日刊鹿島アントラーズニュース

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2016年5月31日火曜日

◆負の連鎖にはまる流通経済大、JFL首位・流経大ドラゴンズと選手入れ替えも(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?190676-190676-fl



[5.30 関東大学リーグ1部第9節 流通経済大1-2法政大 多摩陸]

 流通経済大が“負の連鎖”に陥っている。開幕から9試合を終え、3勝1分5敗。10位とわずか勝ち点1差とはいえ、降格圏の11位へ沈んでいる状況だ。この日に行われた法政大戦では、前半2分に先制しながらも、前半17分、終了間際の後半44分に失点しての逆転負けとなってしまった。

 全日本大学選抜のFWジャーメイン良(3年=流通経済大柏高)やDF今津佑太(3年=流通経済大柏高)、鹿島アントラーズでデビューしているSB小池裕太(2年=新潟ユース)など豊富なタレントを擁しながらも、それぞれの不調のときも重なり、波に乗れずにいる。

 法政大戦後、中野雄二監督は「早い時間に先制しているのにけが人は出るし、逆転負けはするし、負けるべきチームの流れというか、負の連鎖が続いている」と口を開きながらも、「ただ逆転されはしましたけど、きっかけを作ればポテンシャル的には優勝できるチーム。どこかで潮目は変わるんじゃないかな」と楽観視した。

 というのも、関東大学リーグでは下から2番目につけている流通経済大だが、同校のBチームにあたる流通経済大ドラゴンズ龍ヶ崎はJFLで躍進中。今節で首位に立つFC大阪が敗れたため、勝ち点と得失点差で並ぶと総得点で「1」上回り、ついに首位に立った。次節のファーストステージ最終節では、2位のFC大阪と直接対決。これを制すればファーストステージ覇者となる状況だ。

 開幕前には大学リーグを戦うトップチームのメンバーと、JFLのメンバーを流動的にしようと考えていたが、ふたを開けてみればドラゴンズが優勝を見据える快進撃。「本当は大学リーグの方がこういう状況ですし、選手を入れ替えたいところでしたけど、でも(JFLで)優勝争いをしていますからね」と指揮官はメンバーの入れ替えを見送ったと明かす。

 それでも、6月5日のJFLファーストステージ最終節終了後には、JFLで活躍したメンバーを大学リーグおよび総理大臣杯関東地区予選(アミノバイタルカップ)を戦うトップチームへ“昇進”させるつもりでいる。「JFLが終わったら、6人くらいはこっちにずらします」と明言。「大臣杯には絶対に出て、出来れば優勝したいと思っているので」と野心をのぞかせた。

 JFLのファーストステージ終了後、トップチームへ“合流”するのは誰になるのか。指揮官は「特にCBはJFLの方がいい」ときっぱり。DF藤原雅斗(4年=C大阪U-18)とDF小野原和哉(2年=磐田ユース)について「あの2人が安定しているから、JFLは負ける気がしない」と好評価する。またFW宮津祥太(3年=浜名高)については、「ジャーメインよりも宮津の方が倍はいい」と今季不振にあえいでいるエースFWの名を引き合いに出して話した。

 またMF新垣貴之(2年=流通経済大付柏高)の名前を挙げると「付属上がりの選手で、高校時代はまったくでしたが、今はサイドのプレーでは一番。すごいものを持っていますよ」と太鼓判。まだまだ大学リーグでは見せていない戦力が豊富にあると強調した。

 指揮官がこう話すのも、現在大学リーグでもがいているメンバーたちの奮起を期待してのもの。JFL組の底上げによるチーム内競争で、ジャーメインらトップチームメンバーが再び目を覚ますのを待っている。

 なお、毎週水曜日に行うチーム内でのトレーニングマッチではドラゴンズがトップチームに勝利する状況がずっと続いているのだという。指揮官はトップチームについて、「漠然といいことをしようとして、チームとして何をするかができていない。それぞれにどういう役割があって何をするべきなのか。一人ひとりが勝手に“いいこと”をやろうとしているから、こういう結果になる」と厳しく指摘した。

 関東大学リーグの次節・慶應義塾大戦は既存のメンバーで戦うが、その後の前期最終節・桐蔭横浜大戦からは“新生・流通経済大”になる可能性が高い。

「大学リーグは混戦になっているのが唯一の救い。(上位3校の)筑波、明治、法政はもう全然いい」と割り切った中野監督は「本番は後期。今の大学生は分からない。これで大臣杯を優勝したりするかもしれないですしね」と不敵に笑った。

 11位とはいえ中位の5位とは、わずか勝ち点3差。2連勝すれば大きく上位にジャンプアップする可能性もある。JFLで快進撃をみせた選手たちが加わるなか、たった1試合をきっかけに、流通経済大が脅威の巻き返しを図るかもしれない。

(取材・文 片岡涼)

◆内田「絶対帰ってくる」手術から代表リハビリ参加(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/japan/news/1655255.html



 昨年6月に右膝膝蓋腱(しつがいけん)を手術したドイツ1部シャルケのDF内田篤人(28)が、不屈の精神で復活を目指す。

 29日、キリン杯に臨む関東近郊での日本代表事前合宿にリハビリ参加中の内田が心境を語った。合宿では自転車型トレーニング器具を使った軽いメニューなどにとどまったが「時間をかければちゃんと治る」と前を向き、代表の仲間と同じ時間を過ごした充実感を口にした。チームはこの日、事前合宿を打ち上げ、ブルガリア戦が開催される愛知・豊田市に移動した。

 今回の合宿で内田の全力疾走は見られなかった。昨年6月に右膝にメスを入れ、今も地道なリハビリに励む。「サッカー人生がかかってるけがなので。もちろん、来季の頭の復帰を目指しますけど、まずはちゃんと痛みなく走れるようにならないと」。ドイツでの15-16年シーズンは出場なしに終わり、日本代表も15年3月から遠ざかる。それでも表情は明るかった。代表の仲間と過ごした6日間に「同じグラウンドでリハビリをやらせてもらえるのはありがたい。リハビリで暗い顔をしていたら死んじゃう」と充実感を漂わせた。

 今年2月に1度はトレーニングに復帰も、再び離脱した。患部が骨化する珍しい症例で複数の医師の意見も聞いたという。「話を聞く中で、難しいけがで時間がかかるけど、時間をかければちゃんと治るということ。そう思わなくちゃやっていけない」と悲愴(ひそう)感はない。

 14-15年シーズンは右太ももの負傷を乗り越え、W杯ブラジル大会、欧州チャンピオンズリーグ(CL)と過密日程の中でプレーを続けていた。「W杯、CLと休む間もなかったし、自分の中ではこうなると覚悟してやってきた。変な話、あのとき休んでいればという思いはまったくない」と自身の選択に後悔は、まったくない。サッカー選手の寿命を鑑みた上で、1年の重みも十分に分かっている。「絶対に帰ってくると思いながら、自分のペースでやっていければ」。長いリハビリの道を乗り越え、再起を誓っていた。【岩田千代巳】

◆内田篤人が照準 来季開幕復帰(デイリー)


http://www.daily.co.jp/soccer/2016/05/30/0009133481.shtml

 ハリルホジッチ監督と話す内田(右)

 「キリン杯、日本-ブルガリア」(6月3日、豊田スタジアム)

