日刊鹿島アントラーズニュース

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2014年9月21日日曜日

◆2014年8月 月間ベストゴール受賞コメント(鹿島アントラーズ 西 大伍選手)

◆2014年8月 コカ・コーラ Jリーグ 月間MVP受賞コメント(鹿島アントラーズ 柴崎 岳選手)

◆内田復帰前進 右膝上々「試合中は気にはならなかった」(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/09/21/kiji/K20140921008966790.html

 シャルケのDF内田が復帰にまた一歩近づいた。20日、4部に所属するU―23チームのホーム・エッセン戦に右サイドバックで先発し、後半16分までプレー。攻撃参加や守備時の当たりなどは控え気味だったが、7月中旬に痛めた右膝の状態については「試合中はそれほど気にはならなかった」と説明した。8月下旬からチーム練習に合流し、4日の練習試合には45分間出場。トップチームでの復帰時期については「あすの膝の状態を見て。日によって(状態が)違うから」と慎重だった。

◆【横浜M】シュートほぼゼロ!鹿島に“準完全試合”食らう(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20140921-OHT1T50035.html



 ◆J1第24節 鹿島1―0横浜M(20日・カシマスタジアム)

 横浜Mが屈辱の“準完全試合”を食らい、リーグ50回目の対戦となった鹿島に完敗した。後半ロスタイム6分、MF中村の直接FKまでシュートゼロ。鹿島DFの壁に当たったのが唯一のもので、記録されない可能性もあった。俊輔も「あれは1本に入らないでしょ」と苦笑いで実質的な“シュートなし”を認めた。

 中盤での空中戦などで競り負け、セカンドボールが奪えない。ボールを前へ運べず、俊輔が下がってボールを受ける場面が増えて1トップのFW伊藤が孤立。推進力を欠き、シュートを打てる場面を作れなかった。

 J1では09年11月8日、鹿島戦での山形以来、2度目のシュートゼロという屈辱は免れた。とはいえ、俊輔は「全員が危機感を持たないといけない」と厳しい表情だった。

◆鹿島・柴崎、完封演出!セレーゾ監督「やるべきことはできた」(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20140921/jle14092105010008-n1.html

 J1第24節(20日、鹿島1-0横浜M、カシマ)点差以上の完勝。ボランチに起用された日本代表MF柴崎を中心に横浜Mの攻撃を完全に封じ、優勝戦線に残った。無言だった柴崎に代わり、セレーゾ監督は「相手の攻撃のスペースを消したり、ポジショニングがよかった。まだ課題はあるけど、やるべきことはできたのではないか」と評価した。

データBOX

◎…鹿島のDF青木が横浜M戦でJ1通算350試合出場を達成。37人目。

◆鹿島、被シュート1本で横浜FMを完封!!3試合ぶり勝利で4位キープ(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?147608-147608-fl

[9.20 J1第24節 鹿島1-0横浜FM カシマ]

 鹿島アントラーズはホームで横浜F・マリノスに1-0で競り勝ち、3試合ぶりの白星を挙げた。4位をキープし、首位・浦和を勝ち点7差で追っている。一方の横浜FMはシュート1本に終わり、2試合連続の零封負けを喫した。

 鹿島は序盤から攻勢に出る。前半12分、MFカイオが左サイドから中に切れ込み、右足でミドルシュート。同25分にもカイオがFWダヴィとのワンツーからシュートを狙ったが、いずれも枠を捉え切れなかった。

 それでも前半38分、中央をドリブルで仕掛けたMF 土居聖真が右に流れながらヒールパス。これをMF遠藤康が左足ダイレクトで振り抜き、PA手前から強烈なミドルシュートをゴール右隅に突き刺した。8試合ぶりの先発となった遠藤の5試合ぶり今季7得点目。「何も考えずに思い切り打ったら入った」というゴールで鹿島が先制した。

