日刊鹿島アントラーズニュース

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2013年9月1日日曜日

◆2013Jリーグ ディビジョン1 第24節(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/50379

J1 第24節 柏レイソル戦 マッチレビュー

大迫の4戦連続弾とジュニーニョの2ゴールで快勝!好調柏を下して4位浮上!

前節に3試合ぶりの黒星を喫した鹿島は、第24節でリーグ戦無敗を続けるホームに柏を迎えた。勝点差2で追われていることもあり、敗れると順位が入れ替わる相手だったが、3-1で快勝して2試合ぶりの勝利を収めた。

鹿島は開始早々の3分に、土居が挨拶代わりにクロスバー直撃のミドルシュートを放つ。すると直後のCKで、野沢が左サイドでショートコーナーからクロスを入れると、ゴール前の山村が胸でボールを落とし、大迫がダイレクトシュートを叩き込んで、早くも均衡を破った。

大迫の4試合連続ゴールで幸先良い出足を見せると、その後も柏を圧倒。高いボールポゼッションをベースに攻め立てた。14分には曽ヶ端のロングキックを大迫が頭で逸らすと、土居がワンタッチでジュニーニョに落とした。ジュニーニョはペナルティエリア手前でボールを受けると、相手DFに囲まれながらも右足を振り抜き、ゴールネットを豪快に揺らした。

リードを広げると3点目こそ奪えなかったが、柏に何もさせないまま前半を折り返した。ところが、後半に入ると展開が一変。柏に攻め込まれる場面が多くなる。52分にはカウンターから工藤に得点を許して、1点差に詰め寄られてしまった。

61分には、CKから土居がヘディングシュートでゴールネットを揺らしたが、オフサイドの判定で得点ならず。守勢に回ることが続き、2点差から逆転負けを喫した前節の悪夢が頭をよぎったが、その不安をジュニーニョが払拭する。

66分に中盤でボールを奪うと、小笠原が前線まで持ち込んでスルーパス。絶妙なボールを受けたジュニーニョはDFを1人かわして、落ち着いて右足のシュートを流し込んだ。苦しい時間帯を凌いで点差を広げると、直後の68分には本山を投入。試合展開を落ち着かせ、再びペースを握ると、危なげなく逃げ切った。

鹿島は9試合負けなしと好調だった柏に黒星をつけるとともに、ホーム無敗を守った。残り10節となった時点で、首位の横浜FMと勝点6差の4位に浮上。次節は、天皇杯を挟んで行われる2週間後のアウェイ甲府戦となるが、優勝争いに生き残るためにしっかりと勝点3を奪いたい。



【この試合のトピックス】
・大迫が自己最高となるリーグ戦4試合連続ゴール。これで、今季14ゴール目。
・この勝利で今季リーグ戦ホームゲーム無敗記録を10勝2分の12試合に伸ばす。

監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・自分たちのキャラクターがしっかり表現できている。最後の笛まで戦い続けろ!
・刻一刻と変化する戦況に応じて、自分がチームのために何をすべきか判断しろ。
・サイドチェンジとボールスピード。効果的に変化をつけていこう。

柏レイソル:ネルシーニョ
・もう少し全体に前へラインを押し上げてコンパクトにしよう。
・攻撃の時にもう少し工夫しよう。

[試合後]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・非常に素晴らしく、全てが上手くいった前半だったと思う。後半は相手がビハインドの状況と能力を考えれば、圧力をかけられると予想されていた。立ち上がりには恐れずに自分たちのサッカーをするように要求した。しかし、残念ながら立ち上がりの10分、15分で消極的なプレーをしてしまい、ボールロストから失点してしまった。その後はジョルジ ワグネルをネルシーニョ監督が非常にクレバーな配置をしてきた。ボランチの背後のスペースでプレーするように指示され、経験や視野の広さ、技術もあり、彼が後半の流れを変えていった。柏には他にも素晴らしい選手がいるが、彼が流れを少しずつ変えていき、苦しめてきた。そのところで指示を一生懸命伝えようとしたが、伝わらずに苛立ちがあり、テクニカルエリアをオーバーしてしまったことは申し訳ないと思っているし、気をつけていきたい。そういう流れを変えられる選手を自由にしてはいけないと、選手たちは教訓として持たないといけない。

・当然ながら、疲労度から徐々にスペースができるようになり、3点目を取ることができ、試合を決定づけられた。また、本山選手の投入で、彼が守備の部分で安定させてくれた。そこで、全員の意思統一ができたのではないかと思う。

・我々がホームで勝ち続けていることで、4位、5位の順位でいる状況になっているし、他チームの結果によって、運を味方にしていることもある。課題はアウェイで勝ち続けることができればというところ。それができれば、目標という部分に近づけると思う。ただ、ウチは選手層が薄いので、選手たち一人ひとりに感謝しないといけないし、ホームでは必死に相手に食らいついていく、全員で勝利を追求してやっている。あとは、それをアウェイでもできるようにと思っている。


柏レイソル:ネルシーニョ
今日は難しいゲームだと予想していたし、分析をしっかりして準備をしてきた。しかしその予想が完全に悪い方向に出てしまった。マークや判断といったところでの自分たちのミスにより開始14分で立て続けに失点してしまった。ハーフタイムに修正して後半の立ち上がりは良くなったし、あのプレーを継続していれば同点にできたと確信している。しかしそこでもまた幼いミスを重ね、失点した。鹿島は順位が近く、今日は3歩前へ進めるチャンスだったのに、3歩後退してしまった。これはプロフェッショナルとして全く受け入れられないことである。


選手コメント

[試合後]