 サッカー日本代表の海外組などが29日、キリン杯に向けて千葉県内で行っていた事前合宿を打ち上げ、豊田市へ移動した。

 リハビリ組として合宿に参加したDF内田篤人(シャルケ)は、復帰時期を来季開幕に定めていることを明かした。昨年6月に右膝膝蓋腱(しつがいけん)を手術し、長期離脱中。5日間の合宿を「1人でリハビリをするより、外でみんなとやれるのはいい」と振り返り、復帰時期については「(来)シーズン頭からを目指しているが、まずは痛みなく走れるようになってからだと思う」と語った。

2016年5月30日月曜日

◆<ひと物語>障害児サッカーで成長 「バンクル茨城D・F・C」代表兼監督 大橋弘幸さん(28)(東京新聞)


http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/list/201605/CK2016052902000164.html

写真

 十メートル先のボールがよく見えない弱視の子どもは、周りに声を掛けてもらいながらプレーする。肢体不自由で早く走れない子は、ゆっくりしたドリブルで相手を引き付けてから、パスを出す。
 「みんな欠点はある。『デコボコ』の『デコ』の部分で周りを助け、互いに『ボコ』の部分を埋め合えばいい」。障害児のサッカーチーム「バンクル茨城D・F・C」を昨年七月に立ち上げ、監督を務める。
 元Jリーガーでも強豪校出身でもなく、高校では一勝もしていない。「サッカー協会にいる人たちとは全く違い、ダメな経験ばかりしてきた。ダメ人間だったから分かることがあり、今では強みになっている」と振り返る。
 中学時代は、Jリーグ一部(J1)鹿島アントラーズのジュニアユースチームでプレーした。最初は主力だったが、次第にベンチを温めるようになり、上の世代のユースチームには入れなかった。J2水戸ホーリーホックのユースチームに入ったが、指導者と合わず二カ月で辞めた。
 通っていた高校のサッカー部に入部したが、人数もぎりぎりの弱小チーム。「レギュラーを争うのではなく、励まし合いながらプレーしていた。辞められたら困るから」と当時を思い返して笑う。
 卒業後は、アントラーズなどのサッカースクールでコーチを務めた。挫折を味わってきた経験から「トップの選手を育てるため、できる子ばかりに目を向けていていいのかな」と疑問に思っていた。
 三年ほど前から視覚障害者サッカーに関わるようになり「特に障害児はプレーの環境が整っていない」と感じた。このため、昨年夏に独立してサッカースクールを開業する際、障害児のチームも立ち上げた。
 健常児のチームで試合に出られず、しばしば練習でも外されていた子が、生き生きとプレーするようになった。肢体不自由の子には優しいパスを出すなど、周りに配慮できるようになった子もいた。「人間的な成長が、サッカーの成長につながった時がうれしい」と目を細める。
 二〇二〇年に東京でパラリンピック開催が決まったのを機に、障害者サッカーの七団体を統括する「日本障がい者サッカー連盟」が今年四月に発足。ようやく日本サッカー協会の加盟団体になり、競技体制の整備に向けて動きだした。
 「障害のある子がサッカーを楽しめる環境が、当たり前になってほしい」と願っている。 (宮本隆康)
 <おおはし・ひろゆき> 1987年、高萩市出身。中学時代は鹿島アントラーズのジュニアユースチームでプレー。県立松丘高校(現・高萩清松高校)を卒業後、アントラーズなどのサッカースクールのコーチに。現在は独立し「ジュントリールサッカースクール」を県内各地で開いている。ひたちなか市在住。

◆内田、右膝手術から「絶対にもう1回帰ってくる」代表復帰へ意欲(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/japan/20160529-OHT1T50114.html



 6月のキリン杯に向けた海外組による事前合宿(千葉県内)に、リハビリ組として参加しているDF内田篤人(28)が29日、「絶対にもう1回帰ってくるという思い」と復帰への思いを語った。

 昨年6月に右ひざの手術を受けて長期離脱を余儀なくされている内田は、バヒド・ハリルホジッチ監督(64)の希望で昨年3月以来となる代表活動に参加。現在もランニング、体幹トレーニングなどが本格的な練習はできていない状態だが「サッカー人生がかかっているけがなので無理にしてもしかたがない。(以前の状態を)取り戻すのは大変だけど、やらなきゃいけない」と前を向いた。

◆「『治らない』と言ったら…」内田が語る悲壮な決意「しっかり復活したい」(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20160529/448952.html



 29日、6月のキリンカップに向けた日本代表欧州組の強化合宿が6日目を迎えた。負傷を抱えながら参加しているDF内田篤人(シャルケ)が取材に応じ、自身の状況について語った。

 長期に渡って離脱を強いられている内田。今シーズン中の実戦復帰は叶わず、リハビリやトレーニングの日々が続く。内田はひざの具合を問われ、「ちょっとずつ良くなっていますけど、(ブラジル)ワールドカップではある程度負担がかかることを覚悟していました。ちょっと長引いていますけど、本当に難しいケガだったので仕方がないかなと思っています」とコメント。リハビリ期間中に日本代表の活動へ参加したことについて、以下のように語った。

「環境を変えて、しかも日本代表のトレーニングに呼んでくれるというのはすごくありがたいです。一人でリハビリをやるよりも、外でみんながサッカーをやっている中で、同じグラウンドでやらせてもらえるというのはすごくありがたいですね」

「(実戦復帰できなかった1年間、心境は)どうですかね。何カ月か単位で伸びていくケガなので。『無理だったら無理でしょうがないかな』っていう思いもありましたし。早く復帰するに越したことはないんですけど、サッカー人生がかかっちゃっているケガなので、しっかりとやりたいです」

 そして内田は復帰の見通しを聞かれ、「もちろん(来)シーズン頭を目指していますけど、皆さんに見てもらったとおり、まだ走れていないので。まずはちゃんと歩けるようになって、走れるようになって、痛みなしで筋力も戻ってこないとまた繰り返しのケガになる。そこはうまくやります。というか、“ちゃんとやらないと”という感じです」と、慎重な姿勢を示した。

 ヴァイッド・ハリルホジッチ監督からは「しっかり治して」と伝えられたという内田。「サッカー選手自体、なんと言うんですかね、(選手として)やれる年齢が少ない(短い)中で、1年、2年を無駄にするというのは、普通の社会人で考えたらもう10年くらい何もしていないというくらいなので。もっと(長い)かな。取り返すのは結構大変ですけど、やらなきゃいけないので。まあ、“治る、治らない”はありますけど、ここで俺が『治らない』と言ったら終わっちゃう。しっかり復活したいと思っています」と、前を見据えていた。

◆鹿島・金崎“完全回復弾”の今季7点目「あんなもんですよ」(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20160530/jle16053005010002-n1.html

柴崎が3点目のゴール。代表落ちした悔しさをリーグにぶつける

 明治安田J1第1ステージ第14節(29日、鹿島4-0甲府、カシマ)鹿島はFW土居の2得点など、計4得点で今季初の3連勝。「(金崎)夢生君がうまくパスを出してくれてよかった」とは前日28日に24歳になったMF柴崎。後半6分にチーム3点目を決めた。後半28分には日本代表FW金崎が今季7点目。前節は風邪で欠場したが、“完全回復弾”に「あんなもんですよ」。ゴールを手土産に30日、代表チームに合流する。

