日刊鹿島アントラーズニュース

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2013年11月18日月曜日

◆居残りの山形西河&中島サイン会に200人(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp1-20131117-1219473.html



 J2山形DF西河翔吾(30)とFW中島裕希(29)が16日、敵地に乗り込んだ仲間に思いを託した。大阪遠征組が出発後、ともに出場停止が解ける24日のホーム最終戦(対東京V)のチケット購入者らを対象にサイン会を開催。山形の誇る“イケメン2トップ”の登場に、約200人のサポーターが集まった。西河は「(前節で)退場して迷惑をかけたので、いい結果を待ちたい」。中島も「来てくれた皆さんのためにも、望みをつなぐ試合をしてほしい」と勝利を願っていた。

◇全国高校サッカー県大会 PK決着 啓明、熱戦制す(茨城新聞)


http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13846966399372

サッカーの第92回全国高校選手権県大会の最終日は17日、カシマスタジアムで水戸啓明-鹿島学園の決勝を行い、水戸啓明が6年ぶり6度目の優勝を果たした。県総体に続く夏冬2冠達成は2010年の鹿島学園以来3年ぶり。

水戸啓明は1点を追う前半38分、FW石川のアシストをDF阿部が決めて同点に追い付いた。その後は決め手を欠き、延長戦でも点が入らずPK戦で決着がついた。

鹿島学園は最後まで粘り強く戦ったがあと一歩及ばず、目標としていた4連覇の夢を絶たれた。

優勝した水戸啓明は全国大会(12月30日〜来年1月13日、東京・国立競技場ほか)に出場する。組み合わせ抽選会は18日に行われる。

◆内田、失点を反省「トラップしたら相手も来ていて…迷いがあった」(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20131117/jpn13111712540021-n1.html



 日本代表は16日にオランダ代表との親善試合を行い、2-2で引き分けた。DF内田篤人は試合後に取材陣に対し、この試合で得られた収穫と課題についてコメントしている。

 前半にはオランダに先制点を与える致命的なミスを犯してしまった内田だが、その後は安定感を取り戻し、本田の同点ゴールに絡むプレーも含めて攻守にわたって貢献していた。失点の場面については反省の弁を述べた。

 「トラップしたら相手も来ていたし、外にクリアしたらたぶん敵もいたので、自分の中でかなり迷いがあった。DFとしては失点に絡んじゃいけないし、ああいうミスでオランダみたいに強いチームに先制点を与えると…。今日は追いつけたから良かったけど、ちゃんと反省しないといけない」

 「後半は特に回せていたし、自分も何回か絡めた。得点にも絡めたから悪くないと思うけど、どちらかというとオランダもうまくいっていなかったというか。日本も良かったけど、オランダが良くなかったのもあると思う」

 細かいパスをつないで崩した2点目のゴールは、チームとして意図していた通りの形だったようだ。

 「僕の中ではイメージ通り。岡ちゃん(岡崎)に当てて落としが来て、大迫が入ってきたのが見えたので出した。後は2人の技術だと思う。ああいう形が増えていけばいい。危ないところに色々な選手が顔を出せばシュートチャンスが増えてくる」

 追いついた後もたびたびオランダゴールを脅かした日本代表だが、決勝点を奪って勝ち切ることはできなかった。決定力はより高めていかなければならない。

 「何回か勝ち切るチャンスはあった。ザック(ザッケローニ監督)も言っているけど、多くのチャンスをつくらないと僕らは点を取れない。決定力がないと言えばそれまでだけど、そこで勝ち切る力というのは課題だと思う」(Goal.com)

◆大迫弾で人気急上昇!「半端ないってTシャツ」の注文が殺到(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2013/11/18/kiji/K20131118007031870.html

国際親善試合 日本―ベルギー (11月19日 ブリュッセル)



 オランダ戦で1得点1アシストと爆発した日本代表FW大迫が、ベルギー戦で自身初の国際Aマッチ2戦連続弾を狙う。

 ザッケローニ監督はターンオーバー制を敷く方針を示唆しており2戦連続の先発は微妙だが「次が大事。プラスアルファを出していきたい。チャンスをいかに決められるか」と意気込んだ。オランダ戦では0―2の前半44分に鮮やかな右足弾。後半15分にはポストプレーで本田の同点弾をアシストして、日本の窮地を救った。