【野沢 拓也】
セットプレーからの得点が少ないと監督からも言われていた。ショートCKで相手の意表を突き、相手も油断したと思う。中にいた選手たちもアクションを起こしてくれたので、得点につながったと思う。夏場に弱いと言われた中で勝てたのは大きいと思う。

【大迫 勇也】
ホームでは絶対に負けられないという気持ちでやっている。良いところにこぼれてきたし、叩きつけるだけだった。途中から中盤が守備に追われて孤立する時間もあったが、チャンスは絶対に来ると思っていた。相手が前がかりになったし、ジュニもいたので点は取れると思っていた。

【青木 剛】
後半に押し込まれ、厳しい時間が続いたがカウンターで3点目を取れてから、アントラーズのペースでできた。この3点目が大きかったと思う。自分たちは勝ち続けるしかない状況だし、天皇杯を挟むけど勝ち続けたい。サポーターの力が大きいことは今日の試合でも感じた。サポーターが最後まで声を出し続けてくれた。それで3点目を取れたと思うので感謝したい。

【前野 貴徳】
勝てて良かった。まず前半を無失点で終わりたいと思っていた。チャンスは作っていたので、点は取れると思っていた。みんな集中して守っていたと思う。後半にクロスでなくマイナスのボールを出した場面はバチの前に大きなスペースが見えた。正直迷ったが自分でシュートを打つなど、もっと思い切ったプレーをしても良かったと思う。

山村選手、土居選手のコメントはアントラーズモバイルをご覧ください。

◆八木直生選手が現役引退(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/news/release/37479

標記の通り、GK八木直生選手が現役を引退することになりました。8月末日をもって選手契約を解除し、本日付で育成組織コーチとしての契約を結びましたことを、あわせてお知らせします。
9月29日(日)に行われる「オープンスタジアム2013」(カシマスタジアム)におきまして、同選手のサヨナラセレモニーを行います(詳細は後日の発表となります)。

<選手プロフィール>
■選手名:八木直生(やぎ・なおき)
■生まれ:1991年12月18日、群馬県桐生市出身
■サイズ:199センチ、80キロ
■ポジション:GK
■経歴:
広沢FC─桐生市立広沢中学校─鹿島アントラーズユース(2007)─鹿島アントラーズ(2010)
■公式戦出場歴:なし
■代表歴:2009U-18日本代表候補

<八木選手コメント>
春に心臓の手術を受け、復帰を目指してトレーニングを行ってきましたが、このたび現役選手としての生活を終えることを決意しました。シーズン終了を待つよりも、少しでも早く次の一歩を踏み出し、勉強を始めることが大切だと思い、決断しました。これまで多くの方々に支えていただいてきたので、本心を言えば、ピッチで恩返しがしたかったです。申し訳ない気持ちは残りますが、今後は今までとは違った形でクラブに貢献できればと考えています。ユース時代から7年間、プロとしてカシマスタジアムのピッチに立つ日を夢見て練習に取り組んできましたが、これからは自分が育てた選手がプロのピッチに立つことを夢見て、日々精進したいと思います。最後になりましたが、これまでの選手生活を支えてくれた家族、チームメート、スタッフ、そして何よりもファンの皆さんに心から感謝したいと思います。本当にありがとうございました。

◆シャルケ内田右SBでフル出場 今季初勝利に貢献(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2013/08/31/kiji/K20130831006528910.html

ブンデスリーガ・第4節 シャルケ2―0レバークーゼン (8月31日)

 ドイツ・ブンデスリーガ第4節、日本代表DF内田篤人が所属するシャルケはホームでレバークーゼンと対戦し、2―0で今季リーグ戦初勝利。内田は右SBで先発フル出場した。

 シャルケは前日30日にイタリアのACミランから電撃加入を果たしたMFボアテングをスタメンで起用。前半30分にヘーガーのミドルシュートで先制。前半はそのまま1―0で終了した。

 後半に入るとボールを保持し同点を狙うレバークーゼンに対し、シャルケはカウンターから追加点を狙う構図に。内田はそのカウンターから鋭いクロスを相手ゴール前に供給、守備では自陣ペナルティエリアで危険なクロスやシュートを何度もクリアするなど奮闘した。そして迎えた後半37分、シャルケのMFファルファンがペナルティエリア内で倒されPKを獲得。これをファルファン自身が豪快に叩き込み2―0とした。

 シャルケは今季リーグ戦初勝利。またこの勝利は、ブンデスリーガで今季初完封勝利ともなった。

◆「思わぬ劣勢」も200試合出場の柏木のアシストで興梠が決勝弾(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/402141_124503_fl

[8.31 J1第24節 浦和1-0新潟 埼玉]

 ハーフタイムに「吐き気を催す選手もいた」(ペトロヴィッチ監督)というほど満身創痍だった浦和レッズを救ったのは、エースFW興梠慎三の一撃だった。後半17分、トップ下からボランチへとポジションを下げていたMF柏木陽介がゴール前まで顔を出すと、それまで高い集中力で守っていた新潟DF陣が“ボールウォッチャー”に。そのスキを付いて興梠が新潟DFの背後を取った一瞬を柏木は見逃さなかった。「いつもオフサイドギリギリで駆け引きしてくれているので。どうかなと思って出したんですけど」。柏木の見事なスルーパスは、この日最大の決定機をつくりだした。


「苦戦しましたけど、足元で崩したときにはワンチャンスくると思っていたので。いつもなら外しているだろうけど(笑)、今日は決められてよかったです」。飛び出してきたGK東口順昭の上をいく技ありのシュート。ワンチャンスをものにし今季9点目を挙げた興梠は、重責から開放され安堵の表情を見せていた。

