日刊鹿島アントラーズニュース

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2014年11月30日日曜日

◇浦和が繰り返す失速の歴史(デイリー)


http://www.daily.co.jp/newsflash/soccer/2014/11/29/0007543550.shtml

 「J1、鳥栖1-1浦和」(29日、ベアスタ)

 李はピッチに大の字に。槙野はへたり込んでしまった。森脇が必死に盛り上げるも、イレブンが受けたショックの大きさは誰の目にも明らかだった。

 後半ロスタイム4分にCKから鳥栖のDF小林に頭でねじ込まれ痛恨のドロー。GK林までペナルティエリア内に攻め上がった鳥栖の執念に屈した。

 06年に初のリーグ優勝を果たして以降、低迷期に入った浦和はペトロビッチ監督の就任を機に優勝争いができるクラブによみがえった。しかし、リーグ最終盤の失速癖だけは克服しきれていない。

 今でも重くのしかかっているのが07年のV逸だ。2位鹿島に勝ち点差1をつけて迎えた最終節の相手は、すでにJ2降格が決まっていた最下位の横浜FCだった。

 勝てば優勝が決まる試合の前半17分、カズことFW三浦のパスをMF根占に決められ先制されると、逆転できないまま試合終了。シーズン最後の5試合を3分け2敗と勝ち星なしで終える世紀の失速劇で鹿島に優勝をさらわれた。

 ペトロビッチ監督就任初年度の12年は、最下位の札幌を相手にリーグ終盤の第28節で黒星。13年は31節の仙台戦でロスタイムに同点とされる衝撃的な引き分けから3連敗でシーズンを終えた。

 今季は日本代表GK西川が加入。「守備の安定」を合い言葉に16試合の無失点試合を重ねた。しかし、鳥栖戦を含む直近5試合は1勝3分け1敗と足踏み。攻撃と守備の両立は難しい面があるとはいえ、この5試合で3得点という得点力のなさが大きく響いている。

 19節から守り続けてきた首位をG大阪に明け渡した。勝ち点は「62」で並ぶものの、得失点差が「7」開いているため、最終節にG大阪が徳島に勝った場合は浦和の再逆転はかなり苦しくなる。それでも浦和はホームに迎える名古屋から1点でも多く奪って、わずかな可能性にかけるしかない。

◇C大阪社長にサポーター強烈ブーイング(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20141129-1402680.html



<J1:C大阪1-4鹿島>◇第33節◇29日◇ヤンマー

 C大阪が、鹿島に敗れてJ2降格が決まった。ホーム最終戦で試合後には、既に今季限りでの退任が決まっている岡野雅夫社長(61)が、ピッチ中央であいさつ。

 「熱いご声援を賜りましたにもかかわらず、このような結果になりましたことを、心よりおわび申し上げます。1年後にJ1に戻れるように努力します。これからもC大阪に熱い声援をよろしくお願いします」などと話して頭を下げたが、サポーターからは強烈なブーイングが鳴り響いた。

◇C大阪 主力の流出必至…南野は欧州 杉本には川崎Fからオファー(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/11/30/kiji/K20141130009377360.html



 若手有望株をそろえるC大阪だけにJ2降格によって他クラブの“草刈り場”となることは避けられない情勢だ。次期エースの19歳FW南野には欧州クラブが注目しており、本人も海外挑戦をひとつの目標に掲げてきた。正式オファーが届けば、一気に移籍へ発展する可能性がある。

 DF丸橋には鹿島、FW杉本には川崎Fから正式オファーが届いており、いずれも好条件とあって移籍する可能性は高まっている。MF扇原には神戸から正式オファー。MF長谷川は、恩師でもあるポポヴィッチ氏が監督に就任したスペイン2部・サラゴサなど、欧州クラブが注目している。

 宮本強化本部長は「長くJ2にいると(クラブの)成長のスピードが落ちる」と語り、早期のJ1復帰を目標に掲げた。「戦力を維持できなければ戻れないし、誠意を持って話したい」と同本部長。最終節が終わってから苦戦が予想される残留交渉が始まる。

◆ケルン5失点大敗で連敗…大迫は3戦連続途中出場(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?152604-152604-fl



[11.29 ブンデスリーガ第13節 レバークーゼン5-1ケルン]

 ブンデスリーガは29日、第13節2日目を行い、FW大迫勇也とMF長澤和輝の所属するケルンは敵地でレバークーゼンと対戦し、1-5で敗れた。3試合連続ベンチスタートの大迫は後半24分から途中出場。長澤は4試合連続でベンチ外だった。

 ケルンは前半4分、MFマティアス・レーマンのPKで先制したが、前半26分にMFカリム・ベララビに同点ゴールを決められ、前半は1-1で折り返す。レバークーゼンは後半16分、MFハカン・チャルハノールの直接FKで2-1と逆転。後半34分、43分にはFWヨシップ・ドルミッチの連続ゴールで4-1と突き放した。

 後半45分にはベララビが自身2点目となるダメ押しゴール。今季最多の1試合5ゴールで5-1と快勝し、2連勝を飾った。ベララビは今季通算7ゴールとなり、FW岡崎慎司らと並んで得点ランキング暫定トップに立った。ケルンは今季ワーストの5失点大敗で2連敗を喫した。

◆岡崎今季7点目もシャルケに敗れる、内田が2ゴールの起点に(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?152602-152602-fl



[11.29 ブンデスリーガ第13節 シャルケ4-1マインツ]

 ブンデスリーガは29日、第13節2日目を行い、DF内田篤人の所属するシャルケはホームでFW岡崎慎司の所属するマインツと対戦し、4-1で勝った。内田、岡崎ともにフル出場した日本人対決は岡崎に3試合ぶり今季7得点目が生まれたが、内田も2点の起点となるなどシャルケが今季最多の4ゴールで快勝した。

 シャルケは前半9分、右CKの流れから一度は跳ね返されたボールを再びキープし、内田が自陣から一気に前線へロングフィード。これをFWエリック・マキシム・シュポ・モティングが頭でそらし、ゴール前に走り込んだFWクラース・ヤン・フンテラールが右足のループシュートでゴールネットを揺らした。

 25日の欧州CLではチェルシーに0-5で大敗したシャルケだが、エースの鮮やかな技ありゴールで先制すると、前半25分にもMFマックス・マイヤーの左クロスをフンテラールが左足で流し込み、2-0とリードを広げた。

 2点ビハインドとなったマインツも前半44分、FWサミ・アラギの左クロスをPA内右で受けたDFシュテファン・ベルが切り返しから左足でシュート。GKが弾いたボールを岡崎がすかさず右足で押し込んだ。岡崎のゴールは1日のブレーメン戦(1-2)以来、3試合ぶり今季7得点目。1-2と1点差に追い上げ、前半を折り返した。

 シャルケは後半開始からDFヤン・キルヒホフに代えてMFトランクイロ・バルネッタを投入。システムも3-5-2から4-2-3-1に変更した。1点を追うマインツの反撃に押される時間の続いたシャルケだが、少ないチャンスを生かしてマインツを突き放す。

 後半9分、シュポ・モティングの右クロスからセカンドボールをフンテラールが落とし、バルネッタが右足でミドルシュート。これがゴール右隅に吸い込まれ、3-1とすると、同16分にはオーバーラップした内田の右クロスからMFマルコ・ヘーガーがシュポ・モティングにつなぎ、スルーパスに抜け出したフンテラールが右足で流し込んだ。

 フンテラールのハットトリックで4-1と試合を決定づけたシャルケ。CLの大敗を払拭する勝利でリーグ戦2連勝を飾った。フンテラールは今季通算7ゴールとなり、岡崎らと並んで得点ランキング暫定トップに立っている。

◆AFCチャンピオンズリーグ2015 ガンバ大阪、浦和レッズが出場権獲得(JFA)


http://www.jfa.jp/news/00002755/



2014Jリーグディビジョン1第33節が29日各地で行われ、ガンバ大阪および浦和レッズの3位以上が確定しましたので、AFCチャンピオンズリーグ2015の出場権(グループステージまたはプレーオフ)を獲得しましたのでお知らせいたします。
なお、アジアサッカー連盟(AFC)が、本日29日に行われた理事会で、ACL2015および2016の出場枠を決定し、MA(AFC加盟国)ランキングにおいて東地区の上位2カ国(韓国および日本)は、本大会出場3チーム、プレーオフ出場1チーム(ACL出場枠保有国の中では、西地区の上位2カ国とともに最多枠)に変更されました。
AFCチャンピオンズリーグ2015出場資格(日本)

本大会(グループステージ)より出場
1)リーグ優勝(2014Jリーグディビジョン1 優勝クラブ)
2)カップ戦優勝(第94回天皇杯全日本サッカー選手権大会 優勝クラブ)
3)リーグ第2位(2014Jリーグディビジョン1 第2位クラブ)

プレーオフより出場
4)リーグ第3位(2014Jリーグディビジョン1 第3位クラブ)
※天皇杯決勝に進出しているガンバ大阪が天皇杯に優勝した場合は、2014J1第4位チームがACL2015の出場権を獲得します。
AFCチャンピオンズリーグ2015 出場チーム(日本)
ガンバ大阪

3年ぶり7回目の出場
<過去のACL成績>
2006 グループステージ敗退
2008 優勝
2009 ラウンド16敗退
2010 ラウンド16敗退
2011 ラウンド16敗退
2012 グループステージ敗退
浦和レッズ

2年ぶり4回目の出場
<過去のACL成績>
2007 優勝
2008 ベスト4
2013 グループステージ敗退

<参考>ACL2015プレーオフおよびグループステージ オフィシャルドロー(組み合わせ抽選会)
12月11日(木)16:00(日本時間17:00)開始 @マレーシア/ペタリンジャヤ

◆終盤に大仕事! 2戦3発の鹿島FW赤崎「一つの目標に向かって、みんな団結している」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?152578-152578-fl

[11.29 J1第33節 C大阪1-4鹿島 ヤンマー]

 シーズン終盤に来て、大車輪の活躍を見せている。鹿島アントラーズのルーキー、FW赤崎秀平だ。前節の川崎F戦で決勝ゴールを挙げた23歳は、29日のC大阪戦でも2ゴール1アシストの大活躍。チームを4-1の勝利に導いた。

 逆転優勝を目指す鹿島は、10月18日の柏戦でFWダヴィが左ひざを負傷し、全治8か月と診断された。その穴を埋めることとなったのが、赤崎だった。レギュラーとなった直後を振り返り、「アントラーズで、先発出場することに対して、自分でプレッシャーを感じていた。ここ最近ではなく、ダヴィがケガして、試合に出始めた頃からそういうプレッシャーを感じていました」と言い、「それをうまく自分で処理できていることが、この得点につながっているかなと思います」と、2試合連続ゴールの秘訣を明かした。

 常勝・鹿島のレギュラーという重圧を、赤崎はどのように克服したのか。「プレッシャーを感じているときは、あまり集中して練習に取り組めていなかった。それに気づいて、練習の一つひとつ、シュート練習やその他の練習から集中して取り組むようにした」と説明する。

 C大阪戦の2ゴール1アシストという結果について、「周りの選手に助けられての得点だったり、アシストだったりするので、あまり自分の力だと思いません」と謙遜するが、DF植田直通からのパスを受け、最終ラインの裏を取って挙げたこの日の2点目を振り返り、「自分のプレーをすることを心掛けていた。裏に抜けるのは得意なプレーだし、相手は意識していませんでした」と話すように、自信がみなぎっている。

 同時に、最終節での逆転優勝を狙うチームの勢いも、ひしひしと感じている。「(最終戦は)勝てば優勝が決まるという試合でもない。他力にはなると思うのですが、自分たちにできることは、勝ってプレッシャーを掛けることだけ」と言い、「今日のような試合をすれば、負けることはないと思う。一つの目標に向かって、みんなが団結していると思いますし、それが、このスコアに表れていると思います」と、胸を張った。

(取材・文 河合拓)

◆【鹿島】赤崎2発で2差、逆転Vへ最終節・鳥栖に勝つ!(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20141129-OHT1T50278.html

 ◆J1第33節 C大阪1―4鹿島(29日・ヤンマースタジアム長居)

 鹿島のルーキーFW赤崎が1トップの重責を果たした。逆転優勝には勝つしかないC大阪戦で、リーグ戦自身初の複数ゴール。後半14分にゴール前でスペースを見つけ頭で押し込み、同22分には相手GKとの1対1を落ち着いて決めた。「周りに助けられての得点。自分の力じゃない」。謙遜したが、間違いなくチームを勢いに乗せた。

 首位・G大阪との勝ち点差を2に詰め、最終節の鳥栖戦(12月6日・カシマ)を迎える。鳥栖に2点差以上で勝てばG大阪と浦和が引き分けでも逆転V。MF小笠原主将は「上は関係ない。あと1試合きっちり勝って終わる」と意気込み、赤崎も「できることは勝つこと」と必勝を誓った。

◆鹿島読みズバリ快勝 Vの可能性残した(デイリー)


http://www.daily.co.jp/soccer/2014/11/30/0007544660.shtml



 「J1、C大阪1-4鹿島」(29日、ヤンマー)

 鹿島は逆転優勝へわずかに望みをつないだ。セレーゾ監督は「(相手の)セレッソは勝たなければならない。どこかのタイミングで必ず出てくる。おびき出し、スペースを突く。セオリーに従ったまで」と涼しい顔だった。

 最終節、鳥栖に勝てばG大阪、浦和の結果次第で5年ぶりの頂点に立てる。可能性は大きくはないが、監督は「数字上はありうる」と表情を引き締めた。

◆鹿島、底力4発!優勝戦線残った 新人・赤崎が大仕事2発(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/11/30/kiji/K20141130009373940.html

J1第33節 鹿島4―1C大阪 (11月29日 ヤンマー)



 目の前の一戦に集中した後には“ご褒美”が待っていた。鹿島は4―1でC大阪を粉砕。勝ち点3を手にした直後、首位・浦和が鳥栖に追いつかれて引き分けたという吉報が入った。上位2チームと勝ち点2差で迎える12月6日の最終節・鳥栖戦を控え、5年ぶりの優勝の可能性を残した。

 「上は関係ない。僕らはあと1試合きっちり勝つだけ。やれることをやるだけだから」。MF小笠原主将は自然体を強調した。言葉通り前半33分にMFカイオが先制点を挙げ、FW赤崎も2得点と両新人が活躍。「経験がないからこそいいという部分もあるし、それはチームバランス」と主将が分析したように、優勝争いのプレッシャーを知らない若手が躍動した。

 16冠を誇る常勝軍団の伝統が、力を引き出している部分も大きい。優勝争いの最中でも負荷をかけた練習を日々敢行。紅白戦から本気で、赤崎も「優勝争いの重圧よりも鹿島で先発で出る方が重圧」と笑う。そんな雰囲気がここ一番での強さにつながっている。

 「最後に優勝して皆で喜んで終われればいい」とDF昌子。残り一戦、無心を貫き、吉報が転がり込んでくるのを待つ。

◆鹿島、大卒新人の赤崎が後半2ゴールと躍動(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20141129/jle14112919240015-n1.htm

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 J1第33節(29日、C大阪1-4鹿島、ヤンマー)鹿島の大卒新人FW赤崎が2得点と躍動した。1-0の後半14分、MFカイオの折り返しを頭で押し込むと、同22分にはDF植田のロングボールで裏に抜け出し、GKとの1対1を冷静に決めた。「後半にチャンスを外していたけど、また決定的なパスが来ると信じて、それを決めようと思っていた」と喜んだ。

 10月にFWダビが全治8カ月の大けがを負い、1トップでの出番が回ってきた。国内最多16冠の伝統あるチームでは常に結果が求められるため、「鹿島で先発で出るということにプレッシャーを感じていました」というが、今季は14試合出場と限られた時間の中でもこれで5得点だ。

 世代交代を図る鹿島からまた1人、有望株が出現。最終節・鳥栖戦(ホーム)では逆転優勝を信じて勝利を目指す。

◆鹿島、逆転Vへ4発!後半2得点の赤崎「誰もあきらめていない」(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20141130/jle14113005020004-n1.html



 J1第33節(29日、C大阪1-4鹿島、ヤンマー)J1最高の得点力を誇る鹿島が、逆転優勝へ望みをつないだ。C大阪から4点を奪い、J2降格の引導を渡す大勝。FW赤崎は「誰も優勝をあきらめていない。それがこのスコアにつながった」と胸を張った。

 前半33分にMFカイオが先制し、後半に赤崎が2得点。日本代表MF柴崎がダメ押しの4点目を奪った。セレーゾ監督は「相手が前に出て空いたスペースを使えた」とご満悦だった。

 2007年は最終節で浦和をかわし、逆転優勝。その際、浦和が敗れたのはJ2降格が決まっていた横浜FCだった。今季も、首位に立ったG大阪の次戦は降格する徳島が相手。日本代表DF昌子は「同じようなことが起こるかも。優勝という形でみんなで喜んで終われたら最高」。最終節の鳥栖戦(ホーム)に勝利し、朗報を待つ。 (伊藤昇)

◆鹿島赤崎2発で逆転V望み!C大阪に引導(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20141129-1402579.html



