日刊鹿島アントラーズニュース

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2015年3月15日日曜日

◆香川、見せ場なく途中交代…大迫も2戦連発ならず(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?158864-158864-fl



[3.14 ブンデスリーガ第25節 ドルトムント0-0ケルン]

 ブンデスリーガは14日、第25節2日目を行い、MF香川真司の所属するドルトムントはホームでFW大迫勇也、MF長澤和輝の所属するケルンと対戦し、0-0で引き分けた。香川はトップ下で先発したが、チャンスに絡めず、後半16分に交代。2試合連続ベンチスタートの大迫は後半30分から途中出場したが、2戦連発はならなかった。長澤はベンチ外だった。

 ドルトムントは立ち上がり早々の前半2分にパスミスからピンチを招き、FWデイベルソンに最終ラインの背後を取られたが、シュートはGKロマン・バイデンフェラーがビッグセーブ。守護神がゴールを死守したが、攻撃陣はケルンの堅い守りをこじ開けられず、攻めあぐねる時間が続いた。

 前半26分、MFマルコ・ロイスの右クロスに合わせたFWピエール・エメリク・オーバメヤンのヘディングシュートはゴール左へ。同34分には香川がスルーパスを狙ったが、オーバメヤンには通らず。同39分、MFイルカイ・ギュンドガンの浮き球のパスに反応したMFヘンリク・ムヒタリアンもシュートを打ち切れなかった。

 試合の主導権を握りながらゴールの遠いドルトムントは後半16分、香川とムヒタリアンをベンチに下げ、MFケビン・カンプル、MFヤクブ・ブラスチコフスキを同時投入。一方のケルンは後半30分からデイベルソンに代わって大迫がピッチに入った。

 ドルトムントは後半31分、オーバメヤンに代えてFWチーロ・インモービレを投入し、最後のカードを切る。同34分にはロイスのFKにDFマッツ・フンメルスが頭で合わせるが、GKティモ・ホルンが好セーブ。最後までケルンの牙城を崩せず、2試合連続のスコアレスドローに終わった。

 前節のフランクフルト戦(4-2)で約半年ぶりとなる今季2ゴール目を決めた大迫だったが、この日はシュートを打てず、2戦連発とはならなかった。それでもチームは最後まで高い集中力を保ってゴールを許さず、5試合ぶりの無失点。狙いどおりとも言える試合運びでスコアレスドローに持ち込み、敵地で勝ち点1を獲得した。

◆【欧州CL】内田シャルケ、レアルから4発勝利も予選L敗退(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/world/20150311-OHT1T50261.html



 ◆サッカー欧州CL ▽決勝T1回戦第2戦 Rマドリード3―4シャルケ04(10日・マドリード)

 【マドリード10日】DF内田篤人(26)のシャルケ04がアウェーでRマドリードとの撃ち合いを4―3で制したが、2戦合計4―5で敗退した。右膝を痛めている内田は後半36分から出場したものの、3季連続で8強進出を逃した。バーゼルのFW柿谷曜一朗(25)は、アウェーのポルト戦で後半18分から出場したが0―4で敗れ、1分け1敗で準々決勝に進めなかった。

 あと1点届かなかった。内田は3―3の残り約10分から出場。右膝に爆弾を抱えながら何度もダッシュを繰り返した。直後に勝ち越し、試合は制したが、2戦合計スコアで及ばず「結局負けているからね…。(レアルは)やっぱりすごい」と振り返った。

 1月のアジア杯辞退の原因となった右膝の状態は「ごまかせないところまできている」という。8日の練習後、監督との話し合いで「100%ではない」と認め、先発から外れた。「やっぱり90分出たかった。うそでも100%と言えばよかったかな」とこぼした。

