日刊鹿島アントラーズニュース

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2014年6月28日土曜日

◆[クラブユース選手権U-18]出場チーム一覧(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?142119-142119-fl

adidas CUP 2014日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会
出場チーム一覧()内は出場回数

【北海道】
1.コンサドーレ札幌U-18(18)
2.サンクFCくりやまU-18(初)

【東北】
1.ベガルタ仙台ユース(17)
2.モンテディオ山形ユース(6)
3.塩釜FCユース(15)
4.A.C AZZURRI YOUTH(初)

【関東】
1.FC東京U-18(14)
2.浦和レッズユース(16)
3.横浜F・マリノスユース(27)
4.東京ヴェルディユース(36)
5.ヴァンフォーレ甲府U-18(3)
6.三菱養和SCユース(31)
7.ジェフユナイテッド千葉U-18(14)
8.川崎フロンターレU-18(10)
9.横浜FCユース(4)
10.大宮アルディージャユース(10)
11.鹿島アントラーズユース(16)

【北信越】
1.アルビレックス新潟U-18(15)

【東海】
1.ジュビロ磐田U-18(25)
2.清水エスパルスユース(15)
3.JFAアカデミー福島(初)

【関西】
1.セレッソ大阪U-18(19)
2.京都サンガF.C.U-18(17)
3.ガンバ大阪ユース(22)
4.ヴィッセル神戸U-18(17)
5.センアーノ神戸ユース(初)

【中国】
1.ガイナーレ鳥取U-18(3)
2.ファジアーノ岡山U-18 (初)

【四国】
1.愛媛FCユース(18)

【九州】
1.アビスパ福岡U-18(15)
2.大分トリニータU-18(10)
3.アミーゴス鹿児島U-18(3)

参考
◆ユース:日本クラブユースサッカー選手権関東大会順位 決定戦(オフィシャル)
http://www.so-net.ne.jp/antlers/fanzone/reports/academy/43831

◇adidas CUP U-18 2014(全日本クラブユースサッカー連盟)

2014年6月27日金曜日

◇県サッカー選手権 クラブ・ドラゴンズ決勝進出(茨城新聞)


http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=14037133840597



サッカーの第94回天皇杯全日本選手権の出場権を懸けた第17回県選手権(県サッカー協会主催、茨城新聞社など共催)第2日は25日、流通経大サッカー場などで準決勝2試合を行い、クラブ・ドラゴンズと筑波大が決勝に進んだ。

クラブ・ドラゴンズは2-2の後半36分、ジャーメインがこの日2点目となる勝ち越しゴールを決め、流通経大に競り勝った。筑波大は片岡、若杉がそれぞれ2点ずつ奪い、4-0で流通経大FCに快勝した。

最終日は29日、カシマスタジアムで決勝を行う。キックオフは午後1時。

▽準決勝
クラブ・ドラゴンズ 3-2 流通経大
1-0
2-2
▽得点者
【ク】ジャーメイン2(前半45分、後半36分)渡辺(後半2分)
【流】江坂2(後半12分、同28分)

筑波大 4-0 流通経大FC
2-0
2-0  
▽得点者
【筑】片岡2(前半32分、後半8分)若杉2(前半40分、後半17分)

◆【仙台】里内フィジカルコーチが猛ゲキ!4年後のW杯へ一丸!(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20140625-OHT1T50241.html



 仙台の延岡キャンプ8日目の24日は、26日に行われる九州保健福祉大などとの練習試合に向け約2時間の練習。練習前の円陣で、里内フィジカルコーチが「次のW杯を目指して準備していこう」とゲキを飛ばすと、イレブンは大きくうなずいた。渡辺監督は「コロンビア代表GKのように、43歳で出場する選手もいる。4年後のロシアW杯に向け、全員で頑張っていきたい」と誓っていた。

◆伊野波「やれることやった。悔いはない」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/brazil2014/news/f-sc-tp0-20140625-1323660.html

<W杯:日本1-4コロンビア>◇1次リーグC組◇24日◇クイアバ

 DF伊野波雅彦(磐田)のコメント。

 「現実じゃないですか、これが。僕はやれることは全部やった。悔いはない」。

◆「自分に腹が立った」大迫、4年後のロシアは「僕らが中心に」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?141978-141978-fl



 4年後は自分が中心になる。あらためてその決意を固めた。コートジボワール戦、ギリシャ戦と1トップで先発したFW大迫勇也はコロンビアとの最終戦では出番がなかった。自身初の世界大会となったブラジルW杯は2試合の出場で無得点。「悔しさしか残らなかった。自分に腹が立つ大会だった」。コロンビア戦から一夜明け、その胸の内を打ち明けた。

「自分のふがいなさを感じた。こんなんで終わっていたら選手としてダメ。移籍したチームで、自分が変わっていかないといけない」。今年1月にドイツ2部の1860ミュンヘンに加入。来季からはブンデスリーガ1部に復帰したケルンへの移籍が決まっている。

「やっぱり個の成長がチームの成長につながると思う。ゴール前も最後は個で守られていた。組織というよりは、個の半歩、一歩。その半歩、一歩を自分が先に行けるように、個で勝っていけるようにしないといけないなと感じた」

 A代表デビューを果たした昨年7月の東アジア杯からの1年間。W杯メンバー23人に入ることが当面の目標だった。鹿児島・指宿合宿から米フロリダ合宿と、FW柿谷曜一朗、FW大久保嘉人との1トップ争いを勝ち抜き、コートジボワール戦では先発の座を射止めた。しかし、そこまでだったという無念さがある。

 2018年のロシアW杯時は28歳。「次のW杯では自分がチームの中心になるという思いはあるか?」。そう問われた大迫は「もちろんある。(ロンドン世代の)僕らが中心にならないとダメだと思っている」と言い切った。

「自分のチームで得点を重ねることで、自然とそういうものも付いてくると思う。まず自分のクラブで結果を残すことが一番の近道だと思う」。4年後、正真正銘のエースとして2度目のW杯に臨むため、大迫のドイツでの挑戦は第2章を迎える。

(取材・文 西山紘平)

◆内田、ケガ克服3戦フル出場も壁痛感(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/brazil2014/news/p-sc-tp0-20140626-1323951.html

<W杯:日本1-4コロンビア>◇1次リーグC組◇24日◇クイアバ

 日本代表DF内田篤人(26=シャルケ)がコロンビア戦後、代表引退することを示唆した。今大会限りでの代表引退を問う質問に「考えてます。日本に帰って少し休んで。そのことに関しては、ちょっと前からずっと考えていたこと。考えようかなと思う。ずっと思っていたので。人には言っていなかったですけど」。前回の南ア大会では出番がなかったが、今大会3試合にフル出場。しかし、結果にはつながらなかった。

 試合終了後、1人ベンチに座って顔を両手で覆った。顔を隠すようにうつむいたまま、動かなかった。悔しがるように、代表との別れを惜しむように、泣いているようだった。そして目を赤くして言った。「自分たちが努力してきた部分が報われないのは本当に残念だが、勝負の世界に『たられば』はない。しょうがないですね。難しい試合にしてしまったのは自分たち。まだまだ未熟だし、世界は近づいてきたが、まだまだ広い」。世界との壁を痛感した、W杯での270分だった。

 2月に右太もも裏肉離れと腱(けん)断裂のけがを負い、急ピッチで間に合わせた。大会直前から「筋力がまだ戻らない」とこぼしていた。試合勘を取り戻そうと、メンバー発表後の親善試合は3試合すべてに出場。ザッケローニ監督の信頼と期待に応えようとした。前半終了間際のカウンターも、自陣からドリブルで独走し、本田につないだ。攻守において、やれることをやろうとした。「監督が今まで通りやっていこうと強く言っていましたし、選手がそれをできなかった」。やり切った表情で、W杯を終えた。

内田、ケガ克服3戦フル出場も壁痛感

◆代表引退示唆の真意を語る内田「100%でいられない自分はどうなのか」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?141964-141964-fl



 コロンビア戦後のテレビインタビューで今大会を最後に日本代表から引退する可能性を示唆したDF内田篤人が一夜明けた25日、ベースキャンプ地のイトゥで報道陣の取材に応じ、あらためてその心境を語った。

「やめるみたいな雰囲気になってるけど、やめてね。考えるだけだから」。代表引退を決めたわけではなく、その可能性も含めて考えたい。それが内田の偽らざる思いだ。

「この大会が終わったら考えようかなと漠然と考えていた」。きっかけの一つには今年2月に負った故障の影響もあるようだ。右太腿裏の肉離れとともに右膝裏の腱を断裂。ギリギリの判断で手術を回避し、W杯に間に合わせたが、ギリシャ戦からは右膝にテーピングを巻くなど満身創痍の状態だった。

「代表も大事だし、代表をリスペクトしている分、100%でいられない自分はどうなのかなと」。クラブ、代表での過密日程の中、自分自身が満足できないパフォーマンスになるのであれば、日本代表から退くべきではないのか。

「こうやって言うってことは、影響力もあるし、影響力があるのを理解したつもりで言っている。追い込むには持って来いだなと」。時間はある。自分が納得できるまで、とことん考えるつもりだ。

(取材・文 西山紘平)

◆DF内田、代表引退にまだ迷い!?(デイリー)


http://www.daily.co.jp/newsflash/soccer/2014/06/26/0007090590.shtml



 1次リーグ敗退から一夜明けた25日(日本時間26日)、コロンビア戦後に代表引退を示唆した日本代表DF内田が、日本代表が拠点を置いていたブラジル・イトゥで、悩める心境を吐露した。

 代表引退について「そのときの感情だけで言ったわけじゃない」とあらためて話した上で「このまま終われば負け犬な気がするし、ずっと思ってきた気持ちもある。考えます。やる前からW杯終わったら考えると決めていたので」と、揺れる思いを語った。

◆【W杯】内田「断言したわけじゃない」代表引退は慎重(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/japan/20140626-OHT1T50290.html



 DF内田が、代表引退について慎重な姿勢を見せた。「別に代表をやめると断言したわけじゃない。この大会が終わったら、ちょっと考えようかなっていうのは、大会が始まる前から考えていたこと。だから、考えると言った。ここ最近考えてることじゃなくて、自分の中ではだいぶ長い間、いろいろ考えることもあった」と明かした。

 1次リーグ敗退が決まったコロンビア戦後は代表引退を「考えてます。そのことに関しては、ずっと思っていたんでね」と発言。26歳の若さで代表引退を示唆していたが、続行を含めて、心の中を整理していく考えだ。

 「代表をすごくリスペクトしている分、(代表戦に)100%でいられない自分もどうなのかな、と思う。影響力を理解したうえで、言っているつもり。これで、逆に“やります”と言ったら、もうやめられない。自分を追い込むにはもってこいだと思う」。新生日本代表の初陣は9月5日(札幌ドーム)。それまでに自分と向き合いながら結論を導く。

◆内田 代表引退示唆も「やめるって断言してないからね」(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/06/27/kiji/K20140627008448590.html



 DF内田が代表を引退するか無期限で熟考を重ねていく。

 コロンビア戦後に代表からの引退を示唆。あらためて真意を聞かれ「大会が終わってから考えようかなと思っていたし、長い間考えていた」と説明した。

 周囲の反響も大きかったようで「“やめんの?”って連絡が来た。でも俺はやめるって断言してないからね」と苦笑い。最終的な結論を出すまでの期間については「全然決めていない」と口にした。

◆内田、代表引退を示唆も揺れる胸中…「このままでは負け犬」(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20140627/jpn14062705020006-n1.html