<J1:C大阪1-4鹿島>◇第33節◇29日◇ヤンマー

 鹿島がC大阪に快勝し、12月6日の最終節に逆転優勝の望みをつないだ。

 勝利の立役者となったのは、FW赤崎秀平だ。1点リードで迎えた後半14分、ヘッドで押し込み貴重な2点目。同22分にも3点目を決めて試合を決定づけた。

 アウエーでC大阪にJ2降格の引導も渡した赤崎は「(自身1点目は)いいボールだったのでさわるだけだった。(2点目も)ナビスコでも同じようなケースがあったので、いいボールを蹴ってきてくれると思って自信を持って走り込んだ」とチームメートに感謝した。

 今節を終えて、1位G大阪が勝ち点62、2位浦和も同62となり、3位鹿島は勝ち点2差で追いかける。運命の12月6日、鹿島はホームで鳥栖を破り、有終フィナーレを飾るつもりだ。

◆鹿島赤崎プロ初2ゴールで逆転Vへ「集中」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20141129-1402716.html



 <J1:C大阪1-4鹿島>◇第33節◇29日◇ヤンマー

 鹿島の大卒ルーキーFW赤崎秀平(23=筑波大)が、プロ初の1試合2ゴールで勝利に貢献した。

 1-0の後半14分にMFカイオの左クロスを頭で押し込むと、同22分にはDF植田の縦パスで最終ラインの裏へ抜け、追加点をたたき込んだ。相手GKの位置を見極めて冷静に右足を振り抜き「ナビスコ杯でもナオ(植田)から同じようなパスをもらったし、得意な動きなので狙っていた」。前節22日の川崎F戦に続く2戦連発で、チームを優勝争いに踏みとどまらせた。

 3位のままながら、首位G大阪と勝ち点2差まで接近。赤崎は「あと1試合、勝つことだけ集中したい」と自然体を強調していた。

◆【J1:第33節 C大阪 vs 鹿島】試合終了後の各選手コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00182294.html

11月29日(土) 2014 J1リーグ戦 第33節
C大阪 1 - 4 鹿島 (14:04/ヤンマー/23,330人)
得点者:33' カイオ(鹿島)、59' 赤崎秀平(鹿島)、67' 赤崎秀平(鹿島)、69' 永井龍(C大阪)、80' 柴崎岳(鹿島)
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●永井龍選手(C大阪)
「本当に自分自身、こういう状況でしたが、本当に前を向いてやってきて、こういう結果(J2降格)にならないと考えていたので、最後終わってから、表現するのは難しいのですが、決まってしまったんだなと、頭が真っ白になったというのが、一番の感想です」

Q:前半の入り方が悪くなかっただけに、予想外の大敗になったと思いますが?
「前半チャンスがあったので、そこをうまく決められなかったので、本当に力不足だなと、終わってからもずっと感じています。ここ数試合、チャンスがなかったわけでもなかったし、1-3になってからも2本チャンスがあったので、あれを決めていれば、まだ望みがつながったと思うので。本当に、前の精度(決定力)という言葉だけで終わらせるのは簡単ですが、自分が決めていれば、何か残ったのではないかなと思うので、悔いは残ります。(残り1試合に向けて)切り替えるのは難しいですが、最後の試合でしっかり、自分もチームに貢献できるように、泥臭くでも点を決めて、次の試合で何かをサポーターの方々に見せられるようなゲームにできればと思います」

●カカウ選手(C大阪)
「3点目、4点目を取られてしまったところがあって、非常に厳しい試合の最後になってしまい、とにかく悔しさしかない」

Q:今夏からC大阪に加わったなか、J2降格が決まった要因はどう感じますか?
「来日したときにおそらく話したと思うが、クラブ、チームで、すべてを尽くして1試合1試合勝利を求めていく雰囲気を作らなければいけなかったと思います。そこができなかったということが、降格してしまった要因だと思います。今日の試合に負けたから降格が決まったわけではない。それは今季調子が出なかったから。ホームで神戸に負けた、甲府に負けた。清水にも負けてしまった。仙台戦で引き分けに終わってしまった。そういった(残留が)かかった試合に勝っていればというのが、当然ある。今日の対戦相手はタイトルをかけて争っていて、向こうも優勝を諦めていないですし、非常に厳しい状況のなかでの試合でした。クラブ、チーム、選手、すべてが勝者の意識を持たなければ、サッカーにおいて、何かを成し遂げることはできないと思います」

Q:来季J2で戦う現実は受け止められるか?
「契約は来年の6月までありますし、今までどのチームにおいても、契約は全うしてきました。ここで今までのやり方を変えるつもりはありません。何人かの選手はチームを去るかもしれませんし、そういうことがあるかもしれません。ただ、何より大事なのは、新しいメンタリティを作っていくということ。それがなければ、難しい戦いになります。J1に復帰するためには、チームのメンタリティーを変えることが、何より必要になります」

Q:J2で戦うことに抵抗は?
「それはないです。C大阪はいいチームだと僕は思っています。日本に来る前から、いろんな情報を集めたなか、降格は残念ながら起こってしまいましたが、J2に落ちても、メンタリティを変えて、とことん勝利にこだわるチームに変わっていくのであれば、このチームのなかで僕は戦い抜きたい。少なくとも、チームが必要としてくれるのであれば、僕はJ2であれ、試合に出たいし、チームに残りたい。ただ、クラブの意向も聞かなければいけない。今、33歳なので。それでも、試合にはすべて出たい。絶対に、絶対に、常に全試合に出たい。コンディションも仕上げて、常に試合に出られる準備もしてきました。ただ、チームのために貢献しようと思えば、ピッチの上に立たないと貢献できないので」

●山下達也選手(C大阪)
「今までの積み重ねがこういう結果になってしまい、すごい悔しいです」

Q:前半の戦いは悪くなかったのでは?
「失点以外は、狙い通りというか、集中してできていたのですが、後半また切り替えて入ろうというなかで、ああやって失点してしまったのは、もったいなかったです」

Q:今季こうしておくべきだったと思うことは?
「それはいっぱいありますが……、でも、実力不足だったと思います」

Q:開幕前、優勝候補にもあげられていたなか、どのあたりから歯車が狂ったように思いますか?
「特に何も言い訳はないですが……、すべてがうまくいかなかった年というか、どれだけいい準備をみんながしても、何か、試合になると変な空気が流れてしまう年だったように思います」

Q:今季最後の1試合に向けて。
「そこはプロとして最後まで戦いたいし、不甲斐ないシーズンをお客さんに見せてしまったので、最後で勝てばすべて取り返せるわけじゃないですが、プロとしてそこは最後まで戦いたい」

●丸橋祐介選手(C大阪)
本当に悔しい気持ちがありますし、サポーターにも本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。僕たちの力が足りなかったのが、正直な感想です」

Q:仙台戦の後半のときのように、左サイドでなかなかいい形が作りきれなかったですか?
「チャンスも作れていた部分はあるのですが、最後の部分で決定機を決めきれるか、決めきれないかの部分で、勝敗は決まってしまったのかなと思います。守備の選手としても、4失点なので、本当に情けないです」

Q:後半は割り切って攻めに行きましたか?
「そこは割り切って、リスクを承知で上がっていきました」

Q:33節の試合を重ねたなかで、こういう結果になった要因は?
「勝ちきれなかったというのが、大きかったと思います。最後のところで失点してしまったりというのが多かったので、そこが残念です]

Q:監督が2度交代するなど、選手としてのやりにくさは?
[監督が代わることで戦術など変わってきますが、そこは選手たちでしっかり理解していけば、こなせたところだと思うので。自分たちの力不足だったと思います]

Q:困ったときに立ち返る場所が見つからなかった?
[最後になって、やり方がはっきりして、得点も入るようになったのですが、もう少し早ければ結果も変わっていたのかなと思います]

Q:甲府戦に比べて、今日の試合はいい流れがあるにもかかわらず、結果が出ない歯がゆさはありましたか?
「僕も感じていますし、選手全員も感じていますので、本当にそこは悔しい気持ちでいっぱいです」

●酒本憲幸選手(C大阪)
「1年間の積み重ねが今日の試合に出たというか、こういう結果になったんとちゃうかなと思うような……。本当に申し訳ないという思いが一番にあります」

Q:試合の入りについて。
「リスクを冒さず、長いボールで、できるだけ相手にプレッシャーを受けないような形にしようと話しをしていたなかでやっていきました」

Q:J2降格の一番の要因は?
「選手です。選手に問題があったから、結果が出なかったと思うし、やっているのは僕ら(選手)なので。いろいろありますが、それをピッチで表現できなかったのが、一番の問題だと思います。またJ1でやるために、ここから頑張っていくだけです。(今季最後の試合に向けて)もちろんプライドを持ってやっていきたいし、それだけだと思います」

●杉本健勇選手(C大阪)
Q:現在の率直な心境について。
「あまり言葉が見つからないですが、自分たちの目標を達成できなくて、悔しい気持ちです」

Q:試合の入りについて、悪くなかったようですが?
「ピッチの外でどれだけ話しあっても、ピッチのなかで起こり得ることは全然異なるので、そこでどう自分たちで対処できるか、その判断力であったり、ゲームを読む力、それがC大阪には足りなかったのかなと思います」

Q:今季うまくいかなかった要因について。
「まだ1試合あるので、その振り返りは、最後終わってからにしたいですし、今はこの現実を受け止めるしかない。(サポーターへ挨拶をしたときの思いは)最後の最後まで応援してくれていたので、非常に申し訳ない気持ちです。それしかないです」

●赤崎秀平選手(鹿島)
Q:特に2点目が相手を突き放す得点になりましたが?
「後半の入りで、(土居)聖真のパスを2本くらい、決定的なものを外していたので、『必ずチャンスが来るからそれを決めよう』、という気持ちで入れたのがゴールに繋がったと思います」

Q:CBからも良いボールが来た?
「ヤマザキナビスコ(カップ)でもあったんで。ナオ(植田直通)はあそこに蹴ると思ってました。試合前も、CBとSBの間にボールをくれ、ということを要求していたので。うまくはまりました」

Q:優勝争いが見えてきた中でメンタル面でプレッシャーを感じることは?
「優勝争いどうのこうのというよりは、アントラーズで試合に出るということで自分自身がプレッシャーを感じてる部分が、ここ最近じゃなくて、ダヴィが怪我したときからそういうプレッシャーを感じてました。それを自分のなかでうまく処理できてから、ここ数試合の得点に繋がってるのかな、と思います」

Q:2得点1アシストという結果を残したことについては?
「周りの選手に助けられての得点やアシストだと思うので、あんまり自分の力だとは思わないです」

Q:最後、満員のカシマスタジアムで優勝を賭けた試合になると思うが?
「勝てば優勝が決まるという試合でも無いと思うし、他力になると思うけど、自分たちにできるのは勝ってプレッシャーをかけること。今日のような試合をやっていれば負けることはないと思います」

Q:そういう意味で、いまはチーム全体が良い感じでまわっていますか?
「そうですね。やっぱり一つの目標に向かってみんなが団結してると思いますし、それがこのスコアに表れたのかな、と思います」

●カイオ選手(鹿島)
Q:先制点は良いシュートでしたが?
「(赤崎)秀平からパスをもらってGKと1対1になって決めるだけでした。良かったです」

Q:先制点でチームとしても楽になりました?
「0-0のときはチームはちょっとテンションが…。プレッシャーもかかっていた。点を決めたあとはもっと楽になった。そこから0-0のときと同じように続けていこうと思った」

Q:優勝争いのプレッシャーを感じてないように見えますが?
「プレッシャーは無いと思いますが、チームは良い形になっています。自分たちのことをやって、他のチームのことは考えない。1試合1試合勝って優勝を目指す。そういうことです」

Q;次の試合は出られませんが?
「鹿島アントラーズは良い選手がいる。俺のところに入る選手は、チームの約束を守るから大丈夫だと思います。(出られないのは残念?)残念です。悲しい。最初のファウルだからカードをもらわないと思ったんだけど……」

Q;ルーキーイヤーで8点というのは?
「1年目で8点取ってすごく嬉しいです。良いトレーニングをやっているから、試合の時、結果が出てすごく嬉しいです」

Q:新人王も獲れそうでは?
「わからないですね。最初から狙っていました。獲ったらメッチャ嬉しいですね」

以上

◇【J1:第33節 C大阪 vs 鹿島】大熊裕司監督(C大阪)記者会見コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00182292.html

11月29日(土) 2014 J1リーグ戦 第33節
C大阪 1 - 4 鹿島 (14:04/ヤンマー/23,330人)
得点者:33' カイオ(鹿島)、59' 赤崎秀平(鹿島)、67' 赤崎秀平(鹿島)、69' 永井龍(C大阪)、80' 柴崎岳(鹿島)
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●大熊裕司監督(C大阪):
「まず、最後まで、本当に声を切らさずに応援してくださったサポーターの皆さん、そして、C大阪に携わっていただいている皆さま方に、深くお詫びを申し上げたいと思います。立ち上がりの入りとしては、前回の反省を活かしまして、悪くはなかったのですが、25分あたりから、中盤でスペースを突かれて、少し後手に回ってしまったと思います。後半も、前に果敢に攻めていったのですが、一番注意していたカウンターで失点を重ねてしまいました。得点のチャンスもあったのですが、そういったところの決定力も、もっと必要だったのかなと思います。残り1試合ですが、プロとして、最後まで戦う姿勢を見せていきたいと思っています」

以上

◆【J1:第33節 C大阪 vs 鹿島】トニーニョセレーゾ監督(鹿島)記者会見コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00182293.html

11月29日(土) 2014 J1リーグ戦 第33節
C大阪 1 - 4 鹿島 (14:04/ヤンマー/23,330人)
得点者:33' カイオ(鹿島)、59' 赤崎秀平(鹿島)、67' 赤崎秀平(鹿島)、69' 永井龍(C大阪)、80' 柴崎岳(鹿島)
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●トニーニョセレーゾ監督(鹿島):
Q:サイドチェンジなどでスペースをうまく使い得点を重ねていきました。その辺は狙いだったのでしょうか?
「まず試合に入る前に置かれる心理状況というのは、セレッソさんはどうしても試合に勝たない状況に追い込まれていました。例え、立ち上がりを積極的ではなく消極的にやったとしても、どこかのタイミングで相手は出てこなければいけない。そういう心理状況を把握した上で試合に臨まなければいけませんでした。昔からセレッソさんというのは攻撃面では非常に能力の高い選手がいて、それは2トップにしても両SH、今年に関しては両ボランチも能力が高い選手を揃えて攻撃に絡んでいくということをしてます。要は、攻撃時は最低でも6枚が攻撃に絡んでいく。2トップと両SHとダブルボランチも高い位置にいく。当然ながら、それだけの人数を攻撃にかければ空いたスペースが存在するわけであって、そのスペースを突くべきです。彼らを攻撃に来させる、おびき出す、という形にすれば背後のスペースがあるので。できたギャップというのをサイドチェンジで、特に逆サイドのSHを使ってカウンターを仕掛けるというサッカーのセオリーをやってもらったことになります」

Q:今日、首位の浦和が引き分けて最終節に優勝の可能性を残しました。最終節への意気込みをお願いします。
「3チームが最終節で優勝できる可能性があるというのはJリーグにとっても非常に良いことですし、3会場でハラハラドキドキのスペクタクルを見ることができるというのは非常に喜ばしいことだと思います。また対戦相手がレッズさんを引き分けまでに持ち込んだチームであるということは、非常に力のあるチームだと思いますし、我々は数字上可能性があるといっても、まず自分たちが勝って終わらないと条件は整わないので、まず自分たちのホームの試合をしっかり勝つ。それで、試合が終わったときにどのような状況になっているのかをまわりに聞いてみるしかないので、まず自分たちの試合を、謙虚さを忘れずに戦っていきたいと思います」

以上

◆2014Jリーグ ディビジョン1 第33節(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/51339

J1 第33節 セレッソ大阪戦

カイオが先制弾、赤崎2発に柴崎もゴール!鹿島がC大阪を4発撃破、3連勝で逆転優勝に望み!

