たくさんのご来場、およびご投票ありがとうございました。

出店者一覧
八戸・菊の里 せんべい汁他
大船渡KAIZAN さんま焼他
仙台SCAPE 牛タン焼串他
双葉広野・アルパインローズ 玉ちゃん焼他
茨城県観光物産協会  メロンまるごとクリームソーダ他
高萩市・五浦ハム ハム焼き他
鹿嶋市・浜のしらすや しらすたこ焼き、しらす丼他
鹿嶋市・KRC モツ煮他

◆【鹿島】ファン交流で若手が全力ダンス(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20130929-1197146.html

 鹿島が29日、「2013オープンスタジアム」を開催した。ホームのカシマスタジアムを開放し、選手たちも出席してファンと交流。

 テレビの人気番組をまねたトークイベントや、若手選手がダンスパフォーマンスを披露するなど、集まった5000人のファンを楽しませた。また、「東北人魂を持つJ選手の会」の協力で、東北のグルメグランプリを開催。選手たちも店頭に立ち、大盛況に終わった。選手会長を務めるMF遠藤康(25)は「毎年みんなでやっている。ファン1人1人のために準備してきたので、喜んでもらえてよかった」と振り返った。

ステージ上で少女時代のTAXIを踊る八木コーチ(中央)と若手選手(撮影・桑原亮)

◆カシマOPスタジアム、AKB仮装や定番の“曽ケ端いじり”(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2013/09/30/kiji/K20130930006715660.html

 カシマスタジアムに約5000人のファンを集めて「オープンスタジアム」を開催した。東日本大震災で被災し、約3カ月間公式戦開催不能状態に陥ったスタジアムの復旧を記念して11年9月に第1回を実施。3回目の今回は東北出身選手を中心に設立されたボランティア団体「東北人魂」がオークションで集めた資金を使い、東北から名店を招待してグルメグランプリを開催するなど復興支援を兼ねたイベントとなった。

 昌子ら若手はAKB48に扮したダンスパフォーマンスを披露。小笠原はおなじみの“曽ケ端いじり”で会場を盛り上げ「復興に向けて頑張っている人たちに来ていただいて、有意義な時間を過ごせた」と語った。

◆【鹿島】じぇじぇ!小笠原「終わって残念」あまちゃんロス(報知)


http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/jleague/news/20130929-OHT1T00215.htm

 鹿島のMF小笠原満男(34)が29日、東日本大震災からの復興を目指す東北地方の相次ぐ活性化を喜んだ。28日に最終回を迎えたNHK連続テレビ小説「あまちゃん」。地元・岩手が舞台なだけに「全部見た」という。国民的人気ドラマが終了しただけに、世間では“あまロス”を訴える人が続出しているが、主将も「終わって残念」とどこか寂しげ。それでも「岩手を知ってもらったし、(仙台の)楽天も優勝した」と笑顔も見せた。

 この日は、震災で被災したカシマスタジアム(茨城・鹿嶋市)の復旧を記念するスタジアム開放イベントが、同地で行われ、5021人のサポーターが集まった。今年で3回目となり、選手たちの催し物のほか、「東北人魂を持つJ選手の会」とコラボした「グルメグランプリ」を開催。「(被災地は)まだまだ風評被害なども多い。先に進むきっかけになれれば」と継続的な支援を誓った。

◆鹿島がオープンスタジアムで佐々木と八木の引退セレモニーを開催(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20130930/138011.html



 茨城県立カシマサッカースタジアムにおいて、29日、鹿島アントラーズ主催によるスタジアム一般開放イベント『オープンスタジアム』が開催された。

 本イベントは、2011年3月11日に発生した東日本大震災により被災し、主要プロ競技の本拠地施設の中で唯一、3カ月にわたっての公式戦開催不可能状態に陥った同スタジアムの復旧を記念して、同年より開催されているもの。

 朝9時のオープンから、ピッチではクリニックやキックオフターゲットがスタート。13時15分からは名良橋晃氏、長谷川祥之氏、大岩剛氏による「OBトークショー」が、14時からは「選手会 presents プレーヤーズオンステージ」が披露されるなど、来場した5,021人のファン・サポーターは普段とは違うスタジアムの雰囲気を大いに楽しんでいた。

 イベント終盤には、昨年までチームに所属した佐々木竜太氏、今年8月に選手から育成組織コーチへの転向を発表した八木直生氏、両名の引退セレモニーが開かれた。

 佐々木氏は「地元・鹿嶋の選手ということもあって、みなさんから常に温かい目で見てもらっていたこと、ひしひしと感じていました。7年間、プロとして支えられたことを、アントラーズに関わる全ての人に感謝しています。サッカーではサポーターのみなさんに恩返しはできませんでしたが、今後何かしらのかたちでできるように頑張りたいと思います」と力強く挨拶。八木氏は「試合に出ていないし、怪我ばかり。恩返しができないまま引退になってしまって、正直悔しいし、後悔も大きいです。けれど、これからはアントラーズのスタッフとして頑張ります。みなさんには温かく見守っていただきたい」と時折、声を詰まらせながら語った。

文・写真=高本亜紀

◆鹿島がオープンスタジアムでグルメGPを開催…東北人魂の小笠原、柴崎らが参加(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20130930/138015.html



 茨城県立カシマサッカースタジアムにおいて、29日、鹿島アントラーズ主催によるスタジアム一般開放イベント『オープンスタジアム』が開催された。

 本イベントは、2011年3月11日に発生した東日本大震災により被災し、主要プロ競技の本拠地施設の中で唯一3カ月にわたっての公式戦開催不可能状態に陥った同スタジアムの復旧を記念して、同年より開催されているもの。

 朝9時のオープンから、ピッチではクリニックやキックオフターゲットがスタート。13時15分からは名良橋晃、長谷川祥之、大岩剛による「OBトークショー」が、14時からは「選手会 presents プレーヤーズオンステージ」が披露されるなど、来場した5021人のファン・サポーターは普段とは違うスタジアムの雰囲気を大いに楽しんでいた。

 3回目となる今年は、朝11時より「東北人魂を持つJ選手の会(略称:東北人魂)」に参加する小笠原満男らの協力を得て、東側太平洋岸5県によるグルメナンバー1を決定する『EAST COAST グルメグランプリ in KASHIMA』が行われた。同クラブの選手が参加した同会主催のネットチャリティーオークションの売上金を、運営資金として活用。MF小笠原満男、MF中田浩二、MF遠藤康、MF柴崎岳、クラブマスコットらが推薦者となり、青森県、岩手県、宮城県、福島県、茨城県から全8店舗が参加。朝から選手が推薦店舗に現れ、接客やサイン会に勤しんだ。

 続々と完売店が表れる中、来場者の投票により1位に選ばれたのは、青森県八戸市の「菊の里」。推薦人を務めた柴崎は「嬉しいです」と、顔をほころばせた。

 なお、2位は3位及び選手会が選ぶ特別賞は岩手県の「大船渡KAIZAN」が、福島県・Jヴィレッジのシェフを務めていた西芳照さんが広野市で経営するレストラン「アルパインローズ」が選ばれた。

文・写真=高本亜紀

◆【J1:第27節 鹿島 vs 大分】レポート:後半になってようやく目が覚めた鹿島が3得点で逆転勝利!大分も残留に向けて首の皮一枚残す(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00162369.html

9月28日(土) 2013 J1リーグ戦 第27節
鹿島 3 - 1 大分 (15:34/カシマ/13,020人)
得点者:52' 森島康仁(大分)、55' 遠藤康(鹿島)、60' 遠藤康(鹿島)、87' ダヴィ(鹿島)
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静かな前半だった。クロスのこぼれ球にジュニーニョが反応してシュートを放った場面や、遠藤康が右サイドからのカットインでゴールを狙った場面、そして大迫勇也が終了間際に狙ったミドルシュート。鹿島がつくったチャンスは数える程しか生まれなかった。
むしろ目立ったのは大分の方だっただろう。前節から先発を6人入れ替えた布陣は、「鹿島のウィークを突くために機動力のある選手を使いました」(田坂和昭監督)というものだった。特に、左サイドから木島悠やチェ・ジョンハンが仕掛けたが最後の精度が足りない。良い位置でボールを奪ってもクロスは中央の選手に合わず、決定的なチャンスには至らなかった。

0-0の前半は大分が思い描いていたもので、鹿島のそれとは違ったはずだ。悪かった部分を修正する必要もあるが、それで焦って攻めては相手の術中にはまる。ハーフタイム、トニーニョ・セレーゾ監督は急ぎすぎないことを選手に伝えたという。
「今日は、辛抱強く、忍耐強くやらないといけない試合だと選手に言って、後半に送り出しました」
しかし、先に点を奪ったのは大分。52分、最終ラインからビルドアップする山村和也の縦パスを為田大貴がカットすると、そのまま体を入れ替えて右サイド深くに侵入、慌てて鹿島守備陣が対応に走るが、中央の森島康仁がゴールに押し込み、うれしい先制点をもたらす。ゴールを決めた森島がベンチに向かって走ると、大きな歓喜の輪ができた。

ただ、この失点でようやく鹿島の目が覚める。
「失点するのは良くないことだけど、失点したことでスイッチが入った」(大迫勇也)
青木剛のロングパスを受けた大迫が、鋭いターンで一瞬のうちに高木和道を置き去りにする。大迫は前半にも同じようなプレーを試みたときに相手が対応できていなかったことを見越し、その機会をうかがっていた。「狙い通り」というプレーで完全に抜け出すと、ゴール前に走り込んだ遠藤康にパスを合わせ、3分後にすぐさま同点に追いつく。
さらにダヴィを投入して攻勢を強めると、60分にはすばやいリスタートから遠藤が抜け出し、左サイドから逆サイドのポスト際を射貫くコントロールシュートを放ち逆転に成功する。
さらに終了間際の87分には、相手ゴール前で大迫がロドリゴ・マンシャからボールを奪い、ダヴィがダメ押しとなる3点目で試合を決めた。

苦しみながら、後半に盛り返した逆転勝利。首位に勝点5差と迫り、逆転優勝も視界に捉えた。しかし、セレーゾ監督は謙虚な姿勢を貫く。
「6~7クラブに優勝するチャンスがあるし、直接対決のところもあります。そこをしっかり制していかなければならず、その結果でたどり着ける場所が変わってくると思います」
経験豊かな監督は、この先に待つ勝負の山を見据えていた。

一方、甲府が勝てばJ2降格が決まっていた大分は、まだ可能性が残された。
「まだ首の皮一枚繋がっているんで、今日のようなゲーム、プラス、クオリティをあげて、なんとかセレッソ戦(10/5@大銀ド)に準備したいなと思います」
田坂和昭監督はそう言って、次の試合に向けて最大の努力を続けることを誓った。両チームとも最善を尽くす戦いは続く。

以上

2013.09.29 Reported by 田中滋

2013年9月29日日曜日

◆仙台柳沢 楽天にも俊輔にも負けん(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp1-20130928-1196355.html

 楽天にも、かつての戦友にも負けるわけにはいかない。仙台は今日28日、ホームで横浜を迎え撃つ。FW柳沢敦(36)は、横浜MF中村俊輔(35)との元日本代表対決へ闘志を燃やした。前日26日に初優勝を決めた楽天に続くべく、首位たたきでサッカー界からも杜(もり)の都にホットなニュースを届ける。

 9月に入って定位置を確保しつつある柳沢は、横浜戦も先発が濃厚だ。27日のミニゲームは主力組に入り、前線からのプレスやクロスへの入り方など、随所で巧みな動きを披露。14日の大分戦はゴール、21日の大宮戦はアシストといずれも点に絡み「サイドからのクロスに対して、中に複数いられるかがポイント」と、チーム好調の要因を語る。

 首位横浜をけん引するのは、06年ドイツW杯などでともに戦った中村。ここまで自己最多タイの9得点。代名詞の左足は35歳にしてさらに磨きがかかっている印象もあるが、柳沢は「彼は常に時代の最先端を走ってきた素晴らしい選手だからね」と驚くそぶりもない。一方で、前節清水戦でDFヨンアピンのラフプレーにエキサイトした場面に着目。「俊輔は相手の挑発には乗らないタイプ。代表でも、あんなに興奮したのは見たことがない。それだけ気持ちが入ってるってことなのかな」。今季にかける熱い思いを画面越しに感じ取り、刺激を受けた。

 前日26日、楽天の初優勝で、さらに火が付いた。テレビのニュース速報を見て、慌ててチャンネルを変えたという。「球団創設9年での偉業。本当に素晴らしい。選手をはじめ、みんなの努力の結果だと思う」。称賛だけでは終わらない。「そういういい流れも力に変えて、もっと仙台をスポーツで盛り上げていけたら。(横浜に)勝って、まだ優勝を諦めてないぞというところを見せたい」と、付け加えた。

 リーグ戦は残り8試合。横浜、広島、浦和の上位3チームとの直接対決を残しているのは仙台だけだ。「自分たちの力で順位を上げていけるということ。絶対に負けられない大きな一戦」。百戦錬磨のベテランも、ビッグゲームを前に燃えている。【亀山泰宏】

◆磐田 関塚体制で初の零敗…次々節にも降格確定(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2013/09/29/kiji/K20130929006707940.html

J1第27節 磐田0―2C大阪 (9月28日 金鳥スタ)

 磐田は甲府との勝ち点差を埋めたかったが、関塚体制となってから初の零敗。早ければ次々節の川崎F戦で降格が確定する窮地に追い込まれた。

 前半こそ無失点に抑えたが、後半立ち上がりに柿谷に先制点を奪われると、同12分にFKからDF山下に決められ、万事休す。2試合ぶりの復帰戦となった山田は「自分たちに残された道は一つしかない。こういう状況だからこそポジティブにやっていきたい」と前を向いたが、かつて3度頂点を極めた名門が土俵際まで追い込まれた。

◆内田フル出場のシャルケ、前半のリードを守りきれず痛恨のドロー(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/world/ger/20130929/137850.html



 ブンデスリーガ第7節が28日に行われ、日本代表DF内田篤人が所属するシャルケは、アウェーでホッフェンハイムと対戦した。内田は右サイドバックで先発出場している。

 前節のバイエルン戦で0-4と大敗を喫したシャルケは、立ち上がりから積極的な姿勢で得点を狙う。3分にケヴィン・プリンス・ボアテングのシュートで先取点を奪うと、13分にはFKをジョエル・マティプが頭で合わせて追加点を挙げた。

 その後、ホッフェンハイムのアントニー・モデストに1点を返されたが、40分にマルコ・ヘーガーがドリブル突破からゴールを決める。バイエルン戦を払拭するかのようなプレーで、シャルケが3-1とリードして前半を終えた。

 ところが後半に入ると試合は一変する。48分にホッフェンハイムのロベルト・フィルミーノにPKを決められると、シャルケは防戦一方に。悪い流れを変えられず、61分にはダビド・アブラハムの直接FKで同点に追いつかれた。

 勝ち点3を手にしたいシャルケは、70分に右サイドを突破した内田が倒されてFKのチャンスを得るが、得点に結びつけることができない。終盤は攻勢に転じるも、最後までゴールが遠かった。試合はこのままタイムアップを迎え、シャルケは3-3で引き分けた。

◆【鹿島】残り8戦全勝で07年奇跡逆転V再現だ!(報知)


http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/jleague/news/20130927-OHT1T00214.htm

 鹿島が残り8戦全勝の9連勝で、07年の奇跡の逆転Vを再現する。この日は茨城・鹿嶋市内で紅白戦。結果次第で史上最速タイのJ2降格となる大分が相手だが、FW大迫は「関係ない」と一蹴。ここ2試合不発も「明日取ります」と宣言した。07年はラスト9戦全勝し、最終節で首位・浦和を抜いた。「全部勝ちたい」。エースが、連勝街道に導く。

◆【鹿島】連勝で首位に5差!大迫、全3点ゴールに絡んだ(報知)


http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/jleague/news/20130928-OHT1T00220.htm

 ◆J1第27節 鹿島3―1大分(28日・カシマスタジアム) 得点はなくとも、チームを勝利に導くのがエースだ。鹿島FW大迫は2アシストを含む全得点に絡む活躍を見せ、2連勝の立役者となった。

 前半はチーム全体でミスが目立った。「試合の入り方が悪かった。自分自身にも腹が立った」。後半7分に先取点を許した後、「スイッチが入った」と抜群のキープ力と動き出しで相手を圧倒。それでも、来月の欧州遠征で日本代表入りを目指す男は「アシストはいらない。それよりも得点」とストライカーとしてのプライドを見せた。

 状況は、ラスト9戦全勝で逆転優勝した07年に似ている。06年に新人だったDF内田篤人ら若手を起用し、翌年に実を結んだ。今回も昨年からMF土居らが出番を増やし、今年は結果を残し始めている。甲府戦(14日)に敗れた後、鈴木満強化部長はトニーニョ・セレーゾ監督(58)に「残り9連勝すれば優勝できるぞ」と話したという。

 これで首位とは勝ち点差5。背番号9は「面白くなるよ」と不敵に笑った。逆転V再現へ残り7試合。いよいよ頂上が見えてきた。

◆J1・第27節 鹿島逆転勝ち 横浜M首位守る(茨城新聞)


http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13803833598349

J1第27節(28日・カシマスタジアムほか=9試合)鹿島は遠藤の2ゴールなどで最下位の大分に3-1で逆転勝ちを収め、2連勝を飾った。通算成績は14勝5分け8敗、勝ち点47で4位。

鹿島は0-0で迎えた後半7分に先制された。しかし10分に遠藤のシュートで同点とし、その5分後に再び遠藤がシュートを決めて逆転。42分には途中出場のダビがダメを押した。

首位の横浜Mは仙台と0-0で引き分けて勝ち点52とした。

鹿島 3-1 大分
仙台 0-0 横浜M
柏 1-1 新潟
清水 2-1 甲府
広島 2-0 鳥栖
湘南 2-2 浦和
C大阪 2-0 磐田
F東京 5-2 大宮
川崎 2-1 名古屋

◆鹿島が逆転勝ちでホーム5連勝。大分は最速降格を免れるも…(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/403934_125881_fl



[9.28 J1第27節 鹿島3-1大分 カシマ]

 J1は28日に第27節を行い、4位の鹿島アントラーズは18位の大分トリニータと対戦した。この試合に敗れれば降格の可能性もある大分は、後半7分に相手DFのパスミスからの速攻でFW森島康仁がゴールを決めて先制する。しかし、鹿島もその5分後にMF遠藤康のゴールで試合を振り出しに戻した。勢いづいた鹿島は、後半15分にも遠藤がゴールを決めて逆転に成功。同42分にも途中出場のFWダヴィがゴールを決めて、鹿島が3-1で勝利した。敗れた大分は、甲府が清水に敗れたため、今節での降格を免れたが、J1残留に向けて苦しい状況は続いている。

