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2013年11月24日日曜日

◆【J1:第32節 鹿島 vs 鳥栖】トニーニョセレーゾ監督(鹿島)記者会見コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00164778.html

11月23日(土) 2013 J1リーグ戦 第32節
鹿島 1 - 2 鳥栖 (14:04/カシマ/17,030人)
得点者:64' 金民友(鳥栖)、84' 青木剛(鹿島)、90'+5 金民友(鳥栖)
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●トニーニョセレーゾ監督(鹿島):

Q:前半はリズムよく攻めていましたが、攻めあぐねたことの評価をお願いします。あと残り2節をどのように戦いますでしょうか?

「残り2節と言ってもシーズンが終わったわけではないので、しっかり最後まで戦い抜くことは当たり前のことであり、やり抜くべきことだと思います。次はセレッソとの直接対決でもありますし、最後はサンフレッチェ戦のあります。ただ、それは今日考えるべきことではないと思いますし、まずは1回リフレッシュして、頭を切り替えること、まず休むことを考えなければならないと思います。また改めてお話しできる機会があれば、それに関してはお話ししたいと思います。

試合に関しては前半はチャンスを多くつくっていました。結果だけ、数字だけを見れば我々はひどい内容で、相手が上回っていたようになるかもしれません。ただ、内容を見れば、強がることではなく客観的に自チームの評価をしなければいけない立場ですのでそうではなく、自分たちが準備してきたものがうまくできていました。ハーフタイムで言うこともなかったですし、逆に『持続』ということを話さなければなりませんでした。今週、相手の対策でやってきたことができていましたし、相手のもう一つの武器であるロングスローに対しても良い対応ができていたと思います。練習で想定したことを選手たちが実行できていました。試合のなかで、勝つに値するプレーをして勝つこともあれば、全然内容がひどくて運や何かが味方して勝つこともあります。あるいは内容が良くても相手が事故から点を取って終わってしまうこともあります。その時は敗戦という見出しやレッテルが貼られるだけです。ただ、僕はそういう時もサッカーのシーズンの中ではあることを理解しています。1点目は、詳しく映像を見てませんが、青木選手へのファウルがあったのかなかったのかというところは、また後で見なければいけませんけれど、そういった場面から起きてしまった失点でした。1失点した後から慌ててしまった時間帯が失点した直後にありましたけれど、そのあとは落ち着いて、引いた相手に対してはサイドチェンジを多くして、横にスライドしたところを使うということを、僕はずっと言っていたので、落ち着いてからは徐々にその形ができるようになりました。同点に追いついた後は、どうしても勝たなければいけない状況ですので、選手たちがどうしても前へ行ってしまって、競り合いのところからカウンターを食らうことになりました。内容を総合的に見ても、得点が入るか入らないか、入ったかどうかの部分で試合の結果に影響しました。試合によっては内容が悪くても蹴ったら入ったということもあります。今回、痛い敗戦であることは間違いないですが、誰かのミスとか、選手一人が起こしてしまった敗戦とは捉えていません。勝ったときもみんなで勝ったわけですし、負けた時ももう少し何らかの形でもう少しよくできたことが、その場面においてはあったかもしれませんし、勝っても負けても、うちのチームはみんなでその責任をとってやり続けなければならない。

率直に、皆さんから『一番ひどかった選手は誰ですか?』と聞かれても、そう簡単には浮かばないし、それだけチームとしてよかったところがあります。当然、皆さんから見ても、一人か二人、ちょっと本来のパフォーマンスを考えると、今日以上のものを見せられたかもしれないと言うかもしれませんが、基本的に全員が動き、全員が戦い、全員が走って、チームのためにありつづけたことは事実として、映像にも残っています。チームとしてやるべき機能的な部分もしっかりやりました。あとは最終的な効率という部分で、あれだけ前半も後半もつくったチャンスのなかでゴールを決めれば状況は変わっていました。あとは讃えなければいけないのは相手の戦い方です。ロングボールを蹴ってセカンドボールを拾うというのは、彼らの運動量も要するし、それをやり続けたことは讃えないといけないと思います。ただし、だからと言って全てが彼らの思い通りに機能したかと言えば、そうではないと思いますし、我々も彼らの良さという部分、やろうとしている部分は防げたと思います。決めるべきところ、数多くあったチャンスを、もう少し落ち着いてやれれば恐らく違う状況になっていたと思います。相手よりもシュートの数では上回りましたし、チャンスの数、ポゼッションでも上回りました。ただ、それでも試合には勝てないというのが、サッカーの不思議な部分でもあります」

Q:今日、野沢選手、本山選手がベンチに入っていませんでした。いろいろな理由があってのことだと思いますが、その理由をご説明頂けますか?

「本山選手は先週の試合で内転筋などを怪我をしたので、今週に入ってからも練習はやっていましたが本来のパフォーマンスではありませんでした。シーズン終盤に怪我をさせるわけにはいかないので、大事をとっての選択でした。良いコンディションであれば、試合に出場できる選手、力を持っている選手です。野沢選手に関しては、たぶんチーム一のチャンスをもらった選手です。試合によっては期待した最低限の部分をやってくれた時もあれば、うまくできなかったときもありました。僕はチームを再建するという目的で招聘されたので、そこで豊川選手や中村選手という、今季加入したり新人の選手がいたりして、彼らに少しずつチームになれさせる、あるいはこのクラブの伝統に慣れさせることを考えてやっていかなければいけません。クラブはそういう方針で進んでいくことは紛れもなく隠しようがない事実で、入れ替えていかなければいけません。若い選手で、上を目指し、あるいは成功を手にしたい者が、そのチャンスをもらうべきだと思います。
日本の場合は、試合のメンバーは18名と決まっているので、私がその週のパフォーマンスや姿勢、そのシーズンの姿勢を含めながら、ベンチ入りの選手を決める権利があるので決めさせてもらいました」

以上