日刊鹿島アントラーズニュース

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2017年2月5日日曜日

◆柴崎岳に待ち受けるスペイン2部の荒波とは?飛躍へのカギは「タフさ」への適応か(ゲキサカ)




 紆余曲折を経て、柴崎岳が戦う舞台はスペインの2部リーグに決まった。移籍市場の最終日にテネリフェへの加入が決定したのだ。

 世界に「シバサキ」の名を轟かせたのは、昨年12月に日本で行われたFIFAクラブ・ワールドカップ決勝のレアル・マドリー戦だった。鹿島アントラーズの背番号10を背負った柴崎は、2度もGKケイラー・ナバスの守るゴールを破り、欧州王者の脅威となった。

 あの試合から、1か月半あまり。柴崎はスペインに降り立った。今度は自身初となる欧州挑戦に向かったのである。24歳MFの“シンデレラ・ストーリー”を、スペインメディアはこぞって紹介した。

 入団会見でも柴崎への注目は見て取れた。数多くの日本メディアが足を運び、会見や初日の練習の模様はテレビで放送されたほどである。2部のクラブに加入した選手としては、異例の扱い。ツイッターでは、テネリフェのクラブ公式アカウントのフォロワー数が一気に5000人増え、それがまた話題を呼んだ。

 だが、スポーツディレクターのアロフォンソ・セラーノは“シバサキ狂想曲”に歯止めをかける。「影響は歓迎すべきものだよ。だが我々はサッカークラブなんだ。商業目的などはなく、ピッチ上での結果こそが求められる」。日本人選手獲得=マーケティング戦略という図式を、我々はいつまでも引きずっていてはいけない。

 柴崎に求められるのは、ピッチ上で結果を出すこと――。それ以上でも、それ以下でもないのだ。

 では、スペインの地で輝くために求められることとは何なのか? 日本人選手がスペインで挑戦する上で挙げられる課題を見ていくことにしよう。

■何よりも「タフさ」が求められるリーグ

 リーガ2部はスペインの中で最もタフなリーグだ。参戦するクラブは22チームで1部の20チームを上回り、全カテゴリーの中で最も多い。年間のリーグ戦は42試合。3~6位のチームはプレーオフに回り、ホーム&アウェー形式で戦った後、4試合を勝ち抜いたチームにようやく1部への扉が開かれる。

 上位6チームに1部昇格のチャンス(優勝・準優勝チームは自動昇格)が与えられることで、必然的に競争は熾烈になる。残留争いも含めて最終節まで大混戦、というケースも少なくなく、消化試合が少ない分、「タフさ」が求められる。

 実際、今シーズンも競争は激しい。現時点で昇格圏の3位カディスから10位レアル・オビエドまで、実に8チームが勝ち点5差の中にひしめき合っている。また4チームが降格するという厳しい条件で、13位アルコロコンから21位ミランデスまで9チームが勝ち点5差の間でしのぎを削っている。

 柴崎が克服していかなければならない課題は少なくない。スペイン2部という、Jリーグとは全く違ったサッカーのスタイルに慣れていかなければならないし、そもそも鹿島一筋の柴崎にとって今回が初めての移籍となるため、クラブが替わるという未経験の状況にも対応していかなければならない。

 AFCチャンピオンズリーグなどでタフさを求められる場面は何度もあったが、リーガ2部は移動も含めてまた別の種類のタフさが必要になる。移動、試合、帰還、回復、練習というルーティンに適応できなければ、いくら才能があっても100%のパフォーマンスを発揮することはできないからだ。

■言葉の壁とコミュニケーションの問題

 スペインに到着した後、柴崎の地元メディアとのやり取りは、代理人を介して行われた。入団会見の場では「少しだけ話せます」とスペイン語を披露して周囲に好印象を与えたが、本当の戦いはここから始まる。

 エイバルで主力となったMF乾貴士は、移籍1年目に通訳を付けて成功を収めた。練習中はもちろん、ピッチ外でもホセ・ルイス・メンディリバル監督の指示を通訳に確認し、指揮官のコンセプトを落とし込んでいった。