 7年間負けなしとアルビレックス新潟を得意としている浦和。しかも新潟に一度も負けたことがないホームでの一戦だったが、試合は意外な展開になった。試合の入り方こそ良かった浦和だったが、10分が経過した頃には主導権は新潟に渡っていた。「思わぬ劣勢に立たされた」。興梠がそう語るほど、前半は立て続けにピンチを迎えた。

 この試合で通算200試合出場となった柏木。メモリアルマッチを自らのアシストで勝利に導いたが、「200試合でどうこうというのはない」と言う。「内容的にはよくなかったけど、今日の試合は勝つことが第一優先だった」。個人記録よりも、チームの勝利を喜んでいた。ミックスゾーンで取材を受けている柏木を見つけたペトロヴィッチは、「ヨースケ!」とご機嫌な様子で近寄ると、ハグで愛弟子を労っていた。

 首位横浜FMが敗れたことで勝ち点差は「1」に縮まり、広島も敗れたことで順位はひとつ上がり2位となった。「夏場の連戦で、我々のサッカーにとっては厳しい状況下だったが、結果を残せたので良しとしている」。内容は伴わなかったが、ホームで勝ち切れたことにペトロヴィッチ監督も満足していた。

(取材・文 奥山典幸)

◆浦和、興梠弾で首位に1差「ワンチャンス来ると」(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20130901/jle13090105020005-n1.html

 J1第24節(31日、浦和1-0新潟、埼玉ス)FW興梠が鮮やかな決勝ゴール。0-0の後半17分に相手DFのマークを一瞬で外すと、MF柏木の縦パスを受けて浮き球のシュート。「ワンチャンスが来ると思っていた」と今季9点目に胸を張った。新潟のプレスに本来のパス回しを封じられたが、しぶとく勝ち点を46に積み上げて首位横浜Mに1差と肉薄。「最終節は1位でいられるように。優勝するために浦和に来た」と残り10試合での逆転優勝を誓った。

◆【浦和】興梠技あり!ループV弾/J1(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20130831-1182084.html

<J1:浦和1-0新潟>◇第24節◇31日◇埼玉

 浦和が連勝中の新潟をくだした。後半17分にMF柏木からのパスを受けたFW興梠慎三(27)が、冷静にループシュートを決めた。

 興梠は「パスを受けた時にちょっと重心が後ろになった。最後はループしかなかった。うまく決められて良かった」と笑顔を見せた。柏木も「慎三がフリーになるのが見えた。失点しないことがいかに勝ちにつながるかということ。無失点なら1つか2つのチャンスを決められればいい」と通算200試合出場を白星で飾りホッとした表情を見せた。

◆新加入ボアテング先発のシャルケが今季初勝利…内田はフル出場(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/world/ger/20130901/132111.html



 ブンデスリーガ第4節が8月31日に行われ、日本代表DF内田篤人の所属するシャルケとレヴァークーゼンが対戦。内田は先発出場した。

 リーグ戦で未勝利のシャルケでは、30日に獲得したケヴィン・プリンス・ボアテングが先発出場。ホーム戦に臨むと、30分にマルコ・ヘーガーが先制点を奪う。ジェフェルソン・ファルファンのFKをヘディングで合わせ、ゴールネットを揺らした。

 均衡を破ると、シャルケは前半を1点リードのまま折り返した。後半に入ると、レヴァークーゼンに攻め込まれる場面が出てきたが、78分にレヴァークーゼンにCKからシュートを打たれるが、内田がゴール前でシュートブロックをするなど、得点を許さない。

 1点差のまま、終盤に突入すると、83分に追加点を奪取。ファルファンがカウンターからドリブル突破を図ると、ペナルティエリア内で倒されてPKを獲得。絶好機を迎えると、ファルファン自身がシュートを蹴り込み、リードを広げた。

 シャルケは守備陣も開幕3連勝中のレヴァークーゼンを完封。2-0と勝利し、今シーズンのリーグ戦での初白星を挙げた。内田はフル出場している。

◆筑波大延長制す 天皇杯1回戦(茨城新聞)


http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13779566326402

浦安SC破る

サッカーの第93回天皇杯全日本選手権(日本サッカー協会、Jリーグ主催、共同通信社など共催)第1日は31日、各地で1回戦11試合があり、本県代表の筑波大は延長戦の末に浦安SC(千葉)を4-1で下した。来季から始まるJ3入りを目指す福島ユナイテッド(福島)や日本フットボールリーグ(JFL)首位のカマタマーレ讃岐が2回戦に進み、栃木ウーヴァ(栃木)などのJFL勢も初戦を突破した。

1回戦の残り12試合は1日に行われ、Jリーグ勢が登場する2回戦は4、7、8、11日に開催。筑波大は4日、日立柏サッカー場でJ1柏に挑む。J1鹿島は7日、カシマスタジアムでグルージャ盛岡(岩手)-ソニー仙台(宮城)の勝者と戦う。J2水戸は同日、J2愛媛とケーズデンキスタジアム水戸で対戦する。決勝は来年1月1日に東京・国立競技場で行われる。

◆鹿島ホーム10勝目!青木「サポーターの力」(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20130831/jle13083123220011-n1.html

 J1第24節(31日、鹿島3-1柏、カシマ)鹿島は本拠地での無敗記録をまた伸ばし、今季はホームで10勝2分けとなった。圧倒的な勝率の理由を聞かれ、青木は「サポーターの力が大きいと、きょうの試合でも感じた」と感謝した。

 3位広島と勝ち点3差の4位に再浮上。セレーゾ監督は「アウェーでも勝ち続けることができれば」と、冷静に課題を挙げた。(共同)

◆大迫4戦連発で鹿島がホーム4連勝、柏は工藤ゴールも10戦ぶり黒星(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/402121_124484_fl