22日に行われた川崎F戦を2-1で制し、2連勝を果たした鹿島。逆転優勝の可能性を残し、今季最後のアウェイゲームに臨んだ。J1第33節でセレッソ大阪と対戦すると、カイオの得点で先制し、後半には赤崎が2得点。1点を返された後に柴崎もゴールネットを揺らし、4-1で快勝した。

3連勝を目指す鹿島は、出場停止明けの植田が2試合ぶりに先発復帰。昌子とセンターバックコンビを組んだ。鹿島は立ち上がりから積極的に攻勢をかけ、先制点を狙っていく。3分には右サイドからのクロスを相手にクリアされ、ペナルティーエリアの外へこぼれたところに柴崎が反応。ミドルシュートを放ったが、相手GKにキャッチされた。9分には左サイドのカイオがパスを受け、縦へ持ち出してから中央へ折り返す。ペナルティーエリアの外で前を向いた土居が右足を振り抜いたが、枠の上へ外れた。

その後、膠着した展開となり、互いに中盤でのパスミスもあってルーズボールの奪い合いが増えていった。鹿島はC大阪に攻め込まれる場面もあったが、ゴール前で落ち着き払った守備を見せて決定機を作らせない。昌子が相手との1対1で抜群の安定感を示せば、植田も空中戦での高さを活かして中央へのボールを跳ね返した。

スコアレスの時間が続く中、待望の先制点は33分に生まれた。遠藤が右サイドからドリブルでカットインし、土居へパスを送る。土居はペナルティーエリア手前から右前方へ持ち出して相手のマークを引きつけ、大外へ展開。右サイドで待っていた赤崎がクロスを蹴り込むと、ファーサイドのカイオがフリーでトラップし、右足シュートを冷静にゴール右隅へ突き刺した。前半は鹿島の1点リードで終了した。

1-0で迎えた後半開始早々、鹿島は右サイドの西からのクロスを土居がペナルティーエリア内で収め、中央の赤崎へパス。赤崎のシュートは惜しくも枠の左へ逸れたが、いきなり決定機を作って追加点を感じさせる。54分には、土居が最終ラインの背後へ鮮やかなスルーパスを通し、赤崎がペナルティーエリア内で相手GKをかわしてシュート。グラウンダーのボールが枠を捉えたが、カバーに戻った相手DFにクリアされてしまった。

鹿島はなかなか追加点を挙げられずにいたが、59分、背番号18がついにゴールネットを揺らす。小笠原が左足で蹴り込んだ浮き球のパスにカイオが反応し、ゴールライン際からヘディングで折り返すと、最後は赤崎が頭で押し込んだ。さらに67分には、植田が最終ラインから供給したフィードに赤崎が反応。フリーの状態でペナルティーエリア内へ持ち込み、冷静に右足シュートを突き刺した。赤崎の2試合連続弾、自身初のマルチゴールで鹿島が3-0とリードを広げた。

鹿島は69分に1点こそ返されたが、試合を優勢に進めていく。そして80分、途中出場の豊川が左サイドで粘りを見せてボールをキープすると、中央に空いたスペースへ進入。最後はペナルティーエリア右側へスルーパスを通し、走り込んでいた柴崎が冷静に右足シュートで4点目を決めた。

鹿島は終盤も5点目を目指して積極的に攻撃を仕掛け、交代でピッチに送り出されたルイス アルベルトのヘディングシュートなど惜しいチャンスを作った。83分に投入された杉本も落ち着いたプレーを見せ、チームに貢献。鹿島が4-1で快勝し、3連勝を果たした。

鹿島は今季4回目の3連勝で勝ち点を60に伸ばした。今節、首位の浦和が鳥栖と引き分けたため、逆転優勝の可能性は残っている。神戸を破って首位に浮上したG大阪、得失点差で下回って2位の浦和が勝ち点62で並んでいる。差は2ポイント、残りは1試合。次戦は1週間後、12月6日に行われる最終節の鳥栖戦だ。逆転優勝の行方はG大阪と浦和の結果次第だが、まずはカシマスタジアムで勝ち点3をつかむことが大前提となる。今季の集大成となる一戦、チーム一丸となって勝利を収めなければならない。その先に、真っ赤に染まったサポーターとともに歓喜を爆発させる時が来ることを、待ちたい。



【この試合のトピックス】
・アウェイでのC大阪戦は2011年以来4連勝となった。
・リーグ戦での3連勝は今季4回目。前回は第24節の横浜FM戦から徳島戦で記録した。
・今季リーグ戦での得点数が64となり、2005年の1シーズン34試合制への移行後、最多の数字となった。2006年に記録した62得点を上回った。
・今季4回目の1試合4得点(うち2回は5得点)を記録した。
・先制点のカイオは第30節の浦和戦以来、3試合ぶりの得点。今季リーグ戦での得点数を8に伸ばした。
・赤崎が自身初の2試合連続得点、1試合2得点を記録。今季リーグ戦での得点数を5に伸ばした。
・出場停止明けの植田が2試合ぶりに先発出場した。
・杉本が8月30日の第22節FC東京戦以来のベンチ入りを果たし、今季4試合目の途中出場でピッチに立った。
・豊川が11月2日の第31節新潟戦以来、2試合ぶりの途中出場を果たした。


監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・後半も守備の意識をしっかり持って戦おう。
・ショートパスとサイドチェンジを組み合わせ、相手に負荷をかけろ。
・もっと声を掛け合い、コミュニケーションを高めて、お互いの仕事を楽にしろ。

セレッソ大阪:大熊 裕司
・攻撃になったら再度、作りなおそう。
・ボールサイドの守備をはっきりと。

[試合後]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・試合に入る前に置かれる心理状況というのは、C大阪はどうしても勝たなければいけないというもの。例え、立ち上がりでは消極的だったとしても、試合のどこかのタイミングで相手は前へ出てこなければならない。そういう心理状況を把握したうえで試合に臨む必要があった。昔からC大阪は攻撃陣に能力の高い選手がいる。2トップや両サイドハーフ、今年は両ボランチも能力が高い。そういう選手を揃えて攻撃に絡んでいって、攻撃時は最低でも6人がそこに絡んでくる。それだけ人数をかければ、当然ながら空いたスペースが存在する。そこを使わなければならない。相手をおびき出す形をとれば、当然その背後にはスペースが出てくる。そこにできたスペースをサイドチェンジで使って、特に逆サイドのサイドハーフを使ってカウンターを仕掛けるというサッカーのセオリーをやってもらった。
・最終節で3チームに優勝の可能性があるというのは、Jリーグにとっては非常に良いことだし、3会場でハラハラドキドキするスペクタクルを見ることができるのは喜ばしい。次の対戦相手が首位の浦和との試合を引き分けに持ち込んだチーム(鳥栖)であるということで、非常に力があるということ。数字上(優勝の)可能性があるとはいっても、まずは自分たちが勝って終わらなければ条件は整わない。まず自分たちのホームゲームにしっかりと勝つ。そのうえで試合が終わった時にどのようになっているかを周りに聞くしかない。謙虚さを忘れずに、自分たちの試合を戦っていきたい。

セレッソ大阪:大熊 裕司
立ち上がりの入りとしては前回の反省を活かして、悪くはなかった。25分あたりから中盤でスペースを使われて後手に回ってしまった。後半も前へ攻めてはいたが、一番注意していたカウンターで失点を重ねてしまった。得点のチャンスもあったが、決定力ももっと必要だった。残り1試合、プロとして最後まで戦う姿勢を見せたい。


選手コメント

[試合後]

【カイオ】
(先制点は)パスをもらってGKと1対1だったので決めるだけだった。GKの右しか空いてなかったが悩まずにトラップしてすぐに打った。0-0の時間が長いとプレッシャーがかかってくるけど、点が入って楽になったと思う。

【赤崎 秀平】
前半に聖真のパスから決定機を2回外していたので、後半は必ず入れるというメンタルでプレーしていた。裏に抜けるのは得意なプレーだが、中盤に良い選手がいるし、ナビスコカップでもナオから同じ様なボールが出ていた。2ゴール1アシストは自分の力だとは思っていない。周りに助けられた結果。一つの目標に向って団結しているのがスコアに現れている。

【豊川 雄太】
守備をしっかりしろという指示で入った。とは言え、あの時間でシュート1本だったのは少なすぎる。これからもっと成長するためには、きっちり決める事が大事になる。(柴崎選手へのアシストシーンは)フリーだったのでドリブルで入っていった。最終節も勝ちたいが、自分たちのやる事は変わらない。

植田選手、土居選手、小笠原選手のコメントはアントラーズモバイルをご覧ください。

2014年11月29日土曜日

◆元日本代表FW鈴木隆行が構想外に…契約満了を発表(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?152496-152496-fl



 水戸ホーリーホックは28日、FW鈴木隆行(38)の契約満了を発表した。

 日本代表としても55試合の出場歴を持つ鈴木は、2011年に水戸に加入。本人の意向により、入団当初は無報酬のアマチュア契約でプレーした。水戸で初のJ2リーグを戦ったが、これまで4年間で126試合に出場して24得点を記録。今季は33試合に出場して3得点を挙げていた。

以下、プロフィール
●鈴木隆行
(すずき・たかゆき)
■生年月日
1976年6月5日(38歳)
■身長/体重
182cm/75kg
■出身地
茨城県
■今季出場記録
J2:33試合3得点
天皇杯:2試合0得点
■通算出場記録
J1:108試合17得点
J2:126試合24得点
カップ戦:18試合4得点
天皇杯:23試合7得点

◆【水戸】元日本代表・鈴木が退団、引退も(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20141128-OHT1T50289.html

 J2水戸は28日、元日本代表FW鈴木隆行(38)が契約満了により今季限りで退団すると発表した。鈴木は「こういうことはプロである以上ついて回るもの」と現役続行に向け他クラブからのオファーを待つ意向。すでにJ3鳥取などが興味を示しているが、このまま引退する可能性もあるという。

 鹿島時代の00年にリーグ、ナビスコ杯、天皇杯の3冠獲得に貢献。日本代表では02年日韓W杯1次リーグ・ベルギー戦でつま先による同点ゴールを挙げ、日本のW杯初勝ち点(2△2)を導いた。米国2部・ポートランドに在籍していた10年限りで引退する予定だったが、11年3月の東日本大震災後、故郷・茨城県の水戸からオファーを受け現役続行を決意。予算の限られたクラブを助けるため初年度は無給で契約した。

 日本のほかブラジル、ベルギー、セルビア、米国と5か国10クラブでプレー。水戸ではチームの顔として積極的に活動し、若手からも慕われてきた。水戸は引退した場合にアンバサダーのポストを用意しており、沼田邦郎社長は「4年間の功績に感謝している」と話した。将来的には指導者を目指しており、現在はA級ライセンスの講習会に参加中。数年後にはJクラブの監督に就任できるS級ライセンスも取得見込みだ。日本代表の一時代を支えたストライカーの今後の動向に注目が集まる。

 ◆鈴木 隆行(すずき・たかゆき)1976年6月5日、茨城・日立市生まれ。38歳。日立工から95年に鹿島入団。日韓W杯での活躍が認められ、02~03年にベルギー1部のゲンクに移籍して欧州CLにも出場。J1通算108試合出場で17得点。J2通算126試合24得点。日本代表通算55試合11得点。182センチ、75キロ。

◆C大阪残留へ意地見せるか/C-鹿33節(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20141129-1402277.html

<J1:C大阪-鹿島>◇第33節◇29日◇ヤンマー

 14時キックオフ。

 【C大阪】J1残留に向け、1敗も許されない状況。逆転Vの可能性を残す鹿島相手にホーム最終戦を勝利で締めくくれるか。2トップには前節からFW起用されている南野と、永井が濃厚。今季アウェーでは快勝している相手だが、11年以降本拠で勝てていないだけに、先制点に期待がかかる。崖っぷちのC大阪がホームで最後の意地を見せ、最終節まで望みをつなぐ。

 【鹿島】3位鹿島が、逆転優勝とACL出場権獲得のため17位C大阪に引導を渡す。相手は負ければJ2降格のため必死だが、鹿島も勝ち点4差で追う首位浦和と同2差の2位G大阪に食らいつくため。負けられない。 3月23日の前回対戦は0-2。FWフォルランにリーグ初ゴールを許すなど今季初黒星を喫した。今回は途中加入のFWカカウの先発を想定しており、日本代表DF昌子は「当時と監督もメンバーもサッカーも違うので参考にならないけど、自分たちもあれから成長したところを見せて勝ち切る」と闘志を燃やした。昨季も第33節に長居で対戦した。FW大迫、MF中村のゴールで2-1で勝ち、最終節まで優勝の可能性を残した。背水の危険な相手だが、今季も再現して優勝争いを激しくさせる。

◆鹿島山本優勝争い初体験「雰囲気変わらない」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20141128-1402247.html

 鹿島DF山本脩斗(29)が、優勝争いを初めて体験している。

 今季、磐田から加入して左サイドバックのレギュラーに定着。ここまで32試合中30試合に先発出場し、首位浦和と勝ち点4差で3位につけるチームに貢献してきた。早大卒業後の08年から6シーズン所属した磐田では11年の8位が最高で「優勝争いは個人的に初めて。でも思ったより雰囲気は変わらないし、他力本願なので開き直って残り2試合を勝ちにいきたい」。29日のアウェーC大阪戦(長居)へ穏やかな表情で出発した。

◆鹿島植田先発復帰 C大阪容赦なくつぶす(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp1-20141128-1401793.html

 鹿島のU-21日本代表DF植田直通(20)が先発復帰する可能性が高まった。

 前節川崎F戦は出場停止だったが、紅白戦の主力組センターバックに日本代表DF昌子源(21)とともに入った。明日29日に敵地で対戦するC大阪にはMF南野ら世代別代表の同僚もいる。鹿島が勝てばC大阪を降格に追い込むことになるが「相手のことは関係ないし、うちが逆転優勝するためには勝つしかない」と容赦なくつぶしに行く。

◆鹿島、逆転Vへチーム一丸!DF昌子「残り2節は全部勝つ」(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20141129/jle14112905010001-n1.html

 鹿島は28日、29日のC大阪戦(アウェー)へ最終調整。他力だが優勝の可能性を残しており、日本代表DF昌子は「誰もあきらめていない。残り2節は全部勝つ」と力を込めた。相手も残留争いで勝利がほしいだけに「攻撃的な布陣で来るはず。耐えれば勝機はある」と自信を見せた。急性胃腸炎だった主将のMF小笠原も回復。一丸で勝利を狙う。 (鹿嶋市)

◆【J1第33節の注目カード C大阪vs鹿島】崖っぷちのC大阪が3位鹿島と激突…奇跡の残留に向けて強敵撃破なるか(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20141128/254290.html


J1残留に向けて後がないC大阪 [写真]=Getty Images


■セレッソ大阪 前節はJ2降格回避も依然として厳しい状況は変わらず

 J1残留を争う仙台との直接対決は3-3のドロー。白星を挙げることはできなかったが、2度のビハインドを負いながらも粘りを見せ、土壇場で引き分けに持ち込んだ。J2降格こそ回避できたものの、15位の清水も勝ち点1を積み上げたため、崖っぷちの状況は変わらず。しかも、残り2試合で4ポイント差をひっくり返さなければならず、今節の鹿島戦で敗れると、その時点でJ2降格が決定してしまう。また、勝利を収めた場合でも、清水や14位仙台が勝利してしまうと、16位以下が確定するという非常に厳しい状況にある。

 今節の対戦相手である鹿島には、昨シーズンのホーム最終戦で敗れてリーグ優勝の可能性を断たれるなど、相性はあまり良くない。2011年から2013年まではリーグ戦で6連敗を喫した。しかし、今年3月に行われた第4節では、長谷川アーリアジャスールの移籍後初得点、ディエゴ・フォルランのJ初ゴールにより2-0で勝利。近年の苦手意識は払拭できつつある。それだけに、2010年以来の本拠地でのリーグ戦白星で最終節まで望みをつなぎ、逆転でのJ1残留を達成したい。

 南野拓実を前線で起用し始めてから、練習試合や前節の仙台戦で複数得点を記録するなど、攻撃力や連動性が向上している。また、カカウが練習をフルにこなしていることに加え、前節でベンチ外となっていたフォルランも状態は上向き。彼らの起用法もカギを握りそうだ。その一方で、守備は2試合連続で3失点を献上。課題の残るディフェンス面を改善できない限り、勝利を引き寄せることはできない。守備陣をはじめ、チームとしてのディフェンスに期待したいところだ。(totoONE編集部)

■C大阪予想スタメン
4-4-2
GK
キム・ジンヒョン
DF
酒本憲幸
染谷悠太
山下達也
丸橋祐介
MF
長谷川アーリアジャスール
扇原貴宏
杉本健勇
楠神順平
FW
カカウ
南野拓実


■鹿島アントラーズ 小笠原のフィジカル面に不安、若手の奮起が求められる

 前節の結果によって首位浦和との勝ち点差が「4」に縮まり、2007年シーズンの再現となる逆転優勝も視野に入ってきた。一戦必勝、勝利を重ねていくことができれば奇跡の再現があるかもしれない。

 今節の対戦相手となるC大阪とは近年相性が良く、かつては苦手としていたはずの長居でもリーグ戦では3連勝中と結果を残している。ただ、首の皮一枚で残留の可能性を残している相手は死に物狂いでくるはず。優勝と残留、互いに目指すものは違えど勝利が必要なことに変わりはなく、激しい試合になるだろう。

 前半戦での対戦では、2-0でC大阪が勝利を収めたが、内容的には鹿島の自滅に近かった。前節の川崎戦もミスは多かったものの、コンパクトな布陣を保ったことで相手にもミスを誘発させた。さらに、遠藤康が良い時間帯に先取点を奪ったことで主導権を握ることができた。今回もコンパクトな布陣を敷くことが、勝ち点3獲得のカギとなるだろう。

 ただし、前節で急性胃腸炎により途中交代を強いられた小笠原満男の状態は気掛かり。体調不良がどこまで回復しているかが懸念される。負傷していたルイス・アルベルトは戦列に戻ってきたものの、ハードなプレーでカードをもらいやすく、復帰したばかりのため体力的な不安は拭えない。仮に小笠原の状態が万全でなければ、鹿島の大きな戦力ダウンは免れない。真の意味で若い選手たちがチームを引っ張る必要がある。(totoONE編集部)

■鹿島予想スタメン
4-2-3-1
GK
曽ヶ端準
DF
西大伍
植田直通
昌子源
山本脩斗
MF
柴崎岳
小笠原満男
遠藤康
土居聖真
カイオ
FW
赤崎秀平

◆【J1:第33節 C大阪 vs 鹿島】プレビュー:『絶対残留』のためにホーム最終戦勝利を誓うC大阪、『王座奪還』へ可能性を残す鹿島と対戦(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00182243.html