 強烈なインパクトを残したことで人気も急上昇している。09年1月の高校サッカー選手権で当時鹿児島城西の大迫に叩きのめされた滝川二DFの名言を基に作製され、10月中旬から発売を開始した「大迫半端ないってTシャツ」の注文がオランダ戦後から殺到。販売元のバングアロウブラザーズの浅野氏は「半端ない活躍で半端なく売り上げが伸びてます」とほくほく顔だ。

 柿谷との1トップ争いはし烈だが、大迫は「チームが勝つためにやっているので1トップ争いとかは考えていない」と目の前の試合に集中している。先発した試合では3戦3発を記録。ベルギー戦でも半端ない決定力を見せつける。

◆11/17A代表練習後の選手コメント(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/407291_128529_fl



 オランダ戦(2-2)から一夜明けた17日、日本代表はベルギーのゲンク市内で練習を行った。MF遠藤保仁、DF長友佑都は足に張りがあるため宿舎で調整。FW香川真司とMF山口螢はトレーナーとともに別メニューで調整した。

以下、練習後の選手コメント

●FW香川真司(マンチェスター・U)
―昨夜は?
「いろいろ試合を振り返った。勝ち切りたかった。前半はベンチだったけど、失点が早い時間帯で、ミスからの失点だった。そして、前半の終盤に決められた。厳しいかなと思う試合展開で1点を返して、後半に行くという強いエネルギーを感じる得点だった。0-2になっても諦めずにやったことが良かった」
―特に2点目はやりたいことができたのでは?
「2点目のシーンも帰ってから見たけど、サイドバックとサイドハーフがうまく連係してやれた。目指している形だった」
―ベルギーの印象は?
「コロンビア戦を見たが、かなりフィジカルの強い選手が多いので、僕たちが苦手意識を持っているタイプだと思う。高い位置からプレスをかけ続けていかないとラインが下がってしまうので、しっかりかけていきたい」
―昨日の後半は人数をかけた攻撃ができていたが?
「後半はみんなが前からプレスをかけていけた。こういう戦いを継続してやっていかなければいけない。日本代表はこういう試合をしたあとに良くないことがあるので、選手が一人ひとり気持ちを入れ直して、やることをしっかりやっていきたい」
―別メニューだったが?
「足の打撲だけなので、そんな大きくないです」
―どんな試合にしたい?
「後半、僕たちがやることをチームとしてハッキリさせたからこそ、内容が良かったのだと思う。それを前後半通して、より高い精度を持ってやるのが理想だけど、90分を通してやるにはまだチームとして完成度は高くない。それを60分でも70分でも、自分たちの時間帯を増やして、トータルとして戦えるようにしないといけない」
―左サイドから中央に寄ってプレーすることが多かったようだが?
「昨日に関しては、相手の中盤で前半は主導権を握られていた。後半は自分たちがうまくコントロールしたいという思いがあった。どんどんボールに絡むことが自分たちには大きいのかなと思った。うまく試合の流れでスペースを見つけていければと思っていた」
―チーム全体の勢いがついてきたのでは?
「こういう戦いを継続する力が僕たちには必要。1試合できたからと言って、次の試合がよくなければ意味がない。W杯も見据えながら、次の試合でまた良い戦いができるように、頭をスイッチして、できることを個人個人がしっかりと整理して試合に入らないと良いゲームはできないと思う」

●FW大迫勇也(鹿島)
―ベルギーの印象は?
「身体能力が高いし、一人ひとりがしっかりしている。この前の試合以上の戦いをしないといけない」
―ベルギーの最終ラインは高そうだが?
「ラインが高くなれば自然と裏が空くし、裏を狙えば足元にも入る。オランダ戦は流動的な攻撃ができていたし、もっとゴール前の質を高めて、コンビネーションを高めていければ」
―オランダ戦は個人的なアピールにもなった?
「チームが勝つためにプレーすることが一番大事。勝つチャンスがあったし、僕自身にもチャンスがあったので」