 前半のシュート数は鹿島の4本に対し、横浜FMは0本。後半もホームの鹿島ペースで試合は進んだ。後半11分には右クロスからDF奈良輪雄太のハンドでPKを獲得。しかし、ダヴィのキックはGK榎本哲也に止められ、追加点とはならなかった。

 守護神のビッグセーブに応えたい横浜FMは後半13分に故障明けのFWラフィーニャを投入する。しかし、反撃は空転。シュートを打てないまま時間だけが過ぎ、後半アディショナルタイム、MF中村俊輔の直接FKが壁に当たったのが、この試合最初にして唯一のシュートだった。

◆【鹿島】遠藤が決勝弾!青木ら堅守で横浜M完封(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20140921-OHT1T50037.html

 ◆J1第24節 鹿島1―0横浜M(20日・カシマスタジアム)

 鹿島は横浜Mのシュートを1本に抑える堅守で、MF遠藤の1得点を守った。今季2度目の退場による出場停止が明けて先発したDF青木は「監督の起用に応えたかった。チームが勝てたことが一番」と充実の表情。空中戦を徹底的に防いだDF昌子は「日本一強いセットプレーを抑えられたのは自信になる」と喜んだ。

◆鹿島昌子の壁「シュート1」珍記録で完封(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp1-20140921-1370319.html



<J1:鹿島1-0横浜>◇第24節◇20日◇カシマ

 鹿島DF昌子源(しょうじ・げん=21)がJ1史上12回目、クラブ史上4回目となる被シュート1本以下の珍記録での勝利に貢献した。完封勝利も4試合ぶり。「シュート1本と聞いてもっと打たれたイメージがあるけど、とにかく完封できて良かった」と笑みを浮かべた。

 速さと強さをいかし、横浜攻撃陣を封殺した。「日本一のキッカー中村さん、高さのある中沢さん、栗原さんがいる横浜のセットプレーを抑えてゼロは自信になる」。13日の大宮戦では自信の反則で与えたFKから決勝点を献上した悔しさを本拠地で晴らした。

 大宮戦でリーグ戦10試合ぶりの黒星を喫し、首位浦和との差が広がった。だが、その敗戦をきっかけにセレーゾ監督は「ここから11連勝して逆転優勝しよう!」とげきを飛ばし、セットプレー絡みでの失点が多いことも指摘。チーム全体の集中が切れなかった。

 鹿島は09年11月8日の山形戦で被シュート0本という偉業を達成。この日、それに続くシュート1本以下という記録で勝利を飾った。昌子は「ミーティングでもセットプレーで集中力を高めろと言われていた。大宮戦の負けで引き締まった」と満足げに話した。

 W杯ブラジル大会に向けたザックジャパンの4月の国内組代表候補合宿に選出された若きセンターバックは、アギーレジャパンで代表入りするチャンスは十分。ただ「ゼロで抑えたことが大事だけど、これを続けていかないと意味がない」と、まずは鹿島で勝利を積み重ねることに集中する。【菅家大輔】

◆鹿島遠藤V弾「打った瞬間分からなかった」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20140920-1370241.html



<J1:鹿島1-0横浜>◇第24節◇20日◇カシマ

 鹿島のMF遠藤康(26)が左足の豪快なミドルシュートを突き刺し、チームに勝ち点3をもたらした。

 試合巧者の横浜との緊迫感ある一戦で、前半38分にMF土居聖真(22)のトリッキーなパスを受けると左足を一閃(いっせん)。「打った瞬間は分からなかったけど、ボールの行方を見てたら入るかなと思った」と振り返った。

 13日の大宮戦でリーグ戦10試合ぶりに黒星を喫した。前半の好機をいかせずセットプレーから決勝点を献上するという悔いの残る黒星だっただけに「このままじゃいけないと気付いた選手もいると思う。いい試合をしていてもセットプレーでやられたってことは慢心とかがあったと思う。セレーゾ監督もミーティングを2時間くらいやって、それを言われた」と言う。

