日刊鹿島アントラーズニュース

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2015年11月1日日曜日

◆埼スタに「Jリーグキング」似たキャラクター出没?(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/1560014.html

埼スタに「Jリーグキング」似たキャラクター出没?

 ナビスコ杯決勝の主役!? を発見した。10月31日、鹿島とG大阪が王座をかけてぶつかる埼玉スタジアム内で、93年のJリーグ開幕セレモニーで華々しく登場したあのキャラクターの目撃情報が相次いだ。

 Jリーグのマスコットキャラクター、丸顔で王冠をかぶり、マントを羽織り一部で「J-boy」と呼ばれた人気者そのもの…。呼び掛けると笑顔(ずっと笑顔だが…)で手を振って、去っていった。

 Jリーグは試合開始前に、広報部名で、この大舞台への突然の“超大物”登場に次のようなコメントを出した。

  ◇  ◇  ◇

 今朝方より、埼玉スタジアム2002敷地内で、1993年のJリーグ開幕セレモニーで登場した通称「Jリーグキング」に似たキャラクターが出没したとの情報が寄せられましたが、Jリーグキングについては、93年に華々しく登場したものの、その後、Jリーグもその行方を把握しておらず、20年の間どこで何をしていたのかなどの詳細は不明です。ただ、武者修行の旅に出ているという噂も聞いたことがありますので、もしかしたら今後、JリーグのPRに一役買ってくれるのではないかと、少しばかり期待しています。

  ◇  ◇  ◇

 日本のサッカー界のキングといえば横浜FCのあの伝説の現役プレーヤーとなるが、今後はもう1人? のキングの動向にも注意が必要となりそうだ。

◆長澤今季初の先発も前半で交代、フル出場大迫は不発…ケルンは4戦未勝利(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/world/ger/20151101/365447.html


今季初先発を飾った長澤(中央)と、フル出場した大迫(左) [写真]=Bongarts/Getty Images


 ブンデスリーガ第11節が10月31日に行われ、FW大迫勇也とMF長澤和輝が所属するケルンとホッフェンハイムが対戦した。大迫は右サイドハーフで2試合ぶりの先発出場、長澤は左サイドハーフで今シーズン初出場、初先発を飾った。

 前節、ケルンは首位のバイエルンに4失点の完敗を喫し、リーグ戦2連敗。順位を9位に落としている。今節はホームに17位ホッフェンハイムを迎え、3試合ぶりの白星を目指す。

 試合は開始早々からケルンがチャンスを作る。13分、相手DFのコントロールミスを拾ったフィリップ・ホジナーがビッグチャンスを迎えたが、GKオリヴァー・バウマンが必死の守りで得点を許さなかった。

 さらに15分、アントニー・モデストのパスから抜けだした長澤がエリア内左からシュートを放ったが、ここは枠の上に外してしまった。その後もケルンはホッフェンハイムのゴールに迫ったが、先制点を奪えずに前半終了を迎えた。

 ケルンはハーフタイムに長澤を下げ、左手を痛めているレオナルド・ビッテンコートを投入した。すると後半立ち上がりの48分、ケルンはケヴィン・フォクトが前線でボールを奪取。ゴール前左でフリーのモデストへヒールパスを送り、ビッグチャンスとなったが、モデストのシュートは枠の右上に外れてしまった。

 続く57分、右サイドから上がったクロスをモデストがヘディングで狙ったが、ここはGKバウマンの好セーブに防がれてしまう。76分、大迫が中盤でボールを持つと、ドリブルでゴール前まで持ち込み、左足でミドルシュートを放った。しかし、ここはGKバウマンの正面に飛んでしまい、ゴールを割ることができない。

 結局試合は動かず、0-0のスコアレスドローに終わった。ケルンは4試合未勝利となった。なお、長澤は前半のみの出場。大迫はフル出場している。

 次節、ケルンは敵地でレヴァークーゼンと、ホッフェンハイムはホームで日本代表MF長谷部誠が所属するフランクフルトと対戦する。

【スコア】
ケルン 0-0 ホッフェンハイム

◆鹿島が仙台GK六反勇治を獲得へ 今季GK定まらず(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/1560214.html

鹿島が仙台GK六反勇治を獲得へ 今季GK定まらず

 鹿島が、仙台の日本代表GK六反勇治(28)の獲得に乗り出すことが10月31日、分かった。

 W杯ロシア大会アジア2次予選のメンバーに入っている188センチ。

 36歳の正GK曽ケ端に衰えが指摘される中、トニーニョ・セレーゾ前監督がGK佐藤と併用してきたが、勝ち切れなかった。そこで来季は現役A代表を加えて競争させるという。

◆【鹿島】湘南・遠藤獲り ボランチ狙い即戦力補強へ(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20151031-OHT1T50220.html

 鹿島がボランチの即戦力補強に動くことが31日、分かった。候補に挙がるのは、日本代表にも名を連ね、U―22日本代表で主将を務めるMF遠藤航(22)=湘南=のほか、MF永木亮太(27)=湘南=、MF藤田直之(28)=鳥栖=ら。いずれも所属クラブの主力で、今後獲得オファーに発展する可能性がある。

 鹿島のボランチには小笠原、柴崎が君臨するが、小笠原が来季37歳を迎えること、柴崎は海外挑戦を視野に入れており、常に層を厚くしてしておかなければならないポジションだ。またGK、サイドバックも補強ポイントとしており、オフは大幅な選手入れ替えを行う方針だ。

◆【ヤマザキナビスコカップ決勝】終了後のコメント:村井 満Jリーグチェアマン(Jリーグ)


http://www.jleague.jp/release/post-39667/

鹿島アントラーズの優勝、おめでとうございます。

伝統と実績のある両クラブの対戦は、タイトルを賭けた戦いにふさわしい、大変見ごたえのあるものでした。

ヤマザキナビスコ株式会社の飯島 茂彰社長も「すばらしいサッカーを観ることができて感謝したい」とコメントされており、両チームの闘志あふれるプレーを称えておられました。

鹿島アントラーズは開始から果敢に相手ゴールを攻め終了間際に得点を重ね、大会史上最多となる6度目の優勝、クラブの歴史にまた一つ輝かしい記録を刻みました。

本日は2004年以来となる決勝戦で5万人を超える50,828人の方にご来場いただき、大会の雰囲気をともに盛り上げていただきました。

両クラブの選手たちによる非常にアグレッシブな、レベルの高い試合を楽しんでいただけたと思います。昨年に続き埼玉スタジアム2002での開催となりましたが、埼玉県内の多くの関係者の皆様に大会運営を支えていただいたことを感謝申し上げます。

◆鹿島がG大阪を3-0で圧倒! 史上最多6度目の優勝 MVPは小笠原/ナビスコ杯(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20151031/jle15103112580009-n1.html

ヤマザキナビスコカップを掲げる鹿島・小笠原=埼玉スタジアム(撮影・山田喜貴)

 ヤマザキナビスコ杯決勝(31日、鹿島3-0G大阪、埼玉スタジアム)鹿島が、G大阪に3-0で勝ち、3年ぶり史上最多となる6度目の優勝を飾った。後半15分にDF黄錫鎬が頭で先制ゴールを奪うと、39分にはFW金崎夢生が頭で、41分にはMFカイオが右足ミドルを決めた。2連覇を狙ったG大阪は、FW宇佐美貴史が60メートル独走をみせたが、ゴールを奪えなかった。MVPには鹿島MF小笠原満男が選ばれた。

 鹿島のキックオフで試合開始。序盤は鹿島が攻め込んだ。2分にはMF遠藤が左足で最初のシュートを放った。11分には、ゴール中央の柴崎からのパスに左サイドのMF中村が合わせたが、ゴールならず。この時間帯は、中盤を支配する鹿島が、両サイドから怒涛の攻めをみせた。

 G大阪は23分、MF宇佐美が左サイドをドリブルで約60メートル持ち込み、最後は左足シュート。惜しくもGKに阻まれた。鹿島は26分、エリア外やや左でFKを得た。柴崎と遠藤がボールをはさみ対峙したが、結局、遠藤が左足を振りぬいたものの、GKにキャッチされた。

 鹿島は40分、中盤からスルーパスを受けた赤崎がGKと1対1。GKをかわすように右へ切れ込み、角度のないところからシュート。しかし、DFにクリアされた。前半は、圧倒的に鹿島が押し込んだものの、結局0-0で折り返した。

 後半はG大阪のキックオフで開始。5分、G大阪は遠藤がエリア内に切れ込み、MF倉田にヒールパス。倉田は左でフリーのFWパトリックに流したが、パトリックのシュートはヒットしなかった。

 8分、鹿島は遠藤のFKにFW金崎が頭で合わせたが、枠に届かず。G大阪も9分、宇佐美が右足でミドルシュートも、枠をわずかに外れた。この時間帯は、G大阪が鹿島ゴールに迫った。

 先制したのは、鹿島。15分、左CKを小笠原がゴール前に上げると、フリーだったDF黄錫鎬が頭で押し込み、1-0と均衡を破った。

 27分、G大阪はGK東口が金崎の決定的なシュートを、右足で弾くファインセーブをみせた。

 鹿島は39分、またも左CKから得点。小笠原がファ-サイドに蹴ると、鈴木優が折り返し、金崎が相手と競り合いながら、頭でゴールを決めた。41分には、カイオが柴崎のスルーパスに反応。そのまま、エリア右から右足でミドルシュートを決めた。結局、鹿島が3-0で快勝した。