 一方、今冬にセビージャを退団してセレッソ大阪へ復帰したMF清武弘嗣はコミュニケーションに問題を抱えているという印象を最後まで拭えなかった。昨季、MFイェフヘン・コノプリャンカ(現シャルケ)が練習中に通訳を付けて適応が遅れたため、クラブが清武に対してピッチ内における言語のサポートに積極的ではなかったという点も、彼にとってよくない判断となってしまった。

 『Goal』でセビージャの番記者を務めるフランシス・リコや他のスペインメディアも、コミュニケーションの問題を指摘していたを鑑みると、柴崎にも言語の問題は必ず降りかかってくるはずだ。努力を重ねてスペイン語を習得するか、エキスパートに助けを求めるか。いずれにせよ、何かしら手を打っていく必要はあるのではないだろうか。

■契約期間半年の青写真

 鹿島との契約が満了して、移籍金ゼロでテネリフェへと渡った柴崎は、新たなクラブと半年契約を結んだ。彼が描く青写真は、半年でテネリフェと共にリーガ1部に昇格し、契約更新を勝ち取るというものだろう。

 しかし、先に述べたように1部昇格への道は非常に険しい。これまで、リーガ2部では12人の日本人選手がプレーしたことがある。だが、チームとともに1部昇格の切符を勝ち取ったものは誰ひとりとしていなかった。柴崎は限られた時間の中で、ルイス・マルティ監督とチームメートの信頼を勝ち取り、かつ他クラブの関心を引くようなアピールをしなければらない。

 トランスファー(国際移籍承認書類)の関係で、デビュー戦は12日の第25節バジャドリー戦以降になりそうだ。レアル・マドリーに2得点を決めて世界中を驚かせたあの日のように、大きなインパクトを残すことができるのか。数々の困難を乗り越えた先に輝かしい未来が待っていることを願い、まずはデビューの日を待ちたい。

http://web.gekisaka.jp/news/detail/?208851-208851-fl

◆大迫2戦連発ならずもケルンはモデストのPK弾で2連勝(ゲキサカ)




[2.4 ブンデスリーガ第19節 ケルン1-0ボルフスブルク]

 ブンデスリーガは4日、第19節2日目を行い、FW大迫勇也の所属するケルンはホームでボルフスブルクと対戦し、1-0で競り勝った。大迫は2トップの一角で先発し、後半41分までプレー。2試合連続ゴールはならなかったが、チームは2連勝で6戦負けなし(2勝4分)となった。

 前節のダルムシュタット戦(6-1)でブンデスリーガ初の1試合2ゴールをマークした大迫はこの日も果敢にゴールを狙った。前半25分、遠めの位置からロングシュートを放つと、同38分には縦パスをFWアントニー・モデストが落とし、大迫が右足でミドルシュート。しかし、ファーストタッチが大きくなり、シュートは枠を捉えられなかった。

 スコアレスで折り返した後半2分にはDFコンスタンティン・ラウシュの右CKが直接クロスバーを叩く。前節の大量6ゴールから一転、1点が遠かったが、後半35分、味方のシュートのこぼれ球に反応したモデストがGKディエゴ・ベナリオに倒され、PKを獲得。自らキッカーを務めたモデストは冷静にGKの逆を突いてゴール左へ流し込み、均衡を破った。

 モデストは2試合連続ゴールで今季15得点目。エースの一発で1-0の完封勝利をおさめたケルンが今季2度目の2連勝を飾った。

http://web.gekisaka.jp/news/detail/?208877-208877-fl

◆7月に鹿島VS大迫ケルン!リーグが放映権マネーで強化試合を主催(報知)




 Jリーグが新設するサマーブレイク(7月15~23日)でドイツ1部1FCケルンを招聘(しょうへい)し、鹿島と強化試合を開催する方向で調整していることが4日、分かった。Jリーグ関係者が明かした。サマーブレイクは海外クラブとの対戦を促進するために作ったリーグ中断期間。昨季J王者鹿島、2位浦和がJリーグ主催で海外クラブと対戦する。浦和はドイツ1部ドルトムントと対戦する方向で話し合いが進められている。

