日刊鹿島アントラーズニュース

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2013年10月15日火曜日

◆内田 “右肩上がり”提唱「結果出ればOKでしょ」(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2013/10/15/kiji/K20131015006811450.html



国際親善試合 ベラルーシ―日本 (10月15日 ジョジナ)

 不動の右サイドバック内田篤人が“右肩上がり”を提唱した。「左右バランス良く攻めるのがバランスがいいとは思わない。状況を見ながら行けるときは行く」と右サイドからの果敢な攻撃を予告した。

 現在の布陣では左サイドに長友、遠藤、香川が並び、パス回しでも起点になることが多く、相手のマークが厳しくなる傾向が強い。その分、相手の注意が手薄になる右サイドを攻撃の起点とする考えだ。ザッケローニ監督は「バランス」を重視するが「ま、結果が出ればOKでしょ」と笑った。

◆鹿島が勝利も「慢心」課題残す/天皇杯(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20131014-1204211.html

<天皇杯:鹿島2-1京都>◇14日◇3回戦◇カシマ

 鹿島が2得点を挙げ勝利したが、課題を残した。後半9分、MFジュニーニョ(36)の左クロスにMF遠藤康(25)が頭で合わせて先制。同22分にはFW大迫勇也(23)がペナルティーエリア内で粘り、最後はFWダビ(29)が頭で押し込んだ。

 だが、前半から京都に攻め込まれ、後半30分に失点。その後も決定機を作られた。大迫は「2-0であの失点はよくない。完全にDFが崩されて、ルーズボールに誰も(追いかけて)行かなかった」と反省した。トニーニョ・セレーゾ監督(58)は「(内容では)負けてもおかしくない試合だった。ゲームマネジメントをしっかりやらないと。現代サッカーにおいて慢心、ペースダウンはあってはいけない。これでは浦和に勝てない」と語気を強めた。

◆鹿島・セレーゾ監督、消極的なプレーに厳しい口調/天皇杯(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20131014/jle13101417420002-n1.html



 天皇杯全日本選手権3回戦第2日(14日、鹿島2-1京都、カシマ)鹿島はいい形で2点を先取したが、その後は消極的なプレーが目立った。セレーゾ監督は「同点とされてもおかしくなかった」と厳しい口調でまくしたて、公式戦3試合連続ゴールの遠藤は「いい内容じゃないけれど、勝ててよかった」と結果に安堵した。

 J1では3位の浦和と勝ち点1差で4位につけ、19日にはホームに浦和を迎える。大迫は「みんな頭の中に次の試合のことがあったのかも。それは冗談だけど、気を引き締めていきたい」と大事な一戦を見据えた。(共同)

◆【天皇杯】鹿島、清水、広島が4回戦へ(報知)


http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/jleague/news/20131014-OHT1T00086.htm



 ◆天皇杯3回戦(14日・アイスタほか) 3大会ぶりの優勝を狙う鹿島に加えて清水、広島のJ1勢が4回戦に進出した。

 鹿島は遠藤とダビの得点でJ2京都を2―1で退けた。清水は日本フットボールリーグ(JFL)のツエーゲン金沢に3―2で競り勝ち、広島はJ2熊本に2―0で快勝した。

 3回戦の残り試合は16日に開催される。

◆鹿島ヘッド2発で順当勝利/天皇杯(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20131014-1204152.html

<天皇杯:鹿島2-1京都>◇14日◇3回戦◇カシマ

 鹿島が2得点を挙げ、順当に勝利した。後半9分、MFジュニーニョ(35)の左クロスにMF遠藤康(25)が頭で合わせて先制。同22分にはFW大迫勇也(23)がペナルティーエリア内で粘り、最後はFWダビ(29)が頭で押し込んだ。

 京都は後半31分にFW横谷繁(26)のゴールで1点を返したが、あと1歩届かなかった。

◆【天皇杯】鹿島、京都に1点差逃げ切り(報知)


http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/jleague/news/20131015-OHT1T00031.htm



