日刊鹿島アントラーズニュース

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2014年3月24日月曜日

◆山形中島 今季初ゴールも競り負け(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp1-20140323-1274311.html



<J2:横浜FC2-1山形>◇第4節◇22日◇ニッパ球

 J2山形はアウェーで横浜FCに競り負け、連勝はならなかった。前半27分にDFラインの裏へ抜けられた相手を倒して与えたPKで失点。後半17分にMF中島裕希(29)の今季初ゴールで追いついたが、8分後にカウンターから決勝点を許した。勝ち点は上積みできなかったが、前線からの組織的なプレスと多彩な攻撃でチームとしての伸びしろは証明した。

 昨年からの課題だったカウンター攻撃2発に沈んだ。攻め込む時間帯が続きながら決定打が出ず、被シュート5本で2失点。決勝点は敵陣でボールを奪われて守備が手薄になったところを相手DFに単独突破を許し、一瞬でゴール前まで運ばれた。石崎監督は「練習していた形で、右サイドバックがカバーできればよかった。あれは対応しないといけない」と悔しがった。

 開幕から4戦で、試合の中での修正能力は確実に高まっている。決定機を作れなかった前半は「シュートで終わろうと話したら、無理な体勢からでも打ってしまった」と指揮官が振り返るように、攻め急ぎが目立った。だが後半は、キャンプから培ってきたボールを動かしながら攻めるスタイルを取り戻し、再三チャンスを作った。今季初ゴールの中島は「うまくいかないところもあったけど、得点できたし良い部分もあった」。結果の出ていなかった昨季チーム得点王に勢いがついたのも大きな収穫だ。

 敗れはしたが、発展途上のチームが今季負けなしの相手を防戦一方に追い込んだ。石崎監督は「まだミスが多いし、改善点は多々多々ある。攻守の切り替えも、もう1歩速くなる」と言った。生まれ変わりつつある山形は、上位進出への階段を1つずつ上がっていく。【鹿野雄太】

◇浦和の無観客戦は「放送禁止用語」警戒(デイリー)


http://www.daily.co.jp/soccer/2014/03/23/0006800676.shtml



 一部サポーターによる差別的な横断幕掲出による制裁で、J1浦和が23日に埼玉スタジアムで清水との無観客試合を行う。関係各所がJリーグ初の事態へ準備を進める中、試合を生中継する放送局が放送禁止用語を警戒していることが22日、分かった。試合にエキサイトした両チーム関係者から「F」から始まる4文字の単語が発せられ、生中継に乗ってしまうことを懸念しているという。

 無観客試合は、中継するテレビ局にも相応のリスクがあった。歓声も集音するため、従来の中継ではスタンドに向けられているマイクも、当日はピッチに向けられる。ボールを蹴る音、選手間の指示など普段は聞けない音がテレビで楽しめる半面、耳障りな言葉が入る危険性がある。

 その最たる例がFワードとも呼ばれる4文字の単語。不満や怒りを示す言葉として、英語圏で使われるケースがあるが、放送禁止用語と見なされている。エキサイトした選手が思わず発した言葉が放送に乗ってしまわないかと、局内で懸念されているという。

 担当者は「選手の皆さんは分かってくださっているようです」としているが、万が一の事態が起きても、生中継のため「ピー音」をかぶせることはできない。「そういう場合は後からコメントで処理することになるのでは」と、テロップか、アナウンサーによるおわびで対応することになるという。

 浦和にとっては再出発を印象づける試金石となる試合だけに、視聴者に悪印象を与えるのは避けたいところ。もちろん、清水の選手に対してもいえることだが、世間の目だけでなく耳も傾けられていることに要注意だ。

◆大迫フル出場も3戦連発はならず…1860ミュンヘンは5試合ぶり黒星(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/world/ger/20140323/177190.html


1860ミュンヘンとカイザースラウテルンの一戦は、アウェーのラウテルンが勝利 [写真]=Bongarts/Getty Images


 ブンデスリーガ2部の第26節が23日に行われ、日本代表FW大迫勇也の所属する1860ミュンヘンとカイザースラウテルンが対戦。2試合連続ゴール中の大迫は先発出場した。

 試合は互いにゴールへ近づくオープンな展開に。19分にはスルーパスを受けた大迫がペナルティエリア内の左サイドからシュートを放つが、GKに弾かれてゴールならず。カイザースラウテルンも38分に相手の不用意なバックパスを拾ったシモン・ツォラーが飛び出したGKガーボル・キーライを抜くシュートを放つが、ゆっくりゴールに向かったボールをゴールライン手前で、マルクス・シュヴァーブルがクリアして事なきを得る。

 後半に入り55分、カイザースラウテルンは、右サイドの深い位置でマルツェル・ガウスがボールを持つと、カットインから左足のシュートをゴール左隅へ決め、先制に成功する。4分後、1860ミュンヘンはFKを獲得すると、こぼれ球をヤニック・シュタルクがミドルシュート。これがゴール左隅に決まったが、シュートコース上でボールをまたいだ大迫がオフサイドの判定を取られ、ノーゴールに。

