日刊鹿島アントラーズニュース

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2013年10月16日水曜日

◆内田 連敗にも忍耐の必要性説く「我慢するしかない」(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2013/10/16/kiji/K20131016006819110.html

国際親善試合 日本0-1ベラルーシ (10月15日 ジョジナ)

 日本代表DF内田は連敗にも忍耐の必要性を説いた。「クラブでも流れが悪い時はうまくいかない。我慢するしかない。結果が出れば変わると思う」と前向きに話した。

 個人的には前半19分、香川とのワンツーから左足でシュートを放つなど、攻撃面での持ち味を発揮。「ボール保持では良くなってきている部分もある。あとは結果が欲しい」と、11月のベルギー遠征を見据えた。

◆内田「僕は内容より結果がほしい」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/405068_126758_fl



[10.15 国際親善試合 日本0-1ベラルーシ ジョジナ]

 これがブンデスリーガで常に1対1の勝負にさらされているメンタルなのだろう。敗れても内容を重視する向きが大勢を占めるようなムードについて、DF内田篤人(シャルケ)はきっぱり断じた。

「流れが悪いときはクラブチームでやっていてもそうですが、我慢するしかない。ただ、内容より僕はどっちかと言うと勝ちたい。結果がほしいです」

 今までなら敗戦を淡々と受け止めるのが内田流だった。だが、今回は違う。W杯出場権を逃したセルビアとベラルーシに無得点で2連敗。アウェーの難しさがあるのは確かだが、それにしてもふがいない結果に苛立った様子で、めずらしく険のある表情を見せた。

 所属するシャルケでは右SBのレギュラーとして活躍している。もはや常連となっている欧州CLでは日本人歴代最多の18試合出場を果たしているが、チームでW杯の話題になると言われるのは「日本はアジアだから(出られる)」ということ。「それを覆したい」という思いで東欧2連戦に臨んだのだから、2連敗の悔しさをぬぐえるものはない。

「W杯まであと8か月だが、代表でみんなが集まれる時間は限られている。あしたチームに帰りますが、いつもの繰り返しで、リーグで優勝できるやつは優勝できるよう、CLなどでもしっかりやりたい」

 11月にはオランダ、ベルギーというW杯出場国との2連戦が控える。「強豪でいい国とアウェー戦を組んでもらった。ドイツから近いし、時差もないし、それまでケガに気をつけながらやりたい」。内田は言葉に力を込めた。

(取材・文 矢内由美子)

◆日本vsベラルーシ 試合後の選手コメント(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/405075_126765_fl



[10.15 国際親善試合 日本0-1ベラルーシ ジョジナ]

 日本代表は15日、ベラルーシ・ジョジナのトルペド・ジョジノスタジアムでベラルーシ代表と対戦し、0-1で敗れた。前半44分に先制点を許した日本は後半6分から3-4-3にシステムを変更したが、最後まで1点を奪えなかった。11日のセルビア戦(0-2)に続く連敗。2試合連続のノーゴールでアウェー2連戦を終えた。