 鹿島は前節の磐田戦(3-2)と同じスターティングイレブンで試合に臨んだ。一方の大分は前節の湘南戦(1-2)からスタメンを6選手変更した。負傷したGK清水圭介に変わり、GK丹野研太がゴールマウスに入った。また最終ラインにはDF阪田章裕が入り、中盤にMF松原健、MF土岐田洸平、MF木島悠が入り、1トップはFW森島康仁が務めている。

 序盤から鹿島がボールを保持する展開になり、大分は両WBが最終ラインまで入る5バックで対応する。前半14分に鹿島は右サイドから遠藤がクロスを入れる。これはFW大迫勇也に合わなかったが、DFのクリアーボールを拾ったMFジュニーニョがシュート。しかし、これはGK丹野の正面を突き、得点できない。

 15分を過ぎたあたりからは、大分もボールを回し始める。前半16分には阪田が右サイドにボールを展開し、ゴール前に入れたクロスをMF木島悠がヘッド。高く上がったボールはGK曽ヶ端準にキャッチされる。同22分にも大分は、相手のGKからのボールを回収し、最後はFW森島康仁が距離のある位置からゴールを狙ったが、これもGK曽ヶ端に抑えられている。その後も大分は切り替えの早さで鹿島を上回り、試合の主導権を握る。しかし、ゴール前のプレーに精度を欠き、決定機をつくれない。

 大分に押し込まれていた鹿島も、前半32分にビッグチャンスをつくる。右サイドから縦につっかけた遠藤が、ゴール前で切り返して、左足でのシュートに持ち込む。これはGK丹野に防がれる。その1分後にも鹿島は大分を押し込み、DF青木剛がミドルシュートを放ったが、わずかにクロスバーを越えて行った。

 前半40分にも鹿島は、右サイドからMF柴崎岳がクロスを放り込む。中央で大迫がつぶれ、流れたボールがフリーのジュニーニョに渡ったが、縦に仕掛けたブラジル人アタッカーはDFに体を寄せられてシュートに持ち込めなかった。同41分には大分のバックパスミスをジュニーニョがカット。そこからのパスを受けた大迫がPA内にボールを運び、右足でシュートを放ったが、ボールは右に逸れて行った。このまま前半はスコアレスで終了する。

 後半の立ち上がり、最終ラインのボールコントロールがおぼつかない大分から、鹿島がチャンスをつくる。3分、左サイドからDF中田浩二が入れたクロスを大迫がヘッド。これはクロスバーを叩く。大分も7分に相手のミスを付く。DF山村和也の縦パスが木島に当たると、木島は縦に仕掛ける。GK曽ヶ端を引き付けて低いボールを折り返すと、森島がこれに合わせて無人のゴールにボールを蹴り込んだ。

 鹿島ベンチでFWダヴィが準備を始めた後半10分、鹿島は左サイドで大迫がDF高木和道を振り切り、クロスを入れる。これをゴール前に走り込んだ遠藤が決めて、試合を振り出しに戻した。後半12分には鹿島は土居を下げて、ダヴィを投入。一方の大分は木島を下げて、MF松本昌也を投入した。後半13分にはダヴィが右サイドからクロスを入れると、PA内で大迫がヘッド。ボールは枠を捉えたが、GK丹野にキャッチされる。

 後半15分には中盤で大迫がファウルを受けると、小笠原が素早くリスタート。これに反応した遠藤がPA内でボールを受ける。タメをつくってから左足を振り抜くと、ボールは右サイドに決まって鹿島が逆転に成功する、

 追いかける展開になった大分は、後半18分にPA内の右から森島がゴールを狙ったが、シュートはGK曽ヶ端に阻まれる。同21分に大分は松原を下げて、MF梶山陽平を起用する。同24分には鹿島も右サイドから大分の守備を崩し、最後はダヴィがダイビングヘッドでゴールを狙ったが、ボールは右に外れて行った。

 さらに鹿島は後半27分にも、自陣からのカウンターでチャンスをつくる。高木を背負いながら縦パスを受けた大迫がボールをつなぐ。これを受けたダヴィが前線のスペースにボールを送ると、走り込んだ遠藤がタメをつくって、ゴール前に柔かいボールを入れる。リターンパスを受けに走ったダヴィが右足でボレーシュートを放ったが、枠を捉えることはできなかった。

 後半28分に大分は、最後の交代枠で土岐田を下げて、MF木村祐志を投入した。鹿島は勝利を決定づけるチャンスを得る。しかし、後半32分、左サイドを突破したジュニーニョからのクロスに合わせた柴崎のシュートは枠外へ飛んだ。同34分に鹿島は疲労の色が濃くなったジュニーニョを下げて、MF梅鉢貴秀を投入する。さらに同41分にも中田を下げて、DF前野貴徳を起用した。

 後半42分、鹿島は大迫がMFロドリゴ・マンシャから高い位置でボールを奪い、PA内で縦に仕掛ける。折り返しをダヴィが決めて、3-1と勝利を決定づけた。終盤、大分も猛攻を見せたが、2点目を挙げることはできずに試合終了となった。
(取材・文 河合拓)

◆2試合連続ゴールにご機嫌の鹿島FWダヴィ「先発も途中出場も、関係ない!」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/403944_125892_fl

[9.28 J1第27節 鹿島3-1大分 カシマ]

 相手の裏にスペースがあるとき、この男は脅威となる。1-1で迎えた後半12分、ピッチに投入された鹿島アントラーズのFWダヴィは、後半42分に勝利を決定づける3点目を記録した。

 前節の磐田戦(3-2)に続き、途中出場からゴールを挙げたブラジル人ストライカーは、ご機嫌だった。途中出場からプレーすることについて、ダヴィは「ここ2試合、後半からの出場で体がまだ温まっていないから流れに乗るのまで時間がかかる」と、その難しさを口にする。だが「結果が出せているので満足しているし、先発での出場だろうが、途中からの出場でも関係ない。大事なのは監督に必要とされること」と、チームのために戦っていることを強調した。

 我の強い印象のあるブラジル人ストライカーの姿勢は、逆転優勝を目指す鹿島にとって、大きなプラス材料と言えそうだ。
(取材・文 河合拓)

◆鹿島 3発逆転!最大10差から奇跡V予感5差!(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2013/09/29/kiji/K20130929006707970.html

J1第27節 鹿島3―1大分 (9月28日 カシマ)

 J1第27節は9試合が行われ、鹿島はホームで大分に3―1で競り勝った。後半7分に先制を許したが、MF遠藤康(25)の2得点などで逆転に成功。順位は4位のままだが、最大10まで開いていた首位との勝ち点を5にまで縮めた。首位の横浜は仙台と0―0で引き分け。2位広島は2連勝で首位に2差に迫った。3位浦和は湘南と2―2で引き分けたが、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(55)の続投が判明した。

 歓喜に沸く本拠カシマスタジアムに、遠藤の気の抜けた声が響いた。試合終了直後のヒーローインタビュー。2得点を挙げたレフティーは「優勝しま~す」と軽い調子で言ってのけた。締まりのない優勝宣言となったが、最大10まで開いていた首位・横浜との勝ち点差は5。09年以来となる4季ぶりのリーグ奪還が視界に入ってきた。

 鮮やかな逆転劇だった。後半7分に山村の不用意なパスミスから失点。先制を許したが、逆にこれでエンジンが掛かった。後半10分に遠藤が大迫のパスに左足を合わせて同点とすると、後半15分には遠藤が小笠原の素早いリスタートに反応して左足で逆転弾。後半42分にはダヴィが大迫のパスを右足で勝ち越し弾。今季ホームでは11勝2分けと不敗を継続。2点目の起点となったFK獲得を含め、全得点に絡んだ大迫は「前半は勝つ気があるのか、という内容。失点してスイッチが入った」と振り返った。

 状況は3連覇への第一歩をしるした07年に酷似している。6年前は野沢、内田ら中堅、若手がチームの軸に成長。終盤の9連勝で首位との最大勝ち点差11をひっくり返した。当時は25節の名古屋戦で0―3の完敗後、鈴木満強化部長が「残り全部勝てば優勝できる」とチームにハッパを掛けて大逆転Vを達成。今季は大迫、土居らが主軸に成長し、25節の甲府戦に0―3で完敗後には鈴木満常務取締役強化部長が同様の活を入れている。

 トニーニョ・セレーゾ監督は終盤にテクニカルエリアを大きく飛び出して指示を出し、第4の審判にベンチに連れ戻されるなど興奮。「見苦しい姿を見せてしまった」と謝罪した上で「まだ6、7チームに優勝の可能性がある。僕らは勝ち続けるしかない」と力を込めた。1戦必勝を期す残り7試合。タイトルに照準を合わせた最多16冠クラブに、6年前の再現の予感が漂ってきた。

 ▼07年の鹿島の逆転優勝VTR 開幕から5戦未勝利とスタートダッシュに失敗。18節終了時点では首位G大阪との勝ち点差が11にまで開いた。だが、夏の移籍市場で小笠原がセリエAメッシーナから復帰すると、息を吹き返した。26節から9連勝を記録。最終節で横浜FCに敗れた浦和を抜いて首位に立ちJリーグ史上最大の勝ち点差をひっくり返す大逆転Vを演じた。

◆2発の鹿島・遠藤、楽天V刺激「すごくうれしい」(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20130929/jle13092905480005-n1.html

 J1第27節(28日、鹿島3-1大分、カシマ)25歳のMF遠藤が2ゴールで逆転勝ちに貢献。失点直後の後半10分にFW大迫のパスを押し込むと、その5分後に追加点を決め「素直にうれしい」と笑った。宮城県出身で、プロ野球の楽天がパ・リーグを制覇し「地元のチームが優勝してすごくうれしい」と刺激を受けた。首位と勝ち点5差。「みんな優勝したい気持ちが強い」。次は自分も、という強い思いがにじんだ。

◆山村を救った鹿島MF遠藤「『助かりました』って言ってました」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/403942_125890_fl

[9.28 J1第27節 鹿島3-1大分 カシマ]

 逆転でのJ1優勝を目指す鹿島アントラーズだが、28日の大分トリニータ戦では、なかなかエンジンがかからなかった。後半7分には、DF山村和也の縦パスがカットされて、速攻からFW森島康仁に先制点を決められてしまう。悪い流れを一掃したのが、MF遠藤康だった。

 失点から3分後、相手マークを振り切ったFW大迫勇也からのパスをゴール前でフリーになって受けると、しっかりとゴールに流し込んだ。さらに、その5分後には、MF小笠原満男の素早いリスタートに反応。一度、シュートするタイミングを失ったかのように見えたが、視線はしっかりとゴールを見ていた。左足から放たれたシュートは、ここしかないというコースを通って右サイドネットに決まった。

 流れを引き戻す1点目、そして高い技術を示した2点目だったが、本人は淡々と振り返る。「1点目はサコ(大迫)から良いボールが来ただけなので。走り込んだら良いタイミングでボールが来た。(2点目は)コースが空いていたので、良いところにシュートが打てました。前半からチャンスはつくれていたし、後半の立ち上がりはちょっと悪かったですが、気持ちを落とさずにやれば点は入るだろうという感じでした」と、表情を変えることなく述べた。

 この遠藤の活躍もあり、鹿島は3-1と逆転勝利。試合後には山村に「助かりました」と声を掛けられたという。23歳のCBを救った遠藤は、「ヤマ(山村)は、ああいうミスをしたけれど、今までは攻撃にかんしても守備にかんしても貢献してきたし、全然気持ちを落とす必要はない。これからもヤマの力は必要になってくるから、踏ん張ってほしい」と、気使った。

 この日、首位に立つ横浜FMはアウェーで仙台と引き分けた。残り7試合で鹿島は首位まで勝ち点差5に迫っている。次節以降、鹿島はF東京、浦和、川崎Fといった力のあるチームとの3連戦を控えている。試合後の場内インタビューでは、サポーターに「優勝しまーす!!」と宣言した背番号25は、4年ぶりのリーグ制覇に向けて、「まだ(首位を)抜いていないので。まだ気を抜けない状況が続くかなと思います」と、気を引き締め直した。

(取材・文 河合拓)

◆【鹿島】遠藤弾、山村のミス帳消し/J1(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20130928-1196666.html

<J1:鹿島3-1大分>◇第27節◇28日◇カシマ

 鹿島が今季リーグ戦ホーム無敗の強さを見せつけた。前半0-0で迎えた後半7分、DF山村和也(23)がクリアカットされ、先制を許した。だが直後の同10分、同15分にMF遠藤康(25)がゴールを決め逆転。試合終了間際の同42分には、ダビが復帰後2戦連発弾で勝負を決めた。

 試合後、山村は「失点してすぐ点を取れたのが大きい。自分が一番助かった」と、ミスを帳消しにした遠藤に感謝した。

◆鹿島の遠藤2発 大分に快勝/第27節(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20130928-1196177.html

<J1:鹿島3-1大分>◇第27節◇28日◇カシマ

 鹿島がホームの強さを見せつけた。先制したのは大分。後半7分、ゴール前のパスカットから、FW森島康仁(26)が流し込んだ。

 だが直後の同10分、鹿島はFW大迫勇也(23)のPエリア内からのラストパスをMF遠藤康(25)が押し込み同点。さらに5分後の同15分にも遠藤がゴールを決め逆転した。試合終了間際の同42分には、ダビが復帰後2戦連発で勝負を決めた。

◆鹿島大迫ホーム4戦連発だ「姿勢が大事」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp1-20130928-1196214.html

 鹿島FW大迫勇也(23)がホーム4戦連発に挑む。27日に、居残りでシュート練習をこなし、今日28日の大分戦に備えた。J2降格のかかる大分とは、ホームで7勝1分け1敗と好相性。だが「ちゃんと戦わないとやられる。姿勢が大事」と気を引き締めた。1トップで得点を量産し、8月は月間MVPを獲得した。だが14日の甲府、21日の磐田とアウェーで行われた、ここ2戦は無得点。「そろそろ決めないとね」。8月31日の柏戦以来、エースが3戦ぶりのゴールを狙う。

◆【J1:第27節 鹿島 vs 大分】試合終了後の各選手コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00162338.html

9月28日(土) 2013 J1リーグ戦 第27節
鹿島 3 - 1 大分 (15:34/カシマ/13,020人)
得点者:52' 森島康仁(大分)、55' 遠藤康(鹿島)、60' 遠藤康(鹿島)、87' ダヴィ(鹿島)
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●大迫勇也選手(鹿島):
「前半は、なかなかボールに触れなかった。1トップなので、あそこで下がってしまうとどうしようもなくなる。後半は下がってボールに触る回数が増えて、シュートを決めるチャンスもできた。
今日は入り方が悪かった。だらっと入ってしまった。チーム全体として、勝つ気があるのかハッキリしない入り方になってしまった。みんなに声をかけたけど、自分にも腹が立った。失点するのは良くないことだけど、失点したことでスイッチが入った。
あんまり僕が引いてしまうとうまくいかないと思っていたが、下がった方が良かった。後半位置を下げてボールに絡む回数を増やしたら、チームとしてのチャンスは増えた。そこは来週、みんなで話し合いたい。正直、アシストはいらない。得点を決めたかったから。ターンはイメージ通りだった」

●遠藤康選手(鹿島):
「1点目はサコ(大迫)から良いボールが来ただけでした。2点目はシュートコースが空いていたので、良いところで打てた。前半はいくつかチャンスをつくれていた。後半の立ち上がりは悪かったけれど、気持ちを落とさずに戦えば点は入ると思っていた」

Q:上位との差が詰まったが?
「まだ抜いていないので。気が抜けない状況が続く」

Q:試合後、山村選手からは声をかけられましたか?
「『助かりました』って。でもヤマはああいうミスをしたけれど、攻撃の時も守備のときも貢献してきた。これからも絶対にヤマの力は必要だと思う」

Q:優勝へのモチベーションは?
「みんな優勝したい気持ちは強い。今日、ベンチに入れなかった人も普段から意識を高くやれている。それが繋がっているんだと思う」

●土居聖真選手(鹿島):
「ずっとダヴィとサコくんだったけれど、自分が絡んでいけば相手にも合わせられる。高さでいったり、自分のように足下でいったり、監督の頭を悩ませることが、チームにとっても僕にとっても良いと思う。最初は裏を狙っていけと言われたんだけど、ハーフタイムに間で受けろと言われた。でも、相手のボランチがしっかり守備をしてきたので、なかなかうまく受けられなかった。そういうときはダヴィを入れてリズムを変えた方が良いと思う。バリエーションが増えて良いのかもしれない。ボランチも相手の2シャドーを見ていたので、なかなかサポートがなかった。一人でも打開できるようにならないといけない。そこができればレベルアップに繋がると思う」

●山村和也選手(鹿島):
「勝つことしか首位に近づいていかない。しっかり勝てるように準備したいです。
(逆転で勝てるようになった)
失点してすぐに得点して、修正じゃないですけど流れを戻すことができたと思います。勝っていくことでポジティブに考えていくことが出来る。負けると少なからずネガティブな部分が出てくるので、勝っていくことが大きいかなと思います」

●ダヴィ選手(鹿島):
「ここ2試合連続で後半から入るため、どうしても体が温まっていないので、試合に入るまで時間がかかるのですが、2試合連続で結果を残せて嬉しく思います。途中出場なのは自分としては関係ない。常に鹿島アントラーズで活躍したいと思ってプレーしています。
Q:大迫選手との距離が良かったように思いますが?
「距離感を近くできたのは監督の指示でもあったのでできたのかなと思います。お互いに意識していたので、今日のような結果になったと思います。大迫選手のパスでゴールを決めることができましたし、彼に対しても確かヘディングに繋がるパスを出すことができました。今後も、そういうプレーを増やしていきたいです」

●青木剛選手(鹿島):
「前半は奪ったボールをうまく繋げず、また奪われて大分の攻撃を受けてしまい、、流れが良くないと思っていました。後半はそれを受けて、勝ちにいかないといけないと思っていた。先に得点を奪われてしまいましたけれど、その気持ちをうまく出せて逆転まで持って行けたと思います。自分たちのやるべきことは勝ち続けること。やるべきことに集中して、その結果、逆転優勝に繋がったら良いと思います」

Q:07年に似ているところはあるか?
「諦めずにやっているのは変わりませんが、全部が全部比較しているわけじゃない。状況としては全部勝つしかないので、これからも続けていければ良いと思います」



●阪田章裕選手(大分):
「負けはしたがウチらしいサッカーをしたので前向きに考え、次に向かいたい。3失点は最後のところで体をぶつける必要があるが、今日みたいに走って、気持ちがひとつになれば勝てると思う。攻撃ではキジ(木島)やトキ(土岐田)がブラインドサイドに抜けたので、フィードは狙っていた。(鹿島との)個々の能力の差は感じるが、そこはチームでカバーすれば防げる。先制してすぐに失点するには悪い癖。もっと声を出すしかない」