 日本代表のチュニジア戦とウズベキスタン戦の招集レターが海外組所属クラブに送られた。「膝は治らないと言われたから、付き合っていかないといけない。(ディマッテオ)監督と話し合って納得している」。来季CL出場権のかかる国内リーグ戦が佳境とあり「(今季末まで)あと2か月もたせる」と覚悟を決めている。大きな爆弾を抱えたまま日本人最多29試合目の欧州CL出場を記録した内田は、ハリル・ジャパンの船出に名を連ねることができるか。

◆またも疑惑の判定…2戦連発の大久保「ラッキーもあった」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?158829-158829-fl



[3.14 J1第1ステージ第2節 川崎F2-2神戸 等々力]

 簡単に受け入れることはできなかった。ヴィッセル神戸は1点リードの後半14分にFW大久保嘉人のゴールで追いつかれたが、ボールがゴールラインを割る直前にDF奥井諒がクリアしたようにも見えた。

 大久保のヘディングシュートに対し、必死に戻った奥井はゴールラインぎりぎりでクリア。真上に蹴り上げたボールはクロスバーの下側を叩いて、ゴールライン上に落下し、ワンバウンドしたところをGK山本海人がキャッチした。

 今村義朗主審はすでにボールがゴールラインを越えていたとして川崎Fの得点を認めたが、神戸の選手は今村主審、渡辺智哉副審に猛抗議。しかし、判定は変わらず、奥井は「納得していない」と語気を強めながらも「でも、言っても(判定は)変わらないから」と肩を落とすしかなかった。

 DF岩波拓也が「審判も人間なのでしょうがないけど……」と言えば、DF高橋祥平も「(判定については)あまり言いたくない。悪口しか出てこないので」と言葉を濁すしかなかった。神戸の選手たちが判定への不満を隠せないのは仕方がないが、今季のJリーグでは開幕戦から疑惑の判定が目立つ。

 7日のG大阪対F東京の試合では、ボールがゴールラインを割っていたように見えながら笛が鳴らず、一瞬、F東京の選手が足を止めてしまっている間に得点が生まれた。8日の清水対鹿島でも、MF遠藤康のシュートをゴールライン手前でDFがクリアしたように見えたが、得点となり、一方でMF金崎夢生のシュートがDF犬飼智也の腕に当たったシーンで笛は鳴らなかった

 ゴールラインをめぐる微妙な判定が相次ぐ中、2戦連発となった大久保は「ラッキーもあったと思う」と認める一方、「俺も誤審で退場になったことがあるけど、言っても(判定は)覆らない。抗議してもイエローカードが出るだけ」と、判定を受け入れるしかない現状を嘆くように持論を展開した。

「今日のような場面で逆を言われることもある。こういうことが問題になるなら、機械を入れればいい」。ボールがゴールラインを割ったかどうかを判断するゴールラインテクノロジーは昨年のブラジルW杯で導入されるなど、世界的には徐々に広がりを見せている。審判の技術向上は前提として、Jリーグでもテクノロジーの導入に関して議論が高まることにもなりそうだ。

(取材・文 西山紘平)

◆夢生3季ぶりJ復帰弾も「話しません」 公式戦4連敗に柴崎は困惑(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2015/03/15/kiji/K20150315009984170.html

J1第1S第2節 鹿島1―2湘南 (3月14日 カシマ)



 鹿島はポルトガル帰りの元日本代表MF金崎がJ復帰弾を決めた。前半13分に右足で流し込み12年8月25日・川崎F戦以来3年ぶりの得点を記録。視察したA代表のモワンヌ・フィジカルコーチの前で、10年以来となるA代表復帰へ得点力を見せた。

 ただ逆転負けを喫しただけに試合後は「話しません」と一言。チームは開幕から公式戦4連敗と泥沼の状態で日本代表MF柴崎も「内容が良くても勝てていない。そういう試合が続いている。何を変えれば良いのか」と困惑した表情を浮かべた。

 ≪開幕連敗からVチームなし≫昨季3位の鹿島が湘南に逆転負けで開幕から連敗。ACLを含めると公式戦4連敗中だ。今季は04年以来の2シーズン制。過去11シーズン(93~95、97~04年)行った2ステージ制計22ステージの優勝チームを見ると開幕から連敗して優勝したチームは1つもない。年間優勝最多7回(ステージ優勝5回)を誇る鹿島が早くもスタート失敗でピンチを迎えた。