5試合ぶりの先発で2得点の鹿島・FW土居
「ハットトリックのチャンスがあったけど、決められず残念。(右足と)左足でも決めれたし、頭も練習しておけばよかった」

◆金崎“疑念”一蹴弾!ハリル監督「怪我、病気多い」発言に発奮(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2016/05/30/kiji/K20160530012683490.html

明治安田生命J1第1S第14節  鹿島4―0甲府 (5月29日  カシマ)

<鹿島・甲府>後半、4点目のゴールを決める金崎(右)

 各地で9試合を行い、2位の鹿島はホームで甲府に4―0で快勝した。体調不良が癒えて公式戦3試合ぶりに復帰した日本代表FW金崎夢生(27)が1得点1アシストの活躍。後半28分に右足で出場3試合連続ゴールを決めて、チームの3連勝に貢献した。リーグ戦の残りが2試合多い3位浦和は敵地で鳥栖と対戦し、スコアレスドロー。首位の川崎Fはホームで磐田に1―0で競り勝った。 

 離脱の影響を感じさせないパフォーマンスだった。公式戦3試合ぶりに出場した金崎が力強いプレーを見せた。2―0の後半6分に右サイドでのパスカットから柴崎に横パスを通してアシストを記録。3―0の後半28分には右サイドを突破した伊東の浮き球のパスを右足で蹴り込んだ。これで出場した試合は3戦連続でゴール。今季7得点目で優勝争いを演じるチームの3連勝に貢献した。

 14日の横浜戦後に発熱。関係者によると、せきが止まらない症状が続き、一時は肺炎の直前の状態に陥ったという。21日の名古屋戦、25日のナビスコ杯磐田戦の2試合を欠場。26日から全体練習に合流したばかりだったが、2得点した土居に並ぶチーム最多タイの5本のシュートを放つなど存在感を示した。

 30日からはキリン杯に向けた日本代表合宿に合流する。メンバーが発表された26日は鹿島で全体練習に合流した日だった。ハリルホジッチ監督は「夢生には疑問を抱いている。ファウルも誘う、点も取る。かなりクオリティーはあるが、コンスタントではない。ケガもよくするし、病気もよくする。A代表では定期的に良いパフォーマンスを出さないといけない。彼とディスカッションしたい」と不満を示しているが、復帰直後の状態で招集に踏み切ったのは期待の表れに他ならない。

 試合後、金崎は取材に応じることなくスタジアムを後にしたが、日本代表合宿ではハリルホジッチ監督から体調面に関する“取材”を受けることになる。今回のメンバーにはU―23世代の浅野ら若手有望株も選出されており、FWの定位置争いはし烈だ。キリン杯を前に、体調が万全の状態に戻ったことを示す意味でも価値ある一撃だった。

◆鹿島土居5戦ぶり先発で2発「結果も内容も良い」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/1655155.html



<明治安田生命J1:鹿島4-0甲府>◇第1ステージ第14節◇29日◇カシマ

 鹿島FW土居聖真(24)が、5試合ぶりの先発で2得点を決めた。

 FW金崎夢生(27)とともに2トップの一角として先発。0-0の前半47分、MF柴崎岳(24)からのパスを受けると、ペナルティーエリア左から右足を振り抜き、ゴールネットを揺らした。後半立ち上がりの2分にも、エリア手前でフリーだった土居にボールが渡る。狙い澄まして左足を振り抜いて2点目を決めた。シュート数は金崎と並ぶ5本。ハットトリックを狙っていただけに悔しさも募らせていた。

 土居は「90分を通して鹿島らしい攻撃ができたし、プラス大量得点で無失点。結果も内容も良い試合だった」と振り返る。2得点でチームに勢いをもたらしたが「ハットトリックをするチャンスはなかなかないのでもったいないことをしてしまったな。次は3点、4点、5点と取れるように貪欲にシュートを打っていこうと思う」と満足しなかった。

 昨年10月に左第2中足骨を骨折し、全治3カ月。年が明けた宮崎キャンプ中にも右膝の靱帯(じんたい)を痛める苦難が続いていた。それだけに「サッカーをできる喜びは毎試合毎試合かみしめてやっているし、結果を残してチームが勝つのは素直にうれしいこと。数カ月間チームに迷惑をかけたので今後も活躍し続けられれば」と話す。

 1得点目は右足だったが、2得点目は昨年けがをしていた左足でのゴール。「実は右足を捻挫していてずっと左足で練習していたので、思いっきり右足で打てなかったのが良かったのかな(笑い)」。それでも「頭(ヘディング)の練習をしっかり怠らずにやるべきだったな」とハットトリックを達成できなかったことを一番に悔やんでいた。

◆土居2発など鹿島4発で甲府に快勝!3連勝で次節浦和との大一番へ(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?190554-190554-fl

[5.29 J1第1ステージ第14節 鹿島4-0甲府 カシマ]

 鹿島アントラーズがホームでヴァンフォーレ甲府に4-0で快勝した。鹿島は3連勝で勝ち点を30に伸ばした。

 前半から攻め込んだ鹿島に先制点が決まったのは前半アディショナルタイム。FW土居聖真が柴崎岳からのリターンパスで前を向くと、ゴール中央から右足を振り抜く。力強いシュートがゴール右隅に突き刺さり、試合を動かすゴールが決まった。

 後半に入ると鹿島はさらに圧倒する。後半2分、MFカイオのシュートがブロックされたこぼれ球を、土居が左足で蹴り込み加点。同6分にはFW金崎夢生のインターセプトから柴崎がゴールネットを揺らしてリードを広げる。同28分にはDF伊東幸敏から出たパスを金崎が決めて、勝利を決定づけた。

 5試合ぶりの先発となった土居が、2得点で結果を残した。ただ、ヒーローの第一声は「ハットトリック出来たんで残念です」。後半36分に金崎のクロスから放ったシュートが枠左に外れるなど、自身3点目のチャンスを逃してしまったことの方が、頭から離れないようだ。

 次戦、6月11日に敵地で行う一戦は、浦和レッズとの第1ステージの行方を占う大一番になる。「激しい戦いになる」と力を込めた土居は、「応援が必要になる」とサポーターの後押しを呼びかけた。

◆鹿島完封勝利で3連勝 FW土居2発/鹿-甲14節(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/1655074.html



<明治安田生命J1:鹿島4-0甲府>◇第1ステージ第14節◇29日◇カシマ

 鹿島が甲府に完封勝ちした。

 前半ロスタイムに鹿島が先制。MF柴崎岳から前へ速いパスをFW土居聖真に供給。このボールを受けた土居がペナルティーエリア左から右足を振り抜き、ゴールネットを揺らした。

 後半も鹿島の猛攻が続いた。同2分、エリア手前でフリーだった土居にボールが渡る。狙い澄まして左足を振り抜いて2点目とした。4分後の同6分にはFW金崎夢生が中央へパス。これを後ろから加速して走り込んだ柴崎がワンタッチでエリアへ進入し、右足で流し込んで3点目。さらに同28分、DFが頭でクリアしたボールをDF伊東幸敏が拾い、ゴール前中央の金崎にパス。ダイレクトで右足で押し込んだ。