以下、試合後の選手コメント

●FW香川真司(マンチェスター・U)
「結果は見てのとおり2連敗。得点もゼロ。これが現状と受け止めてやるしかない」
―無得点だったが?
「なかなか得点できなくても90分間やり続けないといけない。継続性に欠けていた。90分を通してやり続けることができれば、チャンスはあると思っていた。一番やってはいけないのは攻守がバラバラになること。どれだけチームとしてまとまって、負けている状況でも前を向いていけるか」
―失点の場面は?
「あの時間帯はセカンドボールも拾われて相手の圧力を受けていた。失点は残念。ああいう時間帯は一人ひとりがセカンドボールや球際を意識してがんばらないといけない」
―セルビア戦後に話し合ったことはできた?
「やろうとする意欲はあった。ただ、ミスが多かった。それが自分たちの実力。やろうとしていることをブレずに、みんなでまとまっていく必要がある」
―W杯まであと8か月だが?
「セルビア、ベラルーシというW杯に出れない相手に無得点で負けた。あらためてアウェーでやらないといけないことを再確認できた。これが11月のオランダ、ベルギー相手にどれだけできるか。チャレンジしないといけない」
―11月の欧州遠征に向けては?
「素晴らしい相手だけど、その前に個人的にチームで(ポジションを)勝ち取らないといけない。それを痛感する2試合だった。そこに集中したい」
―チームの雰囲気は?
「セルビア、ベラルーシというW杯に出れない2チームに負けたのが現状なのかなと。チーム状態も決して良くない。でも、ここで下を向く必要はない。バラバラになるのが一番よくない。ここで空中分解というか、一人ひとりがチームに疑問を持つことは一番やっていはいけない。この2試合を受け止めていくしかない」
―11月までにどう改善する?
「僕的には、試合に出ないといけないと、この2試合で感じた。チームでやらないといけないことがある。個人個人が欧州で、Jリーグで、今回感じたことを踏まえてやらないといけない」
―試合に出ないといけないというのはどういう部分で感じた?
「親善試合だったけど、こういう雰囲気の中で、試合勘というのを公式戦で感じる部分もあった。この2試合、どこか(試合に)入り切れていなかったのは事実。厳しい戦いの中で自分を磨いていかないといけない。コンディションもボールタッチも、細かいところを含めて、いきなり試合をするには状態が悪かった。そういう意味で、やっぱりチームで(試合に)出ないといけない」
―今までは失点しても点を取って勝てていた。
「セルビア戦も前半に1点取っていれば後半は変わっていたかもしれない。点が取れない中で、どれだけ信じて、まとまって、90分できるか。そういう強い信念が必要。1点ビハインドで後半を迎えて、動きが止まったり、単調になったりしていた。辛抱強く戦い続けないといけない」
―足元へのパスが多かった?
「細かいプレーは多かったけど、それが俺らの良さでもある。サイドチェンジとか3人目の動きとか、そういう形をもっと出さないとリズムが一緒になる」

●FW柿谷曜一朗(C大阪)
―チャンスに決めていれば違った?
「そのとおりだと思う。自分のところで決められるチャンスもあった」
―どんなテーマを持って臨んだ?
「勝ちたかっただけなので」
―攻撃陣の連係は?
「うまくいっている、いってないでなく、ただただ勝つためにやっていた。それだけ」
―前から行く意識は出ていた?
「意識は変わっても、結果が出なかったら一緒」
―ベラルーシのディフェンスは?
「相手どうこうより、個人的な技術のところ」
―1対1のチャンスもあったが、国際試合になると違いがある?
「入らないときは入らない。決められるようにがんばるだけ。切り替えるしかない」
―収穫はあった?
「勝たないと意味がない。いいところも悪いところもあるけど、勝てるようにみんなで直していければ」