 【イトゥ(ブラジル)26日】コロンビア戦の直後に代表引退を示唆したDF内田篤人(26)=シャルケ=は、揺れる胸中を明かした。

 「このまま終われば負け犬な気もするし、ずっと思ってきた気持ちもある。また考えます」

 所属クラブとの両立を目指す中、大会前から「代表をすごくリスペクトしている分、100%でいられない自分はどうなのかな」と思ってきたという。

 2010年南アフリカW杯では出番がなく、今大会は全3戦にフル出場。「国歌を聞いてぐっとくるものがあった」という。1分け2敗の成績には「サッカーをやっていると、努力は報われないことの方が多い」と口にした。

◆内田「やめるとは断言していない」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/brazil2014/news/f-sc-tp0-20140626-1323993.html

 W杯ブラジル大会1次リーグで敗退した日本代表が25日(日本時間26日)にベースキャンプ地のイトゥで合同取材に応じた。

 試合後に代表引退を示唆したDF内田篤人(25=シャルケ)は「やめるとは断言していない。この大会終わったら考えようと思っていた。ここ(プレスルーム)に来るまでに決めてやろうと思ったけど、全然決まらなかった」と期限を決めずいろいろな可能性を考えたい意向を口にした。

内田「やめるとは断言していない」

2014年6月26日木曜日

◆敗戦を振り返る内田篤人「努力が報われなかったけど、これが勝負の世界だから」(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20140625/205302.html?view=more


コロンビア戦でフル出場を果たした内田が敗戦を振り返った [写真]=Getty Images


 ブラジル・ワールドカップのグループリーグ第3節が24日に行われ、グループCでは日本代表とコロンビア代表が対戦。日本は1-4で敗れ、1分け2敗の勝ち点1でグループリーグ敗退が決まった。

 試合後、DF内田篤人が以下のように振り返った。

――日本は勇気を持って前線からいっていたと思います。グループリーグ3試合を比べると、コロンビア戦は良かったと思うのですが、攻撃の面ではどうでしょうか?

「シュートまではいけていたので。いい形を作れている部分もありましたし。でも、攻撃にいく分、守備の負担もかなりありました。チーム全体として後ろに重く掛かる部分はありましたね。そういうバランス、地力がないと上にはいけないのかなと思います」

――後半、ハメス・ロドリゲスが投入され、あのあたりから相手の攻撃の勢いも増してきたかなと思います。

「彼が入ると中盤というか、真ん中でボールが収まるので、サイドの僕たちは真ん中に絞られます。失点のシーンもそうですけど、ロングシュートを警戒していたところで、うまくサイドを使われました。彼のようなキープレーヤーが入ってくると、つかみどころがなくなるので、難しいかなと思います」

――GL3試合を戦いましたが、全体を見てどうでしょうか?

「『自分たちの地力はまだまだ』だと分かった上で、この大会に臨んでいました。その中で勝っていこうと思いましたが、なかなかうまくいかない時間が多く、はがゆい大会になりましたし、自分たちが望むような結果が出なかったです。努力が報われなかったですけど、これも勝負の世界なのでしょうがないかなと」

特に“個の部分”というのは強調されていましたが、戦ってみていかがですか?

「普段からそういうレベルでやっていますし、ある程度イメージはできていました。大きな大会になって、勝負どころで点を取れる選手が各チームに一人か二人いて、チームとして勝負どころもわかっていて、そういうところでパワーを発揮できるチームは、やはり上に進めるのかなと思います」

――内田選手は前回大会で出場がなく、今回初出場となりました。そのあたり、W杯の雰囲気はどうでしたか?

「4年間、ドイツに行ってやりましたし、どういう大会なのかなとは思いましたけど、11対11でボールは一つ、ゴールは二つという普通のサッカーです。大会が違うだけで」

――今大会、残念ながら敗れましたが、印象に残っているシーンや言葉はありますか?

「この世界で“たられば”はないと思いますが、コートジボワール戦の2分間というのは、だいぶ僕らに重くのしかかってきたのかなと思います」

――ザックジャパンになって4年間を振り返り、得たものはありますか?

「この大会で結果は出なかったですし、やってきた努力は報われなかったですけど、この4年間やってこなかったら僕なんかピッチに立てていないですし、周りの人のサポートもあってグラウンドに立てたので。本当にいろいろな人に感謝していますし、サッカーの難しさというか面白さというか、国で戦うという意味を改めて思い知ったというか」

――4年後にW杯がありますが、日本が上げていかなければいけない部分はどういうところにあると思いますか?

「課題とか夢とか目標とかを、下の世代に託すのはどうかと思いますが、僕らの大会は終わってしまったので。もちろん今、サッカーをしている高校生とか、小学生はうまいですから、ここっていう時にヒーローになれる選手が出てきてほしいなと思います」

◆代表引退示唆の内田「世界は近いけど広い」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?141875-141875-fl



[6.24 ブラジルW杯C組 日本1-4コロンビア クイアバ]

 右膝のテーピングが痛々しかった。故障明けで臨んだW杯。3試合すべてにフル出場し、右サイドで獅子奮迅のプレーを見せたDF内田篤人が試合後のテレビインタビューで日本代表からの引退を示唆した。

「そのことに関しては、今から考えるわけではないし、ちょっと前からずっと考えていたことなので。人に言っていなかっただけで」。詳細な理由は語らなかったが、負傷の影響もあるのだろう。

 今年2月、右太腿裏の肉離れとともに右膝裏の腱を断裂。ギリギリの判断で手術を回避し、このW杯に懸けてきたが、ギリシャ戦からは右膝にテーピングを巻くなど満身創痍の状態だった。

 それでも試合になれば、負傷を感じさせないプレーを見せた。何度となく上下動を繰り返し、チャンスに絡み、守備でも体を張る。孤軍奮闘する姿に、この大会に懸ける決意がにじみ出ていた。

 4年前の南アフリカW杯は本大会直前にレギュラーを外され、1試合もピッチに立つことができなかった。「W杯はどんなかなと思ったけど、普通にサッカーの試合だった」。どんな状況でも冷静さを失わず、平常心でプレーする。どこか浮き足立ち、プレッシャーに悩み苦しみ、対戦相手を過度に恐れるようなチームメイトの中で、内田は異質とも言える存在だった。

「自分たちのサッカーをすれば勝てますよ、それは。でも、できないから。これが地力じゃないですか。何回も言ってきましたけど、いつもどおりやればいいと思っていた。それをやれないんだけど。そういうレベルだから」

 内田の覚悟は結果に結びつかなかった。「世界は近いけど、広いなと」。あらためてそう感じた。「勝って、ここ(ミックスゾーン)を通ってしゃべりたい。負けてしゃべっても説得力がないし、格好悪いでしょ」。26歳の右サイドバックは、力なく笑った。

(取材・文 西山紘平)

◆日本代表DF内田篤人「勝ち点1しか取れなかったし、しょうがないです」(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20140625/205466.html?view=more


コロンビア戦を振り返った内田 [写真]=Getty Images


 ブラジル・ワールドカップのグループリーグ第3節が24日に行われ、日本代表とコロンビア代表が対戦。コロンビアが4-1で勝利し、3連勝でグループリーグ首位通過を決めた。敗れた日本は1分2敗のグループ最下位で2大会ぶりにグループリーグで姿を消すこととなった。

 試合後、内田篤人は以下のようにコメントしている。

――こういう結果となったが。

「自分たちが勝たなきゃいけないのはわかっていたし、前半でギリシャが勝っているという情報も入ってきていました。その中で勝ち切れない、バランスを崩して前にいって、こういうサッカーになっちゃったんじゃないですかね」

――前半で追いついたところまでは納得できる形だったか?

「いや、こういう形で先に失点しちゃいけないというのはわかっていたし、前半で追いつけたのはラッキーかな」

――相手は後半から10番(ハメス・ロドリゲス)が入ってきましたが。

「彼は(ディディエ)ドログバとはタイプが違いますが、真ん中でうまくボールを持てる選手。一発を持っているし、ロングシュートも威力がある。そこでうまくサイドにふられた。やはりいい選手だなと思った」

――前回を超えるためにやってきたが、結果として勝ち点1しか取れなかったことについてどう思っているか。

「まぁしょうがないですからね。勝ち点1しか取れなかったし。逆にギリシャはよくあそこまで粘ったと思います。こういう大きい大会で自分たちのサッカーができればというのはありますけど、相手チームがさせてくれないですからね」

――自分たちのサッカーをやろうとして、結果的にこうなってしまったが、途中で軌道修正しようという考えはあったか。

「いや、監督がうまくやってくれようとしていた。監督が今までどおりやっていこうと一番言っていたので、選手がそれをできなかったというのを強く感じます。自分たちのサッカーができれば勝てます。でも相手のレベルが高いからできない。ボールも持てないし、一発を持つ相手選手もいる。これが地力じゃないですか。自分たちのサッカーができない中でどうやって勝つのかが大事だと思う」

――日本のサッカーは進歩しているか。

「進歩はしていると思いますし、いろんな選手が海外に行って世界でやれているのもそうだと思いますけど。世界は近いけど、広いなという感覚はあります。それは別にこの大会で思ったことじゃないけど。ドイツでもそうですし」

――W杯の舞台だと相手も慎重にくる部分もあるし、激しさも普段の親善試合に比べて違うと思うが、そういう中で勝つために今後どういうことが必要だと思うか。

「それをやっていたつもりだった。結果が出ないと俺が言っても説得力がない。勝ってから言わないとね。勝ってから言います」

――4年前は出られなかったがその感慨に浸ってる時間はなかった?

「ワールドカップってどんなものかなとは思ったけど、普通にサッカーの試合でしたし、変わらなかった。やっぱり結果が出ないとね。びびらないというか普通でした。いつもどおりって僕何回も言ってましたけど、まぁそれが中々やれないんだけど。そういうレベルなんです」

◆代表引退を示唆するDF内田「僕らの大会は終わってしまった」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?141862-141862-fl



[6.24 ブラジルW杯C組 日本1-4コロンビア クイアバ]

 ブラジルW杯における日本代表の戦いは、グループステージで幕を閉じた。初戦のコートジボワール戦に逆転負けし、2戦目のギリシャ戦はスコアレスドロー。勝利以外の結果以外で敗退が決まるという中、日本はアグレッシブな戦いを見せた。しかし、前半は1-1の同点で折り返したが、後半は3失点を喫して1-4で敗れている。

 試合を振り返り、DF内田篤人は「自分たちで勝たなければいけないゲームだったんですけど、先制されてイヤな雰囲気がありました。前半のうちに追い付けたのは良かったんですけど、次の1点、2点っていうのがどうしても自分たちは取れなくて。どうしても前掛かりになったら、裏のスペースを狙うのは得意ですから。向こうの選手たちは。なかなかうまくいかなかったかなと思います」と、コロンビアに思い通りの試合運びをさせてもらえなかったことを悔しがった。

 過去2戦との違いについて「シュートまでは行けていたので。良い形をつくれている部分もありました」と話す内田だが、「ただ、攻撃に行くぶん、守備の負担っていうのは、かなりチーム全体として後ろに重くかかっていた部分があるので。そのバランスがね、地力がないと上にはいけないのかなと思いました」と、過去2戦で負ったビハインドを取り戻すことが難しかったという。

 また、後半からコロンビアはMFハメス・ロドリゲスを起用してきた。背番号10は圧倒的な存在感を示し、1得点2アシストの活躍を見せた。『エース』といわれる存在の大きさを、内田はこの大舞台で改めて痛感させられた。

「彼が入ると、どうしても真ん中でボールが収まるので、サイドの僕たちは真ん中に絞られました。失点したシーンもそうですけど、ロングシュートを警戒したところで、サイドをうまく使われてしまう。彼のようなキープレーヤーが入ってくると、なかなかつかみどころがなくなるので、難しいかなと思います」

