日刊鹿島アントラーズニュース

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2014年8月2日土曜日

◆[総体]先輩越えヘ!日本一へ!鹿島入りの大阪桐蔭MF久保田和音「プレッシャーを力に」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?144219-144219-fl



 夏の高校日本一を争う平成26年度全国高校総体「煌(きら)めく青春 南関東総体2014」サッカー競技は1日、山梨県韮崎市内で開会式を行い、出場55校の代表選手たちが出席した。大会はあす2日に1回戦を実施。8日の決勝まで熱戦を繰り広げる。

 先輩越え、そして頂点への思いを新たにした。翌日に行われる1回戦を控えて代表者4名のみが参加するチームが多い中、2年ぶりの出場となる大阪桐蔭高(大阪1)は開会式出席の4選手以外の登録選手たちも開会式会場を訪れ、全国総体の雰囲気を味わった。7月17日に鹿島アントラーズと仮契約を結んだ注目の司令塔、MF久保田和音(3年)は「戦うモードになりました」と静かに闘志を口にしていた。

 J1優勝7回を誇る名門クラブへの加入が決まり、周囲も盛り上がった。今回の全国総体を代表する注目選手となってメディアから取り上げられている久保田和だが、本人は冷静そのもの。「自分の中ではあまり気にしないようにしています。(周囲からは鹿島入りする選手と)自分もそう見られているので、しっかりしていかなければいけないと思うんですけど、まずは自分のプレーをしっかりとするだけを考えています。プレッシャーは感じるんですけど、プレッシャーも力に変えられるようにしていきたい」と語った。

 大阪桐蔭は2年前の全国高校総体で4強進出。プリンスリーグ関西では優勝した昨年に続き、今年も首位を走る。全国総体予選開幕直前に行われた阪南大高とのプリンスリーグ関西首位決戦を0-2で落としたが、ここで崩れることなく、総体予選では阪南大高に見事2-0で雪辱。久保田和も「インターハイで阪南に勝って、そこからチームの士気も上がってきた。(全国大会まで)チームとしても上手くやってきた」と振り返るように大阪府予選を制し、その後のプリンスリーグ関西も5連勝と上向きのまま全国総体に臨もうとしている。

「このまま行けたらいいです」と久保田和もチームの躍進に期待。久保田和だけでなく、MF神田瑛士郎やMF久保田貴大、FW奥田陽太ら実力者を擁し、1タッチのパスを多用したポゼッションなど連動性の高い攻守を見せる大阪桐蔭には十分に頂点に立つチャンスがある。久保田自身、周囲の注目が高まる中、「上手くいかない時もあったんですけど、思い通りのプレーができなかったり、上手くボールに絡めなかったり、自分の中で苦しんだ。ちょこちょこあるんです」と明かすが、「積極的にミスを怖れずにプレーすること」で悪い波も乗り越えてきた。今回の総体でも積極的にプレーすることで厳しいマークを打ち破る。そして2年前、先輩たちが流通経済大柏高(千葉)を破るなど初の4強まで駆け上がるシーンを現地で見ていたMFは「ボクたちも歴史変えていきたいという目標はある。まずは先輩たちを越えられるように頑張ります」と誓った。

 初戦の対戦相手は16回目の出場となる仙台育英高(宮城)。ヴァンフォーレ甲府への練習参加をしている190cmCB熊谷駿を擁する相手との1回戦は屈指の好カードだ。久保田和は注目される中でプレッシャーを力に変えて、ひとつでも多くの白星を掴むことができるか。年代別日本代表初招集も有力視されている司令塔が、仲間とともに山梨で歴史を変える。

(取材・文 吉田太郎)

◆内田、文庫本のキャンペーンで浴衣姿披露!ドイツ5年目へ意気込み(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/japan/20140801-OHT1T50118.html



 日本代表DF内田篤人(26)=シャルケ04=が、初めて浴衣姿を披露している。自身がイメージキャラクターを務める「幻冬舎文庫」で、夏の文庫キャンペーン用に撮影されたもの。落ち着いたグレー基調の浴衣を着こなしている。8月5日から、挟み込みチラシなどで、幻冬舎文庫のPRに一役買う。