●梶山陽平選手(大分):
「自分が出たときは負けていたし、点を取りにいかないといけない状況だった。ボールをおさめて起点になれるようにしたかったが、その前に3失点しないことが大切だと思う。点を取れなかったことも課題だが、修正順位をはっきりしないといけない。交代で代わった選手も流れを変えないといけない。今日は入りが良くて先制点を取れ、完璧の試合だったが、得点した後に前で時間を作ったり、変化をつける必要がある。それはみんなで考えないといけない」

●為田大貴選手(大分):
「前半は無失点で抑えることができたし、自分たちのサッカーができていたと思う。失点したらいけない時間帯はわかっていたはずだが、そこが反省点。もう後がないという状況のなかで、みんな集中して試合に臨んでいたし、戦う意志をもっていた。ミーティングでも強い気持ちを前面に出そうと話していた。今日はボランチで出場したが、マンシャが後ろで作ってくれるので自分は前で自由にプレーできた。もっと攻撃に絡む機会を増やしてもいいと思っている。ウチはもう勝つしかないし、でも勝ち続ければ何か起きるかもしれない。勝点3をみんなで取りにいく」

●森島康仁選手(大分):
「勝てなかったので複雑な気持ち。今日はSBの裏を徹底的に狙うことは練習からやっていた。キジくん(木島)とトキくん(土岐田)が常に狙っていたので、僕は真ん中にいるように心掛けた。先制したときはチーム全体で喜べ、いい雰囲気だったが…、勝てなかったことが全て。今日は4本シュート打ったのに追加点が奪えなかった。この状況なので、どんな形でもいいのでゴールを決めたい。サポーターには悔しい思いばかりさせて申し訳ない。僕らはピッチでしか恩返しができないので、次こそは勝ちたい」

以上

◆【J1:第27節 鹿島 vs 大分】田坂和昭監督(大分)記者会見コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00162337.html

9月28日(土) 2013 J1リーグ戦 第27節
鹿島 3 - 1 大分 (15:34/カシマ/13,020人)
得点者:52' 森島康仁(大分)、55' 遠藤康(鹿島)、60' 遠藤康(鹿島)、87' ダヴィ(鹿島)
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●田坂和昭監督(大分):

「プランとしては、鹿島のホームですし我々がアウェイというところで、押し込まれるところは感じていましたけど、そのなかでしっかりと相手のウィークポイントを突きましょうというトレーニングは、今週やりました。もちろん立ち上がりこそ、緊張があってなかなか出せなかったんですけど、前半の15分過ぎくらいですかね、チームがまとまってそういう狙いのところをポイントを突けるようになってきました。そういうところでチャンスは何度か出ていたんですけど、最後の個であったりアイデアだったりというところは、これは継続してやっていかなければいけないでしょうし、失点場面に関しても、もちろん選手は、特に前半は、よく相手を押させていましたし、失点場面のところは個でやられた部分もあったんですけど、これもいつも言っているとおり、我々は投げ出すことなく継続してやっていかないといけない、と。今日の試合に関しては、選手も思うところはありましたし、非常に闘志を出して、また闘う気持ちを出して戦ったというところは評価できますし、まだ首の皮一枚繋がっているんで、今日のようなゲーム、プラス、クオリティをあげて、なんとかセレッソ戦に準備したいな、と思います」

Q:前節から、先発メンバーが6人変わったと思いますが、その狙いを教えて下さい。
「先ほども言った通り、鹿島のウィークを突くために、少し、どちらかというと機動力のある選手を使いました。そのなかで、もちろん鹿島を攻略するためということと、あとは前節湘南に敗れたということで、選手にダメージがあったんで、そういうところでフレッシュな選手を使ってみました」

Q:降格の可能性があった試合をどういう気持ちで戦ったのか。また、選手にはどういう話しをしたのか?
「降格の話しは一切していないですね。我々はいつも目の前の試合に向けて全力で準備しますし、その結果、いろいろどうであれ出たとしても、まずこの試合に向けて…。先ほども言ったとおり、まずこの試合に向けて、闘志を出してやろう。『みんな思う気持ちはあるだろうけど』という言い方をしました。けど、我々は目の前のやるべきことを全力でやる、というところが我々のモットーですし、そういうところも選手に話をして。という意味では、今日は選手がよく闘ってくれたな、と思っています」

Q:次節は、甲府の結果にかかわらず絶対に負けられない試合になると思いますが、そういう意味で、次節はどういう気持ちで臨みたいですか?
「今年に入って、絶対に負けられない試合はずっと続いているんで、毎回絶対に負けられない試合なんですけど、それがなかなか勝ててないというだけで、次の試合ももちろん、そういう風に今シーズンの結果が出てしまうんですけど、あくまでも勝つために準備をして、結果が出たあとにその先のことを考えればいいわけであって、なんとかセレッソを倒すために選手たちも気持ちを持っていかせるように、私自身もそうしなきゃいけないと思いますので、良い準備をしたいな、と思っております」

以上

◆【J1:第27節 鹿島 vs 大分】トニーニョセレーゾ監督(鹿島)記者会見コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00162336.html

9月28日(土) 2013 J1リーグ戦 第27節
鹿島 3 - 1 大分 (15:34/カシマ/13,020人)
得点者:52' 森島康仁(大分)、55' 遠藤康(鹿島)、60' 遠藤康(鹿島)、87' ダヴィ(鹿島)
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●トニーニョセレーゾ監督(鹿島):

Q:前半30分くらいまで決定的なチャンスを作れませんでしたが、そこからどうやって我慢して後半に繋げていったのでしょうか?また、後半、だいぶピッチに向かって激しく声をかけられていたと思いますが、なにに対して、どのように仰っていたのでしょうか?

「相手が非常に速い帰陣をして、試合前の分析でも相手が後ろにかなりの人数をかけて守備をするということで、その帰陣の速さを彼らが示していました。そして、我々は逆に守から攻への切り替えが遅かった。特に中盤のゾーンでの切り替えの遅さが目立ってしまったところではないかと思います。そういった引いた相手に対して有効な手段というのは、しっかりボールを保持する、そして左右に大きく揺さぶる。揺さぶることで体力的な負担や消耗を強いることができ、どこかにスペースができます。その中で、特に前半に関しては、我々の方がチャンスを多くを作り出せるようになっていったと思います。ハーフタイムでは修正をかけました。細部にわたっていろいろな指示を出しました。ひとつはサイドチェンジをもっと多くする事と、もうひとつはボールスピードをもっと上げる事です。それをやることによって、自然にどこかに横のスライドのズレが出始めて、どこかが空くようになるし、間あいだで受けられればチャンスを生み出せるだろうということを選手に言いました。あとは、急ぎすぎないということを言いました。繋げられる技術を持っているので、そこは落ち着いて繋いでいけば、必ずチャンスはできるし、得点は自然に生まれる。今日は、辛抱強く、忍耐強くやらないといけない試合だと選手に言って、後半に送り出しました。

後半、そこに修正をかけたところで上手くいくようになりました。ビルドアップの時に、当然ながら、どの選手もミスはあり得るわけです。ただ僕は、中央へのパスは最善の注意を払って出さなければならないことも忠告していました。その中でミスがありましたが、チーム全体として良いリアクションを示せたと思います。最後まで諦めずに闘った姿勢や勇気も讃えないといけないところがあるし、それがしっかりできはじめて、土居選手が悪かったわけではなく、点を取りにいかないといけない、勝ちにいかないといけない、というのが我々が置かれた状況でしたし、それがサッカーのおもしろさでもあります。方や、厳しい人生の戦いをしている中で、こちらは優勝のチャンスをうかがう、といったストーリーがある中で闘わなければなりませんでした。1-1に追いついたところでダヴィ選手を入れて、流れを変えることを目指しました。そして、2-1、3-1というところまでいきました。ダヴィ選手が入ったところで、大迫選手がトップ下、セカンドストライカーの役目をやることになったんですけど、今日に関しては非常に役割や機能性をプレーで示したのではないかと思います。それは攻撃時だけでなく、守備時の役割や機能的なもの、あるいは積極的な姿勢を示してくれたのではないかと思います。監督としてもう一人、讃えたい選手が遠藤選手です。時折、90分できない、あるいはパワーダウンしてしまう、集中力や注意力が欠けてしまうところが見受けられたのですが、今日に関してはそういった部分が見えませんでした。そこがよかったし、持続できたところが良かったと思います。特に褒めたいところが、運動量です。90分間、同じ運動量を出し切ることができた、あるいはそういった集中力や意識を高めることが出来たのが、彼のひとつの進歩でもあるし、その進歩をまた次に生かせて欲しいというのが、僕の切実な希望です。それは彼に先ほど直接言いましたし、みなさんを通じて、彼への良いメッセージになれば、と思います。チームとして勝たなくてはいけない状況のなかでやっていたわけで、本当はサイドハーフを交代しようと思っていました。それはなぜかというと、相手も勝たなければいけない状況なので、相手のウイングバックの背後が、ボールを奪った時に使える状況になるので、そこでフレッシュなサイドハーフを入れて、そのスペースを使おうという狙いでいたんですけど、その予想通りにはいかなかったので、梅鉢選手や前野選手を入れなければいけない状況、いろいろな条件があって、彼らを入れる形になってしまいました。予想通りにいかないのもサッカーですので、それもやむを得ないのかな、と思います。

二つ目の質問ですけど、見ての通り、相手はパワーアップして、パワープレーという選択でカンドボールを狙う戦法をとっていました。そうすると、クリアボールというものは、明確なクリアや明確なボールが求められます。特に勝っている試合の残り5分か10分で、相手がそういう選択をし始めた時は、明確なプレーが求められるわけであって、ディフェンスラインが遠くにいますので、それをうまく伝えられなかったところで、まず謝罪をしなければいけないのが、皆さんにとっても、リーグにとっても、審判団にとっても、非常にやってはいけない行為をしてしまったところがあったことは、非常に申し訳ないと思っています。ただ、レフリングではなく、そういった自チームの姿勢に対する檄というか、指示を出したかったので、その必死さからあそこまで行ってしまったというところがあるので、非常に皆さんには申し訳なく、見苦しい光景になりましたけど、そういった意図がありました。ディフェンスの選手は明確なプレーをするべきだ、と僕は考えているので、選手はまた教訓としてやってくれればな、と思います」

Q:試合後のヒーローインタビューで、遠藤選手が「優勝します」と言っていましたが、残り7試合に向けて意気込みをお願いします。

「選手の発言というのは、試合が勝った後ということで、そうした発言をしてしまったところがあるかもしれませんが、当然ながら、それを目指してシーズンをスタートさせています。ただ、現状で言えば、まだ6~7チームに優勝する可能性があるのではないかと思います。僕らは勝ち続けるしかないという条件の下で、そこにたどり着けるわけです。すぐ国立でFC東京戦があるし、厳しい、タフな試合になるのではないかと思います。相手に対する敬意、尊重というものは常に払わなければならないと僕は考えています。つまり、そこにたどり着くためには、7チームに対する敬意を持たなければならず、その上でしっかりとやるべきことをやらなければなりません。僕は指導者として、監督として、冷静に物事をとらえなければならないし、ベストな準備をして、ベストなプレーをして、ベストな結果を出し続けるということが、しなければならないことです。その準備を怠らずにしっかりとやっていかないといけないと思います。先ほどから言っている通り、6~7クラブ優勝するチャンスがあるし、直接対決のところもあります。そこをしっかり制していかなければならず、その結果でたどり着ける場所が変わってくると思います」

以上

◆2013Jリーグ ディビジョン1 第27節(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/50405

J1 第27節 大分トリニータ戦 マッチレビュー

遠藤の2ゴールとダヴィの得点で大分に快勝!首位に勝点5差!

前節にアウェイ戦の連敗を止めた鹿島は、J1第27節で今季10勝2分けと無敗を誇るホームに最下位の大分を迎えた。圧倒的に攻め込みながらも、後半に先制点を許す嫌な展開だったが、遠藤の2ゴールとダヴィの得点で、3-1と逆転勝利を収めた。

首位と勝点7差の4位につける鹿島は、優勝に向けて引き分けも許されない中、序盤から圧倒的にボールを保持して押し込む展開を見せた。しかし、攻めながらもフィニッシュまで持ち込めない時間帯が続き、32分には波状攻撃から遠藤がペナルティエリア内でシュートを放ったが、相手GKの好セーブに遭い、惜しくも先制とはならず。40分にもジュニーニョがドリブル突破からシュートまで持ち込んだが、再びGKに防がれて前半は無得点で折り返した。

後半も攻め込みながらゴールを奪えずにいると、52分にゴール前で山村のパスミスから大分の森島に先制点を奪われてしまった。攻勢をかけながらミスから失点してしまう嫌な流れだったが、55分にすぐさま同点に追いつく。大迫が自陣からのロングボールを左サイドで受けてDFをかわし、ゴール前にラストパスを供給。大迫のお膳立てを受けた遠藤が、しっかりと押し込み得点して、試合を振り出しに戻した。

鹿島は追いつくと、60分にも遠藤が再び得点。中盤で得たFKを小笠原がクイックリスタートで前線にパスを送ると、ボールを受けた遠藤が左足を一閃。強烈な一発がポストを叩いてゴールネットを揺らした。

5分間で一気に逆転すると、カウンターで幾度となく大分ゴールに襲いかかる。途中出場していたダヴィが72分にクロスからダイレクトボレーを放ち、77分にもゴール前に走り込んだ柴崎が決定機を得たが、いずれのシュートも惜しくもゴールを捉え切れなかった。追加点を挙げられずに1点差のまま終盤を迎えたが、87分にダヴィがダメ押し点をマーク。大迫が相手のペナルティエリア内でボールを奪い、ゴール前にラストパスを送ると、ダヴィが難なくシュートを流し込んだ。

鹿島は最下位相手に先制されたが、結果的に3-1と快勝を収めたことで、首位の横浜FMと勝点5差に詰め寄った。得点した遠藤やダヴィの他にも、エースの大迫は得点こそなかったが2アシストするなど、攻撃陣が好調を維持。終盤戦に向け過密日程もなくなることから、コンディションを保って連勝街道を突き進みたいところだ。



【この試合のトピックス】
・西が、イエローカード。今季2度目の累積警告で、2試合出場停止。
・この勝利で今季リーグ戦ホームゲーム無敗記録を11勝2分の13試合に伸ばす。

監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ

・慌てずに辛抱強くボールを回し、失敗しても繰り返しビルドアップしよう。
・セカンドボールを簡単に譲るな。自分たちからアクションを起こそう。
・ポゼッションを失った瞬間から頭を切り替え、相手を追い込め。

大分トリニータ:田坂 和昭

・良いゲームが出来ている。あと半分は集中し、特に立ち上がりの攻撃ではクロスをもっと早く入れよう。

[試合後]

鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・大分は厳しい順位にいるので、我々にとってはタフな試合になるだろうと思い、特に前半はその通りになった。大分は帰陣を早くしてコンパクトにして、我々の侵入を防ごうという献身、あるいは犠牲心を持ってプレーしていた。ただ、チャンスを多く作れたのは我々だが、自分たちの不注意から失点を招いてしまった。

・ビルドアップから中央でつないでいかないと再三言っているが、人間がやることだから時折スペースや空いている選手が見えてそういう風に出そうとする。そこからの失点だったが、その後チームが気持ちを盛り返してプレーした。最後まであきらめないで戦った姿勢を評価したい。今日の勝利は非常に重要だとは、選手たちも理解してプレーしたと思う。

・監督としては大迫の活躍を忘れることはできず、称えなければいけない。セカンドストライカーの役割をやったときに、非常に素晴らしいプレーを見せてくれた。修正する部分はあるが、ボール奪取やゲームの組み立てという部分で素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた。途中から入った選手が流れを変えていったことも良かったと思う。

・チームとしてやっていくところで修正する部分はある。残り5分、10分に、シンプルにクリアするボールで難しい選択をしてしまって、監督や観客の心臓を刺激させている。そこは修正する部分だと思う。

・選手たちはボールコントロールやマークの付き方など、細かい役割をやらないといけない。試合中にそれらを全部やることは人間がやる以上難しい部分はある。体力的な負担があって、判断や俊敏な動作ができなくなることは、指導者として理解しないといけない。それらを試合後にできなかったことを言うことはある。今日の3点目は大迫選手が相手からボール奪取し続けて得点になった。やはり最後の3分の1はつなげれば、つなごうという意識を持つこと。ただ、できなければ明確なプレーをしようとも言った。トゥーキックでもスネでもどこでも、一回外に出すことが大事。プレーを一回切ることをやらないといけない。その積み重ねをやり続けていくところであって、まだチームとして成長、発展中でやるべきことはまだある。ただ、我々指導者は極力ミスを減らす指導をしていく。サッカーはミスの少ないチームが試合を制すると思う。

大分トリニータ:田坂 和昭

押し込まれる時間は多いと思ったが、その中で相手のウィークポイントを狙いトレーニングしてきた。特にサイドバックの裏やセンターバックの横は狙えると思った。その中でチャンスを見い出せればという形だった。最後のところはクオリティやアイディアをもう少しプラスしていかないといけない。失点の場面は個のところでやられてしまったが、次は修正して何とかやっていきたい。勝ててない現状は、全ての面でクオリティが足りないと思う。それは継続してトレーニングしていく必要がある。また、試合を通じて色んな課題やアイディアが毎試合終わるごとに出ているので、それを次の試合に出せるようにしていきたい。

選手コメント

[試合後]

【遠藤 康】
勝てた事は素直にうれしい。同点ゴールはサコが良いパスをくれたので、半分はサコのゴール。2点目はシュートコースが空いていたので、思いっきり打とうと思った。首位に近づいたが抜いたわけでもないし、まだ気を抜く事はできない。

【大迫 勇也】
前で使ってもらっているので、なるべく下がらないようにプレーをしていた。点を取るチャンスもあったので、決めないといけなかった。今日は試合の入り方が悪く、俺もチームも勝つ気があるのかと思うようなゲーム展開で、自分自身にも腹が立った。失点は良くないけど、それでスイッチが入って前に行けるようになったと思うので良かった。

【曽ヶ端 準】
前半はボールを回すテンポをはっきりさせれば良かったし、相手を揺さぶることも出来なかった。セットプレーが多く、高さもあったので集中して守った。残り試合も勝って、勝点を積み重ねていければ良い。

山村選手、ダヴィ選手、青木選手のコメントはアントラーズモバイルをご覧ください。

2013年9月28日土曜日

★内田篤人CM「Bitte」のコンテンツ

◆ http://www.glico.co.jp/bitte/index.html

↑いきなり音楽が流れるBitteのトップページ
 内田の静止画が数枚流れます。

◆ http://www.glico.co.jp/bitte/cm30s.html

 ↑10/1オンエアのCM(30秒バージョン)

◆ http://www.glico.co.jp/bitte/cm15s.html

 ↑同じく15秒バージョン


◆ http://www.glico.co.jp/bitte/cm_making.html

 ↑メイキング映像(オススメ)

◆ http://www.glico.co.jp/bitte/download.html

 ↑壁紙。スマホにも使えるみたい

◆【鹿島】残り8戦全勝で07年奇跡逆転V再現だ!(報知)


http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/jleague/news/20130927-OHT1T00214.htm