 日本の選手たちは、個の力が足りないと意識して4年間を過ごしてきた。普段、欧州でプレーしている内田は「普段そういうレベルでやっていますし、ある程度イメージはできていました」と話すが、やはりゴール前で違いを出せる個の不在は、W杯でも大きかった。

「大きな大会になって、勝負所で点を取れる選手っていうのが、各チームに1人、2人はいて、チームとしても勝負どころっていうのが分かっている。そういうところで、パワーが発揮できるチームが上には進んでいるかなって思います」

 4年後のロシアW杯までに、何を高めるべきか。そう問われた内田は「課題とか、夢とか、目標っていうのを、下の世代に託すってのはどうかと思いますけど、僕らの大会は終わってしまったので」と、答え、自分がその舞台に立っていることは、イメージできない様子だった。そして「もちろん、今のサッカーをしている高校生とか小学生はうまいですけど、『ここ』っていうところでヒーローになれる選手は出てきてほしいです」と、勝負どころをモノにできる才能の出現を求めた。

◆普段通りを心掛け、大舞台で堂々たるプレーを見せた内田が明かす「4年間の苦悩」(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20140625/205474.html?view=more


コロンビア戦に先発フル出場した日本代表DF内田篤人 [写真]=FIFA via Getty Images


 2月9日のブンデスリーガ・ハノーファー戦で右太もも裏を痛め、公式戦から4か月近くも遠ざかった内田篤人(シャルケ)。5月27日のキプロス戦(埼玉)で戦線復帰し、6月初旬にアメリカ・タンパで行われたコスタリカ戦、ザンビア戦で少しずつ出場時間を伸ばし、2014年ブラジル・ワールドカップ本番に備えていた。それでも、大会前は「試合勘が不足している内田が3試合をフルで戦い抜くのは難しいだろう」という見方が大勢を占めていた。

 ところが、「普段通り」を心掛ける内田は14日の初戦・コートジボワール戦(レシフェ)から攻守両面で堂々と世界と対峙した。長友佑都(インテル)と香川真司(マンチェスター・U)の左のラインが相手に研究され、持ち味を全く出せなくなる中、内田の右サイドは攻撃の起点としてチームを活性化していた。

 その流れは19日のギリシャ戦(ナタル)、24日のコロンビア戦(クイアバ)も変わらなかった。ギリシャ戦では相手のエース・サマラス(セルティック)に仕事らしい仕事をさせず、自ら決定的なシュートを放ち、この日最大のビッグチャンスだった大久保嘉人(川崎フロンターレ)のフリーのシュートをお膳立てした。コロンビア戦でも前半終了間際の岡崎慎司(マインツ)の同点弾の起点となるドリブルでの攻め上がりを披露。チームとしては最終的に4点を奪われ、惨敗を喫したものの、内田自身は懸命のカバーリングを見せ、守備崩壊を防ごうと最後まで必死に走り抜いた。

「どうしても自分たちが勝たなきゃいけないのは分かってましたし、前半ギリシャが勝ってるって情報も入ってましたし、その中でバランスを崩して前に行ったから、こういうサッカーになっちゃったんじゃないですかね。僕自身はサイドから何回か嘉人さんにぶつけたシーンがありましたし、こういう大会ではセットプレーで点が取れたら楽なんですけどね。ただ、相手の選手はつねに僕らが上がった後ろを狙ってましたし、向こうの戦略通りって気がしますけどね。日本は進歩しているとは思いますし、いろんな選手が海外に行ってやれてるのもそうだと思いますけど、世界は近いけど、広いなって感覚があります。それはこの大会で思ったことじゃないけど。ドイツに行ってすぐ感じたし、なんか近くなったような気もするけど、やっぱり広いですよ、世界は」と試合後のミックスゾーンに現れた内田はいつものように淡々と敗戦を分析していた。

 そんな内田だが、今大会では日頃戦っている通りの実力をストレートに出せた数少ない選手といっていいだろう。それも内田が再三、口にしてきたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)など大舞台の経験値から来るものだろう。

「俺、いつも通りって何回も言ってましたけど、本当にいつも通りやれればいいと思ってた。4年前に試合に出られなくて、『ワールドカップはどんなもんだろう』と思ってたけど、普通のサッカーの試合でしたし、変わらなかった。だけどやっぱり結果が出ないとね。負けてみなさんの前でしゃべっても何の説得力もないし、かっこ悪いですから。ホントに結果が全てだと思いますよ」とこれまで勝利に誰よりもこだわり続けてきた内田は、1分2敗の勝ち点1のグループ最下位という屈辱的な結果を、内田は自分なりに静かに黙って受け止めるしかなかった。

 とはいえ、自分が主力として戦った大舞台で、これだけの惨敗というのは、鹿島アントラーズやシャルケという名門クラブでプレーしてきた内田にはあまりないこと。やはり耐え難い気持ちはあるだろう。本人の口からは、こんな言葉も飛び出した。

「俺はシャルケの方がいいプレーができるんだけどね(苦笑)。何でかな…。そこはこの4年間、ずっと悩みましたけどね。そこが分かってたらね…。周りに誰がいるとかそういうことじゃないけど」と内田は代表における自分の役割やパフォーマンスにどこか戸惑いを抱き続けてきたようだ。

 それがテレビインタビューでの「代表引退を考えている」という発言につながったのだろう。ただ、本人は「このまま下の世代に任せるのもどうかと思う」ともコメントしており、まだまだ代表への執着もある。ブラジルでの屈辱的惨敗の悔しさをどこかで晴らしたいという思いも少なからずあるはずだ。

 今大会の日本代表に希望をもたらした右サイドバックには今後の身の振り方を考える時間は確かに必要だ。ただ、こんな形で終わって欲しくはない。内田の高いレベルの国際経験値を日本サッカー界はまだまだ必要としている。内田自身の進化が、日本代表の成長につながるのは間違いない。そういう意味でも、内田には4年後に向けて今一度、闘志を奮い立たせてもらいたいものである。

文=元川悦子

◆内田篤人、日本代表引退の可能性を示唆「ずっと思っていた」(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20140625/205319.html?view=more


コロンビア戦にフル出場した内田 [写真]=Getty Images


 ブラジル・ワールドカップのグループリーグ第3節が24日に行われ、日本代表とコロンビア代表が対戦。コロンビアが4-1で勝利し、3連勝でグループリーグ首位通過を決めた。敗れた日本は1分2敗のグループ最下位で2大会ぶりにグループリーグで姿を消すこととなった。

 同試合にフル出場した内田篤人は試合後、「自分たちが努力してきた部分が報われないというのは、本当に残念ですけど、勝負の世界はタラればもないですし、勝ち負けが出るスポーツなので、しょうがないかなと思います」と、割り切ったコメントを残す。

 1分2敗、コロンビア戦では4失点を喫する内容となったが、「難しいゲームにしてしまったのは自分たちですから、まだまだ未熟ですし、世界が近づいてきてはいるんですけど、まだまだ広いというのを、この大会を通じて思ったわけではないですけど、前から思っていたことなので、それが結果として現れただけかなと思います」と続け、振り返った。

 さらに代表引退の可能性を問われると、「考えています。日本に帰って少し休んで。そのことに関しては今から考えることではないし、ちょっと前からずっと考えていたことなんで。ずっと思っていたので、人には言っていなかっただけですし」と答え、現在26歳、4年後のロシア・ワールドカップ出場にはまだ十分な年齢で迎えられながらも、代表引退をほのめかした。

◆内田、代表引退へ「ずっと前から考えていた。人に言っていなかっただけ」(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20140625/jpn14062508340013-n1.html



 ブラジルワールドカップ1次リーグC組(24日、日本1-4コロンビア、クイアバ)日本代表DF内田篤人(26)=シャルケ=が、コロンビア戦に敗戦後、代表引退を宣言した。

 試合後のインタビューで今後について問われると「代表引退? 考えてます。日本に戻って少し休んで…。(代表引退は)ずっと前から考えていた。人に言っていなかっただけです」とW杯を最後に代表から退く考えを明かした。

 内田は静岡・清水東高から2006年にJ1の鹿島に入団し、10年からドイツ1部リーグのシャルケでプレー。同年のW杯南ア大会も代表入りした。今大会は右サイドバックとして1次リーグ全3試合にフル出場した。

◆独り歩きしてしまった“自分たちのサッカー”、内田が語った「普段通り」の意味(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20140625/205605.html?view=more



 大きな期待を背負い、小さからぬ野心を抱いた日本代表の旅路は、わずか十日余りで閉幕を迎えてしまった。

 敗因を一つに限定するのは不可能だし、それはそもそも不正解でもあるだろう。複数の要因があって、日本は敗れた。今年に入って主力選手に不調や負傷が相次いだのは不運だったと言えるし、それを補うだけの力がなかったとも言える。ただ悔やまれるとしたら、そして後世の教訓とすべきはやはり、初戦の内容だ。

「自分たちのサッカー」というフレーズが独り歩きしてしまった感があるが、個人的には内田篤人が使っていた「普段どおりにやる」という言葉のほうがしっくり来る。「自分たちのサッカー」と言っても、何も相手のことを何も考えずにプレーするというニュアンスではないだろう。「やってきたことをやる」。そういう意味だったと解釈していた。

 できなかった理由は幾つかあるが、平常心を欠いたように見える選手が複数いたことが大きかった。長谷部誠や本田圭佑、遠藤保仁といったW杯を知る経験豊富な選手たちが軒並み負傷明けだったり不調だったことが大きく、経験のない選手をサポートする余力がなかったのかもしれない。いずれにせよ、「普段どおりにやる」ことができぬままに日本は敗れた。

 これを「メンタルが弱かった」と総括してしまうのは簡単だ。実際、「ブログを更新していたのは戦う気構えがなかった証拠」なんて批判まで目にしたのだが、個人的には真逆の見解、感触を持っている。

「ブログくらい普通に更新しておけ」と。

 普段どおりに戦ったという内田は、確かに普段どおりの強さを見せてくれた。日本の選手に必要だったのは修行僧のような禁欲さで自分を律し、古の武人のような潔癖さで決死の思いを固めることではなく、もっとリラックスし、もっと普段着の状態でこの場へ挑むことではなかったのだろうか。

 普段からブログを更新している選手ならば、更新すればいいのだ。カードゲームで自分のカードが当たらないと大量購入してしまった絵をアップしてもいいだろう。齋藤学が変なカエルとツーショットで収まっている写真が、大爆笑の的になっているのでも良かったと思う。

 もちろん、気合いは大事だ。集中力も重要だ。しかし、ガチガチになってしまって、気負いの余りに持っている力を十全に出せていないように見えた選手たちのことを思うと、必要だったのは「ブログを更新しないこと」ではなくて、もっと普段着でいることだったのではないかと思う。内田は「普通のサッカーの試合」としてW杯に臨んだと言う。彼ほどの精神性を持つのは簡単ではないと思うが、過緊張で試合に入ったのはもったいなかった。

 普段どおりのサッカーをしようとして、普段どおりの力を出せなかった今大会。4年後への教訓を考えるなら、それは「気合いが足りん! もっと真面目にやれ!」といったネガティブな精神論ではなくて、いかにしてリラックスして普段どおりに試合へ入るかというポジティブな精神論ではないだろうか。

 これから4年、新しい日本代表が新しい形でスタートを切る。その代表がロシアでの戦いへと臨むときに掛けるべきは、「修行僧のようになれ!」ではなくて、「普段どおり、リラックスしてやれば大丈夫だ」という言葉でありたいと思っている。

文=川端暁彦

◆【W杯】内田「地力まだ足りない」力の差を痛感(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/japan/20140625-OHT1T50079.html



 ◆ブラジルW杯 ▽1次リーグC組 日本1―4コロンビア(24日、パンタナル・アリーナ)