 ◆天皇杯3回戦 鹿島2―1京都(14日・カシマ) 3試合を行い、鹿島(J1)が2―1で京都(J2)を下した。広島(J1)は、2―0で熊本(J2)に勝利。清水(J1)も金沢(石川)に3―2で競り勝った。3回戦の残り4試合は16日に開催され、4回戦の抽選会は20日に実施される。

 鹿島は過去2戦2敗だった京都に、2―0から終盤に1点差に追い上げられるも逃げ切った。公式戦3戦連発のMF遠藤は「ゴールはたまたま。自分がエリア内に入ることで得点の確率が上がる」と好調の理由を説明。19日には、リーグ戦で浦和との上位対決(カシマ)を控える。FW大迫は「次も絶対勝つからね」と必勝を誓った。

◆鹿島 冷や汗16強、辛勝に指揮官“怒”「非常に悪い」(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2013/10/15/kiji/K20131015006810940.html



第93回天皇杯 鹿島2―1京都 (10月14日 カシマ)

 各地で3回戦3試合が行われ、鹿島はJ2京都を2―1で振り切って16強進出を決めた。J1首位の広島はJ2熊本に順当勝ちし、清水は粘るJFLツエーゲン金沢を終了間際のゴールで3―2と突き放した。

 試合後のトニーニョ・セレーゾ監督は明らかに怒っていた。「非常に悪い。もう少し落ち着いてボールを保持できれば良かったが、自ら苦しい状況を招いた」と勝者とは思えない口ぶりだった。

 後半9分にMF遠藤が先制点を挙げ、同22分にFWダヴィが追加点。余裕の展開となった鹿島だが、そこからペースダウンした。1点を返されると最後は元日本代表DF岩政を投入するヒヤヒヤの逃げ切り。やり玉に挙げられたのが後半44分に退いたMF柴崎だった。

 当初はMF小笠原に代えて岩政を入れる予定だったが、急きょ変更して柴崎を選択。「ボランチは戦わないといけないポジション。それなのに柴崎は競り際で足をかばったりしていた」と指揮官はまくし立てた。J1で19日の次戦は優勝を争う3位・浦和と大一番。重要な一戦を前に、すっきりしない勝利だった。

◆【第93回天皇杯 3回戦 鹿島 vs 京都】試合終了後の各選手コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00162989.html

10月14日(月) 第93回天皇杯 3回戦
鹿島 2 - 1 京都 (13:04/カシマ/5,574人)
得点者:54' 遠藤康(鹿島)、67' ダヴィ(鹿島)、75' 横谷繁(京都)
★天皇杯特集
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●遠藤康選手(鹿島):
「(後半、ジュニーニョのところから良い形がつくれていたが?)相手の右サイドから攻めてきていたので、奪えばチャンスになると思っていた。ジュニから来そうな感じがしたので思いきり走った。頭での得点はたまたまです。前半、うちらが負けてもおかくしない内容だった。気を取り直してやった。次は(浦和)レッズ戦なんで。悪かったのは自分たちがいちばんわかっている。次のレッズ戦で、またこういう試合をしたら負ける。(相手の印象は?)京都は、やりにくいチームでした。でも、Jリーグにもこういうチームはある。そこに勝つことでうちら自身のレベルも上がる。良いチームだったと思う。人数を前線にかけてくるので、奪えばチャンスになるけれどマークの受け渡しとかが面倒くさい感じ。前のサコ(大迫勇也)やダヴィがよくおさめてくれた。だから自分やジュニがスピードを上げていけたのが良かったと思う」

●本山雅志選手(鹿島):
「良いところを消し合うゲームでした。(試合前に仰っていたとおり、難しい試合になりましたが?)難しい試合になるでしょ。むこうはやりやすかったと思う。いろいろ試せるし、相手に向かっていける。そのなかでも我慢強くやってた。失点したあとにバタバタしたので、反省するところは反省していきたい。次が本当に大事な試合になる」