 その後、両チームともチャンスを作るが、互いのGKの好守もあり、得点は生まれず。アディショナルタイムには左サイドで1860ミュンヘンがFKを獲得すると、上がってきたGKキーライがヘディングで合わせる場面もあったが、シュートは枠の上へ外れた。試合は1-0でカイザースラウテルンが勝利している。

 カイザースラウテルンは2試合ぶりの白星。敗れた1860ミュンヘンは5試合ぶりの敗戦となった。なお、大迫はフル出場している。

◆内田、復帰のめど立たず「いつとかは、はっきり言えない」(報知)


http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/world/news/20140323-OHT1T00197.htm

 【ゲルゼンキルヘン(ドイツ)22日】右太もも裏肉離れと腱(けん)の損傷でリハビリ中の日本代表DF内田篤人(25)=シャルケ04=が22日、チーム合流後初めてスポーツ報知の単独取材に応じ、戦列復帰のめどが立っていないことを明かした。

 現在はシャルケのトレーナーと1対1で患部以外の筋力トレなどに専念しており、「(ボールを使う練習を行うまで)時間がかかります」と言う。4月中旬のプレー復帰を目指しているが「いつ復帰とかは、はっきり言えない」状況。W杯代表メンバーは5月13日の30人登録締め切りまでに決定するが「どうですかね」と見通しは立っていない。「しっかり治して頑張ります。限られている時間の中でしっかりやって、自分の脚とクラブのドクターを信じてやるだけだと思う」と話した。

◆【鹿島】213戦連続出場の曽ケ端、C大阪戦欠場か(報知)


http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/jleague/news/20140322-OHT1T00238.htm

 鹿島のGK曽ケ端の連続フル出場が213試合でストップする可能性が出てきた。体調不良で21日まで屋外で練習を行っておらず、C大阪戦(23日・カシマ)への出場が微妙な状況だ。22日は非公開練習だったため、回復しているか不明だが、GK土肥(元F東京)が持つJ1リーグ記録の216試合に3試合と迫っているだけに、試合直前まで回復に努める。

◆鹿島昌子フォルラン対策「ささやき戦術」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp1-20140323-1274163.html

 首位鹿島のDF昌子源(しょうじ・げん=21)が、FWフォルランに「ささやき戦術」を仕掛ける!? J初の開幕4戦連続完封勝ち(90分以内)がかかるホームC大阪戦。今季、ロンドン五輪代表の山村やU-21代表の植田を抑えて定位置を確保した4年目センターバックは「世界的スターと当たる機会は貴重」と言いつつ、秘策も口にした。

 「英語は無理やけど、フォルランは今、大阪に住んでる。関西弁が通じるかも」。開幕戦でC大阪を完封した広島が参考だ。DF千葉が英語でしつこくフォルランに話しかけていたことを知り、神戸市出身の昌子も考えた。具体的な言葉は未定だが「俺も何かしら、しゃべりかけてみる」と。

 3万人超の来場が見込まれる一戦。大歓声の中、マッチアップする昌子には耳打ちが可能だ。C大阪はリーグ6連勝中とお得意様。さらに関西弁での“源惑”に成功すれば、開幕4戦連続完封の可能性が高まる!?

◆C大阪FWフォルランJ初ゴールで公式戦2戦連発…鹿島の開幕連勝ストップ(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20140323/177078.html

 J1第4節が23日に行われ、鹿島アントラーズとセレッソ大阪が対戦した。

 開幕3連勝で首位の鹿島がホームにC大阪を迎えた一戦。12分にC大阪は、カウンターから南野拓実のパスを受けた柿谷曜一朗がシュートを放つが、GK曽ヶ端準の正面を突いた。18分に試合は動く。左サイドでFKを獲得したC大阪は、丸橋祐介がゴール前に送ったボールから混戦となり、最後はペナルティエリアわずかに入ったところから長谷川アーリアジャスールがシュートを決め、先制に成功する。

 38分、鹿島はセットプレーから昌子源がヘディングシュートを放つが、クロスバーを叩く。42分には山本脩斗の左クロスをニアサイドの土居聖真が頭で合わせたが、ゴール右へ外れた。前半無得点で終えた鹿島は、ハーフタイムに豊川雄太に代えてジャイール、土居に代えて本山雅志を投入する。

 69分にC大阪はペナルティエリア内で南野からディエゴ・フォルランとつなぎ、シュートは相手DFのブロックに当たり弱まったが、さらに杉本健勇がボレーシュート。これはGk曽ヶ端が好反応を見せ、防ぐ。直後のCKも杉本がヘディングで合わせたが、ここも曽ヶ端の正面だった。

 押し込むものの得点できない鹿島は75分、ダヴィに代えてカイオを投入して3枚目のカードを切る。86分、C大阪は柿谷がペナルティエリア内左から長谷川とのワンツーで深い位置に侵入。ゴール前へクロスを送ると、待ち構えていたフォルランが右足で決めて、追加点を獲得する。フォルランは18日に行われたAFCチャンピオンズリーグのブリーラム・ユナイテッド戦に続くゴールとなり、Jリーグでは初ゴールとなった。試合はそのまま終了し、2-0でC大阪が勝利した。