 前半は1―1の同点で折り返したが、後半に3失点し惨敗。DF内田篤人(26)=シャルケ04=は「前がかりにならざるを得ず、バランスが難しかった」と振り返った。

 1次リーグを最下位で敗退し「地力はまだ足りないと分かった上で、どうにか勝っていこうとしたが、うまくいかなかった。努力は報われなかったが、勝負の世界ではしょうがない」と力の差を痛感した様子だった。

◆内田「地力がないと上には…」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/brazil2014/news/f-sc-tp0-20140625-1323436.html

<W杯:日本1-4コロンビア>◇1次リーグC組◇24日◇クイアバ

 日本代表DF内田篤人(26=シャルケ)は、右サイドバックとして、豊富な運動量からチャンスを作った。シュートも1本放ったが、得点にはつながらなかった。敗戦を振り返り「シュートまでは行けていた。いい形を作れている部分はあった。攻撃に行く分、守備の負担が後ろに重くかかった。地力がないと上には行けないのかなと思う」と冷静に話した。

 途中出場で1得点とアシストも記録した、コロンビア代表MFロドリゲスについては「彼のようなキープレーヤーが出てくると、つかみどころがなくて難しい」と話した。1次リーグ3戦に出場したが、勝利には結びつかなかった「努力は報われなかったですけど、これも勝負の世界なので仕方がない。サッカーの難しさ、国で戦うことをあらためて思い知った」。

 4年後のW杯へ問われると、自身の目標については明言しなかった。「課題とか夢、目標は下の世代に託すのはどうかと思うけど、僕らの大会は終わってしまった。今のサッカーをしている小学生、高校生はうまいけど、ここぞという所でヒーローになれる選手が出てきてほしい」と後輩たちへメッセージを送った。

◆2試合で先発出場も無得点…大迫勇也「もっともっと成長したい」(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20140625/205510.html?view=more


W杯で2試合に先発した大迫勇也 [写真]=Getty Images


 ブラジル・ワールドカップのグループリーグ第3節が24日に行われ、日本代表とコロンビア代表が対戦。コロンビアが4-1で勝利し、3連勝でグループリーグ首位通過を決めた。敗れた日本は1分2敗のグループ最下位で2大会ぶりにグループリーグで姿を消すこととなった。

 コロンビア戦では出場機会がなかった大迫勇也は試合後、「最後のところがすごく重要だと思うし、個で上回っていければ、チームとしても上回れると思った。そこは強く感じた」と、話した。

 大迫は2試合に先発出場したが、「初戦もそうだし、細かくボールを保持して、裏を走られて、体力を奪って攻めるという感じだった。しっかり守って、全員で引いて我慢するというシーンで崩しきれなかったというのもあるし、3戦目はカウンターで失点してしまったというのがあるので、すごく悔しい」と、コメント。第1節のコートジボワール船よりも第2節ギリシャ戦の内容の方が良かった理由は、「個人の問題じゃなくて、チーム全体の意識だと思う」と、語った。

 そして、今大会で得たものを問われると、「一番は、もっともっと成長したいなという思いがさらに強くなったこと。このままじゃ終われないし、もっともっと成長したい」と、話し、今後を見据えた。

◆大迫 最後は出番なし…1部ケルンで自分のプレー磨く(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/06/26/kiji/K20140626008444330.html

W杯ブラジル大会1次リーグC組 日本1―4コロンビア (6月24日 クイアバ)



 FW大迫は開幕から2試合連続で先発したが、最終戦は出番なしに終わった。

 無得点で大会を終え「悔しさだけが残るW杯。ゴールを取れなかった。そこが一番。もっと成長しないといけない」と肩を落とした。すでに今季所属したドイツ2部1860ミュンヘンから、1部のケルンへの移籍が決定。さらに上の舞台で自身のプレーを磨いていく。

◆大迫「もっと成長しないと」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/brazil2014/news/f-sc-tp0-20140625-1323669.html

<W杯:日本1-4コロンビア>◇1次リーグC組◇24日◇クイアバ

 FW大迫勇也(1860ミュンヘン)のコメント。

 「悔しさだけが残るW杯。ゴールを取れなかった。そこが一番。もっと成長しないといけない」。

2014年6月25日水曜日

◆内田「ストレスがかかる試合は燃える」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/brazil2014/news/p-sc-tp0-20140624-1322881.html

 DF内田篤人(26=シャルケ)は黄色には燃える? 今大会初の南米勢との対戦とあってクイアバのパンタナル・アリーナはアウェーの雰囲気となりそう。所属するシャルケの宿敵ドルトムントと同じ黄色のユニホームとの対戦に向けて「ストレスがかかる試合は燃える。突破が決まる試合だし、しかも(ユニホームが)黄色いチームなので。9割は相手サポーターだろうしね」と話した。21日の練習がなくなって「休みかって感じだったよ。オレは疲れてないしね」と元気いっぱい。欧州でもまれて養ったタフさを、大事な一戦で発揮する。

◆内田シャルケは開幕節でハノーバーと ブンデス日程発表(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/06/25/kiji/K20140625008436460.html

 ブンデスリーガの14~15年シーズン日程が24日に発表された。

 8月22日からの開幕節でDF内田のシャルケが敵地でDF酒井宏のハノーバーと対戦。FW岡崎のマインツはアウェーで昇格のパーダーボルンと戦う。MF長谷部が新加入するフランクフルトはホームでフライブルク、DF酒井高のシュツットガルトは敵地でボルシアMG、FW大迫が加わるケルンは本拠地でハンブルガーSVと顔を合わせる。3季連続制覇を狙うバイエルンMはホームでボルフスブルクと対戦する。

 最終節は15年5月23日に行われる。

◆大迫「先制点取れれば流れ変わる」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/brazil2014/news/p-sc-tp0-20140624-1322892.html

 FW大迫勇也(24=1860ミュンヘン)が先制点を奪う。過去2試合先発。まだ無得点だが、積極的なミドルシュートを放つなどゴールを予感させ続けている。22日(日本時間23日)の調整練習ではリラックスした表情を浮かべ「コロンビアは2試合とも先制して、その後カウンターで得点を重ねている。先制点が大事。先制点を取れば流れが変わる。だから狙いたいですね」と話した。

◆ブラジルW杯:内田、突破へ駆け上がれ 活躍に太鼓判(毎日)


http://mainichi.jp/sports/news/20140624k0000e050154000c.html



 サッカー・ワールドカップ(W杯)ブラジル大会で、けがのため出場が危ぶまれた日本代表のDF内田篤人選手(26)が2試合にフル出場し、存在感を発揮している。リハビリのアドバイスをしたJ1鹿島アントラーズ所属の理学療法士、安藤貴之さん(37)は「体の動きは戻っている」。1次リーグ最終戦となる25日のコロンビア戦での活躍に太鼓判を押す。

 内田選手は2006年、鹿島に入団し、10年、ドイツ1部リーグ・シャルケに移籍した。今年2月に右太ももを肉離れし、膝と太ももをつなぐ腱(けん)も損傷。帰国した内田選手の状態を見た安藤さんは「腱の再生は最低3カ月が必要。100%の状態でW杯に行くのは厳しい」と感じたが、「回復後の1カ月間が勝負」と助言した。

 内田選手は5月27日の親善試合・キプロス戦で実戦復帰し、ゴールも決めた。安藤さんが「少しずつ調子を上げていけば良い状態になる」とメールした。内田選手はリハビリ中のトレーニングの効果について「心肺機能が上がり筋力もついた。上半身はごつくなったと言われる」と話す。

 内田選手は1次リーグ第2戦のギリシャ戦でも右サイドを駆け上がり、好機を演出した。安藤さんは「右サイドからのクロスパスなど、篤人の良いところがたくさん出れば」と、逆転での1次リーグ突破に期待する。

 内田選手は大会直前、何度もこう語っていた。「僕の足を検査し、治してくれた人もいるし、強くしてくれた人もいる。人のために頑張った方が頑張れる。そういうパワーを込めたい」

【岩嶋悟、クイアバ山本浩資】

2014年6月24日火曜日

◆伊野波 ベンチからともに戦う「同じ方向に向かって行くだけ」(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/06/24/kiji/K20140624008426860.html

W杯ブラジル大会1次リーグC組 日本―コロンビア (6月24日 クイアバ)

 1次リーグ突破へ、日本代表DF伊野波らベンチ組もともに戦う。

 「同じ方向に向かって行くだけ。DFはもっと声を出して鼓舞してほしいし試合後はぶっ倒れるくらい走り切らないと、こういう試合では自分たちの思い通りにはならない」と話す。第2戦まで出場機会はないが、思いは一緒だ。「米国(コスタリカ、ザンビア戦)ではできて、ここでできないことはない。結局はメンタルだと思う」。気持ちの切り替えが出来れば、本来の姿を取り戻せると信じている。

◆逆境に燃える内田「追い込まれたほうが力が出る」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?141683-141683-fl



 厳しい状況であればあるほど燃える男だ。2試合を終えて1分1敗。自力突破の可能性が消え、南米の強豪コロンビアを破ることが決勝トーナメント進出のための最低条件となった。そんな困難な“ミッション”を目の前にして、DF内田篤人(シャルケ)は力強く言った。

「個人的には追い込まれたほうが力が出る。デカい試合、いい相手のほうがモチベーションは上がる」

 これまでに何度となく修羅場をくぐり抜けてきた自負がある。「ストレスのかかる試合、大きい大会はこれまでも経験してきた。チャンピオンズリーグも上に行けば行くほどそう。バレンシア、インテル、アーセナル……。しびれる試合を経験してきたつもりだから」。だからこそ、普段どおりの自然体でいることができる。

 試合会場はコロンビアのサポーターで埋め尽くされることが予想される。それでも「アウェーだけど、ああいう雰囲気は好き」と、むしろ歓迎する。「ドイツでも、黄色いチーム…ドルトムントはいいスタジアムだから」。ブンデスリーガでのルールダービーなど完全アウェーの試合も数多く戦ってきた。舞台がW杯に変わったからと言って、今さら動じることはない。

 ドルトムントと同じ黄色がチームカラーのコロンビア。「黄色を見ると燃える?」と聞かれると、「それはないけど……」と苦笑いし、「でも、いい色とは言えない」と答え、報道陣の笑いを誘った。

 アルベルト・ザッケローニ監督はチームの状態を観察し、前日21日を急きょオフとした。「監督はいろんな手を使って、リラックスして試合に臨めるようにやってくれている。僕らはこうやってしゃべってないで、グラウンドで示さないといけない」。指揮官の思いに応えたい。逆境に立たされた今こそ、自分たちの力を監督に、日本のサポーターに、そして世界に見せる時だ。

(取材・文 西山紘平)

◆“裏カード”も気にしての戦い?内田「大事なのは自分たち」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?141699-141699-fl



 選手は目の前の試合に集中する。日本が決勝トーナメントに進出するためには、まずコロンビアに勝つことが前提条件ではあるが、そのうえでコートジボワールがギリシャ相手に引き分け以下に終わった場合、2位争いには得失点差も絡んでくる。

 コートジボワールがギリシャに敗れた場合、日本は1点差でもコロンビアに勝つことさえできれば、決勝トーナメントに進出できる可能性が出てくるが、コートジボワールがギリシャと引き分けた場合には、日本は2点差以上での勝利か、コートジボワールよりも3点以上多く点を取る必要がある。

 もしも試合終盤になって日本がリードしていた場合、“裏カード”の試合経過によっては、今のリードを守ればいいのか、あるいはもう1点取る必要があるのかなど、状況は刻一刻と変わる。