鹿島・石井監督
「前線からの守備を徹底し、うちらしい展開で試合を終えられた。失点しなかったことが非常によかった。本当にうれしい」

G大阪・長谷川監督
「完敗。鹿島のプレッシャーが早く、なかなか相手陣で時間をつくれなかった。鹿島のタイトルを取りたいという気持ちが、われわれを上回っていた」

村井満・Jリーグチェアマン
「鹿島と言えば勝負強いチームで、そういう姿を見せてくれた。いい組み合わせの決勝で、2004年以来となる5万人以上の観衆が入ったことも良かった」

鹿島・カイオ (3点目を決め)
「一番重要なのはチームが勝つことだった。チームとして団結心や結束を見せられた。もっと多くのタイトルを手にしたい」

◆ハリル監督、鹿島を称賛「美しい勝利」/ナビスコ杯(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20151031/jle15103118290013-n1.html

後半、試合を観戦するハリルホジッチ日本代表監督=埼玉スタジアム(撮影・山田喜貴)

 ヤマザキナビスコ杯決勝(31日、鹿島3-0G大阪、埼玉スタジアム)決勝を見守った日本代表のハリルホジッチ監督は「鹿島の美しい勝利だった。彼らには、その資格があった。多くのチャンスをつくり、ガンバがやられたくないプレーをした」と、優勝クラブに賛辞を贈った。

 次の日本代表メンバー発表も迫っており、気になっている選手の動きに目を光らせたようで「1人か2人、新しい選手を(代表に)入れるかもしれない」と話した。(共同)

◆MVP小笠原を敵の今野も絶賛(デイリー)


http://www.daily.co.jp/newsflash/soccer/2015/10/31/0008528041.shtml

MVPに選ばれカイオらイレブンから頭をたたかれ祝福される小笠原満男=埼玉スタジアム2002(撮影・園田高夫)

「サッカー・ナビスコ杯・決勝、鹿島3-0G大阪」(31日、埼玉スタジアム)

 鹿島が3-0でG大阪に勝ち3年ぶり6度目の優勝を果たした。天皇杯、年間リーグ王者の国内主要タイトル通算では17冠目となった。02年以来2度目のMVPに選ばれたMF小笠原満男(36)は90分間を通じて存在感を発揮し、敵・味方を問わず称賛された。

 前半4分、右サイドからの攻撃でスルスルとエリア内に攻め上がり、ボレーシュートを狙った。相手GK東口の飛び出しで打ち切れずに終わったが、ジャブとしては十分なインパクトだった。その後はゴール前に積極的に顔を出す場面はなかったが、G大阪の遠藤が持ち上がろうとすると重圧をかけて攻撃を遅らせたり、こぼれ球のフォローに汗をかいたりと、試合をコントロールした。

 後半の3得点にはすべて絡んだ。後半15分の先制点は、小笠原のCKにDFファン・ソッコが頭で飛び込んだ。2点目も小笠原のCKを鈴木優が折り返し金崎がヘッド。3点目は小笠原-柴崎とつないでカイオのスピードを生かすカウンターから奪った。

 小笠原は自分のプレーを「どういうプレーをしたら効果的か、相手がいやがるかというのが自分の仕事」と振り返った。鹿島の石井監督は「前半、目立たなかったと思われるかもしれないですけど、こぼれ球の反応だったり、(守備で相手を)挟み込みにいくタイミングだったり、非常にやってくれていたなと」と90分を通じてプレーぶりを絶賛。対戦相手のMF今野も「鹿島の中心ですし、プレーで見せるというか、ファイトして戦っている。満男さんのチームだなと思いました。…悔しいですけどね」と脱帽した。

 鹿島が17個獲得した国内主要タイトル(リーグ戦年間王者、ナビスコ杯、天皇杯)のうち、小笠原個人では14個を経験している。36歳になった今季も存在感は圧倒的で、自身でも「36歳っていう年齢は若い部類じゃないですし、ただ…。若いころになかったものっていうのも今はある」と語る。「36歳には36歳なりの良さもありますし、こういう舞台で勝ってきたことばかりがフォーカスされますけど、決勝で負けたこともありますので。どうしたら勝てるのかっていうのが一番の自分の力になると思う」と勝負強さの理由を淡々と表現した。

◆鹿島が圧倒6度目V!G大阪の連覇阻止で国内17冠目!!(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?175251-175251-fl



[10.31 ナビスコ杯決勝 鹿島3-0G大阪 埼玉]

 ナビスコ杯の決勝戦が31日、埼玉スタジアムで行われ、鹿島アントラーズがガンバ大阪を3-0で下した。鹿島の優勝は2012年大会以来、3年ぶり6度目となった。

 主要タイトルの決勝戦では初のマッチアップとなった実力派チーム同士の激突。鹿島は歴代最多更新となる6度目のナビスコ杯、そしてこちらも最多更新となる国内タイトル17冠目を目指す。対するナビスコ杯連覇を目指すG大阪。昨季に続き今季も国内3冠の可能性を残しており、気合十分でこの日の一戦に臨んだ。

 立ち上がりからエンジン全開で攻めたのは鹿島だった。開始30秒のFW金崎夢生のシュートを足掛かりに、MF遠藤康やMF中村充孝が積極的にゴール前に飛び出しチャンスを作る。ただ5分のFW赤崎秀平のシュートは枠上。同11分には再三いい崩しを見せる右サイドから逆サイドまでパスをつなぐと、中村がビッグチャンスを迎えるが、シュートはわずかに枠右に外れた。

 一方的に攻められ続けるG大阪だが、前半23分にカウンターのチャンス、FW宇佐美貴史が自陣からドリブルを開始すると、DFと競り合いながらゴール前まで持ち込む。だが、ようやく放ったチームファーストシュートだったが、ボールは力なくGK曽ヶ端準の胸の中に収まる。リズムを変えたいG大阪は前半30分に早くもメンバー交代。DF西野貴治を下げて故障明けのDF岩下敬輔を投入。対人に強い岩下を崩されていた左CBにして対応した。

 それでも鹿島の猛攻は続いた。40分には前半最大の決定機、遠藤康のスルーパスで抜け出した赤崎がGKも外して右足で流し込む。しかしこれはカバーに入ったDF丹羽大輝にかき出され、得点にはならない。前半はこのままスコアレス。鹿島としては勿体ない印象の残る前半になってしまった。

 耐えたG大阪。「去年に比べればまだまし」。ハーフタイム、長谷川健太監督は、1-2とビハインドで折り返した昨年の決勝戦を引き合いに出してイレブンを鼓舞。そんな選手たちもそれに応えようと、後半は立ち上がりから鹿島ゴールを積極的に目指す。しかし5分のMF遠藤保仁、MF倉田秋とつないだボールがゴール前のFWパトリックに渡るが、シュートはミートしない。同9分には宇佐美がミドルレンジから強烈シュートを見せるが、枠右に外れていった。

 すると後半15分、落ち着いて後半に入っていた鹿島がチャンスを確実にものにする。左サイドからのCKを獲得した鹿島は、MF小笠原満男がゴール前に正確なクロスを上げると、フリーで走り込んだDFファン・ソッコの頭にピタリ。鹿島が待ちに待った先制点を挙げた。

 反撃したいG大阪。後半20分には昨年の決勝戦で決勝ゴールを奪っているMF大森晃太郎を投入。しかしその後も鹿島ペースは変わらない。同23分にはカウンターから金崎がドリブルで持ち込み左足シュートを放つが、GK東口がキャッチ。同28分にはMFカイオのクロスを金崎に合わされ決定機を作られるが、東口がビッグセーブで防いで、何とかしのぐ。

 だが我慢も限界だった。後半39分、左CKをFW鈴木優磨に折り返されると、金崎に頭で押し込まれ、決定的な2点目を奪われる。鹿島は直後の同41分にも前掛かりとなったG大阪に対しカウンターを発動。MF柴崎岳のスルーパスに抜け出したカイオが3点目を奪い、圧勝劇を締めくくった。 

(取材・文 児玉幸洋)

◆小笠原、史上最年長MVP!鹿島がガンバ圧倒17冠目/ナビスコ杯(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20151101/jle15110105040003-n1.html

3年ぶりのタイトルを手にした柴崎(中央、背番号20)ら鹿島イレブンは喜びを爆発させた(撮影・桐山弘太)

 ヤマザキナビスコ杯決勝(31日、鹿島3-0G大阪、埼玉スタジアム)鹿島がG大阪に3-0で完勝し、3年ぶり6度目の優勝を果たした。国内主要タイトルでJリーグ最多記録を更新する17冠目。最優秀選手賞(MVP)には史上最年長でMF小笠原満男(36)が選ばれた。石井正忠監督(48)は就任3カ月での頂点。賞金は鹿島が1億円、G大阪は5000万円を獲得した。