●FW岡崎慎司(マインツ)
「勝つ気持ちだったし、アウェーでも自分たちが求めているサッカーをトライしていこうとした。ボールを奪われたら早く切り替えて、前から行ってというのができているときもあったけど、できていないときは切り替えが遅かったし、続けられなくなったときに後手を踏んでカウンターを受けるパターンもあった。どっちにも転びそうな試合だったと思う。決めるべきところで決めればと言ってしまえば、いつもそうなる。向かっている方向を信じて進んでいけばいいと思うけど、アウェーでベラルーシに勝てないというのが今の自分たちの現実。(セルビアを含めて)2チームともW杯に出られないのに2敗しているし、現実的に言えばW杯を見据えたうえで、これが今の自分たちだと言うしかない」
―危機感がある?
「勝率からすれば可能性は低いのかなということになるけど、それを上げていかないといけないし、それが今の自分たちのやるべきことだと思う。自分たちが目指す方向を信じて、みんなでやっていくことが必要。トライするという意味では、今日はSBを積極的に上げることもできたし、サイドで受けて、もう一回サイドに散らしてとか、そういうことをやりながら間を狙った。間で前を向けたらスイッチが入るというのを常に心がけていたけど、相手が固めている中でチャンスはそんなにつくれなかったという現実がある」
―つなぐ意識が強すぎた?
「シンプルにやれているときもある中で、それでも点は決められない。(W杯予選のベラルーシ戦で)スペインはむしろ間に入れず、ゆっくりと回しながら、相手が来たらという我慢のサッカーをしていたし、いろんなパターンがあると思う。今日のベラルーシみたいに困ったらFWに当てて、そこからセカンドボールを拾って自分たちのサッカーをしていくというのもある。日本はそれが臨機応変にできるチームだと思うので、困ったらロングボールを入れてもいいし、自分や(香川)真司がサイドに開いてそこでロングボールを受けるというのもあると思う。意地でも短いパスをつなぐのか、共通意識の部分で足りないところもあると思う」
―細かくつないでつくったチャンスも少なかった?
「これが現実だと思う。日本代表として戦ううえで負けてはいけないと思っているし、悔しさでいっぱいだけど、落ち込んでいても意味がない。反省すべきところを見出していくしかないし、だからこそチャレンジしている。チャレンジするからこそ、何かが出てくる。その出てきたところを監督が反省点として洗い出して、自分たちも反省点として出して、それを合致させて次の試合に臨むことが大事だと思う。今は選手も意見を言うようになってきているし、監督も自分のやりたいサッカーを伝えてくれる。W杯で世界を驚かすというモチベーションがあるので、繰り返しやっていくしかない。現実的に負けているので、弱いといえばそれまでだし、アジアでもヨルダンに負けたり、ウズベキスタンに引き分けたりする現実がある。これがホームならも、しかしたら勝てていたかもしれないけど、アウェーで勝てないというのはW杯で言えば弱いということになる。今はその現実を受け止めて、アウェーの地で勝つためにやるしかない」
―手応えはある?
「前には進んでいると思うけど、チャンスの数を見ればまだまだ足りない。ただ、個人的にはパターンが少しずつ増えていると思う。自分がダイアゴナルに動くだけじゃなく、反対側の攻撃で並行してクロスを上げられれば、曜一朗や真司がつめるというパターンもあったし、そういうことも大事になってくる」
―今日は遠藤が右に流れて右サイドでゲームをつくることも多かったが?
「サポートというのが自分たちの今の大事な生命線。もちろんリスクもある。リスクを冒しても点を取れるほどのパターンなら、それをやる必要はある。ただ、ヤットさん(遠藤)が右に来れば、取られたあとにCBしか残っていない。そこを何回も突かれていたので、今はリスクの方が大きい」

●MF本田圭佑(CSKAモスクワ)
―アウェー2連戦の収穫と課題は?
「勝てないというところはある意味、収穫かなと思う。これを日本でやって、ガーナに勝ったみたいにセルビア、ベラルーシに勝っていても意味がない。アウェーで勝つことで、結果としてステップアップしないといけなかった。そういう意味で残念だけど、それも実力。しっかりと受け止めないといけない。なぜアウェーだと結果が出ないのか。自分たちが悪いのか、相手がいいのか。メンタルが多少なりとも影響しているところもあると思う。普段のリーグ戦からしっかり向き合って、結果にこだわってプレーすることで、日本代表のレベルも向上すると思う」
―足りない部分は?
「方向性は何も間違っていない。決めるか決めないかで勝敗が分かれるのがサッカー。失点して負ければ守備に問題があると言われ、点が取れずに勝てないと決定力がないと言われる。シンプルなスポーツだけど、そこに至るまでには細かい駆け引きがあるし、ピッチ上には細かい勝敗がある。自分たちのサッカーを貫いていることは進歩だと思う。ここでみなさんに叩かれてブレるようなことがあれば、それが一番ダメなこと」
―2試合連続で無得点に終わった要因は?
「今までやってきたことを出せない部分もあったが、選手同士で話して、W杯用に、さらに大きなものを披露しようと組み立てている段階でもある。前と同じようにすれば得点できていたかもしれないが、新たなトライをしていることで、その新しいことがうまくいかない。新しいトライをすることで、前の良さが出てない。そのへんのチグハグさは若干あると思うけど、そこは監督も選手も悲観していない。(11年1月の)アジア杯で優勝したサッカーをW杯でするつもりはない。1歩2歩先に行こうと、いろんなシミュレーションをしながら戦っている。そこは非常にポジティブに考えている」
―選手同士で多くの意見が出ているようだが?
「いいことだと思う。どんどん出すべきだし、正直、ぶつかるのが遅いぐらい。結局は同じ日本人でも、育ってきた環境も違えば、サッカーをしてきた環境も違う。攻撃でも守備でも、サッカーに対する考え方は違う。ちなみに前回のW杯では、それをスイスのキャンプで行った。そこは少なくとも進歩している。このままだと負けるぞと、みんなが危機感を抱いて話し合っている。そこは進歩だし、そこに妥協はない」