 29日に行われる第5節で、鹿島はアウェーで横浜F・マリノス、C大阪はホームでアルビレックス新潟と対戦する。

◆C大阪フォルラン初弾で勝利/鹿-C4節(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20140323-1274121.html



<J1:鹿島0-2C大阪>◇第4節◇23日◇カシマ

 開幕3連勝で首位の鹿島が、本拠に3位C大阪を迎え撃った。先制はC大阪。前半19分に右CKのはね返りを、MF長谷川アーリアジャスールがペナルティーエリアの外から右足で蹴り込んだ。

 鹿島は開幕4試合目にして初失点。開幕4戦連続完封勝ち(90分以内)のJリーグ新記録はならなかった。その後もC大阪が優勢。フォルランのワンタッチパスや柿谷、南野の突破などで主導権を握った。

 反撃したい鹿島は後半開始から2人を交代。トップ下の土居に代えて本山、左MF豊川に代えて、途中加入で追加登録されたばかりのジャイールを投入した。これが奏功。2人を中心に攻撃が活性化され、押し込むようになる。18分にFWダビ、20分にMF遠藤と惜しいシュートが続く。

 2点目がほしいC大阪もカウンターで応戦。25分と26分にMF杉本がシュートを放ったが、いずれもGKの好セーブに遭った。

 そして後半41分、フォルランに待望のリーグ初ゴールが生まれた。1-0の後半41分、FW柿谷が左サイドから送ったグラウンダーのパスを中央で受け、GKが飛び出した無人のゴールに右足で流し込んだ。ゴールを決めると、クルッと半回転。右腕を振って豪快にガッツポーズした。観戦した姉らの前で、リーグ4戦目にして結果を出した。試合も2-0で勝った。

◆鹿島初黒星で4戦連続完封記録ならず(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20140323-1274507.html



<J1:鹿島0-2C大阪>◇第4節◇23日◇カシマ

 首位鹿島が今季初黒星を喫した。前半19分、右CKのクリアが甘くなったところを、MF長谷川アーリアジャスールにペナルティーエリアの外から決められて今季初失点。

 開幕4戦連続完封勝ち(90分以内)のJ新記録はならなかった。

 反撃したい鹿島は後半開始から2人を交代。トップ下の土居聖真に代えて本山雅志、左MFの豊川雄太に代えて、追加登録されたばかりのジャイールを投入した。2人を中心に攻撃は活性化したが、押し込んでいた41分にカウンターから追加点を献上。FWフォルランに初ゴールを許した。

 トニーニョ・セレーゾ監督は「まだ若いチーム。個の能力が高い相手だと失敗も目立つ」と振り返り、MF遠藤も「いい流れで1点を追っていた中、カウンターでの2失点目は良くない」と反省した。得失点差で辛くも首位はキープした。

◆鹿島 “お得意様”相手にリーグ戦初黒星、指揮官「完敗」(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/03/24/kiji/K20140324007834580.html

J1第4節 鹿島0―2C大阪 (3月23日 カシマ)



 鹿島は過去3年で6連勝していたお得意様に敗戦。得失点差で首位は守ったものの、リーグ戦初黒星を喫したトニーニョ・セレーゾ監督は完敗を認めた。

 「若いチームなので沈むこともあるし、個が高いチームと当たると失敗が目立つ」と指摘。「技術と能力の差が出た」と相手の強力攻撃陣に脱帽した。後半開始から投入された本山は「次に生かせれば」と切り替えを強調した。

◆鹿島、首位キープも…開幕からの連勝3で止まる(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20140324/jle14032405170003-n1.html

 J1第4節(23日、鹿島0-2C大阪、カシマ)C大阪に完敗。首位はキープしたが、開幕からの連勝は3でストップした。「攻撃陣の技術と能力の差が大きかった」とセレーゾ監督。前半19分にクリアミスから先制を許し、その後はゴール前を固めた相手の守備に苦しんだ。終了間際にはFWフォルランに初ゴールも献上。DF昌子は「追い上げムードの中での失点が痛かった。やはりフォルランはうまかった」と唇をかんだ。

◆リーグ戦初黒星の鹿島MF遠藤「チャンスはあった」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?135184-135184-fl

[3.23 J1第4節 鹿島0-2C大阪 カシマ]

 J1は23日に第4節を迎え、首位の鹿島アントラーズはホームでセレッソ大阪と対戦した。今シーズン、3試合を終えて無失点だった鹿島だが、MF長谷川アーリアジャスール、FWフォルランにゴールを許し、0-2で敗れた。

 序盤から両チームが激しく球際で競い合う中で、先にゴールを許してしまった。セットプレーの流れから与えた先制点。何度かプレーを切るチャンスがあっただけに、MF遠藤康は「1点目は自分たちのミスから。もったいない」と振り返る。さらに「でも、(その後も点を)取れるチャンスはあった。1点を追いかける中で、2点目を取られるのが一番良くない」と、決定機を生かせなかった攻撃面、耐えきれなかった守備面の両方を悔やんだ。

 C大阪がFWダヴィへのパスの供給源となっていた遠藤に対し、厳しいマークを仕掛けてきた。「あまり前を向くことができなかった」と話す遠藤は、「それでもやんないといけない。チャンスはあったので、決めるのが自分の課題」と、その中でも放ったチーム最多4本のシュートを決められなかったことを反省した。