●FW岡崎慎司(マインツ)
―オランダ戦はチームとして裏を狙う意識があったが?
「クラブで1トップをやっていて、自分が生きるのは裏だし、チームに必要なのも裏。そこは一致する部分があって、セルビア戦、ベラルーシ戦とやって、今まで引いてプレーするところを相手のSBと同じラインに残るようにして、裏を狙うことを常に意識した。SBに自分がいることを意識させられたと思うし、そこでの駆け引きが相手のプレッシャーにもなっていた。自分じゃなかったら違うやり方もあると思うけど、ああいうのが俺も好きだし、うまくいった部分だった」
―チームメイトに要求した?
「結構言いましたね。試合前に(吉田)麻也とか(山口)螢にも言ったし、今まで麻也が困っていたら俺も下がっていたんだけど、試合中にも『俺がSBと並行にいても出してほしい』と。みんなは『並行にいると出していいか迷う』ということだったけど、五分五分のボールならおさめられることもあるし、ヤットさん(遠藤)にも『並行にいたら裏を狙ってほしい』とは話した。そこの勝負をずっとしていた」

●MF本田圭佑(CSKAモスクワ)
「ポイントになるのは中2日ということ。(14日のコロンビア戦から中4日の)ベルギーは僕らより長い。W杯でもこういうことはあるし、そこで僕的にも問題が出てくるかもしれない。そこを試合で臨機応変にやれるか。メンバーが代わって、先発か分からないけど、課題は2失点したこと。大事な試合で先制されているイメージがある。ここを乗り越えないと厳しい。本番で2失点しているようでは追いつけない。昨日はたまたま前半に(1点を返すゴールが)入ったからよかったけど、2失点したら厳しい」
―次はアウェーの雰囲気になるが?
「やっている人間にしか分からない。監督も言っているけど、こういう試合では内容が大事。ただ、その言い方は適切ではないかもしれないし、両方が大事。本番で結果を出すためには貴重な1試合。結局は個が大事」
―個という点ではベルギーはオランダ以上?
「個はありますね。学ぶところはたくさんある。そこでどれだけ通用するかは見ものだと思う。(ベルギーは)つないでくるか分からないし、高さのある選手が前にいて、そこで落としたところから攻撃がスタートするなら、また違った課題が出るかもしれない。日本が前がかりになれば、後ろは同数になるかもしれない。そういうイメージはあるし、後ろの選手は僕らよりイメージしてほしい。前の選手はカウンターに備えるぐらいしかできない。昨日の後半はプレッシャーがかかっていた時間もあったけど、前半はかかっていない時間もあった。セルビア戦、ベラルーシ戦もいい時間はあった。悪い時間、向こうのリズムの時間で失点してしまうところがある。昨日もファン・デル・ファールトが胸トラップした瞬間、やられる雰囲気があった。やられる雰囲気でやられるチームは負けるチーム。そこは慣れ。慣れたくても、例えばJリーグでプレーしている選手もいる。やれることはイメージするしかない。この2試合でどう感じて、どうJリーグで還元していくか。日本人を止めて満足していてはいけない。プラスアルファの何か。課題を持ってステップアップしていく必要がある」
―オランダから2点取ったことは?
「それだけだったら厳しい。オランダはそこまで後ろに迫力のあるDFがいなかった。だから2、3本パスがつながったらチャンスになった。ブラジルのダビド・ルイスやチアゴ・シウバは個で止めてしまう。それまでのいいパスワークを無にするような個。そういう意味でブラジルは戦術があるようで、ない。そこは個人戦術の部分。最後で止めてしまえばいいというところが強豪国にはある。そこをイメージしてつながないといけない。昨日もヤットさん(遠藤)が入って、短いパスと長いパスを使い分けられたけど、そこの精度だと思う」
―ベルギー相手に通用するか?
「やってみないと分からない。こんな感じかなというイメージはつくるけど、コロンビア戦を見たので、うちだったらこんな感じかなというイメージはある。やってみないと分からないけど、勝算はある。相手がどこだろうと勝算はある。どれだけイメージできるか」
―ベルギーはオランダよりFIFAランキングで上だが?
「意味ないですね。ベルギーは評価は高くても、歴史のある国じゃない。オランダとは背負っているものが違う。世界でどう勝っていくかというのは未知の世界。お互い結果を出さないといけない。ベルギーもいい試合をしてもコロンビアに負けた」
―日本も背負っているものが違う?
「日本は背負うも何も、チャレンジャー。(日本を)なめているやつらを一人ひとりぶっつぶすだけ。でも、なめられているまま(W杯に)行くぐらいのほうがいい。変に(香川)真司や(長友)佑都がビッグクラブに行って、いい選手がいるのがバレバレだけど」
―大迫や山口がオランダ戦で結果を残したことは?
「いいですね。能力が高いし、FWのレギュラー争いも激しくなる。中盤も自分のポジションは安泰ではないと思っているし、しっかり結果を出している選手が出るべき。代表というのはそういう存在」