●山村和也選手(鹿島):
「いつも最後にやられてしまう。集中して守らないといけないと思います。(相手の攻撃をどう抑えようと思っていたのか?)流動的に入ってくるので、ぼかさないようにしてマークに付くことを意識してやっていました。前半から相手は激しくプレスに来ていたんで、後半は自分たちがボールを保持することができるんじゃないかと思っていたら、しっかり前の選手が点を決めてくれたんで、後ろは楽に試合を進められた。でも、最後のところで決定的な場面がどうしても増えるんで、そこは集中してやらないといけないと思います」

●曽ヶ端準選手(鹿島):
「(入れ替わってしまうミスがあったが?)相手がトラップするところを狙っていたのですが、相手がトラップできなかったことで入れ替わってしまいました。(無失点で終わることができなかったが?)2-0で終われればよかったんですけど、なかなか…。最後はばたついてしまう。相手も点を取らなければいけないので、人数をかけてきたのですが、それでも守らないといけない」

●大迫勇也選手(鹿島):
「天皇杯はどうしてもこうなってしまう。ただ、2-0からあの失点の仕方はよくない。崩されてるわけじゃないし、ルーズボールを追いかけてない。ただ、勝つことが一番だった。それができたので次に繋がる。(次は浦和戦だが?)逆に良かったんじゃないかと思う。次は絶対に勝つから」

●青木剛選手(鹿島):
「まず一発勝負の天皇杯で勝利で終われたことは良かった。ですけど、内容的にはもう少しよくできる部分もある。そこは見直してまた次に進んでいければ良いと思います。(相手はやりづらかった?)相手も前半、スカウティングだと4-3-3だったのですが、今日だと4-4-2の2トップ気味で来て、鹿島にシステムをハメてきた部分があった。そこでセカンドボールや球際のところで、京都ボールになってしまうことが多かった。相手も激しく来ていたので、そういうことも多かったと思います」

●横谷繁選手(京都):
「相手には隙もあった。前半、2、3回チャンスがあったけれど、そこを決めないと勝てない相手。得点場面はボールを奪いに来なかったので、シュートコースが見えたんでそのままシュートを打ちました。大迫のボールの持ち方、遠藤のボールの置き方、小笠原選手の試合の展開の仕方、だいぶサイドチェンジをしてきた。相手の弱点というか、そういうのをされるとこっちはキツい。ゲームを読む力があると思いました」

●中村祐哉選手(京都):
「悔しいです。負けたことが悔しいです。相手はボールを取りに来なかったんで。J2の方がガツガツ来る。逆に今日はやりやすかったです。ゲームの流れを見て、2-0になってずっとボールをもたれていたので、仕掛けることは言われていたので意識していました。抜け出すことはできたけど、クロスやシュートの精度はまだまだ。HONDA FCでプレーしていたんでこういうところでプレーする機会はなかった。ワクワクしていたんですけど、負けてしまって悔しいです」

以上

◆【第93回天皇杯 3回戦 鹿島 vs 京都】大木武監督(京都)記者会見コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00162987.html

10月14日(月) 第93回天皇杯 3回戦
鹿島 2 - 1 京都 (13:04/カシマ/5,574人)
得点者:54' 遠藤康(鹿島)、67' ダヴィ(鹿島)、75' 横谷繁(京都)
★天皇杯特集
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●大木武監督(京都):
「鹿島、強かったですね。ワンチャンスというか、ちょっと隙を見せるとそれが決定的なチャンスになってしまう。得点に結びつけてしまう強さを身をもって感じました。2点取られてなんとか1点返したんですけど、今日の負けを、次に生かすというところで、なんとかうまく消化していきたいと思います。よく考えれば、これでリーグ戦に集中できる、ということだと思います。本当に残念だったんですけど、次のリーグ戦に向けてしっかり準備したいと思います」