 金色の紙吹雪が舞う中、鹿島のMF小笠原は目を真っ赤に腫らして優勝カップを掲げた。5万超の大観衆が集結した埼玉スタジアムが歓喜に揺れる。3年ぶりの頂点に戻ってきた喜びを仲間と抱き合ってかみ締めた。

 「うれしいです。選手、スタッフ、サポーター、みんなで勝ち取った優勝だと思う」

 13年ぶり2度目のMVP。頼れる主将はチームを鼓舞し、自らも闘志をむき出しにして球際で激しく戦った。後半15分に左CKでDF黄錫鎬(ファン・ソッコ)の先制点をアシストし、同39分のFW金崎、同41分のMFカイオの追加点も演出。全3得点にからんだ。

 36歳6カ月26日での受賞は1996年のサントス(清水)の35歳9カ月16日を抜き最年長記録。「若い時は(先輩が)トロフィーを掲げる姿を見て『自分も出たい』という思いが成長させてくれた。36歳は若くないけど、以前よりできることは多くなった」。試合前のミーティングでは「ここで勝つのと負けるのでは全然違うぞ!」と投げかけ、引き締めた。

 胴上げで6度宙を舞ったのは、石井監督だ。無冠で再任3年目を迎えていたトニーニョ・セレーゾ前監督が7月に解任。コーチから昇格すると、どん底から立て直すべく矢継ぎ早に改革を打ち出した。けが防止のため前任者が禁じていた紅白戦でのスライディングを解禁し、闘争心を取り戻させた。試合後に行っていなかったクールダウンを導入。補食のドーナツをおにぎりに変えてしっかりと食事をとらせ、回復を早める工夫も行った。

 試合当日、メンバー外の選手の午前練習にも必ず顔を出した。そこで“発掘”した新人FW鈴木優は、この日2点目をアシスト。鈴木優は「これまでは監督が見に来ることはなかった。メンバー外でも見てくれていると感じたし、全員で戦うという言葉は嘘じゃないと思えた」と明かした。

 石井監督は選手、指導者として鹿島で24年を過ごし、現役時代にジーコからプロ精神をたたき込まれた。チームの核である、勝利にこだわる「ジーコ・スピリット」の継承者は「本当にうれしい。攻撃的な部分を出せた」と声を震わせた。

 今後は23歳のMF柴崎、22歳のDF昌子らを中心に若返りを図りながら、第4の黄金時代到来を目指す。それでも小笠原は「世代交代? やれるもんならやってみろ」とニヤリ。この言葉に、鹿島の強さが凝縮されていた。 (伊藤昇)

鹿島アントラーズ
 1947年に住友金属工業蹴球同好会として創部。ホームタウンは茨城県鹿嶋市など5市。本拠地はカシマスタジアム(4万728人収容)。元ブラジル代表の名選手ジーコを招いて強化を図り、Jリーグ創設に参加した。J1で7度、ナビスコ杯で6度の優勝はともに最多。天皇杯もプロ化後、最多の4度優勝。アントラーは英語で「シカの枝角」の意。石井正忠監督。井畑滋代表取締役社長。

◆【本田泰人のハードマーク】石井監督就任で意識変わった鹿島(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20151101/jle15110105000005-n1.html

 久しぶりにレベルの高い試合を見ることができた。序盤から攻め続けた鹿島は、最後まで全員が集中していた。一方のG大阪も押され続けながら、遠藤を中心に落ち着いていた。ただ、先制されたことで縦に急ぎだしてしまい、1トップのパトリックは明らかに焦っていた。遠藤の統率力が及ばないほどにチームのリズムが変わってしまったのが敗因だ。

 鹿島は現役時代から「ジーコイズム(勝つためのプロ精神)」を体感している石井監督が就任して意識が変わった。ベテランの小笠原は、今でも元主将だった自分に「ロッカールームに来て若手に“カツ”を入れてください」と言ってくる。ここ2年間は無冠だったけど、勝利という義務が若い選手にも浸透してきたのかもしれない。ただし強い時代を知るOBの目線でいえば、「常勝軍団」と呼ぶにはまだ早いかな。 (サンケイスポーツ専属評論家)

(紙面から)

◆ソッコ 昨年の雪辱弾に喜び爆発「最高に気持ちいい」(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2015/11/01/kiji/K20151101011425010.html

ナビスコ杯決勝  鹿島3―0G大阪 (10月31日  埼玉)

<鹿島・G大阪>後半15分、鹿島DFファン・ソッコ(14)がヘディングで先制ゴールを決め喜ぶ

 鹿島のDFファン・ソッコが決勝弾を決めた。

 0―0の後半15分に小笠原の左CKに反応。中央に走り込みフリーになり、倒れ込みながら頭でゴール右隅に流し込んだ。広島に所属した昨季は決勝でG大阪に逆転負け。自身はピッチに立てずに悔しさをかみしめた。今季から鹿島に加入。待望の移籍後初得点で2年越しの雪辱を果たした。パトリックを完全に封じるなど本職の守備でも貢献。「最高の瞬間をピッチで迎えることができて最高の気持ち」と笑顔を見せた。

◆先制弾ファン・ソッコは1年越しのG大阪退治「思いをぶつけた」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?175264-175264-fl



[10.31 ナビスコ杯決勝 鹿島3-0G大阪 埼玉]

 1年越しのG大阪退治になった。今季より鹿島アントラーズでプレーするDFファン・ソッコは、昨年までサンフレッチェ広島に在籍。その広島は昨年のナビスコ杯決勝でガンバ大阪に敗れ、タイトルを逃していた。「思いをぶつけたいというのはあった」。韓国代表DFは会心の勝利に胸を張った。

 待望の先制点だった。前半から一方的に攻め込んだ鹿島だが、なかなかゴールを割れずにいた。迎えた後半15分、MF小笠原満男が左サイドから蹴ったCKにファン・ソッコが猛然と走り込む。「自分のマークは岩下(敬輔)選手だったが、上手く外せて、あとは頭に当てるだけだった」。均衡を破る得点は、チームに更なる勢いを与えるゴールになった。

 昨年も進んだ決勝戦。在籍した広島は2点を先行しながら、FWパトリックに2ゴールを許すなどして、逆転負けを喫した。さらにファン・ソッコは出場することなく、ベンチで敗戦を見届けていた。「今週一週間、宇佐美、パトリックに対してどう対応するかを常に考えながら練習していた」。完璧なまでのリベンジ成功。「G大阪をゼロに抑えることを意識して90分間戦った。きっちり抑えれたことが勝利に繋がった」と誇らしげだった。

(取材・文 児玉幸洋)

◆G大阪にリベンジ果たしたファン・ソッコ「悔しかった気持ちぶつけた」(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/ync/20151031/365377.html


決勝点を決めたファン・ソッコ(中央) [写真]=兼子愼一郎


 2015Jリーグヤマザキナビスコカップ決勝が31日に行われ、鹿島アントラーズが3-0でガンバ大阪を破り、3年ぶり6度目の優勝を遂げた。試合後、鹿島のDFファン・ソッコが記者団の取材に応じた。

 貴重な先制点を挙げたファン・ソッコは、「ピッチで優勝の瞬間を味わえて最高の気分」と述べ、タイトル獲得の喜びを存分に味わっている様子。得点シーンについて「自分のマークは岩下(敬輔)選手だったと思うんですが、上手くマークを外せました。いいポイントにボールが来たので、あとは合わせるだけでした」と自らのポジショニングが上手くいったことに加え、アシストしたMF小笠原満男からいいボールが供給されたと振り返った。

 鹿島入団後、初ゴールが決勝点となったことには「本当に嬉しかった」と喜びを爆発させたファン・ソッコ。セットプレーは常にチーム全体で研究していると話し「次に入るタイミングだったり、ボールが来そうなポイントを予測したり。良いところに入れば必ず結果がついてくる」とセットプレーの重要性を語った。

 守備面でも日本代表FW宇佐美貴史やFWパトリックを擁するG大阪の強力攻撃陣を完封。最後まで相手に決定機を作らせなかった。練習からどのようにして攻めてくるかを想定し、相手の動きを常に頭に入れていたようで、「きっちりと抑えることができて、それが勝利につながったと思います」とゼロで抑えられたことが勝因の一つだと述べた。

 昨年はサンフレッチェ広島の一員として決勝進出を果たしたが、自身は決勝戦に出場できず、チームもG大阪に敗れていた。「個人的には、去年は決勝で自分がピッチに立てなかったので、その気持ちをぶつけたいという思いがありましたし、必ずゼロに抑えるという気持ちを90分持ち続けて戦いました」と強い気持ちを持って試合に臨んだことを明かした。

 昨年度の王者を下したことで自信を手に入れた鹿島。「クラブにとっても、このメンバーでタイトルを一つ取れたということは自信につながるので、残り2試合も油断せず、気を引き締めていきたい」とリーグ戦最終盤への意気込みを語った。

 鹿島は11月7日に行われる2015明治安田生命J1リーグ・セカンドステージ第16節で、横浜F・マリノスと対戦する。

◆鹿島、DF黄がCKから貴重な先制点「初ゴールでうれしかった」/ナビスコ杯(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20151031/jle15103118000011-n1.html

後半、チーム1点目のヘディングシュートを決める鹿島、ファン・ソッコ=埼玉スタジアム(撮影・桐山弘太)