 鹿島が残り8戦全勝の9連勝で、07年の奇跡の逆転Vを再現する。この日は茨城・鹿嶋市内で紅白戦。結果次第で史上最速タイのJ2降格となる大分が相手だが、FW大迫は「関係ない」と一蹴。ここ2試合不発も「明日取ります」と宣言した。07年はラスト9戦全勝し、最終節で首位・浦和を抜いた。「全部勝ちたい」。エースが、連勝街道に導く。

◆大迫 楽天マー君に刺激、逆転Vへ「全部勝つつもりでやる」(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2013/09/28/kiji/K20130928006701970.html

 鹿島のFW大迫がプロ野球・楽天のリーグ優勝に刺激を受けた。鹿児島城西高で怪物と呼ばれて3年時の全国高校選手権で準優勝に輝いた高校時代の実績は、駒大苫小牧高で怪物と呼ばれて甲子園を沸かせた楽天の田中投手と酷似。競技は違うが、胴上げ投手になった右腕は目標とする存在。

 面識はないが「凄い。凄いですね。里田まい」と冗談交じりで活躍を称えた。28日はホーム大分戦。「残り全部勝つつもりでやる」と田中に負けじと逆転Vを目指す。

◆【J1:第27節 鹿島 vs 大分】プレビュー:それぞれの目標に向けた勝点3。鹿島は、降格の瀬戸際に立つ大分以上のモチベーションで試合に臨む。(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00162251.html

9月28日(土)J1 第27節 鹿島 vs 大分(15:30KICK OFF/カシマ)
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甲府、磐田と、残留争いの当該チームとの対戦を続けてきた鹿島は、今節も大分をホームに迎える。もし、大分が敗れ15位の甲府が勝利すると、大分の16位以下が確定し、J2降格が決まってしまう。前節の磐田にも3-0とリードを奪いながら、終盤に2失点して追いすがられた経験があるだけに、今節も最後まで気の抜けない戦いとなるだろう。

ただ、チームの士気は高い。
「全部勝たないといけないですからね。どっちかというと僕らの方がモチベーションが高くないといけない」
そう話すのはベテランの本山雅志。負けられない状況はお互いに同じだが、タイトルに向けて前に進んでいかなければならない自分たちの方が、意欲的に試合を進めていかなければならないと話した。
他にも今季大分戦では2戦2発、いずれも決勝点を決めている大迫勇也も「自分たちの取り組む姿勢が大事になる」と言い、試合日が誕生日となる青木剛も「相手は気持ちを込めて戦ってくると思う。負けない姿勢で、それ以上のものを出して戦うことが大事だと思う」と語った。

完敗だった甲府戦のあとから、チームの雰囲気はガラリと変化している。先週末は、1週間の充実した練習内容が、試合結果に結びついていたが、今週もそれは変わらなかった。現在、鹿島はホーム試合は10勝2分と無敗を継続しており、大分には公式戦7連勝中と相性の良さもある。つまり、数字の上では鹿島が圧倒的に有利と言えるだろう。しかし、選手の気持ちは一戦必勝、残された8試合にすべてを注ぎ込む準備が出来ていた。

負けられない立場であることは、大分も変わらない。ただし、見えないプレッシャーが選手を押しつぶす危険性もある。
「気にするなといっても選手はプレッシャーを感じると思うし、それでも試合はやらなければいけない」。
田坂和昭監督も、戦いに入る前の準備が重要になることを感じていた。毎シーズン、降格が決まったチームがプレッシャーから解放され、見違えるようなパフォーマンスを見せることがある。メンタルがサッカーの内容に大きく影響を与えている好例だが、逆に言えば、自ら足枷をはめていることにもなる。湘南との直接対決に敗れたショックを拭い去り、どれだけ気持ちを切り替えられるかで、鹿島戦の内容は大きく変わるだろう。

以上

2013.09.27 Reported by 田中滋

◆【鹿島】青木「つまらなくて申し訳ない」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20130927-1195938.html

 鹿島が27日、翌28日の大分戦に向けて鹿嶋市内で練習を行った。この日はミニゲームやシュート練習で汗を流した。

 28日に誕生日を迎えるDF青木剛(30)は「誕生日という個人的な出来事と試合を結びつけるのは…。いつも通り、チームとして勝つために貢献したい」と、冷静に試合に臨むことを強調。「メディアの皆さんにはつまらなくて申し訳ないですが…」と話し、報道陣の笑いを誘った。

2013年9月27日金曜日

◆内田“ビビビッテきた”江崎グリコの新CMに出演(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2013/09/27/kiji/K20130927006694400.html

ドイツ杯2回戦 シャルケ3-1ダルムシュタット (9月25日)

 シャルケの日本代表DF内田が、江崎グリコのチョコレート菓子「Bitte(ビッテ)」のイメージキャラクターに起用され、10月1日から全国でオンエアされるCMに出演することが決まった。

 端正な顔立ちでサッカーファン以外からも高い人気を誇り、CMではカメラに向かって「ビビビッテきたんです」と真剣な表情で告白する場面を演じている。25日に行われたドイツ杯2回戦の3部ダルムシュタット戦はベンチ入りも温存され出番なし。「休ませてもらえるのはありがたい」と本音をもらした。

◆シャルケDF内田篤人、グリコ新CMに出演…10月1日からオンエア開始(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20130927/137531.html



 江崎グリコ株式会社は27日、同社が販売するチョコレート菓子「Bitte(ビッテ)」のイメージキャラクターに、シャルケ所属の日本代表DF内田篤人を起用し、新TV-CM「ビビビッテ」篇(15秒/30秒)が10月1日から全国でオンエア開始となることを発表した。

 同社は内田を起用した理由について、「サッカーファン以外からも高い人気を誇る選手であること、内田選手のプレーするドイツの言葉『Bitte(意味:どうぞ/どういたしまして)』が商品名であること」と挙げている。

 今回のCMは、内田がカメラに向かって「ビビビッテきたんです」と真剣な表情で思いを告白するという内容。いつものユニフォーム姿ではなく、ミディアムグレーのスーツにブラックのシャツを合わせた新鮮な装いも必見で、普段見ることのない内田の甘い告白シーンに見ている側が思わずドキっとしてしまうものとなっている。

 撮影の際は、慣れない撮影現場の雰囲気に恐縮しきりといった様子を見せていた内田。撮影が始まると、監督から演出についての声が飛び、「アレだな…。自分がカッコいいと勘違いしなきゃダメなんだな」とつぶやく場面も。チョコを食べて決め台詞を言うカットでは、「彼女に言う感じで」と監督にオーダーされると困った表情も見せたが、言い方を変化させたり、自分から細かい動きを確認しながら、熱心に撮影に取り組んだようだ。

 サッカーの試合とCM撮影では、心構えに違いはあるか問われた内田は、「自分の土俵じゃない気がしてあんまり気が進まないんですけど。色んな人が関わって一つのものを作るというのはサッカーに似ているような。トレーナーさんが居たり、用具係さんが居たり、そういう人達が居ないとできないので。チームプレーみたいな感じがしましたね。(今日のチームはどうでしたか?)監督さんがね、すごく良くて(冗談っぽく手でゴマすりするような仕草をしながら)皆さんにも気を遣っていただいてすごくやりやすかったですし、すごく勉強になりました」と、撮影を振り返っている。

2013年9月26日木曜日

◆GK不足深刻化…鹿島・佐藤全治3カ月で今季絶望(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2013/09/26/kiji/K20130926006687310.html

 鹿島が深刻なGK不足に陥った。

 23日の練習中に負傷したGK佐藤が右第4中手骨骨折で全治3カ月と診断され、今季中の復帰は絶望的となった。今春に心臓の手術を受けたGK八木が8月限りで引退しており、トップチームのGKは曽ケ端、川俣と二種登録の小泉の3人。今後は下部組織のGKを練習参加させることを検討しているが、川俣は「3人で回すのはきついけど、やるしかない」と前を向いた。

◆佐藤選手の手術について(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/news/team_info/37798

佐藤昭大選手が昨日(9月24日)、茨城県 神栖市内の病院において手外科専門医の執刀による手術を受けましたのでお知らせします。

1.受傷名:
右第4中手骨骨折

2.術式:
観血的整復固定術

3.全治等:
復帰まで約3カ月

4.負傷状況:
9月23日(月)の練習中に負傷

2013年9月25日水曜日

◆8月月間MVPにJ1は大迫、J2宇佐美(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp0-20130924-1194483.html

 Jリーグは24日、8月の「コカ・コーラ Jリーグ 月間MVP」を発表した。

 J1は鹿島FW大迫勇也(23)、J2はG大阪FW宇佐美貴史(21)を選出。大迫は8月のリーグ戦全6試合にフル出場して6得点を挙げ、特に8月17日の新潟戦から同31日の柏戦まで4試合連続ゴールをマーク。活躍が認められ、9月上旬の日本代表の親善試合2試合にも招集された。

 宇佐美は8月の5試合で5得点。8月18日の札幌戦から同25日の横浜FC戦まで3試合連続ゴールを奪った。大迫に賞金30万円、宇佐美には同20万円が授与される。

◆【鹿島】大迫、月間MVP初受賞「みんなでもらった賞」(報知)


http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/jleague/news/20130924-OHT1T00182.htm

 Jリーグは24日、8月の月間MVPにJ1は鹿島の日本代表FW大迫勇也(23)を選んだと発表した。

 茨城・鹿嶋市内での練習後に、吉報を知らされた背番号9は「うれしいけれど、みんなに助けられたおかげ。みんなでもらった賞」と周りに感謝した。「FWなので、その分点を取らないと。これからだね」と誓った。同賞は今季から新設されたもので、鹿島の選手の受賞は初。賞金30万円の使い道を聞かれると「言わないよ」と笑った。J2はG大阪のMF宇佐美貴史(21)が初受賞した。

◆Jリーグ、8月の月間MVP発表…J1は4戦連発6得点の鹿島FW大迫(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20130924/136964.html



 Jリーグは24日、8月の「コカ・コーラ Jリーグ 月間MVP」受賞選手を発表した。

 8月の月間MVPは、J1が鹿島アントラーズのFW大迫勇也、J2はガンバ大阪のMF宇佐美貴史に決まった。大迫は8月開催の全6試合にフル出場し、第21節~第24節の4試合連続で計6得点を挙げた。宇佐美も8月に行われた全5試合に先発出場。3試合連続4得点を記録するなど、5得点を挙げてチームの4連勝に貢献した。

 なお、両選手の表彰式は、大迫が10月27日のJ1第30節、川崎フロンターレ戦で、宇佐美は10月20日のJ2第37節のカターレ富山戦で、それぞれ行われる予定。

 同賞は、各月のリーグ戦(J1、J2)において最も活躍した選手が表彰されるもので、サッカー専門メディア(週刊サッカーマガジン、週刊サッカーダイジェスト、ストライカー、エルゴラッソ、月刊Jリーグサッカーキング)とJリーグからなる選考委員会によって選考。受賞した選手には、J1が30万円、J2が20万円の賞金が贈られる。発表は当該月の翌月に行われ、発表後、受賞選手所属クラブの直近のホームゲームにて表彰が行われる。

◆シャルケの内田篤人が契約延長を示唆「喜んでここに残る」(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/world/ger/20130918/135486.html



 シャルケ所属の日本代表DF内田篤人が、クラブ公式HPのインタビューで、自身のプレーと今後について語った。

 内田は、日本とドイツのプレーの違いを問われると、「日本の監督は、特に技術力とスピードを重要視する。日本サッカーでは敏捷性が大事だから。だから、日本では素早いパスサッカーの練習が多いですね。その代わり、守備の練習や、ボールをどうやって奪うかといった練習が少なすぎる気がする。それが、ここにきて真っ先に感じた違いかな」と、コメント。自身の今後については、「シャルケが契約延長を望んでくれるなら、喜んでここに残りますよ」と、語った。内田とシャルケとの契約は、2015年6月30日までとなっている。

 シャルケは17日に、クラブ公式の日本語版HPを開設。同クラブ公式HPの日本語版は、ドイツ語、英語、ロシア語に次いで、4か国語目の開設となる。なお、シャルケは同日、日本語版のツイッターアカウントを開設したことも、併せて発表している。

◆大迫勇也、ようやく訪れた覚醒の時 “万能型FW”が見せたゴールへの嗅覚(スポナビ)


http://sportsnavi.yahoo.co.jp/special/soccer/jleague/2013/monthlymvp/columndtl/201309140004-spnavi



4試合連続6ゴールで月間MVPを受賞

 リーグ戦4試合連続6ゴール。スルガ銀行チャンピオンシップのサンパウロ戦(8月7日)で達成したハットトリックも含めれば、8月は実に7試合で9得点を記録したことになる。これだけの結果を残したのだから、鹿島アントラーズのFW大迫勇也が、J1リーグの8月MVPに選ばれることに異論を唱える人はいないだろう。

 リーグ戦6ゴールの内訳は、クロスボールから2つ、スルーパスから1つ、ドリブルシュートから1つ、セットプレーから2つ(PKを含む)と、多岐に渡る。とりわけ印象的だったのが、第22節の横浜F・マリノスで決めた2つのゴールだ。0−1とリードされて迎えた69分、本山雅志からのスルーパスに反応すると、マークに付いていた横浜FMの元日本代表DF中澤佑二を振り切り、左足で同点ゴール。そして78分にも、ドリブルで中央に切り込み、立ちはだかる中澤をあざ笑うかのように、カーブをかけたコントロールショットでネットを揺らした。2つのゴールを演出した本山が「今日は何よりもサコ(大迫)がすごかった。大迫、半端ねえ」と絶賛したように、この日見せたパフォーマンスは鮮烈なインパクトを与えた。

 もっとも当の本人は至って冷静。「まず、勝つことが大事。次、負けたらホームで勝った意味がないので、次も勝ちたい」と、あくまでチームの勝利を最優先に考えているようだった。

ザッケローニ監督も評価するFWとしての資質

 この8月の爆発が、9月にグアテマラ、ガーナと対戦する日本代表への選出につながった。7月の東アジアカップでは、オーストラリア戦で2ゴールを決めるなど、日本の同大会初優勝に貢献したものの、海外組が復帰した8月のウルグアイ戦では招集すらされなかった。メンバー発表(8月8日)の前日、サンパウロ戦でハットトリックという最高の結果を残しただけに、悔しさもひとしおだったはずだ。日本は、ウルグアイに2−4で完敗し、1トップで出場した柿谷曜一朗(セレッソ大阪)も、途中出場した豊田陽平(サガン鳥栖)も不発に終わった。

 そうした状況の中で、大迫に再びチャンスが回ってきたのは、必然だった。日本のアルベルト・ザッケローニ監督は、こう大迫を評価している。
「ボックス内に入っていく動き、フィジカルの強さ、ダイナミズムやポストプレー、守備と絡める動きが優れている。最近はゴールに向かう姿勢も出てきた」

 ザッケローニ監督が評すように、大迫にはFWとして必要な資質が多く備わっている。指揮官が挙げた以外にも、ボールを持った時には、ゲームメークもできるし、ミドルレンジからのシュートも得意としている。東アジアカップのオーストラリア戦では、豊田との2トップで出場しながらも、途中からは1.5列目に下がって、最前線と中盤をつなぐ役割も果たした。「本当はトップでやりたい」と試合後に語っていたが、こうしたさまざまなプレーに適応できるのも、“万能型FW”たるゆえんだろう。

 しかし、この器用さが時としてマイナスに働いてしまうこともあった。U−23日本代表が44年ぶりのベスト4進出を果たした2012年のロンドン五輪。予選では主力として全8試合中7試合に出場していた大迫だが、本大会に臨む18人のメンバーには選ばれなかった。FWで選出された永井謙佑(名古屋グランパス)、大津祐樹(VVV/オランダ)、齋藤学(横浜FM)、杉本健勇(C大阪)は皆、スピードや高さ、ドリブルといった際立った個性を持っており、関塚隆監督も「前線の組み合わせを考えた時に、日本の良さである距離感やサイドからの突破が大事になってくるし、高さも重要になってくる」と、選考理由を説明している。

 万能型FWという言葉は、得てして曖昧な表現になりやすい。何でもできるが、裏を返せば個性がないとも置き換えられる。もちろん同じ万能型FWでも、ズラタン・イブラヒモビッチ(パリ・サンジェルマン)のように、圧倒的な結果を残していれば、数字で判断されるポジションであるだけに、そのすごさは簡単に理解ができる。しかし、昨年までの大迫は、リーグ戦で2けたゴールを記録したことがなく、やや物足りない成績に終わっていた。万能型FWとして、世界で戦うには実力不足と判断されても仕方がなかった。


代表戦では悔やまれる場面も
 08年度の全国高校選手権で大会記録となる10得点を挙げ、鳴り物入りで鹿島に加入した大迫も今年で23歳。同い年の酒井高徳(シュツットガルト/ドイツ)や酒井宏樹(ハノーファー96/ドイツ)、1つ上の清武弘嗣(ニュルンベルク/ドイツ)らU−23で共に予選を戦った選手たちは、すでに海外でプレーし、代表にも定着している。また、代表で1トップの座を争う同い年の柿谷も昨年ブレイクを果たし、東アジアカップでは日本を優勝に導く活躍を披露した。柿谷はウルグアイ戦にも招集され、1トップで先発している。

 彼らに遅れをとっていた大迫だが、Jリーグで継続的にプレーし、ゴールという目に見える結果も残してきたことで、徐々にチャンスは与えられてきている。9月6日のグアテマラ戦では先発で45分間出場。ペナルティーエリア外からミドルシュートを狙うなど、ザッケローニ監督も評価するゴールへの姿勢や、巧みなポストプレーを見せた。本人も「最初に考えることはシュートを打つことなので、そこはブレずにやっていた。あとはもうちょっと(シュートやパスを)使い分けることができれば、もっと厚い攻撃ができたと思う」と、手ごたえをつかんでいるようだった。

 しかし、ガーナ戦では悔やまれる場面もあった。83分、ドリブルでペナルティーエリア付近まで進んだ大迫に2つの選択肢が生まれる。1つはそのまま自分でシュート、もう1つはダイアゴナルに走る本田圭佑(CSKAモスクワ/ロシア)へのスルーパス。大迫が選択したのは後者だった。状況としては、前述した横浜FM戦の決勝ゴールのシーンと似ていた。確実に点を取れる方を選択したのかもしれないし、遠慮もあったのかもしれない。だが、アピールする立場の選手であるならば、思い切って自らシュートを狙ってもいい場面だった。

 もっともザッケローニ監督は、大迫の働きに満足していた。
「ペナルティーエリア内で存在感を発揮したし、トレーニングに臨む姿勢も良かった。(ガーナ戦では)良い形で動き出したときに試合終了のホイッスルが鳴り、審判に対して怒りをあらわにしていたが、そういうメンタリティーも悪くない」

選手としての階段をひとつ上がろうとしている

 今後も代表に選ばれ続けるためには、鹿島での活躍が必要不可欠となる。リーグ戦第26節終了時点でチームは首位の横浜FMと勝ち点7差の4位と、09年以来となる優勝は射程圏内。そこで当然求められてくるのは、エースストライカーのゴールだ。大迫の出来が、チームの浮沈を左右するのは疑いようがない。

 リーグ戦で6ゴールを記録した8月は、ストライカーとしての嗅覚が研ぎ澄まされていた。第23節の清水エスパルス戦では相手の集中力が高まっていない前半開始わずか12秒でゴール。続く第24節でもCKからのこぼれ球に瞬時に反応し、振り向きざまのボレーを突き刺している。「こぼれ球や、相手の隙は常に狙っている」。第26節終了時点で14得点と、今季に入ってゴール数が飛躍的に伸びたのも、こうした意識改革によるところが大きい。Jリーグで見せているプレーを代表でも披露できれば、ワールドカップ・ブラジル大会へのエントリーは十分に可能だろう。

 最近では、試合中に手をたたいて味方を鼓舞(こぶ)するシーンも見られるようになった。プロ5年目を迎え、スーパールーキーから鹿島のエースストライカーとなった大迫には、チームをけん引する役割も求められている。思うように結果が出ず、五輪代表から落選するなど挫折も味わった。しかし、ようやく覚醒の時を迎え、選手としての階段をひとつ上がろうとしている。「代表は1人ひとりがすごくうまいし、その中で自分がひとつのオプションになれれば、僕自身のレベルアップにもつながる。もっとそこに絡んでいければ」。大迫の視界には今、明るい未来が開けている。

<了>

(文・大橋護良/スポーツナビ)

2013年9月24日火曜日

◇Jリーグ2ステージ制をシミュレート 問題点は?(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20130923/jle13092317490002-n1.html

 Jリーグの2015年からの新たな大会方式が、反対意見に包まれながらも先週発表されて以来、経済面・マーケティング面の利益を含めた2ステージおよびプレーオフ方式のメリットについて、またそのデメリットについて様々な議論が行われてきた。

 だが、そういったテーマは一旦脇に置いて、一つの疑問に答えてみたいと思う。新たな方式は、どのチームがJリーグ王者となるかを決める上で明確な影響をもたらすことになるのだろうか?