◆金崎が日本復帰後初得点で代表入りアピールも、鹿島は公式戦4連敗(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20150314/290810.html

 2015明治安田生命J1リーグのファーストステージ第2節が14日に行われ、鹿島アントラーズと湘南ベルマーレが対戦した。

 開幕戦を落とした両チームの対戦は、13分に鹿島が右サイドから攻撃を仕掛ける。高崎寛之がグラウンダーのクロスを送ると、柴崎岳がスルーし、ファーサイドでフリーになっていた金崎夢生がダイレクトでゴール右下に蹴りこみ、鹿島が先制に成功する。

 一方の湘南は、54分に遠藤航が小笠原満男に倒されてPKを獲得する。キッカーの遠藤は、冷静にゴール右上に決めて、同点に追いついた。さらに後半アディショナルタイム1分、遠藤が右サイドからアーリークロスを上げると、途中出場のアリソンが頭で合わせて逆転に成功する。

 後半アディショナルタイム2分には、得点を決めたアリソンが2枚目の警告を受けて退場となったが、そのまま逃げ切った湘南が2-1で鹿島を下し、今季初勝利をもぎ取った。敗れた鹿島は、AFC・チャンピオンズリーグを含め、公式戦4連敗となっている。

 次節、鹿島は敵地で名古屋グランパスと、湘南はホームでベガルタ仙台と対戦する。

【スコア】
鹿島アントラーズ 1-2 湘南ベルマーレ

◆【鹿島】夢生が移籍1号も公式戦4連敗(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20150314-OHT1T50281.html



 ◆J1第1ステージ第2節 鹿島1―2湘南(14日・カシマスタジアム)

 鹿島が湘南に敗れ、開幕2連敗を喫した。ACLを含め、公式戦は4戦全敗。前半13分、新加入のMF金崎が移籍後初ゴールを挙げ、先手を奪ったが、その後のチャンスを決めきれず、逆に湘南に少ないチャンスをものにされた。開幕連敗は12年以来、3年ぶり。試合後には、一部サポーターから選手に罵声が浴びせられた。

 これまでの3敗同様、この日も決定機の数では相手を上回っていたが、スコアで下回った。1トップで公式戦4試合無得点のFW高崎は「FWなのに何試合も点を取っていない。今日も勝てる試合を落とした。責任は僕にある」と受け止め、主将マークを巻いたMF柴崎は「内容は良くても、勝てていないんで…。サッカーの根本、点を取る、失点をしないこと」と話した。

◆鹿島の一部サポーターが怒り爆発!公式戦4連敗に「やめちまえ」(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20150314/jle15031420120017-n1.html



 明治安田J1第1ステージ第2節最終日(14日、鹿島1-2湘南、カシマ)鹿島はホームで湘南に1-2で逆転負けした。

 アジア・チャンピオンズリーグも含めて公式戦はまさかの4連敗。開幕前には優勝候補の1つに挙げられながらJリーグ開幕2連敗で17位に沈み、容赦ないブーイングがピッチに降り注いだ。

 試合後には怒りを爆発させた一部のサポーターがバスに乗り込む選手たちに「ホームなんだから勝てよ!!」「戦う気持ちが見せられないならやめちまえ」と次々に罵声を浴びせた。日本代表MF柴崎は「サポーターの気持ちも分かる。真摯に受け止めないといけない」と話した。

◆鹿島、公式戦4連敗でサポーターから罵声「給料泥棒」(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20150315/jle15031505010004-n1.html