 ヤマザキナビスコ杯決勝(31日、鹿島3-0G大阪、埼玉スタジアム)攻め込みながら、なかなかゴールが奪えない鹿島の状況を打破したのは、DFの黄錫鎬だった。後半15分の左CK、相手のマークのずれを逃さずフリーとなって頭で押し込み「いいポイントで捉えられた。鹿島での初ゴールでうれしかった」と喜びをかみしめた。

 昨季は広島で決勝に進んだが、G大阪に敗れた試合をベンチから見届けた。「絶対に出たかった」という大舞台でセンターバックとしても相手の強力な攻撃陣を封じ、存在感を示した。(共同)

鹿島・柴崎
「やってきたことが間違いじゃないと感じられた。やっている僕らが楽しいと思えた試合。結果が付いてこないとそうはならない。自分たちの理想の形で終えられた」

◆ブラジル出身の鹿島・カイオ「日本代表として五輪に出るのが夢」(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20151101/jle15110105020008-n1.html

鹿島・カイオ

 ナビスコ杯決勝・G大阪戦でチーム3点目を決めた鹿島MFカイオ(21)が、日本国籍を取得して来年のリオデジャネイロ五輪にU-22日本代表として出場を望んでいることが31日、分かった。「日本代表として五輪に出るのが夢」と周囲に話しているという。

 ブラジル出身のカイオは2011年に千葉国際高に留学生として来日し、14年に鹿島入りしたテクニシャン。日頃から「日本は僕を育ててくれた。恩返しがしたい」と話しており、実現すれば手倉森誠監督率いる日本にも朗報となる。

 帰化は5年以上の日本居住などが条件だが、特別の功労がある外国人には許可がおりる「大帰化」という特例もある。カイオはこの日、国籍変更について「考えは変わっていない。正しいタイミングが来れば考えたい」と話した。

◆カイオ 途中出場でダメ押し弾「優勝が一番うれしい」(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2015/11/01/kiji/K20151101011424950.html

ナビスコ杯決勝  鹿島3―0G大阪 (10月31日  埼玉)

<鹿島―G大阪>後半、3点目のゴールを決め喜ぶ鹿島・カイオ(左)

 鹿島のブラジル人MFカイオが勝負を決定づける一撃を決めた。

 後半21分から途中出場。2―0の後半41分に柴崎のスルーパスに反応して右サイドを抜け出すと、右足で右隅に蹴り込んだ。石井監督から「チームの守備を安定させてほしい。ボールを持った時はいつも通り積極的に」と指示を受けて送り出され、起用に応えた。ナビスコ杯は昨季ベストヤングプレーヤー賞を受賞した相性の良い大会。将来的な日本国籍取得を視野に入れるアタッカーは「得点よりも優勝が一番うれしい。今のメンバーでタイトルを獲れたことは自信になる」と声を弾ませた。

◆決定的な1発で優勝に貢献の鹿島MFカイオ「全員の結束を見せられた」(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/ync/20151031/365348.html


途中出場で試合を決定づけるチーム3点目を挙げた鹿島MFカイオ [写真]=兼子愼一郎


 2015Jリーグヤマザキナビスコカップ決勝が31日に行われ、鹿島アントラーズが3-0でガンバ大阪に勝利し、3年ぶり6度目の優勝を遂げた。試合後、鹿島のMFカイオが記者団の取材に応じた。

 カイオは、1点リードで迎えた後半66分から遠藤康に代わって途中出場。84分に金崎夢生のゴールで鹿島がリードを2点に広げると、直後の86分にカウンターから柴崎岳のスルーパスに抜けだしたカイオが、GKとの1対1を落ち着いて決めて、試合を決定づける3点目を奪った。
 
 試合後、カイオは、「1番重要なのは、チームが優勝できたということです。全員の団結、結束という部分を、試合の中で随所に見せられたと思います」と自身のゴールよりも、チーム一丸で勝ち取った勝利を喜んだ。

 途中出場については、「特別なことは意識していません」と語ると、石井正忠監督からは、「まずはチームのためにしっかりと守備をやってほしいと。ボールを持った時には、いつものように積極的にやってほしいと言われました」と明かした。

 念願のプロ初タイトル獲得となった同選手は、「チームとして『このメンバーでしっかりとタイトルを取りたい』という意思が強かったですし、今回だけではなく、もっと多くのタイトルを手にできるようにしていきたいと思います」と、さらなる活躍を誓った。

 また、去年は日本国籍の取得を検討しているという報道もあったカイオ。日本代表のヴァヒド・ハリルホジッチ監督が同試合を視察したこともあり、帰化について問われると、「僕個人の考えだけではなく、いろいろな要素が含まれると思いますので、正しいタイミング、時間があれば考えたいと思います」とコメントした。

 2015明治安田生命J1リーグ・セカンドステージで、現在2位につける鹿島は、11月7日に行われる第16節で、横浜F・マリノスと対戦する。

◆【鹿島イレブン喜びの声】曽ケ端「しっかり守れた」(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20151101/jle15110105030006-n1.html

記念撮影に臨む小笠原ら鹿島イレブン=埼玉スタジアム(撮影・山田喜貴)

GK曽ケ端
「内容も結果も、ファイナルでいいものを見せることができてよかった。リスクマネジメントをできて、しっかり守れた」

DF西
「欲張りになっているのか、まだ(タイトルが)足りない。出だしから最後までいい試合だった」

先制点を決めたDF黄錫鎬(ファン・ソッコ)
「このチームでタイトルを取れて自信になる。残りのリーグ戦もしっかり戦いたい」

MF柴崎
「全員のタイトルを取りたいという気持ちが表れていた。各所の勝負で負けていなかった」

MF中村
「優勝は最高。もっとこの喜びを味わっていきたい」

FW赤崎
「前半押し込みながら点が取れず、まずいと思った。勝ててよかった」

(紙面から)

◆パトリックを封じた鹿島DF昌子「ロッカールームから流れができていた」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?175273-175273-fl



[10.31 ナビスコ杯決勝 鹿島3-0G大阪 埼玉]

 鹿島アントラーズのDF昌子源にとって、気持ちの入る一戦だった。対戦相手のガンバ大阪は、ジュニアユース時代に所属していた古巣だ。そして、当時のチームメイトであるFW宇佐美貴史やMF大森晃太郎と、日本一を懸けて戦うことになったのだ。

 だが、さらに昌子の気持ちを高めていた要因がある。鹿島は14日に行われた天皇杯3回戦で、水戸にPK戦の末に敗れて敗退が決まっていた。天皇杯は決勝まで勝ち進み、J1第13節の神戸戦で左第2中足骨骨折の重傷を負ったMF土居聖真の復帰戦にする予定だったが、それが叶わなくなったのだ。

「天皇杯を僕たちがなくしてしまった。復帰の日数でいえば、天皇杯決勝は間に合う期間だったので、僕たちが(彼の復帰する)可能性を失くしてしまったのは、すごく申し訳ないなと思って、そういう気持ちを込めて、今日は彼のために戦おうと思っていました」

 攻撃力に秀でたG大阪を相手に、鹿島は90分を通してほとんど優勢に試合を進めた。試合後、宇佐美は「前線にボールが収まらなかった」と敗因を挙げていたが、基準点となるFWパトリックを大いに苦しめたのが、昌子だった。

「僕が左サイドに入ったことで、パトリック選手と結構やらないといけないなと覚悟していましたし、ここでやられたらチーム自体がやられるなと思っていました」

 過去にもリーグ戦などでパトリックとマッチアップすることのあった昌子は、時間が経過するごとに苛立ちを募らせるブラジル人FWを見ながら、勝利が近づいていると感じていたようだ。

「FWの選手はいろいろな特徴がありますが、イラついたら本来のプレーができない。特に外国籍選手はそうなのですが、パトリック選手は性格的にも穏やかで怒っているイメージがありませんでした。これまで何度かやったけど、怒らないので駆け引きは難しいかなと思ったのですが、今日の試合では怒りを感じていたので。少しずつ僕と(ファン・)ソッコのペースに誘い込めたのは一つ良かったかなと思います」

 終わってみれば3-0の完勝。MVPには中盤で闘志をむき出しに戦った36歳のMF小笠原満男が選出された。石井正忠監督がチームに持ち込んだものを問われた昌子は、このベテランの姿勢に、指揮官の要求が詰まっていると説明した。

「石井監督になって初日から言われ続けているのは、『最低限、戦う姿勢を見せてほしい』ということです。『どんな結果であれ、戦う姿勢、一生懸命ファイトする姿勢を見せてほしい』と常に言われている。そういう面で、試合でのアグレッシブさ、今日の満男さんを見てもらったらわかると思いますけど、球際でも果敢に攻める。MVPに値するプレーだったと思いますし、ああいう先輩の背中を見て僕たちも学んでいるところを示さないといけない」

 その後に「まだまだ、現役を続けてほしいなと思います」と言って報道陣を笑わせた昌子は、チームに在籍する79年組の存在の大きさを強調する。

「ソガさん(GK曽ヶ端準)はもちろんそうですし、モトさん(本山雅志)も試合に出たいのはもちろん分かっているんですけど、今日もずっとベンチから声が聞こえていました。常にムードメーカーになってくれるというか、特に僕たち後輩に、経験を伝えてくれているのが分かるし、本当に79年組は偉大だと思います」

