日刊鹿島アントラーズニュース

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2016年9月24日土曜日

◆「夢を持て」鹿島入団内定FW安部は本田圭佑の言葉を支えにプロ入り掴む(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?199321-199321-fl



 鹿島アントラーズに入団が内定した瀬戸内高のFW安部裕葵は、日本代表MF本田圭佑(ミラン)の言葉を支えにプロ入りの夢を掴んだ。

 東京都生まれの安部は、中学生の時に本田のマネジメント事務所HONDA ESTILO株式会社のグループ傘下のジュニアユースチームであるS.T.FOOTBALL CLUB(エスティーフットボールクラブ/東京都清瀬市)に所属していた。コメントを発表した安部は、中学3年生の時に本田にかけられた言葉を胸にプロ入りを掴んだと話している。

「本田選手の常に結果にこだわる姿勢を参考にしています。また中学3年生の時にかけられた『夢を持て』という言葉を胸に高校生活を過ごしました。S.T.FCでの3年間は、サッカーに向き合うことができ、サッカー選手としての基礎が作れた3年間でした。特にサッカーだけではなく“忍耐力”や“継続すること”など本田フィロソフィーを通じた人間力を教わりました。これから、今まで僕に携わってくださった人達に感謝の気持ちを持ち、恩返しをしたいです」

 本田のグループ傘下から初のプロサッカー選手となった安部は、さらに大きな夢も語っている。

「近い将来、プレミアリーグでプレーし活躍したいと思っています。そのためにプロとして必要な行動を選択できるように心がけ、いつの日か本田選手の存在を超えていきたいです」

◆HONDA ESTILOグループ傘下出身の安部裕葵が鹿島入団内定「いつか本田を超えたい」(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20160924/496635.html?cx_cat=page1



 本田圭佑のマネジメント事務所でオーストリア2部のSVホルンの経営権を持つHONDA ESTILO株式会社は、グループ傘下のジュニアユースチーム S.T.FOOTBALL CLUB(エスティーフットボールクラブ/東京都清瀬市)のOB安部裕葵(あべひろき/瀬戸内高校)が鹿島アントラーズに来季入団内定したことを発表した。

 HONDA ESTILOグループとして、初のプロサッカー選手の誕生となる。安部は、S.T.FCを2014年3月に卒団後、瀬戸内高校サッカー部に入部、2015年広島県国体選抜の主将を務め、2016年全国高校総体では優秀選手に選ばれた。

 入団会見後、安倍は「本田選手の常に結果にこだわる姿勢を参考にしています。中学3年生の時にかけられた『夢を持て』という言葉を胸に高校生活を過ごしました」とコメント。「S.T.FCでの3年間は、サッカーに向き合うことができ、サッカー選手としての基礎が作れた3年間でした。特にサッカーだけではなく“忍耐力”や“継続すること”など本田フィロソフィーを通じた人間力を教わりました。これから、今まで僕に携わってくださった人達に感謝の気持ちを持ち、恩返しをしたいです」と続けた。

「また、ファンやサポーターを笑顔に出来るようなプレーを届けられる選手になりたいです。近い将来、プレミアリーグでプレーし活躍したいと思っています。そのためにプロとして必要な行動を選択できるように心がけ、いつの日か本田選手の存在を超えていきたいです」との夢を明かしている。

■名前:安部裕葵 (あべひろき)
■ポジション:FW
■誕生日:1999年1月28日
■身長:171センチ
■体重:65キロ
■出身:東京都生まれ→S.T.FC→広島県瀬戸内高校

◆瀬戸内高FW安部裕葵が鹿島加入内定会見、椎本スカウト担当部長は「本山のようなタイプに」と期待(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?199293-199293-fl



 瀬戸内高(広島)のFW安部裕葵(あべ・ひろき)の鹿島アントラーズ加入内定が決まり、23日に同校で記者会見が行われた。

 1999年1月28日生まれ、東京都出身の安部は、城北アスカFC―STFCジュニアユースを経て瀬戸内高に進学。171cm、62kgと体格は小柄だが、持ち味の優れたボールスキルやドリブルを武器に、1年時に冬から徐々に頭角を現した。左アウトサイドやFWのほか、ボランチも務めるなどプレーの幅が広く、今年度の夏の全国総体ではベスト8進出に貢献し、大会優秀選手に選出されている。なお、瀬戸内高出身選手のJクラブ加入内定は初めてのこととなる。