 ただし、次につながる試合でもあったと遠藤は言う。「攻撃に関しては、みんなよく動いて、どうにかしようという気持ちを見せていた」と言い、後半から出場したMFジャイールについても「ぶっつけ本番に近かったけど、実戦でやった方が特長も分かる。ドリブルも上手いし、パンチ力もある。これからが楽しみ」と、チームに新たなオプションを加えてくれることを期待していた。

 リーグ戦3連勝と良いスタートを切った鹿島だが、ナビスコ杯のFC東京戦(1-3)とC大阪に連敗を喫した。29日には、昨季リーグ2位の横浜F・マリノスと対戦する。遠藤は「練習する時間もあるので。(リーグ戦で)連敗しないように、しっかり切り替えて頑張りたいです」と、次節を見据えた。

(取材・文 河合拓)

◆公式戦連敗も収穫を強調する鹿島DF昌子「また常勝軍団と呼ばれるように」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?135185-135185-fl

[3.23 J1第4節 鹿島0-2C大阪 カシマ]

 鹿島アントラーズの強みと言えるかもしれない。セレッソ大阪に0-2で敗れ、今季リーグ戦初黒星を喫した試合後、鹿島の選手たちは異口同音に自分たちの課題を言葉にした。

 GK曽ヶ端準は「こっちが先に決めていれば、流れは変わっていたと思うけれど、それにしても簡単にやられ過ぎた。厳しさが、まだまだ足りないと思う。技術だけでは足りないし、戦わないと点も入らないし、守れない。そこはセレッソの選手たちにあった。若くて、うまい選手たちも、球際の激しさなどがあった」と、若返りをはかっているチームの課題を口にした。

 先制点のシーンで、PA内でボールを失ったDF昌子源は、より具体的に反省する。「PAはボールをトラップするところではない。僕が胸トラップしたところを、かっさらわれてしまった。もったいない失点だったし、もっとハッキリしたプレーをしないといけなかった」と、自身のプレーを悔やんだ。

 開幕からの連勝が3で途切れたが、曽ヶ端は「負けることは、もちろんある。歯が立たなくて負けたわけじゃないし、やることをしっかり整理して、続けていかないといけない」と、これまでやってきたことを継続することが肝要だと口にした。

「(ナビスコ杯の)FC東京戦、C大阪戦は、いい勉強になった。特に収穫があった試合でした。次は横浜FM戦なので、課題をしっかりと修正して、勝ち点3を何がなんでもつかみに行きたい。また常勝軍団と言われるように、頑張りたい」と、21歳の昌子は言う。

 試合に敗れたものの首位をキープしていることを知らされると、昌子は「それは良かったです。そういう面で、まだ運も鹿島に味方してくれていると思うし、鹿島はこのまま首位に居続けるべきチームだと思う。(トニーニョ・)セレーゾ監督もそう言っていましたし、選手全員もそう思っているので。今日は負けてしまいましたけど、首位にいられるので、次からは勝ち続けて、首位に居続けられるように頑張ります」と、この連敗を教訓に、より強いチームになると誓った。

(取材・文 河合拓)

◆【J1:第4節 鹿島 vs C大阪】試合終了後の各選手コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00169911.html

3月23日(日) 2014 J1リーグ戦 第4節
鹿島 0 - 2 C大阪 (15:04/カシマ/32,099人)
得点者:19' 長谷川アーリアジャスール(C大阪)、86' フォルラン(C大阪)
☆クラブ対抗totoリーグ第1ターン開催中!
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●フォルラン選手(C大阪):
「日本に来てから1カ月と10日くらいになる。チームのこともわかり、日本にも慣れてきたところでゴールを決めることができた。これからも勝利に貢献するゴールを決めていきたい。まずはチームメイトに恵まれていると思う。ストライカーにとってそれは重要。ましてや今日の対戦は鹿島というとても歴史のあるチームにアウェイで勝てたことも重要だった」

●長谷川アーリアジャスール選手(C大阪):
「チャンスがあったらシュートを狙っていた。ただ、鹿島に試合を運ばれる時間が長かった。そこはみんなで見直したい。チーム全体でコンパクトにやる狙いがあった。アウェイのカシマスタジアムで2-0。ゼロに抑えられたことはみんなの自信になると思う」

●遠藤康選手(鹿島):
「1点目は自分たちのミスから。もったいない。でも取れるチャンスはあった。1点を追いかけるなかで2点目を取られるのが一番良くない」

Q:相手はかなり右サイドに蓋をしてきたように見えたが?
「あまり前を向けるときがなかった。それでもやんないといけない。チャンスはあったので決めきるのが自分の課題」

Q:振り返ってこうしておけば良かったという点は?
「振り返れば全部こうしておけば良かったと思う。ただ、攻撃に関してはみんな良く動いてどうにかしようという気持ちを見せていた」