 国内17冠目を獲得した試合後、土居の背番号とネーム入りのユニフォームを掲げた昌子は、チームにある一体感を強調した。

「石井(正忠)さんが(優勝の)流れを持ってきた。鹿島の強さを持ってきてくれたと思います。僕たちも監督を信じているし、監督も僕たちを信じていると伝わってきます。今日も試合前に(西)大伍くんがロッカールームで『石井さんを泣かせようぜ』という言葉を掛けて、なんとなくみんなそういうイメージができていました。試合に良い入りができる流れもロッカーからできていたんじゃないかなと思います」

(取材・文 河合拓)

◆柴崎今冬海外挑戦も 独、西で模索(デイリー)


http://www.daily.co.jp/soccer/2015/11/01/0008528881.shtml

 後半、G大阪・遠藤(左)とボールを奪い合う柴崎

 「ナビスコ杯・決勝、鹿島3-0G大阪」(31日、埼玉スタジアム2002)

 鹿島が、2連覇を狙ったG大阪に3-0で快勝し、3年ぶり6度目の優勝を飾った。後半15分、MF小笠原満男(36)のCKから先制し、終盤にも2点を追加した。J1の7度、天皇杯の4度を合わせて国内最多の17冠目で、賞金1億円を獲得。

 鹿島の日本代表MF柴崎岳(23)が今冬、海外に挑戦する可能性が31日、浮上した。以前から海外志向があり、現時点でオファーは届いていないが、多くの日本人選手が所属するドイツリーグを中心に、スペインリーグなども含めて移籍先を模索中。今冬に海を渡る準備を進めている。

 関係者によると、クラブ側も意向をくみ、本人の能力を伸ばす機会となる海外挑戦を容認する姿勢。移籍が決まった場合に備えて、神戸のMF森岡亮太をリストアップしているという。

 柴崎はG大阪戦でフル出場。終了間際にはMFカイオの得点をアシストし「チーム全員でつかんだ勝利。素晴らしい試合ができた、という一言に尽きる」と語った。次世代の代表を担う若武者の去就に注目が集まる。

◆理想的な内容での勝利を誇る柴崎「“素晴らしい”の一言に尽きる」(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/ync/20151031/365345.html


ナビスコ杯を制した鹿島アントラーズ [写真]=兼子愼一郎


 2015Jリーグヤマザキナビスコカップ決勝が31日に行われ、鹿島アントラーズが3-0でガンバ大阪を下し、3年ぶり6度目の大会制覇を果たした。試合後、鹿島の日本代表MF柴崎岳が取材に応じている。

 鹿島は積極的な立ち上がりを見せると、序盤から決定機を作るなど試合を優位に進めた。そして0-0のまま迎えた60分にセットプレーから先制点を奪取。その後、終盤に2点を追加し、快勝でタイトルを掴んだ。

 フル出場し、チーム3点目をアシストした柴崎は、「得点が取れなかったとはいえ、前半は非常に良いシーンが何個もありました。自信を持って後半に臨むことができたと思いますし、『素晴らしい試合をすることができた』という一言に尽きると思います」と、終始相手を圧倒した試合内容に満足感を示した。また、決勝に向けてG大阪のサッカーをさせないための対策を練っていたのかと問われると、「そこまで特別なことはしていません。とにかく自分たちのサッカーをすること。守備に関しては相手にサッカーをさせないようにすることができたと思います」と答え、相手は関係なく、鹿島のサッカーをすることを心がけていたと話している。

 7月に石井正忠監督が就任して以降取り組んできたサッカーについて、「手応えは十分ですね。これを続けていくことができれば良いと思います。内容と結果、タイトルを取ることができたことを含めて、チームにとって大きな自信になることは間違いないと思います」と自信をうかがわせた。

 柴崎は、「全員がタイトルを取りたいと思っていた」ということが最大の勝因だと述べると、「それを一番重要なピッチの上で表すことができたことが良かったと思います。やっている僕らも楽しいと思える試合でした。ただ、結果がついてこないと楽しくないので。自分たちの理想の形で終えることができました」と、チームとして理想のプレーができ、さらにそれが結果につながったことを喜んだ。そして、G大阪の長谷川健太監督が、「勝利へのこだわりが鹿島の選手のほうが上回っていた」と話したことについては「ピッチで表したことが全てかなと思います」と短く答えている。

 鹿島は2012年に、柴崎の2ゴールで清水エスパルスを破り同大会を制した。3年ぶりのタイトルに、「チームとして非常に良い試合をしてタイトルを取れたと思いますし、2年間取れていなかったので、ここで何とか取ることができ、サポーターの皆さんに少しでも何か返すことができてよかったと思います」と、サポーターに恩返しすることができたと話し、最後にリーグ戦に向け、「残り2つ、勝つだけだと思います」と気を引き締めた。

 2015明治安田生命J1リーグ・セカンドステージ2位の鹿島は、11月7日に行われる第16節で横浜F・マリノスと対戦する。

◆鹿島が3年ぶりナビスコ制覇…柴崎岳「チーム全員で勝ち取った勝利」(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/ync/20151031/365288.html


ナビスコカップ決勝のG大阪戦に先発フル出場した柴崎岳 [写真]=兼子愼一郎


 2015Jリーグヤマザキナビスコカップ決勝が31日に行われ、鹿島アントラーズが3-0でガンバ大阪に勝利し、史上最多6度目となる優勝を果たした。

 試合後、フル出場した鹿島のMF柴崎岳は、「非常に素晴らしい試合ができたと思います。自信になる試合ができました」と振り返ると、「チーム全員で勝ち取った勝利だと思います」と優勝を喜んだ。

 チーム2点目を奪ったMF金崎夢生は、「最高です!お父さんが誕生日だったんで、パパー!誕生日おめでとう!」と父親に優勝をプレゼントすることができ、喜びを爆発させた。

 そして、2002年以来2度目のMVPに輝いたキャプテンのMF小笠原満男は、「非常に良いゲームができて、皆でタイトルを獲得できて嬉しいです」と3年ぶりのナビスコ制覇を喜んだ。

◆鹿島・金崎が5戦5発「タイトル取りたかった」/ナビスコ杯(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20151101/jle15110105000007-n1.html

後半、先制点を決めたファン・ソッコ(左から2人目)を祝福する鹿島・金崎(左から3人目)ら=埼玉スタジアム(撮影・中井誠)

 ヤマザキナビスコ杯決勝(31日、鹿島3-0G大阪、埼玉スタジアム)今季加入したFW金崎が1-0の後半39分、左CKをFW鈴木優がつないだボールを頭で押し込み、チーム2点目。優勝を決定づけた。これで今大会5試合5得点の大活躍。「みんなに勝ちたいという思いがあって、それが勝利につながった。鹿島に来て間もないが、このチームでタイトルを取りたかった」。この日が父・益巳さんの62歳の誕生日。親孝行も果たし、笑みが弾けた。

◆金崎“代表GO砲”歓喜の雄叫び!ハリル監督うならせた一撃(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2015/11/01/kiji/K20151101011424890.html

ナビスコ杯決勝  鹿島3―0G大阪 (10月31日  埼玉)

<鹿島・G大阪>後半39分、頭で2点目のゴールを決める鹿島・金崎(33)

 タイトルを確信させる一撃だった。1―0の後半39分。金崎がゴール前で舞う。小笠原のCKを19歳の鈴木優が折り返す。「ゴールはあまり覚えてない。いいボールが来たので頭に当てるだけだった」。無心。1メートル89の相手FWパトリックに空中で競り勝ち、試合を決定づけるヘディング弾を叩き込んだ。

 優勝の瞬間、興奮は絶頂に達した。「最高っ!お父さん(益巳さん、62歳)が誕生日だったんで。パパーっ、おめでとうーーっ!」。日頃はクールな金崎が試合後のインタビューで絶叫した。今年2月にポルトガルのポルティモネンセから電撃加入。その決断は正しかった。「鹿島に来て間もないけど、このチームでタイトルを獲りたかった」。万感の思いだった。

 5年ぶりの日本代表復帰が現実味を増した。今月中旬のW杯アジア2次予選に向け、メンバー発表が5日に迫る。視察した日本代表のハリルホジッチ監督は「最近、気になる選手をあらためて見ることができた。1~2人新しい選手が入るかもしれない」と明言。指揮官は9月26日の鹿島―浦和戦を視察した際、真っ先に金崎に目を留めた。具体名はなくとも金崎を指しているのは明白だった。

 これで今季公式戦は35戦15発。出場4戦連発と量産態勢に突入だ。ナビスコ杯に限れば5戦5発と勢いは止まらない。2年間、ドイツ、ポルトガルでプレー。巨漢選手の中でもまれ、フィジカル面の強さ、迫力は格段に増した。この日のシュート数は両軍最多の7本。球際や局面でデュエル(決闘)した証だ。名門鹿島に17個目のタイトルをもたらしたアタッカーは、ハリルジャパンにも新風を呼びそうだ。

◆鹿島金崎ナビスコ5戦5点「タイトル取りたかった」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/1560157.html