 この日、仮契約を済ませて会見に臨んだ安部は「小さい頃からサッカー選手になりたいと思っていて、夢が実現して安心しています」と笑顔で語った。一方で「でも、加入してからが本当の勝負。両親、兄、サッカー関係者の皆様、学校関係者の皆様に恩返しができるように、アントラーズで一所懸命頑張りたい」と表情を引き締め、「得点に絡むことができるのが自分の持ち味。結果にこだわっていきたい」とプロでの飛躍を誓っている。

 瀬戸内高の安藤正晴監督は「もともと技術がしっかりしていて、運動量も体力もあるが、非常にドリブルが好きで、ボールを離さない選手だった。それが、2年生になってマークされ始めた頃から、強引にいくところと、簡単にパスをするところの判断ができるようになった。常に良いポジションを探すようになったのが成長したところ」とプロ入りへの道のりを語った。鹿島の椎本邦一スカウト担当部長は「得点力があり、技術がしっかりしていて、前線で攻撃の起点になれる。チャンスを作って得点も決める、本山(雅志、現北九州)のようなタイプになってもらいたい」と期待を込めている。

「柴崎岳選手は、自分が中学生のときに高校選手権でのプレーを見て、こうなりたいと思った選手。同じチームにいるので、たくさん見て、真似して、吸収していきたい」と目標の選手を挙げた安部は、高校生活最後の大舞台となる選手権に向けては「瀬戸内は選手権に出場したことがないので、自分たちの代で絶対に出る、という思いが強い。普段の練習から全国制覇をイメージしているので、自信はある」と力強く語った。

(取材・文 石倉利英)

◆岩政大樹の凱旋は見られなかったけれど 天皇杯漫遊記2016 鹿島vs.岡山(Sportsnavi)


http://sports.yahoo.co.jp/column/detail/201609230001-spnavi

「5291人」という入場者数をどう見るか?

久々に訪れたカシマスタジアムは雨模様。前景のジーコの像も少し寂しそう

 台風16号はすでに温帯低気圧となって列島から去ったものの、北海道以外は全国的に雨に見舞われた22日の秋分の日。この日、各地で天皇杯3回戦が行われた。今回、私が選んだのは、茨城県立カシマサッカースタジアムで15時キックオフの鹿島アントラーズ(J1)対ファジアーノ岡山(J2)。久々に東京駅から出る高速バスに乗って、車窓に打ち付ける激しい雨とタイヤが放つ水しぶきを眺めながら、無事に目的地に到着することをひたすら祈った。

 さて、今回のカードに触れる前に、まずは9月6日と7日に行われた2回戦について振り返ることにしたい。ちょうど代表戦とバッティングしていたので、残念ながら私は試合結果しか知らない。その後、J2のレノファ山口がJ1のアビスパ福岡に対し、PK戦の末に劇的な勝利を収めた映像を録画で見て、何とも口惜しい気分になった。この試合以外にも、6日にはJFLのHonda FC(静岡)がJ2の松本山雅を、そしてJ3の長野パルセイロがJ1の名古屋グランパスをそれぞれ破るアップセットを演じている。この3回戦では、カップ戦の醍醐味(だいごみ)を感じさせる試合が、どれだけ見られるだろうか。

 キックオフ90分前、バスは無事にカシマスタジアムに到着。運転手と係員が「お客さん、どんな感じ?」「意外とチケット、売れているみたいです」といったやりとりをしているのが聞こえる。のちに発表された公式記録によれば、この日の入場者数は5291人。3回戦12試合の中では4番目に多い。もちろん普段のリーグ戦には遠く及ばないが、カードと天候を考慮するなら決して悪くない数字だと思う。思うに、鹿島サポーターのロイヤリティー(忠誠心)もさることながら、岩政大樹の帰還を期待するファンも少なくなかったのではないか。