11月29日(土)J1 第33節 C大阪 vs 鹿島(14:00KICK OFF/ヤンマー)
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J1への『絶対残留』が至上命題の17位C大阪と、2009年以来となる『王座奪還』を目指す3位鹿島が、この第33節で顔を合わせる。それぞれの目標まで、残り2試合で、勝点4差。ともにこの一戦は、負ければ、そこで可能性が潰えるだけに、互いの道を最終戦までつなげるべく、まさに生き残りをかけたサバイバルマッチとなる。

開幕前の期待が大きかっただけに、本当につらい、苦しい、はがゆいシーズンとなったC大阪。昨シーズン4位、ACL出場圏獲得に貢献した主戦力をベースに、フォルランというビッグネームの獲得などで脚光を浴び、初タイトル奪取を狙ったはずが、2度の監督交代をはじめ、様々な困難にぶち当たって、気づけばJ2降格圏。前々節、甲府に1-3と完敗し、崖っぷちの状況に追い込まれた。そのなかで、約3週間の中断期間を挟んで臨んだ前節の仙台との残留争い直接対決では、3-3のドロー。前半に2点のリードを奪われながら、杉本健勇と永井龍という生え抜き攻撃陣のゴールで追い付くと、再度突き放されながらも、終了間際にカカウの起死回生同点弾で、J1残留へ、首の皮1枚、かろうじてつながった。ただ、鬼門、ユアテックスタジアム仙台でなんとかもぎとった勝点1を、最後の2試合、2連勝へのきっかけにしたいところだ。

「個人的にも、C大阪としても、今回、非常に多くの学びがあった。今回得た学びは、将来の選手たちの、将来のクラブの、発展や成長のために、J1に残ってこそつなげられると思うので。そういう意味では、僕は落としたらあかんなと思いますし、是が非でも2勝して、J1に残すことしか考えていない」というのは、今季9月、大熊裕司監督就任後から現場復帰した小菊昭雄コーチ。1998年からC大阪に携わり、育成のコーチ、スカウトを経て、レヴィー クルピ監督時代にはコーチとして、長年クラブを支え続けた名参謀は、J1に残る意味を痛感する。
「選手はいろんな苦労をしながらも、大熊監督のもとで、いろんなことを整理できたり、新たな学びを得て、日に日に成長しているなと感じています。取り組みも、すごく前向きにやっていますし、すごく活発に毎日トレーニングできています。今は厳しい状況のままですが、選手たちもいい雰囲気でトレーニングをできていますし、もちろん、危機感を持っていますが、選手たちはやってくれると思いますし、2連勝した暁には、そういういいこと(J1残留)が起こると思うので、それを信じて、この2試合、やるしかない」。
そう、C大阪は、もうやるしかない。Jリーグのトップステージでの戦いを、ここで途切れさせるわけにはいかない。その想いの強さを鹿島に、この2試合にぶつけなければ、明日はない。

ただ、鹿島としても、譲れないものがあるだろう。第27節、第28節で連敗し、その後も首位の浦和に勝ちきれず、 リーグ優勝は厳しい状況かと思われたが、ここに来て2連勝と盛り返し、再び頂点にたどりつける可能性を自ら引き寄せた。そして、07年のときのような、最終節での逆転優勝達成のためには、こちらも2連勝あるのみ。柴崎岳、赤崎秀平、昌子源、土居聖真といった若手、西大伍、遠藤康ら中堅、曽ヶ端準、小笠原満男といったチームを支え続けたベテランが一体となっている、トニーニョ セレーゾ監督率いる鹿島。開幕前は大迫勇也(現:1.FCケルン/ドイツ)が海外移籍した影響を不安視されたなか、その前評判を覆すべく、目指すは勝利、そして王座奪還。そのために、ここで引くわけにはいかない。

今季の対戦では、C大阪がアウェイで鹿島に2-0と勝利。フォルランのリーグ戦初ゴールが生まれたのも、この一戦だった。果たして、C大阪がホームでも凱歌を上げるのか。それとも、鹿島がC大阪戦アウェイ連勝を4に伸ばすのか。C大阪にとっては、これが今季ホーム最終戦。この1年で、リーグ戦でのホーム戦勝利は16戦中わずか4勝と、サポーターと喜びを分かち合うことさえ、なかなかできなかった。特に第31節甲府戦での惨敗後は、チームもサポーターもショックを隠しきれなかった。それだけに、「甲府戦のときにはホームであんな負け方をして、本当に申し訳なかったし、自分たちもむっちゃ悔しかった。しっかり最後はホームで勝って、次につなげたい」と丸橋祐介。ホームでの借りは、ホームで返す。「長居のスタジアムで、サポーターと一体となって勝ちたい」と藤本康太も言うように、C大阪ファミリーが1つになって強敵・鹿島に立ち向かっていくことが、J1残留への一筋の光となるはずだ。思えば、昨シーズンのホーム最終戦となった第33節では、同じ大阪長居スタジアム(現ヤンマースタジアム長居)にて、鹿島の前に惜敗し、初優勝の望みが完全に絶たれた。もちろん、当時と今では状況は違うものの、これまで長居の地で幾多の苦杯をなめさせられた相手に、ここでまた屈するわけにはいかないC大阪。今こそ桜色の戦士たちの意地を見せるときだ。

以上

2014.11.28 Reported by 前田敏勝

2014年11月28日金曜日

◆北九州、鈴木修や下村ら6選手と契約せず(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20141127/jle14112717550013-n1.html

 J2北九州は27日、MF鈴木修人(29)、MF下村東美(33)ら6選手と来季の契約を結ばないと発表した。(共同)

◆扇原、杉本、丸橋らC大阪主力流出危機(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp1-20141127-1401380.html



J2降格の危機に直面しているC大阪が26日、FW杉本健勇(22)が川崎Fから正式にオファーを受けていることを認めた。宮本強化本部長は「私たちの気持ちは伝えてある」と話し、全力で慰留に努める方針だ。今季30試合5得点、成長株の杉本は「残留することが第1なんで、オファーとかは気にせずに目の前の試合に集中するだけ」と話すにとどめた。交渉次第では退団の可能性はある。

 さらに主力組では杉本と同じ下部組織出身のDF扇原貴宏(23)が神戸から、DF丸橋祐介(24)が鹿島から正式にオファーを受けている。仮にJ2に降格すると、W杯ブラジル大会日本代表の山口蛍(24)や、19歳のエース候補FW南野拓実ら主力組の大量流出の危険性もある。

 次節敗れれば降格、勝利しても14位仙台と15位清水が残り2試合で1勝でも挙げれば降格が決定する。危機的状況に宮本氏は「(選手は)追い剥ぎ状態。オファーは殺到している」と頭を抱えた。

 現在はJ1残留に向けて全力を注ぐ選手たちだが、今後の決断に注目が集まる。選手の正式な契約交渉は12月6日の最終節後の予定。【小杉舞】

◆シャルケ内田“冬バージョン” 幻冬舎文庫ポスター(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/11/28/kiji/K20141128009362820.html



 幻冬舎文庫の14年イメージキャラクターを務めているシャルケの日本代表DF内田が、冬バージョンに“変身”する。

 同社の冬の文庫が発売となる12月5日から、冬の装いで店頭などのポスターに登場。同時にグッズなども販売される予定だ。サッカー選手が幻冬舎のキャラクターに選ばれたのは内田が初めて。来年3月まで店頭に飾られる可能性もあるという。

◆内田のシャルケは自力での16強入り消滅(トーチュウ)


http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/soccer/news/CK2014112702000204.html

◇欧州CL・1次リーグ第5節 チェルシー5-0シャルケ

 シャルケはホームながら同組トップのチェルシーに大敗。自力での16強入りがなくなり、ディマティオ監督もショックを隠せず、「次の試合のことを考えなければ」と語るのが精いっぱいだった。

 強豪相手に完全に腰が引けていた。「そんなに怖がらなくてもよかった。自滅した感じ」と内田。開始早々にCKから失点したのをはじめ、前半だけで3失点、試合はほぼ決した。内田自身は左サイドを狙ったベルギー代表FWアザールにしっかり対応。巧みな位置取りで何度となく突破を阻んだが、孤軍奮闘の感は否めず、チームは後半も失点を重ねた。

 「全然ボールが回らなかったし、みんないらいらがたまったと思う」と内田。シャルケは来月10日の1次リーグ最終戦でマリボルに勝利、スポルティングがチェルシーに敗れるのを待つしかなくなった。

◆惨敗嘆く内田「前半で試合が終わった」(デイリー)


http://www.daily.co.jp/soccer/2014/11/27/0007537077.shtml



 「欧州CL・1次L、シャルケ0-5チェルシー」(25日、ゲルゼンキルヘン)

 G組のチェルシー(イングランド)は内田篤人(26)がフル出場したシャルケ(ドイツ)に5-0で圧勝し、勝ち点11の1位で16強入りした。シャルケは同5で3位。

 シャルケは前半だけで3失点し、ホームで惨敗。内田は「前半で試合が終わってしまった」と嘆いた。これで自力での1次リーグ突破はなくなった。ほとんど好機がなく、前半に内田が絡んだ右サイドからの攻撃でシュートがクロスバーに当たったのが数少ない決定機。内田は「全然ボールが回らなかったし、みんないらいらがたまったと思う」と険しい表情だった。

◆【欧州CL】内田、アギーレ御前で奮闘も完敗「自滅」(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/world/20141126-OHT1T50315.html

 ◆欧州CL ▽1次リーグG組 シャルケ04 0―5チェルシー(25日・シャルケ)

 シャルケ04(G組)のDF内田篤人(26)は、ハビエル・アギーレ日本代表監督(55)が視察に訪れたチェルシー戦にフル出場したが、0―5で大敗した。チェルシーとH組のSドネツクが新たに16強進出を決めた。

 12年5月にチェルシーの暫定監督としてCL優勝に導いたディマッテオ監督が指揮官就任後、4連勝していたホームで初黒星。開始2分に左CKから失点し、前半だけで3失点。内田は「自滅から入った感じ。チェルシーってこと、俺らが意識しちゃってんじゃない? そんなにビビんなくてもよかったのに」と歯がゆさをあらわにした。

 視察したアギーレ代表監督(55)の前で孤軍奮闘。好機に絡み、ベルギー代表MFアザールから何度もボールを奪い、仕事をさせなかったが「裏へ行けるチャンスに全然ボールが出てこなかった。イライラはみんなたまっていた」。2位スポルティングに勝ち点2差の3位。自力での16強進出はないが、12月10日のマリボル(スロベニア)戦(アウェー)は勝つしかない。

◆町田、相馬直樹監督と契約更新…J2復帰逃すも「方向性は築けた」(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20141127/253944.html

町田との契約更新が発表された相馬直樹監督 [写真]=Getty Images


 J3のFC町田ゼルビアは27日、相馬直樹監督との契約更新で合意し、2015年シーズンも引き続き指揮を執ることが決まったと発表した。

 相馬監督は1971年生まれの43歳。早稲田大学出身で、現役時代は鹿島アントラーズや東京ヴェルディ1969(当時)、川崎フロンターレでプレーした。日本代表としても活躍し、国際Aマッチ58試合4得点を記録。1998年のフランス・ワールドカップに出場した。

 引退後は2008年から2009年まで川崎のU-18でアドバイザーコーチを務め、2010年に町田、2011年から2012年4月までは川崎を率いた。2013年はモンテディオ山形でヘッドコーチを務め、今シーズンから町田の監督に復帰。20勝8分け5敗の勝ち点68で3位に終わり、J2復帰を逃した。

 契約更新にあたり、クラブは公式HPで以下のように説明している。

「今シーズンは3位という結果に終わり、J2昇格をご期待頂きました皆さまには、本当に申し訳なく思っております。しかしながら、クラブとして今年度を総括した結果、J2に復帰しても1年で降格しない土台作りをしながら昇格を目指した中で、方向性は築けたと判断しました。2014年の積み重ねの上で、来年のJ2昇格につなげるためにも、相馬監督に引き受けて頂きました。ファン・サポーターの皆さま、パートナー企業の皆さまにおかれましては、今後ともクラブへのご愛顧とご支援を賜れますよう、何卒よろしくお願い申し上げます」

◆鹿島バスケ練習で昌子ご満悦「俺が一番」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp1-20141127-1401369.html

 鹿島は逆転Vへ3点シュート? 最大風速13メートルの予報が出た暴風雨の影響で26日は、通常練習が中止となりバスケットボールを行った。

 急きょ体育館を借りて3点シュート縛りの試合を実施。優勝争いの佳境で異例だが、29日のC大阪戦へ体を動かしてリフレッシュできた様子。鋭い動きを見せた日本代表DF昌子源(21)は「俺が一番うまかったわ」とご満悦だった。

2014年11月27日木曜日

◆地元紙:チーム大敗も「内田は絶対的な献身ぶりを見せた」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?152350-152350-fl



チーム平均以上ながらも低めの採点

 シャルケは25日、チャンピオンズリーグ(CL)・グループG第5節でチェルシーと対戦し、0-5と大敗を喫した。地元メディアはフル出場したDF内田篤人のプレーに低い採点をつけたが、一部では日本代表右サイドバックの姿勢がたたえられている。

 チェルシーDFジョン・テリーが前半2分にCKからのヘディング弾を決め、開始早々追いかける展開となったシャルケ。前半のうちにMFウィリアンのゴールとMFヤン・キルヒホフによるオウンゴールで3点ビハインドとなり、勝負がほぼ決まってしまった。

 後半にもチェルシーの勢いは止まらず、それぞれ途中出場したFWディディエ・ドログバとMFラミレスがゴールを追加。ベルティンス・アレーナでは試合終了を待たずに多くの観客がすでに立ち去っていたが、居残った一部ファンからは終了のホイッスルと同時にホームチームに激しいブーイングが浴びせられた。

 地元メディアはこの一戦のシャルケに対し、厳しい評価を下している。『レヴィアシュポルト』(チーム平均点5.1)は、内田のプレーにFWエリック・マキシム・シュポ・モティン(4)に次ぐチーム2位タイの4-(マイナス)をつけ、次のような寸評を記した。(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)

「”シュポ”とともに、優位に立つ相手に対して少しでも立ち向かう姿勢を見せた唯一のシャルケ選手。絶対的な献身ぶりだった」

『ベストドイチェ・アルゲマイネ』(チーム平均点5.33)は内田のパフォーマンスに5をつけた。プレーについてはこうコメントしている。

「日本人選手は(チームメートの)愚かなボールロストからのカウンターを何度か阻止することを強いられた。また彼は、チームにかかる重圧を軽減させようと頑張った。だが、0-1(2分)につながるCKの前には攻撃でボールを失っている。終盤には抵抗を完全に諦めた」

 ロベルト・ディ・マッテオ体制となってからホームでの強さを見せていたシャルケだが、この大敗によりCLではグループステージ突破に向けて苦境に立たされた。ブンデスリーガでは29日にマインツをホームに迎えるが、チームには奮起が求められる。

◆内田5失点大敗に嘆き「びびらなくてもよかった」 攻守に奮闘も(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/11/27/kiji/K20141127009356480.html

欧州CL1次リーグG組 シャルケ0―5チェルシー (11月25日)



 孤軍奮闘も実らなかった。右サイドバックでフル出場したシャルケの日本代表DF内田は後半9分にオーバーラップからニアサイドに絶妙のクロス。後半27分には相手MFアザールのフェイントを読み切り、ボールを奪った。

 22日の国内リーグ・ボルフスブルク戦から中2日。過密日程の中で攻守に存在感を示したが、開始2分に先制を許すなど0―5で惨敗し「自滅した感じ。俺らが“チェルシー”を意識しすぎた。びびらなくてもよかったのに…」と嘆いた。

 5日の前節スポルティング戦に続く連敗でG組の3位に後退。ホームの大観衆から強烈なブーイングを浴びた。ディマッテオ監督就任後の公式戦ホーム連勝も4でストップ。内田は「ブンデスでは内容が悪くても結果を残せていたけど、こういう相手には難しい」とプレミアリーグ首位との力の差を痛感していた。

 決勝トーナメント進出を懸けた1次リーグ最終戦は12月10日のマリボル戦。勝って、スポルティングがチェルシーに敗れれば2位が確定する。自力突破は消滅したが、3季連続の決勝トーナメント進出の可能性は少なくない。

◆[CL]ホームで5失点…「そんなにビビらなくても」内田は“名前負け”悔やむ(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?152347-152347-fl



[11.25 欧州CLグループリーグ第5節 シャルケ0-5チェルシー]

 日本代表DF内田篤人の所属するシャルケ(ドイツ)は、ホームでチェルシー(イングランド)に0-5で完敗した。内田はフル出場したが、勝利には貢献出来ず。シャルケはグループ3位に転落した。

「まあ、自滅から入った感じはある。ブンデスリーガでゲーム悪くても結果が取れてた試合もあったけど、やっぱりこういう相手だとなかなか」。ブンデスリーガ公式サイト日本語版によると、内田らしく、淡々と試合を振り返った。

 シャルケは開始2分に先制点を許し出はなをくじかれると、同29分、同44分に失点。後半に入っても2失点と効率よく得点を許し、完敗した。

 ホームで5失点。内田は「そんなに激しくなかったと思うけど。だから…チェルシーってことなんじゃないかと。俺らが意識しちゃってたんじゃないかな、そんなにビビらなくてもよかったのに」と名前負けを悔やんだ。

◆鹿島非公開練習でバスケ…足使えず四苦八苦(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20141126-1401331.html



 歴代最多16冠のアントラーズが、バスケットボールに進出? 鹿島は26日、茨城・鹿嶋市内の体育館で非公開練習を行った。カーテンで隠された中で繰り広げられていたのはバスケット。午後2時からクラブハウスで行うはずだった通常練習が激しい風雨のため室内に変更となり、近隣のスポーツ施設を急きょ借りた。

 普段と同じ練習着でサッカーボールを使用。「3点シュート縛り」で試合は行われた。もちろん足は使えず、手でボールをさばくのに四苦八苦。サッカーでは屈指のテクニシャン、MF小笠原やMF柴崎が下手投げでリングを狙うなど珍しいショット連発となった。

 その中で高い身体能力を見せたのが、DF青木とDF昌子。普段はシュートを打つ機会が少ないが、この日は3点シュートを次々とネットにくぐらせた。最後は、決めた選手から練習が終わる「決め上がり」を実施。いつもは足で行っていて早々に終わることも多いが、この日は3点シュートラインから打てども打てども入らず…。普段の倍? ほどの時間をかけて、何とか全員がクリアした。本業では首位浦和と残り2試合で勝ち点4差の3位。優勝争いの佳境で異例の水入りとなったが、29日のアウェーC大阪戦(長居)へ向けてリフレッシュできた?