 DF今野泰幸は「そこ(裏カード)はめちゃめちゃ気になるけど」と本音を漏らしつつ、「監督、スタッフの考えに任せる。僕らは僕らのサッカーをして、勝たないといけない。90分でしっかり勝ち切らないといけない」と力を込めた。

 他会場の経過を気にしながらの試合についてDF内田篤人は「Jリーグも全部、(優勝争いが)最終節までもつれたし、いろんな予選をたくさんやってきた」と、過去の経験談を語った。そのうえで「監督がハーフタイムとか試合中に言うのかどうかは任せるけど、(試合の)入りは普通でいい」と指摘したように、少なくとも前半は気にする必要もない。

「鹿島のときもそうだけど、『大事なのはまず自分たちだ』とオズワルド(・オリヴェイラ元監督)もしきりに言っていた」。大前提は自分たちのサッカー、目の前の試合に集中すること。とにかくまずは強豪コロンビアに勝たないことには何も話は始まらない。とはいえ、試合終盤になって本当に1点をめぐる争いになった場合には、現実的な駆け引きも必要になるだろう。

 後半のエンドにもよるが、右SBの内田がベンチサイドに近ければ、ベンチからの指示は内田がピッチ上の選手に伝える役割を担う可能性もある。「スタジアムの歓声で声が通らなかったら? 僕の声は通るので大丈夫」。そう自信(?)を見せた内田は、状況状況に応じて臨機応変に対応するつもりだ。

(取材・文 西山紘平)

◆内田篤人、指揮官の配慮による練習中止も「追い込まれた方がいい」(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20140623/204376.html?view=more


1日ぶりのトレーニングに汗を流す内田篤人(右) [写真]=Getty Images


 ブラジル・ワールドカップに出場している日本代表は、グループリーグ第2節を消化した時点で勝ち点1。まさかの練習中止から一夜明けた22日、ベースキャンプ地のイトゥで、午後からトレーニングを行った。

 記者団の取材に応じたDF内田篤人は、「追い込まれた方が力が出ると思う」と話し、昨日のオフを振り返った。

「疲れは全然溜まってない。1日1回しか練習してないし。でも、これがちょうどいいです」

 さらに、グループリーグ2戦連続のフル出場となっている内田は、「監督はメンタル面を考えて休みを作ってくれたけど、個人的には追い込まれた方が力が出ると思ってます。チームのみんなのメンタルは知らないです。個人的に、デカい試合や強い相手とか、追い込まれた方がいいプレーができる傾向にはあるので。ただ、こうやっていくら喋っても、グラウンドで示さないとね」と、自身のモチーベーションについて語った。

 日本代表は24日に、2連勝で決勝トーナメント進出を決めているコロンビア代表と対戦する。

◆【W杯】内田、痛み増す右膝も強行「W杯をできるだけ長く戦って終われば休めるから」(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/japan/20140623-OHT1T50198.html



 ◆ブラジルW杯 ▽1次リーグC組 日本―コロンビア(24日、パンタナル・アリーナ)

 アルベルト・ザッケローニ監督(61)が、コロンビア戦を前に選手へ「無心になれ」と指令を出した。相手への警戒心などで日本らしいプレーができなかった過去2試合のことは忘れ、4年間目指してきた攻撃的なサッカーに集中する。DF内田篤人(26)=シャルケ04=は右膝の痛みを押して強行出場を志願した。

 内田は突然、大きな声を発した。取材対応を終え、練習場から宿舎に戻る間、言葉にならない言葉を夜空に向かい、何度も叫んだ。痛みが消えないことは分かっている。だが、覚悟を決めるためにそうしたのだろう。「いくら(取材で)しゃべってもさ、選手はピッチで示さなきゃいけない」。勝利が絶対条件のコロンビア戦に強行出場する気構えを見せた。

 コートジボワール戦、ギリシャ戦に右サイドバックでフル出場。精彩を欠く日本にあって、ミスのないプレーは、際立っていた。ただ、それと引き換えに、今年2月、腱(けん)の損傷で全治3か月の重傷を負った右膝の痛みは増すばかり。チーム練習がオフとなった22日はほとんどの選手が自主練習を行う中、治療に費やし、回復に努めた。

 負傷自体は完治しているが、右太ももの筋肉量が戻っていないため、膝にかかる負担が増している。けがから復帰したキプロス戦(5月27日)の時点で、左右の太ももの筋量に20%の差があった。20%の差が試合復帰できるぎりぎりの目安と言われるが、その後、強化試合やW杯が入り、筋トレなどの補強ができなくなった。今ではさらに差が広がっており、炎症が起きている。

 だが、崖っ縁に追い込まれたチーム状況を目の前に「W杯をできるだけ長く戦って、それが終われば、休めるから」と痛みをこらえて強行出場する覚悟。「個人的には追い込まれた方が力は出る傾向にある」。初戦のコートジボワール戦前、国歌斉唱で流した涙は「戦い抜く」という決意の表れ。内田は最後まで、ファイティングポーズを貫く。(内田 知宏)

◆DF内田は“土壇場プレー”に自信(デイリー)


http://www.daily.co.jp/newsflash/soccer/2014/06/23/0007081146.shtml



 「ブラジルW杯・C組、日本‐コロンビア」(24日、クイアバ)

 DF内田が土壇場でのプレーに自信を見せた。

 「でかい試合の方が僕はいいプレーができる傾向にある」と自己分析。欧州CLでは、アーセナルやインテルといったビッグクラブとの対戦も経験しており、「しびれる試合を経験してきたつもりです」。南米勢との対戦でアウェー状態が予想されるが、「ああいうのはすごく好き」と動じなかった。

◆内田、完全アウェー上等!「ああいう雰囲気すごく好き」(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20140624/jpn14062405040005-n2.html



 日本協会の原博実専務理事も「クイアバはコロンビアのサポーターで埋まると思うが、そういう方が伸び伸びできると思う」と話した。

 また、クイアバはコロンビアと同じサバンナ気候で、試合当日の最高気温は33度の予報。試合開始の午後4時でも30度近くあるとみられる。それでも、ザッケローニ監督はギリシャ戦とコートジボワール戦を振り返り、「走量では相手チームを上回っている」。5試合連続フル出場中のMF山口も「条件は一緒。走りきれる自信はもちろんある」と強気に話した。

 勝利が絶対条件のザック・ジャパン。奇跡の1次リーグ突破へ、完全アウェーを乗り越える。 (白石大地)

クイアバ

 ブラジル中西部に位置するマトグロッソ州の州都。人口は約57万人。18世紀前半、金鉱の発見によりゴールハンターが集まり、集落ができた。亜熱帯地域にあり、6~7月の平均気温は31.2度と高いが、降水量は12.7ミリとほかの地域に比べて少ない。同地にある「パンタナル・アリーナ」は4万2968人収容。日本との時差は1、2戦目を戦った東部のレシフェ、ナタルなどの12時間遅れと異なり、13時間遅れとなっている。

◆【W杯】大迫、ニアで決める!3戦連続スタメン有力(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/japan/20140623-OHT1T50238.html



 ◆ブラジルW杯 ▽1次リーグC組 日本―コロンビア(24日、パンタナル・アリーナ)

 FW大迫がW杯初ゴールで悔しさを晴らす。コロンビア戦は、3試合連続で1トップでの先発が有力。相手守備陣について「スキはあると思う」と言い切り、「コートジボワール戦もギリシャ戦もチャンスはあった。そこで決められるか、どうか。先制点がポイントになる。そこで決めていければ、チームはすごく良い方向に向かう」と語気を強めた。

 数的優位を生かせなかったギリシャ戦では、途中交代。ベンチに退いてからクロスからのチャンスが増えた。「もどかしかったし、ベンチから見ていて、試合に入りたかった」と悔しさを募らせた。コロンビア戦までには、2試合無得点の状況もあり、DF長友とクロスを「ニアで合わせる」などと作戦を立てるなど、準備を施した。

 コロンビアは43歳のベテランGKモンドラゴンを起用してくる可能性もあるが、「GKは関係ない。コースさえ狙えば」と言い切った。「みんな悔しい思いをしていると思う。1次リーグの最後の試合、絶対に勝とうという気持ちでいる」。大迫が自らのゴールで1次リーグ突破への扉をこじ開ける。

 ◆大迫の過去2戦VTR コートジボワール戦で先発1トップとしてW杯デビュー。しかしほとんどボールに触れず、後半22分にシュート0本で途中交代した。ギリシャ戦も1トップで先発。前半19分に最初のシュートを放ったが相手GKがストップ。同21分には相手からボールを奪い返し、ミドルシュートを放ったが、惜しくもゴール右に外れた。計3本のシュートを打ったが得点を奪うことはできず、後半12分にFW香川と交代した。

◆大迫 先制点狙う「相手はこれまでと違う戦いを強いられる」(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/06/24/kiji/K20140624008427480.html

W杯ブラジル大会1次リーグC組 日本―コロンビア (6月24日 クイアバ)



 日本代表FW大迫が先制点の重要性を強調した。

 コロンビアは初戦ギリシャ戦、第2戦コートジボワール戦で先制点を奪い、その後はカウンターで加点。その2試合の映像をチェックし「こっちが先制すれば、相手はこれまでと違う戦いを強いられる。ポイントは先制点。最初のチャンスで決められれば良い方向にいく」と力を込めた。今大会は2試合連続で先発。前線で攻撃の起点になっているが、ゴールはない。ギリシャ戦後は長友とクロスのコースやタイミングについて話し合いを持ち、W杯初ゴールへの準備を整えている。

◆大迫が笑み「肉、おいしかったよ」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/brazil2014/news/f-sc-tp0-20140623-1322332.html

 日本代表FW大迫勇也(24=1860ミュンヘン)が、先制点の必要性を口にした。

 日本代表は22日(日本時間23日未明)、ブラジル・イトゥ市でW杯1次リーグ・コロンビア戦(24日、クイアバ)に向けた調整練習を実施。練習後の合同取材に応じた大迫は「先制点が大事。コロンビアは2試合とも先制して、その後カウンターで得点を重ねている。だから、先制点が大事になる」と意気込んだ。21日は突然のオフが与えられ、夜にはチーム全員で近隣のシェラスコ店で「決起集会」を開催しており、「肉、おいしかったよ」と笑みを浮かべていた。

2014年6月23日月曜日

◇県高校総体 サッカー 鹿島学園頂点(茨城新聞)


http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=14034557333329

県高校総体は22日、各地で行い、サッカーは鹿島学園が4年ぶり5度目の栄冠に輝いた。バレーボールの男子は土浦日大が2年連続10度目、女子は常総学院が初優勝を果たした。バスケットボールの男子は土浦日大が3年連続40度目、女子は明秀日立が2年ぶり31度目の優勝。卓球個人シングルスの男子は大金諒(明秀日立)、女子は菊池沙央里(大成女)が頂点に立った。水球は並木が優勝。レスリング個人は霞ケ浦勢が6階級を制した。

◆仙台柳沢2カ月半ぶり実戦「もう大丈夫」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp1-20140622-1322032.html



 仙台FW柳沢敦(37)が、今日22日のJ2熊本との練習試合で2カ月半ぶりに実戦復帰する。4月6日の浦和戦で左腓骨(ひこつ)を亀裂骨折。全治約8週間と診断され、12日から全体練習に合流していた。宮崎・延岡キャンプ4日目の21日も負傷の影響を感じさせない鋭い動きでフルメニューをこなしたベテランは「足はもう大丈夫。100%で動ける」と万全だ。

 リーグ再開後の躍進を誓うチームにとって、柳沢の存在は欠かせない。今キャンプで取り組んでいる攻撃のアイデアを、誰よりも持っているからだ。練習でもDFの背後を突く飛び出しや味方のスペースを作る動きを繰り返し、手本となるプレーを見せ続けている。渡辺監督就任後初の実戦となるが「久しぶりだけど、頑張るだけです」と静かに闘志を燃やした。