Q:DFを一枚削って中村祐哉選手を投入しましたが、どういう狙いがあったのでしょうか?
「狙いはもう明らかで、2点取られたあとですので、2点取り返さないといけない、ということですね。ということは少し点を取れる選手、前掛かりになれる選手を入れて、3点目を取られるかもしれないですけど、そこで点を取りにいくということですね。うまくいったとは言えないですけど、幸運にも1点は取れて、もう1点足りなかったということですね。それに対しての評価というか、それはもちろん、悪くなかったという気持ちですけど、もう少し中村祐哉なんかは、自分が動き出すポジションを考えた方がよかったかな、と思います。ただ、それが悪いとかいう感じではないと思います。点を取りに行くということ。それからああいう状況であるということ。それを自分で判断して動くということは悪くなかったと思います。ただ、こっちからもう少しポジションを変えろという指示は出しましたけど、それは許容範囲だったと思います。よかったと思います」

Q:前半、4,5回チャンスがあったのに点が取れなくて、そのあとに勢いが衰えたのはなぜだと思いますか?
「ゲームというのは、やっぱり難し…くはないんですけど、90分通して、自分たちのペースで戦えるというのは、鹿島相手にそれはちょっと虫がよすぎるというかですね、なかなかそうはいかないと思います。4,5回の決定機と言われましたけど、そこまでの決定機だとは思わない。ま、1本、コーナーキックからのカウンターかな、(工藤)浩平が外した場面なんかは、ああいうのは確実に決めておきたいという気持ちはありましたけど、そういうのもサッカーだと思います。ああいうのを決めておけばもう少し、なにか自分たちの時間帯が長くなったり、短いなりにももう少しチャンスができたり、ということになるんではないかと推測されますけど、やっぱりそれはできませんでしたので、必然的に力のある鹿島に盛り返される状況になったと思います。ただ、盛り返されたといいましても、そんなに悲観する感じではなかったと私は見ています。もちろん何回も言いますけど、鹿島を相手にノーチャンスでゲームを終えるということはありえないわけで、守備のところ、それから攻撃のところ。攻撃のところでもう一つ、というところもあったんですけど、なんとか食い下がっていけたと思います」

Q:横谷繁選手が得点しましたけど、前半は惜しいで終わっていたと思いますが、点を取るんだという気持ちがあったと思います。そこに前半と後半の違いのヒントがあったように思いますがいかがでしょうか?
「そう言われてみれば、そうかもしれません。ただ、前半にも何回かチャンスはあったので、後半のところと違いがあって、後半の1点は取れたけど、前半の数点は取れなかったという状況になったのかもしれません。ただ、精神的な部分はサッカーにおいて、非常に大きいと思うんですけれども、やっぱり技術と判断力、そういうものを持って相手を崩す、相手から点を奪うという状況をつくっていかないと、長続きしないなと思います。常々言ってるんですけど、技術と判断力を支えるものが、メンタリティとフィジカルだとも思いますので。どれが欠けてもサッカーにはならないと思いますけども、まず初めは技術と判断力、そこはしっかりあげていきたい。そのなかで点を取れるようにしたい、そんな気がします」

以上

◆【第93回天皇杯 3回戦 鹿島 vs 京都】トニーニョセレーゾ監督(鹿島)記者会見コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00162988.html

10月14日(月) 第93回天皇杯 3回戦
鹿島 2 - 1 京都 (13:04/カシマ/5,574人)
得点者:54' 遠藤康(鹿島)、67' ダヴィ(鹿島)、75' 横谷繁(京都)
★天皇杯特集
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●トニーニョセレーゾ監督(鹿島):