 ドイツ1部・ブンデスリーガで5年目を迎えるとあって、浴衣姿での撮影を「普段の生活でなかなか浴衣を着る機会がなかったので、(着られるのは)うれしかった」と振り返った内田。文庫本を手にしていることで「頭が良さそうに見えるので、助かった」と心境を明かした。

 内田は現在、右膝蓋骨(しつがいこつ)の腱(けん)に炎症を起こし、別メニュー調整中。ただ、リハビリ経過は順調で、開幕戦ハノーバー戦(23・ハノーバー)での復帰に向け、リハビリを続けているという。ドイツ5年目となる新シーズンへ、「毎年が勝負だと思っているので、今年も同じ気持ちで臨みたい」と意気込んでいる。

◆ケルン・大迫 5分で1得点1アシスト 2発快勝に貢献(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/08/02/kiji/K20140802008672580.html

 ドイツ2部1860ミュンヘンからケルンに加入した日本代表FW大迫が、7月31日に行われたトラブゾンスポール(トルコ)とのプレシーズンマッチで1得点1アシストと活躍した。

 前半14分にパスカットからのスルーパスに反応良く抜け出してGKと1対1となり、右足でゴール右隅へ流し込んで2戦連発となる先制ゴール。同18分には右サイドでフリーとなっていた選手にサイドチェンジのパスを送り、チーム2点目をアシストした。前半だけで退いたものの、試合は2―0で快勝した。

◆元柏ジョルジワグネル 来週にも鹿島入り(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp1-20140801-1343742.html

 鹿島が、元柏のブラジル人MFジョルジワグネル(35)と進めていた獲得交渉が7月31日、合意となった。クラブ関係者が「あとはサインを待つだけ」と説明していた契約がまとまった。週明けにも来日し、メディカルチェックを経て発表される見通し。柏時代の11~13年にJ1リーグ、天皇杯、ナビスコ杯の制覇に貢献した「優勝請負人」で、今年1月からブラジル1部ボタフォゴでプレーしていた。

◆【仙台】元鹿島柳沢「いい結果でる」、野沢が完全移籍で背番「8」(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20140801-OHT1T50255.html



 J1ベガルタ仙台は1日、スポーツ報知既報通り、鹿島の元日本代表MF野沢拓也(32)を完全移籍で獲得したと発表した。背番号は「8」。全体練習の合流は5日以降になる予定。

 熱意が、J1通算318試合出場のベテランに届いた。仙台側は野沢が以前に着用していた背番号「8」に加え、13年から着用する「35」も提示。条件面でも希望に沿うよう、譲歩した模様だ。この日、契約書にサインを交わした32歳はクラブを通じ「新たな挑戦の場とチャンスを与えていただけたことを光栄に感じています」とコメントした。

 加入を真っ先に歓迎したのは、鹿島で一緒にプレーした経験のあるFW柳沢敦(37)だ。「移籍の決断は簡単ではない。強い気持ちを持って決断したと思う。その気持ちを持って力を注いでくれれば、必ずいい結果が出る」と断言した。

 仙台は、J1再昇格を果たした2010年以降、夏の補強で3選手を獲得したのは初めて。夏では“クラブ史上最大級”とも言える補強を行った渡辺晋監督(40)は野沢について「被災地のチームの役割は分かってくれると思う」と期待した。J1通算60得点の攻撃的MFが、後半戦の切り札となれるか。

◆野沢仙台入り「常に勝利とタイトルを」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20140801-1344032.html



 仙台は1日、元日本代表の鹿島MF野沢拓也(32)を完全移籍で獲得したと正式に発表した。

 野沢は今季、若手の台頭もあってリーグ戦での先発はなし。8試合179分の出場にとどまっており、最近2試合はベンチを外れていた。

 仙台が3クラブ目となる野沢は「新たな挑戦の場とチャンスを与えていただけたことを光栄に感じています。僕は常に勝利とタイトルを目指して戦っています。移籍というのは難しく、クラブやサポーターの皆さんにご迷惑をおかけしてしまう部分もあるかと思います。ただ、サッカーへの意欲と試合に向かう姿勢はどこへ行っても変わりません。応援のほど、よろしくお願いします」とクラブを通じてコメントした。