 戦うイメージもできている。自身も02、06年と2度出場したW杯が深夜から早朝にかけて開催されているが「半分くらいは見てる。でも寝不足じゃないですよ」と研究を欠かさない。全体練習後には1人でランニングやストレッチを行うなど、入念に準備を整えた。

 右足裏痛で20日の練習を途中で切り上げたウイルソンは復帰したが万全ではなく、フィールドプレーヤーは練習生含めて20人。熊本戦後に予定していた大学生との試合は急きょ取りやめた。故障者が多い中での柳沢の復帰に、渡辺監督は「一番経験がある選手だからね。そりゃ心強いよ」。指揮官も絶大な信頼を寄せる背番号13が、あらためて存在感を示す。【鹿野雄太】

2014年6月21日土曜日

◆「スポーツツーリズムは集客の可能大」、学会で報告(観光経済新聞)


http://www.kankoukeizai-shinbun.co.jp/backnumber/14/06_21/kanko_gyosei.html



 日本観光研究学会は5月31日、立教大学新座キャンパス(埼玉県新座市)でシンポジウム「スポーツと観光」を開いた。パネルディスカッションでは、プロサッカーJリーグ「鹿島アントラーズ」(茨城県鹿嶋市)とさいたま市の公益社団法人さいたま観光国際協会の担当者らが登壇。スポーツにより地域振興を進める鹿嶋、さいたま両市の取り組みを語った。2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催を控え、「スポーツツーリズムが集客に大きな可能性を秘めている」実態が各氏の発言から明らかになった。

 アントラーズを運営する株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シーの小西広樹・営業第一グループ長は、地域の振興にサッカークラブがどうかかわっているかを解説。経済効果として、観戦者1人当たり6467円、1試合で平均1億618万円の消費が地域内で行われている同社の調査結果を報告した。

 また、ホームゲームにおける県外来場者数が1試合平均7435人おり、県外客をコンスタントに誘致している現状も説明した。

 小西氏は「アントラーズは50キロ圏43市町村でお客さまの50%を占めており、商圏が広い。サッカーは距離への抵抗感が低い、地域にとって有益な観光資源となっている。距離を障害としないコンテンツとして、将来に向けて大きな可能性を秘めている」と話した。

 さいたま観光国際協会の矢作光広・スポーツコミッション事業担当副参与は、「大規模スポーツイベントの誘致」「施設確保、財政支援などスポーツイベント主催者へのサポート」という協会の二つの役割を紹介。競技場など豊富なスポーツ資源を活用して地域活性化を図っている同市の現状を説明した。

 矢作氏は、スポーツイベント誘致の三つの戦略として「特定競技やカテゴリーのメッカづくり」「ターゲットを明確にした誘致」「自然・都市環境を生かしたエコロジカルスポーツの振興」を挙げ、それぞれについて解説。競技ではサッカー、ターゲットでは子供とシニアの誘致を図っている現状を説明した。

 大会誘致の課題について矢作氏は「優位性の確保」を挙げ、「スポーツツーリズムは観光庁が推進しているため、他都市でもスポーツコミッションの設立が相次ぎ、都市間競争が激しくなっている。さいたま市での開催のメリットを明確に示して、誘致を行う必要がある」とした。

 パネルディスカッションにはこのほか、専修大学経営学部教授で、ソウル五輪レスリングの金メダリスト佐藤満氏、一橋大学大学院商学研究科准教授の岡本純也氏が登壇。佐藤氏は「海外にはスポーツも観光も楽しめるアクティビティが充実している。日本の各地で、お年寄りから子供まで、それぞれの年齢層に合わせたアクティビティを提供できればいい」、岡本氏は「既存のスポーツツーリズムは市町村単位で振興策に取り組んでいるが、マラソンや自転車競技など、広い範囲で行われるスポーツ大会が増えている。これを成功させるには、複数の市町村がもっと連携する必要がある」と説いた。

◆【W杯日本戦 戦術解析】日本最大の決定機は後半23分、ザックが4年間で植え付けた形(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20140620/202951.html?view=more



内田が相手の背後に走り、香川は斜めの角度で逆サイドの内田に通す。ザックが日本に根付かせた形だ。

 日本代表はワールドカップの第2戦をギリシャと戦い0-0の引き分けで終わった。前半38分にギリシャのカツラニスが2枚目の警告で退場するも、最後まで得点を奪うことができなかった。

 ギリシャが10人になる以前から、攻める日本・守るギリシャの構図がはっきりしていたゲームだった。

 試合展開を考えると、遠藤を先発させなかったのは疑問だが、遠藤が入った後半もなかなか決定機は作れていない。前半に関しては決定機ゼロ、後半23分にようやく最初で最大のチャンスを作った。

 中央でボールを持った香川から、右サイドの外からDFの裏へ走り込んだ内田へ浮き球のパスが通る。フリーで抜けだした内田は、ダイレクトでDFとGKの間へ蹴り、逆サイドから詰めた大久保が左足で合わせたがシュートは枠の外へ。

 香川から逆サイドの裏へのパスは、日本の得意とする攻撃パターンだ。ザッケローニ監督が植え付けた形に違いない。これまで何回も使っている形である。

 この斜めの逆サイドへのパスは、DFにとってボールと背後へ走り込む選手(この場面では内田)を同一視野に収めるのが不可能で、ボールをカットできなければ背後にフリーで入られてしまう。内田を見てしまうとボールを見ることができず、それも次の対応が難しい。このケースでも、内田はDFの背後にフリーで走り込んでボールの落下点に入っていることに成功していた。

 中央に詰めたのは岡崎と大久保。中央のギリシャDFは1人だけで、背後にいた大久保はノーマークだった。大久保がシュート したのはゴールエリア内、ゴールまでの距離は5メートルぐらいだったが、角度が狭かったのと、内田からのボールがバウンドしていたので合わせるのが難しかったのだろう。ボールの下を叩いてしまい、打ち上げてしまった。

 ただ、流れの中で崩しきっての決定機はこれぐらいで、日本が得意とするコンビネーションを使った崩しはあまり見られなかった。

 内田、長友がサイドからハイクロスを入れても、長身のギリシャDFに跳ね返された。高いクロスを点に結びつけられる可能性は低く、この決定機のように背後をえぐってから低いボールで勝負する回数をもっと増やしたかった。1点勝負のゲームだっただけに、少なかったかもしれないが決定的なチャンスを逃したのは悔やまれる。

◆香川先発落ち…本田は試合前に抱きしめ、内田は疑問符(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/06/21/kiji/K20140621008409990.html

W杯1次リーグC組 日本0―0ギリシャ (6月19日 ナタル)



 ベンチ前に大きな人だかりができる。肩を叩く者、ハグする者…。その瞬間、サブの全員が立ち上がった。途中出場の選手を送り出すシーンとしてはあまりに異様な光景。後半12分、香川が呼ばれる。ザッケローニ監督からも抱擁され、出番を告げられた。厳しい戦況も見守ることしかできなかった背番号10。気持ちは誰もが分かっていた。

 先発から「香川」の名が消えた。通達されたのは試合直前のミーティングだ。「いや、別に…。出た時に備えて準備しようと思った」とショックを隠した香川。衝撃を隠せなかったのはむしろ周囲の方か。試合前、本田は香川を抱きしめた。「先発にベストの11人を、というルールはない」とは内田。長友は「先発を外れたという意識はない。後半から流れを変えるジョーカー、戦術だと思った」と言った。

 だが結果は不発、失敗に終わった。後半23分、右サイドの内田に香川らしい絶妙なパスを通し、大久保の決定的なシーンを演出。その後も積極的にボールに絡むが、ゴールは遠かった。徹底して守勢に回った10人のギリシャを崩せない。14日のコートジボワール戦に続いてシュートなし。焦り、いら立ち、そして無力感。香川は言う。「こんなの望んだ結果ではない。ただ、これがW杯」と現実の受け止め方に苦労しているようだった。

 「W杯」とはここまで香川に試練を与えるのか。4年前の南アフリカ大会では最終登録メンバーから漏れ、ピッチにすら立てなかった。帰国後は悔しさから、やけ酒に逃げ道を求めたこともある。だが、だからこそ「4年間、このW杯のためにやってきた」と悔しさを原動力に変え、誰よりも大きな成長曲線を描いてきた。確かにコートジボワール戦で香川の切れは好調時のそれではなかった。そしてW杯で再び「壁」に直面させられた。

 日本代表の「10番」はW杯で輝けない。名波浩(98年)、中山雅史(02年)、中村俊輔(06、10年)。歴史に名を残す名選手たちが呪縛に苦しんできた。だが、香川には一つ違いがある。まだ1次リーグが1試合残されている。「もう次に切り替えます」。4年前の屈辱を糧に名門マンチェスターUまで階段を駆け上がった男は、最終戦の舞台を見据えた。

◆内田は大久保と右サイド活性化! 何度もチャンス演出(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20140620/jpn14062009400021-n1.html



 ブラジルワールドカップ1次リーグC組(19日、日本0-0ギリシャ、ナタル)ベンチスタートも予想された内田は攻守に献身的な動きを見せ、フル出場した。

 内田は「嘉人(大久保)くんが1対1でどんどん仕掛けて突破できるように、サポートだったり守備の負担をなくすことを考えていた」と大久保と連携して積極的に攻め、何度もチャンスを作った。勝ち点1を得るにとどまったが「結果は結果なので、次もしっかり貢献したい」と早くもコロンビア戦に切り替えていた。

◆内田「悔しい戦いになった」攻撃参加実らず顔をしかめる(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20140620/jpn14062012260025-n1.html



 ブラジルワールドカップ1次リーグC組(19日、日本0-0ギリシャ、ナタル)右DFの内田は攻撃参加が実らず「悔しい戦いになった」と顔をしかめた。後半23分に香川のパスをダイレクトで折り返したが、大久保のシュートは枠の外へ。3分後にはこぼれ球に猛然と詰めたが、右にそれた。

 勝つしかないコロンビア戦へ「代表でピッチに立つ以上、絶対に諦めちゃいけない。今までやってきたことが報われないとしても、それをピッチに置いてこなければいけない」と悲壮な覚悟を口にした。(共同)

◆内田「あれが限界」攻撃参加も実らず(デイリー)


http://www.daily.co.jp/soccer/2014/06/21/0007072500.shtml



 「ブラジルW杯・C組、日本0‐0ギリシャ」(19日、ナタル)

 日本代表DF内田は、右サイドから積極的な攻撃参加を見せたが、ゴールを奪えなかった。左サイドのDF長友と、両翼ともに積極的に敵陣へと分け入った。後半26分には左サイドのクロスからのこぼれ球をスライディングで狙ったが不発。「こぼれてくるかな、と突っ込んでいったが、タイミングが少しずれて、あれが限界」と悔やんだ。

◆攻守に奮闘した内田篤人「全員で勝ちに行ったけど、悔しい戦いに」(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20140620/202721.html?view=more


内田篤人がギリシャ戦を振り返った [写真]=Getty Images


 ブラジル・ワールドカップのグループリーグ第2節が19日に行われ、グループCでは日本代表とギリシャ代表が対戦した。

 試合後、日本代表DF内田篤人は、「チーム全員で勝ちに行ったんですけど、なかなかゴールを割れずに悔しい戦いになりました」と、コメント。前半途中で数的優位に立ちながら無得点に終わった要因について、「ギリシャも本当に堅いチームで、失点を防ぐのが得意なチームなので。(人数が)11対10でしたけど、向こうも本当に良くがんばっていましたし、僕たちもゴールを割ろうとがんばっていたんですけど、なかなか難しい試合でした」と、話した。