 ただ、その悔しさで逆にチームが引き締まり、完封勝利。首位浦和に追いつき追い越すためにも、負けられない戦いが続く。

◆終了間際までシュート0…俊輔苦笑い「あれが数えられてるんだ」(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/09/21/kiji/K20140921008967070.html

J1第24節  横浜0―1鹿島 (9月20日 カシマ)



 公式戦4連敗に横浜の元日本代表MF中村は危機感を見せた。

 「良い流れではなかった。チームとして一丸にならないといけない時期」という通り、攻撃の形がつくれず後半ロスタイムまでシュートはゼロ。不名誉な記録は回避したものの、FKで狙った最後のシュートは壁役のDFにはね返され「あれが(シュート数に)数えられてるんだ…」と苦笑いを浮かべるしかなかった。

◆鹿島鉄壁完封 終了直前まで被シュート0本(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/09/21/kiji/K20140921008966720.html

J1第24節 鹿島1―0横浜 (9月20日 カシマ)



 最後の1プレーまで、完璧だった。鹿島は後半ロスタイムに横浜のMF中村にFKを許すまで被シュート0本。09年11月8日、鹿島が山形相手に達成して以来となるJ史上2度目のシュート0とはならなかったが、MF遠藤の1点を守り切り4試合ぶりの完封で勝利を飾った。

 前節の大宮戦ではセットプレーから決勝点を与え、リーグ戦での負けなしが9試合でストップした。トニーニョ・セレーゾ監督は2時間のミーティングを開き「セットプレーでの失点は慢心や、誰かがやってくれるだろうという気持ちがあるからだ」と叱咤(しった)。その反省を生かし、日本代表MF柴崎を中心に空中戦や球際で気迫を押し出した守備を披露した。DF昌子は「日本一のセットプレーの精度を持つチーム相手にゼロだったのは自信になる」と笑みを浮かべた。手にした自信は勝ち点3以上の価値がある。

◆鹿島完封○相手シュート1本の珍記録も(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20140920-1370240.html



<J1:鹿島1-0横浜>◇第24節◇20日◇カシマ

 鹿島が横浜のシュートを1本に抑え、J1史上12回目の「被シュート1本以下」という珍記録を達成して勝ち点3を手にした。

 横浜との試合巧者同士の対戦で、緊迫した試合展開となったが、前半38分にMF土居聖真(22)のトリッキーなパスを受けたMF遠藤康(26)が左足で豪快なミドルシュートを突き刺し先制。その後は数あるピンチをしのぎ、リーグ戦4試合ぶりの完封勝利を飾った。

 守備の軸として奮闘したDF昌子源(21)は「打たれたシュートは1本と聞いたけど、もっと打たれているイメージがあった。DFとしてはゼロに抑えたことが大きい」と話していた。

◆鹿島、横浜に4試合ぶり完封勝利/鹿-横24節(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20140920-1369632.html



<J1:鹿島1-0横浜>◇第24節◇20日◇カシマ

 鹿島が、ホームで横浜を相手に4試合ぶりの完封勝利を飾った。

 序盤から緊張感あふれる均衡した試合展開となったが、前半38分にMF土居のトリッキーなパスを受けたMF遠藤が豪快なミドルシュートをたたき込み先制。その後は、DF昌子を中心とした手堅い守備でゼロに抑えて勝利した。

 横浜は好機をものにできず、後半にはGK榎本がPKをストップするなど守備陣も奮起したが、1点が遠かった。

◆【J1:第24節 鹿島 vs 横浜FM】試合終了後の各選手コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00179073.html