 甲府は前半35分にFWクリスティアーノから中央でパスを受けたFW河本明人が思い切りよくシュートを放つもGKの好セーブに遭い、得点は奪えず。同10分に守備の要DF山本秀臣が負傷により交代したことが響き、失点が重なった。

 鹿島はこれで3連勝。対する甲府は8戦勝ちなしと厳しい状況が続く。

◆2016明治安田生命J1リーグ 1stステージ 第14節(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/51747

明治安田J1 1st 第14節

鹿島、怒濤のゴールショー!甲府を4-0と撃破し、雪辱を果たす。

攻守ともに隙を見せなかった鹿島が土居の2ゴールなどで難敵甲府を4-0と完膚なきまでに叩きつぶした。これでリーグ戦は3連勝。1stステージ逆転優勝へ向けて、弾みをつけた。

「残り4試合は全勝」。石井監督がそう強く誓い臨んだ、この第14節だったが、西が負傷で不在の中、最終ラインは右から伊東、ブエノ、昌子、山本と初めてとなる組み合わせが並んだ。また攻撃陣では負傷明けの遠藤、体調不良明けの金崎が復帰するとともに土居が第9節のアウェイ大宮戦以来、実に5試合ぶりとなる先発復帰を果たした。





戦前の予想通り、前線のチュカ以外は全員が引いて守る甲府に対し、鹿島は早めに先制点を入れるべく、序盤からボールポゼッションしつつ、金崎、土居らが果敢にゴールを狙う。しかし甲府の守りも堅く、前半は0-0のまま時間が過ぎていく。攻めながらも点が取れず、甲府のペースになるかと思われた前半終了間際、鹿島が均衡を破る。





待望の先制点を決めたのは、5試合ぶりの先発メンバーとなった土居だった。自らがポストとなり、柴崎とのパス交換から右足を一閃。これで鹿島は1点リードして前半を終えた。











さらに後半開始直後も土居が追加点を決める。47分、ゴール前の混戦からのこぼれ球を左足で振り抜く。このシュートが綺麗な弧をえがいて甲府ゴールに突き刺さり、鹿島に2点目をもたらした。

こうなると甲府も前に出ざるをえない。その焦りの攻撃を受けた鹿島がカウンターを狙う図式ができあがった。そして51分、今度は1点目を演出した柴崎が金崎のアシストを受け、3点目を決めた。













前日に誕生日を迎えた柴崎の”バースデーゴール”で、カシマのボルテージは一気に上がった。そしてゴールショーのラストを飾ったのは、この日復帰した金崎。73分、伊東のアシストを受け、今季7ゴール目を決め、4-0とした。







4月10日のホーム広島戦以来となる4ゴールを奪い、鹿島はヤマザキナビスコカップグループステージで屈辱の敗北を喫した甲府に雪辱を果たした。リーグ戦3連勝で次節、埼玉スタジアムで浦和と対戦する。舞台はそろった。後は勝ち続けるだけだ。



<この試合のトピックス>
・4月10日の第6節ホーム広島戦に続き、今シーズン最多得点となる4ゴールを決めた。

監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
・もっとシンプルに、オープンスペースと選手にボールを展開していくこと。
・後半も後ろからテンポよく、ボールを動かすこと。
・全員が攻守の切り替えを早く。ボールを奪われたら守備の意識を高く持つこと。


ヴァンフォーレ甲府:佐久間 悟
・守備のとき相手のパスコースを規制すること。
・粘り強く戦うこと。
・もう一度歯をくいしばって戦おう。


[試合後]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
今日は甲府が相手ということで、かなり堅い守備のブロックをつくってくることを想定していた。そこをどう攻めるかにねらいを持って臨んだ。前半、終了間際に得点できたことは非常によかった。後半も落ち着いてボールを回すことができ、相手の攻撃を自由にすることもなかった。追加点も奪えたし、失点なしで終えることができたことは非常に評価できると思う。

Q 土居選手を先発で起用した理由と評価は?

A 甲府の堅い守備に対して、あいだの狭いスペースで受けなくてはいけない。そこで前を向いて仕掛けることができる選手ということで、聖真を起用した。パフォーマンスとしてはゴールも取ったし、ゴールへの意欲も非常に感じられた。攻撃だけでなく、守備のポジショニングもよかった。

Q 西選手が欠場した理由は?

A 少し足が痛んでいたので、その状態をよくするために、今日の試合ではユキ(伊東選手)を起用した。

Q 相手の堅い守備に対して、試合前に選手たちにどんな言葉をかけたか?

A これまでも守備を固めてくるチームがあったが、なかなか崩すことができなかった。そこを、コツコツ、トレーニングしてきた。今週は2人、3人の関係で相手のスペースに入っていく形を意識しさせるようなレーニングをしてきた。選手が真剣に取り組んでくれ、崩す形ができた。

Q 1stステージ残り3試合、優勝に向けての意気込みは?

A 順位が上のチームに対して、勝ち点で離されるわけにいかない。残り3試合、勝ち点を積み重ねて、引き離されないこと。次節浦和との直接対決があるので、さらに勝ち点を積み重ねていきたい。


ヴァンフォーレ甲府:佐久間 悟
応援に来ていただいた皆さんには感謝しかないが、この内容だったので落胆させてしまった。大変申し訳なく、残念に思う。前節、磐田戦は惜しい内容の試合だったが、結果としてカウンターを受けて失点してしまった。今日はまず失点のところを抑えて、カウンターに活路を見出すことを考えていた。前半は0-0、もしくは1-0で終わることを目指していたが、終了30秒前に失点してしまい、ゲームプランを変えざるを得なくなった。後半は10分間で2点を取られてしまい、そこでゲームが終わってしまった。55分間はサッカーをしたが、そのあとは残念ながらエネルギーのある試合を見せることができなかった。しかし、最後の最後まで、選手は下を向かずにやってくれた。指揮官である私自身が下を向くわけにはいかない。次の試合に向けてしっかり整理して臨みたい。


選手コメント

[試合後]

【柴崎 岳】
良い形の勝利だと思う。チームに貢献することを考えていた。(ゴールシーンは)夢生君が上手く出してくれた。聖真へのアシストは相手が割れたところで出した。聖真の動き出しが良かったと思う。気持ちよくゴールさせてあげたかった。

【土居 聖真】
90分、アントラーズらしく前から押し込む形を出せた。また大量得点の上で無失点で良かった。甲府の堅い守備で前半はチャンスを作ることが出来なかった。じれずにボールを回すこと、チャレンジするところを使い分けていた。前半の最後に初めてスキが出来た。試合の流れを良くするには良い時間帯だったと思う。1点目はCBとCBの間にすき間が出来た。振り向いた瞬間、チャンスだと思った。岳も良いボールをくれた。2点目はゴールを見ていなかったが強いシュートというより、コースを狙った。感覚で打ったシュート。3点目のチャンスを作ってもらった。ハットトリック出来るチャンスがあったのにもったいないことをしてしまった。次は3点、4点、5点取れるように狙っていきたい。

【昌子 源】
こちらの試合が早く終わるので、浦和にプレッシャーをかけないといけなかった。僕やブエノが長くボールを持つと相手の思うツボ。ワンタッチ、ツータッチではたいた。カウンターやセットプレーで得点を狙っていたと思うが、上手く守れたと思う。終了間際と後半の立ち上がりに点を取ってくれて気持ちが楽になった。