 検討材料として、GOALでは2012年から2005年までを遡ってシミュレーションを行ってみた。05年は1ステージ制が初めて導入されたシーズンであり、間違いなく最も劇的な結末を迎えたシーズンでもあった。

 なお、Jリーグは新制度において、プレーオフ進出の資格を得るチームが重複した場合の扱いをまだ決定してはいない。ここでは、次のような仮想の方式のもとでシミュレーションを行うこととする。

 ◇プレーオフ進出チーム決定方法

 1)シーズンの各試合の結果は、現実の1シーズン制で行われたものと同じとする。1シーズン制の前半戦が第1ステージ、後半戦が第2ステージの結果となる

 2)プレーオフに出場する5チームは、年間勝ち点1位チーム、第1ステージ優勝チーム、第2ステージ優勝チーム、第1ステージ2位チーム、第2ステージ2位チームの順に割り当てられる

 3)チームが重複した場合は、次に出場資格を持つチームを繰り上げる

 4)勝ち点が並んだ場合、得失点差で順位を決定する

 ◇プレーオフ試合結果の決定方法

 1)Jリーグの発表に基づき、ステージ優勝チームが2位チームをホームに迎えてスーパーステージ準決勝を戦う

 2)スーパーステージ決勝は、年間勝ち点が上位のチームのホームで開催。チャンピオンシップは、年間勝ち点1位チームのホームで開催

 3)プレーオフの試合結果は、その年の現実のレギュラーシーズンの同一カードと同じとする

 4)引き分けの場合、J1昇格プレーオフと同様に、ホームチームを勝者と見なす

 さて、この条件のもとで、過去8シーズンのJリーグが2ステージ&プレーオフ制で開催されていたとシミュレートすればどうなるだろうか?

 結論から言えば、優勝チームは1ステージ制の場合とまったく同じだった。

 確かに、過去8年間の仮想の「チャンピオンシップ」を制したチームは、34節を通して最も多くの勝ち点を獲得したチームと同じという結果となった。だがそのデータからは、多くのことを読み取ることができる。

 【短期的成功と長期的成功】

 8シーズンのうち、年間勝ち点最多チームがステージ優勝できなかった例は3回のみ。

 2011年 柏レイソル(第1ステージ2位、第2ステージ2位)

 2008年 鹿島アントラーズ(第1ステージ2位、第2ステージ3位)

 2005年 ガンバ大阪(第1ステージ2位、第2ステージ5位)

 1つ目の例は、柏ファンなら馴染みのあるケースだろう。柏は2000年に年間最多の勝ち点を獲得しながらも、チャンピオンシップに出場すらできなかったことがあった。

 年間勝ち点2位のチームがプレーオフ出場を逃すケースは、8シーズン中2回。

 2009年 川崎フロンターレ(第1ステージ4位、第2ステージ3位)

 2005年 浦和レッズ(第1ステージ4位、第2ステージ3位)

 現実であればこれらのチームは十分な賞金を得た上で、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)にも出場できるという結果だったが、新制度に当てはめれば何も得ることなくシーズンを終えてしまったということになる。

 年間勝ち点が5位位内のチームが、プレーオフ進出を逃すことになる例は次の通り。

 2010年(川崎フロンターレ:5位)

 2009年(川崎フロンターレ:2位、FC東京:5位)

 2008年(名古屋グランパス:3位、大分トリニータ:4位)

 2005年(浦和レッズ:2位)

 2009年には、年間総合勝ち点では8位どまりだったアルビレックス新潟が、第1ステージの2位チームとしてプレーオフに進むことになる。08年には年間12位の柏レイソルが、こちらも第1ステージ2位の枠でプレーオフに進出する。(両チームとも第1ステージ3位だが、第1ステージ優勝の鹿島が年間総合1位になることで繰り上げ)

 【ホームの強さ】

 シミュレーションとして結果を決めたスーパーステージの18試合のうち、ホームチームが敗れる結果となったのは6回のみ。チャンピオンシップの8試合では、実際のレギュラーシーズンでアウェーチームがホームチームを下した例は一度もなかった。

 ナビスコカップや天皇杯の決勝を観戦したことがあればお分かりかと思うが、国立の寒さの中で行われる一発勝負ではどんなことが起こってもおかしくはない。リーグ側としてはチャンピオンシップを国立で開催することを望んでいるのは間違いないと思われるが、当面は新国立競技場の建設のためそれは不可能となる。年間勝ち点最多チームにチャンピオンシップのホーム開催を認めるのが、考えられる最大限の譲歩ということになるだろう。

 【複雑なシステム】

 オーストラリアのAリーグでは、レギュラーシーズンの上位6チームが、年間チャンピオンを決定するためのファイナルシリーズに進出する。MLS(メジャーリーグサッカー)では2つのカンファレンスの上位5チームずつがプレーオフを戦う。どちらのシステムにも問題点がないわけではないが、理解は容易なものであり、それぞれのサポーターに受け入れられている。

 だが残念ながら、Jリーグの新制度はそうではなさそうだ。今回行ったシミュレーションの通りにプレーオフ枠が決定されるとすれば、レギュラーシーズン最終節の結果が5つの出場枠すべてに影響することも起こり得る。1つのチームが年間の成績に基づいて2つ(あるいは3つも可能)の枠を占めたとすれば、余った1枠には次のチームが繰り上げられる。そのチームがステージ優勝していたとすればまた次のチームへ…。実際のところ、この方式を用いると、第2ステージの5位チームがプレーオフに進出することもあり得る。2006年(清水エスパルス)、07年(川崎フロンターレ)は実際にそのようなシミュレーション結果となった。

 こういったことを計算や説明するのが困難だという事実そのものが、新たなシステムがいかに入り組んだものであるかを明確に示していると言うべきだろう。Jリーグが模倣を試みているプロ野球のクライマックスシリーズにすら程遠い代物だ。平均的なファンは、プレーオフの出場枠決定に関して、自分の支持するチームがどういう状況にあるのかを把握できるだろうか? 平均的なTVコメンテーターは、どういったシナリオが起こり得るかを番組内で間違わずに説明できるだろうか? そしてより重要なことに、Jリーグが何としてでも支持を取り戻さなければならない対象である子供たちは、このシステムを少しでも理解することができるのだろうか?

 【負けた方が得?】

 ここで、2009年を例に取り、仮想の上で起こり得る状況を見てみよう。ただし、あくまで上記の「仮定」のプレーオフ出場決定方式に基づいたものであることをご注意いただきたい。

 第1ステージにあたるこの年の前半戦を終えた時点で1位は鹿島アントラーズ、2位は浦和レッズ。この2チームはこの時点で、プレーオフの出場権を獲得したことになる。

 現実の1ステージ制の場合と同じ結果でシーズンが進んだとすれば、第2ステージの最終戦を前にした時点で、年間勝ち点の首位は鹿島。2ポイント差で川崎フロンターレが続く。最終節は鹿島が浦和と、川崎Fが柏レイソルとの対戦だ。

 なお、最終節を待たずに第2ステージの優勝はガンバ大阪に決定し、プレーオフ出場権を獲得。浦和は最終節で鹿島に勝てば第2ステージの2位も狙えるが、すでに第1ステージの2位を確保している以上、さほど意味はないことになる。

 ここで問題は、鹿島が年間総合1位としてチャンピオンシップの出場権を獲得したとすれば、第1ステージ優勝でのプレーオフ進出枠に浦和が繰り上げられ、スーパーステージ準決勝をホームで戦うことができるということだ。

 浦和が最終節で鹿島に勝てば、(現実の結果に基づけば)柏を下した川崎Fが年間総合1位となり、浦和は第1ステージ2位の枠でプレーオフ進出。スーパーステージ準決勝では、アウェーでG大阪と対戦しなければならない。逆に鹿島に負ければ、川崎Fの結果にかかわらず鹿島は年間勝ち点1位となり、繰り上げられた浦和はホームで第2ステージ2位チーム(広島)と対戦。明らかに、浦和は第2ステージ最終節で鹿島に「負けた方が得」という状況になってしまうのだ。

 実際にこのような状況が起こり得るかどうかは、現時点でまだ決定されていない、プレーオフ出場チームが重複した場合の扱い次第だ。だが、ポストシーズンの試合を通して得られる収益が新制度導入の主要な目的である以上は、(かつての2シーズン制の「完全優勝」のように)試合を開催しないという選択肢は考えにくいのではないだろうか。

 そうなれば、何らかの「繰り上げ」を用いて出場チームを決める以外になく、ねじれた状況が発生する可能性が出てくる。第1ステージで2位や3位だったチームが後半戦に調子を落とし、年間総合1位やステージ優勝が狙えなくなった状況で第1ステージの優勝チームと対戦したとすれば、勝ち点3を「プレゼント」して繰り上げを期待する方が得だという状況がどうしても生まれる。「フェアプレー」の一言で全力の戦いを要求すれば済むものではないだろう。

 【小規模クラブには厳しいお金の話】

 新制度の最大の売りの一つは、新たなスポンサーや、より好条件のテレビ放映契約がもたらされることが期待できる点だとされている。年間10億円と見積もられる利益が各クラブに分配されるにせよ、メディア露出や若手育成に使われるにせよ、その恩恵は全クラブが等しく受けるということになるだろう。

 だが、ホームゲームの増加に伴うチケット売上や、試合開催に伴って生じる諸々の利益についてはどうだろうか? その利益の大部分を、プレーオフ参加チームが手に入れることになると推定するのはたやすい。その結果として、持つ者と持たざる者に驚くほどの差が生まれてくることになる。

 過去8シーズンでポストシーズンに出場したことになる15クラブのうち、出場回数が最も多いのはガンバ大阪(6回)で、浦和レッズと鹿島アントラーズ(5回)がそれに続く。最も試合数が多いのはG大阪と浦和(10試合)で、ホームゲームが最も多いのはG大阪(7試合)。鹿島は5試合のホームチームを開催するが、そのうち3試合が利益の大きいチャンピオンシップ決勝ということになる。

 これらの試合の入場料収入がJリーグ全クラブで均等に分配されるのでない限りは、ホームチームには巨大な経済的恩恵がもたらされる。大規模スタジアムでの全席完売の試合が1つ増えるだけでも大きな収入だ。それが5回や7回になれば、小さなクラブにとっては夢に見ることしかできないような巨大な利益となる。

 【結論】

 リーグや各クラブ関係者の公式声明を通して、Jリーグ実行委員会の中でも、この案が最善だと考えている者は皆無でないにせよ少数であることがうかがい知れる。それでもリーグの経済的持続性を維持し、国内外での認知度を高めるために、必要な選択だと判断されたということだ。

 Jリーグを救いたい、という関係者の言葉が本心からのものであることに疑いの余地はない。だが彼らの声明と、新制度によって現場で何が起こり得るかを検証した結果を見比べると、Jリーグ関係者はこのリーグを日本の代表的なスポーツコンペティションだというよりも、まず第一にマーケティングの道具だと考えているかのようだ。ファンや選手はそこから置き去りにされている。

 スポーツ的な観点で言えば、2ステージ+プレーオフ制度には、良いパフォーマンスが報われなかったり、幸運な結果が過度の恩恵をもたらしたりするような可能性が大きすぎると言わざるを得ない。それは、リーグの全体的な競争力を高める結果にはつながらないだろう。ファンにとって、特に小さなクラブのファンにとってアピールポイントはほとんどない。結局は優れたチームが勝つことになるとしても、それならなぜ、最後の4試合を戦う必要があるのかと疑問に思わずにはいられないのではないだろうか。(Goal.com)

2013年9月23日月曜日

◆【山形】中島2戦連続弾 福岡破る/J2(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20130922-1193610.html

<J2:山形2-1福岡>◇第34節◇22日◇NDスタ

 山形が序盤の2ゴールで福岡を破り、9試合負けなしとした。

 前半2分、MF秋葉勝(29)が倒されて得たPKをFW中島裕希(29)が決めて2試合連続ゴール。22分にはMF山崎雅人(31)の今季ホーム初得点で突き放した。後半は福岡の反撃をしのいで逃げ切り勝ち。中島は「みんな我慢して90分間戦い抜けたのが大きい」と胸を張った。

◆内田 王者バイエルンに4失点大敗も気持ち切り替え(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2013/09/23/kiji/K20130923006669780.html

ブンデスリーガ シャルケ0-4バイエルン・ミュンヘン (9月21日)

 シャルケは昨季の欧州CL王者にホームで大敗した。前半21分にセットプレーからゴールを許すと、守備が崩壊。最近公式戦3試合連続完封していた最終ラインを何度も突破されて大量4失点を喫した。

 内田は右サイドバックでフル出場。対峙(たいじ)したリベリには冷静に対応したが、守備に追われて攻撃面で見せ場はなかった。次戦は25日のドイツ杯2回戦ダルムシュタット(3部)戦。「最近は守備が良かっただけに、1点を取られると崩れるっていうのはよくあること。練習し直し」と気持ちを切り替えていた。

◆J1鹿島、敵地で白星(茨城新聞)


http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13797737367865

J1第26節の鹿島は21日、静岡県磐田市のヤマハスタジアムで磐田と対戦し、3-2で勝った。鹿島の通算成績は13勝5分け8敗、勝ち点44で4位の座を守った。

鹿島は立ち上がりから攻勢に出て前半4分、3年目の土居がプロ初ゴールを挙げて先制。後半17分にダビ、30分には梅鉢が決めて3-0と大きくリード。終盤1点差に詰め寄られたが辛うじて逃げ切った。アウェーで苦戦が続いていた鹿島は連敗を7で止め、9試合ぶりの白星を挙げた。

◆【J1:第26節 磐田 vs 鹿島】レポート:途中出場の選手が活躍した一戦は鹿島に軍配。アウェイでの連敗を止め、首位・横浜FMを追走!(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00162045.html

9月21日(土) 2013 J1リーグ戦 第26節
磐田 2 - 3 鹿島 (14:03/ヤマハ/10,821人)
得点者:4' 土居聖真(鹿島)、62' ダヴィ(鹿島)、75' 梅鉢貴秀(鹿島)、81' ペクソンドン(磐田)、90'+2 阿部吉朗(磐田)
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膠着した時間帯もあったが、終わってみれば両チーム合わせて5つのゴールが飛び出す打ち合いになった。そのうち4ゴールは途中出場の選手がマークしている。

ホームの磐田は攻撃のキーマン・山田大記が左ふくらはぎを痛めて欠場。このため関塚隆監督は左サイドバックを本職とする宮崎智彦を左MFへスライドさせ、左サイドバックに伊野波雅彦を先発起用した。それ以外は前節・柏戦と同じスタメンで臨んだ。布陣は[4-4-2]。
対する鹿島は前節・甲府戦からのスタメンの入れ替えは1か所。左サイドバックの前野貴徳に代わり、中田浩二を先発で起用した。布陣は[4-2-3-1]。

ゲームは序盤に動いた。4分。右サイドの西大伍のクロスをニアサイドで1トップ・大迫勇也が後方へ流し、その背後に走り込んでいたトップ下・土居聖真が右足を一閃。流れるようなコンビネーションで磐田ゴールをこじ開けた。土居にとってはこれがうれしいプロ初得点。試合後は「ようやくチームに貢献できたと思う」と笑顔を見せた。とりわけ前半は大迫-土居の縦関係は絶妙であり、磐田に的を絞らせなかった。敵将・関塚監督に「相手(の前線)が縦関係となり、そこを前半掴みきれず失点してしまったことが非常に大きかった」と言わしめるほどの出来だった。
1点リードで前半を折り返した鹿島の2点目は62分。途中出場のダヴィが小笠原満男のクロスに反応。ゴール前で体をひねりながら上手く頭で押し込み、今季8点目。さらに75分にはカウンターから追加点を奪った。柴崎岳の正確なクロスを、これまた途中出場の梅鉢貴秀が頭で上手く押し込んだ。

対する磐田は「前半は戦う姿勢を最後まで出せなかった」(駒野友一)。鹿島の攻撃に押され、0-1で前半を折り返すと後半開始から布陣を[4-4-2]から[4-1-4-1]へ変更。宮崎を左サイドバック、伊野波をセンターバックへスライドさせるなど配置転換も行い、鹿島とマッチアップした。
悔やまれるのは後半立ち上がりのチャンスである。51分、左サイドをドリブルで突破した山崎亮平のパスを受けたカルリーニョスが、バー直撃のミドルシュート。この決定機をものにできていれば、流れは変わったかもしれないが、結果的に反撃は終盤に入ってからとなってしまった。81分、宮崎の左サイドからのクロスをゴール前の前田遼一が競り、こぼれ球を途中出場のペク ソンドンが押し込み、1-3。さらに後半アディショナルタイムには同じく途中出場の阿部吉朗が駒野のクロスを頭で押し込み、2-3。試合終了間際には左MFとして磐田デビューを果たした新戦力・安田理大がクロスに飛び込むチャンスもあったが、決めきれず、今季初の連勝はならなかった。
15位・甲府が引き分けたため、“残留ライン”との勝点差は『10』に。より厳しい状況に立たされることになったが、安田は「もう前に進むしかない。残り8試合チーム一丸となって戦っていくだけ」と前を向いた。次節はアウェイでC大阪と対戦する(9/28@金鳥スタ)。