◆鹿島の野沢拓也が仙台に完全移籍(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20140801-1344030.html



 鹿島は1日、元日本代表MF野沢拓也(32)が仙台に完全移籍すると発表した。

 07~09年の3連覇に貢献するなど長く主力として活躍したが、今季は若手の台頭によって出場機会が激減。17節を終えて1度も先発がなく、計8試合179分の途中出場(1得点)にとどまっていた。下部組織出身で人気も高かった、J1通算318試合60得点の攻撃的MF。クラブを通じてサポーターに別れを告げた。

 コメント全文は下記の通り。

 次にアントラーズのサポーターの皆さんに「さようなら」を告げるときは、現役引退のタイミングだと思っていました。ヴィッセル神戸に在籍した1年を除き、18年半にわたり、ここでお世話になったことから、自分の中で引退までやり切りたいという願いがありました。当たり前のことかもしれませんが、サッカーの醍醐味(だいごみ)は自分たちの技術と戦術で相手を上回り、勝利すること。そして、常に勝ち続けること。アントラーズではそれを実現できる環境がありました。

 しかしながら、アントラーズには今、かつての自分のように、これからさらに成長する多くの若手選手がいて、彼らとともにクラブは新しい時代に向かおうとしています。ベテランと呼ばれるようになった自分が、今までの経験を生かして彼らとチームを支えるというのもプロ選手として素晴らしいことだと思います。しかし、自分の未熟さゆえに現段階ではそれを受け入れることができませんでした。

 「観戦客をワクワクさせるような選手でありたい」という気持ちは、今も強く残っています。このままサッカー人生を終わりたくないという欲もあります。そういったサッカーに対する意欲、そして何よりも愛するクラブの妨げになりたくないという気持ち。その2つが、移籍を決断した理由です。簡単なことではないと思いますが、所属クラブが変わっても、アントラーズのサポーターの皆さんには今までと変わらず野沢拓也を応援いただけることを願っています。今後も僕がアントラーズへの思いを胸に抱き続けていくように。長い間、お世話になりました。そして、本当にありがとうございました。

◆野沢拓也選手がベガルタ仙台に完全移籍(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/news/release/44471

野沢 拓也選手がベガルタ仙台に完全移籍することとなりましたので、お知らせいたします。

<選手プロフィール>
■選手名:
野沢 拓也(のざわ・たくや)

■生まれ:
1981年8月12日、茨城県出身

■ポジション:
MF

■サイズ:
176センチ、70キロ

■経歴:カッコ内は加入年
稲田サッカースポーツ少年団-鹿島アントラーズジュニアユース(1994)-鹿島アントラーズ ユース(1997)-CFZ ド・リオ (1999、ブラジル)-鹿島アントラーズ(1999~2011)-ヴィッセル神戸(2012)-鹿島アントラーズ(2013)

■公式戦成績:
J1リーグ通算 318試合60得点(鹿島で285試合55得点) ※J1第17節現在
ナビスコカップ通算 59試合8得点(鹿島で55試合8得点)
天皇杯通算 40試合11得点(鹿島で39試合11得点)
AFCチャンピオンズリーグ 29試合10得点(すべて鹿島)
ゼロックススーパーカップ 4試合3得点(すべて鹿島)
アジアクラブ選手権 4試合0得点(すべて鹿島)
A3チャンピオンズカップ 1試合0得点(すべて鹿島)