 Jリーグが鹿島の強化試合相手に1FCケルンを用意する。Jリーグ関係者によるとすでにケルンにオファーし、現在は交渉中だという。交渉次第ではスペイン1部のクラブに変更される可能性も残されているが、順調に進めば今夏に浦和―ドルトムントに続く、Jクラブ―ブンデスリーガ1部の強化試合が開催される可能性が高くなった。会場はカシマスタジアムを予定している。

 Jリーグは今季からリーグ中断期間として「サマーブレイク」を7月15~23日に新しく設ける。Jリーグの村井満チェアマンがJクラブのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の王座奪回を始めとする「世界に通用するクラブ」を目指し、海外の強豪と強化試合を行う期間として用意した。昨季リーグ王者の鹿島、2位の浦和については開催に関わる費用はJリーグが持つことになっている。

 ケルンには、鹿島OBの日本代表FW大迫勇也(26)が所属しており、古巣対決として注目を集めそうだ。今の勢力図ではドルトムント(現在リーグ4位)に劣るが、ドイツリーグ発足後初代王者(1963~64年シーズン)で、ドイツでは古豪に位置づけられるクラブ。今季は7位につけている。日本人との関係も深く、かつては同1部で初めて日本人として活躍したFW奥寺康彦(現横浜C取締役会長)を始め、DF槙野智章、MF長沢和輝ら多くの日本人がプレーしたクラブの一つだ。

 Jリーグは今季から英国の世界最大手、パフォームグループと10年の放映権契約を結び、約2100億円が入る。リーグの優勝賞金、クラブへの配分金も大幅に増やすが、海外クラブとのマッチメイクも放映権マネーを資金源に開催される。ドルトムントと同様に、渡航費などを含めて開催費用は数億円に上る見込みだ。

 鹿島は昨年リーグ、天皇杯の2冠を達成。クラブW杯決勝(昨年12月18日・横浜国際)では延長戦で2―4と敗れたが、欧州王者Rマドリードを苦しめ、世界に衝撃を与えた。今季はACLとルヴァン杯を含む国内3タイトルの制覇を目指す鹿島がドイツの古豪と相まみえる。

 ◆1FCケルン 1948年創設。ドイツ西部のヴェストファーレン州に本拠を置く。ホームスタジアムはラインエネルギーシュタディオン(5万人収容)。主な獲得タイトルはリーグ優勝2回(1964、78年)、ドイツ杯優勝4回(68、77、78、83年)。かつて奥寺康彦(77~80年)、槙野智章(11~12年途中)、長沢和輝(14~16年途中)がプレーし、現在は大迫勇也(14年~)が在籍。主なOBに福岡、横浜Cで監督を務めたリトバルスキー氏、元ドイツ代表FWポドルスキら。今季は18節を終え7位。

http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20170204-OHT1T50248.html

◆【金沢】鹿島から移籍の垣田&大橋が“昇格請負人”宣言!(報知)




 26日のJ2開幕まであと1か月を切った。宮崎キャンプ中のツエーゲン金沢は、3日も午前午後の2部練習を行った。スポーツ報知では今季、J1昇格を目指すチームに新加入した選手に注目し、紹介していく。FW垣田裕暉(19)、MF大橋尚志(20)の両選手は昨季、J1で年間優勝を果たした鹿島から移籍してきた。期待のホットラインは、リーグを制覇して“昇格請負人”となると宣言した。(聞き手・尾田 敏成)

 ―キャンプも中盤に入った。チームの雰囲気は。

 大橋(以下大)「年上の選手が声をかけてくれるのでやりやすいです」

 垣田(以下垣)「いい雰囲気で、できています」

 ―監督は攻撃サッカーを目指している。その中で自分をどう生かすか。

 大「(監督のサッカーは)自分のやりたいサッカーの考え方と似た部分があります」

 垣「俺も好きですね、そういうサッカーは。自分たちから仕掛けて攻撃的に行くのは受け身よりいい」

 大「ボランチとして攻守のアクションを起こす位置だったり、ボールを奪って攻撃につなげたり、最後のパスを出したりしたい。ハードワークも大丈夫です」

 垣「空中戦もできるし、走れるし、足元の技術もある、全体的なレベルの高さを見せたい。あとは(自分は)FWなので得点は欲しい。ですが、ごりごり得点だけを狙っていくタイプではない。得点よりも勝ち点を取れる選手でありたいです」

 ―お互いの評価は?