対する鹿島はアウェイでの連敗を『7』でストップ。3点目を決めた梅鉢は「終盤戦に入る前にアウェイで勝ちきれたことは大きい」と勝利の感触を語った。ペースダウンした終盤に連続失点し、トニーニョ セレーゾ監督が「“悪夢”を自分たちから招いてしまうところだった」と肝を冷やす展開にはなったが、試合全体を通せば、先制し、カウンターから追加点を奪うなど“鹿島らしい”したたかな戦いを見せた。首位・横浜FMを追走し、次節はホームに大分を迎える。

以上

2013.09.22 Reported by 南間健治

2013年9月22日日曜日

★優勝マジックについて(26節時点)

横浜マリノスに優勝マジック『21』が点灯しました。

野球と違ってサッカーの場合、得失点差があるので正確な物ではありませんし、Jリーグが正式に発表しているものでもないのですが、プロ野球のマジックの出し方に当てはめて算出してみました。(素人なので間違ってたらゴメンナサイ…)


26節現在、1位の横浜の勝点は51。2位広島は47。

2位広島が残り8試合を全勝し、横浜が広島戦以外の7試合を全勝すると、

横浜 勝点72
広島 勝点71

となるので、横浜は残り8試合で勝点を21を獲得すれば、他のクラブの成績に関係なく優勝が決定。

よって、マジック『21』。

◆浦和 痛恨ドロー 奪首どころか後半51分追いつかれた(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2013/09/22/kiji/K20130922006663800.html

J1第26節 浦和1―1甲府 (9月21日 埼玉)

 ゴール裏の浦和サポーターから強烈なブーイングを浴びせられた。目安のロスタイム5分が過ぎた後半51分。甲府のクロスに対応できず土壇場で追いつかれた。ペトロヴィッチ監督は「優勝に向けて痛い勝ち点2のロスだ」と嘆いた。

 5バックの相手にじれずにボールキープ。加藤に代わり約2年2カ月ぶりにリーグ戦に出場したGK山岸の2度のビッグセーブにも救われた。あとはMF阿部のPK弾を守り抜くだけだったが最後にプランが崩れた。それだけにショックは計り知れなかった。FW興梠は移籍後初めて取材拒否。FW原口も「すいません」とだけ言い残して去った。DF森脇は「きょうの負けは…」と誤って口にするほどだった。

 残り8試合で首位・横浜との勝ち点差は4に広がった。森脇が「崖っ縁」と口にしたように、次戦の湘南戦はチームとしてのメンタリティーが問われる一戦となる。

後半ロスタイム、甲府・青山(26)に同点ゴールを決められる

◆鹿島 若鹿カルテットが敵地連敗7で止めた 21歳土居初ゴール(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2013/09/22/kiji/K20130922006663620.html

J1第26節 鹿島3―2磐田 (9月21日 ヤマハ)

 手荒い祝福を受けながら、鹿島・土居が吠えた。0―0の前半4分、右サイドを突破した西のグラウンダーのクロスに反応。ニアサイドに走り込んだ大迫が右足でそらして角度を変えたボールを右足で蹴り込んだ。

 流れるような連係から生まれた待望のプロ初ゴール。期待の生え抜きは「自分が決めてチームが勝つというのは大切なこと。少しはチームに貢献できたと思う」と笑顔を見せた。

 1メートル72、63キロと体格に恵まれていないが、プロ入り後も無理な肉体改造は行わなかった。「自分はもともと体の強さで勝負してきた選手ではない」。同期の柴崎や梅鉢のように意識的に食事の量を増やすことはなく、筋力トレも必要最低限に抑えた。ボールを引き出すタイミングや駆け引きなどを磨き、8月に定位置を獲得。リーグ出場8試合目で結果を出し、初得点記念に高級腕時計を購入することも決めた。

 土居のゴールに11年入団の同期が続いた。2点リードの後半30分には梅鉢が柴崎のクロスを頭で合わせて追加点。「ゴールはたまたまだけど、僕らの世代も3年目。チームの力になっていかないといけない」と前を向いた。終盤に2失点を喫してドタバタ劇の末の勝利となったが、チームはアウェーでの連敗を7でストップ。4月27日の新潟戦以来、約5カ月ぶりに敵地で白星を挙げた。

 上位戦線に踏みとどまる大きな勝利。若い力の活躍で手にした勝ち点3には1勝以上の価値がある。07~09年のリーグ3連覇など一時代を築いた小笠原、中田、本山、曽ケ端ら79年生まれ組も今年で34歳。今も一線でプレーする黄金世代をお手本に、92年生まれ組のプラチナ世代が頭角を現してきた。世代交代を進めながら優勝争いを演じることで、常勝の系譜は紡がれていく。

J1 磐田―鹿島 先制ゴール喜ぶ土居

◆若い力躍動、鹿島が土居の初ゴールなどで磐田撃破…敵地では9戦ぶり勝利(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/403467_125518_fl

[9.21 J1第26節 磐田2-3鹿島 ヤマハ]

 鹿島アントラーズが敵地でジュビロ磐田に3-2で勝利した。鹿島は敵地でのリーグ戦連敗を7、公式戦も含めると連敗を8で止めた。リーグ戦の敵地での勝利は4月27日の新潟戦以来、9試合ぶりとなった。

 先制点が生まれたのは前半4分、右サイドを駆け上がったDF西大伍がクロスを入れると、ニアに走り込んだFW大迫勇也がヒールでそらす。これに中央から走り込んだMF土居聖真が豪快に蹴り込んで、鹿島が幸先よく先制点を奪った。土居は11年にトップ昇格を果たした21歳MF。「やっとチームに貢献できた。ここがスタートラインだと思うので、もっともっと取れるようになれればいいなと思います」。6試合連続スタメン出場と、急成長を遂げる注目株が嬉しいプロ初ゴールを決めた。

 追加点が生まれたのは後半17分、CKが逆サイドに流れるも、右サイドで立て直したMF小笠原満男がゴール前にクロス。混戦の中に放り込まれるが、FWダヴィがバックヘッドで上手く合わせてゴール右隅に流し込んだ。さらに同30分、カウンターを見せた鹿島は21歳MF柴崎岳のクロスを土居に代わって途中出場した21歳MF梅鉢貴秀がヘディングで合わせて、勝利を決定づける3点目を挙げた。若い力が躍動した鹿島は、敵地でのリーグ戦の連敗を7で止め、4月27日の新潟戦以来、9試合ぶりの勝ち点3を手にした。

 一方、降格圏に沈み苦しい状況に追いやられている磐田は、後半36分にMFペク・ソンドン、同アディショナルタイムにはFW阿部吉朗が今季初ゴールを挙げて追い上げる。だが同点、逆転とまではならず、勝ち点を挙げることは出来なかった。今夏加入したDF安田理大が後半24分に途中出場し、J復帰を果たすなど、明るい材料もあったが、今季ここまで全試合に出場していたMF山田大記が故障でベンチ外となるなど、不安材料も増した。このまま初の降格へと向かってしまうのか。かつての王者の意地を見たい。

◆仙台・柳沢、リズムつくり流れ引き寄せる(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20130921/jle13092120070008-n1.html

 J1第26節第1日(21日、大宮0-2仙台、NACK)仙台は柳沢が流れを引き寄せた。前半は前線でボールを収められなかったが、後半は大宮DFとMFの間で球を受けてリズムをつくり、2点目も演出。「監督からも指示があってタイミングよく引いてボールを受け、前を向くことを徹底した」と話した。

 リオデジャネイロ五輪を狙う男子代表監督の有力候補になっている手倉森監督は「後半は選手が最後まで試合をコントロールしてくれた」と語った。(共同)

◆土居J1初得点!鹿島、アウェー連敗7で止めた(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20130922/jle13092205010003-n1.html

 J1第26節第1日(21日、磐田2-3鹿島、ヤマハ)アウェーでの連敗を7で止めた。前半4分にMF土居のJ1初得点で先制すると、後半にも2点を追加。終盤に2点返されたが逃げ切った。「自分のゴールで勝ったことが大きい。貢献できたと思う」と21歳の土居。しかし、セレーゾ監督は「3-0で終えてもよい試合。後半は何人かの消極的なプレーで苦しい展開を招いた」と厳しい言葉を並べた。

◆鹿島土居初弾!敵地連敗7で止めた/J1(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp1-20130922-1193213.html

<J1:磐田2-3鹿島>◇第26節◇21日◇ヤマハ

 3年目の若手の活躍で、鹿島がアウェーの連敗を7で止めた。前半4分。右クロスをFW大迫がゴール前で落とすと、MF土居聖真(しょうま、21)が右足で先制弾を放った。プロ初ゴール。喜びを爆発させ、先輩たちからもみくちゃにされた。

 成長の証しだった。8月3日の大宮戦からレギュラーに定着。初めは極度の緊張状態だったが、同7日のスルガ銀行杯サンパウロ戦で「通用する部分が多かった。自分を出せばいける」と自信をつけた。今月7日の天皇杯2回戦では、オフサイドながらゴールネットを揺らし「1歩ずつゴールには近づいていると思う」。着実に歩みを進めた。この日も空いたスペースに走り込み、何度も好機を演出。「(勝利に)貢献できたかな」と笑顔を見せた。アシストしたエース大迫も、「今日は聖真に聞いてあげて」と、後輩に主役の座を譲った。

 同期のMF柴崎、梅鉢も活躍し、敵地では5カ月ぶりの勝利を挙げた。鹿島ユース出身の土居は「僕たち若手が底上げしないと、強い鹿島は継続しない。ここからがスタート。怖いなと思われる選手にならないと」。マンチェスターUで活躍する日本代表FW香川のプレーを参考にする土居。その存在が相手の脅威となる時、逆転優勝が見えてくる。【桑原亮】

◆【鹿島】大迫2点絡み敵地連敗止めた/J1(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20130921-1193046.html

<J1:磐田2-3鹿島>◇第26節◇21日◇ヤマハ

 鹿島が敵地で磐田を下し、アウェー連敗を「7」で止めた。

 前半4分、グラウンダーの右クロスをFW大迫勇也(23)がゴール前で落とすと、MF土居聖真(21)がリーグ初得点となる先制ゴールを決めた。

 後半17分にはダビ(29)がCKを頭で合わせて追加点。さらに同30分、カウンターから最後はMF梅鉢貴秀(21)が頭で決めた。アウェーでは約5カ月ぶりの勝利を挙げたが、後半残り10分から2失点。2得点に絡んだ大迫は「最後バタバタになってしまった。どう修正するかだね」と気を引き締めた。

前半、体を張ったポストプレーを見せる鹿島FW大迫(撮影・鈴木正章)

◆鹿島青木「気持ちで」敵地連敗ストップだ(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp1-20130921-1192615.html

 鹿島DF青木剛(30)が、今日21日の磐田戦に“ハート”で臨む。今季アウェー30失点はリーグ最多。敵地でも前に出る積極策が裏目に出て、アウェー7連敗中だ。青木は「ホームで勢いのある相手に押された」と敗因を分析した。17位の磐田に対し「気持ちを込めて戦ってくる。うちも気持ちで負けないように『勝ちきる』戦い方ができれば」。勝利への執念で、4月の新潟戦以来の敵地勝利を目指す。

◆【J1:第26節 磐田 vs 鹿島】試合終了後の各選手コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00162009.html

9月21日(土) 2013 J1リーグ戦 第26節
磐田 2 - 3 鹿島 (14:03/ヤマハ/10,821人)
得点者:4' 土居聖真(鹿島)、62' ダヴィ(鹿島)、75' 梅鉢貴秀(鹿島)、81' ペクソンドン(磐田)、90'+2 阿部吉朗(磐田)
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●駒野友一選手(磐田)
「(試合を振り返って)相手に3点を取られてから2点を取ることができましたが、エンジンのかかりが遅くなってしまいましたし、前半1点取られてから守備に回ってしまったところがチームの課題です。さらに話し合っていかなければいけないと思います。早い時間帯での失点でしたし、後半も合わせれば取り返す時間はたくさんあったのですが、逆に追加点を取られ、守備の甘さが出てしまったと思います。
(試合の入りについて)自分たちにもチャンスがあったと思いますし、そこで決めきることができればより優位に試合を進めることができていたと思います。3点を取れても諦めずに戦った結果、2点を返すことができましたが、今は勝つことだけが必要ですし、本当に悔しい敗戦です。
(残りの試合へ向けて)全て勝つしかありません。前半は戦う姿勢を最後まで出すことができなかったので、90分間、気持ちを出して攻撃的なサッカーをしたいと思います」

●阿部吉朗選手(磐田)
「(試合を振り返って)勝点3が欲しかっただけに悔しいです。でも、まだチャンスがなくなったわけではありませんし、次に向かって進むしかありません。また明日から練習して、また次の試合で勝点3を積み上げられるようにやっていくだけです。
(途中出場について)はじめはサイドでしたが、サイドからクロスが上がってくる時は2トップのようになり、得点に絡んでこい、という(関塚監督の)メッセージだったと思います。アップしている時からサポーターのみなさんが大きな声を出していてくれましたし、改めてみなさんのためにもやらなければいけない、グラウンドで表現できるのは今しかない、という気持ちでした。こうやってグランドに立てるのも監督やスタッフのおかげですし、その信頼に応えたかったという気持ちも強くありました。
(ゴールシーンについて)あのコースなら低いクロスが来ると思っていました。素早く反応でき、相手よりも先にボールに触ることができました。横からのボールはDFからしたら、対応が難しい状況だと思いますし、何かを起こそうとして続けていました」

●安田理大選手(磐田)
「(試合を振り返って)負けたことが残念です。2年半ぶりにJリーグのピッチに立ち、そこで勝てればよかったのですが、もう前に進むしかありません。残り8試合チーム一丸となって戦っていくだけだと思います。
(ピッチでの役割は?)一番はアグレッシブにゴールに絡むようなプレーです。前目のポジションに入ったので、しっかり走って相手の裏を突く、と。
(加入後初出場について)ウォーミングアップの時からサポーターのみなさんに安田コールをしていただきましたし、期待をすごく感じました。もう負けられません。しっかりと反省して、残り8試合を全力で戦い、少しでも多くの勝点を取って残留を果たしたいです」

●藤田義明選手(磐田)
「課題はやはり失点のところです。特に1失点目、2失点目は本来であれば、防がなければいけない失点だったので、もったいなかったです。
(1失点目について)中が空いてしまいました。もっともっと締めなければいけなかったですし、もったいなかったです。
(チームとしてのプレスについて)ある程度のところまで(相手が)来たらプレスに行くと話していました。そこからサイドに出させて(ボールを)取れればよかったが、もう少しラインを上げなければいけませんでした」

●カルリーニョス選手(磐田)
「立ち上がりの失点のところで、マーキングの面で外してしまいました。その後、相手のコントロールの下で試合をしなければいけませんでした。今後も顔を上げて全力でやっていくだけです。必要なものは勝利です。そのことだけを考えてやっていきます」

●土居聖真選手(鹿島)
「自分が決めてチームが勝てたことはすごく大事なことと言うか、チームに貢献できたと思います。みんな少なからずアウェイで勝ててないことを意識していたと思いますし、それをしっかりと修正して試合に入れたことがよかったと思います。(小笠原)満男さんあたりも気を引き締めていこうとみんなに言っていましたし、それをみんなが意識できていたからこそ、試合の入りがよかったと思います」


●梅鉢貴秀選手(鹿島)
「(ゴールシーンについて)こぼれ球やクロスに合わせようと思って中に入っていきました。(柴崎)岳がいいボールを上げてくれました。
(監督からの指示は?)ポジショニングについての指示はありました。僕が入った時は1-0だったので、特別守備的に、という指示はありませんでしたが、守備のポジショニングについては指示を受けました。
(アウェイでの勝利について)アウェイでは勝ててないことはわかっていました。ただ、前節・甲府戦は0-3でしたが、アウェイで得点が取れていなかったわけではなかったですし、先制しても逆転されたり、という試合もあったので、やはり終盤戦に入る前に勝ちきれたことは大きいと思います。ただ、それは次のホームゲームに勝ってこそだと思います」


以上

◆【J1:第26節 磐田 vs 鹿島】関塚隆監督(磐田)記者会見コメント(J's GOAL)



9月21日(土) 2013 J1リーグ戦 第26節
磐田 2 - 3 鹿島 (14:03/ヤマハ/10,821人)
得点者:4' 土居聖真(鹿島)、62' ダヴィ(鹿島)、75' 梅鉢貴秀(鹿島)、81' ペクソンドン(磐田)、90'+2 阿部吉朗(磐田)
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●関塚隆監督(磐田):
「連勝を目指して戦い始めましたが、立ち上がりの失点でどうしても浮き足だってしまったということが現状でした。
後半、少し持ち直すために形を変えながら、前から行く形をとりましたが、追加点を取られ、エンジンのかかりが遅かったなと。その意味でもサポーターのみなさんに本当に申し訳ないと思います。選手たちは最後まで勝点を奪うために足を止めずにやってくれたと思います」

Q:立ち上がりの入りが悪かった印象を受けましたが、その理由は?
「立ち上がりと言うより、相手がダヴィ選手を起用して2トップでくるか、それとも[4-2-3-1]でくるか、というところもありました。相手が縦関係となり、そこを前半掴みきれず失点してしまったというところが非常に大きかったと思います」

Q:伊野波選手を左サイドバックで、宮崎選手を左MFで先発起用した狙いは?
「昨日(9月20日)まで山田が出れるかというところを探りながらだったので、そういう意味では柏戦で一度後半にやっている並びですし、そこからスタートしようということで踏み切りました」

Q:後半開始から[4-2-3-1]に変更したように見えましたが、その狙いは?
「[4-1-4-1]にしました。中盤のところでどうしても相手を掴みきれずに展開されていたので、そのあたり、中盤の中央の枚数をしっかりと合わせながらそこから前の方でボールを奪えるように、全体をそのように変えていきました」

以上

◆【J1:第26節 磐田 vs 鹿島】トニーニョセレーゾ監督(鹿島)記者会見コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00162008.html

9月21日(土) 2013 J1リーグ戦 第26節
磐田 2 - 3 鹿島 (14:03/ヤマハ/10,821人)
得点者:4' 土居聖真(鹿島)、62' ダヴィ(鹿島)、75' 梅鉢貴秀(鹿島)、81' ペクソンドン(磐田)、90'+2 阿部吉朗(磐田)
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●トニーニョセレーゾ監督(鹿島):
Q:アウェイでの連敗が止まりましたが、この試合の一番の勝因は?
「いろいろな要素があります。前半に関しては自分たちのやるべきことという部分では非常によかったと思いますし、ゲームコントロールもできました。また、両サイドハーフが元気なところで何度かカウンターのチャンスを作ることができましたし、ダブルボランチの早い球離れというところから崩すこと、チャンスを生み出すこともできていたと思います。

サッカーというものは相手の負担があり、自分たちのスペースを使ったりということの繰り返しです。体力的な負担があるスポーツですし、体力的な負担があると判断のところが衰えてしまう、あるいは注意力・集中力が低くなってしまうという部分もあるスポーツです。体力的な負担や疲労がたまっている時に、サッカーの基本的なベースを守らなければいけないと。技術があるのであれば早い球離れでボールをポゼッションすると。ポゼッションすることによって守備にかける時間を減らせますから。サイドチェンジをされ、クロスが上がってくると思ったらボールの逆サイドの選手は必ず自分のマークの確認をしなければいけません。相手が前かがりになっているのであれば、背後や間にスペースがあるわけなので、スピードアップしなければいけない場面があります。もっともっといろいろな面がありますが、そういった基本的なものの、サッカーをやる上でのルールがあり、その基本的なルールを守らなければいけません。それができなかったことで、自分たち自身として苦しんでしまいました。

特に後半に関しては、なぜ苦しい状況になってしまったかと言うと、何人か消極的な姿勢になってしまったことです。それは疲労の影響だったり、気持ち的な部分も考えられます。そこで、自分たちが前半は相手ゴールまでボールを運ぶことができていたのですが、運べなくなったと。運べなくなり、ボールロストの仕方が悪く、相手に押されると。押されれば守備の時間が長くなるわけですし、最後の10分から15分くらいは苦しい展開になってしまいました。やはりそれは前半の疲労、後半の消極的なプレーから守備に回ることでたまった疲労から最後の方は動けなくなってしまい、相手の保持の時間が増え、相手にチャンスを与える状況になってしまい、危うく悪夢を見る状況を自分たちから招いてしまいました。

ただ、Jリーグが誕生して20年ということを考えれば、まだまだそれは当たり前のことだと思います。海外では3-0になった時には完全に終わっている試合になるか、さらにゴールを取るような状況になります。そのあたり、ゲームコントロールができない、後半に(コントロールが)欠けてしまうと。それは姿勢、意識、疲労といった部分からくるのではないかと思います。それは今後我々指導者が選手たちにしっかりと指導していかなければいけない部分だと思います。それができれば日本のサッカーがさらに成長すると思っています」

以上

◆2013Jリーグ ディビジョン1 第26節(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/50398

J1 第26節 ジュビロ磐田戦 マッチレビュー

土居の公式戦初ゴールが飛び出して、磐田を撃破!アウェイ連敗をストップ!