【伊東 幸敏】
先制点が大事だと思っていた。見ている人も感じたと思うが、やっている僕らも難しさを感じていた。聖真君(土居選手)がいい時間帯に点を取ってくれて良かった。クリスティアーノ選手が逆サイドにくることは予想していなかった。守備の負担が少ない分、攻めることができた。甲府はすごく崩しづらくて、いいブロックの作り方をしていた。(ボールを)回していればいつかスキが出ると思ってやっていた。(アシストについて)僕のポジションは得点もねらえるし、アシストでも満足できる。毎回残せるようにしたい。

【遠藤 康】
(ひさしぶりの出場で)思い通りに出来たこともあるし、出来なかったこともある。勝とうという試合で勝ててよかった。相手はあれくらい引いてくると思っていた。前半の最初はスペースがなくて、取られ方が悪いときもあったけど、徐々にスペースが出来ていいパス交換が出来るようになって、いい押し込み方が出来た。ボールを取られても、みんな切り替えが早く出来ていた。次に向けていい準備をして、いい意味でリフレッシュして取り組みたい。

【曽ケ端 準】
相手が下がって守備をしてきたので押し込めたが、うしろの選手が相手のパスの出所に対してきっちりアプローチをして、リスク管理がうまく出来ていた。1発を持っている選手が相手にいたが、バランスよく守備が出来ていた。聖真がいい時間に点を取ってくれて、精神的にも楽に試合を進められた。どんなに攻めていても勝たないことには勝ち点3にはならない。勝って勝ち点3、失点0で終えられたのは良かったと思う。

2016年5月29日日曜日

◆欧州組と初対面の浅野が感謝した内田の気遣い「顔だけじゃないです、格好いいのは」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?190464-190464-fl



 先輩の気遣いに感謝した。トゥーロン国際大会に出場していたU-23日本代表を途中離脱し、前日27日に千葉県内で事前合宿中の日本代表に合流したFW浅野拓磨(広島)は昨年8月の東アジア杯以来のA代表招集で、欧州組を含めた“フル代表”は今回が初めて。しかも事前合宿に参加しているのは浅野以外、全員が欧州組という“特殊”な環境では、緊張するなというほうが難しいだろう。

 前日27日は羽田空港から練習場に直行し、グラウンド上で欧州組と初対面。一人ひとりに挨拶し、握手して回った。同日夜の食事会場ではハリルホジッチ監督の無茶ぶりに即興のモノマネで応じ、周囲を驚かせたが、「あまり僕からは(話しかけに)いけない。質問されたら答えるけど……」と、どうしても遠慮してしまっていた。

 今回の事前合宿にはキリン杯に出場する欧州組だけでなく、リハビリ中のDF内田篤人(シャルケ)、FW武藤嘉紀(マインツ)、MF山口蛍(ハノーファー)も参加している。「みんな優しい」という中で、戸惑い気味の浅野に声をかけたのが内田だったのだという。

「夕食を食べ終わったあとに『来いよ』って。みんなが部屋でたわむれている中に呼んでくれて」。21歳の若手がなかなか飛び込めずにいた輪の中に自ら招き入れてくれた28歳の先輩に浅野は「顔だけじゃないです、格好いいのは」と満面の笑みで感謝していた。

(取材・文 西山紘平)

◆岡山豊川「やれることを」リオへアピール今季3点目(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/1654699.html



<明治安田生命J2:C大阪2-1岡山>◇第15節◇28日◇ヤンマー

 岡山のU-23(23歳以下)日本代表候補FW豊川雄太(21)が、今季3点目を挙げた。アウェーのC大阪戦で前半13分、相手DFのボールを奪うとドリブルで持ち込み、右足で流し込んだ。しかし、チームはそこから2失点。上位対決に逆転で敗れ、暫定5位に後退した。

 4試合ぶりに先発した豊川は「決めきることを意識していた。ファン、サポーターに先発で点を取って先発からやれるという評価をしてもらいたかった。途中から(出場)のイメージがついちゃっているんで」。今季は13試合に出場し、4度目の先発。即結果を残したが勝利に導くことができず「厳しい試合でした」と表情は曇っていた。

 豊川は左肩の負傷で今回U-23日本代表が戦ったトゥーロン国際の招集を見送られていた。「やれることをやるだけですから。ここでしっかりやっていきたいと思う」と、代表生き残りを目指し、ゴールを追い続ける。

◆C大阪が4戦ぶり白星! 決勝点のMF山村が「勝利で恩返しできた」とサポーターに感謝(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?190468-190468-fl



[5.28 J2第15節 C大阪2-1岡山 ヤンマー]

 決勝点を挙げたセレッソ大阪のMF山村和也は試合後、淡々と試合を振り返り、サポーターの応援に感謝した。

 3試合勝利なし(2分1敗)で迎えた暫定2位・岡山との上位対決。今季のJ1自動昇格を目指す同4位のC大阪としては、負けられない一戦となった。C大阪は前半13分に先制点を許したものの、徐々に流れを引き戻し、同31分に途中出場のMF扇原貴宏のクロスからファーサイドに走り込んだMF清原翔平が押し込み、前半のうちに1-1と試合を振り出しに戻した。

 後半は厚みのあるサイド攻撃を展開したC大阪が岡山を圧倒し、迎えた後半18分に逆転ゴールを奪う。右サイドからDF松田陸が上げたクロスを山村は打点の高いヘディングシュート。「陸がよく見てくれていた。ちょっと高いボールだったが、しっかり当てることができて良かった」。ニアで合わせたシュートがゴール左隅に吸い込まれ、2-1と逆転に成功した。

 その後も主導権を握り続けたC大阪がそのまま逃げ切った。試合後のヒーローインタビューで山村は「まずは自分たちのサッカーをすること。そして、しっかりピッチで戦うということが一番勝利につながる。それがしっかりできた試合だった」と淡々と試合を振り返った。

 これでC大阪は3日の第11節・松本(1-0)戦以来、4試合ぶりの白星となった。「苦しい試合が続いていた。サポーターの皆さまにしっかり勝利という形で恩返しできた。これからも結果を出していきたい」と応援に感謝し、今後に意気込んだ。

◆【甲府】守って守って最低でも勝ち点1!29日VS鹿島、カウンター警戒全員素早く戻れ(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20160528-OHT1T50189.html

 J1ヴァンフォーレ甲府は29日、アウェーで鹿島と対戦する。チームは28日、韮崎中央公園で練習を行い、佐久間悟監督(52)は守備に戻る意識の徹底を植え付けた。リーグ戦は7試合勝利がなく、12試合連続失点している。全員帰陣で堅守を復活させ、最低でも勝ち点1を奪う。

 「ボールよりも早く帰陣しろ!」。佐久間監督の声が響いた。セットプレーの攻撃確認で、ボールを奪われた時だった。鹿島のカウンター攻撃を警戒し、素早く戻れと指示した。前日の紅白戦でも、守備に転じた際は全員で自陣の守備位置まで一気に下がり、迎撃態勢を整えることを求めた。

 佐久間監督は「帰陣は昨年言いまくりました。鹿島戦を含め第1ステージ残り4試合。守って、守って勝ち点を取る必要がある」と言う。13節を終え、勝ち点12の暫定14位。16位の鳥栖は勝ち点9だが、1試合少ない。降格圏落下が現実的になっている。ここまで16得点22失点。ボールを保持し、攻撃に出る意識が昨年より高くなった結果、リーグ最多タイの失点になった。