■代表歴等:
日本代表(2006、国際Aマッチ出場なし)、U-21日本代表、U-19日本代表

■野沢選手コメント
次にアントラーズのサポーターの皆さんに「さようなら」を告げるときは、現役引退のタイミングだと思っていました。ヴィッセル神戸に在籍した1年を除き、18年半にわたりここでお世話になったことから、自分の中で引退までやり切りたいという願いがありました。当たり前のことかもしれませんが、サッカーの醍醐味は自分たちの技術と戦術で相手を上回り、勝利すること。そして、常に勝ち続けること。アントラーズではそれを実現できる環境がありました。
しかしながら、アントラーズには今、かつての自分のように、これから更に成長する多くの若手選手がいて、彼らとともにクラブは新しい時代に向かおうとしています。ベテランと呼ばれるようになった自分が、今までの経験を生かして彼らとチームを支えるというのもプロ選手として素晴らしいことだと思います。しかし、自分の未熟さゆえに現段階ではそれを受け入れることができませんでした。「観戦客をワクワクさせるような選手でありたい」という気持ちは、今も強く残っています。このままサッカー人生を終わりたくないという欲もあります。そういったサッカーに対する意欲、そして何よりも愛するクラブの妨げになりたくないという気持ち。その二つが、移籍を決断した理由です。簡単なことではないと思いますが、所属クラブが変わっても、アントラーズのサポーターの皆さんには今までと変わらず野沢拓也を応援いただけることを願っています。今後も僕がアントラーズへの想いを胸に抱き続けていくように。
長い間、お世話になりました。そして、本当にありがとうございました。

◆【J1第18節予想スタメン 鹿島vs広島】今節屈指の注目カード…優勝戦線生き残りを懸けた上位対決が実現(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20140801/216797.html?view=more




リーグ戦再開後初白星を狙う鹿島 [写真]=Getty Images


■鹿島アントラーズ リーグ戦再開後初白星のカギは攻撃陣の奮起

 中断明けから3戦連続で引き分けに終わり、多くの勝ち点を逃した印象が強い。今節の対戦相手は、前節の浦和と同じシステムを採用する広島。4月のアウェイ戦では3-0で完勝している。

 前回対戦時は小笠原満男がディフェンスラインに入り、5バック気味に守る場面も多かったが、浦和戦ではマークの受け渡しが以前より洗練されていた。同じシステムの相手をセットプレーからの1点だけに抑えられたことは、チーム全体の自信となるだろう。ただ、リスタートからの失点が2試合連続で続いているだけに、セットプレーには注意が必要だ。

 負傷していた赤崎秀平は全体練習に復帰し、練習では鋭いシュートを放っていた。また、伊東幸敏も前節からベンチ入り。練習でも元気な姿を見せており、こちらは先発復帰が期待される。しかし、前節を欠場した遠藤康は広島戦に間に合う様子ではなく、試合前々日の練習も別メニュー調整で終えている。

 現在勝ち点27で4位につけてはいるものの、3位川崎との勝ち点差は6。上との差が開いているだけでなく、9位の柏が同24と、逆に下との差は縮まっている。1試合の結果が順位に大きく影響するだけに、中断明け初となる白星をそろそろ手にしたいところだ。

 試合前々日は、恒例の紅白戦ではなく、ポジション別に分かれた練習で調整。攻撃陣はいくつものパターンのシュート練習を反復して繰り返していた。勝ちきれない試合が続く要因の一つとして決定力不足が挙げられるだけに、改善を期待したい。(田中滋)

■鹿島予想スタメン

4-2-3-1

GK
曽ヶ端準

DF
伊東幸敏
植田直通
昌子源
山本脩斗

MF

柴崎岳
小笠原満男
豊川雄太
土居聖真
カイオ

FW
ダヴィ


■サンフレッチェ広島 リーグ戦再開後は低調な出来、試合運びに不安あり

 昨季は7月の5試合を全勝で乗り切り、連覇への足場を固めた広島だが、今季は様相が違う。試合の経過だけを見れば再開後の4試合全てで勝利を収めてもおかしくなかったが、結果は1勝2分1敗。前半戦終了時点における勝ち点でも、36ポイントを積み上げた昨季に比べ、今季は27ポイントと出遅れてしまっている。

 その要因は、やはり試合運びの不安定さにある。4試合で8失点という守備のもろさは、球際の厳しさなど「個人」に帰する部分も少なくないが、むしろ組織的な部分に問題がある。特に気になるのはビルドアップへの不安だ。ミスからマイボールを相手に渡し、距離感の悪さから数的優位を保つ守備陣形が整えられない。甲府戦での失点はその象徴と言える。