●MF遠藤保仁(G大阪)
―2試合連続の無得点だったが、原因は?
「一番は裏を取れなかったというところ。今日もいろいろなことにトライしながら、あえて狭いところで回したり、(本田)圭佑が下がってきたり、いろいろやったが、それでもボールは確実に回るので、その位置をあと5mか10m前にしたい。そこで回せれば一発のパスやスルーパスでフィニッシュに絡めると思う。そういうのを増やすというか、ボールを回す位置を高めれば、回すところでも相手に怖さを与えることができると思う」
―柿谷が今日もまた良さが出なかったが?
「ボールを支配しながらゲームを組み立てているので、(柿谷)曜一朗のポジションが一番警戒されている。単純に一番きついポジションだというのもある。カウンターや、裏に膨大なスペースが空いているときはまた違うと思う。もちろん狙えるところは狙わないといけないけど、狙ったあとに孤立してしまったら意味がない。曜一朗の動き出しはみんなが見ていると思うので、タイミングの問題と、裏にスペースがあるかどうか、フォローに入っている選手がいるかどうか。出したら一番チャンスになるところではあるが、一番マークされているところでもある。まだ時間も少ないし、100%曜一朗のすべてを分かっているわけではない。周りとの兼ね合いもあるし、そういう意味ではあまり気にしなくていいと思う。ただ、一番ゴールに近い位置にいる選手なので、より彼が前を向いて、なおかつゴールに近い位置で持たせられればいいのかなと思う」
―結果にこだわる選手と内容重視の選手がいるように感じるが?
「結果にこだわらない選手はいないと思う。親善試合だけど、結果にこだわっている。ただ、いろいろなことにチャレンジするのは今だと思う。直前になっていろいろ変えるのはリスクがある。内容も結果も良いものにしていきたいというのはみんなにあると思う」
―途中から山口と組んだが?
「問題はないです。途中から3-4-3になって、若干プレーするエリアも違うので、そのあたりはうまく2人でバランスを取りながらやった。今後も組むのであれば、うまくバランスを取りながらやっていければと思う」
―3-4-3にして、また4バックに戻したが?
「3-4-3はそれはそれでトライすればいいと思うけど、今日に関してはうまくいってなかった。相手のフォーメーションにも関わってくると思うので、今日に限っては4-2-3-1の方がボールが回ったし、3-4-3はうまくいかなかったと思う。また4-2-3-1に変えたのは当然かなと思う」
―もう少し時間が必要?
「何度もやっていれば違和感なくやれると思うけど、自分たちが100%に近い状態ではないので、それはやりながらやっていくしかない。1回やってダメだからダメということはないと思う」
―90分の試合運びについては?
「前半は押し込む時間がある程度長かったので、奪い返せるところは奪い返そうという形でみんなが入っていた。それで何度か奪い返すことができたと思う。それはチームとしても狙っていたことなので続けていきたい。ただ、奪いに行ってかわされたらカウンターを受けるリスクもある。そのあたりはリトリートして自分たちが良い状態から守備に入ったり、使い分けが必要だと思う。プレスがかかればかかるほど、相手はロングボールが多くなると思うので、セカンドボールの意識を高めないといけない。これから体も強く、身長の高い選手も多くなると思うので、マイボールにできないときも多くなると思う。蹴られたときの自分たちの戻りをもう少し早くしていかないといけない。今日も前半の終わりに失点したので、前半をうまく0-0で抑えることも考えないといけないと思う」