●MF長谷部誠(ニュルンベルク)
―ロッベンのシュートは相手の一番得意な形だったが?
「中に来るというのは分かっていて、試合前にも何度も話していて、分かっていたけど、上をいかれた。間違いなく僕のミス。昨日言ったとおりです」
―山口と初めて45分間やって、印象はどうだった?
「彼は気の利いたプレーができる。組む人によってやり方を変えられる選手。うまくバランスを取ってやれる選手という印象。昨日の試合でやっても、見ていてもそう思った。練習でも非常に高いパフォーマンスでやっている。良い選手だと感じる」
―やりやすかった?
「正直、まだ半分しかやってないから分からないけど、(山口)螢でもハジ(細貝)でもヤットさん(遠藤)でも、お互いの特徴があって、みんながしっかり合わせられるように、自分も合わせるようにしていきたい。組む人によって特徴があるが、自分も合わせられる自信はある」
―ベルギー対コロンビアの試合は見た?
「見ました。ベルギーは中盤の選手が飛び出してきたりというのがある。ただ、どちらかと言うと、チームというより個で戦うチームかなと、コロンビア戦を見ていて感じた。個々の能力はもちろん高いが、チームとして連動しているのは感じなかった。付け入る隙は十分ある。コロンビアはもちろん素晴らしいが、(ベルギーの)1失点目は組織として非常に甘かったと思う。チームとしてという意味では、まとまり感は感じられなかった」
―個で戦う相手に対して、どこを突けばいい?
「コロンビア戦の1失点目は完全に守備のコミュニケーション不足だった。ああいうところを突ければいい。ただ、アザ―ルなど個人の能力は強烈なので、ああいう選手をいかにチームとして押さえられるか」
―チームの雰囲気は変わった?
「もちろんオランダ戦でポジティブなゲームができたことはチームの雰囲気を多少よくしていると思うが、終わってから選手個々で話したけど、やっぱりオランダが明らかに本調子ではなかったと感じている中で、あれぐらいなら勝たなければいけなかった。満足している選手は一人もいない。そういう意味でもポジティブだと思う。例えばファン・ペルシーがいたらどうだったかと、僕らも考える、09年と比べて、自分たちも間違いなくよくはなっていると思うけど、オランダはそのときと比べると4年前の方が強かったかなと思う」

●DF内田篤人(シャルケ)
―ベルギー戦に向けて改善したいところは?
「ベルギーの映像はまだ見てない。自分たちのやることをしっかりやるだけ。向こうはホームなので。頃のビア戦はちょっと見たけど、コロンビアも強いチームだった。相手どうこうより自分たち」
―試合後に選手で話は?
「特にしてない。ミーティングもまだしてないので」
―試合間隔が短いが?
「もう慣れてます」


●DF森重真人(F東京)
―ベルギー戦ではチャンスがあるかもしれないが?
「4バックと3バックとでやることが違ってくる。4バックならいつもどおりやればいいし、3バックなら前回の欧州遠征で途中から出たときに『もっとああしたい、こうしたい』というのがあったので、それにチャレンジしたい。もっと早くサイドにアプローチに行くこと、もっと予測してサイドで対応できればいい対応ができる。トップレベルの選手を相手に怖がらずにやりたい。全力を出して通用すればそれでいいし、通用しなければチームに帰って取り組めばいい。全力を出すことが大事」
―結果に一喜一憂しないことが大事?
「周りは騒がしくなるし、結果が出ていても出ていなくても、足元を見ながらやっていくしかない。それをやっている最中だし、周りの声に左右されずにやりたい」
―オランダ戦で山口がフル出場して結果を出したことはチーム全体にとってプラスになる?
「チームとしてまとまって戦うことが重要だし、サブも含めて全員で戦うことが大事」
―チーム内に競争が生まれる?
「それもあると思うし、それがチーム全体のレベルアップやいい雰囲気につながると思う」