Q:前半、少し戦いがうまくいかず手こずったところがあると思いますが、後半に向けて、特に修正したところはどこだったのでしょうか?
「まず、トーナメント戦である以上、失点してはいけないという前提のもと、ゲームプランを考えないといけなかった。ハーフタイムでは、まずリスクマネジメントの徹底、その部分のバランスについて言いました。特に、もし失点すると相手は引いたポジションを取るので、ただし、もともと京都さんがそういう守備的な戦法やポジショニングを取るチームなのかと言えば、そうではない。大会形式に合わせた戦い方をしたのではないかと思います。
特に相手は、身長が低くてスピードを持ち味としている選手が多いので、そういった意味で、特に攻撃陣にリスクマネジメントを徹底しないといけない、というところで、数回相手がつくったチャンスは、我々のセットプレーの攻撃の切り替えをすばやくして、うちのゴール前に迫ったものでした。そういった部分の徹底を、選手の配置やポジショニングを考えなければいけなかったのでそのあたりの修正をしました。リスクマネジメントさえしっかりやっていれば、自分たちはパスワークを主体とするチームですので、慌てずに繋いでいけばゴール前までたどり着ける、という話をしましたし、そういった形で後半の8分くらいの立ち上がりで点を取ることができました。
うしろの修正はできたのですけど、得点をして、追加点もとって、そこでゲームマネジメントをしっかりやれれば問題なかったのですが、相手は失点したことで同点に追いつきたいと攻撃的にシフトするのは当たり前のことです。そこで一時期は後半に良い時間帯があったところで攻撃陣が目立つ時間をつくりました。得点をしたあたりから、だんだん攻撃陣が目立つようなプレーや時間になってしまった。それはやはり好ましくないことで、もう少し落ち着いてボールを繋いでいれば、もしくは保持していれば、よりよい状況を作れるわけです。そうではなかったため、相手が攻撃的な選手を入れたところで、苦しい状況を自分たちから招いたところがあったと思います。そこで僕も交代をしながら結果(スコア)を維持することを考えなければなりませんでした。最後の方は、鹿島の伝統が、あるいは鹿島の神様が少し救ってくれた部分もあったのではないかと思います。本当に京都さんが同点に追いついてもおかしくない状況を、自分たちから招いてしまいました。もう少し落ち着いて、ボールを触れればな、という思いでいます。
あとは、うちのボランチが球際の競り合いに関しては、うまく普段できているものができず、弱さを見せてしまったところが残念な部分でもあります。彼らからのチーム全体への展開やスピードアップ、彼らはスイッチを入れる役割ですので、そこがうまくいかなかったかな、という部分があったように思います。ただ、トーナメント戦ですので、次のラウンドに進めたことは良いことです。正直に言いますと、チーム全体のパフォーマンスは、本来我々が示すサッカーではないかと思います」

Q:試合直後に、意識を変えないといけない、と仰っていましたが、具体的にはどのような点ですか?
「意識と言っても、1つとか2つというものではなく数多くあるものです。何度もこの会見などでもいくつかについては答えていますが、どれかに的を絞ったものでもないので。あとは、次の試合というのは、大会が違いますのでぜんぜん違う形になると思いますし、それは外に話をする必要にないことですし、選手達と話をして、いままで示していたものを示すだけのことです。それはしっかり選手と話をしたいと思います。
皆さんからしてみれば、簡単な大会だとか、簡単なラウンドだと思われるかもしれませんが、サッカーというのは現実的な勝負の世界ですし、そういう甘い世界ではありません。今日の試合の前には、すでにJ1のチームが4つ敗退しているわけで、そういう厳しい世界にいます。今日、戦った京都さんですけど、J2では3位にいるチームですので力はあります。試合のテンポ、判断、姿勢、意識という部分は、信号で例えるなら黄色。中間で、このレベルでいいや、という感じでは無く、青のGO!という感じで100%でやらないといけません。それをもっと自覚しないといけないだけの話です。特に、2-0というスコアというのは一番危険なスコアであって、そのときに2点取ったからといって、黄色にペースダウン、シフトダウンしようということではなく、最後まで青で90分を終わらなければいけません。現代サッカーでは、試合中に慢心してしまったり、ペースダウンしてしまうことは絶対にあってはならないことです」