 DF山本英臣主将(35)は「守備をする時はクリスティアーノもチュカも戻る必要がある。意識としてマイナーチェンジしないといけない」と話した。無失点なら勝ち点1は確保できる。失点しても、むやみに攻め出ることはせず、一撃必殺のカウンターを狙う。(羽田 智之)

◆山村が逆転ヘッド! 厚みのあるサイド攻撃でC大阪が岡山との上位対決制す(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?190458-190458-fl



[5.28 J2第15節 C大阪2-1岡山 ヤンマー]

 J2リーグは28日、第15節を各地で行った。ヤンマースタジアム長居では勝ち点25で並ぶ暫定4位のセレッソ大阪と同2位のファジアーノ岡山が対戦。今季のJ1自動昇格を目指すチーム同士の一戦は、後半18分に逆転ゴールを奪ったC大阪が2-1で岡山を下した。

 MF清原翔平が今季J2初先発、FW柿谷曜一朗が1トップに入ったC大阪は、開始早々にアクシデント発生。MFソウザが腿裏を痛め、前半5分にMF扇原貴宏と交代。C大阪は開始早々に負傷で交代枠を1枚使うこととなってしまった。

 すると、岡山は高い位置からのプレスで相手のミスを誘発し、先制点を奪う。前半13分、MF山村和也のパスミスからFW豊川雄太が右足で浮かしてDF山下達也をかわし、裏に抜け出す。左にFW赤嶺真吾が並走していたが、豊川がそのままPA手前の右から右足一閃。低い弾道のシュートをゴール左に決め、スコアを1-0と動かした。

 1点ビハインドのC大阪は序盤はミスが目立ったが、徐々に落ち着いてパスを回し始めると、前半31分に同点に追いつく。左サイドでパスを受けた扇原が左足でGKとDFの間にクロスを供給する。これにFWブルーノ・メネゲウと清原が飛び込み、相手と競り合いながら清原が押し込み、1-1。C大阪が清原の移籍後初ゴールで試合を振り出しに戻した。

 後半立ち上がりからお互いにセットプレーのチャンスを作るなど積極的に入りを見せた。岡山は同9分、右サイドでボールを受けたDF加地亮がグラウンダーのパスを中央へ送る。走り込んだ豊川がスルーし、PA内中央でこれを受けた赤嶺が反転から左足シュートもクロスバー上。C大阪は同12分にFW杉本健勇が左に展開し、DF丸橋祐介が折り返したボールをニアの柿谷が右足で合わせたが、わずかにゴール左に外れた。

 両サイドから厚みのある攻撃を仕掛けているC大阪。後半18分にこの攻撃が実る。清原と代わって入ったMF関口訓充が後方に落としたボールを右SB松田陸が精度の高いクロスを供給すると、ニアのMF山村和也が打点の高いヘディングシュート。ふわっとしたシュートがゴール左隅に吸い込まれ、C大阪が2-1と逆転に成功した。

 後半はC大阪のペースで試合が進む。後半27分、柿谷が華麗なドリブルでスルスルと攻め上がってPA内に侵入。味方の動きをおとりに左足シュートを放ったが、GK中林洋次に止められてしまう。さらにこぼれ球を拾った杉本がミドルシュートもGK中林に阻まれる。同アディショナルタイム2分にはGKキム・ジンヒョンのスローからカウンターとなり、FWブルーノ・メネゲウが決定的なシュートを放つが、これもGK中林に止められた。

 それでも岡山の反撃を許さなかったC大阪が2-1で勝利。C大阪は3日の第11節・松本(1-0)戦以来、4試合ぶりの白星となった。一方の岡山は今季3度目の2連勝とはならなかった。


◆【鹿島 vs 甲府】 ウォーミングアップコラム:ブエノのスライディングに目を見張る昌子源。2人のCBがゴールを守る(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/n-00012850/



植田直通がU-23日本代表として戦っている間、留守を預かっているのが今季加入したブエノだ。前節の名古屋戦では「絶対に勝ちたかった」と90分間全力プレー。前半、永井謙佑の決定機を、遥か遠くから全速力で戻り決死のスライディングで食い止めるなど、闘志あふれるプレーで逆転勝利に貢献した。

コンビを組む日本代表の昌子源も、そのスライディングの鋭さには目を見張ったという。
「ブエノはスライディングがすごいね。「どうやったらそこでできるの?」と思うところでやるし。あとはライン際で刈り取るスライディング。あのプレースタイルを長年やってないとあんなの無理!次の甲府戦からやってみろ、と言われてもたぶん相手選手の足にタックルしてカードをもらってしまうと思う」
ただ、守備が後手を踏みどうしようもないときには、ブエノくらいの一か八かの捨て身の守備も必要だとも感じている。海外のサッカーを見ていても、そうした場面が目に付くという。
「セルヒオ・ラモスなんかも、まずはスライディングに行ってる」
それでかわされたとしても、少しでもシュートを遅らせることができれば、味方が戻る時間をつくれるかもしれない。CBは、わずかな瞬間のなかで相手の考えを読み、守備のやり方を選択しなければならないのだ。

名古屋戦では、逆転を目指して前がかりになる展開に「ブエノに『2人で守ろう』と言ったら『ウン』とうなずいてくれてた。結果、勝ったからよかったけど、相当しんどかった」と胸をなでおろしていた昌子。甲府戦でも2人のコンビが鹿島のゴールを守る。

文:田中滋(鹿島担当)


明治安田生命J1リーグ 1st 第14節
5月29日(日)15:00KO カシマ
鹿島アントラーズ vs ヴァンフォーレ甲府

2016年5月28日土曜日

◆時代とともにポジションと役割が変わる『トップ下』(朝日新聞デジタル)


http://www.asahi.com/and_M/interest/SDI2016052675071.html



サッカー用語編『トップ下』
 日本で使われるサッカー用語に「翻訳」や「意訳」されたものは少ない。現地読みを、そのまま使用するケースが大半だろうか。

今回取り上げる『トップ下』は、数少ない例外と言ってもいい。トップとはFWを指している。つまり、FWの「下」にいる選手のポジションというわけだ。

本来なら、FWの「下」ではなく「後ろ」とすべきところだろうが……いかにも語呂が悪い。ともかく1990年代の半ばごろから、この呼び方が定着するようになる。

 現在は4-2-3-1システムの「3」の中央に構えるポジションを、主にトップ下と呼ぶが、以前は二つのシステムで用いられるケースが多かった。一つは4-3-1-2、もう一つが3-4-1-2だ。

どちらも、後ろ(DF)から数えて3番目の「1」が、トップ下に相当する。ちなみにイタリアでは、主に『トレクァルティスタ』という用語が使われている。日本語に訳せば「4分の3の人」という意味だ。

トップ下の起源をたどれば、1980年代の南米に突き当たる。当時は3トップ(4-3-3)から2トップへシステムが移行する過渡期にあり、ブラジルやアルゼンチンでは4人のMFをダイヤモンド型(ひし形)に並べた4-3-1-2が主流となっていく。

Jリーグ草創期の日本では、南米の影響が色濃くあった。ヴェルディ川崎(現東京V)や鹿島アントラーズが南米式4-3-1-2を採用している。そこでトップ下を担ったのが、元ブラジル代表の偉才ジーコ(鹿島)であり、ビスマルク(V川崎)であった。