9月20日(土) 2014 J1リーグ戦 第24節
鹿島 1 - 0 横浜FM (19:04/カシマ/17,834人)
得点者:38' 遠藤康(鹿島)
☆クラブ対抗totoリーグ第3ターン投票受付中!
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●土居聖真選手(鹿島)
「相手のボランチがDFラインまで付いてきたのでなかなかボールに触れなかった。ボランチの後ろではもらえる形が少なかった。得点の場面は取られてもいいから仕掛けていこうと思った。サイドもう一個行けたんだけどヤスさんが良いところにいた。ヤスさんが左足で打てるので、もう一つ行こうかと思ったんだけど出しました。
(前節もなかなかボールを触れなかった。どうしようと考えていた?)
相手はしっかりブロックを作って間あいだを消してきた。そうなったときに1回パスワークに絡んで、ボールを引き出せればと思った。多少、引き気味になってもリズムができる。その辺は試行錯誤しながら。僕はボールを持たないと何も始まらないので」

●曽ヶ端準選手(鹿島)
「シュートらしいシュートは打たれてないし、ただパワープレーは事故的な失点もあるのでそうさせない展開にできれば良かった。完封よりチームが勝てたのがなによりです」

●青木剛選手(鹿島)
「まず、チームが勝てたことが一番です。ゼロで抑えられたのがよかったと思います。1点リードしていたのでゼロで終わるという強い気持ちをもってやっていました。追加点が取れなくてもリードしていたので、このリードをしっかり守ってゼロで終わるということに焦点を当ててやっていました。追加点について考えるより、1点を守る強い気持ちがありました。
(350試合出場について)
今日は試合前に虹が出ていて、夕日も綺麗で。試合前にサポーターが青木コールをしてくれて、試合中もしてくれて、試合のあとにもしてくれた。そういうのはしっかり自分の耳に届いている。とても印象深い節目の試合になりました」

●昌子源選手(鹿島)
「自分には完勝のイメージがあまりないです。シュートも1本と聞いたけどもっと打たれたイメージがある。ちょっと辛かったです。相手は伊藤選手が孤立していた。ロングボールも青木さんがほとんど、というか全部勝っていた。俊輔さんが「そこをがんばってくれ」と言っていたので、相手の攻撃はそこしかないと思って、青木さんと伊藤選手にだけは触らせないということを試合中に確認しながらやっていた。でも、セットプレーは怖かった。日本一のキッカーがいるし、日本一ヘディングの強い選手たちがいる。でも、そこはソガさんが全部出て、キャッチやパンチングで防いでくれた。あんなに頼れるキーパーはいないと思います」

●中澤佑二選手(横浜FM)
「名古屋戦も決定機がないし、今日もしっかり守られてしまった。攻撃の部分で名古屋戦に続いて、いいところがなかった。このままこういうサッカーを続けていくと、やっぱりこういうゲームが続くのかなと思います」

●下平匠選手(横浜FM)
「なかなか攻撃の形にもならない、自分たちがやりたいことがほとんどできなかった感じですかね。一人一人はやろうとしているけど、動きが重なっていたり、連動できていないですね」

●三門雄大選手(横浜FM)
「相手のほうがいい試合の入り方をして、ボランチの前のスペースを使われてしまったかなと。もう少し立ち上がりから、前から行ってもよかったのかもしれない。ウチはシュートが少なかったですし、正直、ウチのよさがあまり出なかったゲームでした」

●兵藤慎剛選手(横浜FM)
「今、攻撃の形がないし、全体的にのびのびやれていない状態だと思います。スムーズにボールが前に入っていかないし、シュートもほとんどなかった。勝負球を入れる動き出しもなければ、そういうところでみんなの意思も統一できていない。ピッチ内でいい時みたいな声も出ていない」

以上

◇【J1:第24節 鹿島 vs 横浜FM】樋口靖洋監督(横浜FM)記者会見コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00179072.html