Q:ジャイール選手はぶっつけ本番?
「でも実戦でやった方がジャイールの特長もわかる。ドリブルも上手いしパンチもある。これからが楽しみ」

Q:次は1週間空くが?
「練習する時間もあるので連敗しないようにしっかり切り替えて準備したいです」


●曽ヶ端準選手(鹿島):
「切り替えるしかしようがない。失点してから向こうが引いてカウンターという形になっていった。ある程度、ボールを支配してつくれたんですけど、2点目をあの時間帯で取られるのはよくない。1-0でいくことが相手のプレッシャーにもなるし、勢いをもって攻めているところで取られてしまった。もちろん相手はカウンターを狙ってくるが、あの点は問題だった」

Q:取られないようにするためにはどうすればいい?
「もちろんこっちが先に決めていれば流れが変わったけれど、それにしても簡単にやられすぎた。厳しさがまだまだ足りないと思う。技術だけでは足りないし、戦わないと点も入らないし守れない。そこはセレッソの選手たちはあった。若くて巧い選手でも、球際の激しさなどがあった」

Q:連勝が途切れたが?
「負けることはもちろんある。歯が立たなくて負けたわけじゃない。やることをしっかり準備して、続けていかないといけないと思います」

●昌子源選手(鹿島):
Q:失点の場面は?
「ペナルティエリアはトラップするところではない。僕が胸トラップしたところをかっさらわれてしまった。もったいない失点だったと思います。F東京戦、このセレッソ戦は良い勉強になった。収穫が合った試合でした。1週間しっかり準備して、また常勝軍団と呼ばれるようにしたい。セレーゾ監督も言ってましたが、鹿島は首位に居続けるべきチームだと思う。今日は負けになったけれど居続けられるようにしたい」

●青木剛選手(鹿島):
「相手が先制してからどんどん出てくると言うよりは守ってカウンターという形だった。うちが攻めてセレッソがカウンターという展開で失点してしまった。自分たちが追いつかなければいけない状況で相手も奪ってカウンターを狙っていたと思う。追加点を与えないことがベストだと思うが、自分たちが取るか相手がカウンターでとるかギリギリのところだとは思う。でも、自分たちが点を与えず、点が取れていれば違う展開になっていたと思います」

以上

◆【J1:第4節 鹿島 vs C大阪】ランコポポヴィッチ監督(C大阪)記者会見コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00169910.html

3月23日(日) 2014 J1リーグ戦 第4節
鹿島 0 - 2 C大阪 (15:04/カシマ/32,099人)
得点者:19' 長谷川アーリアジャスール(C大阪)、86' フォルラン(C大阪)
☆クラブ対抗totoリーグ第1ターン開催中!
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●ランコポポヴィッチ監督(C大阪):
「非常によい試合だったと思いますし、クオリティの高い試合だったと思います。相手も良い相手でしたし。まず、立ち上がりが非常によかった。この試合にかける思いや覚悟をプレーで見せられた。それがよかったと思います。もちろんここまで鹿島が3連勝していて、しかも無失点だということが私たちにモチベーションになりました。C大阪自体が、対鹿島リーグ戦6連敗ということも私たちの中では強かったです。前半に得点をしてから相手に主導権を握られるところがありました。うちのラインも間延びしてしまいましたし、相手にスペースを生かされた部分、ボールフォルダーを自由にした部分があったのですが、後半からしっかり修正できたと思いますし、コンパクトに良いバランスを保ちながらプレーできたと思います。後半の開始直後に2回決定的なチャンスをつくったのも、オーガナイズをしっかりし、バランスも修正されていたからだと思っています。後半に関して言えばリードはしてるんですけど同点だと思ってプレーしてくれ、話しました。点を取りにいくんだけれども同時にリスクマネジメントを忘れないでくれ、ということを徹底してチームでやろうとい話をしました。非常に安定感が後半にはありましたし、成熟した姿をゲームの進め方で見せてくれたと思います。全員がひとつになって全員で戦ったのがこの結果に繋がったと思います。私たちがコントロールできた後半だったと思います」

Q:粘り強い守備を見せてもらいましたがもう少しFC東京時代には前から守備していたと思うのですが?
「状況に応じて、今日の試合でも高い位置から相手を追い込む守備ができてた時間帯もあったと思いますし、それと同時にプレッシャーがうまくはまらず相手に主導権を明け渡してしまった時間帯もあったと感じています。ただ、大事なのは最終ラインを含めて、チーム全体が体をはって無失点で抑えたという結果が大事だと思います。FC東京時代と比べて選手の特長も違いますので、まったく同じサッカーをするつもりもありません。選手に合わせなければいけない部分もありますし、わたしのやり方に合わせてもらう部分もあります。その辺はもっともっと精度を高めていく必要があるんですけど、試合を重ねる毎によくなっていくと思います。粘り強い守備もできましたが、攻撃に関しても奪った後に相手にとって危険な攻撃を繰り返せたと感じています。一人だけでなく複数の選手がコンビネーションでシンクロして、ゴールに迎えたということ、その流れのなかでゴールを決められたことは評価できると思います。うちの攻撃陣、(杉本)健勇、(南野)拓実、(柿谷)曜一朗、ディエゴ(フォルラン)、うちがボールを持った時にアグレッシブに動き出したということに対して、相手もうちの攻撃を警戒しなければいけなかったと思いますし、その意味で相手にとって危険なプレーが有効だったと思います」