[8.31 J1第24節 鹿島3-1柏 カシマ]

 鹿島アントラーズはホームで柏レイソルに3-1で快勝し、2試合ぶりの白星を挙げた。ホームでは4連勝で、今季無敗(10勝2分)をキープ。一方の柏は7月6日の新潟戦(2-3)以来、10試合ぶりの黒星となった。

 日本代表にも復帰した絶好調のエースが試合の口火を切った。鹿島は前半3分、ショートコーナーからMF野沢拓也が左クロス。ゴール前混戦の中、こぼれ球をDF山村和也がつなぎ、FW大迫勇也が落ち着いて右足で蹴り込んだ。大迫は自身初となる4戦連発弾。9月2日から始まる代表合宿へ弾みを付ける先制点となった。

 立ち上がり早々にリードを奪った鹿島は前半14分にも大迫が競ったセカンドボールをMF土居聖真が落とし、MFジュニーニョがドリブルから右足でシュート。豪快にゴールネットを揺らし、2-0と突き放した。

 出はなをくじかれた柏はなかなかリズムに乗れず、シュートまでも持ち込めない。すると前半18分に早くも動く。MF狩野健太に代えてDF増嶋竜也を投入。4-4-2から3-4-2-1にシステムを変更し、流れを変えようとした。

 前半はそのまま0-2で折り返した柏だが、システム変更後は徐々に落ち着きを取り戻し、反撃のチャンスを待った。そして後半8分、中盤でMF大谷秀和がボールをカットし、FW田中順也に縦パスを通す。田中は素早くゴール前にスルーパス。これに反応した日本代表FW工藤壮人がドリブルで持ち込み、豪快な右足ミドルをゴール右上隅に叩き込んだ。

 1点差に追い上げられた鹿島は慌てない。後半16分、右CKをニアでジュニーニョがそらし、土居がヘディングでゴールネットを揺らすが、オフサイドの判定。それでも同21分、大迫の守備からボールを奪い、土居、小笠原とつないで最後はジュニーニョが右足でゴールに流し込んだ。3-1と試合を決定づけた鹿島。その後の柏の反撃にも落ち着いて対応し、ホーム4連勝を飾った。

◆鹿島・大迫4戦連発 代表戦へ意気込む(デイリー)


http://www.daily.co.jp/soccer/2013/09/01/0006299358.shtml

 「J1、鹿島3-1柏」(31日、カシマ)

 鹿島が日本代表FW大迫勇也(23)の得点などで柏に3‐1で快勝し、4位に上がった。横浜Mが大宮に0‐1で敗れたが、首位を守った。大宮は連敗を8で止めた。浦和は新潟を1‐0で下し、2位に浮上。広島はFC東京に1‐2で敗れ、3位に後退した。日本代表の活動のために中断に入り、第25節は9月13、14日に行われる。

 日本代表に復帰したFW大迫が、自身の記録を更新する4試合連続ゴールで勝利に貢献した。前半3分の左CKからの攻撃、ゴール前でDF山村がトラップしたボールが目の前にきたところで、右足を迷わず振り抜いた。今季ホーム12戦負けなしへとつなげる先制点に「うまくこぼれてきたので、落ち着いて流し込んだ」と自画自賛。日本代表へ向けては「ここからが勝負だと思う」と意気込んだ。

◆【鹿島】大迫、4戦連発!6日グアテマラ戦へ弾み(報知)


http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/jleague/news/20130901-OHT1T00028.htm

 ◆J1第24節 鹿島3―1柏(31日・カシマスタジアム) 日本代表の新戦力がゴールの競演を見せた。鹿島は日本代表FW大迫勇也(23)が前半3分、自身初の4戦連発となる先制ゴールを挙げる活躍を見せ、柏を3―1で撃破。柏も同FW工藤壮人(23)が2試合連続得点を決めたが、勝利には結びつかなかった。2日からは大阪府内で日本代表合宿が開始。グアテマラ戦、ガーナ戦に向け更なるアピールを続ける。

 止まらない。ザック・ジャパン期待の新鮮力FWが、いきなり結果で応えた。前半3分だ。日本代表に復帰した鹿島の大迫が、自身公式戦初となる4戦連発で、チームに先制点をもたらした。

 「いいところにボールが来たから、叩きつけるだけだった」。指揮官の教えを守った一発でもあった。ゴール前でクロスを受けたDF山村の胸トラップが一瞬こぼれたところに反応し、右足ボレーを決めた。

 7月の東アジア杯ではザッケローニ監督(60)から「ゴールの枠の幅の延長線上の中にいろ」とアドバイスを受けた。「そういう表現で言われたのは初めて。得点の確率は上がるし、納得できる。常に狙っている」と実行することを心がけてきた。

 これで東アジア杯後、クラブで1トップを務めてから公式戦8戦10発。最前線としては理想の存在だ。得点だけでなく、ポストプレーでMFジュニーニョの2点目をお膳立てすると、3点目は前線での守備から起点となった。打って守って競らせて良し。ザッケローニ監督が「攻守で良い動きができる」と説明した選考理由を体現してみせた。

 周りとの信頼関係もゴール量産の要因となっている。「好調? みんなが自分を見てくれているから」とパスを出してくれる味方に感謝する。一方、サイドバックとしてクロスを上げる立場のDF前野も「点を取るだけじゃなく、守備もしてくれるから、僕らもしっかり守備をしたいし、点を取ってもらいたい気持ちになる。代表でも定着してほしい」と応援する。

 3戦連続2発とはならなかったが、これで大迫が得点した試合はホームでは17戦14勝3分けと負けなし。チームも昨年11月17日の仙台戦からホーム14戦不敗となった。「一番前でやりたい。ゴールの近くでプレーするのが僕の持ち味。ゴールを取ることが第一です」。鹿島で覚醒したストライカーが、ザック・ジャパンでも暴れてみせる。