●GK川島永嗣(スタンダール・リエージュ)
―オランダ戦に出なかったこともあり、次は、という思いがある?
「1試合1試合に懸ける思いというのは、僕にとっては変わらないし、昨日の試合もそれは変わらない。次のベルギー戦も変わらない。ただ、チームが本当に強くなっていくためには一人ひとりの選手が経験を積まないといけないし、それがチームの強さにつながっていくと思う。自分はやっぱり出ても出なくてもチームのために120%やるのは変わらない。ピッチに立ったときは自分らしく守ることが一番だと思っている。それは次の試合も同じ。ベルギーでベルギー代表とやるというのは特別だし、このキャンプ自体も自分にとっては特別なものだと思うが、その締めくくりという意味でも良い試合にしたい」
―ベルギーの監督が日本で知っている選手は川島と言っていたが?
「普段ベルギーで自分がやっているので分かっているけど、向こうは個の力の強い攻撃陣がいる。自分たちとしてはやるべきことをやるのが一番だし、GKとしてはゴールを守ることが一番だと思っている。要所で自分がしっかり仕事をしていきたい」
―気持ちは盛り上がっている?
「試合は特別だし、うれしい気持ちはあるけど、冷静な部分は冷静だし、試合に対する気持ちや準備は変わらない。ピッチに立てばやるだけだし、もう4年目なので、今までやってきたことを見せないといけないという気持ちは特別にはない。ただ、日本代表としての自分もいい形で見てもらえたらいいかなと思う」
―ベルギーの攻撃陣を防ぐには?
「自分たちがしっかりオーガナイズしていくことが重要だし、90分通して自分たちがどういう形で、どういうプランで、個で対峙してくる相手に対応するかというのが大切だと思う。あとは1対1のところで絶対に負けないこと。強い選手がいてもカバーの意識を忘れないこと」
―練習でも気合いが入っていたが?
「コンディションはいいですね」
―昨日は大迫、山口も活躍したが?
「素晴らしいと思いますね。代表が強くなっていくうえで、日本でやる試合とアウェーで対戦するのとでは全然違う。経験というのは一人ひとりが持っていなければいけない。日本でやっていればなかなかそういう機会がないが、昨日はそういう選手が出て結果を残したのはチームにとって素晴らしいと思う」
―今日から違うボールになったが?
「ベルギーリーグで使っているのはもっと重い。別のボールだけど、ほとんど同じですね」

(取材・文 西山紘平、矢内由美子)

◆値千金の前半終了間際の1点…苦境を打破するきっかけを与えた男・大迫勇也(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20131117/148752.html


先発出場で結果を残した大迫(右) [写真]=Getty Images

 内田篤人(シャルケ)のバックパスを拾われラファエル・ファン・デル・ファールト(ハンブルガーSV)に先制点を献上し、アルイェン・ロッベン(バイエルン)の力技で2点目をねじ込まれ、前半のうちから2点のビハインドを背負ったザックジャパン。「強豪オランダ相手に2点を取られて今日もダメなんじゃないかっていう雰囲気をみなさん感じてたと思う」と長友佑都(インテル)も認めるほど、ゲンク・クリスタルアレナに集まった日本人サポーターが悲壮感に覆われた。試合前から「アジア王者の誇りは?」「ZACさん海外組が全て?」などという日本代表批判の横断幕が次々と掲げられ、不穏なムードが漂っていただけに、この状況を打開するのは困難だと思われた。

 だが、日本代表最年少の点取屋・大迫勇也(鹿島アントラーズ)が絶体絶命の窮地からチームを救い出す。前半終了間際の44分、吉田麻也(サウサンプトン)がカットしたボールを受けた長谷部誠(ニュルンベルク)が巧みな反転から力強く前進。その動きを見逃さず、ダリル・ヤンマートとステファン・デ・フライ(ともにフェイエノールト)の間に飛び込んだ背番号18にスルーパスが渡り、ダイレクトで右足シュート。見事にネットを揺らす。「1本のチャンスで決めれば流れが変わる。そういう試合は数多くある」と大迫は虎視眈々と追撃のゴールを狙っていたという。