●MF山口螢(C大阪)
「指示はそんなになかった。左から攻めているときは高い位置を取って、逆から攻めているときはバランスを取ってということくらいしか言われていない。ただ、実際に試合に入って、左から攻めても、結構ヤットさん(遠藤)も上がっている場面があったので、あまり前には行けなかった。そのバランスを見ることにかなり重きを置いた」
―ベンチから見ていてどうだった?
「もうちょっと簡単にはたけばいいのかなと。持ちすぎのところがあった。ゴール前、バイタルの外くらいで細かくつなぎすぎて、もうシュートを打ってええんちゃうかというくらいな場面もあった」
―柿谷が生きていないのはなぜだと思う?
「曜一朗くんは外から見ていても、ボランチが持ったときはまず裏に動き出していた。それを見ていないのか、見ているけど出していないのかは分からないけど、そこが曜一朗くんの一番の持ち味なのに生かし切れなかったのかなと思う」
―持ちすぎだったことについては?
「カウンターの場面とかももう少し早く出していればというのが何回かあったし、そういうところでも迷いというか、窮屈にしているのかなと思った」
―ベラルーシに負けるのは自信が揺らいでしまう?
「でも、スペインにあれだけいい試合をしているチームですから。それなりに個々はすごく堅かったし、全員がすごく粘り強かった。その中でチャンスもないことはなかったし、それを決めないといけない。相手はそれを決めていた。そういうところの差だと思う」
―難しい時間帯に試合に出ることになるが?
「自分が入るときはいつもセカンドボールが取れていないときだと思うので、まずそれを第一に考えている。CBと競ったときのこぼれを意識して拾うようにしていた。前から行こうと言われたけど、どうしても連動して守備にいけていなかったので、相手にいなされていたのかなと思う」
―個人的に前進したという手応えは?
「そんなに長い時間も出ていないし、自分が出るときは真ん中が間延びしている時間帯が多いので、もう少しやっていかないと分からないですね」
―カウンターのピンチでカバーしたシーンもあったが?
「自分はあれができないと、ここに入っている意味がない。ああいうことをどれだけできるかというのと、もう少し周りの選手の負担を軽くしてあげることが必要だと思うけど、どうしても一人でやるには限界がある。今日は周りとの連動がなかった。マイクくん(ハーフナー)が入って、ロングボールを入れるのかどうかも今一つ定かではなかった。最後の方になって『入れろ』という感じだったので、それなら最初に入ってきたときから放り込んでいいんじゃないかというのは何人かで話した」
―チームとしての意思統一がない?
「それも多少あるかもしれない。ロングボールを蹴って点を取りに行くという人もいれば、つなぎたいという人もいるし、そこの差はある」
―結果にこだわる選手と内容を求める選手の意思の差は?
「結果はみんなが求めていると思う。内容も求めている。ただ、しっかりブロックをつくっている状態の相手に真ん中を割って崩していくというのは難しい。スペインですら、なかなか崩せない時間が多かった。もっと臨機応変に考えて、サイドから崩すことも考えたら良かったと思う。サイドに行っても、クロスを上げずにもう一回やり直してというのが結構あったから、それはシンプルに上げてもいいかなと思った」
―チームの雰囲気はどうだった?
「中でやっていても、少しゆったりしているのかなと感じる。気持ちの持ちようでそこは変わると思うので。やっぱり戦う姿勢というのが必要。そうすれば結果も付いてくると思う」
―普段のムードは?
「普段はムードが悪いとかはない。試合に入っていったときにどういう声を出していくか。試合に入ったときが問題だと思う。ピッチ外の雰囲気は悪くない。試合の中でだれがリーダーシップを取ってやっていくか。自分は球際で強くいくことなどをやっていく」
―山口選手が考える柿谷選手の生かし方は?
「チームでもまず曜一朗くんを一番に見るというのは意識している。あとは周りで、例えば2列目にキヨくん(清武)が入れば、また違ってくると思う。キヨくんはどちらかというと人を生かせるタイプ。自分も一緒にやった経験があるけど、キヨくんはいてほしいところにいてくれる。すごく考えながら動いてくれているので、そこは練習でもすごく感じる。曜一朗くんに得点を、ということであれば、もう少し生かし方がある。今は曜一朗くんが点を取るというより、周りのワンツーにしかなっていないので、前のところで勝負させてあげればいいのにとも思う。セレッソでは(柿谷が)あそこで受けて落とすだけではなく、前を向いてドリブルするというのもアクセントになっている」