2014年11月26日水曜日

◇C大阪扇原、29日鹿島戦「チャンスある」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20141125-1400869.html



 C大阪のDF扇原貴宏(23)が25日、大阪市内での練習後、29日の今季ホーム最終戦となる鹿島戦に向け、勝利を誓った。

 前節の仙台戦では土壇場で追い付き、粘りを見せたが「結局勝てなかったんで。勝ちしか意味がなかった。引き分けたことが明るい材料というわけではない」と厳しい表情。

 次節は黒星で降格が決定。勝ったとしても、14位仙台と15位清水が残り2試合で1勝でも挙げると勝ち点で及ばない。「他力なところもあるけど、自分らは自分らが勝つことだけ考えないと」と話し、「仙台戦の後半のようなサッカーをすれば鹿島にも勝てるチャンスはあるはず」と気持ちを奮い立たせていた。

◆興梠 別メニューで練習再開 28日に鳥栖戦の出場判断(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/11/26/kiji/K20141126009351790.html

 右腓骨(ひこつ)骨折のケガを押してG大阪戦で強行出場した浦和FW興梠は全体練習には参加せずに別メニューで練習を再開させた。

 強行出場の影響で患部に炎症が見られるなど症状は悪化。別メニューでの調整を続け、29日の鳥栖戦の出場可否については試合前日の28日に判断するという。

◆[CL]内田フル出場のシャルケは5失点大敗…チェルシーが首位通過決める(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?152308-152308-fl



[11.25 欧州CLグループリーグ第5節 シャルケ0-5チェルシー]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は25日、各地でグループリーグ第5節1日目を行い、DF内田篤人の所属するシャルケ(ドイツ)はホームでチェルシー(イングランド)と対戦し、0-5で敗れた。内田はフル出場したが、5失点の大敗。チェルシーは最終節を残して首位通過を決めている。

 勝てばグループリーグ突破が決まるチェルシーは前半2分、MFセスク・ファブレガスの左CKにDFジョン・テリーが頭で合わせ、いきなりの先制点。出はなをくじかれたシャルケも前半13分に内田の攻撃参加からFWクラース・ヤン・フンテラールにつないでMFエリック・マキシム・シュポ・モティングがミドルシュートを狙うが、シュートはDFの足に当たってコースが変わり、クロスバーを直撃した。

 チェルシーは前半29分、MFエデン・アザールの縦パスからセスクを経由し、MFウィリアンがアザールとのワンツーでPA内に進入。ウィリアンの右足シュートはGKの脇を抜け、追加点となった。同44分にもセスクの左CKがMFヤン・キルヒホフのオウンゴールを誘い、3-0。前半だけで勝負を決定づけた。

 後半開始からキルヒホフに代えてMFクリスティアン・クレメンスを投入したシャルケも内田が再三の攻撃参加を見せるなど反撃に出る。後半9分には内田の右クロスにクレメンスがヘディングで合わせるが、GKティボー・クルトワがセーブ。すると、シャルケの攻勢にも落ち着いて対応していたチェルシーはシンプルな速攻からダメを押した。

 後半31分、自陣からのセスクの縦パスに抜け出したウィリアンがGKを引き付け、横パス。これを途中出場のFWディディエ・ドログバが難なく押し込んだ。2分後の33分にはドログバの左クロスから同じく途中出場のMFラミレスがヘディングシュート。あっという間の連続ゴールで5-0と突き放した。

 試合はそのまま終了。文句なしの完勝でチェルシーがグループリーグ突破を決め、首位も確定させた。シャルケはホームで5失点の完敗。グループリーグ突破の行方は最終節へもつれ込んだ。

◆CL特別番組に内田が登場、世界でも注目高まる(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?152289-152289-fl



 アディダス公式YouTubeチャンネルで放送中のUEFAチャンピオンズリーグスペシャル番組『gamedayplus』にシャルケの日本代表DF内田篤人が登場している。

 24日より公開されている動画の中でインタビュアーの質問に「ボールを持ったらうまく攻撃を組み立てたり、守備で自分の役割をしっかり全うしたいということを意識している」と話す内田は「DFとして自分の背後は取られたくないというのは常に意識してサッカーをしています」と、右サイドバックとしてまずは守備を重視するスタンスを強調している。

 シャルケのライバルであるドルトムントに所属するMF香川真司についても聞かれ、「プレーはやっぱりピカイチですし、ライバルチームの選手として負けたくないというのはあります。ま、仲はいいということで」と笑顔で応じていた。

 25日のグループリーグ第5節でホームにチェルシーを迎えるシャルケ。決勝トーナメント進出に向けて重要な一戦となるが、海外でも内田への注目度は高まっている。この試合に内田は新しく生まれ変わったスパイク「pathiqe 11pro」を履いて臨む予定。攻守に貢献する日本代表右サイドバックの足下にも注目だ(「pathiqe 11pro」の詳細はこちら)。

◆シャルケの内田が自身のプレースタイルを解説「自分の裏は取られたくない」(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/world/cl/20141125/253348.html



CLのスペシャル動画に出演した内田は自身のプレースタイルについて言及した

 シャルケ所属の日本代表DF内田篤人が、アディダスが制作するCHAMPIONS LEAGUEのスペシャル動画『gamedayplus』に登場。自身のプレースタイルについて解説した。

 動画内で単独インタビューに応じた内田は、守備をしながら、スピードを発揮できる理由について質問されると、「DFとして自分の裏は取られたくないので、ボールを奪われた時はカウンターを食らわないように自分がすぐに(自陣に)戻ることは常に意識している」と回答。攻守の切り替えを念頭に置いてプレーしていることを明かした。

 さらに、シャルケのライバルクラブであるドルトムントに所属する香川真司については「高校の時からずっと仲が良いが、ライバルクラブ選手としては負けたくない」と本音を語っている。

『gamedayplus』は「adidas Football」の公式YouTube(http://youtu.be/nrXbmdPKMW4)で公開。同動画にはバイエルン所属のバスティアン・シュヴァインシュタイガーも出演し、新スパイクの性能解説などのコンテンツも公開している。

◆鹿島は最強攻撃力 18チーム中トップ60発(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp1-20141125-1400553.html



<データが語るJリーグ>

 今季の鹿島は、リーグ最強の攻撃力を誇る。60得点は18チーム中トップ。2番目に多いG大阪(56得点)に4ゴールの差をつける。チーム最多10得点のFWダビが10月に負傷離脱したものの、前節22日の川崎F戦ではMF遠藤が自身初のシーズン2桁得点をマーク。ゴールを決めた計15選手のうち、新加入の外国選手を含め10人が「J1シーズンベスト」を達成だ。

 今季は昨季のチーム得点王、FW大迫(19得点)がドイツに移籍し、得点減が心配された。だが、26歳の遠藤の他にMF土居が8点、MF柴崎が5点と、22歳コンビが自身の年間最多記録を更新し、23歳の新人FW赤崎も3点を挙げるなど若手がその穴をカバー。2試合を残して昨季の60点に並び、首位浦和に勝ち点4差で優勝の可能性も残す。

 このまま年間最多得点をキープすれば、97年以来、チーム17年ぶり。最多7度のリーグ優勝を誇る名門としては意外なブランクだが、世代交代が着実に進んでいる今季を象徴するような記録となる。シュート数も486本で、2番目に多い川崎F(389本)におよそ100本の大差をつけてトップ。その圧倒的な攻撃力を武器に奇跡の逆転優勝なるか。【石川秀和】

2014年11月24日月曜日

◆浦和 興梠に第1子長女誕生(デイリー)


http://www.daily.co.jp/newsflash/soccer/2014/11/23/0007527945.shtml



 J1浦和が23日、FW興梠慎三に第1子となる長女が誕生したと発表した。母子ともに健康という。

 興梠はクラブを通じ「新しい家族が増えたことを幸せに思いますし、妻に感謝しています」とコメント。今後へ「今まで以上に責任感を持って、サッカーに取り組みたいと思います。チームに貢献できるように、これからも頑張ります」と誓った。

 興梠は10月26日の鹿島戦で右足腓(ひ)骨を骨折。勝てば優勝を決められた11月22日のG大阪戦の直前に全体練習に復帰し、ベンチ入りした。G大阪戦には後半44分から途中出場した。

◆内田、ケガの影響なし…フル出場でホーム4連勝貢献(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/11/24/kiji/K20141124009341610.html

ブンデスリーガ第12節 シャルケ3―2ボルフスブルク (11月22日)



 シャルケの日本代表DF内田はホームのボルフスブルク戦にフル出場し、チームのホーム4連勝に貢献した。相手守備陣は3戦連続で完封中だったが、攻撃陣が果敢に攻め続けて3得点。後半ロスタイムには内田も決定機を得たが、惜しくもゴールにはならなかった。

 今月、初招集されたアギーレジャパンでは負傷していた右膝の不安もあり、2戦目のオーストラリア戦の出場を回避していた。だが、この日はケガの影響を感じさせなかった。

◆独メディア採点、フル出場の内田に「いつものように模範的だった」(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/world/ger/20141123/252859.html


ヴォルフスブルク戦にフル出場し、勝利に貢献したシャルケDF内田篤人 [写真]=Bongarts/Getty Images


 ブンデスリーガ第12節が22日に行われ、日本代表DF内田篤人のシャルケはホームでヴォルフスブルクと対戦。25分までに一挙3得点を奪ったシャルケが、追いすがるヴォルフスブルクを振り切り、3-2で勝利した。

 試合後、地元メディアは各選手の採点と寸評を掲載。フル出場を果たした内田は、以下のように記されている。(1が最高、6が最低)

『レヴィーア・シュポルト』
採点:3+
寸評:DFクリスティアン・フクスと共に、3バックと5バックを形成するため何度も往復した。彼のプレーはいつものように模範的だったが、ポジショニングミスを犯したためMFイヴァン・ペリシッチにヴォルフスブルク最初のチャンスを作られてしまった。終盤での彼の働きはゴールドの価値があり、相手の攻撃を絶え間なく食い止め、ボールを素早く前線に送っていた。終了間際の得点チャンスは残念ながら実らなかった。

『デア・ヴェステン』
採点:3.5
寸評:チーム戦術に変更があると、この日本人は時々間違ったプレーをしてしまう。試合の序盤は、5バックの一員としてのポジショニングにところどころ誤りがあった。18分、MFペリシッチをゴール前まで侵入させたのは完全なるミス。シャルケがボールを持っている時、彼は何度か監督のいるベンチに目をやり、ロベルト・ディ・マッテオの指示を受けていたが、そのおかげで前半の終了間際になってようやく自分を見つけたようだ。後半に入ってから、ファンは“本当の”内田を見ることができた。ロスタイムに入った93分、ビッグチャンスを逃している。

◆J1第32節ノミネートゴール、鹿島MF遠藤康らの得点が選出(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20141123/252929.html

 Jリーグは22日、J1第32節のノミネートゴールを発表した。

 J1第32節のノミネートゴールは以下の通り。

遠藤康(鹿島アントラーズ)11月22日 川崎フロンターレ戦(45分)
ハモン・ロペス(ベガルタ仙台)11月22日 セレッソ大阪戦(88分)
レオ・シルバ(アルビレックス新潟)11月22日 FC東京戦(69分)

 各節のノミネートゴールは、インターネットでのファン・サポーターによる一般投票で決定。各節ごとに3ゴール選出される。また、スポーツ・サッカーメディア関係者からの推薦によるノミネートゴールも選ばれ、全ノミネートゴールからJリーグ選考委員が月間ベストゴールを決める。なお、月間ベストゴールを対象に、表彰選考委員会により最優秀ゴール賞が決定され、2014Jリーグアウォーズで発表・表彰される。

◆【J1:第32節 鹿島 vs 川崎F】レポート:コンパクトな中盤で相手の特長を封じた鹿島が、遠藤・赤崎の得点でホーム4試合ぶりの勝利をあげ逆転優勝への望みを繋ぐ!(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00182038.html

11月22日(土) 2014 J1リーグ戦 第32節
鹿島 2 - 1 川崎F (14:04/カシマ/20,261人)
得点者:45' 遠藤康(鹿島)、53' 赤崎秀平(鹿島)、90'+1 レナト(川崎F)
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他力本願とはいえ優勝の可能性が残されているとき、若いチームの試合への臨み方は難しい。必要以上のプレッシャーを感じてよそ行きのプレーが増えたり、あるいはアグレッシブな姿勢が消えてプレーが縮こまってしまうことは容易に想像できる。ましてや3週間ぶりの実戦である。通常では考えられないような内容に終始してもおかしくはない。しかし、この日の鹿島は違った。この試合ですべてを出し切ることだけに集中していたチームは、多少のアクシデントにも揺らぐことなく、見事な試合内容で勝点3を得た。

序盤から鹿島は積極的に試合を運んでいく。相手が最終ラインからビルドアップするのを見越して高い位置からプレスをかける。DFラインも勇気を持って高い位置をキープしてコンパクトな布陣を保つと、川崎Fはなかなか効果的な崩しを見せられない。[4-1-4-1]の布陣を早々に諦めて[4-4-2]に変更した。ただ、鹿島も試合勘が無いせいか相手のミスから奪ったボールを簡単に失ってしまう。パスのテンポも上がらずドリブルで仕掛ける場面が多くなると試合は時間の経過と共に膠着していった。

ところが45分、川崎Fの守備が一瞬崩れたところを見逃さなかった柴崎岳が、ゴール前の遠藤康に縦パスを当てる。すると、遠藤は体を当てに来たDFを逆に弾き返し、迷いなく左足を振ると、ふわりとしたシュートが西部洋平の頭を越えてネットを揺らし、鹿島が良い時間帯で先制点を奪った。

後半、川崎Fは福森晃斗に代えて森谷賢太郎を投入。右サイドにいたレナトを本来の左に戻し、左SBに下がった登里享平と連動した攻撃を仕掛けようとする。しかし、鹿島がコンパクトな布陣を保つため、なかなか左から攻められない。逆に、高い位置でボールを奪った鹿島が立て続けにチャンスを迎えると、53分には西大伍のクロスから赤崎秀平がヘディングシュートで追加点。
「この試合で点を取るのは特別な意味があるので嬉しかった。フロンターレとアウェイでやったときは出られず悔しい思いをした。やはりピッチに立って挨拶したかった」
アウェイでの川崎F戦には出場できなかった赤崎にとっては、大学時代の恩師である風間八宏監督に痛烈な恩返しとなる追加点をあげた。

途中、前夜から急性胃腸炎で嘔吐を繰り返すなど体調不良だった小笠原満男が交代するアクシデントに見舞われるも、選手たちは慌てることなくゲームを締める。替わりに出場したルイス アルベルトがCBの間に入ってゴール前のスペースを消し、相手にチャンスを与えない。アディショナルタイムにレナトのFKから1点を返されたものの、ほとんど相手に得点機をつくらせない内容でホーム4試合ぶりの勝利をあげた。

「誰が試合に出るのかを決めて準備するのは自分なのですが、やるのは選手です。選手たちが良い心理状態で試合を迎えなければならないし、試合中もそういう風にしていかないといけない」
試合後、そう語ったトニーニョ セレーゾ監督。見事なチームマネジメントで選手の集中力を引き出した。残り2試合は残留がかかったC大阪と、同じく優勝の可能性を残している鳥栖。どちらも難敵だが、今回と同じような準備ができれば自ずと結果はついてくる。
「どういう状況に今後なっていこうとまず自分たちの目標がある。それが3位なのか、2位なのか、1位で終わるのかわからないが、まず自分たちが勝たないといけないという状況がある。そのあと12月6日の試合の最後の笛のときに、自分たちの努力が結果として表れたらな、と思ってます」
この監督の言葉を信じて残り2試合を戦っていきたい。

逆にフロンターレはこれで3連敗。シーズン終盤の大事なところで主力に怪我人が出たとは言え、前半戦で大敗したチームとは完全な別チームになってしまっていた。
「やっぱり何でもないミスをあれだけ犯してしまうとこういう試合になる」
風間監督の表情はどこか寂しげだった。