9月20日(土) 2014 J1リーグ戦 第24節
鹿島 1 - 0 横浜FM (19:04/カシマ/17,834人)
得点者:38' 遠藤康(鹿島)
☆クラブ対抗totoリーグ第3ターン投票受付中!
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●樋口靖洋監督(横浜FM):
「なかなか攻め切ることができないゲームでした。基本的に、我々が主導権を握る時間があまりない、ほとんどないという状況では、なかなか勢いのある鹿島に勝つことはできなかったと思います。
前半、後半を通して、なかなか中盤で我々が良いボールの奪い方ができない。前半に2回ぐらいはありましたが。その中で、攻め切れていない。やはり中盤のコンタクトプレーのところで、なかなか勝ち切れなくて、我々の方にボールが転がってこない。そこが、今日のゲームで主導権が取れなかった要因だと思います。いずれにしても、攻撃の形が見えない。ここをチームとしてもう一度見直さなければならないと思います。
次は、中2日、中3日と連戦になりますので、まずはアグレッシブにプレーできるコンディションをチームとしてもう一度つくって、やるべきことの整理をして、次の広島戦に向かいたいと思います」

Q:久々に出場したラフィーニャ選手について?
「約4週間ぶりのゲームということでした。今週、ケガからの状態が少しずつ上がってきて、プレーできる状態であるということでした。なかなか主導権を取れない中で、彼のスピード、裏への抜け出し、あるいは彼がちょっと前からおりてきたところでボールを受けられるということで、一つ起点をつくりたいという狙いがありました。ただ、やはり少しゲーム感覚の部分で、まだ戻っていないかなという面もありました。けれども、今日約35分間プレーしたことで、間違いなく次にはもっと良くなるというふうに期待しています」

以上

◆【J1:第24節 鹿島 vs 横浜FM】トニーニョセレーゾ監督(鹿島)記者会見コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00179071.html

9月20日(土) 2014 J1リーグ戦 第24節
鹿島 1 - 0 横浜FM (19:04/カシマ/17,834人)
得点者:38' 遠藤康(鹿島)
☆クラブ対抗totoリーグ第3ターン投票受付中!
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●トニーニョセレーゾ監督(鹿島):
Q:今日は相手のシュートが1本でした。それについてのコメントをお願いします。
「ある意味、ディフェンスががんばったんじゃないかということになると思います。ただ、実際は自分たちで苦しい試合展開をしてしまったというのがあると思います。特に、前後半共にチャンスを多くつくりながら、攻撃陣が決め手を欠くとか、あるいはボールコントロールのところで、単純なことなんですけど30cmから1mのところでちゃんと止められるかどうかで次のパスや展開に持っていけるかどうかが決まります。前後半共にその大事なところでの技術が発揮できなかったのが残念です。サッカーのプラスαとして技術という要素を捉えているし、気持ちだけでなく、高い技術、普通の選手以上の技術をしっかり持っているということはプラスαの部分だと思います。それが発揮できなかった場面がいくつかあったので、苦しい展開になってしまったし、PKがありながらそれを決めることができなかった。普段だったら決めてるわけですし、そのあともチャンスをつくりながら決めることができませんでした。最後の方はこれは心理的なことを兼ねていますが、相手は押し込もうとするし、我々は押し込まれたところで下がってしまい、GKまでゴールにへばりついてしまいました。そうなると相手にスペースを与えたところから苦しい展開となってしまった。心臓がハラハラドキドキする締めくくりになりました。ただ、そこで修正しなくてはいけないのは怯えずにDFラインの位置を高くする。GKがもう少し前に出るというところが修正すべき点として考えられます。チームというのは攻守に渡って完璧に機能するわけではありませんし、積み重ねていけば選手たちもどのようなことが押されるリスクというものがどういうことなのか理解できると思います。それは彼らが一番感じてわかっているのではないかと思います」

Q:1対0の場面で攻撃的な選手を3人入れましたが監督の意図は2点目を狙ったのでしょうか?
「1-0という場面でも、当然ながらそのスコアは危険なスコアです。1-1にされるかもしれませんし、逆転されるかもしれません。危険なスコアなので攻撃的な選手を入れて、2点目を取る意思はありましたけど、皆さん間違っていけないのは攻撃の選手を交代したからと言って、ただ攻撃しにいくわけではなく、ディフェンスラインのところで見れば非常に安定していましたし、小笠原選手も相手にいろんな肘打ちなどをされたなかで、全然問題なかったと思いますし、柴崎選手もエネルギッシュに感じていました。そうするとサイドハーフのところに相手はサイドを崩そうとするところでもう少し運動量を増やすためにフレッシュな選手を入れて、サイドの安定性を保ちながら2点目を取れればな、と思っていたので、攻撃の選手を交代していますけれど、どちらかというとスペースを埋める、消すということをやってもらってからの攻撃ということを考えていました。バランスの取り方を考えていました」