Q:岩政(大樹)選手が交代するときに、最初は40番を審判は示していたと思いますが、直前で20番に変わったことについては?
「僕の判断です。小笠原(満男)選手が警告を1枚もらっているということもありましたが、ボランチというのは戦わなければいけないポジションです。それに対して、柴崎(岳)選手は球際のところで、足を抜いたり、競りに行かなかったり、という姿勢でした。それだとチームが苦しい状況だったのに、もっとそうした状況を招くことになる。そうした姿勢は、数節前に負った怪我の影響もあるのかもしれないが、その状況だとチームは苦しくなるので、カードをもらっている小笠原選手の経験を生かした方が、チームにとってプラスになるだろうと思いました。
ちょうどそのポジションというのは、密集しているポジションであるし、接触やコンタクトを避けられず、戦わなければいけないポジションです。僕は、彼とこの半年近く、仕事をしていますけれど、残り6分で柴崎選手に問いかけたら『大丈夫』と答えて、そのままプレーすることになるでしょう。それだとチームにはプラスの反応にはならないので、そこでカードはもらっているけれど小笠原選手の経験を生かした方が機能性を持つと思いました。また、岩政選手を入れて、山村(和也)選手を一つ前に出すことで、その三角関係でしっかりと相手の攻撃を遮断していく、スペースに入ろうとすることを消していけると考えました。普段、戦うことができる選手が戦わない、競り合いで足を抜いてしまうことはなにかの問題を抱えているわけで、そうするとチームは苦しい状況になります。ですので、僕は判断を下しました」

以上

◆第93回天皇杯全日本サッカー選手権大会 3回戦(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/50620

天皇杯 3回戦 京都サンガF.C.戦

遠藤、ダヴィのゴールで京都に競り勝ち、天皇杯4回戦進出!

先週末のFC東京戦で4-1と快勝し、リーグ戦3連勝を果たした鹿島はこの天皇杯3回戦、J2で現在5連勝、3位と好調の京都をホームに迎えた。本来の攻撃的なスタイルを潜めカウンター主体の京都に苦しみながらも、後半に遠藤とダヴィがゴールを決め、2-1で逃げ切って勝利。4回戦進出を決めた。

鹿島は右サイドバックに西が先発復帰し、ベストメンバーでこの試合に臨んだ。立ち上がりの8分、京都の工藤にフリーでシュートを打たれた場面で肝を冷やしたものの、次第にペースを掴む。17分には西からのクロスボールにダヴィがジャンピングボレーで合わせたが、強烈なシュートは右ポストを直撃。惜しくも先制とはならなかった。その後は、京都がボールをキープする時間帯もあったが、鹿島はセットプレーから山村がヘディングシュートを放つなど、京都ゴールを脅かす。しかし、得点は奪えず、前半はスコアレスで終了した。

後半、鹿島は先制に成功する。54分、左サイドでボールを持ったジュニーニョがドリブルのスピードを上げて対面のDFを振り切る。左足で絶妙なクロスボールを上げると、ファーサイドに走り込んでいた遠藤が頭で合わせ、ゴールネットを揺らした。鹿島は直後の56分にも、左サイドの大迫からのパスを遠藤がまたいでスルーし、走り込んだ柴崎がシュート。ペナルティーエリア内でフリーの状態だったが、強烈なシュートはゴールのわずか上に外れた。

勢いに乗る鹿島は67分、大迫がペナルティーエリアの右側でボールをキープ。対面する京都DFとの一対一に勝ち、縦へと突破すると、冷静に右足でループ気味のシュートを放つ。京都GKに弾かれたボールをダヴィが頭で押し込んで、2点目を奪った。