 ◆大迫 勇也(おおさこ・ゆうや)1990年5月18日、鹿児島・加世田市(現南さつま市)生まれ。23歳。3歳からサッカーを始め、鹿児島育英館中でFWに転向。鹿児島城西高3年時に全国高校サッカー選手権大会で1大会個人最多得点(10点)を記録。09年に鹿島入団。10年1月のイエメン戦で代表初選出。182センチ、73キロ。独身。

◆大迫4戦連発 いざ代表 鹿島3発4位浮上(トーチュウ)


http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/soccer/news/CK2013090102000141.html

◇J1第24節 鹿島3-1柏

 ザッケローニ監督に見せたくなるような鮮やかなゴールだった。日本代表に選出された大迫が、柏戦で自身初の4試合連続得点となる先制点などで、鹿島を勝利に導き、チームは4位に浮上した。

 「前節負けたので、勝たなくてはいけない試合だった。いいところにこぼれてきたので、落ち着いて流し込んだ」。大迫も納得のゴールが決まったのは前半3分だ。野沢のクロスを、山村が胸でトラップ。そのボールを横にいた大迫が素早く体を反転させ、右足を振り抜いた。

 ゴールだけでなく、2点目は空中戦で競り勝ち、ジュニーニョの追加点の起点となった。3点目はハーフウエーライン付近で体を投げ出す守備でボールを奪い、追加点を演出。日本代表が求める1トップの位置で、攻守に体を張った大迫が、全得点に絡み、全ての面で高い能力を見せつけた。

 柏戦後、他会場の結果を聞いた大迫は「横浜が負けたの? そう」とニヤリ。2009年以来のJ1制覇も視野に捉えている。「これからが勝負。代表はサッカーも違うけど、自分のプレーをどう出すか。その上で点を取りたい」と大迫。W杯ブラジル大会への道は、自らのゴールで切り開いていく。 (相原俊之)

◆確変!8戦10発!!鹿島・大迫4戦連発で代表合宿(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2013/09/01/kiji/K20130901006525010.html

J1第24節 鹿島3―1柏 (8月31日 カシマ)

 鹿島の日本代表FW大迫勇也(23)は前半3分に4試合連続ゴールを決めるなど全3得点に絡む活躍で勝利に貢献した。

 幸運な形で、鹿島の大迫にチャンスが転がり込んだ。前半3分、左ショートCKからのクロスをゴール前の山村が胸でコントロールミス。大きく弾んだボールが目の前にこぼれてくると、右足を振った。自身初の4戦連続弾で今季14得点目を記録し「こぼれ球は常に狙っている。その意識が良かった」とガッツポーズ。前節8月28日の清水戦ではJリーグ史上2番目に早い開始11秒で得点しており、2戦連続で開始早々にネットを揺らした。

 勢いは止まらない。前半14分にはロングボールを頭で土居につなぎ、ジュニーニョの追加点を演出。後半21分には前線からの守備でボールを奪い、ジュニーニョのゴールの起点になった。全得点に絡む活躍でチームの今季ホーム不敗を12(10勝2分け)に伸ばす勝利に貢献。移籍金の問題や4季ぶりの優勝への強い思いから今夏の海外移籍は封印するが、8月24日の横浜戦をドイツ2部カールスルーエ関係者が視察するなど欧州クラブからの注目度も増している。

 2日からは日本代表の合宿に参加。本田、香川ら欧州組との初共演が実現する。大迫は「鹿島とはサッカーも違うし、うまく対応しないといけない。自分のプレーを出して、その上で合わせていければ」と力を込めた。東アジア杯後の公式戦で8戦10発と量産。国際Aマッチの舞台でも爆発する気配が漂っている。

◆猛アピール!鹿島・大迫、東ア杯後8戦10発(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20130901/jle13090105030007-n1.html

 J1第24節(31日、カシマスタジアムほか)鹿島が柏を3-1で下し、4位に浮上した。日本代表に選出されたFW大迫勇也(23)が、自身初の4戦連発弾で先制点を挙げるなどして勝利に貢献した。横浜Mは大宮に0-1で敗れたが、勝ち点47で首位を守った。大宮は連敗を8で止めた。浦和は新潟を1-0で下し、勝ち点1差の2位に上がった。日本代表の活動のために中断に入り、第25節は9月13、14日に行われる。

 勢いは本物だ。得点を決めたFW大迫は左手を天に突き上げると、チームメートからもみくちゃにされ、祝福された。

 「上位に食らいつくには負けられなかった。うまくこぼれてきたので、落ち着いて流し込めた」

 これでチームは今季のホーム負けなしを12に伸ばし、C大阪を抜いて4位に浮上した。

 見せ場はいきなり訪れた。前半3分。ゴール前でDF山村が左クロスを胸でトラップしたが、ボールは大迫のもとへ。浮き球を反転しながらそのまま右足でゴールに蹴り込んだ。今季14得点目は自身初となる4試合連続弾。同14分のチーム2点目は競り合いに勝ってアシストしたMF土居につなぐおぜん立てをし、後半21分には体を張ってボールを奪い返してチーム3点目の起点に。全3得点に絡む活躍を見せた。

 A代表初出場となった7月の東アジア杯(韓国)では2戦目の豪州戦で2得点したが、本職ではないトップ下での出場。さらに最終戦の韓国戦では出番なしと不完全燃焼だった。それでも、同杯後は8戦10発と猛アピール。その甲斐あってか今回はFW前田(磐田)、FW豊田(鳥栖)らを抑えてワントップの候補として招集。自身も「うれしいこと。ゴールに向かうことが大事」と燃えている。