Q:柴崎選手が代表から帰ってきました。成長したところや今後に期待するところをお願いします。
「代表に行く前は代表に行きたいという強い気持ちから色々ありましたけど、ただ自分の目標のひとつである代表にやっとたどり着いて、なおかついいデビュー戦を飾ったので、今後は精神的な部分を含めて安定していくだろうと思います。だから、今後は伸びていくだろうし、もっともっと成長していく姿が僕のひとつの楽しみになっていきます。今日に関しては、非常にここぞというところで飛び出していったんですけど、なかなか良いボールがなかったり、あるいはボールが来なかったりという場面がありました。相手の隙を見抜く、そこに飛び出す体力というものを持って試合を読んでプレーしているので良かったと思います。逆に守備時もカバーリングやスペースを消す、バイタルを消すというところも非常に重要な役割であって、完璧に近いポジショニングをやってくれたのではないかと思います。90分すべてを完璧にやれる選手はいないので、多少のミスはありますけど、でもやるべき役割については全体的によくできたと思います。ただ、僕がボランチに要求するのはフィニッシュすること、シュートをするところです。今日は、本人はそういう意識を持って飛び出していったんですけど、ボールが来なかったので、残念ながらシュートゼロで終わってしまったので(※正しくはシュート1本)、次回の試合に持ち越しだと思います。今日に関しては良いタイミングで攻撃参加したり、サポートしたのですが、うちの攻撃陣がそれをちゃんと見えていなかったというのがチームとしてできていなかったのが課題です。サポートや顔を出すタイミングは非常に良かったと思います」

以上

◆2014Jリーグ ディビジョン1 第24節(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/50885

J1 第24節 横浜F・マリノス戦

遠藤が強烈ミドル弾!鹿島が横浜FMを完封で破り、3試合ぶりの白星!

先週末、大宮戦に1-2と屈しリーグ戦10試合ぶりの黒星を喫した鹿島が、3試合ぶりの勝利を目指してホームゲームに臨んだ。カシマスタジアムで行われた第24節、横浜F・マリノスの対戦は遠藤が得意の左足で決めた1点を守りきり、1-0で完封勝利。3試合ぶりに白星を挙げた。

鹿島は前節から先発2選手を変更した。青木がセンターバックに、遠藤が右サイドハーフに入って勝利を目指す。最初のチャンスは12分だった。カイオがドリブルでペナルティーエリア左角まで進入し、カットインからタイミングを計って右足シュートを放つ。インスイングのカーブをかけてゴール右隅を狙ったが、惜しくも枠の右へと外れた。さらに13分にはカイオが左サイドから上げたクロスにダヴィが反応して、ヘディングシュートを放ったが、枠の上を越えてしまう。27分には小笠原が左足ミドルシュートでゴールを狙ったが、わずかに枠の左へ逸れてしまった。

拮抗した展開の中、少しずつ攻勢をかけていた鹿島。待望の先制点は38分に決まった。土居がペナルティーエリア手前でドリブルを仕掛け、右前方へ運ぶ。相手を引きつけて絶妙なヒールパスでボールを後方に残すと、ペナルティーエリア手前で待っていた遠藤が得意の左足をダイレクトで振り抜く。強烈なミドルシュートは相手GKの手を弾き、ゴールに突き刺さった。遠藤の今季7得点目が決まり、鹿島が1-0で前半を終えた。