Q:フォルラン選手が公式戦2戦連続ゴールとなりました。監督から見てコンビネーションなどはいかがでしょうか?
「さっきのフラッシュインタビューでも話しましたのでオウムみたいに繰り返さなければいけないのですが、ディエゴがチームに合流してから1カ月と10日しか経っていません。普通のチームだったら公式戦前の準備にそれくらいかかります。今日見てもわかる通り、周りの選手との絡みも多くなっていますし、コンビネーションが高まっているし、彼自身のコンディションも高まっているのは間違いないと思います。ただ、彼がゴールを決めたからすごいというわけではなく、それはディエゴ以外の選手でも同じです。ゴールを決めた選手がフォーカスされるのではなく、その前のスペースをつくる動きだったり、全員が流動的に動いて連動しながらゴールを陥れるということができているかどうかが、私の中での評価の対象になります。ディエゴの攻撃面だけでなく前から厳しく守備をして、曜一朗に関してもスライディングで泥臭くゴールを奪う、健勇に関してもボールを奪われたらすぐに戻ってボールを奪い返す。彼らの攻撃だけでなく守備でも良いものを見せてくれたと思います」

以上

◆【J1:第4節 鹿島 vs C大阪】トニーニョセレーゾ監督(鹿島)記者会見コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00169909.html

3月23日(日) 2014 J1リーグ戦 第4節
鹿島 0 - 2 C大阪 (15:04/カシマ/32,099人)
得点者:19' 長谷川アーリアジャスール(C大阪)、86' フォルラン(C大阪)
☆クラブ対抗totoリーグ第1ターン開催中!
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●トニーニョセレーゾ監督(鹿島):

Q:ヤマザキナビスコカップの時は『選手が寝ていた』と仰っていました。今日はそこまで悪いことはなかったと思いますが、何が結果に結びつかなかったのでしょうか?
「水曜はどうしても休む期間が短かったので、多少疲労性の影響もありうるだろうという予測の元で送り出しました。ただ、今日に関しては試合の重要性や意味において、何も言わずとも意欲や目的意識は自然に高まりますから、そういった部分に関しては立ち上がりから最後の終わり方まで非常に良かったのではないかと思います。

試合に関しては全て起きたことが頭に入っているかと言ったらそうはいきません。敗戦後ですので、どうしても頭に血が上っている状態です。全部、明確に頭の中で整理できているかといえば整理できていない部分もあります。ただ、その上で発言させてもらうと、攻撃に関してはボックス付近までは運ぶのだけれど、そこからの崩しがうまくできていない部分がありました。ラストパスやフィニッシュや斜めの侵入の仕方だったり、もう少しそこから深さやゴールに向かうことが動き出しやパスでできるのに、それが少し消極的になっていたというところで交代策で改善しようという狙いがありました。大きなこの試合においての違いは、攻撃陣の技術力というか技術が上手くいった攻撃陣が試合の中で違いを見せたのではないかと思います。どうしてもセレッソさんの攻撃陣というのは質の高い選手がいますし、技術能力も高いですから、ペナルティエリア付近やエリア内では我々よりも精度や正確さでは良かったところが違いだったと思います。残念ながらうちの攻撃陣は、うまく技術的なところで物足りないところがありました。彼らとの差はどうしてもあるものなので、その差の中で能力や質が普段に比べて大きかったと思います。
お客さんという意味ではすごくよかったと思います。これだけのお客さんが見に来てくれるということは選手にとってもクラブにとってもよかったと思います」

Q:3万2千人を越えるサポーターが入った一方で無観客試合もありました。改めてサポーターについてコメントをお願いします。
「これだけ多くのお客さんがいたほうが、サッカーのスペクタクルに関しては良いと思います。サッカーはファンがいて、サポーターがいて、そうした方々がTVを見たり、スタジアムに来たりすることで魅力が加わります。当然ながら競争力の高いチームがピッチに立てばおもしろい試合が見られ、それに対してサポーターが建設的な応援合戦をしていけばとても良いと思います。お客さんがいることは良いことだと思いますし、お客さんがいないというのは何らかの理由があってのことだと思います。我々は我々がやるべきこと、お客さんを魅了することをやり続けなければいけないと思います。

交代をハーフタイムで2つしましたけれど、先ほど言った通り、ラストパスや斜めの侵入が無かったということで、もう少しそういったところを本山選手の経験からできるのではないかと求めた部分がありました。非常に良い試合への入り方をしたと思います。豊川選手は前半で打撲したところがあってジャイール選手を入れたのですが、お客さんが多かったせいかデビュー戦だったせいか、ちょっと緊張があったのかもしれません。僕の観点から期待したパフォーマンスには達しませんでした。緊張やデビュー戦ということがあったのかもしれませんが、あまり思ったような形にはなりませんでした。最後、カイオ選手を入れて、ダヴィと代わって入れたのですが、今日はダヴィがボールと仲良くなれない日でした。そういう日も選手にはあるので、うまく収まるというか、ボールが自分の足下に吸い付かないところがあったのでカイオを入れました。カイオはどうしても若い部分があるし、ホームスタジアムの雰囲気に緊張もあったのかもしれません。動き出しの部分では思ったようなプレーをしてくれた部分もありましたし、できなかった部分もありましたが、まだ若いので修正しなければいけない部分があるのは当然ですし、だいぶ良かったのではないかと思います。今日は遠藤選手も非常にすばらしいパフォーマンスを前後半共に継続して、運動量や積極性を見せ続けたと思います。ダブルボランチに関しても良かったですし、あとは青木選手が今までの培った経験からしてみれば、もうちょっと落ち着いてあのゾーンからのビルドアップをもう少し期待したようにできるのではないかと思います。ただ、チーム全体としては非常に積極性を持ってアグレッシブさを出していました。若いチームですので浮き沈みはあるかもしれないし、強豪だったり、個の能力の高い選手とあたって失敗することもあるだろうし、得ることもあるだろうと思います。ただ、我々はそのまま前進し続けなければいけないのであって、再び謙虚さをもって練習に向かい、真摯に取り組んでもらえば必ず成長があると思います」