 そして、右サイドで縦関係のポジションに入ったFW大久保嘉人について、「嘉人さんは一対一で突破できる選手なので、うまくサポートしながら、なるべく守備の負担は減らして、縦の関係でうまく崩せればと思っていました」と、話し、「個人としてもチームとしても惜しいシーンはありましたけど、ゴールを割れないというのはね。やっぱり、サッカーは点を取って守るゲームなので、最後のところは一番大事かなと思います」と、語った。

 グループリーグ第3節に向けては、「日本でも一生懸命応援してくれている人もいるし、僕たちが代表としてピッチに立つ以上は絶対に諦めてはいけない」と、コメントした。

 日本の第3節は24日、2連勝で決勝トーナメント進出を決めたコロンビアと対戦。ギリシャは同日にコートジボワールと対戦する。

◆涙雨日本…内田「サッカーは点を取って守るスポーツ」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?141446-141446-fl



[6.19 ブラジルW杯C組 日本-ギリシャ ナタル]

 日本代表は19日、ギリシャ代表とのグループリーグ第2戦に臨み、0-0で引き分けた。前半に相手が退場者を出す展開も生かすことは出来なかった。

 絶対に勝たなければいけなかった。ただ結果はスコアレスドロー。試合中から降り続いた雨。試合後は涙雨となって選手たちを打ちつけていた。

 DF内田篤人は「チーム全員で勝ちに行ったけど、なかなかゴールが割れずに悔しい戦いでした。ギリシャも堅いチームで、失点を防ぐのが得意なチームなんで、11対10でしたが、向こうも本当によく頑張っていましたし、僕らもどうにかゴールを割ろうとしましたが、なかなか難しい試合でした」と唇を噛んだ。

 内田自身、何度も相手陣内へと突破を試みた。「個人としても、チームとしても惜しい場面はありました。けどゴールが割れないというのは、サッカーは点を取って守るスポーツなので、そこが、最後のところが一番大事かなと思います」。淡々と振り返るからこそ、余計に悔しさが伝わる。

「日本でも一生懸命応援してくれるている人もいるし、僕らが代表でピッチに立つ以上、諦めていけない。今までやってきたことっていうのは、努力して報われなくても、ピッチで、ピッチに向かわないといけないのかなと思います」

 第3戦は5日後、24日のコロンビア戦。厳しい条件ながら、可能性が残る限り最後まで望みを捨てるわけにはいかない。

◆2度の代表落ちが大迫勇也を強くした(トーチュウ)


http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/soccer/news/CK2014062002000169.html



 大一番、ギリシャ戦前日の公式練習。大迫は小さな笑みを浮かべていた。余裕でも楽観でもなく、現実にのしかかる重圧を受け止め、楽しんでいるようだった。

 「やることをやれば大丈夫。うん。このチームは、大丈夫だよ」

 コートジボワールに一度は打ち砕かれた自信と自負が、今ではなみなみと満ちあふれている。背水の陣、崖っぷち…。そんな土壇場の重圧、緊張感さえ、大迫はうれしかった。

 「(成功よりも)挫折の方が多いメンバーがそろっているから、本物の力を発揮できると思う」。ギリシャ戦に向けて、長友はそう言った。悔し涙を流した分、強くなった矜持(きょうじ)がある。不遇の時代からはい上がってきた長友や本田、岡崎、柿谷に加え、大迫もその1人だった。

 2007年8月、U-17W杯(韓国)に臨む日本代表の最終選考で、大迫は落選した。予選を通じて主力を張った。評価は高く、自信もあった。なのに…。ショックだった。17歳だった大迫は「非情通告」を受け入れられず、周囲との接触を遮断した。誰とも一切、口をきこうとしなかった。

 「代表から落ちた日は新潟に遠征していたんですが、こちらから電話を何度しても全然、出ない。本当にしゃべらなかったですよ。家に帰ってきてからも、何もしゃべりませんでした」(母・美津代さん)

 無謀なドリブルを試みては失敗、味方にはパスを出さない…。落選という現実を直視できないまま、大迫のプレーはすさんでいった。「能力が高いがゆえ、だった」とは鹿児島城西高の小久保悟監督。

 「おまえ、これでいいのか? このままでは(選手として)終わっちまうぞ」

 小久保監督の助言を得て、大迫は挫折を糧に転換させた。仲間を生かしながらゴールへ向かう幅広いプレーを持ち味に、全国高校選手権で最多得点記録の10ゴールを挙げた。鹿島に進むと、決定力とスキルに磨きがかかり、希少な万能タイプのストライカーに成長した。

 だが、再び挫折に見舞われる。

 2012年7月1日。ロンドン五輪の正式メンバー発表を翌日に控え、地元の鹿児島県南さつま市で後援会の発足式が開かれた。予選からエースとして君臨。五輪本大会へと導いた立役者だ。大迫自身がオフを利用して駆けつけたため、発足式はさながら、一足早い「壮行会」となっていた。

 「これで落ちたらどうしようか」。大迫は冗談交じりに語っていたという。だが、一夜明け、関塚監督から名を呼ばれることはなかった。思いもよらぬ、まさかの落選。「なんで…」。大迫は語るべき言葉も失っていた。

 ただ、5年前とは違った。大迫はすぐに実家へ連絡すると、こう言ったという。

 「落ちたけど、いいよね?」

 ロンドン五輪世代で、誰よりも早くブラジルを見据えたのは大迫だった。挫折、苦渋の思いを力に代えることができた時、大迫だけの成長曲線を描くことができた。「3度目の正直」でようやくたどり着いた、念願の世界舞台。ブラジルの地を離れるには、まだまだ早すぎる。 (松岡祐司)

◆大迫、2戦連続先発もまた不発「すごく責任感じる」(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20140621/jpn14062105000012-n1.html



 ブラジルワールドカップ1次リーグC組(19日、日本0-0ギリシャ、ナタル)2試合連続で先発したFW大迫は「前の選手が(ゴールを)決めるかどうか、という試合だった。すごく責任を感じている」と声を落とした。前半19分にDF内田、MF大久保との連係から放った左足でのシュートはGKがセーブ。さらに2分後には右足で狙ったが、ゴールの枠を外れた。「ゴール前が一番、肝心。連係の部分をしっかり詰めたい」と反省を口にした。

◆大迫「ゴールできなくて悔しい」「申し訳ない気持ち」(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/06/21/kiji/K20140621008409230.html

W杯1次リーグC組 日本0―0ギリシャ (6月19日 ナタル)



 大迫は不発に終わり不発に終わり「申し訳ない気持ちでいっぱい」と頭を下げた。

 2試合連続で1トップで先発出場。前線で孤立した初戦のコートジボワール戦とは違い、後半12分に途中交代するまで攻撃の起点となった。前半19分に大久保の落としたボールを左足ダイレクトで打てば、21分に相手からスライディングでボールを奪い右足でミドルシュート。存在感は示したが「ゴールできなくて悔しい。引かれた相手を崩すことができず、もどかしい」と唇をかんだ。

◆大迫無得点…2戦連続先発も実らず(デイリー)


http://www.daily.co.jp/newsflash/soccer/2014/06/20/0007072052.shtml



 「ブラジルW杯・C組、日本0‐0ギリシャ」(19日、ナタル)

 FW大迫は、2戦連続で先発出場も無得点に終わった。前半から大久保と効果的に連動し、シュートも放ったがゴールネットは揺らせなかった。

 「やろうとしたサッカー、大会前からこうしていこうというサッカーは出せたと思うけど、やっぱりゴールを取れなかったのはすごく悔しい。力不足かなと思う」とうつむいた。

◆悔しさを滲ませる大迫勇也「決めるべきところで決めなければ」(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20140620/202769.html?view=more


ドリブル突破を図る大迫勇也(左) [写真]=Getty Images


 ブラジル・ワールドカップのグループリーグ第2節が19日に行われ、グループCでは日本代表とギリシャ代表が対戦した。

 2戦連続で先発出場した日本代表FW大迫勇也は、「決めるチャンスはあったし、力不足だと思います」と、話したうえで、「決めるべきところで決めなければ、あのような結果になってしまいますし。しっかりと決められるように、努力したいと思います」と、無得点への悔しさを滲ませた。

 コートジボワール戦との比較を問われると、「試合内容は良くなっていると思いますし、意識も良くなっていると思います。あとは前の選手が決めるかどうかという試合だった。責任を感じています」と、コメント。数的不利のギリシャを崩せなかった要因については、「スペースがない中で、相手の気迫に負けたというところがあると思うし、そこで上回ることができれば違う展開になったと思います」と、振り返った。

 グループリーグ第3節のコロンビア戦に向けては、「(グループリーグ突破の行方は)全然わからないですし、勝てばチャンスは高くなると思う。最高の準備をして最高の結果を出すために全力を尽くしたいと思います。今日やって思いましたけど、ゴール前が一番肝心ですし、そこの連係をもっと詰めて、もっと良くなると思うので、決めきることができるように練習したいと思います」と、抱負を語った。

 日本の第3節は24日、2連勝で決勝トーナメント進出を決めたコロンビアと対戦。ギリシャは同日にコートジボワールと対戦する。

◆2戦連続先発の大迫「後ろは辛抱強く守ってくれた。申し訳ない」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?141457-141457-fl



[6.19 ブラジルW杯C組 日本0-0ギリシャ ナタル]

 コートジボワール戦に続いて1トップで先発したFW大迫勇也は、チーム全体が初戦の反省を生かした中で、ファーストディフェンダーとして最前線で奔走。前線で起点になる動きも見せ、前半は日本が主導権を握る原動力となった。

 けれども0-0の均衡を打ち破ることができなかった。「やろうとしているサッカーは出せたと思うけど、ゴールを取れなくてすごく悔しいし、力不足かなと思う」とうなだれた。

「試合前は初戦のサッカーが僕らのサッカーじゃないと思ったので、まずは前から全員でいくこと。そこから考えようと言っていた」が、相手が10人になってから、逆に難しくなった。守備をますます固めてきたギリシャ陣内でスペースを見つけることは困難だった。

 ただ、日本の工夫も足りなかったと感じている。「もっと相手を走らせることができたと思う。まだまだ改善できると思ったけどできなかった」と悔しさをあらわにする。

 昨年11月16日のオランダ戦。若く、大柄な守備の選手に対して1ゴール1アシストと互角以上のプレーを見せ、ザッケローニ監督にアピールした。一歩前を行っていたFW柿谷曜一朗との距離を縮めるパフォーマンスだった。

 W杯イヤーが明けた1月。鹿島からブンデスリーガ2部の1860ミュンヘンに移籍し、15試合6ゴール3アシスト。活躍が認められ、ブンデスの新シーズンからはケルンへの移籍が決まっている。今大会では合宿に入ってからの練習で好調さをアピールし、先発の座をゲット。堂々の2試合連続先発だった。

 もっとも、それだけに責任を感じているのも事実だ。「期待に応えたかった。決めるべきところで決めないとこうなる。後ろの選手は辛抱強く守ってくれたし、チャンスはいっぱいあったので、申し訳ない気持ちでいっぱいです」

 救いはコロンビア戦勝利でグループリーグ突破に一縷の望みをかけられることだ。

「望みはある。最高の準備をして最高の結果を得られるように良い準備をしたい」。短い言葉に決意をにじませた。

(取材・文 矢内由美子)

2014年6月20日金曜日

◇[総体]復権へ「勝ちにこだわる」鹿島学園が水戸桜ノ牧とのPK戦制し、茨城決勝進出!(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?141353-141353-fl



[6.18 全国高校総体茨城県予選準決勝 鹿島学園高 2-2(PK3-2)水戸桜ノ牧高 カシマ]