以上

2014.11.23 Reported by 田中滋

2014年11月23日日曜日

◆宮内選手 Jリーグ・アンダー22選抜メンバー選出のお知らせ(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/news/team_info/46208



本日、J3第33節 vs秋田に向けて、Jリーグ・アンダー22選抜の招集メンバーが発表されました。

鹿島アントラーズからは、宮内龍汰選手が選出されました。

詳細はこちら(J3リーグ公式サイト)をご覧ください。

◆内田フル出場のシャルケはホーム4連勝、好調ボルフスの連勝止める(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?152117-152117-fl



[11.22 ブンデスリーガ第12節 シャルケ3-2ボルフスブルク]

 ブンデスリーガは22日、第12節1日目を行い、DF内田篤人の所属するシャルケはホームでボルフスブルクと対戦し、3-2で競り勝った。内田は右SBでフル出場。チームもホーム4連勝を飾り、ボルフスブルクの連勝を6でストップした。

 前半10分にFWエリック・マキシム・シュポ・モティングのゴールで先制したシャルケは同22分にもMFケビン・プリンス・ボアテングが右足アウトサイドでノールックの絶妙なラストパスを通し、シュポ・モティングが追加点。同25分には右後方からDFクリスティアン・フクスがゴール前に上げたFKがそのまま決まり、3-0と突き放した。

 6連勝中のボルフスブルクは最近3試合連続で完封勝利をおさめていたが、前半だけで今季初となる1試合3失点。それでも前半37分、MFケビン・デ・ブルイネのスルーパスに反応したMFイバン・ペリシッチがPA左からゴール前に折り返し、FWイビツァ・オリッチが1点を返して前半を折り返した。

 ボルフスブルクは後半29分、途中出場のFWニクラス・ベントナーがブンデスリーガ初ゴールを決め、2-3と1点差に追い上げるが、シャルケ守備陣も粘り強く耐える。後半アディショナルタイムには攻撃参加していた内田がゴール前で決定機を迎えるも、右足のシュートはGKがセーブ。このプレーから逆にカウンターを浴びたが、デ・ブルイネの左クロスに合わせたDFナウドのヘディングシュートはクロスバーを直撃した。

 最後はヒヤリとさせられたシャルケだが、そのまま3-2で逃げ切り、2試合ぶりの勝ち点3を獲得。ホームではこれで4連勝となった。一方のボルフスブルクは7試合ぶりの黒星で、2位はキープしたものの、首位バイエルンとの勝ち点差は「7」に開いている。

◆大迫がアシスト決めるもケルンは不運なFKで惨敗…細貝、原口も出場(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/world/ger/20141123/252761.html


途中出場でアシストを決めた大迫 [写真]=Bongarts/Getty Images


 ブンデスリーガ第12節が22日に行われ、FW大迫勇也、MF長澤和輝が所属するケルンと、FW原口元気、MF細貝萌が所属するヘルタ・ベルリンが対戦した。細貝は先発出場、大迫、原口はベンチスタート、長澤はベンチ外となった。

 前節ホッフェンハイムとの乱打戦を制したケルンは、ヤニック・ゲルハルトが先発メンバー入り。一方、連敗中のヘルタ・ベルリンはディフェンスラインのメンバーを変更してきた。

 一進一退の攻防が続く試合は、アウェーのヘルタ・ベルリンが均衡を破る。28分、右サイドでパスを受けたロイ・ベーレンスがヴァレンティン・シュトッカーとのパス交換から、ペナルティエリアに侵入。ディフェンダーをかわすと、そのまま左足を振り抜き、先制点をあげた。

 先制を許したケルンは33分、アンソニー・ウジャーがロングシュートを狙うが枠を捉えきれない。

 その後ヘルタ・ベルリンは、アニス・ベン・ハティラのドリブル突破を中心に攻め込んだが、シュートまで持ち込めない。結局、1-0でヘルタ・ベルリンがリードして前半を折り返した。

 流れを変えたいケルンは、後半開始から大迫を投入し反撃に出る。55分、パヴェウ・オルコフスキが強烈なシュートを放つが、キーパーの正面に飛んでしまった。すると直後にケルンの反撃が実る。58分、カウンターから大迫がセンターサークル付近でボールを受けると、ターンして前線のウジャーにスルーパスを出す。オフサイドラインをかいくぐったウジャーは、キーパーとの一対一を制し、ゴール右隅に流し込む。

 勢いに乗ったケルンは63分、ミショ・ブレチュコのクロスにウジャーがボレーで合わせたが、惜しくもクロスバーに嫌われ、勝ち越しとはならない。70分にも、ロングボールに抜け出したウジャーがチャンスを迎えたが、シュートはミートしきれなかった。

 流れを引き戻したいヘルタ・ベルリンは73分に、原口を交代で送り込む。

 84分、ケルンはカウンターからオルコフスキが決定機を迎えるが、左足から放たれたシュートは、枠の右にそれてしまう。

 ケルンがチャンスを作っていたが、思わぬ形で勝ち越し点が生まれる。86分、ヘルタ・ベルリンがゴール前でフリーキックを獲得すると、マルセル・ヌジェングが直接狙ったシュートは、壁に入っていたウジャーに当ってコースが変わる。力ないボールも、逆を突かれたGKティモ・ホルンは反応できず、ヘルタ・ベルリンが勝ち越しに成功する。

 最後は判定をめぐって小競り合いも起きたが、このまま2-1でヘルタ・ベルリンが勝利した。なお、細貝はフル出場し、大迫が後半開始から、原口は73分から出場している。

【スコア】
ケルン 1-2 ヘルタ・ベルリン

【得点者】
0-1 28分 ロイ・ベーレンス(ヘルタ・ベルリン)
1-1 58分 アンソニー・ウジャー(ケルン)
1-2 86分 マルセル・ヌジェング(ヘルタ・ベルリン)

◆浦和興梠が強行出場も「全然駄目」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20141122-1399679.html



<J1:浦和0-2G大阪>◇第32節◇22日◇埼玉

 浦和のFW興梠慎三(28)が先制された直後の後半44分に投入され、右腓骨(ひこつ)を骨折した10月26日の鹿島戦以来、約1カ月ぶりの復帰を果たした。

 本人によると接触プレーで右脚を痛め、「全然駄目」とだけ話して引き揚げた。

 前日に実戦練習の一部に合流したばかりのFWを、強行出場させたペトロビッチ監督は「0-0の状況では出すつもりはなかった。先に失点したので残り数分で起用した」と説明した。

◆無念オフサイド…仙台ロスタイム幻のV弾 野沢「悔しさ大きい」(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/11/23/kiji/K20141123009336990.html

J1第32節 仙台3―3C大阪 (11月22日 ユアスタ)



 仙台は3―3の後半ロスタイム、野沢の正確なFKから劇的な決勝点が生まれたかに思われたが、オフサイドの判定でゴールは幻に。「先制点は決めたが、あのシーンの悔しさの方が大きい」と野沢は苦笑した。

 2点を先行し、さらに後半43分にハモン・ロペスのミドルシュートで勝ち越しながら、仕留められなかった。渡辺監督は「展開からすれば、勝ち点3を取らなければいけない」と険しい表情だった。

◆【J1:第32節 鹿島 vs 川崎F】試合終了後の各選手コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00181994.html

11月22日(土) 2014 J1リーグ戦 第32節
鹿島 2 - 1 川崎F (14:04/カシマ/20,261人)
得点者:45' 遠藤康(鹿島)、53' 赤崎秀平(鹿島)、90'+1 レナト(川崎F)
☆クラブ対抗totoリーグ第4ターン投票受付中!
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●曽ヶ端準選手(鹿島):
「アグレッシブにいけた。(土居)聖真や(赤崎)秀平が前からだけでなく後ろからもプレッシャーをかけてくれた。(高いDFラインに対して)中村憲剛がいればそこを狙うボールも合ったかもしれないけれど、あまりそういうボールもなかった。DFラインは声を掛けあってよかったと思います。(上との差が詰まったが?)次の試合でしっかり勝つこと。1つ、1つしっかり勝つこと。上を気にしてても仕方がない。2試合しかないですし、セレッソには前に負けている。力を出せるようにみんなで戦いたいと思います」

●本山雅志選手(鹿島):
「あと2試合あるので調整して勝ちたい。本当に1試合、1試合。セレッソも今日の試合次第。こういうときは上と戦うよりしたと戦う方が難しい。ちょっと1点取られたのは残念だったけどしようがない。壁に当たったボールだったし。前半は1本、(大久保)嘉人が落として危ない場面があったけれど、ラインを高く保って戦えたと思います」

●遠藤康選手(鹿島):
「あれはいつも練習している形。練習通りにできたと思います。得意な位置でもありますし、練習することも多いのでみんな打てると思います。3週間相手、試合の入りが心配だったけど、みんなうまく入れた。前からプレスにいけたし、そのなかで点が取れてよかったです」

●昌子源選手(鹿島):
「(失点に絡むFKは)いらないファウルだったかもしれない。幸い、あの時間でよかった。もう5分早いと危なかった。ちょっとパサーというか憲剛さんがいないこともあって嘉人さんに良いボールが入ることが少なかったですし、今日は僕らの組織がすごいよかったです。聖真とか秀平くんが前から限定してくれた、僕らを楽にしてくれた。相手は森島(康仁)くんの高さしかなかったと思います。ラインを高くしてペナのラインでDFラインをつくりました。森島くんをオフサイドに置いている感じてできるだけラインを高くしておこうとしました。守備の組織はすごくよかったと思います。大岩コーチから言われていますが、相手のアクションに合わせてリアクションするのではなく、僕らがアクションを起こすことができたと思います。監督は「今日でチャンピオンが決まることはない」と言っていた。その言葉を信じてやりました」

●赤崎秀平選手(鹿島):
「得点はつねに求められます。本当に苦しい時期もあったけど、こういうチームでプレーできるのは幸せ。僕らはアントラーズの伝統を受け継いで繋いでいけるよう、日々こなすのではなく、取り組んでいかないといけないと思います。この試合で点を取るのは特別な意味があるので嬉しかった。フロンターレとアウェイでやったときは出られず悔しい思いをしたので、やはりピッチに立って挨拶したかった。いままでいろいろ考えすぎて自分を出せないまま後退していましたが、今日は出し尽くそうと思って試合に出ました」

●青木剛選手(鹿島):
「DFラインを下げずにしっかりコンパクトにしながら戦える時間が長かった。そういうところがよかったと思います。相手は2トップになってくるより大久保選手が1.5列目くらいの位置から裏に侵入してくるところがあったので、その辺はまわりを意識しながらやっていました。自分たちが2試合勝つことは絶対条件で変わらない。また次の試合に向けてしっかりと準備したいと思います」

●西部洋平選手(川崎F):
「攻撃面は苦しかったけど、全体で言えばバラバラになった感じもなかったし、やろうとはしていた。ただ形にはならなかったのと、単発単発だったり、球際だったり、流れの持って生き方だったりというのは、後ろから見ていて鹿島のほうが上手かったかなと」

●谷口彰悟選手(川崎F):
「この負けは痛いです。立ち上がりは悪く無いというか、守備では危ない場面が何個があったけど、しっかりと対応できていた。ただ大丈夫だなと思っていたところで失点した。失点した時間帯が前半の終わりと後半の入りということで、そこで失点したことでリズムが崩れた。(1失点目は)出し手の柴崎岳選手を見て。サイドにフリーな選手がいたのでそこをケアしようという体の向きになったところを見逃さずに、中に付けてきた。そこの駆け引きの時点でやられた感じがある。あそこで焦って取りに行って前を向かれたので。時間帯を考えると無理するところではなかったのかなと思います」

●大久保嘉人選手(川崎F):
「 (距離感は)ずっと言っていること。(山本)真希と(大島)遼太がやっぱり、DFラインに引きずられて。あれだときついと思う。あれだけ下に引きずられてからラインから出て行くのは。そこは頭を使いながらやらないと。俺が下がったときにしか出てこないからそれだと厳しい。それを誰かがやらないと。遼太もそうだし、もっとやらないといけない。縦にも全然入らない。横にいくんだったら、もっとセンタリングを合わせてくれと。ただ、俺に合わせろといっている訳ではない。思い切り逆サイドに撃てと。そうすれば俺がしっかり詰めるから。全員ニアに打っている。ニアに打つなら入れろよ、と」

以上

◇【J1:第32節 鹿島 vs 川崎F】風間八宏監督(川崎F)記者会見コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00181993.html

11月22日(土) 2014 J1リーグ戦 第32節
鹿島 2 - 1 川崎F (14:04/カシマ/20,261人)
得点者:45' 遠藤康(鹿島)、53' 赤崎秀平(鹿島)、90'+1 レナト(川崎F)
☆クラブ対抗totoリーグ第4ターン投票受付中!
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●風間八宏監督(川崎F):
「ここのところいつもそうなんですが、残念なもったいない試合だなと。やっぱり何でもないミスをあれだけ犯してしまうとこういう試合になる。やっぱり個人がもっともっとピッチ上のなかで、高いレベルで考えて欲しいな、と。そこが期待するところです。それ以外では、いいところもありましたけれど、まだまだ自分たちらしいものにはなってないので。これもやっぱり柱になる選手、それからそこのところで流れを変えてくれる選手。若い選手はそこのところでどんどん育って欲しいと思いますし、中堅どころはもっとチームを動かしていって欲しい、そういう感想をもったゲームでした」

Q:今日の敗戦でACLの出場は厳しいものになってしまった。残り2戦でチームに期待するものは?
「やはりこれだけのサポーターも期待してくれていますし、我々もいままでの状況と実際は変わらない。厳しくなったといってももともと厳しいなか、そのなかで自分たちがもっともっとアグレッシブでもっともっとゴール前のチャンスが多い、それからもっともっと相手のプレッシャーをしっかりかいくぐっていく、それだけのものをしっかり表現しないといけないと思います。選手が何人かいないということではなく、いまいる選手たちでも十分にできる。そこのところを厳しくやっていきたい。大事な2試合になると思います」

以上

◆【J1:第32節 鹿島 vs 川崎F】トニーニョセレーゾ監督(鹿島)記者会見コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00181992.html

11月22日(土) 2014 J1リーグ戦 第32節
鹿島 2 - 1 川崎F (14:04/カシマ/20,261人)
得点者:45' 遠藤康(鹿島)、53' 赤崎秀平(鹿島)、90'+1 レナト(川崎F)
☆クラブ対抗totoリーグ第4ターン投票受付中!
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●トニーニョセレーゾ監督(鹿島):
Q:2点あります。1点目は、今日は特に前線から中盤で厳しい守備ができました。それですごくリズムに乗ったと思います。チーム全体で気持ちのこもった戦いへの評価をお願いします。もう1点は今日で浦和負けて首位との勝点差が縮まりました。優勝を意識しますか?
「どういう状況に今後なっていこうとまず自分たちの目標がある。それが3位なのか、2位なのか、1位で終わるのかわからないが、まず自分たちが勝たないといけないという状況がある。そのあと12月6日の試合の最後の笛のときに、自分たちの努力が結果として表れたらな、と思ってます。去年も同様に3位以内が手にできる状況だった。もちろん最初は優勝という目標を達成するためにスタートするわけですけど、去年はそこを達成することができなかった。去年もベテランをうまくやりくりしながらそこまで行った。今年も3位以内という状況まで持っていくことが若手中心でありながらできている。誰が試合に出て、どのように出るということを準備するのは自分なのですが、やるのは選手です。選手たちが良い心理状態で試合を迎えなければならないし、試合中もそういう風にしていかないといけない。
今日に関しては、小笠原満男選手は昨日の夜から今朝までちょっと体調を崩してしまって、試合に出場できるかできないかは、僕がスタジアムに来てアップしたところで判断してくれ、任せたところ彼はしっかりとまず走る、チームのために徹するということを体で示したわけです。それは若い選手にとっては良い見本になる。気合いや根性ということではなく、責務ということの価値を示したと思います。
彼だけでなく、アントラーズというクラブの場合は、このクラブをさらに強くさせたり向上させたり、今以上のタイトルをもたらすということを全身全霊かけてやるというのがこのクラブの伝統です。それを入って来た人は最初はわからず、自分が自分がというところから、チームで生き延びるためにはそういう犠牲心がわかってくる。口先だけではみんなフォアザチームと言いますけど、やっぱりそれを理解して実行できるまでには時間がかかるし、それを少しずつ微調整しながら、なおかつ戦える選手として技術的な部分や体力的な部分を向上させてからピッチに送り出すわけです。それを一つひとつクリアしていったなかで少しずつ結果が伴ってくる。まだなにが起きるかわからないということがサッカーにはある。良い精神状態の選手が揃ったからと言って必ずしも勝てるという保証はない。ただ、やっぱり団体スポーツなので、みんなが良い空気を流し込むことでいろんなことがスムーズに、良い吸収方法ができるようになってくると思います。

相手はパスワークを主体としたサッカーをやるので、そこをしっかりと機能させないようにしないといけない。特にCBも技術能力が優れているので前からちゃんとフォアチェックをして、少しでも機能を低下させる作業を求めました。その意味では、赤崎秀平選手や土居聖真選手は非常に献身的に犠牲心を持ってチームのために走り続けてプレッシャーをかけたのではないかなと思います。相手の特長や個の能力を含めて求めたところが機能したと思います。
Jリーグ全体で言えることは、GK陣が足の技術では優れていない。相手を追い込んでバックパスさせればGKは蹴るしかない。そういう優れたフィードや視野を持った選手はまだ存在しないので、そのままプレスをかけてバックパスをさせてなおかつGKにもプレッシャーをかける指示を出しました」