 明治安田J1第1ステージ第2節最終日(14日、鹿島1-2湘南、カシマ)GK曽ケ端、MF小笠原が先発に復帰。前半13分にMF金崎の移籍後初得点で先制も、守りきれなかった。シュート18本で1点と得点力不足も深刻。アジア・チャンピオンズリーグも含め公式戦は4連敗となり、サポーターから「給料泥棒」など罵声が浴びせられた。日本代表MF柴崎は「サポーターの声は真摯(しんし)に受け止めたい。内容は悪くないが…」と肩を落とした。

◆鹿島2連敗に怒号 監督「精神的ダメージ大きい」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/1446898.html

鹿島2連敗に怒号 監督「精神的ダメージ大きい」

<J1:鹿島1-2湘南>◇第2節◇14日◇カシマ


 鹿島が開幕2連敗、ACLも含めて公式戦4連敗と泥沼に入り込んだ。

 ともに開幕戦を落としたチーム同士の戦い。ホームで昇格組の湘南を一蹴したいところだったが、痛恨の逆転負けだ。

 先制はした。前半13分、FW高崎がグラウンダーの右クロスを送り、中央に走り込んだMF柴崎がスルー。逆サイドでフリーになっていたMF金崎が、右足でゴール右を射抜いた。2月にポルトガル2部ポルティモネンセから加入。移籍2戦目の初ゴールでリードしたが、後半2失点。9分にペナルティーエリア内でMF小笠原の右肘が相手DF遠藤の顔に入ってPKを取られると、ロスタイム1分には途中出場の湘南FWアリソンに鮮やかな決勝ヘッドをたたき込まれた。

 試合後はスタジアムにサポーターのブーイングが響き渡り、チームバスの周りでも怒号が飛び交った。異様な雰囲気の中、取材エリアに現れた金崎は「何もしゃべんないっす」とだけ話して会場を後にした。

 MF遠藤がポストやクロスバーをたたくシュートを放つなどチャンスは多かっただけに、トニーニョ・セレーゾ監督は「これでもか、というくらい好機はあった。しかし、サッカー界には昔から『決めなければ代償を払う』という格言がある。勝ったり負けたりはこの世界の常だが、連戦の中で敗れるとフラストレーションがたまる。精神的なダメージが大きい」と振り返った。

◆鹿島柴崎主将、公式戦4連敗「何を変えればいいか」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/1446901.html

鹿島柴崎主将、公式戦4連敗「何を変えればいいか」

<J1:鹿島1-2湘南>◇第2節◇14日◇カシマ

 鹿島の日本代表MF柴崎岳(22)が、チームを勝利に導けなかった。主将のMF小笠原と同時出場した試合で初めてキャプテンマークを巻いたが、白星で飾れず。前半13分には右クロスをスルーしてMF金崎の先制点を演出したが、後半の2失点に天を仰いだ。

 ACLも含めて公式戦4連敗という現状に「内容は良くても勝てない試合が続いている。ちょっとした勝負のあやというか、何を変えればいいか明確にはない状況」と苦しい胸の内を明かした。

 ゲーム主将を務めたことには「キャプテンであろうとなかろうと変わらない。(ブーイングした)サポーターの声は真摯(しんし)に受け止めないといけないし、気持ちも分かる。得点する、失点しない、という根本的な部分が出ていない。応援してくれる方々に勝利を見せられない責任は感じているし、次へ切り替えて調整したい」と、18日のACLアウェー広州恒大戦を見据えていた。

◆鹿島、昇格組の湘南に逆転負け…公式戦4連敗(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20150314/jle15031419270010-n1.html



 明治安田J1第1ステージ第2節最終日(14日、鹿島1-2湘南、カシマ)鹿島は昇格組の湘南に逆転負けし、アジア・チャンピオンズリーグを含めて公式戦4連敗となった。シュート18本で1得点にとどまり、セレーゾ監督は「サッカー界には『好機で決めなければ代償を払う』という言葉がある」と嘆いた。

 前半13分、右の高崎の折り返しを柴崎がスルーし、フリーで待ち受けた金崎が蹴り込んで先制。個々の技術がかみ合ったゴールだったが、ここから畳みかけられなかった。高崎は「追加点のチャンスはあったし、勝てる試合を落とした」と悔しさをあらわにし、柴崎は「それなりの場面はつくれている。ぶれないことが大事」と努めて前向きに話した。(共同)