 大「(垣田は)守備の時は、行けと思ったところで行ってくれるし、縦パスを入れたらしっかりおさめてくれるので、FWとしては心強いですね」

 垣「尚志君のいいと思うところは大型ボランチというところ。技術のいるポジションで大型なのは少数。世界で戦える。あとは、攻守の切り替わった時のつぶしの速さ。ボールロスも少ない。鹿島ホットラインというのはありますね」

 大「それはない」(笑い)

 垣「あります!」

 大「(垣田は)2番目の選択肢です」

 垣「2番目…」(苦笑い)

 ―今季の目標は?

 大「とにかくチームが勝つこと。アピールも大事ですけど、それ以上にチームを勝たせられる選手になりたいので」

 垣「勝つことへの執着心。やっぱり、やるからには優勝したい。出た大会は全部タイトルを取りたい。苦しくなった時は勝ちたいと思った方が勝つと思う。どんな状況になっても目の前の試合にしっかり勝って、その積み重ねが最後に良い結果につながると思う」

 ―この先、どういう選手を目指す?

 大「試合をするうえで必要だなという選手になりたい。派手ではないけど、地道にやり続ける選手。目立たないけど、この選手がいないと、という…。そういう存在になりたい」

 垣「自分たちの仕事は、格好良く言えばエンターテイナー。感動とか、熱いところとか、見ている人に伝えられる選手になりたい。そして、得点だけじゃない、チームを勝たせる選手でありたいなと思います」

 ―初めて金沢に来た時の印象は?

 垣「朝が寒い。雪も結構降る。雪道の運転も初めてですし」

 大「天候の移り変わりが激しいです」

 ―サポーターに意気込みとメッセージを。

 大「開幕(アウェー・愛媛戦)からスタメンを取って、フルで1年間活躍したい。目標は昇格です。そこに向かって全力を尽くすので応援よろしくお願いします」

 垣「優勝するんで、いっぱい力をくれたらなと思います。(2人で)昇格請負人ということで」

 ―ありがとうございました。仲の良いコンビですね?

 垣「普段から仲良しです」

 大「いや良くない」

 垣「良いですよ!尚志君はツンデレなところあるんです」

 大「練習に行くときに(垣田の車に)乗っけてもらう程度(の仲)です」

 垣「これから買い物とかも一緒に行く予定です」

 大「俺1人で行く派なんで」

 垣「服もかぶること多いんですよ」

 大「いやいや。こいつ、本当、センスないんですよ。ほんと、やめて」

 垣「仲良いです」

 大「いや良くない」(笑い)

 ◆垣田 裕暉(かきた・ゆうき)1997年7月14日、群馬・邑楽郡板倉町生まれ。19歳。右利きのFW。鹿島ユースを経て16年トップチーム昇格、同年プロデビュー。186センチ、78キロ。血液型A。独身。
 ◆大橋 尚志(おおはし・ひさし)1996年12月1日、茨城・つくば市生まれ。20歳。右利きのMF。鹿島ユースを経て15年トップチーム昇格、16年プロデビュー。184センチ、73キロ。血液型AB。独身。
 ◆取材後記 

 冷静な大橋と、熱血男・垣田。そんな印象を受けた。しっかり考えてから言葉を選んで話す大橋に対して、話しながら考えをまとめるタイプの垣田。インビューでもついつい話が大きくなる垣田を「いやいや」「それは」と大橋が横からやんわりといさめる。そんな光景が何度か見られた。

 それでも2人で話し出すと止まらない。笑いながらああでもないこうでもないと延々としゃべり続ける。

 2人の意見が一致したのが「昇格」というフレーズ。2人の目は真剣そのもので、J1への昇格という目標の達成を信じて疑わない、ハッキリとした口ぶりだった。

 長いシーズン、良いときも悪いときもあるだろう。チームが波に乗れないような苦しい時こそ、2人の若さや勢い、勝利を渇望する気持ちがきっとチームの力になってくれるはずだ。(尾田 敏成)

http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20170203-OHT1T50209.html