Q:遠藤康選手の得点について。10分過ぎに同じような場所でパスをうけたときはもたついてシュートは相手に当たってしまったが、あの場面では非常に判断もよかった。どのように評価していますか?
「遠藤選手は非常に優れた能力をひとつ持っています。それは相手のCB、SB、ボランチの三角形のちょうど間でそのポジショニングを利用するタイミングがいい。逆に相手がピッタリついたときは体でうまくブロックしてなかに入っていく。なかに入っていけばシュートも打てるし、パスも出せるし、サイドチェンジもできる視野の広さも持っています。そのタイミングであったり駆け引きの面では優れたクレバーな選手だと思います。僕は選手たちに、シュートというものは強く打つよりはコースに狙った方が確率的には高い、ということを練習のなかで求めています。なおかつ左利きの選手は、右利きの選手よりも持って生まれた精度があるので、それをうまく活用するというところで、彼をああいう配置にしています。そのなかで彼がなかに入ったタイミングでGKのポジショニングミスというのはあったかもしれませんけど、それは分析の時点でわかっていた話でした。そこからコースを狙ったシュートを意識したので、それは遠藤選手の視野の広さや我々の情報を把握しながらプレーしたところが良かったのではないかと思います。

あとはうちの攻撃陣のなかで90分で一番シュートを打つ選手になったのではないかと思います。それは僕はひとつの成長だと感じていますし、あとは決定力を今以上に高めていくことを求めていきたいし重要だと思います。サイドハーフがペナルティエリアの角で受けたときは、大半は時間が非常にあって、見る時間もあるし、ゴールを狙う時間もあります。遠藤選手にしても逆サイドのカイオ選手、今日出場しませんでしたけど豊川雄太選手もそうです。豊川選手はあの角度からシュートを打たせたら、うちのチームでは一番シュートがうまいのではないかなと思います。そういった選手をいま準備しているところです。サイドハーフの選手がペナルティエリアの角、という表現を使いますけど、そのゾーンを取ったときにいろんな状況をつくりだすことができるので、外から斜め、あるいは中から角を取ったときにはいろんな崩しができる。そこでタメをつくることもできますし、チームにとってはそこを取ることができたときは良い形ができると思います。今日で10点目だとおもいますけど、シュートを打ったことでその点にたどり着いたんだと思います。今日も3本くらい打ったと思います。リーグ戦はまだオープンな状態にあると思います」


Q:今日の赤崎選手のゴールと働きについてコメントをお願いします。
「非常に好青年ですし、真面目に練習に取り組みます。Jリーグ1年目にしては良い成長角度にあると思います。足りない部分というのは、経験の部分だったり基礎的な体力だったりします。彼は自分から積極的に取り組んでいるので、このまま良い成長過程に続いていけばと思います」

以上

◆2014Jリーグ ディビジョン1 第32節(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/51324


J1 第32節 川崎フロンターレ戦

遠藤と赤崎の得点で川崎Fを撃破!2連勝で逆転優勝に望みをつなぐ!

2日に行われたアウェイでの新潟戦を2-1と逆転で制し、優勝の望みをつないだ鹿島。約20日のインターバルを経て、勝負のラスト3試合へと突入した。J1第32節、カシマスタジアムに川崎フロンターレを迎え撃つと、遠藤の今季10点目で先制し、赤崎のダイビングヘッドで2点目を記録。1点こそ返されたが、2-1で勝利を収めて2連勝を果たした。

前節の新潟戦で5試合ぶりの勝利を挙げ、ホームで連勝を目指す鹿島は累積警告で出場停止の植田に代わって青木がセンターバックに入り、左サイドバックには出場停止明けの山本が復帰した。また左サイドハーフには2試合ぶりにカイオが先発メンバーに名を連ねた。

快晴のカシマスタジアムで上位対決に臨んだ鹿島は開始4分、柴崎が蹴った右CKからペナルティーエリアの手前でこぼれ球を拾った小笠原が強烈なシュートを放つなど、立ち上がりから得点の意欲を見せる。直後にもカイオが左サイドから攻め込み、右足シュートでゴールを脅かした。12分にも赤崎が右サイドからグラウンダーのクロスを蹴り込み、遠藤がペナルティーエリア内から右足シュートを打ったが相手DFがブロック。なかなか均衡を破れない。

次第に拮抗した展開となり、中盤でのルーズボールの奪い合いが目立つ内容となる。鹿島は決定機を作れずにいたが、前半終了間際に待望の先制点を奪う。45分、ペナルティーエリア右手前で縦パスを受けた遠藤が相手DFを背負いながら、反転。前を向いてゴールを視界にとらえると、相手GKの位置を見てループ気味のミドルシュートを放つ。鮮やかな軌道を描いたボールがゴールに吸い込まれ、鹿島が1点リードで前半を終えた。

1-0で迎えた後半、鹿島は49分に柴崎からのパスを受けた遠藤が左足で2点目を狙ったが、惜しくも枠のわずか左へ。さらに51分には、ペナルティーエリア左側へ進入した土居が右足でファーサイドを狙うシュートを放つと、相手GKが弾いたところに遠藤が詰める。強烈な左足シュートはまたも相手GKに阻まれ、ここでも追加点を挙げることはできなかった。

後半立ち上がりから攻勢をかける鹿島は、53分に2点目を記録する。小笠原が右サイドへ展開すると、オーバーラップした西が狙いすましたクロスを供給。ペナルティーエリア内、ファーサイドでフリーになっていた赤崎が、バウンドにうまく合わせたダイビングヘッドを突き刺した。赤崎の今季3点目で、鹿島が2-0とリードを広げた。

2点リードとなり、試合を優勢に進める鹿島。59分には小笠原に代わってルイス アルベルトが投入され、約3か月ぶりにピッチに立った。川崎Fに攻め込まれる場面もあったが、昌子や青木がしっかりと集中力を保ち、最終ラインを高く保つ守備を遂行して反撃を許さない。85分にはゴール正面で得たFKを柴崎が壁の下を抜くシュートで狙ったが、惜しくも相手GKにキャッチされた。

鹿島は終了間際にFKから1点を失ったが、2-1で逃げ切った。2連勝で勝ち点を57に伸ばし、優勝の可能性を残した。今節、首位の浦和が2位のG大阪に0-2で敗れたため、浦和との差は4ポイントに縮まり、G大阪との差は変わらず2ポイントとなっている。次戦は1週間後、29日に行われる第33節のC大阪戦だ。可能性がある限り、諦める理由などない。今季最後のアウェイゲームで白星を挙げ、逆転優勝の資格を持ってカシマスタジアムに帰還したい。



【この試合のトピックス】

・ホームでの勝利は9月20日の第24節、横浜FM戦以来で、約2か月ぶりとなった。
・リーグ戦での連勝も9月以来。前回は横浜FM戦から徳島戦までの3連勝だった。
・リーグでのホーム川崎F戦は昨季に続いての勝利となった。
・遠藤が自己記録を更新する今季10得点目を挙げた。MF登録の選手でリーグ戦10得点に到達したのは、2005年の小笠原(11得点)、野沢(10得点)以来。
・赤崎が10月5日の第27節G大阪戦以来の今季3点目を挙げた。
・青木が10月5日の第27節G大阪戦以来、5試合ぶりの先発出場を果たした。
・出場停止明けの山本が2試合ぶりに先発出場した。
・ルイス アルベルトが8月23日の第21節清水戦以来にメンバー入りを果たし、途中出場した。

監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・球際の戦いは絶対に譲るな!より厳しく、競り合おう。
・人任せにせず、責任感と積極性をもってプレーしろ。
・もっとシンプルにボールを動かして、試合の流れを
 自分たちのリズムにもっていこう。

川崎フロンターレ:風間 八宏
・後ろへのパス、横へのパスでピンチが起きている。
 つまらないミスをなくそう。
・前への意識を強くもってプレーしよう。
・出して動くを繰り返してリズムを作ろう。

[試合後]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・どういう状況になろうと、自分たちの目標は変わらない。12月6日の試合が終わって笛が吹かれたとき、3位か2位か1位になるかはわからないが、自分たちは勝ち続けるだけ。小笠原選手が昨晩から体調を崩して、今日の試合で使うかどうかは、アップの状態を見て判断した。そんな状態でも彼は体を張って、若い選手たちに責任を持ってプレーする姿を示してくれた。アントラーズというクラブは、クラブがさらに強くなるため、向上するため、タイトルを獲るためにみんなが全身全霊でやることを伝統としている。若い選手たちも少しずつ犠牲心を持つようになり、技術、体力、精神的な部分を一つ一つクリアして、少しずつ結果を出すことができるようになる。今日の相手はパスワークを主体としたチームだったので、前線からフォアチェックをして、少しでも機能させないように指示を出した。赤崎選手、土居選手が献身的に走り続けてくれた。求めたことが機能していたと思う。また、Jリーグ全体を見ても、GKの技術が優れているとはいえない。バックパスをさせてGKに蹴らせれば、優れたフィードができる選手はいない。常にプレッシャーをかけるように指示を出している。
・遠藤選手は非常に優れた特長を持っている。いいポジションをとることができるし、相手をブロックして中へ入ることもできる。視野の広さも持っていて、クレバーに考えることができる選手だ。選手たちには強くシュートを打つよりも、コースを狙う方が確率が高いと伝えている。ゴールの場面では相手GKのポジショニングミスもあったが、視野の広さを発揮して、与えた情報を把握してプレーしてくれていた。彼はチームの中で、一番シュートを打つ選手になった。10得点はシュートを多く打った結果だと思う。これからは決定力を今以上に上げていくことが重要。
・赤崎選手は非常に好青年で、真面目に練習に取り組んでいるし、Jリーグ1年目としては良い方向、良い成長を見せてくれている。まだ経験値は足りないが、積極的に取り組んでいるので、このまま良い成長を見せていってほしい。

川崎フロンターレ:風間 八宏
・ここのところいつもそうだが、もったいない試合だった。大事なところでミスをすれば、こういう試合になってしまう。個人が日常から高いレベルで意識してほしい。いいところ、自分たちらしさを出せたところもあった。


選手コメント

[試合後]

【昌子 源】
最後の失点はいらないファウルだったかなと思う。あの時間帯で良かった。5分早かったら苦しかったかもしれない。僕たちの組織がすごく良くて、相手は森島選手の頭を狙うしかないサッカーになったと思う。そこで起点を作らせない守備に限定してくれた。秀平君や聖真からのアプローチが後ろを楽にしてくれた。前の選手に感謝したい。今日はラインの位置が高くて、守備の組織は良かったと思う。監督は試合前に「今日でチャンピオンが決まることはないだろう」と言っていて、それを信じてやった結果。まだわからない状態なので、諦めずにやっていきたい。

【土居 聖真】
アグレッシブに戦った結果が勝利につながった。後ろでパスを回される分には怖くないので、相手が自陣に入ってきたところではしっかり守れていた。相手にチャンスらしいチャンスはなかったと思う。全員が頑張った成果。今日は守備がうまくハマって、良い時間帯に得点を取ることができた。

【本山 雅志】
あと2試合ある。しっかり調整して勝っていくしかない。1試合ずつやっていかないと。この時期は上位とやるよりも下位相手の方が難しい面もある。1週間調整してやっていきたい。ボールを回すこととシュートを打つことが監督からの指示だった。ボールを持った時はキープして、ゴールまで行ってフィニッシュで終わるようにと。1点を取られたのは残念だけど、壁に当たっての失点だし仕方がない。前半に危ない場面も1つあったけど、最終ラインをしっかり高く保ってやれていたと思う。

青木選手、赤崎選手、遠藤選手のコメントはアントラーズモバイルをご覧ください。

◆上位対決制した鹿島が優勝戦線踏みとどまる、川崎Fは悪夢3連敗(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?152072-152072-fl

[11.22 J1第32節 鹿島2-1川崎F カシマ]

 鹿島アントラーズがホームで川崎フロンターレを2-1で下した。鹿島は2連勝で勝ち点を57に伸ばして、優勝争いに踏みとどまった。

 試合が動いたのは前半45分、MF柴崎岳が入れた縦パスを、MF遠藤康が体を当ててキープ。DF谷口彰悟を弾き飛ばすと、エリア外から反転シュート。左足から放たれたループ気味のシュートは、ゴール左上を捕え、鹿島に先制点をもたらした。

 さらに鹿島は後半8分、右サイドからDF西大伍がGKとDFの間に絶妙なクロスを入れる。これをファーサイドで待ち受けたFW赤崎秀平がヘディングで押し込み、リードを2点に広げた。

 対するMF中村憲剛やFW小林悠といった主力を怪我で欠く川崎Fは、なかなか歯車がかみ合わない。後半アディショナルタイムに入ってすぐにMFレナトのFKが壁に当たってコースが変わるラッキーなシュートでようやく1点を返す。しかし同点とまではならず、ここに来て今季初の3連敗。目標とするACL出場権獲得もほぼ不可能となった。

 勝ち点61の浦和がG大阪との頂上決戦に敗れたことで、勝ち点を57に伸ばした鹿島にも優勝の可能性は残った。初の2桁得点にのせた遠藤は「特に意識はしていなかったが、チームを勝たせることが出来てうれしい」と笑顔。「回りは気にしない。僕らは勝たないといけないので、2連勝したい」と力強く宣言した。

◆【鹿島】遠藤芸術弾!07年の大逆転V再現だ(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20141122-OHT1T50261.html



 ◆J1第32節 鹿島2―1川崎(22日・カシマスタジアム)

 鹿島が逆転優勝に望みをつないだ。立役者はMF遠藤だ。前半45分。MF柴崎の縦パスを受けてゴール前、右45度の位置から左足で相手GKの頭を越した。自身初の2ケタ得点となる今季10ゴール目。「練習通り。立っていることもつらくなるくらい、毎日シュート練習をしているからね」。芸術的ゴールを涼しい表情で振り返った。

 早い時間帯にゴールが欲しかった。前夜、主将MF小笠原が急性胃腸炎で嘔吐(おうと)と下痢の症状を訴えた。試合前、我慢して朝食を取り、強行出場したが、長い時間はプレーできない。「いい時間に取れてよかった」。遠藤の胸には前半終了間際という時間帯と、同じ東北出身の小笠原の体調があった。

 後半8分にはFW赤崎が追加点。小笠原は59分間、体調不良を感じさせないプレーで貢献した。首位・浦和との差は4に縮まった。自力Vはないが、07年は残り5試合で勝ち点差10から大逆転で優勝した経験がある。当時を知るGK曽ケ端は「1試合ずつしっかり準備をすること」と説いた。(内田 知宏)

◆連勝すれば…鹿島セレーゾ監督不敵笑み(デイリー)


http://www.daily.co.jp/soccer/2014/11/23/0007526521.shtml



 「J1、鹿島2-1川崎」(22日、カシマ)

 前半終了間際、約20メートル先のネットを揺らした鹿島のMF遠藤康(26)の先制点は、自己最多のシーズン10点目。逆転優勝に望みをつなぎ「うちは立っているのがつらくなるぐらいシュート練習するからね」と成果を誇った。

 残り2試合を連勝すれば、何が起こるか分からない。セレーゾ監督は「12月6日の最後の笛が鳴ったとき、努力の結果が表れるだろう」と不敵に言い放った。

◆07年再現なるか…鹿島4差 小笠原、胃腸炎も強行出場で2発演出(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/11/23/kiji/K20141123009336760.html

J1第32節 鹿島2―1川崎F (11月22日 カシマ)



 07年の再現へその気になってきた。鹿島はホームで川崎Fを撃破。残り2試合で首位・浦和との勝ち点差は4に縮まった。リーグ7度の優勝を誇る常勝軍団の歴史を知り尽くす主将が意地を見せた。MF小笠原は前日21日に急性胃腸炎を患ったが、強行出場。前半45分のMF遠藤の先制点、後半8分のFW赤崎の追加点と全ゴールの起点になり勝ち点3に貢献した。

 試合前にトニーニョ・セレーゾ監督は選手に「きょう王者が決まることはない」と鼓舞。その言葉通りとなり、日本代表DF昌子は「信じてプレーして良かった」と笑った。07年は残り5試合で勝ち点差10あったが逆転優勝。昌子が「僕たちも分からない。まだ諦めない」と話せば、鈴木満常務取締役強化部長も「その経験があるし勝者のメンタリティーも継承されている」という。奇跡を信じて残り2戦を戦う。

◆逆転Vへ望み!“常勝軍団”鹿島、残り2節で首位と勝ち点4差!!(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20141123/jle14112305030010-n1.html



 J1第32節(22日、鹿島2-1川崎、カシマ)赤く染まったカシマスタジアムに歓声がこだました。2万261人の後押しを受けた鹿島が2-1で勝利。奇跡の逆転優勝へ望みをつなぎ、セレーゾ監督は満足そうにうなずいた。