2トップを背後から操り、決定的な仕事をこなす司令塔――。そんなイメージがトップ下と密接にリンクする。そして1990年代の半ばから、続々とトップ下の担い手が現れるようになった。中田英寿、中村俊輔、小野伸二らが、そうだ。

 世界ではフランスの巨星ジネディーヌ・ジダン、アルゼンチンの鬼才フアン・ロマン・リケルメが代表格だった。だが近年、彼らのような司令塔はボランチ(またはインサイドMF)にポジションを下げている。イタリアの天才パサー、アンドレア・ピルロもボランチへの転向組だ。

 現代のトップ下は「第2ストライカー」を兼ねるタレントの指定席と言っていい。ゼロ年代のカカやフランチェスコ・トッティらがそうだ。日本にも得点力に秀でた本田圭佑や香川真司が現れている。

彼らは言わば「トップ下の現代版」だ。しかし、司令塔型のトップ下は時代遅れ、というわけではない。物事がうまく運ぶなら、どんなタイプでも構わないはずだ。時代とともにポジションと役割が思わぬ方向へ転がっていくのが、サッカーの面白さでもある。



北條聡(ほうじょう・さとし)
サッカーライター。栃木県出身。早大卒。1993年より老舗の専門誌『サッカーマガジン』勤務。以来、サッカー業界一筋。2004年より『ワールドサッカー・マガジン』編集長、2009年より『週刊サッカーマガジン』編集長。2013年に退社し、フリーランスに。著書に『サッカー世界遺産』『サカマガイズム』(ベースボール・マガジン社)。敬愛する選手はカルロス・バルデラマ(コロンビア)

◆[クラブユース選手権(U-18)]鹿島ユース撃破の栃木ユースが全国大会初出場!:関東(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?190398-190398-fl

 決勝トーナメントは21日に2回戦の鹿島アントラーズユース対栃木SCユース戦を行い、0-0で突入したPK戦の末、栃木が5-3で勝利。プレミアリーグ勢の壁を突破した栃木が全国大会初出場を決めた。

 関東の全国大会出場枠は11。28日と29日には2回戦7試合が行われ、勝者の全国大会出場が決まる。

【関東】
[2回戦]
鹿島アントラーズユース 0-0(PK3-5)栃木SCユース
浦和レッズユース - 東京ヴェルディユース
大宮アルディージャユース - SC相模原ユース
FCトリプレッタユース - 横浜F・マリノスユース
FC東京U-18 東京武蔵野シティFC U-18
横浜FCユース - ヴァンフォーレ甲府U-18
川崎フロンターレU-18 - 三菱養和SCユース
ジェフユナイテッド千葉U-18 - 柏レイソルU-18

[1回戦]
鹿島アントラーズユース 6-0 杉並ソシオFC U18
ヴェルディSS相模原ユース 0-7 栃木SCユース
浦和レッズユース 5-1 FC Gois U-18
FC MAKUHARI U-18 0-5 東京ヴェルディユース
大宮アルディージャユース 6-0 杉並FCユース
SC相模原ユース 3-2 水戸ホーリーホックユース
FCトリプレッタユース 6-1 FC SOLTILO
リオFC U-18 0-9 横浜F・マリノスユース
FC東京U-18 2-0 千葉SC U-18
東京武蔵野シティFC U-18 3-2 FC町田ゼルビアユース
横浜FCユース 5-0 ブリオベッカ浦安U18
FC川崎栗の木 0-3 ヴァンフォーレ甲府U-18
川崎フロンターレU-18 5-1 ザスパクサツ群馬U-18
Y.S.C.C.横浜U-18 1-9 三菱養和SCユース
湘南ベルマーレユース 0-2 ジェフユナイテッド千葉U-18
FCグラシア相模原ユース 0-6 柏レイソルU-18

◆オーバーエージ金崎も面白い(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/column/akita/news/1653764.html

<トゥーロン国際:日本2-1ギニア>◇1次リーグB組◇25日◇フランス・シスフールレプラージュ

 トゥーロン国際で日本の1次リーグ敗退が決まった。世界との差を痛感する結果となったが、けが人が出たことを含めて考えると、オーバーエージ(OA)で補うことが必要なポジションが明確になった。

 短期決戦は守備力が大事で、本大会に向け、守備ラインの再構築が必要だ。センターバック(CB)の植田は計算できる。両サイドバックができる選手と植田と組むCBは、OAの力を借りる必要があるだろう。

 このチームはこれまで、堅守からショートカウンターというイメージが強かった。今大会では、その強みは残しつつ、じっくり中盤で崩す攻めも多くみられた。先制点を奪われても攻めあぐむことなく、中盤で崩してゴール近くまでボールを運んだ。しかしフィニッシュの精度は改善されていなかった。ここにも、OAの力が必要だ。

 FWのOA候補と報じられているのは大久保(川崎F)と興梠(浦和)だが、個人的には、決定力があって最前線から守備もでき、メンタルも強い金崎(鹿島)もおもしろいと思う。(日刊スポーツ評論家)

◆「こんなんじゃ五輪は戦えない」植田、全試合失点に責任感(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2016/05/27/kiji/K20160527012672150.html

トゥーロン国際大会1次リーグB組  日本0―1イングランド (5月27日  フランス・トゥーロン)

<日本・イングランド>前半、クリアする植田

 イングランドに敗れ、今大会は1勝3敗。DF植田は「僕がDFをして全試合失点していますし、こんなんじゃオリンピックは戦えないと思います」と厳しい表情を崩さなかった。

 ギニアに2―1で勝ったものの、パラグアイに1―2、ポルトガルに0―1、そしてこの日のイングランドには0―1。格上と戦った経験を収穫に挙げた選手がいる一方で、植田は「今回のような相手くらいには勝てないとオリンピックは結果出ない」とキッパリ。「僕はDFなのでまずは失点しないことが一番ですし、もっと得点を取れるように決定力もあげていかないといけないなと思います」と前を向いた。

◆DF植田「こんなんじゃ五輪では戦えない」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/japan/news/1654240.html

トゥーロン国際大会1次リーグB組  日本0―1イングランド (5月27日  フランス・トゥーロン)



<トゥーロン国際:日本0-1イングランド>◇1次リーグB組第4戦◇27日◇フランス・トゥーロン

 U-23(23歳以下)日本代表は、イングランドに0-1で敗れ、1勝3敗の勝ち点3で大会を終えた。

 前半14分にDF三丸拡(22=鳥栖)がペナルティーエリア内で相手選手を倒してPKを与え、先制を許した。FWオナイウ阿道(20=千葉)、MF南野拓実(21=ザルツブルク)らがシュートを放つも、同点には至らなかった。

 試合前にはDF三浦弦太(21=清水)が負傷のため欠場し、守備的MFが本職の喜田拓也(21=横浜)が急きょセンターバックを務めた。喜田は「普段はあまりやらないポジションだけど関係ない。勝ちきれなかったことが悔しい。PK1本というところが、なおさら悔しい。何個もポジションができるというのは、自分の強みになると思う」。DF植田直通(21=鹿島)も「DFとしては全試合失点しているし、これくらいのチームには勝たなきゃいけない。こんなんじゃ五輪では戦えないと思う」と厳しい表情を見せた。