 2004年の入団以来、10シーズンにわたり鹿島の守備の要(かなめ)として活躍した岩政は、13年に自らの意思で退団。その後、タイ・プレミアリーグのBECテロ・サーサナを経て、15年からは「岡山の岩政」となった。今季は1試合を除いて、リーグ戦ではすべての試合にスタメン・フル出場しているが、この日は何とベンチ外。岡山としては、J1昇格が懸かる残りのリーグ戦を考慮して、ディフェンスリーダーの温存を選択したのだろう。いささか残念ではあるが、この時期の天皇杯では「想定内」と割り切るしかないだろう。

「将来、日本一のクラブになること」を目指す岡山

 試合前、メディアセンターで鹿島の公式サイトを覗いてみる。トップページの目立つところに「25TH ANNIVERSARY」として、クラブ創設25周年記念誌のバナーが貼られてあった。「そうか、もう四半世紀なのか」と、少しばかり感慨を覚える。Jリーグ開幕の1993年に加盟した10クラブ、通称「オリジナル10」。その多くが今年25周年の節目を迎える中、鹿島は今も「最も成功したクラブ」としての歩みを続けている。

 たとえば、この日のメンバーリスト。スタッフは石井正忠監督をはじめ、大岩剛コーチ、古川昌明GKコーチ、いずれも鹿島のOBで占められている。一方、ベンチ入りしている若手選手の3人(鈴木優磨、大橋尚志、平戸太貴)は、鹿島ユースの出身。Jクラブ最多のタイトル数や地域密着の度合いもさることながら、こうした人材の循環がしっかりできているのも、鹿島が名門たるゆえんと言えるだろう。

 そんな鹿島に遅れること12年後、03年に設立された岡山は、06年に木村正明氏を社長に迎えて以降は目覚ましい発展を遂げたことで知られる。当初は中国リーグ所属であったが、07年に全国地域リーグ決勝大会を突破すると、わずか2年でJ2に到達。その後、成績面で苦戦することもあったが、10年先、20年先を見据えた木村社長のクラブづくりは、収入面でも集客面でも着実に実を結んで今に至っている。

 クラブスローガンである「Challenge(チャレンジ)1」は、ホームゲームの平均入場者数1万人を目指したものだが、「J1に相応しいクラブとなるための1万人」というのが本質的な狙いだ。もっとも、単にJ1に昇格することだけが、クラブの目指すところではない。むしろ木村社長は「いついつまでにJ1へ」という発言を、これまでずっと控えてきたくらいだ。その理由について、岡山の名物社長はこう語る。

「もちろん目の前の試合には勝ちたいし、1年でも早くJ1に行きたいのは選手もスタッフもサポーターも、みんな一緒だと思うんですよ。では、なぜそれを言わないのかというと、当たり前の目標だからです。それに、われわれが目指すのは『J1クラブになること』よりも『将来、日本一のクラブになること』だと思っています。当然、強いチームでありたいし、入場者数でもファンクラブの会員数でも、すべてにおいて日本一でありたい」

「日本一のクラブ」を目指すという意味では、今回初めて公式戦で対戦する鹿島もまた、ロールモデルのひとつとなっているはずだ。J2第32節までを終え、J1昇格プレーオフ圏内の5位につけている岡山。果たして、今季のJ1ファーストステージ優勝チームに対して、どこまで自らの存在感を示すことができるだろうか。

鹿島の不安定な守備を突いて岡山が先制!

ゴール裏を埋め尽くす鹿島のサポーター。この日、岩政の凱旋は実現せず

 この日の岡山は、前述のとおり岩政はベンチ外となったが、鹿島で3シーズンプレーして岡山に期限付き移籍している豊川雄太がスタメン出場となった。直近のリーグ戦に続いてスタメン出場しているのは、ゲームキャプテンの竹田忠嗣と片山瑛一の2名のみ。対する鹿島は、昌子源から植田直通に代わった以外、5日前のリーグ戦とまったく同じメンバーである。ちなみに豊川と植田は、熊本県立大津高校の同期で、共に13年に鹿島に入団。この天皇杯という舞台で、久々にマッチアップできるのは互いに望むところであろう。なおこの試合では、日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督が、鹿島の金崎夢生を視察するために訪れていた。