 「タイトルを目指すために全身全霊を懸けるのがチームの伝統。(最終節)12月6日の最後の笛が鳴るときに、努力の結果が表れるだろう」

 前半45分にMF遠藤が約20メートルの左足ミドルをねじ込むと、後半8分には23歳のルーキーFW赤崎が頭で追加点。終了間際に川崎MFレナトのFKが壁に当たってゴールに吸い込まれたが、最後まで集中力を切らさず逃げ切った。

 頼れる主将が踏ん張った。MF小笠原は前夜に嘔吐(おうと)など急性胃腸炎のような症状に苦しめられたが、強行出場。後半14分に退くまで周囲を鼓舞しながらプレーした。日頃から「優勝して監督を男にしたい」と話し、後輩からも慕われる存在。必死の姿にチームは奮起した。

 誰もが逆転Vを信じて疑わない。試合前、指揮官は「きょうはチャンピオンが決まることはないだろう」とイレブンを送り出した。日本代表DF昌子は「それを信じてやった」と胸を張る。

 2007年は開幕5戦未勝利も、終盤の9連勝で浦和をかわして優勝した。今季は残り2節で首位浦和との勝ち点差は4。国内最多16冠を誇る常勝軍団の勝負強さを、発揮するときがきた。 (伊藤昇)

鹿島・2007年 奇跡のリーグ制覇

 開幕5戦未勝利で、一時は首位との勝ち点差が「11」に開くなど優勝は絶望視されていた。しかし、徐々に調子を上げると第26節の新潟戦から連勝を続け、首位の浦和を猛追。勝ち点1差の2位で迎えた最終節の清水戦(カシマ)もMF小笠原のゴールなどで3-0と勝利し、9連勝を達成した。同時刻の試合で浦和が敗れ、奇跡の逆転優勝が決定。シーズン中に1度も首位に立たなかったチームの優勝は、これが初めてだった。

◆鹿島逆転Vへ望みつなぐ/鹿-川32節(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20141122-1399263.html



<J1:鹿島2-1川崎F>◇第32節◇22日◇カシマ

 勝ち点3差の3位鹿島と5位川崎Fの対戦は、ホーム鹿島に軍配が上がった。

 前半は様子見の展開となった。互いに決定機が少ないまま試合は推移したが、終盤に川崎Fがチャンスをつかむ。41分、右サイドからのパスをFW大久保がペナルティーエリア内で落とし、フリーのFW森島が左足で合わせたが、力が弱くコロコロ転がってGK曽ケ端の手に収まった。

 直後、鹿島が先制に成功した。45分、ゴール正面で縦パスを受けたMF遠藤が、反転してマークを外すと、利き足の左で狙いすましたシュートをゴール左上に突き刺した。逆転優勝を諦めない先制弾となった。

 後半に入ってすぐ、鹿島が追加点を奪った。8分、DF西の右クロスがファーサイドへ流れたところに、FW赤崎が頭から飛び込んでゴールネットを揺らす。筑波大時代に指導を受けた敵将の風間監督の前で、成長を示す1発となった。

 川崎Fは23分、今季限りで退団濃厚なDF稲本を投入。日本代表MF中村、日本代表FW小林を欠く中で、守備から立て直しを図った。

 その後、後半ロスタイム1分にMFレナトがFKで1点を返したものの時既に遅し。鹿島がホームで白星をつかみ、首位浦和との勝ち点差を4に縮めた。

2014年11月22日土曜日

◆浦和、全員で勝つ!骨折の興梠が強行出場を直訴!!(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20141122/jle14112205030003-n1.html



 8年ぶり2度目のJ1制覇に王手をかけている浦和は22日、勝てば優勝が決まる2位G大阪との直接対決(埼玉)に臨む。21日のさいたま市内での紅白戦では、10月26日の鹿島戦で右腓骨(ひこつ)を骨折したエースFW興梠慎三(28)が骨が接合していないままプレー。「もしものことがあっても悔いはない」と強行出場を直訴した。G大阪は吹田市内で非公開練習を行い、FW宇佐美貴史(22)は目の前での胴上げ阻止を誓った。

 悲壮な覚悟が浦和のエースを突き動かした。G大阪戦前日の紅白戦に、FW興梠が志願の出場。右腓骨骨折からわずか4週間。前日20日にスパイクを履き、チーム練習に部分合流したばかりだ。控え組に入ると10分間プレー。練習後、ペトロビッチ監督と話し合いの場を持った。

 「浦和を優勝させるため、監督を胴上げするため移籍してきた。大事な試合のメンバーに入れないのは悔しいと、監督に伝えました」

 パス回しは骨折していない左足で蹴った。紅白戦ではシュートを1本も打てず、前線を動き回っただけ。「骨? ついていないのでは」。完全に接合していない状態でのプレーだった。

 チーム最多12得点を挙げている興梠は、10月26日の古巣・鹿島戦でタックルを受け、骨にヒビが入った。氷水で腫れを引かせ、1週間もたたず松葉づえは不要になった。最近は練習前の午前8時に練習場を訪れ、無人のピッチを走っていた。早い回復に医療スタッフは驚きの声を上げた。

 「監督が決めることだけど、もしものことがあっても悔いはない。この日のために自分は頑張ってきた。サッカーができなくなってもいい」

 悲壮な覚悟を受け取った指揮官は、スタッフと緊急会議。「周囲の意見よりも、選手本人のフィーリングが大事。ベンチに座ることはあるかもしれない」とメンバー帯同を示唆した。

 残り3試合で2位G大阪とは勝ち点5差。22日の直接対決に勝てば優勝が決まるものの、最終節までもつれるケースもある。復帰間近のエースに無理をさせる必要はない。それでも、興梠は「試合に出れば痛みは吹っ飛ぶ」とやる気を示した。その気力がチームを勢いづける。 (浅井武)

★2006年12月2日・G大阪との決戦VTR

 勝ち点69&得失点差38で首位の浦和は、勝ち点66&得失点差33で2位のG大阪と最終節に埼玉スタジアムで激突。G大阪は3点差以上で勝利すれば逆転優勝が可能だったが、浦和が3-2で勝利。ホーム6万2241人の前で悲願の初優勝を飾り、G大阪はJ1連覇を逃した。

浦和22日のV条件

 第31節を終え、浦和(勝ち点61)が首位。22日の2位G大阪(同56)との直接対決で浦和が勝つと、今季残り2試合で勝ち点8差となるため、8年ぶりの優勝が決定する。引き分け(5差)、もしくは負け(2差)の場合は第33節以降に持ち越される。J1での通算成績は浦和の18勝8分け19敗。

腓骨骨折とプレー

 1998年フランスW杯のジャマイカ戦で、後半29分にW杯の日本代表初ゴールを決めたFW中山雅史が、直後に相手選手との接触で右腓骨を亀裂骨折。試合中は骨折と気づかず、痛みを押して終了までプレーした。 2010年1月に右腓骨を骨折した浦和MF山田直輝が、復帰後の8月に右すねを強打。打撲と診断されたが3週間後の再検査の結果、腓骨骨折が判明。ほぼ1年をけがで離脱した。

◆川崎F、中村憲剛の欠場へ/鹿-川32節(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20141122-1399263.html

<J1:鹿島-川崎F>◇第32節◇22日◇カシマ

 14時キックオフ。

 【川崎F】中断前は連敗で優勝戦線から脱落。逆転Vの可能性も消滅しているが、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は十分に狙える位置にいる。鹿島戦は前回対戦で、FW大久保嘉人(32)、小林悠(27)がそれぞれ2ゴールを挙げ4-1で快勝。だが小林は左ひざ負傷で離脱し、さらに2日の清水戦で右足首を捻挫したMF中村憲剛(34)も欠場が濃厚。主力を欠く状況で、ACL出場権を懸けた上位対決に臨む。

◆鹿島赤崎、逆転Vへ恩師と同期を踏み台に(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp1-20141121-1398837.html

 鹿島FW赤崎秀平(23)が、逆転Vへ恩師と同期を踏み台にする。

 22日に対戦する川崎Fの風間監督には筑波大時代に指導を受けた。5月10日の前回対戦は出番がなかったが、今回は1トップで先発する可能性が高く「得点で成長を示した後、風間さんに『お世話になりました』と言いに行くことができれば最高」。DFには大学で同期だった谷口がおり「仲いいし、プロで初対戦なので楽しみ」と燃えた。

◆【J1第32節予想スタメン 鹿島vs川崎】ACL出場権獲得を狙う川崎、“フリーマン”大久保の出来が勝利のカギか(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20141121/252344.html


インサイドハーフでの起用が予想される大久保 [写真]=Getty Images


■鹿島アントラーズ 勝ち点3差の川崎と対戦、ホームでの白星は絶対条件

 3週間の中断期間を経てリーグ戦が再開する。泣いても笑っても残り3試合。天皇杯ですでに敗退していることもあり、今シーズンはその3戦に全力を尽くすことになる。

 今節の対戦相手は5位の川崎だ。両チームの勝ち点差は「3」しかなく、これを落とすと3位の座も危うくなる。最終節には現在4位の鳥栖との対戦も控えているため、ACL出場権を手に入れるためには3連勝で終わりたいところである。残す1試合も残留に向けて崖っぷちにいるC大阪が相手と、気を休められる試合は1つもない。最低でも3連勝という命題が課される状況だ。

 今節は植田直通が累積警告により出場停止となり、代役として青木剛か山村和也の先発が予想される。今季の実績から考えると、序盤戦で先発していた青木がその座に付くことが濃厚と言えるだろう。

 川崎とは第13節で対戦し、昌子源、植田直通の若いCBコンビで真っ向勝負を挑んだが、1-4で粉砕された。大久保嘉人らに4得点を許した試合は相手の良いところばかりが目立ち、4失点は1試合では今季最大の失点数である。そうした相手に再び昌子・植田のコンビで臨んでリベンジを果たせないのは残念だが、チームで勝利できれば借りを一つ返すことになる。昨季も等々力陸上競技場で大敗した後、カシマサッカースタジアムで大勝しているだけに、その再現を果たしたい。(totoONE編集部)

■鹿島予想スタメン
4-2-3-1
GK
曽ヶ端準
DF
西大伍
青木剛
昌子源
山本脩斗
MF
柴崎岳
小笠原満男
遠藤康
土居聖真
カイオ
FW
赤崎秀平


■川崎フロンターレ 注目はインサイドハーフでの起用が予想される大久保の出来

 目標は2年連続のACL出場権獲得になったため、3位鹿島との直接対決は重要だ。

 中村憲剛と小林悠は今節も欠場が濃厚だが、前節から3週間のインターバルを経て、チームは4-3-3システムを導入。インサイドハーフに大久保嘉人を起用しているのが大きな特徴で、「監督からは自由にやっていいと言われている」と本人は話す。状況次第で流動的なポジションを取るため、フリーマンという表現が近いかもしれない。「点を取るためにやっているから」と大久保。得点ランキングで豊田陽平に並ばれており、このフリーマンシステムで得点数を伸ばし、2年連続得点王といきたいところだ。

 このインターバル中にチーム内では多少の入れ替えがあった。今節は右サイドバックに武岡優斗が起用される見込み。「前にいくのが自分の持ち味」と語るように、縦の突破力に優れており、右サイドハーフで起用されるレナトとのコンビで生まれる推進力には期待が懸かる。鹿島戦における右サイドからの攻撃に注目したい。

 懸念材料として挙げられるのは守備面か。中盤3枚の形のため、アンカーである山本真希の両脇のスペースを狙われる。劣勢時における対応は、まだ整備されていないだろう。ここ2試合は逆転負けを喫しているだけに、我慢の時間をしっかりとしのぐことは、残り3戦のテーマでもある。(いしかわごう)

■川崎予想スタメン
4-3-3
GK
西部洋平
DF
武岡優斗
實藤友紀
谷口彰悟
福森晃斗
MF
大久保嘉人
山本真希
大島僚太
FW
レナト
森島康仁
登里享平

◆【J1:第32節 鹿島 vs 川崎F】プレビュー:リベンジのときは来た。今季最大4失点した川崎Fを迎え、鹿島は昨季の再演を狙う(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00181938.html

11月22日(土)J1 第32節 鹿島 vs 川崎F(14:00KICK OFF/カシマ)
☆クラブ対抗totoリーグ第4ターン投票受付中!
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3週間の空白を経ていよいよJリーグも佳境を迎える。1位浦和と2位G大阪の直接対決がある今節、3位鹿島が対戦するのは5位の川崎Fだ。鹿島はわずかに優勝の可能性を残しているが、どちらのチームにも共通するのはACL出場権は確保したいという思いだろう。ただ、両チームともここ5試合の成績は思わしくない。前節こそ勝利したものの1勝2分2敗と10月に足踏みした鹿島に対して、川崎Fも1勝4敗と足踏みしたことがいまの順位に響いている。つまり、この中断期間でうまく調子を取り戻せたかどうかが問われることになる。

その対応方法も両チームで対照的に分かれた。中村憲剛、小林悠という主力が怪我で離脱している川崎Fは浦和との練習試合を行っただけでなく新しい布陣を試すなどして鹿島との試合に備えたのに対し、鹿島は練習試合を行わず練習メニューもあくまでこれまで通りのやり方を貫いた。今季は変則的なスケジュールが多く中断明けの試合が何度もあったが、必ずしも良い成績を残せているわけではない。良くも悪くも変化を求めなかったことがどう出るかに注目だ。

前回、両者が対戦したのは第13節。等々力で行われた試合は川崎Fが4-1で大勝した。鹿島も柴崎岳が美しいループシュートを決めたが、それ以上に川崎Fの攻撃陣が火を噴き鹿島の守備陣を粉砕した。若いCB陣にとっては強烈に脳裏に刻まれた敗戦だったことだろう。残念ながら植田直通は累積警告により出場停止だが、昌子源は「リベンジというか借りを返すチャンス」と意気込んだ。鹿島としては昨季の再演を狙いたいところ。というのも両者は、昨季もリーグ戦前半に等々力で対戦したときに川崎Fが4-2で大勝したが、リーグ終盤でカシマで対戦したときは鹿島が4-1とやり返している。
その攻撃の中心として期待されるのが赤崎秀平。ダヴィが負傷離脱したあとの1トップを担っているがなかなか本来の持ち味を出せていない。川崎Fの監督である風間八宏は大学時代の恩師。「点を取って挨拶したい」と、前回の対戦では出場できなかった悔しさをぶつけるつもりだ。

また、これまで28試合に出場し7得点とルーキーらしからぬ活躍を見せているカイオは「残り3試合は自分たち次第だ」と語る。
「他のチームの結果を待っても良い位置にいけるとは思ってない。すべて勝ってそのうえで良い結果を待ちたいと思う。すべてを出し切る!」。

浦和が勝利すれば鹿島が勝とうが浦和の優勝が決まってしまう。しかし、そうした状況に気を揉んでもなにも変わらない。目の前の試合、目の前のボールに集中し、結果を求めていくことがいまできる最善のことだ。

以上

2014.11.21 Reported by 田中滋

2014年11月21日金曜日

◆磐田伊野波がエース援護「遼一君に点を(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp1-20141120-1398542.html



 J2磐田のDF伊野波雅彦(29)が19日、磐田市内で23日のアウェー札幌戦に向けての練習に参加し、後方から主将のFW前田遼一(33)への援護を誓った。前日18日は左足の張りで別メニュー調整もこの日は全メニューを消化、完全復活をアピールした。

 最終節の札幌戦に勝てばリーグ3位が確定し、昇格プレーオフ(PO)の条件が有利になる。POを含めると残り最大3試合で、1戦も落とせない戦いが続く。最終ラインを統率する伊野波は「遼一君に点を取らせてあげたい。3戦で6発ぐらい取ってほしい」とエース援護の思いを口にした。

 名波浩監督(41)が就任後、前田がキャプテンマークを巻き、練習や試合で声を発しチームを鼓舞している。伊野波は「みんなで支えたいという気持ちが強い」と話し「後ろは点を取られないようにして、前(攻撃陣)にプレッシャーを与えないでしっかり後ろから支えていきたい」と頼もしい。相手は長身選手が集うが「セットプレーもしっかり体を当てれば大丈夫」とキッパリ。「残り3試合しかないという気持ちでやっていけば、おのずと100%以上の力が出せる」。最後方から強いメンタリティーを発揮し、リーグ最終戦を白星で飾る。【岩田千代巳】

◆G大阪をかく乱?故障離脱中の興梠「残り5分くらい出たい」(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/11/21/kiji/K20141121009320210.html

J1第32節 浦和―G大阪 (11月22日 埼玉)



 右腓骨(ひこつ)骨折で離脱している浦和のFW興梠が、ライバルをかく乱?させた。

 この日、練習に初合流してボール回しのメニューまで消化。2日後に迫ったG大阪戦について、チーム得点王は「試合の頭からは無理だけど、残り5分くらいから出たい」と不敵な笑み。現実的には厳しいと思われるが、「自分がやるべきことをしっかりやってG大阪戦で優勝を決められたらいい」と仰天発言を連発していた。

◆浦和、興梠練習復帰にサポーターどよめく(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20141120-1398603.html



 浦和は大一番のG大阪戦(22日、埼玉ス)へ向けて20日、さいたま市内で練習を行った。

 骨折療養中だったFW興梠慎三(28)が練習に復帰。ピッチに登場すると見守ったサポーターからどよめきが起こった。さすがに紅白戦には参加しなかったが興梠は「(骨折箇所の)恐怖感との戦い。けがしてる間にほかの弱いところを鍛えてきたから」と手応えをつかんでいた。

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