●DF内田篤人(シャルケ)
―結果については?
「流れが悪いときは、クラブチームでやっていてもそうだけど、うまくいかないときはうまくいかない。我慢するしかないし、ちょっと結果が変わってくれば、流れも変わってくると思う」
―攻撃面は?
「僕自身、シュートに行った場面もあったし、何回かコンビネーションだったり、プレスをかけてミスを誘ったり、高い位置で奪うシーンもあった。それをゴールにつなげられれば。先に点を取られるとリズムが出ない。相手より先に取れるか取れないかだと思う」
―収穫は?
「少し選手が自由に動き出して、リスクを冒して、少し前で細かいパスを使ったり、少しよくなったと思うけど、勝てていないので。内容より僕は勝ちたい。結果がほしい」
―失点の場面は?
「失点する形はだいたいセットプレーかカウンター。どんなチームでも同じかなと。7割、8割はそういう失点。気を付けないといけないのは分かっているけど。W杯まで8か月だけど、集まれる時間は限られている。クラブに帰って、練習を積んで、しっかりやりたい」
―11月の欧州遠征に向けては?
「いいチームとアウェーで試合を組んでもらった。(ドイツから)近いし、時差もないので、ケガに気を付けながらやりたい」
―先制点が痛かった?
「自分たちからアクションを起こしてやっている中で、1点取られるとガクッとなる。悪くなかっただけにズシンと来る。時間も悪かった。失ってもプレスをかけて、イエローカードは多かったけど、イエローカードが何枚だったら負けとかもないし、(ファウルで)止めちゃうというか、プレスに行こうと話していた」
―シュートまで持ち込んだシーンは?
「今まではそこまで行こうと思ってなかったけど、今日は行こうと思っていた。ちょっと話し合いをして、多少行ってもいいんじゃないかと。あからさまにリスクを冒す必要はないけど」
―足元へのパスが多かった?
「やろうとしていることは悪くない。慣れてくれば無駄も省けてくる。チャレンジはチャレンジだから、そこは悪くない」
―後半は3-4-3にしたが、チャンスをつくれなかった。
「相手も真ん中はしっかり守ろうとしてくる。そこを崩さないといけないけど、結果が出れば変わる。そんなに心配していない」
―勝つために必要なことは?
「結果が出れば変わる。シャルケでも鹿島でも、うまくいかないときはうまくいかない。それをどう打開するかは、我慢して、流れが来るのを待つしかない。来月もいい相手だけど、一つポンと結果が出れば変わる。そんなもんだし、ボタンの掛け違いみたいなもの。そこが合ってくれば結果は変わる。そんんあに心配はしていない」


●DF今野泰幸(G大阪)
「今日も前半からそんなにチャンスはつくられていなかった気はするけど、ピンチのときにしっかり決められている。相手にとっては少ないチャンスかもしれないけど、きっちり決められているのが現実。先制するまではシュートにも体を投げ出してブロックしたりすることも必要だと思う。ラインコントロールしてコンパクトにすることも、もっともっとやらないといけない」
―失点シーンはフリーの状態で打たれたが?
「このレベルでフリーにすると点を決められる。自由にボールを持たせたらうまい。まだまだだからやられているというのは感じるけど、これをやり続けないといけない。要求し合って高めていかないと」
―ラインコントロールの部分はよくなっている?
「意識してやっているつもりだし、劇的によくなるとは思わないけど、少しずつよくなっている。ラインを上げることは、高い位置でボールを奪ってチャンスをつくることにもつながる。この2試合、無得点だけど、いい守備ができていないから点を取れていないとも言える。相手がいい状態のときに迫力ある守備ができれば」

●DF森重真人(F東京)
―監督の指示は?
「具体的な指示はそんなになかったけど、チームとしてやるべきことは練習でやっているので、それをしっかり出そうと。今日やってみて、こういうときはどうするのかなというのは見つかったし、そこは突き詰めていかないといけない。それは試合をして見つかったこと。そういうのを一つひとつつぶしていくしかない。ある程度、長い時間、3バックでできたというのは、いろいろ知るためにはよかったと思う」
―チームのバランスは?
「自分の勝手な印象だけど、『バタバタしてしまうな』『落ち着かないな』というのはあった。守備に関してもバタバタしていたし、それが結局は攻撃にも出ていた。3バックの間は、落ち着いた時間というのはなかったのかなという印象がある。でも、改善点はあると思う。自分がもっとサイドに対して予測して早めに出て、サイドをつぶしにいくこともチャレンジしてみればよかったかなと、試合を終えて思った。時間はないけど、そうやってやっていくしかない」
―セットプレーで高さを発揮する場面もあったが?
「相手もしっかり付いててきていた。惜しかった」
―11月に向けては?
「この遠征は終わりなので、日本でしっかりチームのために戦って、その中でもっともっと自分を高めるトレーニングをやるしかない。それは引き続きやっていきたい」
―3バックから再び4バックに戻ったが?
「いいところ、悪いところはもちろんあると思う。3バックをやってみて、少し試合がバタついていたので4バックに戻したのかなと思ったけど、ああだこうだ言っても仕方がない。3バックをやると決めたのなら、自分たちはしっかりとチャレンジして、課題を見つけて、それを修正していくという作業をするしかない。最初から『3バックはどうなのかな』と思いながらやってもダメだと思う」