◆J1 鹿島、集中欠く(茨城新聞)


http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=14263435659197

明治安田J1第1ステージ第2節最終日(14日・カシマスタジアムほか=8試合)鹿島は2年ぶりにJ1に復帰した湘南に1-2の逆転で敗れ、17位となった。開幕戦の連敗スタートは2012年シーズン以来3年ぶり。湘南に敗れたのは1996年3月(当時平塚)以来。

鹿島は前半13分に金崎の加入後初ゴールで先制したが、後半9分にPKで同点に追い付かれた。勝ち越し点を狙い、カイオや本山を投入して攻勢に出たが、試合終了間際に失点を許した。

浦和と鳥栖、広島は開幕2連勝とした。浦和は阿部の得点でJ1復帰の山形を1-0で退け、鳥栖はG大阪を1-0で破った。昨季覇者のG大阪は2戦で勝利なし。

甲府は名古屋を1-0で破って今季初勝利を挙げた。

■鹿島・トニーニョ・セレーゾ監督
明らかに試合を決定付けられるチャンスがあったにもかかわらず、一つも決め切れなかった。その代償を払うことになった。自信を失う必要はない。全員がひたむきにやり続けることが大事。

◆2015明治安田生命J1リーグ 1stステージ 第2節(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/51514

J1 1st 第2節 vs 湘南

鹿島、ホームで逆転負け。湘南に敗れ、ACLから4連敗。



カシマスタジアムでのリーグ開幕戦でも、結果を残すことはできなかった。鹿島は前半に金崎のゴールで先制したものの、後半に同点に追いつかれ、アディショナルタイムに逆転弾を奪われた。1-2で湘南に敗れ、リーグ開幕2連敗、AFCチャンピオンズリーグを含めると4連敗となった。





鹿島は、AFCチャンピオンズリーグで2連敗を喫し、先週のJ1 1st 第1節の清水戦でも1-3と敗れた。3連敗で迎えたカシマスタジアムでのリーグ初戦、トニーニョ セレーゾ監督はGKに曽ヶ端、ボランチに小笠原、右サイドハーフに遠藤を復帰させ、センターバックの一角には山村を指名した。清水戦から4選手を入れ替え、湘南戦に臨んだ。



穏やかな天気、開幕を迎える高揚感と喜びに満ちたカシマスタジアムで、14時3分にキックオフの笛が吹かれた。サポーターの声援を背に受けた鹿島の選手たちは、立ち上がりからゴールへの意欲を見せる。最初の決定機は8分、右サイドの背後のスペースを突いた西が中央へクロスを送ると、こぼれ球を金崎がキープする。金崎はペナルティーエリア右手前の遠藤へ丁寧なパスを出し、遠藤が得意の左足で狙いすましたミドルシュート。カーブがかかったボールが枠を捉えたが、惜しくも左ポストを直撃した。



直後の9分には、遠藤のスルーパスに反応した高崎がペナルティーエリア右側から右足シュートを放ったが、惜しくも枠の左へ。立て続けに決定機を作ったが、ゴールネットを揺らすことができなかった。



チャンスを生かし切れずに敗れた3試合と似た展開となったが、選手たちが下を向くことはなかった。この日の鹿島は、しっかりと先制点を決めてみせる。13分、カウンターから右サイドを抜け出した高崎が中央へグラウンダーのクロスを送ると、柴崎がスルー。背後へ走り込んでいた金崎がフリーの状態でボールを受けると、ペナルティーエリア内からゴール左隅へ正確なシュートを蹴り込んだ。金崎の加入後初ゴールで、鹿島が今シーズン初めてリードを奪った。