 この日の得点と勝利は、6日のグアテマラ戦へ向け、2日から始まる代表合宿にはいいステップ。ザック・ジャパンの新戦力が、日本代表でもその力を発揮する。(伊藤昇)

◆鹿島・大迫、自身初4戦連発弾で勝利導く!(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20130831/jle13083105020001-n1.html

 日本代表に選出された鹿島FW大迫は30日、中2日での柏戦に向け、室内で軽い調整。同じ23歳で代表でもライバルとなる相手FW工藤との直接対決を前に、「やっぱり勝つことが一番大事」と気合十分。直近の3試合では5得点と絶好調。自身初の4戦連発弾でチームを勝利に導き、代表合宿に弾みをつける。(鹿嶋市)

◆大迫3分弾!4戦連発で代表へ勢い/J1(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp1-20130901-1182189.html

<J1:鹿島3-1柏>◇第24節◇8月31日◇カシマ

 鹿島FW大迫勇也(23)が、自身初の4戦連続弾で勝利に貢献し、明日から始まる代表合宿へ弾みをつけた。開始3分。左クロスをDF山村が胸で落としたところに、右足でボレーシュートを放った。「うまくこぼれてきたので、落ち着いて流し込めた」。今季14点目となる先制ゴールを決めると、ガッツポーズで喜びを表現した。

 東アジア杯後7戦9発の勢いを失わなかった。上位に食らいつくため、負けられない試合。同じく代表選出された相手FW工藤との競演にも動じず、大迫は自分の仕事に集中した。味方も応え、前半14分と後半21分にはMFジュニーニョが得点して快勝し、いよいよ明日2日からの代表合宿に臨む。「ここからが勝負。一番前でプレーして、少しでもゴールに近づきたい。自分のプレーはブレずにやっていきたい」と意気込んだ。鹿島のエースが、次は日本代表FWとして、大暴れする。

◆【鹿島】大迫4戦連発!代表戦弾み/J1(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20130831-1182092.html

<J1:鹿島3-1柏>◇第24節◇31日◇カシマ

 鹿島FW大迫勇也(23)が、自身初の4戦連発弾を放ち勝利に貢献した。

 前半3分。左クロスをDF山村和也(23)が胸で落とすと、大迫がボレーシュートで先制した。前半14分にはMFジュニーニョ(35)が追加点を奪い、前半2-0。後半8分に1点を返されたが、21分には再びジュニーニョが決めて快勝した。

 9月2日から始まる日本代表合宿のため、一時チームを離れる大迫。「ここからが勝負。少しでもゴールに近づくプレーができたら」と、次の舞台での飛躍を誓った。

◆鹿島快勝(茨城新聞)


http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13779595272972

J1第24節の鹿島は31日、カシマスタジアムで柏と対戦。3-1で勝ち、今季本拠地での負けなし記録を12に伸ばした。通算成績は12勝5分け7敗。勝ち点41で再び4位に浮上した。

鹿島は立ち上がりの前半3分、コーナーキックから大迫が4試合連続となるゴールで先制。14分には土居のパスからジュニーニョが決めて2-0とし、序盤で波に乗った。

後半に入って1点を返されたが、21分に小笠原のパスを受けたジュニーニョが3点目のゴールを奪って突き放し、その後は堅い守りで逃げ切った。

◆【J1:第24節 鹿島 vs 柏】ネルシーニョ監督(柏)記者会見コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00160955.html

8月31日(土) 2013 J1リーグ戦 第24節
鹿島 3 - 1 柏 (18:35/カシマ/16,212人)
得点者:3' 大迫勇也(鹿島)、14' ジュニーニョ(鹿島)、53' 工藤壮人(柏)、66' ジュニーニョ(鹿島)
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●ネルシーニョ監督(柏):
「今日は難しい試合になると予想していました。相手チームを分析して準備して臨んできたのですが、練習の分析段階で話していたことが悪い方で起きてしまいました。立ち上がりの8分で2失点、マークのミス、判断のミス、自分たちのミスや力の足りなさが原因でした。ハーフタイムではまた整理することができて、選手たちも良い後半のリスタートを切れたのですが、ゲームのリズムで言うと1点取って、あのまま数分いければ私は同点に追いつけただろうとゲームを見守っていました。あそこでまた失敗があり、我々の失敗に次ぐ失敗が今日の敗因だと思います。リーグも終盤にきて、勝点で順位争いをしている相手に直接対決で3歩進むチャンスがあったところで、我々のミスから3歩後退してしまいました。
こういう負け方をプロとして受け入れがたく、受け入れられません。なので、皆さんの前で発表しますが、今日のゲームが私のレイソルでの最後のゲームです。このあとはフロントに任せて、私はチームを去ると決めました」

Q:増嶋選手を入れて3バックに代えましたが、その意図を教えていただけますか?
「3バックの意図というのは、あれ以上失点を重ねないということです。我々は浦和とやった時に大量失点で敗れていますので、ああいうひどい展開になる前に速い判断が必要だと思いました。守備はよくなったんですけど、前半と後半を比べてハーフタイムの整理もうまくいきましたので、後半は前半以上の内容でスタートすることができたのですが、やはり我々の大事なところでの幼いミスというのが続いてしまって、相手に楽をさせて楽にに勝たせてしまったと思います」

Q:試合が終わったあとに選手にかなり長い間ミーティングをしていたようですが、どういう内容だったのでしょうか?
「先ほど皆さんに述べたとおり、選手たちにまず伝えたかったので、彼らをまず集めて、ここを去る、ということを伝えました」