 ただ、明るい材料もある。ここ2試合は先制を許しているものの、結果は1勝1分と負けなし。途中交代の選手たち(ミキッチ、森崎浩司、皆川佑介)らが試合の流れを変え、難しい状況をモノにできている。特にリーグ戦再開後はサイド攻撃が絶好調で、全10得点のうち8得点がサイドを起点とした攻撃から生まれている。ミキッチ、柏好文、山岸智、清水航平と能力の高いサイドアタッカーの突破が破壊力を生んでいる点は、室蘭キャンプで練習を積み重ねた成果だろう。

 甲府戦で同点ゴールを決めた柴崎晃誠は森崎和幸との関係が整理され、彼の高い技術力が相手の脅威となる予感も。いずれにしても、広島の浮沈をかけた鹿島戦はリーグ3連覇に向けての大きな試練。修正ポイントは明確なだけに、あとは結果を出すだけである。(totoONE編集部)

■広島予想スタメン

3-4-2-1

GK
林卓人

DF
塩谷司
千葉和彦
水本裕貴

MF
柏好文
柴崎晃誠
森崎和幸
山岸智
石原直樹
高萩洋次郎

FW
佐藤寿人

◆【J1:第18節 鹿島 vs 広島】プレビュー:昨季、目の前で優勝を決められた広島をホームに迎える鹿島。そのときの悔しさを晴らし、上位に食らいつけるか?(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00176319.html

8月2日(土)J1 第18節 鹿島 vs 広島(18:30KICK OFF/カシマ)
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アウェイゴール裏の3,000人が歓喜している光景が、いまでもまぶたに焼き付いているのだろう。

「昨年、最後に目の前で優勝を決められてる。その悔しさがある」。

試合日に35回目の誕生日を迎える曽ヶ端準は、今節の広島戦について話題を振られるとまず第一に昨季の最終節のことに言及した。昨シーズン、鹿島は最終節に優勝をかけて広島と対戦。鹿島が優勝する条件はかなり厳しいものがあったが、結果はその夢を無情にも打ち壊す0-2の完敗。結局、ACLへの出場権さえも逃すことになってしまった。
あれから8カ月近い月日が流れた。直接的にタイトルがかかる対戦ではないが、今季の行く末を占う上では重要な試合だ。「順位が上に行くためにも大事な試合。レッズ戦で縮めることができなかったので」と曽ヶ端。中断明けから3試合連続で引き分けたことにより、首位浦和との勝点差は9。これ以上離されずに上位に付いていくためにも勝利が必要だ。

対戦相手の広島は、鹿島と同じ勝点27。得失点差の関係で5位につけているが、悲願の3連覇を達成するためには、こちらも上位に食らい付く必要がある。しかし、この3試合で勝ちきることが出来ず勝点3に留まっている鹿島とは違い、1勝2分の勝点5とまずまずの成績。主力選手の何人かに怪我が出ている状況のなかで及第点の勝点は稼いできた。

前回の対戦では、鹿島が3-0と完勝を収めているが昌子源は、また違った試合展開になると予想していた。

「むこうはACLの疲れもあった。こっちは引いて戦ったけれど、アウェイと同じ戦い方をしてもそれを崩す練習をしていると思う。鹿島にはあまり引くサッカーは似合わない」。

基本としては、前節の浦和戦と同じように相手が来るのを待ち構えることになるだろう。同じシステムの浦和には近年で一番の戦いをすることが出来た。確かに相手の方がボールを保持する時間は多いのかもしれないが、それは「うちらにするとまわされている、というよりまわさせている感じ」(土居聖真)。相手のビルドアップを妨げながら機を見てボール奪取を仕掛けるチーム全体の連動性は、徐々に高まっている。

昨季は目の前で優勝を決められ涙を流す若い選手が鹿島には多かった。さらに若返りをはかり、最終節に出場していなかった選手も先発の座を射止めているが悔しさを忘れた選手はいないだろう。リーグ戦のタイトル争いのなかに踏みとどまるためにも大事な試合だ。

以上

2014.08.01 Reported by 田中滋

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