先制に成功して主導権を握る鹿島は、湘南に攻め込まれても冷静に対応し、相手にチャンスを作らせない。試合前、ゴール裏からの大声援に応えていた曽ヶ端も落ち着いたプレーを披露し、後方からチームを引き締めた。20分以降は決定機を作ることはできなかったが、再度のスペースを突いた西が積極的にオーバーラップするなど、湘南陣内に押し込む場面を作った。1点リードを保ったまま、ハーフタイムを迎えた。



後半も落ち着いた入りで時間を進めていた鹿島だが、54分に同点に追いつかれてしまう。ペナルティーエリア内で湘南のクロスに反応し、相手選手と競り合った小笠原がファウルを取られ、PKに。これを決められ、スコアは1-1となった。





同点に追いつかれた鹿島は勝ち越しを目指し、失点直後にカウンターを仕掛ける。敵陣で数的優位を作ってペナルティーエリア内に入ったが、遠藤からのパスを受けた高崎のシュートは相手DFに当たって枠の左へ外れた。59分にも、再びカウンターからペナルティーエリア内に入り、柴崎が右サイドからクロス。土居が飛び込んでヘディングシュートを放ったが、枠の上へ飛んだ。



セレーゾ監督は67分にカイオを投入し、攻撃の圧力を強める。カイオはサイドで起点となり、ボールキープと強引な突破で存在感を見せた。そして、決定機は73分に生まれた。右サイド、遠藤からのクロスにファーサイドのカイオが反応。ヘディングシュートは右ポストに当たり、跳ね返りに詰めていた高崎はシュートを打つことができない。それでも攻撃は続き、こぼれ球を拾ってゴール前へ展開し、カイオからのパスを中央で受けた遠藤が左足を振り抜いたが、今度はクロスバーを直撃。立て続けに2本のシュートを枠に阻まれ、どうしても2点目を奪うことができなかった。





セレーゾ監督は74分に青木を投入し、柴崎や山村のポジションを上げて打開を図る。81分には高崎に代わって本山がピッチへ。しかし、中盤にスペースができてオープンな展開となる中でミスも目立ち、効果的な攻撃を仕掛けられないまま、時計の針は進んだ。



後半アディショナルタイムの表示が出た後、次の1点は湘南のものだった。左サイドからのクロスに反応したアリソンのヘディングシュートがゴールに吸い込まれてしまった。1-2、開幕2連敗。試合後、カシマスタジアムは大きなブーイングに包まれた。次戦は4日後、AFCチャンピオンズリーグ・グループステージ第3節の広州恒大戦だ。中3日でのアウェイゲームを4連敗で迎えることになった。這い上がるしかな
い。



【この試合のトピックス】
・金崎が鹿島加入後初ゴールを挙げた。
・山村が先発メンバーに名を連ね、今季の公式戦初出場を果たした。
・曽ヶ端と小笠原、遠藤が公式戦2試合ぶりに先発出場した。
・青木が途中出場し、今季の公式戦初出場を果たした。
・今季、ユースから昇格した大橋が初めてベンチ入りを果たした。

監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・ディフェンス陣はクリアの意識を高く持つこと。中途半端なプレーは禁物だ。
・中盤は運動量を落としてはいけない。残り45分慌てずに自分たちのサッカーをやっていこう。
・お互い声を掛けあい、しっかりサポートすること。