前節に0-3で大敗を喫した鹿島は、J1第26節で敵地での磐田戦に臨んだ。アウェイゲーム7連敗と結果が出ない時期が続いたが、土居のプロ入り初得点などが生まれて3ゴールを奪取。終盤に追い上げられたが、3-2と競り勝ち、優勝争いに向けて大きな1勝を挙げた。

鹿島は17位と降格圏に沈む磐田との対戦で、第8節以来となるアウェイ戦勝利を目指し、序盤から攻勢に出た。鋭い出足でプレスをかけると、開始早々の4分に先制点が生まれる。右サイドから西がグラウンダーのクロスを入れると、大迫がゴール前で後方にワンタッチのパス。絶妙の落としが飛び出ると、走り込んだ土居が右足のダイレクトシュートをゴール隅に流し込んだ。

土居のゴールで幸先良くリードを奪うと、勢いを増して磐田ゴールに襲いかかる。6分には柴崎がゴール前に走り込み、遠藤からの浮き球のパスを受けて絶好機を迎えた。32分にもカウンターからジュニーニョ、柴崎とつなぎ、最後は土居が抜け出した。柴崎と土居のシュートはともに相手GKの好セーブに遭ったが、前半は圧倒的に鹿島が試合を支配した。

1点リードのまま後半を迎えると、50分にジュニーニョに代わり、ダヴィを投入する。すると、62分には左サイドの小笠原からのクロスをダヴィがヘディングで合わせて追加点を奪取。リードを広げると、75分にも途中出場していた梅鉢が3点目をマークした。カウンターから大迫がドリブルで持ち込むと、遠藤を経由して右サイドの柴崎につなぐ。柴崎が柔らかいクロスをゴール前に供給すると、最後は梅鉢がヘディングシュートを叩き込んだ。

理想的な展開で3点差となったが、終盤には磐田に反撃を許してしまう。81分に阿部、後半アディショナルタイムには、ペク ソンドンと、立て続けにゴールを奪われてしまった。

一気に1点差まで詰め寄られた鹿島だが、同点弾までは許さずに、逃げ切りに成功。前節の大敗を吹っ切るとともに、アウェイ戦7連敗の長いトンネルもついに抜け出した。残り8試合と終盤戦に差し掛かったが、若手の2人や負傷から復帰したダヴィが得点するなど、優勝へのラストスパートに向けて、弾みのつく勝利となった。



【この試合のトピックス】
・土居が、プロ入り公式戦初ゴール。
・ダヴィが復帰後、初ゴール。今季8ゴール目。
・梅鉢のゴールが、決勝ゴール。今季2ゴール目。
・アウェイゲームでの勝利は、4月27日(土)J1第8節・新潟戦(3-2で勝利)以来、実に約5ヵ月ぶり。

監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・全体の形をコンパクトに保ち、落ち着いて自分たちのリズムを作っていこう。
・最後のホイッスルまで、すべてのボールに対してハングリーであること。
・相手へのプレスは、フェアかつアグレッシブに。考える隙を与えてはいけない。

ジュビロ磐田:関塚 隆
・落ち着いてボールを回していこう!
・前からディフェンスに行き、まずは1点返そう。
・ホームだ!残り45分勝負しよう.

[試合後]

鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・自分たちのサッカーという部分は、前半はできていた。ボールを保持していれば相手の危険性は増さない。ポゼッションをすることで、守備の時間も少なくなる。しかし、後半に入ると、それができなくなったことが反省点となっている。もう少しボールを繋げたが、自分達から手放したり、不注意からボールを失った。あとは途中出場の選手には前半の疲労がたまっている仲間を助ける役割があったが、それができていなかった。それは反省するべき点。1点取って終わるわけではなく、それ以上に点を取る状況に持っていけた。最後の方は悪夢を見るような状況になりかけたが、それは自分たちが招いたことだった。

・3-0で勝っている中でゲームコントロールができなかったことは、やっぱりまだ20年しかないサッカーの現れではないかと思う。消極的になっている選手もいた。特に途中出場の選手は、消極的なプレーや姿勢は絶対に見せてはいけない。3点差だったが、やることのベースは変わらない。ボールを保持すること、相手よりも判断を早くする、スピードを上げるタイミングや状況があるので、それらをしっかりとやっていかないといけない。細かく言えばもっとあるが、そういったところをやっていかないといけない。20年のJリーグということを考えれば、やむを得ないところもあるし、それを反省材料として選手や日本サッカーの成長につなげていければと思う。

ジュビロ磐田:関塚 隆

前半のところでダヴィで来るか、土居で来るかというところがあったが、土居で来て4-2-3-1という形だった。我々は4-4-2という形なので、コンパクトにしないと中盤を空けられてしまう。そういうところで前半は中盤を支配されたので、選手の配置を変えて、4-1-4-1にした。やはり後半の立ち上がりから点を取りに行かないといけないので、しっかりとハメていった。(2点差になった後フォーメーションを戻したのは)相手の中盤の枚数とダヴィと大迫ということだったので、こちらも点が必要だったので本来の4-4-2という形でいった。(欠場した山田は)最後まで出場できるかを考えていたが、最終的には本人と話をして決めて、今回は無理ということだった。そういう意味ではレイソル戦の後半で一度やったということはあった。あとは安田がだいぶわかってきていたので、そこにどうやってつないでいくかが、狙いだった。

選手コメント

[試合後]

【土居 聖真】
FWにボールが入った時のサポートを意識してやっているが、その質が自分の中では良くなってきている。頭の中では理解してるが体も反応できるようになった。初ゴール後は皆に呼ばれたので、一緒に喜んだ。ゴールは遅かったくらい。でもこれがスタートだと思う。

【梅鉢 貴秀】
カウンターからヤスさんが運んだ時に岳がサポートに行ったので中に入った。良いボールが来たので落ち着いて決められて良かった。僕が入った時は1-0だったが、守備的な指示はなく、ポジショニングの事だけ。アウェイでの連敗は止まったけど、次のホームに勝ってこその勝利だと思っている。

【山村 和也】
アウェイで勝てていなかったので、勝てた事は良かった。最後に2失点したが今日は攻撃陣が3点取ってくれたので勝てた。守備陣がしっかり無失点で抑えないと優勝は難しい。

遠藤選手、大迫選手、西選手のコメントはアントラーズモバイルをご覧ください。

2013年9月21日土曜日

◆ファルファン:「内田のゴールを少しからかった」(スポナビ)


http://sportsnavi.yahoo.co.jp/sports/soccer/eusoccer/headlines/article/20130920-00000018-goal

シャルケFWジェフェルソン・ファルファンが、18日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)・グループステージ第1節ステアウア・ブカレスト戦でDF内田篤人が記録した先制点についてコメントしている。GOALの独占インタビューに答えた同選手は、他にも様々な話題について語った。

ステアウア戦では、67分に内田が右サイドからエリア内へ蹴り入れたボールに敵も味方も誰も触れず、そのままワンバウンドしてゴールに収まった。その後2点を加えたシャルケは、3-0でCL初戦を飾っている。

内田と同サイドで息の合ったプレーを見せるファルファンは、チームメートのゴールについて次のように述べた。

「僕らは彼のことを少しからかったよ(笑) クロスを意図したボールだったけど、なぜかそのまま入っちゃったからね。でも、あのゴールが僕らにとって大きな助けになったのは確かだ」

「どんなに大変でも、僕らは勝ち進みたいと思っている。このグループで1位になれれば素晴らしいことだし、2位でも悪くない。何より大事なのは次のラウンドへ進むことだ」

この夏の移籍市場の終盤に加入したMFケヴィン=プリンス・ボアテング、DFデニス・アオゴについては、質の高い選手だとして称賛している。

「新しく加入したケヴィン=プリンス・ボアテングとデニス・アオゴは大きなクオリティーを持った選手たちだ。ボアテングはとてもよく動いて、攻撃面での僕らのプレーに新しいアイディアをもたらしてくれる。チームをより強くしてくれるはずだ」

「今すぐにタイトルを獲れると言うつもりはない。それは言い過ぎだろう。僕らは1試合ごとに考えている。一歩一歩、ベストを尽くしていくだけだ。それでどうなるかは最後まで分からない」

ライバルチームであるボルシア・ドルトムントについては次のように言及した。

「シャルケとドルトムントとの間には、いつも特別な何かがある。両チームがどんな調子だったとしても関係のないことだ。去年はドルトムントの方が上にいたけど、ダービーでは2試合とも僕らが勝った。彼らを倒せるチームだということを証明できた」

シャルケは21日のブンデスリーガ第6節で、昨季王者バイエルン・ミュンヘンと対戦する。ファルファンは勝利への意気込みを口にしている。

「相手はヨーロッパでもベストのチームのひとつだけど、全力を尽くして戦うつもりだ。ドイツ王者、CL王者が相手でも、僕らのホームでの試合だからね。ファンのサポートがあればどんなことも不可能じゃない。勝つためにすべてを出し切るつもりだよ」

(C)Goal.com
'JEFFERSON FARFAN SCHALKE BUKAREST CHAMPIONS LEAGUE 09182013'

◇J1が2015年より2ステージ制移行…そのメリット、デメリットとは?(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20130920/136108.html

 17日、Jリーグは2015年度からJ1を前後期に二分し、その後にポストシーズンを実施する2ステージ制導入を正式決定した。

 同制度導入をめぐる経緯は、この『サッカーキング』を含めた各種メディアで報じられてきたとおり。ただ、あまりJリーグに興味のない層からすると、こうしたニュース報道の意味が理解しがたいものだったようだ。先日、とある飲み会で非サッカー畑の友人から素朴な疑問を次々にぶつけられ、そのことを痛感した。この記事では、2ステージ制導入のメリットとデメリット、導入によって予想されることをまとめてみたい。

 かつてJリーグは2ステージ制だった。そもそも開幕当初から2ステージ制だったのは何故なのか、またそれが2005年から何故1シーズン制に変わったのかという「何故」を考えるのが、メリットとデメリットを考えるうえで分かりやすいように思う。

 Jリーグ開幕当初、サッカーは明確にマイナースポーツであり、ファンを自然につかめるコンテンツだとは考えられていなかった。そこで追求されたのは「わかりやすさ」である。たとえば引き分けの廃止(延長戦およびPK戦の導入)はその典型例で、チーム数を10に絞り込んだのもファンに分かりにくくなるのを避けることが狙いの一つだった。2ステージ制もそうした施策の一つ。全10チームによるホーム&アウェーのリーグ戦なので、1ステージは計18試合(合計36試合)。夏を前に前期王者が決まり、冬に後期王者が決まって、その後にチャンピオンシップが行われる方式だった。2度の優勝決定という盛り上がりどころを作ることでポジティブなメディア露出を増やしつつ、誰にとっても分かりやすい「日本一決定戦」を用意して、関心を煽る。メリットはこの2点に集約されると言ってもいいだろう。露出増によるスポンサーメリットの創出も、それに付帯していたことである。また、開幕当初はステージごとにスポンサーが付いており、第1ステージがサントリーシリーズ、第2ステージを日本信販・NICOSシリーズと称しており、このスポンサー収入も大きかった。

 当初からこうした2ステージ制へクエスチョンマークを付ける意見は根強くあった。前期王者が後期にモチベーションを喪失することに加えて、欧州のサッカー先進国から大きく逸脱したレギュレーションに対する後ろめたさのようなものもすでにあった。加えてチーム数の増加によって前後期2回戦ずつ(計4回戦)を維持するのが日程的に困難となり、1996年には早くも2ステージ制を放棄し、1シーズン制を実施している。だが、降格制度も存在しない中での1シーズン制は中だるみと消化試合の劇的な増加を招いてしまい、リーグの盛り上がりは急減。慌てて翌1997年から2ステージ制へ回帰することとなった。ただし、17にまで増えたチーム数を踏まえて、ステージごとのホーム&アウェー制は放棄。1回戦総当たりでステージ王者を決める、少々いびつな形式が導入されることとなった。

 この形式は引き分けの導入といった小さな施策はあったものの、最終的には1999年から16チームによる2ステージ制という形で定着することになる。ただ、この頃になると1998年度の横浜フリューゲルス消滅が象徴するように、Jリーグ全体の減退感は隠しようがなくなっていた。2000年には柏レイソルが年間の総合勝ち点で1位になりながら、前後期ともに優勝を逃してチャンピオンシップに出場できず。規定上「3位」になるという現象も発生し、「2ステージ制廃止論」が力を持ち始めた。2002年にはジュビロ磐田が初めて両ステージ制覇を実現し、チャンピオンシップが開催されないという事態が生じることとなった。磐田の戦績は純サッカー的には快挙だったものの、放送予定だったTV局が不信感を持つ事態でもあった。

 そして2005年、Jリーグはついに2ステージ制の撤廃、1シーズン制の導入へ踏み切る。掲げた大義は「世界基準」だったが、経営的にはJ1のチーム数を18に増やしてリーグ戦の試合数を増加させることで、チャンピオンシップ廃止による収入減を補うという考えだった。当時はチャンピオンシップに縁のないクラブにとってはむしろ恩寵であるとさえ考えられていた。ただ、チャンピオンシップの廃止によって「分かりやすい試合」を失った代償は確かにあった。チャンピオンシップという「視聴率を取れるJリーグの試合」がなくなったことで地上波TV局での露出は急減していく。とりわけスポンサーメリットの低減によるダメージは、じわじわとJリーグを痛め付けることとなった。実際、2ステージ制導入を決めた理事会の記者会見において、Jリーグ側は1シーズン制を維持することで「来シーズン、Jリーグの収入が10億円単位で減る試算があった」と、リーグスポンサー撤退の恐れがあったことを示唆。決断に踏み切った背景を明かした。スポンサーの立場になってみれば、露出する場の乏しいJリーグに億単位の資金を投じ続けることについて意義が見いだせなくなっていたということだろう。

 こうして歴史的経緯を書き出していくと、何となく2ステージ制のメリットとデメリットが見えてきたのではないだろうか。メリットは優勝争いの機会拡大とチャンピオンシップという「分かりやすい試合」の創出による露出の拡充。それによって新規顧客の獲得を図りつつ、スポンサーメリットを創り出せることは大きい。一方、デメリットは年間勝ち点1位のチームが日本一になれない可能性が生まれることでの公平性の喪失、そして過密日程だ。かつて16チームで行われていた2ステージ制のリーグ戦が18チームで行われるということは、その分だけ試合が増えるということ。必然的に週末だけで日程を消化することは不可能となり、平日開催の試合は急増することになる。平日開催の増加はシーズンチケットの買い控え、観客数の減少に直結する問題だけに、大きなデメリットと言える。さらに新しい形でのチャンピオンシップは年間勝ち点1位のチームと各ステージ2位のチームにも出場のチャンスを与えており、ポストシーズンの試合数も増えている。スケジュール問題は、ACLや日本代表の国際大会にも絡んで、2ステージ制導入において大きな課題として残りそうだ。

文●川端暁彦

◆磐田安田出場も鹿島は大迫期待/第26節(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20130921-1192410.html

<J1:磐田-鹿島>◇第26節◇21日◇ヤマハ

 14時キックオフ。

 【磐田】ホームのヤマハスタジアムで鹿島と対戦する。磐田は前節柏戦で、リーグでは10試合ぶり、アウェーに限れば17試合ぶりの白星を挙げた。一方の鹿島は、アウェーで7連敗中。磐田が今季初の連勝を遂げるか、鹿島がアウェーでの連敗を止めるかが注目される。磐田は新加入のDF安田のベンチ入りが濃厚で、戦況によっては2年半ぶりのJのピッチに立つ可能性も。

 【鹿島】FW大迫、ダビを中心に得点を狙う。磐田は残留争いに残るためにも負けられない一戦。鹿島は前節、下位の甲府に0-3で敗れており、優勝争いに食らいつくためにも取りこぼしは許されない。両チームにとって大事な試合となる。

◆【鹿島】青木「『勝ちきる』戦い方を」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20130920-1192369.html

 鹿島が優勝争いに食い込むため、勝利をもぎ取る。20日はミニゲームなどで汗を流し、翌21日の磐田戦に備えた。

 前節14日の甲府戦では0-3の完敗を喫し、アウェー7連敗。DF青木剛(30)は、「甲府戦で出た修正点を意識してしっかり練習できた。磐田はFW前田選手にボールが入ってくるし、その起点になるところも含めて気をつけたい。試合終盤に失点する傾向があるので、『勝ちきる』戦い方ができるように」と敵地での勝利を誓った。