◆U23日本、イングランドに善戦も痛恨のPK献上で敗戦…1勝3敗で終了(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20160528/448393.html



 第44回トゥーロン国際大会のグループステージ第4節が27日に行われ、U-23日本代表とU-22イングランド代表が対戦した。

 日本は前節のギニア戦で大会初白星を収めたものの、初戦からの2連敗もあり、すでにグループステージ敗退が決定。今大会最後の試合は、計12得点を挙げて3連勝でグループB首位につけるイングランドとの一戦となった。

 日本は、FW浅野拓磨がA代表招集のため離脱。DF三浦弦太も負傷でメンバー外となった。先発メンバーには、GKが中村航輔、DFは右にファン・ウェルメスケルケン・際、左に三丸拡が入り、喜田拓也がセンターバックで植田直通とコンビを組む。MFは井手口陽介、矢島慎也、野津田岳人、南野拓実に加え、A代表初招集の大島僚太が名を連ね、FWにオナイウ阿道が入った。

 一方のイングランドは、アーセナルのDFカラム・チェンバース、アストン・ヴィラのMFジャック・グリーリッシュ、日本代表DF吉田麻也が所属するサウサンプトンのDFマット・ターゲットらが名を連ねた。

 試合は14分に動く。日本は三丸が自陣ペナルティエリア内右で、ジョン・スウィフトを倒してしまいPKを献上。これをルイス・ベイカーに落ち着いて右隅へ決められ、イングランドに先制点を許した。

 押し込まれる展開が続く日本だったが、徐々にペースを掴む。26分、エリア手前正面でボールを受けたオナイウ阿道が左足を振り抜くが、シュートは相手GKアンガス・ガンに阻まれた。30分には、エリア手前中央でのパス交換から、野津田が左足シュートを放つが、わずかに枠の右に外れた。

 39分、イングランドはベイカーがエリア前で右足を振り抜く。強烈なミドルシュートは枠を捉えるが、GK中村が反応して弾き出した。日本は1点ビハインドで前半を折り返す。

 イングランドは、ターゲットとベイカーを下げてDFドミニク・ヨルファとMFルベン・ロフタス・チークを投入し、後半を迎える。50分、エリア手前右でFKのチャンスを得た日本は、野津田が左足で狙うと、壁に当たってコースが変わるが、シュートは枠の左に外れた。

 日本は51分、オナイウ阿道に代えて原川力をピッチに送り出す。直後の52分、高い位置でボールを奪った日本は、相手のクリアボールに反応した野津田が、エリア手前で左足ダイレクトボレーを放つ。だが、豪快なシュートはクロスバー直撃で惜しくも得点とはならない。対してイングランドは55分、エリア手前中央のFKで、マット・グライムスが左足で直接狙うが、これもクロスバーに弾き返された。

 日本は59分に、矢島を下げて富樫敬真を投入。67分には、三丸と野津田に代えて鎌田大地と前田直輝をピッチに送り出す。終盤は日本が主導権を握り、最後まで攻勢に出るが、得点を奪えず。このまま試合はタイムアップを迎え、日本が0-1で敗戦。大会を1勝3敗で終えた。

【スコア】
U-23日本代表 0-1 U-22イングランド代表

【得点者】
0-1 14分 ルイス・ベイカー(PK)(イングランド)

◆【予想スタメン】鹿島はエース金崎が先発復帰濃厚…チーム一丸で首位奪取に挑む(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20160527/448040.html




■鹿島アントラーズ 前節は終了間際に劇的な逆転勝利、ナビスコ杯では若手が躍動し勢いを増す

 前節の名古屋グランパス戦では、後半アディショナルタイムにカイオのゴールで3-2と劇的な逆転勝利を挙げた。狙ってできる勝ち方ではないが、チームに勢いをもたらす勝ち点3だったことは間違いない。さらに、ミッドウィークに行われたナビスコ杯ジュビロ磐田戦は1-1に終わったものの、若手が石井正忠監督の起用に応える内容を示し、主力サイドバックの西大伍も「うかうかしていられない」と刺激を受けた様子だ。

 この甲府戦では、風邪で名古屋戦を欠場したチーム得点王の金崎夢生が復帰する見込み。6月のキリン杯に臨む日本代表にも選出されたエースの復帰は、チームにさらなる上積みをもたらすだろう。今季加入のブエノも、前節で成長を感じる守備を披露。ナビスコ杯で敗れている甲府が相手とはいえ、チームは上げ潮ムード。逆転優勝に向けて、勝ち点3に狙いを定めていく。

 首位川崎フロンターレとの勝ち点差は「1」に迫っており、首位に浮上する可能性がある甲府戦。不安要素は、U-23日本代表のフランス遠征に参加している植田直通が欠場することか。一つの目標であるファーストステージ制覇に向け、チーム一丸となって甲府戦に臨む。(totoONE編集部)

■鹿島予想スタメン
4-4-2
GK
曽ヶ端準
DF
西大伍
ブエノ
昌子源
山本脩斗
MF
杉本太郎
小笠原満男
柴崎岳
カイオ
FW
土居聖真
金崎夢生

■ヴァンフォーレ甲府 カップ戦で公式戦10試合ぶりの勝利、互角の成績を残すアウェイ鹿島戦で勝ち点奪取へ

 25日のナビスコ杯湘南ベルマーレ戦で、公式戦10試合ぶりに勝利。しかも、今季19試合目の公式戦にして、2度目となる無失点勝利だった。現在リーグ戦の総失点は名古屋グランパス、湘南と並ぶJ1ワーストの「22」。浦和レッズに次いで、J1で2番目に少ない失点「9」の鹿島とは対照的なだけに、メンバーが大きく異なるとはいえ、ナビスコ杯で得た成功体験を、この試合に生かしたい。

 気掛かりなのは、警告の累積により、松橋優が出場停止であること。佐久間悟GM兼監督いわく「J1のクオリティの中で相手に反応できる、ウチで唯一の存在」で、相手チームのストロングポイントにぶつけるように、左右のウイングバック、3バックの右左と、試合ごとに様々なポジションで重用されてきた。その不在を、組織としてどうカバーしていくのか。指揮官の知恵の絞りどころになる。

 今週に入り、石原克哉、吉野峻光、ニウソンといった選手たちが、全体練習に合流した。それでもなお、少なくない故障者がいるのだが、一時はベンチ入りメンバー18人の頭数を揃えることにも苦労するような状態だっただけに、彼らの復帰は心強い。ただ、ナビスコ杯の湘南戦で、今度は森晃太が負傷。長期離脱を免れない見込みとなった。こうした現状を踏まえた、ベンチメンバーの選考や起用法にも注目したい。

 カシマスタジアムで顔を会わせた3月のナビスコ杯では、2-1で勝利。過去の戦いを紐解いても、カシマスタジアムでは通算4勝1分4敗(カップ戦含む)と、互角の星勘定を残している。今回も粘り強く攻撃を防ぎ、勝ち点を持ち帰りたい。(渡辺功)

■甲府予想スタメン
5-4-1
GK
河田晃兵
DF
橋爪勇樹
土屋征夫
山本英臣
津田琢磨
田中佑昌
MF
ビリー・セレスキー
稲垣祥
河本明人
クリスティアーノ
FW
チュカ

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