 試合前から降り続く雨は、その後も止むこと無く、風にあおられて霧のような状態となっていた。足元がスリッピーな上に雨が目に入り、ピッチに立つ選手はかなりやりづらいコンディションだったはずだ。そんな中、3バックの岡山は格上の鹿島が相手ということもあり、両ウイングが最終ラインに吸収されて5バックになる時間帯が続いた。ただし、鹿島が圧倒しているかといえば、決してそんなことはない。むしろ岡山の素早い寄せとスペースを正確に埋める動きに戸惑い、パスの送り先を探るようなプレーばかりが目につく。

 一方、守備についても前半の鹿島は不安定であった。特にこの日、センターバック(CB)でコンビを組んだ植田とブエノは、今季のリーグ戦で一緒にプレーしたのはわずかに2試合(うち1試合は11分)。コンビネーションに難があるのは明らかな上に、石井監督が期待していた「(CBからの)ビルドアップと素早い展開」もなかなか見られない。そうこうするうちに12分、豊川にボールを奪われたブエノがペナルティーエリアで相手を倒してしまう。幸い、主審の判定はノーホイッスルであったが、鹿島にとってはヒヤリとさせられたシーンであった。

 その10分後の前半22分、ついに岡山のカウンターが均衡を破る。DFキム・ジンギュからのロングパスを受けた藤本佳希がドリブルで加速。マーカーのブエノを巧みにかわし、そのまま左足を振り切ってゴール右隅に突き刺す。何と、アウェーで格下の岡山が先制! しかし、その後も挑戦者は気を緩めることはなかった。前線からの積極的なプレス、そしてバイタルエリアでの身体を張った守備が奏功し、前半の相手のシュート数をわずか2本に抑えた。あまりの不甲斐ない展開に、前半終了後、鹿島のゴール裏からブーイングが発せられたのも当然といえよう。

「試合に出なくて、少しホッとしているところもあります」

試合後のインタビューに応える鹿島の石井監督。その表情は安堵感でいっぱい

 後半、鹿島はすぐにテコ入れをしてきた。まず、前線であまり機能しなかった赤崎秀平に代わって、若い鈴木を投入。併せて「サイドチェンジの意識を高く持って、相手を揺さぶる」(石井監督)ことを徹底させた。ピッチコンディションの悪さを考えるなら、ロングボールによる揺さぶりは確かに有効だった。これに対して岡山は、自陣での粘り強い守備で辛うじて対抗するが、次第に相手の包囲網は狭まってゆく。

 そして後半15分、ついに鹿島が追いつく。混戦からブロックしたボールを、ハーフウエーラインで鈴木が巧みに身体を入れて左サイドにさばき、これを拾った永木亮太が相手のプレスを受ける前にミドルシュートを放つ。当人いわく「相手に当たってコースが変わってラッキー」というシュートは、ループがかった軌道を描いてゴールイン。同点に追いついた鹿島は、その後は慌てることなく老獪にゲームを進め、後半43分には右サイドの展開から相手のオウンゴールを誘って逆転に成功する。ファイナルスコア、2−1。多くの課題を残しながらも、しっかり勝ちきったという意味では、いかにも鹿島らしい勝利であった。

 試合後の会見。岡山の長澤徹監督は「われわれも、こういう(鹿島のような)クラブになりたいという夢を持っている。もっともっと(チーム力を)上げていかなければ」と、相手との彼我の差をかみしめた。天皇杯とは、カテゴリーが上の相手と真剣勝負ができる貴重な場ではある。だが今の岡山にとって、鹿島は単なる憧れではなく、むしろ「自分たちがJ1クラブとなって対戦したい相手」と映っているようだ。今回、あえて岩政をベンチ外としたもの、そのための苦渋の選択だったと思えば合点がいく。加えていえば、この日の岡山のディフェンスラインは、主軸の不在にもかかわらずよく健闘したとも思う。

 カシマスタジアムから東京駅に戻るバスの中でPCを開く。すると、試合終了直後に岩政が自身のブログを更新していた。以下、個人的に気になった箇所を引用する。

「この試合を私も楽しみにしていたことは隠せません。(中略)試合に出なくて、少しホッとしているところもあります。やはりまだ私の中で、カシマに敵として乗り込み、鹿島を敵として構えるには、覚悟が足りていない気がします。それはやはり、この対戦をJ1に昇格して、J1の舞台で迎えることが、私にとっての目標だったからだと思います」