湘南ベルマーレ:チョウ キジェ
・自信を持って戦おう。
。奪ったボールは縦に入れてシンプルにプレーすること。

[試合後]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・サッカーをやるうえで、ゴールが決まる時もあれば決まらない時もある。自分がサッカー人として長くやってきている中で、それをサッカーの一部分として捉えている。敗戦をしたという結果はあるが、ここ数試合やってきている中で、これでもかという数のチャンスを作っていながら、リーグ戦で2点、ACLで1点という状況だ。チャンスの数との比率、決定力を考えると、非常に低い。ただ、練習量や意欲が足りないということではなくて、選手たちは日々の練習の中で改善しようとしている。今はそういう時期としか言えない。この状況を変えるのは得点しかない。それは選手たちもわかっている。
・勝負の世界なので勝ち負けはある。当然、勝ちに行く意識でスタートする。負けることもある。それはやむを得ないことではあるが、最もダメージを受けるのは、得点をできなかった、勝つことができなかったということよりも、連戦の中で連敗をしたこと。精神的にも響くし、感じる疲労度も非常に強くある。フラストレーションなど、悪い部分が溜まっていく。なかなか難しい部分はあるが、ここはスタッフの総力戦。グラウンド外で選手たちに自信を持たせる作業をどれだけできるかというところになってくる。その作業をしていって、プラスに転じる時期が来る。改善方法はそれしかない。
・ACLとリーグ戦を並行して戦っている中で、公式戦4連敗をしている。メディアやチーム内外から「あれが悪い」、「采配が悪い」、「あの選手がミスをした」というようなことを言い始めたら、負の連鎖のまま、もっとひどくなっていくだろう。ここでアントラーズというクラブと他との違いは、そういうことをせずに、チームのために犠牲心を持ってやっていくということ。それを我々全員がやる。メンバーの入れ替えはできないし、所属している全選手とスタッフ、フロントが変えていくしかない。応援をしてもらえれば選手たちには心強いし、そういう一体感がチームを良くしていく。2年前、そして昨年から見れば、そこまで大幅なメンバー変更をしているわけではない。昨年と一昨年の結果は幻ではない。今日、試合に出たメンバーと代わっているところはあるが、ベースはほとんど同じ。彼らが成し遂げた結果によって、今、厳しい大会を2つ並行して戦うことになっているわけだから、自信を失うことはない。やるべきことをやり続けることが大事。グラウンド外の部分では、我々スタッフが選手たちの自信を取り戻させる作業をすればいい。

湘南ベルマーレ:チョウ キジェ
先週からJリーグが開幕して、今日はアウェイで初めての試合だったが、この素晴らしいカシマスタジアムというピッチで、最後までホームのような応援をしてくれたサポーターに感謝したい。一対一の粘り強さとか最後まで頑張るとか、声を出すとか、我々が内なるもので大事にしてきたことと向き合って、ゲームをしていこうと話し合った。今日は前半の入りは全然よくなかったが、90分通して足を止めない、両ゴール前で体を張る。1回で取れなかったら、2回、3回と行く。1人で崩せなかったら、2人、3人と数をかけていくなど、我々が大事にしているようなことを選手たちもしっかりとやってくれたと思う。その結果、何年振りか分からないが、アウェイの地で鹿島さんという強豪相手に勝てたことは、我々としても次に進む材料になる。ただ、ピッチの中でまだまだやってはいけないというか、そのプレーでボールを無くしてしまうとカウンターをくらうという時に簡単にロストしてしまって、相手にボールを渡してしまうようなプレーもあった。

選手コメント

[試合後]

【山村 和也】
今、4試合続けて負けている状況で、DFラインを含めて守備のところで辛抱できていない。攻撃では決めきれていない。そこを修正して、次の試合に臨みたい。最後のところで2点を取られている。前半のうちはうまく対応できたと思うが、少しずつズレが生じて、相手が進入してくるところに対応できなかった。

【高崎 寛之】
追加点を取るチャンスはあったし、勝てる試合を落とした。責任は自分にある。何試合も点を取れていない。勝ちきれていないので、チームとしてもう一度戦わないといけない。もっとゴールにどん欲にならないと点は取れないし、そこが一番悔しい。試合はどんどん来るので、やっていくしかない。

【カイオ】
公式戦が始まって、ACLとリーグ戦、4試合戦って4連敗したわけだから、チームの状況は非常に厳しいと思う。常にしっかり準備をして試合に臨んでいるわけで、やるべきことをやらなくてはいけないのに、やれていないのが現状。結果がついてこないのが、サポーターの人たちに対しても非常に申し訳ない。一緒に結果を勝ち獲りたい。

曽ヶ端選手、柴崎選手のコメントはアントラーズモバイルをご覧ください。

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