1点リードで後半を迎えた鹿島は、立ち上がりから積極的な動きで追加点を狙っていく。48分には、左CKのセカンドボールを拾って右サイドからクロスを上げ、混戦からのこぼれ球がダヴィのもとへ転がったが、左足シュートは枠の右へ逸れてしまった。50分には遠藤がドリブルでのカットインからシュートを放ち、52分には土居からの折り返しを受けたダヴィがペナルティーエリア内から狙ったが、いずれも相手DFにブロックされてしまった。

追加点の絶好機は55分、相手DFのハンドで得たPKをダヴィが狙ったが、GKにコースを読まれてセーブされてしまった。直後の右CKでは、昌子が打点の高いヘディングシュートを放ったものの、ゴールライン上でカバーに戻った相手DFにブロックされて2点目を決めることができなかった。62分にも、左サイドの山本が上げたクロスがペナルティーエリア内に流れ、こぼれ球を拾った遠藤がループシュートを放ったが、枠を越えてしまった。

チャンスを活かせない中、トニーニョ セレーゾ監督は75分に本山、78分にジョルジ ワグネル、83分に赤崎と攻撃的な選手を次々に投入。前線を活性化して終盤を迎える。最後はパワープレー気味にハイボールを多用してきた横浜FMに押し込まれたものの、守備陣が集中力を保って応戦し、得点を許さなかった。終わってみれば、横浜FMに打たれたシュートは後半アディショナルタイムにFKで許した1本のみ。4試合ぶりの完封で1-0と横浜FMを破り、ホームで勝点3を獲得した。

3試合ぶりに勝利を挙げ、勝点を43に伸ばした鹿島。首位の浦和との勝点差は変わらず7のままだが、目の前の試合に集中して勝利を積み重ねていくしか道はない。次節は23日の第25節ベガルタ仙台戦だ。中2日で迎えるアウェイゲームとなるが、真っ赤なサポーターとともに総力戦で勝利を掴み、連勝街道を突き進まなければならない。



【この試合のトピックス】
・リーグ戦3試合ぶりの勝利を収めた。
・今季のリーグ戦では、横浜FMに2連勝。リーグ戦通算50回目の対戦で、24勝目(7分16敗)を挙げた。
・被シュート数は1本のみで、リーグ戦ではクラブ史上3回目の記録となった。
・遠藤が7月23日に行われた第16節の大宮戦以来の先発出場。先制点を挙げて今季リーグ戦での得点数を7に伸ばし、自己記録である昨季の数字に並んだ。
・青木が8月16日に行われた第20節の甲府戦以来、4試合ぶりに先発出場。J1通算350試合出場を達成した。
・本山が、7月27日の第17節浦和戦以来の途中出場を果たした。

監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・全員がチームのために集中して、献身的に動くことでお互いの時間とスペースを作れ。
・スリッピーな芝に注意しつつ、コンディションを逆手にとれ。
・どんな局面においてもシンプルなオプションを選んで効果的なサッカーを展開しよう。