以上

◆2014Jリーグ ディビジョン1 第4節(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/51074

J1 第4節 セレッソ大阪戦

鹿島、ホームで悔しい完封負け。開幕からの連勝は3でストップ。

19日に行われたヤマザキナビスコカップ、アウェイでのFC東京戦を1-3で落とし、今季初黒星を喫した鹿島が、開幕3連勝で単独首位に立つリーグ戦の第4節に臨んだ。ホーム・カシマスタジアムにセレッソ大阪を迎え撃ったが、0-2で敗れ、リーグ戦初黒星を喫した。

鹿島は、FC東京戦を欠場した曽ヶ端が先発に復帰し、フィールドプレーヤー10人は、開幕戦以来の不動のメンバーで臨んだ。リーグ戦の開幕3試合を無失点で終えた鹿島だが、立ち上がりからC大阪に攻め込まれる。12分には、南野にドリブルで持ち込まれ、ペナルティーエリア内の柿谷にパスを通されると、至近距離からシュートを許したが、曽ヶ端が正面で抑えた。しかし、19分に先制点を献上。自陣右サイドでFKを与え、クロスボールを蹴り込まれると、一時は曽ヶ端がパンチングで跳ね返したものの、セカンドボールがこぼれる。長谷川アーリアジャスールにダイレクトでシュートを打たれ、今季リーグ戦初失点を許した。

1点ビハインドを負った鹿島は、次第に盛り返してボールをキープし、攻勢をかける。だが、守備ブロックを敷いてカウンターを狙うC大阪の前に、なかなか決定機を作れない。遠藤が積極的にミドルシュートを放ったものの、ペナルティーエリアの外からのシュートは相手DFにブロックされ、ゴールを脅かすには至らなかった。前半最大のチャンスは38分、遠藤が蹴った左CKを、中央の昌子が頭で合わせたが、シュートはクロスバーを直撃した。同点弾を挙げられないまま前半が終了し、0-1でハーフタイムを迎えた。

後半開始時から、鹿島は2選手を投入して打開を図った。土居と豊川に代わって、新加入のジャイールと本山がピッチに立った。47分、フォルランにペナルティーエリア内でフリーの状態でボールが渡ってしまったが、シュートは枠の外へ。ピンチを脱した鹿島は、前半同様にボール支配率を高めて同点弾を狙ったが、ペナルティーエリアの手前まで攻め込みながらも効果的なパスを供給できない、もどかしい展開が続いた。58分に遠藤が放ったミドルシュートは枠を越え、63分にペナルティーエリアの中でパスを受けたジャイールの左足シュートは、枠の右へと外れた。

1点を追う鹿島は、70分、71分と立て続けに杉本にシュートを許し、ゴールを脅かされたものの、曽ヶ端の好守で追加点を与えない。1点差のまま終盤を迎え、トニーニョ セレーゾ監督は75分、カイオをピッチに送り出した。

しかし、次の得点を挙げたのはC大阪だった。86分、柿谷にワンツーで突破されると、最後はフォルランに押し込まれ、痛恨の2失点目を喫した。2点ビハインドとなった鹿島は、アディショナルタイムに本山がクロスボールに飛び込んだが、クロスバーに阻まれて得点ならず。結局、最後までC大阪ゴールを割ることができずに、完封負けを喫した。

ホームで悔しい敗戦を喫した鹿島だが、依然としてリーグ首位をキープしている。次戦は30日のJ1第5節、横浜FM戦だ。勝ち点9で並ぶ上位チームとの対決を制し、再び波に乗りたいところだ。



【この試合のトピックス】
・ジャイールが後半開始時から出場し、鹿島での公式戦デビューとJ1初出場を果たした。
・入場者数が32,099名を記録。リーグ戦でのホームゲームの観客動員数が3万人を超えたのは通算28回目で、カシマスタジアムでは18回目。前回は、2013年10月19日、J1第29節の浦和戦だった。
・カイオが公式戦3試合連続の途中出場を果たした。
・リーグでのC大阪戦の連勝は6でストップした。


監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・チャンスは必ず来る。我慢して積極性を貫け!
・最後の局面で慌てず落ち着いてチャンスと向き合うこと。
・自陣エリア内ではリスクを負う必要などない。シンプルにいこう。