 平成26年度全国高校総体「煌(きら)めく青春 南関東総体2014」サッカー競技(山梨)茨城県予選は18日、準決勝を行い、鹿島学園高が2-2でもつれ込んだPK戦の末、水戸桜ノ牧高に3-2で勝利。鹿島学園は22日の決勝で4年ぶりの全国総体出場を懸けて明秀日立高と戦う。

 伝統のパススタイルをベースに置きつつも、今大会は勝負にこだわるサッカーで1点差ゲームを制してきたV候補・鹿島学園と、96年以来18年ぶりの全国大会出場へ向けて進撃してきた好チーム・水戸桜ノ牧との一戦は、2点を先取した鹿島学園に対し、水戸桜ノ牧が2点を奪い返す展開。延長戦を含む100分間で決着がつかず、PK戦へと突入した。

 後攻・鹿島学園の1人目のシュートを水戸桜ノ牧GK根本将(3年)が左へ跳んでストップ。ガッツポーズを連発する根本が喝采を浴びるが、続く水戸桜ノ牧の2人目を鹿島学園GK根本俊(3年)が右へ跳んで止め返す。4人目がクロスバーに当てて失敗した水戸桜ノ牧に対し、鹿島学園は3人連続で成功。最後はこの日鮮やかな左足シュートを決めるなど奮闘していたMF長州誠哉(3年)のシュートを鹿島学園GK根本が左へ跳んで止めて決着がついた。ピッチに両ひざをついたままガッツポーズする根本に鹿島学園イレブンが駆け寄り、喜びを爆発。一方、紙一重の差で敗退の決まった水戸桜ノ牧は直後の3位表彰式の間も涙が止まらなかった。

 昨年は全国舞台に立つことができず、今年も新人戦、関東大会予選とタイトルを逃した鹿島学園は、CB森谷実主将(3年)が「2個落としている分、今大会は勝たないといけない」と語るように、今大会は勝負にこだわるサッカーを徹底することを選手たちが決意。その意見を尊重したという鈴木雅人監督は「中盤をつくりながらやりたいですが、今回は泥臭く裏を狙う。我慢しながら裏を狙って戦います」。勝っても、負けてもやり通してきたパススタイルではなく、中盤をつくってから素早くオープンへ展開する鹿島学園。先制したのはその鹿島学園だった。

 前半10分、相手のパスを中盤でカットすると、右MF金子修羅(2年)がDFの背後へループパスを落とす。左サイドからダイアゴナルに走り込んできたFW金沢良太(3年)が必死に伸ばした足でゴールへ沈め、狙い通りの形で鹿島学園がリードを奪う。対する水戸桜ノ牧はともに高い攻撃力を備えた右の長州、左のMF鈴木智也(3年)の両アタッカーをFW池田諒介やMF小森翔平(ともに3年)らがサポート。上手くスペースとフリーの選手を活用しながらボールを運ぶと、13分には10番を背負う右SB飯村惣駿主将(3年)の絶妙な左足クロスにMF市塚寛大(3年)が飛び込み、22分には左サイドから切れ込んだ長州がPAでDFかわして深くえぐる。また25分には右中間から長州が左足シュートを放つなどシュートシーンを増やしていった。

 だが、再びスコアを動かしたのは鹿島学園だった。30分、MF清成俊太(3年)からのパスをPA内左寄りの位置で受けた金沢が切り返しから逆サイドのゴールネットへ右足シュートを沈めるファインショット。これで2-0となった。水戸桜ノ牧は36分に左サイドの池田からのパスをニアでスルーし、長州が決定的な左足シュートを放つが、枠外。鹿島学園が2点リードで前半を折り返した。

 後半立ち上がり、鹿島学園は清成、MF日向寺見文(3年)を軸にボールを動かし、左MF室井佑斗(3年)のドリブル突破や金子の展開を交えて攻める。そして金沢が相手の急所へ飛び出すなど、攻撃時間を増やしていった。対する水戸桜ノ牧は6分にスルーパスで市塚が抜け出したが、鹿島学園GK根本が距離を詰めてシュートを撃たせず。点差を詰めることができない。

 それでも11分、水戸桜ノ牧はDFに前方を遮られながらも右サイドから強引にカットインした長州が、左足でゴール左上隅に突き刺すスーパーゴール。鹿島学園・鈴木監督も「あのシュートでリズムが変わりましたね」と讃えた一撃で水戸桜ノ牧が勢いに乗る。すると、18分、右サイドを縦に仕掛けた池田がPKを獲得。これを池田が自ら右足で左隅へ決めて同点に追いついた。

 ここからは勝負を決めに行った両チームによる激しい打ち合いになった。21分に相手GKのミスキックを拾った鹿島学園FW山中天太(2年)が左足シュート。明秀日立は27分に交代出場の左SB野沢優希(3年)のグラウンダーのクロスがゴール前を抜けてファーサイドヘ届きかけ、直後の右CKではファウルによって取り消されたもののCB中井孝宥(2年)のヘディングシュートがゴールネットを揺らした。その後も鹿島学園MF清成がドリブルシュートを連発し、水戸桜ノ牧もカウンターからMF弦巻柊也(2年)がシュートへ持ち込むなど、互いが前へ前へと出て行った試合は、両校DF陣の集中した守備もあって延長戦へ突入。ここでも水戸桜ノ牧は飯村のダイナミックな攻撃参加で会場を沸かせ、鹿島学園も存在感を放っていた室井の左クロスからMF須藤良介(3年)が放ったヘディングシュートやCB中村彰吾(3年)の右足FKで相手ゴールを脅かした。

 鹿島学園15本、水戸桜ノ牧16本のシュートを放った打ち合いは2-2のままスコアが動かずPK戦で決着。キレイにつなぐことにこだわらず、泥臭く戦い抜いて再び接戦を制した鹿島学園の森谷は「(泥臭く勝利を目指す点は)自分たちにとって足りない部分だった。(勝ちにこだわるスタイルで)今のところ上手くいっている。(明秀日立には2年前の決勝で敗れているので)先輩の雪辱を果たせるよう、最高の準備をしたい」。鈴木監督は「(結果にこだわるあまり)今大会は1試合もいい内容の試合がないです」と苦笑いしていたが、それでも勝負にこだわって結果を残した鹿島学園が全国大会出場へ王手を懸けた。

(取材・文 吉田太郎)

◆大迫、まとわりつく暑さに顔をしかめる「湿度半端ない」(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20140620/jpn14062005000011-n1.html

 サッカー・日本代表公式練習(18日=日本時間19日、ナタル)ナタルでの公式練習は日が暮れた後に行われたが、コンディションは気温24度、湿度89%。FW大迫は「湿度が半端ない」とまとわりつく暑さに顔をしかめた。試合前夜から朝にかけて激しい雨が降り続いており、初戦に続き雨中の試合になる可能性も。攻撃的な相手に走らされ、体力を消耗した初戦の反省から、より主導権を握る戦いが求められそうだ。

◆ギリシャ戦、内田に代え酒井宏の先発が有力!サマラスとの攻防は注目(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20140619/jpn14061919370031-n1.html



 初戦・コートジボワール戦(レシフェ)を落としている日本にとって、19日の第2節ギリシャ戦(ナタル)は絶対に落とせない大一番。前回王者スペインがオランダ、チリに連敗して早々とグループステージ敗退を余儀なくされたように、2014年ブラジル・ワールドカップは何が起きるか分からない。つまり、日本がギリシャに勝ち、コートジボワールがコロンビアに敗れて、逆転で2位浮上する可能性もある一方で、日本がギリシャに敗れて早々と大会から去ることが決まる恐れもあるということだ。それだけ厳しい一戦だが、何とか勝って24日のグループ最終節コロンビア戦に突破の望みをつないでほしいものである。

 敗戦の後、15~17日の3日間、ベースキャンプ地のイトゥで心身両面のリフレッシュを図るとともに、ギリシャ戦対策を徹底した日本代表は、18日午前中にナタルへ移動。夕方にはエスタディオ・ダス・ドゥナスで報道陣の取材対応を受け、そのまま公式練習を行った。爽やかな気候だったイトゥとは異なり、ナタルは熱帯に近い気候。18日は雨が降らずに非常に蒸し暑くなったが、ここ数日は大雨が降ることも多かったようだ。試合当日も天候が崩れれば、スリッピーなピッチだったレシフェの二の舞にもなりかねない。香川真司(マンU)は「ボールタッチとかヘンな天候とか相手とかまったく気にしてないですし、自分は試合に入ることだけ、最初から90分通してやることだけ考えて頑張ります」と環境の変化に影響されないプレーの重要性を強調していたが、今こそ彼らのタフさが求められるところだ。



 ギリシャは4-3-3の基本布陣がベース。コートジボワールとはまったく違ったタイプの相手だが、フィジカルや球際の強さは共通している。そしてボールを奪った後のカウンターの鋭さは特筆すべきものがある。

 その起点となるのが、左ワイドに位置する大型アタッカー・サマラス(セルティック)だ。彼をどう封じるかが日本にとっての1つのポイントと言えるだろう。

 ザッケローニ監督が前回と同じ陣容で臨むのであれば、対面に位置する右サイドバックは内田篤人(シャルケ)だ。が、前回の試合が非常にタフだったことに加え、彼は負傷から復帰してまだ間もない。コートジボワール戦が2月初旬以来、4カ月ぶりの90分フル出場だったこともあり、ダメージは大きいだろう。そう考えると、今回は酒井宏樹(ハノーバー)のスタメンが有力視される。酒井宏樹とサマラスの攻防は注目だ。

 「サマラスが良い選手なのは間違いないですし、長く収まるので、相手はそこで収めるためにボールが集まると思う。そこがキーポイントでもありますし、そこを抑えられたら相手のチャンスは間違いなく減るし、自分たちの支配率が高くなると思うので。ギリシャはデカいし、自分より10センチくらい高い選手もいる。僕が出ても高さで勝てる保証はないですけど、どれくらいワールドカップでやれるか分かると思う。サマラスみたいなサイズの選手にブンデスでは勝ってるんですけどね。そういう意味も楽しみです」と彼はサマラス封じに自信をのぞかせた。



 酒井宏樹がピッチにいる、もう1つのメリットは、彼の高速クロスでゴール前のチャンスが増えること。コートジボワール戦は内田や長友佑都(インテルミラノ)が攻め上がって中に蹴り込むような場面がほとんど見られなかっただけに、今回はチャンスの回数を増やしていく必要があるだろう。

 「やっぱりコートジボワールにやられたあの2本のクロスはディフェンスからしたらやりにくいボール。いろんなシチュエーションがありますけど、背か高い相手に対して日本人は速いボールが効果的だと思います」

 「ワールドカップはホントに一発勝負だと思う。僕たちはベルギーに勝ちましたけど、もう1回、ベルギーとやったら勝てるか分からないですし、次にコートジボワールとやったら自分たちが勝つかもしれないし。どういうふうになるのか分からないのがサッカー。ご覧の通りスペインがこうなっているので、何が起こるか分からない。でも、そのための準備はできているので、良い結果が自分たちに傾くようにに頑張っていきたいです」と酒井宏樹はチームのためにできることをすべてやり切る構えだ。

 本当に強いチームはバックアップ選手の層も分厚い。日本の底力を見せつけるためにも、彼には内田以上の存在感を示してもらいたいものだ。(Goal.com)


文/元川悦子

 1967年長野県松本市生まれ。94年からサッカー取材に携わる。Jリーグ、日本代表、海外まで幅広くフォロー。特に日本代表は練習にせっせと通い、アウェー戦も全て現地取材している。近著に「日本初の韓国代表フィジカルコーチ 池田誠剛の生きざま 日本人として韓国代表で戦う理由」(カンゼン刊)がある。

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