◆【J1:第26節 磐田 vs 鹿島】プレビュー:互いに負けられない一戦。17位・磐田と4位・鹿島のプライドがヤマハで激突する!(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00161938.html

9月21日(土)J1 第26節 磐田 vs 鹿島(14:00KICK OFF/ヤマハ)
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今季リーグ戦は残り9試合。ホームの17位・磐田にとっても、アウェイの4位・鹿島にとっても最終順位に響く重要な一戦となる。

J1残留を争う17位・磐田は前節、アウェイで柏に3-1で勝利。リーグ戦で10試合ぶりに白星を掴んだ。アウェイでは約1年ぶりの勝利となり、関塚 隆監督も「アウェイで勝点3を取れたことは次につながる」と笑顔を見せた。ただし、15位・甲府も勝利したことで“残留ライン”との勝点差は『9』のまま。厳しい状況が続く。
柏戦の勝利で今季リーグ3勝目。今季は連勝がまだなく、勝った後の試合が鍵を握ることになる。今季リーグ初勝利となった第8節・湘南戦(4月27日)、関塚体制での初勝利となった第15節・新潟戦(7月10日)の後にいずれも勝てず、連勝で勢いに乗れなかったことが下位にいる要因の一つとなっている。

スタメンは前節から若干の変更がありそうだ。ポイントは左サイドになる。新戦力・安田理大の起用は流動的。前節・柏戦は金曜開催という変則日程だったため選手登録を認められずベンチ外となったが、14日と18日の練習試合には出場。関塚監督に「持ち味が出ていた」との評価を得ている。14日の練習試合では左右のサイドバック、左MFと3つのポジションを担当。宮崎智彦に代わり左サイドバックとして磐田デビューを果たす可能性もあり、左ふくらはぎ痛で17日の練習を途中で切り上げた山田大記に代わり左MFを務める可能性もある。また、前節の柏戦では後半途中から左サイドバックに伊野波雅彦、左MFに宮崎智彦という並びに変更したことも踏まえれば、今節のスタメンは簡単に読めない。

対する鹿島は勝点41の4位。首位・横浜FMとの勝点差は『7』あり、上位に踏みとどまるために落とせない一戦となる。前節はアウェイで甲府と対戦し0-3と完敗。トニーニョ セレーゾ監督が「今季一番ひどい試合」と嘆く敗戦となってしまった。今季は敵地では白星に見放されており、これでアウェイ7連敗。しかし、「アウェイでさらに2勝か3勝していればおそらく首位にいた」と指揮官が話す通り、それでも4位という順位にいることを忘れてはならない。それもそのはず。今季ホームではいまだ負けなし。12試合で10勝2分と驚異的な強さを見せている。今季アウェイではまだ2勝だが、力を持ったチームであることに疑いの余地はない。それを敵地でいかに発揮するか、という段階にあると言えるだろう。

前節は負傷離脱していたダヴィが7試合ぶりにピッチに立った。今季ここまで7得点をマークしており、第17節・磐田戦でもゴールを決めている。今季ここまで14得点の大迫勇也と合わせると、チームの総得点(40得点)の約半分を叩き出していることになる。この2トップはやはり強力だ。鹿島にとっては前節・甲府戦(アウェイ)→今節・磐田戦(アウェイ)→次節・大分戦(ホーム)と下位3連戦の2戦目。2試合連続のアウェイゲームとなるが、この試合に勝利し、圧倒的な勝率を誇るホームに大分を迎えたい。

以上

2013.09.20 Reported by 南間健治

2013年9月20日金曜日

★東京→磐田遠征について


2013年のジュビロ戦は関東在住には嬉しい14時始まり。

日帰りで(しかも鈍行=特急などの特別料金を払わないで)往復出来る地域がかなり広いですね。


たとえば渋谷からヤマハスタジアムを往復した場合、以下の様になります。


渋谷04:59発 → 京王と小田急 → 06:38新松田着 820円
 |
 |新松田駅からJR松田駅まで歩く(1~2分)
 |JR松田駅で「JR東海 休日乗り放題きっぷ」を購入 2600円
 | ↑これで磐田までの往復(約6000円分)が一日乗り放題
 |
松田06:50発 → JR御殿場線 → 08:00沼津着
 |
沼津08:08発 → JR東海道本線 → 10:05磐田着
 |
磐田駅 → バス → ヤマハスタジアム 200円
 |
試合観戦
 |
ヤマハスタジアム → バス → 磐田駅 200円
 |
磐田発 ~以下略

 渋谷←→新松田の往復1640円
 休日乗り放題きっぷ  2600円
 バス往復         400円
 合計 4640円

渋谷より遠いところからでも、お得なプランがあります。

JR東日本の休日おでかけパス(範囲は下図参照)を使います。

この区間なら往復(日帰りなら)2600円。

先ほど紹介したJR東海の休日乗り放題きっぷ(2600円)と併用すれば
安く上がります。

ただし、休日おでかけパスは小田原まで、休日乗り放題きっぷは熱海からなので、
小田原←→熱海間の400円×2(往復)は別途支払いましょう。

それでも

休日おでかけパスの区間→小田原 2600円
小田原 ← 東海道本線 → 熱海 800円(往復)
熱海 ← 東海道本線 → 磐田 2600円
スタジアムまでのバス 400円(往復)

で、6400円で帰ってこられます。

来年ジュビロはJ2に落っこちてしまう可能性もあります。
そうするとしばらくヤマハスタジアムにいけない事になるかも知れません。

この機会に行ってみてはいかがですか?

参考
 JR東日本おトクなきっぷ
 http://www.jreast.co.jp/tickets/info.aspx?GoodsCd=1801

 JR東海休日乗り放題きっぷ(画面上部の青空フリーパスではなく、下部の方です)
 http://railway.jr-central.co.jp/tickets/topics/convenience/aozora-free-holiday/

◆秋は興梠 浦和終盤戦へゴール量産だ(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp1-20130919-1191617.html

 やっぱり秋はコオロギならぬ、興梠の季節だ! 浦和FW興梠慎三(27)が18日、リーグ終盤戦へゴール量産を誓った。8月のリーグ戦6試合5得点。08年以降の直近5年間で8月の最高得点は2点と、夏場は調子のいいタイプではなかったが、今年の8月は固め打ちした。「プロに入って9年目だけど、夏にこれだけゴールできたのは初めて」。

 9月のゴール数も昨季の2得点が最多だが、夏場の殻を破ったことで「この調子でやっていきたい」と手応えを感じている。8月中は広島戦(3-1)の2得点、新潟戦(1-0)の決勝点と勝負を決するゴールを決めてきた。「1試合に1回は必ず、決めなければならないチャンスが来る」。常に得点機を意識し、抜け目なく狙ってきた。残り9試合、秋の深まりと同時に興梠が頂点へと導く。

◆欧州の舞台で輝きを放つ内田篤人 初得点とともに見せた流れを感じる力(スポナビ)


http://sportsnavi.yahoo.co.jp/sports/soccer/eusoccer/1314/columndtl/201309190004-spnavi

魅了される特別な舞台

 内田篤人にとってチャンピオンズリーグ(CL)3度目のシーズンが始まった。様々な国で、いろいろなスタイルのサッカーと対峙し、グループリーグ、決勝トーナメントとシーズンが深まっていくごとに町がヒートアップしていく、そんな欧州サッカーのダイナミズムが詰まったこのビッグイベントに内田も魅了されている。
「リーグとCLはやっぱり別。試合前に“あの曲”を聴けば、CLに帰って来たなと思います」

 9月18日のグループリーグ初戦、シャルケ04はホームでステアウア・ブカレストを3−0で下した。スコアの上では大差がついた試合だったが、67分に先制ゴールが決まるまで、彼らにとっては非常に厳しい展開が続いていた。30分頃からルーマニア人独特の、懐の深いドリブルからのパスに対応できなかった時間帯が続いた上、ビルドアップのミスが立て続けに起こり、65分にはセンターバックのベネディクト・ヘヴェデスが味方のいない敵陣にロングボールを蹴ってしまい大ブーイングを浴びていた。そんな苦しい試合を救ったのが内田の先制ゴールだった。

CL初得点が流れを呼び込む

 それは明らかにケビン=プリンス・ボアテングを狙って蹴ったクロスだった。
「あんまうれしくないと言ったらあれですけど、意図しているゴールではないので、もう少し練習します」
 内田にとってCL出場17試合目にして初めて奪ったゴールはラッキーゴール。しかし、崩れかけたチームをひとつにまとめる、とても貴重なゴールだった。

 その後、シャルケは攻守に連動し始め、ステアウアは疲弊しきってしまった。シャルケは見事な流れから78分にはボアテング、85分にはユリアン・ドラクスラーがゴールを挙げて、終わってみれば選手にとってもファンにとっても大満足の快勝を収めていた。
「うちはホント、流れに乗ったら強い。スタジアムが1点取れ、1点取れと後押ししてくれるんで、その中で良い流れになったらこっちのもん。最初のCL(2010−11シーズン)の時の、アウエーで耐えてホームに戻ってくればやれるという自信がある。ファンに後押しされてるかなと思います」

流れに応じたサッカーが必要

 内田によれば「チームは生き物」なのだという。良いときは良い。悪い時は悪い。その2つの表情は、8月に苦しみながらも、ボアテングやデニス・アオゴが入って調子を上げるといった風に中期的なスパンで現れることもあれば、この日の試合のようにひとつのゴールによってめまぐるしく変わることもある。
「チームは生き物っぽくて、その流れはある。良くなることを信じて、悪いときは我慢することが大事だと思ってます。勝負の運の流れというのはすごくあります。僕はそれを結構感じている。うまくいくときは何をやってもうまくいくし、だめなときは何をやってもだめ。そういうところをおさえながら運の流れもあると思います」

 欧州の強豪チームも、その名に似合わぬ凡戦をすることが多々ある。しかし、最後に彼らは勝っている。それは強かった時の鹿島アントラーズもそうだった。
「(試合の)流れに流れるというのもあると思う。考えて(サッカーを)やって、それが思うように行くならサッカーじゃないから。耐えないと上に行けない」
 最先端の戦術も良いだろうが、試合の流れに応じて勝負に割り切ったサッカーをしないと、この世界では頂点は狙えない――そんなことを内田は伝えてくれようとしたのではないか。

チームのために走って戦う

「(CLでベスト4進出を果たした時のシャルケでの)1年目というのはラウル・ゴンサレスに引っ張られ、マヌエル・ノイアーに助けられたという感じだった。それから 何人かチームが新しい選手を取った。自分の中でも、これだけ試合に出さしてもらって、やっていかなきゃいけないという意思が強くなってきた。チームに助けられている部分はまだまだたくさんあるんですけど、少しでもチームのために走って戦えればいいかなと思います、ってちょっとシャルケっぽくなってますけど」

 かつての炭鉱の町、ギルセンキルヘンの労働者を背景とするシャルケのサッカーのメンタリティーが、すらっと内田の口から衝(つ)いて出た。

<了>

◆シャルケSD:「内田のゴールは...」(スポナビ)


http://sportsnavi.yahoo.co.jp/sports/soccer/eusoccer/headlines/article/20130919-00000028-goal

18日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)・グループE第1節、シャルケはステアウア・ブカレストを3-0で下した。シャルケのホルスト・ヘルトSD(スポーツディレクター)は、DF内田篤人が挙げた先制ゴールについてコメントしている。

なかなか先制点を奪えず、反対にステアウアの鋭い攻撃に脅威を与えられていたシャルケ。67分、内田が右からクロスを送り込むと、ボールは味方も敵も通過してゴールに吸い込まれた。ヘルトSDは試合後、そのゴールを「幸運なドア・オープナー」と称しながら次のように話している。

「今日は簡単ではなかったね。ステアウアは良いチーム。我々は我慢しなければいけなかったが、前半の好機をよりうまくものにするべきだった。幸運なゴールの後、ステアウアが前がかりになり、我々がカウンターを仕掛けることができたので、我々にとってはより簡単になった」

「顔を上げて、ボールをファーに流し込んだ感じは、意図通り(笑)。多くの言い回しがある。例えば、ゴールは中央にあって、たまにはクロスを上げなければいけない。奇妙なゴールはよくあるが、(内田の)あのゴールはそのトップ10に入る」

内田の得点でリードを奪ったシャルケは、78分にMFケヴィン=プリンス・ボアテング、85分にはMFユリアン・ドラクスラーが追加点を決めている。CL第1節が終わり、同クラブはグループEの首位に立った。

(C)Goal.com

◆シャルケ指揮官が内田の先制点に言及「確かに運にも恵まれた」(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/world/cl/20130919/135854.html



 18日にチャンピオンズリーグのグループステージ第1節が行われ、日本代表DF内田篤人の所属するシャルケは、ホームでステアウア・ブカレストと対戦。内田らの得点で、3-0と勝利を収めた。

 試合後、シャルケのイェンス・ケラー監督は、以下のように快勝を振り返った。『UEFA.com』が伝えている。

「今回の勝利により、チャンピンズリーグで理想的なスタートを切れた。3試合連続の完封で試合を終えられ、この上なく嬉しい。チームは一体となってうまく機能しているよ。いい形で試合に入り、粘り強く戦ってチャンスを多く作った。しかし、突然ペースダウンして、あまり動けなくなった。その時間帯は相手を勢いに乗せてしまったね」

「後半もペースをつかめなかったが、全体的には快勝と言え、勝ち点3を手にした。先制点のシーンは、確かに運にも恵まれたが、均衡を破るには運に頼るしかない時もある。ケビン・プリンス(ボアテング)は簡単には引き下がらない。常にプレーに絡もうとして、ボールを要求する。言動でチームを引っ張り、すでに非常に重要な選手になっていることに間違いないよ」

 シャルケは、10月1日に行われる第2節で、バーゼルとのアウェー戦に臨む。

◆独誌がCL初ゴールの内田に高評価…最多のボールタッチ数も記録(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/world/cl/20130919/135846.html



 18日にチャンピオンズリーグのグループステージ第1節が行われ、日本代表DF内田篤人の所属するシャルケはホームでステアウア・ブカレストと対戦し、3-0で勝利を収めた。

 ドイツ誌『キッカー』では、試合を受けて出場各選手の採点を公表(最高点1、最低点6)。フル出場して先制点を挙げた内田には、チーム2位タイの「2.5」の高評価を与えた。また、内田のボールタッチ数が、チーム最多の98回を記録したことも併せて伝えている。

 なお、フル出場してシャルケの2点目を挙げたガーナ代表MFケヴィン・プリンス・ボアテングが、「2」と採点されて両チームでの最高評価となっている。

◆内田、欧州CL初得点 流れ呼び込む(デイリー)


http://www.daily.co.jp/soccer/2013/09/20/0006352777.shtml

 「欧州CL・1次リーグ、シャルケ3-0ステアウア・ブカレスト」(18日、ゲルゼンキルヘン)

 E組でDF内田篤人(25)のシャルケ(ドイツ)がステアウア・ブカレスト(ルーマニア)にホームで3‐0と快勝した。内田は後半22分に、CL初得点を挙げた。F組ではFW宮市亮(20)のアーセナル(イングランド)がアウェーでマルセイユ(フランス)に2‐1で勝った。宮市は試合終了間際に投入され、本戦に初めて出場した。H組ではFWリオネル・メッシ(26)が3得点したバルセロナ(スペイン)がアヤックス(オランダ)に4‐0で快勝した。

 内田がCL初ゴールとなる先制点を挙げた。後半22分、右からふわっとしたクロスをゴール前に走り込むボアテングへ送った。ボールが流れて合わなかったが、動きにつられたGKは反応できず、ゴールへ吸い込まれた。「ああいうゴールがたまにポロッと出る。もっと普通のゴールがいいですけど」と振り返った。

◆【欧州CL】内田、日本人5人目のCL弾!俊輔に並ぶ最多17戦出場(報知)


http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/world/news/20130919-OHT1T00220.htm

 ◆欧州CL ▽1次リーグE組 シャルケ04 3─0Sブカレスト(18日、ヴェルティンス・アレーナ) シャルケ04の日本代表DF内田篤人(25)が、ステアウア戦の後半22分に決勝点となる先制ゴールを決め、3―0の白星発進に貢献した。内田は通算17試合目のCL出場となり、MF中村俊輔(元セルティック、現・横浜M)の日本人最多出場記録に並んだ。

 あまりにあっけなく、内田が日本人5人目の欧州CL得点者になった。後半22分。内田はゴール正面へ走り込むMFボアテング目がけてアーリークロスを送った。速くも遅くもないボールは、ボアテングのマークについていたDF頭上を通過。DFがクリアするものと思っていたのか、GKはボールに反応することができない。敵味方合わせて4人の間を縫うように、ボールはワンバウンドして静かにゴールに吸い込まれていった。

 「たまにポロッと出る。もっと普通のゴールがいいんですけど」と内田。「ケビン(ボアテング)が詰めてくれて、半分というか、ほとんど彼のゴール。意図してるゴールではないので、もう少し練習します」。チームメートから祝福される中、苦笑いのような照れ笑いのような表情を浮かべていた。

 渡欧4シーズン目。2大会連続、3度目の欧州CLになる。17試合目は日本人最多タイだ。「試合前にあの(テーマ)曲を聞けば、CLに帰ってきたなと思う。この大会に出られるチームも少ない。こういうチームにいられるというのは幸せなこと」

 最高成績は加入初年度の10~11年シーズンのベスト4。これも日本人最高タイ(78~79年、1FCケルン・奥寺康彦)になる。「(元スペイン代表FW)ラウルに引っ張られ、(ドイツ代表GK)ノイアーに助けられ、という感じだった。そういう柱が抜けて、自分の中でもやっていかないといけないという意思は強くなってきている」。4年目でチームの中核を担っている自覚も出てきた。クラブ公式サイトのインタビューでは、契約延長のオファーがあれば喜んで応じる姿勢を明言している。主力としての責任と覚悟を胸に、日本人初のファイナリストへ突き進む。

◆シャルケ内田、先制点で快勝貢献 宮市はCLデビュー(トーチュウ)


http://www.chunichi.co.jp/s/chuspo/article/2013091901000797.html

 【ゲルゼンキルヘン(ドイツ)共同】サッカーの欧州チャンピオンズリーグ(CL)は18日、各地で1次リーグ第1戦の8試合が行われ、E組で内田篤人のシャルケ(ドイツ)はホームでステアウア・ブカレスト(ルーマニア)に3―0で快勝した。内田は右サイドバックでフル出場し、後半22分に先制点を決めた。

 F組で宮市亮のアーセナル(イングランド)は敵地でマルセイユ(フランス)に2―1で勝った。宮市は後半ロスタイムに出場し、CLデビューを果たした。

 E組では2大会ぶりの優勝を狙うチェルシー(イングランド)がホームでバーゼル(スイス)に敗れる波乱。

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