●GK川島永嗣(スタンダール・リエージュ)
「こういう形でアウェーで2試合やって、結果が出ていないし、内容を含めても、応援してくれた人たちに申し訳ない気持ちでいっぱい」
―失点の場面は?
「ああいう形でフリーで持たれると、強い相手であればあるほど精度は高くなる」
―セルビア戦の反省は生かせた?
「自分たちの目指すサッカーの精度を上げないといけないという話をした。どんな結果も受け止めないといけないけど、これまで築き上げてきた自信を失う必要はない。足元を見ないといけないが、進むべき道を明確に持って進んでいきたい」
―収穫と課題は?
「アウェーでこういう形でやるのは日本の雰囲気とまったく違う。そういう雰囲気の中でどういうサッカーをしていくべきかイメージできた。課題のほうが多いが、チームの方向性はハッキリした」

(取材・文 西山紘平、矢内由美子)

◆内田「内容より勝ちたかった」/親善試合(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/japan/news/f-sc-tp2-20131015-1204695.html



<親善試合:日本0-1ベラルーシ>◇15日◇トルペドジョジノ

 DF内田篤人(25=シャルケ)は前半19分に鋭いシュートを放つなど攻守で見せ場を作ったが、結果を出せず悔しがった。

 「プレスをかけて、高い位置でボールを奪えるところもあった。それを点につなげないと」と決定力不足を痛感。「先に失点すると、リズムが悪くなる。点を先にとるか、とられるか。勝てていないので、僕は内容よりも勝ちたかった」と悔しがった。

◆勝利という結果を強く望む内田篤人「内容より僕は勝ちたい」(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20131016/141567.html



 15日、日本代表がベラルーシ代表と対戦し、0-1で敗れた。11日に0-2で敗れたセルビア代表戦とまったく同じメンバーでスタートした日本は、立ち上がりから優勢に進めたが、前半終了間際に強烈なミドルシュートで先制を許すと、後半もゴールを割れずにそのままタイムアップの笛を聞いた。

 試合後、フル出場した日本代表の内田篤人は、以下のようにコメントしている。

「2つやって2つ負けちゃっているんで、残念ですね」

―原因は?
「流れが悪い時はクラブチームでやってもそうですけど、うまくいかないので、我慢するしかないと思っていますけど、少し結果が違ってくれば、流れも違ってくるのかなと思います」

―失点シーンは?
「映像をハッキリ見ていないので何とも言えないですけど、確かこぼれ球だったような気がしますけど」

―攻撃面で決定機を作りながらも点が取れなかった?
「僕自身もシュートに行った場面がありましたし、何回かコンビネーションを使いながらプレスをかけて相手のミスを誘ったりとか、なるべく高い位置でボールを奪えるシーンがあったんで、それをもう少しゴールにつなげられるように。先にアウェーで点取られたら、なかなか試合のリズムは出てこないんで、厳しいかなと思いますけど、相手より先に点取れるか取れないかだと思います」

―セルビア戦後、チームで話し合ったことが、試合に生かされた部分はあったのか?
「少し選手が自由に動き出して、リスクを負ってというか、ちょっと前でボールを。細かいパスを出したり、ボールポゼッションに関しては少しよくなったかなと思うんですけど、相手のレベルもありますし。といっても僕ら勝ってないんで、内容より僕は勝ちたいですね。結果がほしいんで」

―ブラジル・ワールドカップまで8カ月で2連敗したが、新たな課題は?
「失点する形はだいたいセットプレーとか、カウンターとか、世界どのクラブチームを見ても、国のAマッチ見てもだいたい同じパターン、7割8割はそういう失点なんで、気を付けなきゃいけないのはわかっているんですけど、相手もいることですし。ワールドカップまであと8カ月あっても代表でみんながみんな集まれる時間は限られているんで、クラブチームにまた帰って、いつもの繰り返しで練習に取り組んで、優勝できそうなやつはして、CLもありますし、しっかりやりたいと思います」

◆アルシンド氏が13人目の「アントラーズ功労賞」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/405042_126733_fl