Q:今日の試合が満足できない内容だったとしても、ここまで過密日程のなか、ACLでも勝ち上がって、Jリーグでも9試合負けのない、そんなに悪くない内容だったと思います。この時点でそういう決断をされる理由をもう少し説明していただけますか?
「今日の試合で決めたことではありません。私はこのポジションで仕事をしている以上、チームを首位で走らせる、あるいは3位以内にいさせることがつねに私の使命だと思っています。9位、10位、あとは2ケタの下位チームにいるわけにはいきません。これはチームもそうですが、私個人もいられません。今年も含めて、上に上がるチャンスがあり、ここを勝てばというところを取りこぼしてきました。それにはなにか妨げになっている理由があると思ってきましたので、なにも今日の敗戦だけということではなく、冷戦な判断の末です」

以上

◆【J1:第24節 鹿島 vs 柏】試合終了後の各選手コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00160979.html

8月31日(土) 2013 J1リーグ戦 第24節
鹿島 3 - 1 柏 (18:35/カシマ/16,212人)
得点者:3' 大迫勇也(鹿島)、14' ジュニーニョ(鹿島)、53' 工藤壮人(柏)、66' ジュニーニョ(鹿島)
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●大迫勇也選手(鹿島):
「(1点目は)こぼれ球は狙ってる。常に狙ってるんで、そういう意識の差だと思います。
(Q:代表では1トップをやりたい?)
そうですね。一番前でゴールの前でプレーしたいし、そこが僕の持ち味だと思うんで、点を取るためにゴールの近くでプレーしたいですね。
(Q:1点で終わりたくなかった?)
途中から中盤のトップ下の選手も後ろに行くようになったんで、孤立しちゃった感じがありますけど、相手が前掛かりになっていたのでチャンスは来ると思っていた。また次ですね。
(Q:3点目は?)
相手が前掛かりになっていたので、ボールを取れば絶対にチャンスだと思いました。ジュニ(ジュニーニョ)も足が速いし、(小笠原)満男さんも良いタイミングで上がってきてくれたんで、あそこで取れればという感じでした。
(Q:代表でも同じようなプレーができそうか?)
どうですかね。サッカーも違うし、そこはうまく対応しないといけないですけど、まず自分のプレーを出すことが大事。その上で合わせるようにできれば良いんじゃないかなと思います」

●野沢拓也選手(鹿島):
「セットプレーからの得点が最近少ないとセレーゾ(監督)からも強く言われていた。ショートコーナーで相手が油断しているところで、タカ(前野)もワンクッションで良いボールを落としてくれた。それが先制点に繋がったと思います。
(Q:清水戦の2-0があったが?)
満男くん(小笠原)がいないなかで、若い選手は良い勉強になったと思う。落ち着いたなかで勝たないといけなかったし、悔しい試合だったと思う。ただ、連戦のなかでメンバーが代わるなかで8月をしっかり勝てたのは大きい。とはいえ、自分はベンチにいる人間でもない。勝たないといけないし勝つためにここに来たわけだし。ただ、調子が悪いときに監督が自分を見つめ直す期間を与えてくれた。今日は楽しかった」

●土居聖真選手(鹿島):
「1発目のシュートは入ったと思ったんですけど。持ってないです…
(Q:ボランチに小笠原、柴崎が揃いましたが?)
あの2人がいてくれるとすごく頼もしいです。自分も今日は周りもよく見えてたかなと思います。こういうのは続けていかないといけない。プラス、もっと良くしていかないといけない。バイタルエリアの部分で、自分が前を向いてもらった時はほとんどチャンスになる。その回数を増やしていきたいです。
(Q:相手が3バックになってからは?)
ハメどころ、ボールの取りどころが違う場所になったので、慣れるまで時間がかかってしまった。ただ、清水戦のことがあったので、前半集中してがんばれたと思います。そこが今日は大きかったと思います」

●青木剛選手(鹿島):
「後半最初は柏が押し込んできて厳しい時間が続いていたんですけど、3点目をカウンターで取れてからは鹿島の時間が続いた。3点目が取れたことが大きいかと思います。自分たちは勝ち続けていくしかない。次は天皇杯を1回挟みますけど、また続けていきたいと思います。
この間の試合のあとにも言いましたけど、サポーターの力は大きなものがあることは今日の試合でも感じました。厳しい時間もありましたけど、サポーターが声を出し続けてくれたことで3点目を取る力にもなったと思います。サポーターには感謝したいです」

●鈴木大輔選手(柏):
「あまりボールの取りどころがはっきりしなくて奪ってからも、すぐに奪われていた。あまり自分たちがボールを回せる形ができなかった」

●工藤壮人選手(柏):
「どんな形であれ、1点が早い時間で欲しかった。それが今日のようなゴールでなくても、押し込むだけとか、体のどこかに当たってはいる、そんな泥臭いゴールでも、とにかくゴールが欲しかったので、自分のゴールに浸っていることもなく、ボールを持って2点目を取りに行くという気持ちを逆に見せて、周りの選手を鼓舞したかった。周りの選手もまだまだいけるという気持ちにさせないといけなかったし、どういうゴールだったかとか、浸っている時間はなかったです」

以上

◆【J1:第24節 鹿島 vs 柏】トニーニョセレーゾ監督(鹿島)記者会見コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00160954.html