鹿島金崎ナビスコ5戦5点「タイトル取りたかった」

<ナビスコ杯:鹿島3-0G大阪>◇決勝◇31日◇埼玉

 鹿島FW金崎夢生(26)が貴重な追加点で勝利に貢献した。

 1点を先制した後半39分、ゴール前FW鈴木優磨(19)の折り返しをG大阪FWパトリック(28)に競り勝って、頭で押し込み「今のメンバーでタイトルを取りたかった。これが結果につながってよかった」と喜んだ。

 金崎はナビスコ杯全5試合で5得点とし、神戸・渡辺千真(29)の7得点に次ぐ得点ランキング2位になった。

◆“キレキレ”金崎、優勝を決定づける2点目「今のメンバーでタイトルが獲りたかった」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?175260-175260-fl



[10.31 ナビスコ杯決勝 鹿島3-0G大阪 埼玉]

 鹿島アントラーズがガンバ大阪を圧倒した。MVPこそMF小笠原満男に譲ったが、前線で脅威を与え続けたのはFW金崎夢生だった。

 金崎は開始30秒でファーストシュートを放つなど、チームを勢い付ける。その後もドリブル突破、裏への飛び出し…。G大阪守備陣は、“キレキレ”の金崎を止めることが出来なかった。

 そして1点リードで迎えた後半39分、CKをFW鈴木優磨が折り返すと、金崎がヘディングで押し込む。「いい球が来たので頭に当てるだけだった」。確実に優勝を引き寄せるゴールを突き刺した。

 金崎は試合後、「ゴールの場面はあまり覚えていない。チーム全体の勝ちたいという思いが勝利に繋がったと思う。鹿島に来てまだ間もないが、今のメンバーでタイトルが獲りたかった。優勝できてうれしい」と喜んだ。

(取材・文 児玉幸洋)

◆鹿島・石井監督、就任わずか3カ月でチーム再建/ナビスコ杯(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20151101/jle15110105020002-n1.html

優勝の瞬間、石井監督(中央)は満面の笑みでスタッフと抱き合った(撮影・中井誠)

 ヤマザキナビスコ杯決勝(31日、鹿島3-0G大阪、埼玉スタジアム)鹿島がG大阪に3-0で完勝し、3年ぶり6度目の優勝を果たした。石井正忠監督(48)は就任3カ月での頂点。

 現役時代は主にMFだった石井監督は1991年に前身の住友金属に入部。97年まで鹿島に在籍し、Jリーグで95試合に出場。99年から鹿島ひと筋で指導者人生を歩んできた。選手時代は控えが多く、「一流じゃない」と笑う。優しい笑顔で女性ファンから人気で「怒っても一瞬。(感情を)外には出さない」という穏健派だ。7歳の長女には「お父さんは普通の中の普通の普通の普通」とイジられるが、チームを再建させた手腕は、名将の誕生を予感させた。

◆鹿島石井監督にジーコスピリット「勝負こだわる」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/1559781.html

 鹿島の最多6度目か、G大阪の2連覇か。ナビスコ杯決勝が今日31日、史上初の3冠チーム同士の顔合わせで行われる。鹿島の石井正忠監督(48)はチームの伝統を受け継ぎ、日本人監督初のタイトルを目指す。

 クラブ初の日本人OB監督である石井監督は、鹿島の初代キャプテンにして、ジーコ・スピリットの正統継承者だ。93年のJリーグ元年は3ボランチの左でトップ下のジーコを支えた。中央の本田泰人、右のサントスと守備を統率。第1ステージ初代王者に輝いた。

 以来、選手7年、指導者17年。人生の半分を鹿島にささげてきた。今年7月、トニーニョ・セレーゾ氏の解任を受けて監督に昇格すると「勝負にこだわる集団を復活させたい」と所信表明。遊びですら負けを許さないジーコの姿勢だった。

 過去の16冠はすべて外国人指揮官が獲得。日本人監督初のタイトルがかかる。ナビスコ杯は選手、コーチで計4度の優勝を経験。立場と、会場が国立から変わっての公式練習を終えると「徐々に緊張感が高まってきた。楽しみ」と言った。

 優勝を争うG大阪の長谷川監督は「1学年上のアイドル。高校時代、わざと外側にドリブルしてからインカーブのクロスを上げて『長谷川健太~』って物まねしてましたから」。雲の上の存在だったが、引く気はない。00年鹿島以来の3冠を昨季達成した長谷川監督に、名門復権を託された新米監督が挑む。【木下淳】

◆鹿島石井監督「本当にうれしい」常勝軍団の復活だ(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/1560169.html

鹿島石井監督「本当にうれしい」常勝軍団の復活だ

<ナビスコ杯:鹿島3-0G大阪>◇決勝◇31日◇埼玉

 鹿島の石井正忠監督(48)が就任3カ月で初タイトルをつかんだ。

 前半から積極的に攻める姿勢を貫き、主導権を渡さなかった。「本当にうれしかったというのが正直な気持ち。1点を取ってさらに攻撃的な部分が出せたので今日は勝てるなという気持ちになっていた。」と喜んだ。

 石井監督は、クラブ初の日本人OB監督であり、鹿島の初代キャプテンにして勝負にこだわる「ジーコ・スピリット」の正統な継承者。選手7年、指導者17年の月日を鹿島にささげてきた同監督は4度宙に舞い、常勝軍団の復活を感じさせた。次なる目標は、残り2戦となったリーグ戦。ステージ優勝に向けて自信を持って突き進む。

◆就任3カ月で初タイトルの鹿島指揮官「選手が90分戦ってくれた」(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/ync/20151031/365317.html


ナビスコ杯を制し花束を受け取った鹿島の石井正忠監督 [写真]=兼子愼一郎


 2015Jリーグヤマザキナビスコカップ決勝が31日に行われ、鹿島アントラーズが3-0でガンバ大阪を下し3年ぶり6度目の優勝を遂げた。鹿島を率いる石井正忠監督が試合後の会見で喜びを語っている。

 試合は序盤から鹿島が主導権を握ったが、G大阪も粘りを見せ、前半は0-0のまま折り返す。すると後半にセットプレーから待望の先制点を奪った鹿島が、終盤さらに2得点を追加して、3-0と快勝した。

「G大阪を相手にするにあたって拮抗した戦いになると思っていました」と話した石井監督は「カウンターの部分では(相手に)勢いがあって、そこをうまく失点しないでいけたのがよかったです。後半は前掛かりになってくるだろうし、攻撃の恐さはあったが、DF陣や前線からの守備がきいていて、うちらしい展開で試合を終えることができたと思います。リーグ戦のホームゲームでG大阪に立ち向かっていってやられてしまったが、今日は本当に理想の形で終えられた」と試合を振り返っている。

 AFCチャンピオンズリーグで準決勝まで勝ち進んでいたG大阪は、過密スケジュールの中でこの一戦を迎えており、石井監督も「そういう部分はあったと思います」と相手が疲労を抱えていた可能性があると話し、「我々のプレスのかけ方も非常に良かったですし、ガンバが普段とは違う形で来ているなとは思いました」と述べた。

 石井監督は今年7月、トニーニョ・セレーゾ監督の解任に伴いチームを引き継ぐと、就任から3カ月で初のタイトルを勝ち獲った。「本当にうれしかったという気持ちが正直な気持ちです。試合が進むに連れて攻撃の部分がどんどん出せたので、今日は勝てるなという気持ちになっていました。でも、監督ではなく選手の戦う気持ちが最初から出ていたと思います。これをリーグ戦でも天皇杯でも出したかったですけど、それができなかったのは僕の采配や指導法といったところに結びつくのではないかと思います。今日は本当に選手が、90分間足を止めずに戦う姿を見せてくれたと思います」と喜びを語るとともに、選手への感謝を口にした。

 また、直近のリーグ戦で湘南ベルマーレに敗れてから、どのように立て直したのかと問われると、「自分たちの攻撃、守備をもう一度やっていこうとトレーニングしました。でも一番は意識の問題。湘南戦は前半の入りがよくなくて相手に圧倒されたが、今日は逆に圧倒で来た。それがいい方向に結びついたと思う」と立ち上がりを意識していたことを明かし、その敗戦から学んだことが勝利につながったとの見解を示している。

 先制点のアシストを含め、3得点に絡む活躍でMVPに輝いたMF小笠原満男については、「満男は、前半は目立たなかったと思われるかもしれないが、僕の中ではこぼれ球の反応だったり、挟み込みは非常によくやってくれていた。後半オープンな展開になったことで目立ったのだと思う」と、試合を通して好パフォーマンスを見せていたと賛辞を送った。

 そして、現役時代から、勝負にこだわる“ジーコ・スピリッツ”やタイトルを義務付けられる鹿島アントラーズというチームをよく知る石井監督は、「満男がミーティングで言っていたが、ここで勝つのと負けるのとでは全然違う。そういう気持ちを選手がもっていることが重要だと思います。僕は現役時代活躍していないので、自分で勝ち取ったタイトルはないが、今いる、満男とかソガ(曽ヶ端準)、モト(本山雅志)とかの年代がチームにいることがすごく重要だと思います。彼らが、今までJリーグでアントラーズがタイトルをとってきた、積み重ねてきた部分を継承していると思います」と、“常勝軍団”と呼ばれた黄金期を知るベテラン選手の存在が重要だと語っている。