 いかにも岩政らしい、実直な考え方だと思った。確かにこの日、彼の姿がピッチ上で見られなかったのは残念であった。とはいえ「J1に昇格した」岡山の岩政大樹として相対するほうが、鹿島のサポーターにはより感慨深く、かつてのレジェンドを迎え入れることができるはずだ。岩政の目標が果たされた時には、ぜひまたカシマスタジアムを再訪したいと思う。

◆鹿島・永木、中2日でも負けない!新潟の底力を警戒(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20160924/jle16092405010003-n1.html

 鹿島のMF永木が23日、アウェー新潟戦(25日)の必勝を誓った。チームは2-1で勝利した天皇杯3回戦(対J2岡山)から一夜明けた23日、約30分の軽めの調整を実施。この試合で約25メートルの同点弾をたたき込み勝利に貢献した永木は、中2日で迎える新潟戦について「前線にはスピードがあって、個の力で崩せる選手がいるので注意」と下位に低迷する相手の底力を警戒した。 (鹿嶋市)

◆【新潟vs鹿島プレビュー】鹿島のエースに復調気配あり 新潟はシステム変更の可能性(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20160923/496421.html?cx_cat=page1



■アルビレックス新潟 システムの”微調整”と天皇杯勝利を生かせるか

 22日に行われた天皇杯3回戦のレノファ山口FC戦では、リーグ戦前節の横浜F・マリノス戦から先発10人が入れ替わった。公式戦でなかなか出場機会のないメンバーを含む試合は、それまでのリーグ2試合に引き続き、3-4-3が採用された。

 3バックの理由を吉田達磨監督は、大野和成、舞行龍ジェームズのCB2人が負傷した状況でチーム力の最大値を引き出すためとする。しかし、前々節の名古屋グランパス戦は0-1、前節の横浜FM戦は1-3と思うような結果は得られず。横浜FM戦ではボールの奪いどころが不明瞭で、守備ブロックが崩れて流れの中から複数失点を喫した。0-2からチーム最多得点のラファエル・シルバが追撃のゴールを挙げながら、3分後に致命的な3点目を奪われるなど、ゲーム運びのまずさも露呈した。

 リーグ戦3連敗で迎えた天皇杯の山口戦でメンバーが一新されたのは、中2日で今節の鹿島戦を控えていたから。だが結果を出せなければ、さらに重苦しいムードになる可能性もあった。

 だからこそ、リーグ戦でなかなか試合に絡めないメンバーが発奮し、2010年以来となる4回戦進出を決めた勝利は大きな意味を持つ。名古屋戦では最前線の3人がワイドに開く3トップだったが、横浜FM戦、そして山口戦は1トップ2シャドーの配置となった。選手の特性を見ての“微調整”で、従来の4バックから3バックへの変更も発想は同じだ。舞行龍が今週から練習に復帰したこともあり、メンバー編成、システム変更もあり得る。(totoONE編集部)

■鹿島アントラーズ J1制覇へ浮上のきっかけをつかみたい

 天皇杯3回戦のファジアーノ岡山戦で2-1で辛勝した鹿島。守備意識の高い相手に苦戦し、永木亮太のミドルシュートが決まるまで、見せ場はほとんどなかったと言ってもいいほど、その内容は乏しかった。永木も試合後「前半はよくなかった」と認めており、アウェーの新潟戦までの短い時間で修正を図ることになるだろう。

 最近の試合では、1stステージを制した前線からボールを奪いに行く守備がはまらず、攻撃でもアタッキングサードでのアイデア、動き出し、精度に欠けているように見える。簡単に修正できる問題ではないが、守備への意識、連動を高めることでまずは再浮上への足がかりとしたい。

 遠藤康はFC東京戦の復帰を目指しており、西大伍も早期復帰を目指してトレーニング中。主力2人が戻ってくるのを待つのではなく、出場する選手たちにはポジションを奪ってやるという気持ちを感じさせるプレーが求められる。2ndステージ11位に沈む鹿島だが、すでに出場を決めているチャンピオンシップへ向けて、チーム力を高めていきたい終盤戦でもある。

 エースの金崎夢生が得点から遠ざかっていることも不安なポイントではあるが、状態やプレーそのものは底を脱した印象を受ける。残留争いをする新潟の気迫に負けず、仕掛ける守備から勝利への突破口を開きたい。(totoONE編集部)

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