横浜F・マリノス:樋口 靖洋
・守備はセカンドボールの競り合いで負けないこと。
・攻撃は前へのパワーを持つこと。
・絶対に逆転しよう。


[試合後]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・(相手のシュートを1本に抑えたことについて)ディフェンスが頑張ってくれたとも言えるが、実際は自分たちで苦しい試合展開にしてしまった。前後半ともにチャンスを多く作りながら、攻撃陣が決め手を欠いていた。またボールコントロールでは、30cmから1mのところでしっかり止められるかというところで、次のパスだったり、次の展開につながっていくが、そういった大事なところでしっかりした技術を発揮することができなかった。気持ちだけではなく、高い技術を持っていることはプラスアルファの部分だが、それを発揮できず苦しい展開にしてしまったと思う。
・最後は相手が押し込もうとするところで、ディフェンスラインもゴールキーパーも下がり、当然相手にスペースを与えてしまったので苦しい展開になってしまった。最後は心臓がハラハラ、ドキドキする展開だった。そういう時でも怯えず、ディフェンスラインを高くするということが修正点として考えられる。
・(選手交代について)1-0というスコアはとても危険なスコア。攻撃的な選手を入れて2点目を取るという意思はあったが、攻撃の選手を入れたからといって単純に点を取りにいくわけではない。ディフェンスラインは非常に安定していたし、小笠原選手や柴崎選手もまったく問題ないと感じていた。相手はサイドを崩そうとしていたので、フレッシュな選手を入れてサイドの安定性を高めながら2点目が取れればと、バランスを考えてやっていた。
・(柴崎選手が日本代表から戻ってきて)代表に行く前は代表に入りたいという気持ちが強かったが、代表というひとつの目標にたどり着き、良いデビュー戦を飾ったので、今後は精神的な部分も含めて安定していくと思う。今後、彼がもっともっと成長していくことが、私の楽しみのひとつ。今日の試合ではここぞというところで飛び出していったのになかなか良いボールが来なかったが、相手のスキを突き、試合を読んでやってくれていたので、非常に良かったと思う。守備の時もカバーリングで相手のスペースを消すという重要な役割を、ほぼ完璧にやってくれた。私はボランチにシュートをすることを求めている。今日の柴崎選手はそういう意識を持ってプレーしてくれていたが、攻撃陣から良いボールが出ていなかったので、そこはチームとして改善していかなくてはいけないところ。

横浜F・マリノス:樋口 靖洋
なかなか攻めきることができないゲームだった。90分にわたって、我々が主導権を握る時間がほとんどないという状況で、なかなか勢いのある鹿島に勝つことはできないなと思った。前後半を通して、中盤でいいボールの奪い方ができなかった。中盤のコンタクトプレーのところで勝てず、こちらにボールが転がってこないという弱さが、勝てなかった要因のひとつだと思う。攻撃のかたちが見えない、少ないということは、チームとしてもう一度見直さなくてはいけないところ。次は中2日、中3日と連戦になるので、まずはアグレッシブにプレーできるコンディションをもう一度作り、やるべきことを整理して次に臨みたい。


選手コメント

[試合後]

【遠藤 康】
聖真が相手を2人引きつけてくれて、フリーの状態だった。打った瞬間はわからなかったけど、ボールの行方を見たら入ると思った。横浜FMとの試合ではいつもスペースがないイメージで、セカンドボールを拾うことが大事だと思っていた。チーム全体が球際のところで戦っていた結果だと思う。今日は本当に後ろの選手たちが頑張ってくれたおかげで勝てた。点数はたくさん入った方が良いし、決めるチャンスはたくさんあったと思う。

【曽ヶ端 準】
完封ということよりも勝てたことが何より。ここから連戦になるので、勝つと負けるとでは疲れも違ってくると思うので良かった。最後はパワープレー気味に押し込まれたけど、ギリギリのところで身体を張ってくれた。シュートらしいシュートは打たれていない。パワープレーでは事故のような失点をすることもあるので、できればそのようにさせない展開になれば良かったが、勝ちきれて良かったと思う。

【青木 剛】
チームが勝ったことが一番。なおかつ失点ゼロで終わることができて良かった。1点をリードしていたので、後半はしっかり無失点で終わるという強い気持ちでやっていた。追加点を取れても取れなくても、リードを守ることに焦点を当てていた。打たれたシュートが1本ということは試合が終わってから知った。横浜FMはセットプレーもあるし、こちらがボールを保持していたとしてもカウンターも持っているチーム。そこを注意してやっていた。試合中は必死だった。いろいろな状況がある中で起用してもらって、何が何でもそれに応えたいという気持ちだった。勝利の一部になれたので、続けていければ良いと思う。350試合出場と言うのは個人的なことだけど、試合前には虹が出ていて夕日もきれいで、試合前にはサポーターの方々がコールをしてくれて、試合中も試合後もコールをしてくれた。それはしっかり耳に届いているし、印象深い節目になったと思う。

昌子選手、土居選手のコメントはアントラーズモバイルをご覧ください。

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