「大迫のゴールはホントにチームに大きな勢いを与えた」と開始時から献身的な守備で貢献していた岡崎慎司(マインツ)も感謝する一発が飛び出し、日本は後半、内容でオランダを圧倒する。最終的には2-2のドローに終わったが、10月2連戦(セルビア/ベラルーシ)の停滞感を打ち破る試合ができたのは間違いない。

 A代表初招集となった7月の東アジアカップ(韓国)のオーストラリア戦でいきなり2ゴールを挙げ、8月のウルグアイ戦(宮城)、9月のグアテマラ(大阪)/ガーナ(横浜)2連戦で続けてザックジャパンに帯同した。が、10月2連戦はハーフナー・マイク(フィテッセ)の復帰によって落選。チームの無得点2連敗を遠く日本から眺めることになってしまった。

 2014年ブラジル・ワールドカップ行きが現実になりつつあった若きFWにとって、これは大きな挫折だったに違いない。それでも大迫は腐らず、鹿島で結果にこだわり続けた。その意地と気迫が10月5日のFC東京戦から4戦連続ゴールとなって表れる。今季通算得点数をウルグアイ戦から代表主力組の1トップに君臨してきた柿谷曜一朗(セレッソ大阪)と並ぶ18に乗せ、存在を強烈にアピールした。

 その好調ぶりにザッケローニ監督は賭けたのだろう。結果と内容によってはさらなる危機に陥る可能性のあるオランダとの大一番に柿谷ではなく大迫を抜擢。重要な1トップに据えた。前半はなかなかボールが収まらずに苦労していたが、「圭佑(本田=CSKAモスクワ)さんから『積極的に前から行こう』と言われたので迷わず前から行けた」と本人も言うように、いつかチャンスが来ると信じて前線からプレスをかけ続けた。こうしたアグレッシブな姿勢が反撃ののろしとなる1点目を引き寄せた。

 遠藤保仁(ガンバ大阪)と香川真司(マンチェスター・U)が入った後半は完全にボールを支配。大迫が攻撃に絡む場面も増えてくる。そして15分には内田、岡崎、本田、内田とつながったボールをペナルティエリア内で受け、飛び込んできた本田にダイレクトで落とした。次の瞬間、本田は左足でシュート。GKの左わきを破って2点目を奪った。流れるような理想的な崩しからアシストを決めた大迫は、このプレーでさらに自信を深めた。

「篤人さんがあれだけ上がってきてくれたら自然と奥が空く。そこでうまく相手のギャップを突けたと思う。圭佑さんもいいタイミングで入ってくれたので、簡単に落としただけ。本当に技術の高いシュートでした。オランダのDFは大きかったけど、全然大丈夫だった。駆け引きの面でうまくいったと思います」と大迫も力強くコメントしていた。

 2009年の対戦で0-3、2010年南アフリカ・ワールドカップの時は0-1と過去の対戦で一度もゴールを割れなかったオランダ相手に1ゴール1アシストという結果は称賛に値する。だが、彼自身は勝ちきれなかった悔しさの方が強いようだ。

「2-2に追いついたからには勝ちたかったし、個人的にももう1点取るチャンスはあった。そこはしっかり決めきれるようにならないと。そういう力をつけたいです」と意気込みを新たにした大迫。柿谷との1トップ争いも一歩リードし、レギュラー定着へ大きなアピールを見せた。

文●元川悦子

◆欧州遠征 オランダ代表に2点先取されるも追いつき2-2のドロー(日本サッカー協会)


http://samuraiblue.jp/newscenter/whatsnew/update_000363/

欧州遠征 国際親善試合
2013年11月16日(土) 日本時間 21:15キックオフ 45分ハーフ
クリスタル・アレナ(ベルギー/ゲンク)

SAMURAI BLUE(日本代表) 2-2(1-2、1-0)オランダ代表




【得点者】
13分 ラファエル・ファンデルファールト(オランダ)
39分 アリエン・ロッベン(オランダ)
44分 ⼤迫勇也(日本)
60分 本⽥圭佑(日本)

【スターティングメンバー】
GK:西川周作
DF:今野泰幸、長友佑都、内田篤人、吉田麻也
MF:長谷部誠(C)、本田圭佑、山口螢
FW:岡崎慎司、清武弘嗣、大迫勇也