 鹿島アントラーズは15日、93〜94年に活躍したFWアルシンド氏に「アントラーズ功労賞」を授与すると発表した。19日の浦和戦(カシマ)前に授賞セレモニーが行われる。

 アルシンド氏は93〜94年の2シーズンにおいて、主にFWとして71試合50得点をマーク。93年サントリーシリーズ(第1ステージ)優勝に貢献した。同賞はクラブの発展に寄与した人物をたたえるために08年に制定。功労賞受賞者はカシマサッカーミュージアム内にある「アントラーズ殿堂」に掲額されており、アルシンド氏は13人目の受賞者となる。

以下、アントラーズ功労賞受賞者
秋田豊、オズワルド・オリヴェイラ、黒崎久志、ジーコ、ジョルジーニョ、相馬直樹、トニーニョ・セレーゾ、名良橋晃、長谷川祥之、ビスマルク、本田泰人、宮本征勝

◆歴代8位!鹿島・本山、大会50試合目出場/天皇杯(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20131015/jle13101508050001-n1.html



 天皇杯全日本選手権3回戦第2日(14日、カシマほか)3試合を行い、3大会ぶりの優勝を狙う鹿島のほか清水、広島のJ1勢が4回戦に進出した。鹿島は京都(J2)を2-1で退け、清水はツエーゲン金沢(JFL)に3-2で競り勝ち、J1首位の広島は熊本(J2)に2-0で快勝した。3回戦の残り4試合は16日に開催される。

 MF遠藤、FWダビのゴールでJ2京都を2-1で下し、4回戦へ進んだ。後半40分から出場したMF本山は歴代8位に並ぶ大会50試合目の出場。34歳のベテランは「難しい試合だった。反省点は次につなげたい」と、勝ち点1差で追う3位・浦和とのJ1リーグ戦(19日、カシマ)を見据えた。ただ、競り合いで相手に上回られるなど内容はいまひとつ。セレーゾ監督は「このままでは浦和に負ける」とおかんむりだった。

◆鹿島・セレーゾ監督、消極的なプレーに厳しい口調/天皇杯(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20131014/jle13101417420002-n1.html



 天皇杯全日本選手権3回戦第2日(14日、鹿島2-1京都、カシマ)鹿島はいい形で2点を先取したが、その後は消極的なプレーが目立った。セレーゾ監督は「同点とされてもおかしくなかった」と厳しい口調でまくしたて、公式戦3試合連続ゴールの遠藤は「いい内容じゃないけれど、勝ててよかった」と結果に安堵した。

 J1では3位の浦和と勝ち点1差で4位につけ、19日にはホームに浦和を迎える。大迫は「みんな頭の中に次の試合のことがあったのかも。それは冗談だけど、気を引き締めていきたい」と大事な一戦を見据えた。(共同)

◆鹿島セレーゾ監督「手抜き」不満/天皇杯(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp1-20131015-1204297.html

<天皇杯:鹿島2-1京都>◇14日◇3回戦◇カシマ

 鹿島はJ2京都を退け、2年前の4回戦で敗れた借りを返した。だがトニーニョ・セレーゾ監督(58)は試合内容に不満を爆発。「手抜き」と指摘し、19日のリーグ戦で迎える浦和との上位対決へ警鐘を鳴らした。

 順当に勝利した鹿島に、指揮官が活を入れた。後半9分にMF遠藤、同22分にFWダビがゴールを決めたが、守備を崩されて失点。セレーゾ監督は「非常に悪い姿勢だった。これでは浦和に勝てない」と、リーグ戦を見据え声を荒らげた。

 J1で優勝争いに食い込む強豪の姿は、そこになかった。球際で競り負け、セカンドボールを奪えず「手を抜いていた。自らピンチを招いて、負けてもおかしくない試合だった」。不動のレギュラーMF柴崎でさえ、怠慢と見るや交代させた。遠藤も「自分たちが一番分かっている」と受け止めるしかなかった。

 19日には、リーグ戦で浦和との上位対決が控える。FW大迫は「逆によかったんじゃない? 気を引き締めて臨める」と前向きに捉えた。指揮官は「途中で黄色信号になってはダメ。90分間、青信号で行かないと」。負けられない戦いを突っ走るため、鹿島イレブンがギアを入れ直す。

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日刊鹿島

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