 最後に、監督として初のタイトルを勝ち獲った感想を聞かれ、「優勝はどの優勝でもうれしいなと思いました。立場は変わりましたが、そこはあまり関係なく、選手のみんなが喜んでいる姿、サポーターの皆さんが喜んでいる姿を見れば、本当に素晴らしいタイトルだと実感することができました」と喜びを表した。

◆鹿島 ナビスコ制覇で17冠!小笠原が3得点全て演出MVP(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2015/11/01/kiji/K20151101011424650.html

ナビスコ杯決勝  鹿島3―0G大阪 (10月31日  埼玉)

<鹿島・G大阪>サポーターの前で優勝カップを掲げる小笠原

 鹿島が3―0でG大阪を下し、3年ぶり6回目の優勝を果たした。元日本代表MF小笠原満男(36)が全得点に絡む活躍を見せて史上最年長となるMVPに輝いた。クラブ史上2例目となるシーズン途中での監督解任という危機から石井正忠監督(48)を中心にチームを立て直し、3年ぶりとなる国内主要大会17個目の栄冠を手にした。

 ホイッスルの直後、石井監督は高く両腕を突き上げ、コーチと抱擁を交わした。選手はピッチ上で抱き合い、ハイタッチを繰り返した。36歳でMVPに輝いた小笠原は「出ていない選手もスタッフも、サポーターも全員がMVP」とクラブに関わる全ての人を称えた。

 試合前に「勝つと負けるのとでは全然違うぞ」とチームを鼓舞した。後半15分、小笠原は左CKからファン・ソッコの得点をアシストすると、同39分にも左CKが金崎の追加点につながった。2分後にはカイオのダメ押し弾の起点となり、全得点に絡んだ。チームとしても昨季3冠王者を相手にシュート数24―5と圧倒した。

 危機から立ち直った。クラブは7月19日の松本戦で敗れると同21日にトニーニョ・セレーゾ監督を解任。石井監督を昇格させた。選手はその日、鹿嶋市内のブラジル料理店で決起集会。小笠原は「監督が代わっても選手が変わらなければ意味がない」と選手に変心の必要性を説いた。石井監督も変革をもたらした。以前は午後からの練習が中心で朝食を抜く選手もいたため、練習を午前に変更して生活を改めさせた。練習でのスライディングも解禁。戦う姿勢を取り戻させた。コーチ時代は監督の意向もあるため、選手に直接助言することを控えていたが、就任後は積極的にコミュニケーションを取った。主将は言った。「石井さんを男にしたかったですし、男泣きさせたかった」。指揮官も「選手は90分間戦う姿勢を見せてくれた。失点しなかったことが非常に良かった」と選手を称賛。監督交代以降は公式戦14勝1分け4敗(PK戦負け含む)。“師弟”の絆こそがV字回復最大の要因だった。

 試合後、選手、スタッフらの手で6度、宙を舞った石井監督。来季も指揮を執る可能性が高い。2年間見放されたタイトルを獲得し、再び黄金期を迎えるための一歩とするためにも今後が重要となる。小笠原は「1つで満足していちゃいけない。常勝クラブになるポテンシャルはある。続けてタイトルを獲らなきゃいけない」。リーグ戦は残り2試合で首位・広島とは勝ち点3差。ステージ優勝は厳しいが、最後まで2冠目を諦めない。

◆【鹿島】ナビスコ杯3年ぶり6回目V MVPは36歳小笠原(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20151101-OHT1T50030.html

 ◆ナビスコ杯決勝 鹿島 3―0 G大阪(31日・埼玉スタジアム)

 ナビスコ杯決勝は鹿島が3年ぶり6回目のV。MVPには鹿島の元日本代表MF小笠原満男(36)が選出された。フル出場した小笠原は両チームを通じて最長となる11・27キロメートル(KM)を走破。泥臭く、一生懸命走った36歳は走行距離でもチームへの貢献度が高かった。

 鹿島は3人が11KM以上を走破。小笠原がトップで11・27KM、2位がFW金崎で11・16KM、3位がMF柴崎で11・02KM。対照的に敗れたG大阪はチームトップがMF今野の10・81KMで、1人も11KM以上はいない。

 鹿島は試合序盤から休むことなく、高い位置からプレスをかけ続け、90分やり通した。その結果が3人の11KM突破だ。しかも36歳のベテランが文字通りチームを引っ張る運動量を見せた。誰よりも汗をかき、さらに3得点すべてに絡んだ。背番号40は今でも鹿島には欠かすことのない存在であることが総走行距離でも証明された。

◆【ナビスコ杯】小笠原、36歳最年長MVP 鹿島3発でG大阪を圧倒(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20151031-OHT1T50218.html




 ◆ナビスコ杯決勝 鹿島3―0G大阪(31日・埼玉スタジアム2002)

 鹿島がG大阪に3―0で快勝し、3年ぶり史上最多となる6度目の優勝を果たした。後半15分、DFファン・ソッコ(26)が先制点。同39分にFW金崎夢生(26)、同41分にFWカイオ(21)が加点。優勝賞金1億円を手にした。MVPは、1アシストを含む3点に絡んだMF小笠原満男(36)が選ばれ、自身2度目で史上最年長での受賞。国内主要大会でクラブ通算17個目のタイトル獲得で、第4次黄金期の幕開けにつながる1勝を刻んだ。

 真っ先に向かったのはベンチだった。試合後、小笠原は石井監督とハイタッチを交わすと、裏方のスタッフ全員と右手を合わせた。クラブ17冠目。「良い試合ができた。全員で取った優勝です」。自身7度目となるMVP受賞が発表されると、後輩たちから頭を叩かれた。今度は「みんながMVP」と痛そうな表情を作りながら笑った。

 出発直前のミーティング。「ここで勝つか、負けるかで全く違う。勝とう」と号令をかけると、チームにスイッチが入った。序盤から昨季3冠王者を圧倒。チャンスを決め切れず迎えた後半15分、左CKからDFファン・ソッコの先制点をアシスト。その後、2得点の起点となった。こぼれ球を拾い続け、走り回る。試合を通じて一度もG大阪に流れを渡さなかった。

 12年のナビスコ杯優勝以来3シーズン、タイトルから遠ざかった。世代交代の過渡期で不安定な成績が続く中、小笠原には不振の理由がはっきり分かっていた。チームが劣勢のとき、または個人がミスをしたとき、「歯を食いしばれない」からだった。時にはわざと相手選手と重なり、パスコースから消える選手もいたという。

 「鹿島の(勝利に執着する)伝統を伝えなければ」という思いは「今の若い子は強く言うと、シュンとなってしまう」に邪魔された。残された道は一つ、「行動で示す」しかなかった。08年に重傷を負った左膝は、踏み込むと違和感が残る。全く受けなかったマッサージは今、欠かせない。だが、「(若手に)やれるもんならやってみろ」と自ら歯を食いしばることで、伝統の浸透を図った。

 決まるまでシュートを打ち、守り続けた。小笠原が目指すチームの姿があった。「36歳なりの良さがある。若い頃から失ったものはあるけど、見えないものが見えてくる」。自分だけではなく、周りを生かすことを考えた3年。「まだまだ常勝軍団じゃない。どんどんタイトルを取らなきゃ」。小笠原は優勝してなお、クラブの第4次黄金期樹立に向け、歯を食いしばり続ける。(内田 知宏)

◆小笠原、黄金世代「まだ頑張りたい」(デイリー)


http://www.daily.co.jp/newsflash/soccer/2015/10/31/0008528119.shtml

MVPに選ばれカイオらイレブンから頭をたたかれ祝福される小笠原満男=埼玉スタジアム2002(撮影・園田高夫)

「サッカー・ナビスコ杯・決勝、鹿島3-0G大阪」(31日、埼玉スタジアム)

 優勝した鹿島のMF小笠原満男(36)が02年以来2度目のMVPを獲得した。小笠原と同じ1979年度生まれの選手は、この日対戦した遠藤保仁(G大阪)をはじめ、小野伸二(札幌)、稲本潤一(札幌)、高原直泰(SC相模原)ら日本を代表する選手が多く「黄金世代」と呼ばれる。あらためて存在感を示した小笠原が、黄金世代としての思いを語った。

 この日対戦した鹿島とG大阪で見ると、鹿島のGK曽ヶ端、出場はなかったがMF本山、G大阪では学年が同じ80年1月生まれの遠藤が「黄金世代」となる。小笠原は「僕らの年代はまだまだ頑張りたい」と明言。「ヤット(遠藤)もそうだし、本山もそうだし、(小野)伸二とか、イナ(稲本)とかもいるけど。みんなでJリーグを引っ張って行けたらいいなと思う。みんなで活躍して刺激し合っていけたらいいなあと思います」と日本サッカー全体へ、思いをはせた。

 「この世代を若い人が超えるのは大変ですね」と水を向けられると「やれるものならやってみろという気持ちはありますけどね」と少年のように笑った。「僕らも負けてられないので、まだまだ頑張りたい」とも語った。若手は実力で世代交代を成し遂げるしかない。