セレッソ大阪:ランコ ポポヴィッチ
・前半の試合の入り方は非常に良かった。
・最終ラインと前線ラインをコンパクトに。
・気持ちで負けないように最後まで戦おう。

[試合後]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・今日の試合に関しては、重要性などの意味では、誰もが何も言わずに分かっていたと思う。そういった意味では、立ち上がりから最後まで良かったと思う。
・細かい点に関しては、また終わったばかりだし、負けた後なので気持ちも高ぶり、整理出来ていない部分もある。攻撃面では、ボックスの前までは行けたが、そこからの崩しがなかった。そこで後半から本山とジャイールを入れて、変化を加えたが、難しい時間が多かった。今日に関しては、C大阪の攻撃陣とウチの攻撃陣で差が出てしまった。普段と比べたら、精度が低かったし、ダヴィにとってはボールと仲良くなれない日だった。ただ、こういうことは、サッカーにおいてはあること。
・(交代で入った選手に関して)本山は良かったと思うし、非常にいい入り方をしたと思う。しかしジャイールは少し緊張していたのか、自分の期待通りではなかった。カイオは若さもあり、今日のカシマの雰囲気で少し緊張していて、できたこととできなかったことがあった。そこは修正していかなければいけない。
・(観客数が3万2,000人を超え)観客が多いということはとても良かった。これだけ多くの方が来てくださったことは、スペクタクルの意味では非常に大きい。サッカーにはサポーターが必要だし、ピッチ上では魅力ある選手たちが素晴らしいプレーを見せ、またサポーターの皆さんが喜んでくれることが一番。我々はやるべきること、つまり皆さんを喜ばせなければいけないと思う。
・今のアントラーズは若いチームなので、浮き沈みはあるだろうし、老練なチームにやられることもあるだろう。しかし我々は前に進むしかないし、毎日謙虚に練習を重ねていけば、きっと報われると思う。

セレッソ大阪:ランコ ポポヴィッチ
非常にいいゲームだった。レベルも高く、対戦相手も素晴らしかった。特に試合の立ち上がりは非常に良かった。この試合に賭ける選手たちの思い、覚悟がプレーで見せられた。鹿島はここまで3連勝しているので、刺激になったし、モチベーションも高かった。リーグ戦で6連敗中の相手だっただけに、モチベーションはことさら高かった。前半にゴールを決めた後、主導権を握られてしまい、スペースを与えてしまったところはあるが、後半に修正してコンパクトにやれた。後半はリードしていたが、同点のつもりで行けと指示を出し、リスクマネージメントをしながら追加点を取りに行かせた。成熟した戦い方を見せることができた。全員が1つになって戦った結果だと思う。


選手コメント

[試合後]

【昌子 源】
1失点目は、トラップしてしまった。ユキ(伊東選手)に託した部分もあって、お見合いになってしまった。追いつきムードの中での失点は、F東京戦と同じ。反省しないといけない。(フォルランは)うまかった。ヘディングを競らせないようにした。細かい技術を感じた。チームとして、フォルランに取らせようという意識を感じた。サイドから南野がスピードに乗って入ってくると怖かった。押せ押せの展開の中での失点はなくさないといけない。先取点を取られても取り返すのが鹿島の強み。もっと耐えて、カウンターを食らわないように。2失点目はクリアミス。中にクリアしてしまったが、外に弾いておけば、なかった失点。ミスが多い。危ないシーンの前に、止められる部分もある。そこで止めておかないと。もっとはっきりしたプレーをしないといけない。F東京戦とC大阪戦は良い勉強になった。しっかり修正して、次の横浜FM戦で勝点3を取って、また常勝軍団と呼ばれるように頑張りたい。

【山本 脩斗】
前半で失点して、先制されたのはきつかった。自分たちの形、ボールをつなぎながら、というところはできていたし、後半も自分たちのペースだったが、決められなかった。どこかで攻め急ぎをしていた部分もあったと思う。最後のペナルティーエリア付近での攻撃は、もう少しアイデアを持ってやっていかないといけない。それは次の課題だと思う。

【青木 剛】
セットプレーつながりから先制されて、そこから相手は、どんどん攻撃的に来るというよりは、しっかり守備のブロックを作ってカウンターという流れが多くなっていった。自分たちがボールを回しながら攻めて、相手が守ってカウンターという展開だった。その中で相手に追加点を取られてしまって、自分たちが取れずに終わってしまった。自分たちが追いつかなければいけない状況の中で、相手もやっぱり、奪ってカウンターというところは狙っていたと思うが、前がかりになる中で追加点を与えない、ということができればベスト。自分たちが取るか相手が2点目を取るか、というギリギリのところだと思うが、相手に追加点を与えずに、先に同点に追いつければ違う展開になったと思う。(フォルランは)ボールが入った時に懐の深さを感じた。シンプルにプレーしながら、周りと連係しながら動き出しを意識してやっていると思った。まだ4試合終わっただけ。順位や他のチームとの兼ね合いはそんなに意識はしないが、やっぱり一度首位に立ったからには、ずっとその位置で、最後まで行きたい。次もまた直接対決になるが、横浜FM戦までの1週間、準備期間がある。しっかり準備したい。

曽ヶ端選手、遠藤選手のコメントはアントラーズモバイルをご覧ください。

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