【サブメンバー】
GK:川島永嗣、権田修一
DF:伊野波雅彦、森重真人、酒井宏樹、酒井高徳
MF:遠藤保仁、細貝萌、高橋秀人
FW:乾貴士、香川真司、柿谷曜一朗

【交代】
ハーフタイム 長谷部誠 → 遠藤保仁
ハーフタイム 清武弘嗣 → 香川真司
73分 長友佑都  → 酒井高徳
73分 大迫勇也  → 柿谷曜一朗
79分 内田篤人 → 酒井宏樹





ザッケローニ監督コメント

前後半を通じて、自分たちの狙っていたプレーが高い精度、スピードで出せたのではないかと思っています。

選手たちには、監督としてやってほしいプレーをリクエスト、指示するのですが、選手の状態もあるので素晴らしくやってくれる時もあれば、そうでない時もある。

チームには守備だけに偏ることなく、守備と攻撃の両方をやってほしいと言いました。特に前半は、ピッチの中央やサイドで積極的に攻撃が仕掛けられたと思っていますし、アグレッシブにボールを奪いに行くプレーも出ていたと思います。

後半はスペースができていくなか、日本が主導権を握り、中盤を制圧してこちらのペースで試合を進めることができました。オランダという力があるチームに対してここまでできたのは、そう簡単なことではないと思います。

◆反撃の大迫、スタメン応えた/親善試合(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/japan/news/p-sc-tp2-20131117-1219325.html



<国際親善試合:日本2-2オランダ>◇16日◇ベルギー・ゲンク

 ザックジャパンの1トップは俺だ! FW大迫勇也(23)が、9月の親善試合グアテマラ戦以来の先発出場で1得点1アシストと大暴れした。前半44分に冷静に右足でゴールを決め、日本代表のオランダ戦初ゴールを記録。後半15分にはゴール前のポストプレーで、本田の同点ゴールをアシストした。万能型FWが結果を残し、1トップの座を争うライバルFW柿谷曜一朗(23)の前で存在感を見せつけた。

 大迫がザックジャパンを救った。2点を追う前半44分、MF長谷部からのグラウンダーのパスを右足のインサイドで、直接シュートした。「0-2という状況で、1点取れば分からないと思ってたんで、その点が取れて良かったです」。ゴール左隅に沈めると、両拳を握りしめ、興奮した表情で雄たけびを上げた。下馬評では圧倒的不利とされていた強豪オランダ戦。そのチーム全2得点に絡んだ。引き分けに持ち込み、低迷するチームに再浮上のきっかけを呼び込んだ。

 再びつかんだチャンスを、モノにした。9月の親善試合では無得点。招集されなかった10月の東欧遠征では、W杯に出場しないセルビア、ベラルーシに2連敗する姿をテレビで見届けた。やり場のない悔しさをかみしめ、Jリーグでは今季18得点。遠征直前は4試合連続で得点を決め、好調を維持。晴れてメンバー入りを果たした。「楽しみだね」。口癖のようにそう繰り返し、心待ちにしたオランダ戦だった。

 これまで以上に、貪欲にゴールを狙っている。今季好調の理由を「チーム(鹿島)で1トップで出て、ゴールすることだけを考えてプレーできているから」と自己分析。鹿島の石井正忠コーチも「前は体勢を整えてからシュートを打っていたが、今年はチャンスがあればすぐに打つ」と変化を感じている。この日も好機を逃さない積極的な姿勢でゴール前に顔を出し続け、「FWは点を取ってなんぼ。ゴールを決めることを最優先にしたい」。その言葉どおりの得点で、存在感を見せつけた。

 ここまで1トップ争いで柿谷の後塵(こうじん)を拝していたが、強豪相手に価値ある結果を残した。それでも「勝ちきれないところがまだ何か足りないと思うので、そこを補えるようにやっていきたい」。次戦はFIFAランク5位のベルギーだが、相手は関係ない。大迫の頭の中には、ゴールしかない。

 ◆ザックジャパンの1トップ争い 6月のコンフェデ杯まではオールラウンダーのFW前田(磐田)が不動の存在だったが、7月の東アジア杯以降は高い技術を持ち裏への抜けだしが持ち味の柿谷が急浮上して定位置を確保した。この日先発した大迫、最長身194センチを誇るFWハーフナー(フィテッセ)、東アジア杯組のFW豊田(鳥栖)に加え、Jリーグで絶好調で実績もあるFW大久保(川崎F)らが候補に挙がる。

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