8月31日(土) 2013 J1リーグ戦 第24節
鹿島 3 - 1 柏 (18:35/カシマ/16,212人)
得点者:3' 大迫勇也(鹿島)、14' ジュニーニョ(鹿島)、53' 工藤壮人(柏)、66' ジュニーニョ(鹿島)
☆★☆totoリーグに参加して豪華賞品を当てよう!☆★☆
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●トニーニョセレーゾ監督(鹿島):
Q:序盤の攻撃が鮮やかで2点取れました。ここ何試合かトップ下の先発で土居選手を使われていますが、レギュラーの大迫選手など若い選手を起用していると思います。この若い選手にどういう役割を果たしていて、どういう効果を持っているのか?
「土居選手に関しては、非常に良いプレーをし続けているんではないかと思います。今後、どのような道、将来になるかは本人次第だと思いますし、皆さんご存じの通り、うちは平均年齢が非常に高くなってきているチームであって、再建していかないといけません。だからといって、一気に若い選手を入れて戦えるかというと、戦えないわけです。各ポジションに経験があり、それを伝授していく選手がいて、少しずつ入れ代わっていくということをしていかなければいけません。ベテランが使えないとは考えていないですし、ベテランなりの味があります。特にうちのベテランに関して言えば、非常にプロ意識が高く、見本となる姿勢を常に日々の練習や取り組みで示しています。若手に良い見本を見せています。あとは自分たちが培った経験をどうやって伝達してもらうかです。うちのクラブの場合は、受け継ぐという伝統がありますので、全員がある程度の年齢になればそうしたことをしていかなければならない、ということを理解しています。当然ながら、試合は出たいでしょうけど、プラスアフラのところで自分たちが還元していく立場だと理解してやっていくわけです。そのなかで、土居選手のような若い選手が、僕が求めていることに応えています。いままで彼はハーフやトップの選手としてやってきましたけど、僕はトップ下のセカンドストライカーとして指導し続けて、いまやっとトップ下はこういうことをやるんだ、求められているんだということを理解して、できるようになってきています。彼に求めていることが、非常に出来てきていると思います。まだ年齢的に若いわけであって、若い選手というのは基本的なベースとして運動量や勢いが持ち味としてあるわけです。当然ながらそこに、サッカーのセンスや技術、戦術的な理解度も加わりますけれど、基本はやっぱり走る、運動量というところがあるはずなので、若い選手なのでもう少しそういったところを僕は要求していきたいなと思います。彼が持っている技術とサッカーセンスを考えると、いま以上のボールに触る回数、攻撃を操る、状況を打開する、ということがもう少しできるはずなので、シビアな話をするとそういうことを要求したいです。ただ、彼の経験値で考えれば、非常に良い出来だと思いますし、あとはそれを継続していくことと、先ほど言った運動量を上げるということをもっとやってもらえれば、と思います」

Q:今日が終わると、リーグ戦は残り10試合になりますが、その目標を改めてお聞きしたいのと、リーグ再開に向けてどういう部分を改善していきたいですか?
「皆さんご存じでしょうが、ずっと連戦で来ていたので、西選手も何針か縫ったなかで出場してもらったし、柴崎選手だったり、今日もちょっといろんな部分で相談して無理してもらったんですけど、青木選手、山村選手、他にも大迫選手がいますけど、大迫選手は残念と同時にうれしいことに日本代表に行きますので無理ですが、連戦をやり続けている選手をまずは休ませないといけません。人間ですので、怪我をしてしまいますし、本当は練習をみっちりやりたいのですが、休ませなければいけません。皆さんご存じの通り、うちはまだ選手層が厚いと言えるレベルではありません。能力が高い選手はいますが、しっかりと磨き上げなければいけない選手が多く、また来週も土曜日に試合がありますし、そこに向けてしっかり調整したいと思います。リーグ戦においては、ホームではしっかり勝つことができていますけど、アウェイで勝てないことを改善しないといけませんし、特にアウェイの後半でパワーダウンしてしまうところは、全員で引き締めていかないといけません。地道に一節毎に勝つことを目標にやっていきたいですし、それが1位なのか2位なのか、3位なのか、どういう順位になるのかわからないですけど、いまも必死で、いまいる選手でやっていかなければいけないのが事実です。日程的な部分で考えれば、本当に選手層を厚くして、各ポジションに2人同じレベルの選手を抱えるか、ずば抜けた外国人選手を入れるか、あるいは若い選手でいくか、その3つの選択肢かないわけです。この3つで考えていくと、来年は若い選手になっていくのではないかと思いますし、クラブと思い描いているイメージだけですけど、DFラインについては恐らく若いDFラインになるだろうし、中盤も若い選手になっていくだろうし、あとは組み立てのところでどうなっていくのか、今シーズンが終わったところでどうなっていくのか、ということを見ていきたい。また経験値がある選手がどれくらい貢献し続けることができるか、あるいはそういう意気込みを持っているのか。状況が代わってくるかもしれません。今は思い描いているだけですが、約3~4ヶ月あるので、いろんなことが起きるだろうし、クラブというのは生き物なので、そこはシーズンが終わったときにクラブと話し合いながら決めていければいいと思います」

「この場を借りてリーグに謝罪を申し上げたいと思います。試合中に、テクニカルエリアをはみ出してしまったことをお詫び申し上げたいし、気をつけていきたいと思います。それに至った理由が当然ながらあるわけで、相手チームの15番のジョルジ・ワグネル選手が自由自在に自分の経験値を発揮していた。嬉しいことに試合中、声援があるのでなかなか指示が選手にたどり着かなかったということで、彼が後半にあれだけ活躍し続けた時間帯が長くて、一生懸命、選手たちや通訳を通じて、彼を自由にさせないでマークするようにと伝え続けていたんですけど、なかなか伝わりませんでした。その苛立ちからテクニカルエリアをオーバーしてしまいました。お詫びと同時にサッカーが好きな記者の皆さん、クラブの関係者は、それだけ能力が高い選手がいると相手は困るということは理解できると思います。レベルの高い選手を自由にすれば流れを失うものです」

以上

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