◆鹿島3年ぶり6度目V 小笠原がMVP(デイリー)


http://www.daily.co.jp/soccer/2015/11/01/0008528885.shtml

 (前列左から)石井正監督、小笠原と歓喜のバンザイをする鹿島イレブン

 「ナビスコ杯・決勝、鹿島3-0G大阪」(31日、埼玉スタジアム2002)

 鹿島が、2連覇を狙ったG大阪に3-0で快勝し、3年ぶり6度目の優勝を飾った。後半15分、MF小笠原満男(36)のCKから先制し、終盤にも2点を追加した。J1の7度、天皇杯の4度を合わせて国内最多の17冠目で、賞金1億円を獲得。7月に就任した石井正忠監督(48)にとっては初タイトルとなった。3得点すべてに絡んだ小笠原は、02年以来となる自身2度目の大会最優秀選手(MVP)に輝いた。

 最多となる6度目の戴冠。小笠原は足元にあった“ウイニングボール”を右足ですくい上げると、そっと主審に手渡した。「非常にいい入り方ができた」と振り返ったように、開始5分で3度の決定機を迎えた。左CKからDF黄錫鎬の先制ヘッドを演出するなど全得点に絡み、2度目のMVPを獲得した。

 かつて常勝軍団とうたわれた鹿島だが、12年のナビスコ杯優勝を最後に無冠が続いていた。今季は途中でトニーニョ・セレーゾ監督を解任。後を受けた石井監督は「最低限、戦う姿勢を見せてほしい」と、“常勝鹿島”のメンタルを取り戻させた。

 その言葉通り、今季リーグ戦で2敗を喫したG大阪を球際の争いで圧倒。小笠原は「石井さんが植え付けてくれたもの。勝利にこだわるのが、このチーム。今日の試合がすべてかなと思う」と胸を張った。

 下部組織のコーチを経て、02年からトップチームの指導に携わってきた指揮官に対して選手の信頼も厚い。試合前にはロッカールームで「石井監督を泣かせてやろう」と声をそろえた。小笠原は「男泣きさせたかったが、さすが優勝慣れしているだけあって冷静だった」と笑わせた。

 国内最多17冠目にも満足することはない。「タイトルを取ったものにしか分からない勝ち方がある。この感覚をまた味わいたいというのがあれば、また取れるチームになる」。小笠原は、次のタイトルであるリーグ第2S優勝を見据えた。

 G大阪の遠藤ら、同学年の中でもひときわ輝きを放った。「ダテにこういう試合をやっていない。36歳には36歳なりの良さもある」とかみしめた。22歳の昌子が「偉大な79年組」と語ったその背中を追うことで、“常勝鹿島”のDNAは受け継がれていく。

◆鹿島MF小笠原2度目MVP 気持ちはリーグ優勝へ(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/1560024.html

鹿島MF小笠原2度目MVP 気持ちはリーグ優勝へ

<ナビスコ杯:鹿島3-0G大阪>◇決勝◇31日◇埼玉

 鹿島がG大阪を3-0で快勝し、3年ぶり6度目の優勝を飾った。

 MVPに選ばれたのは決勝で左CKを蹴り、2度の得点をお膳立てしたMF小笠原満男(36)。自身2度目の受賞となり「うれしいです」と言葉少なく喜んだ。

 残りリーグ2戦に向けても「しっかり優勝できるように信じて戦い抜きます」と意気込んだ。

◆ナビスコMVPは鹿島MF小笠原!! 全得点に絡み「まだまだタイトルを取っていきたい」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?175255-175255-fl



[10.31 ナビスコ杯決勝 鹿島3-0G大阪 埼玉]

 ナビスコ杯の決勝戦が31日、埼玉スタジアムで行われ、鹿島アントラーズがガンバ大阪を3-0で下した。鹿島の優勝は2012年大会以来、3年ぶり6度目となった。また試合後にMVPが発表され、キャプテンとしてチームを力強くけん引した鹿島MF小笠原満男が02年大会以来2度目のMVPを受賞した。

 小笠原はDFファン・ソッコの先制点を正確なCKでアシストするだけでなく、FW金崎夢生の2点目につながるCKを蹴り出し、FWカイオのダメ押しゴールの起点になるなど全得点に絡む活躍を披露した。

「うれしいです」と笑顔を見せた小笠原は「非常に良いゲームができてタイトルをとり、こうやって喜べて、非常にうれしく思います」とタイトル獲得に素直に喜びを表した。さらに「チームはこういうところでタイトルをとって、アントラーズというクラブは強くなってきたので、これからこの優勝をきっかけにまだまだタイトルを取っていけるように、皆で頑張りたいと思います」とクラブのさらなる成長を誓った。

◆最年長MVP記録更新の鹿島MF小笠原「Jリーグをまだまだ引っ張っていきたい」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?175261-175261-fl



[10.31 ナビスコ杯決勝 鹿島3-0G大阪 埼玉]

 試合終了後、この試合のMVPが発表されたとき、スタンドは大きく沸いた。受賞したのは、36歳になった鹿島アントラーズの闘将MF小笠原満男だった。

 文句なしの受賞だろう。チーム全体を鼓舞して、CKから先制点、2点目を演出。ダメ押しの3点目でもカウンターの起点になる勝負所を知ったプレーに加え、ピッチ上を所狭しと走り回る姿は年齢を感じさせないものだった。

 02年大会以来、キャリア2度目のMVPに輝いたベテランは、「36歳という年齢は、サッカーにおいて若い部類ではありません。ただ若い頃になかったものっていうのも今はあるので。36歳には36歳なりの良さがありますし、こういう舞台で、勝ってきたことばかりがフォーカスされますが、決勝で負けたことも何回もあります。そういう中でどうしたら勝てるのかっていうところが一番自分が力になれるところだと思う。若い頃にあったモノがなくなっているかもしれませんが、得たものもある。この年齢になって見えてくるものもあるので、決して悪いことばかりではないと思います」と、胸を張った。

 Jリーグの歴代最多記録を更新する17冠目を獲得した鹿島だが、今季は決して良い時期ばかりではなかった。シーズン途中には成績不振から、トニーニョ・セレーゾ監督が解任となり、石井正忠監督が就任。そこからチームは上昇気流に乗ったが、小笠原監督はクラブのOBでもある指揮官が植え付けたものについて「今日の試合を見てもらったら分かる」と説明する。

「勝利にこだわるのが、このチーム。全員でファイトするチーム。それができればいいサッカーできる。勝てると思う。今日の試合が全てかなと思う。Jリーグ初期からこのチームを知っている石井さんが、アントラーズはそういうチームだと。まず戦うんだということをずっと言い続けてくれた。練習からやってくれた成果が出たと思う。素晴らしい監督だと思います」

 G大阪に決定機をつくらせずに完勝した鹿島。試合後、G大阪のMF遠藤保仁は同年代の小笠原のプレーを称え、「勇気づけられた」とコメントした。一方の小笠原も遠藤の存在は大きな刺激になっているようだ。「ずっと10代のころからやっていて素晴らしい選手です。選手としてもキャリアでも、自分の中では一つも勝っているところはないと思っています。一人の人間として彼を尊敬しているし、素晴らしい選手だと思う。でも、チームとして負けたくはなかった」と、強い気持ちを口にした。

 小笠原に引っ張られ、鹿島は3年ぶりにタイトルを獲得した。この優勝が若返りをはかっているチームにとって大きな経験になると喜ぶ小笠原は、一方で自身を含めた黄金世代と呼ばれた79年代の選手たちも互いに刺激し合い、まだまだ第一線で活躍していくと宣言した。

「僕らの世代は、良い思いをばかりをしてきたわけではない。悔しい思いもいっぱいしたし、良い思いもさせてもらった。勝つときはチームが一丸になることを理解しています。まだまだ、この年代のみんなで頑張りたい。ヤット(遠藤)もそうだし、本山(雅志)もそうだし、(小野)伸二も、イナ(稲本潤一)もいるけど、Jリーグをみんなでまだまだ引っ張っていきたい。活躍して刺激し合える関係でいたい」

 若い選手たちが彼らの世代を凌駕するのは、並大抵のことではないだろう。「まぁ、やれるもんならやってみろっていうのはありますね。まだまだ僕らも負けていられないので」。96年、清水に所属していたMFサントスの35歳6カ月26日の記録を36歳6カ月26日にちょうど1年塗り替えて、ナビスコ杯決勝MVPの最年長記録保持者となった小笠原は、まだまだ鹿島の、Jリーグの顔であり続ける。

(取材・文 河合拓)

◆鹿島MF柴崎3度目の正直「本当に素晴らしい試合」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/1560152.html

鹿島MF柴崎3度目の正直「本当に素晴らしい試合」

<ナビスコ杯:鹿島3-0G大阪>◇決勝◇31日◇埼玉

 鹿島の日本代表MF柴崎岳(23)が喜びをあらわにした。

 後半41分には、スルーパスをMFカイオ(21)に供給して、3点目をお膳立てした。

 柴崎は「本当に素晴らしい試合が出来たの一言に尽きる」と話した。

 今季のリーグ戦ではG大阪に対し2戦2敗しており、3度目にして完勝を収めた。3年ぶり6度目のタイトルをつかみ、残りのリーグ2戦に弾みを付けた。

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