リードを2点に広げた鹿島だったが、選手交代で打開を図る京都に次第にペースを握られていく。前線の選手を投入した相手に押し込まれ、チャンスを作られる場面が続くと75分に1点を返されてしまう。ドリブルで縦へ突破した横谷にシュートを打たれると、曽ヶ端の手を弾いたボールがゴールへ転がり、スコアは2-1となった。

鹿島は終了間際にも決定的なピンチを迎えたが、事無きを得て、同点ゴールは許さない。試合は2-1で終了し、ホームで京都を破り、天皇杯4回戦進出を決めた。これで公式戦4連勝となった鹿島の次戦は、19日のリーグ浦和戦。宿敵との決戦で勝利を収め、リーグ優勝、そして天皇杯制覇につなげたい。



【この試合のトピックス】
・遠藤がこの日の先制ゴールで、公式戦3試合連続ゴール。しかもヘディングでのゴールはプロ入り2度目。
・ダヴィがこの日の2点目のゴールで、公式戦4試合連続ゴール。
・この勝利で、今季初の公式戦4連勝。
・天皇杯での京都戦は3試合目で、今回が初勝利。
・交代出場を果たした本山が、天皇杯通算50試合出場。


監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ


京都サンガF.C.:大木 武


[試合後]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・この天皇杯という大会はトーナメントなので失点をしてはいけない。それがゲームプランの基礎となり、ハーフタイムではリスクマネージメントについて強調した。
・京都というチームは決して守備的なチームだとは思っていないが、この大会に合わせた戦い方をしてきた。1点取られてしまえば、後ろに引かれると思ったし、相手にはスピードのある選手が多いので、こちらの攻撃時に守備のことも意識しなければいけなかった。事実、相手のチャンスはこちらのセットプレーを防がれてからのカウンター。ここをしっかりケアする必要があった。
・先制点を取って、追加点が入って、そこからゲームコントロールできれば良かった。しかし相手が前がかりに来て、こちらの攻撃陣より守備陣が目立つようになった。もっと落ち着いてボールを保持して攻められれば良かったと思う。最後はアントラーズを護ってくれている神様に感謝したい。同点にされてもおかしくはなかった。
・トーナメントなので、勝ったということはいいこと。しかし今日の出来は我々の本来の力ではなかった。

京都サンガF.C.:大木 武
鹿島は強かった。隙を見せると、決定的なチャンスになる。その強さを身を持って感じたというのが、今日の感想。今日の負けを次に生かしたいし、これでリーグに集中できることは事実。残念だが、そう考えて次の試合に切り替えたい。90分通して、自分たちのペースで戦うといのは鹿島相手に虫が良すぎる。確実に決めたいところもあったが、それを外してしまうのも、サッカー。必然的に力のある鹿島にやり替えされた。しかし1点も返したし、何とか食い下がる姿勢は見せられたと思う。


選手コメント

[試合後]

【遠藤 康】
ジュニのクロスが凄く良かったので、たまたま点が入ったし、たまたまヘディングだった。スペースがあったので、チャンスはあった。でも前半は自分たちが負けてもおかしくない内容。気を取り直して後半に挑んだ。あの様な相手との試合を続けていけば、チームのレベルは上がる。京都は面倒な相手だけど、非常に良いチームだと思う。

【山村 和也】
いつも最後にやれらてしまう。京都は流動的に入ってくるので、マークについて行く事を意識してやっていた。実力のあるチームだし、厳しい試合になると思っていた。終盤に決定的な場面が増えて来るので、そういう場面でしっかり対処できるようにしないといけない。

【青木 剛】
一発勝負のトーナメント戦で、勝利で終われた事は良かったけど、内容的にはもう少し良く出来る部分もあった。そこは、しっかり見直して次に出来れば良いと思う。スカウティングでは4-3-3だったが、今日は4-4-2だった。こっちのシステムにはめてきたと思う。1点返されてから相手も勢いを持った部分があると思う。最後まで上手く戦えるように出来れば良かった。

本山選手、大迫選手のコメントはアントラーズモバイルをご覧ください。

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