日刊鹿島アントラーズニュース

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2014年7月23日水曜日

◆【J1:第16節 鹿島 vs 大宮】プレビュー:天皇杯敗退から1週間。忘れ得ぬ悔しさを晴らすべく鹿島イレブンが再びカシマスタジアムのピッチに立つ。(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00175717.html

7月23日(水)J1 第16節 鹿島 vs 大宮(19:00KICK OFF/カシマ)
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予想外の天皇杯初戦敗退が決まったとき、カシマスタジアムの空気は形容しがたいものだった。もちろん、ホームのゴール裏から強烈なブーイングが鹿島の選手を襲った。しかし、起きてはならない結果が起きてしまった衝撃は、選手からもゴール裏に集ったサポーターからもありありと感じられ、その乏しい現実感が幻でも見ているかのような錯覚を引き起こす。もし、空気に色があるのなら怒りの赤ではなく蒼。ソニー仙台のゴール裏をのぞき、顔面を蒼白にする人の群れがあった。
あれから1週間が過ぎ、鹿島アントラーズは再びカシマスタジアムでの試合を迎えようとしている。悪夢のような記憶を払拭するには、勝つこと、そして優勝をサポーターに見せることでしか達成できない。

対戦するのは大宮アルディージャ。前節、3連覇を狙う広島と対戦し、前半に3失点を喫しながらも後半は逆に3得点と盛り返し引き分けに持ち込んだ。特にデビュー戦でいきなり2得点した新外国人のムルジャには大きな注目が集まる。まだコンディションは完璧ではないようだが、得点力の高さをデビュー戦から発揮したと言えるだろう。反転しながら鋭く右足を振り抜いた2点目のゴールなどは、才能の片鱗を伺わせた。ズラタンと家長昭博が絡む攻撃陣は要注目だ。

鹿島の攻撃陣で注目したいのはやはりダヴィだ。前節は、後半になってシュート3本を放ったが前半は0本に抑えられてしまった。F東京の中盤が3枚だったため、鹿島は前半から多くのクロスをダヴィに送ったが、ダヴィの動きとクロスが合わず、ほとんどチャンスにならなかった。唯一の得点となった豊川雄太のボレーシュートはダヴィがクロスに潰れたことで生まれただけに、その場でクロスを待つダヴィの頭に合わせるのか、それともクロスにダヴィが飛び込んでいくべきなのか、細かな修正が必要だろう。赤崎秀平が左膝内側靱帯を痛め離脱しただけに、ブラジル人FWにかかる期待は大きい。

とはいえ、攻撃を支えるのは守備。狙いとする攻撃を仕掛けるためにも守備が重要だ。前節、鹿島は前から奪いにいく守備が久々に見られた。ホームでの試合ということもあり、今節もそうした戦いが継続されるだろう。夜は涼しくなる鹿島であれば、夏場と言えど体力を気にして戦う必要はない。しかし、大宮も前から行くプレスを持ち味の一つとする。お互いに同じような戦いを志向するならば、中盤は激しい潰し合いとなるだろう。また大宮には3バックというオプションもある。戦局に応じて戦い方を変えてくるはずだ。

リーグ戦第16節を迎えるが、鹿島はホームのカシマスタジアムで3勝4敗と負け越している。天皇杯の悔しさを晴らすためにも勝ち続けなければならない。

以上

2014.07.22 Reported by 田中滋

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