◆鹿島 主導権握るも守備崩せず 同年齢の石井監督もカズを絶賛(スポニチ)


Jリーグ・DAZN ニューイヤー・カップ 宮崎ラウンド第2日   J2横浜FC1―0鹿島(2017年2月4日  KIRISHIMAハイビスカス陸上競技場

 鹿島は、序盤から主導権を握るも、J2横浜FCの粘りの守備を崩せず0―1で敗れた。

 石井監督は試合内容については「負けはしましたが、自分たちからアクションを起こせたのは良かった」と振り返った。くしくも2月1日に50歳となった指揮官は相手FWカズと同い年。「カズ選手は僕のことを意識していないと思うけど、僕は誕生日も近いですし意識しました。素晴らしい」と話していた。

http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2017/02/05/kiji/20170205s00002000042000c.html

◆世界2位鹿島、横浜FCに敗れる「甘さ出た」小笠原(ニッカン)




<Jリーグ・DAZNニューイヤー杯宮崎ラウンド:鹿島0-1横浜FC>◇4日◇KIRISHIMAハイビスカス陸上競技場

 昨季J1と天皇杯を制した鹿島が、J2横浜FCに0-1と敗れた。前半12分、FWペドロ・ジュニオール(30)とのワンツーでゴール前に抜け出したMF田中稔也(19)がシュート。同18分にはDF伊東幸敏(23)の右クロスをFW赤崎秀平(25)が頭で合わせるも、いずれも相手GKの好セーブに阻まれた。

 再三の決定機を得点に結びつけられず、後半2分にはDF陣の連係ミスからFWイバに得点を許した。格下相手への完封負けに、MF小笠原満男(37)は「負けちゃいけないのがアントラーズ。どんな試合でも勝ちにこだわっていかないと。そういう甘さが出たんじゃないかと思います」と強い口調で反省した。

 今後は6日にニューイヤー杯最終戦となる福岡戦を戦う。石井正忠監督(50)は「次は(25日のJリーグ)開幕を見据えたメンバー構成をしたい。ベストに近い形で臨んで、課題を確認したい」と明言。MF柴崎岳(24)がスペイン2部テネリフェに移籍する中、3人のブラジル人らが新加入した新布陣にも注目が集まる。

 宮崎合宿は7日で打ち上げ、その後は茨城・鹿嶋市内で調整する。11日にプレシーズンマッチ水戸戦(Ksスタ)を行い、18日に浦和と対戦するゼロックス杯(日産ス)に臨む。【鎌田直秀】

http://www.nikkansports.com/soccer/news/1774632.html

◆J1王者・鹿島が敗れる…横浜FC、イバ弾守り抜いて2連勝(ゲキサカ)


[2.4 DAZNニューイヤー杯宮崎R 鹿島0-1横浜FC]

 2017JリーグDAZNニューイヤー杯・宮崎ラウンドが4日にKIRISHIMAハイビスカス陸上競技場で行われ、鹿島アントラーズと横浜FCが対戦し、横浜FCが1-0の完封勝利を収めた。6日に行われる宮崎ラウンド最終戦で鹿島は福岡、横浜FCは長崎と対戦する。

 2日の長崎戦で2-0の勝利を収めた鹿島は加入組のGKクォン・スンテ、FWペドロ・ジュニオールらを先発起用。同じく2日の福岡戦で3-0の完封勝利を収めた横浜FCのスターティングメンバーにはDFカルフィン・ヨン・ア・ピン、MFジョン・チュングンの加入組の他、今月26日に50歳の誕生日を迎えるFW三浦知良が名を連ねた。

 序盤から主導権を握って試合を進める鹿島は前半12分、P・ジュニオールのパスを左サイドで受けたMF田中稔也が切れ込んで狙うも、GK南雄太に阻まれてしまう。さらに同18分にはDF伊東幸敏の右クロスをFW赤崎秀平がヘディングで合わせたが、再び南にストップされてしまった。一方の横浜FCは同25分、DF永田拓也のグラウンダーのクロスからFWイバが狙うも、シュートをジャストミートさせることができなかった。

 0-0のまま後半を迎えると、鹿島はクォン・スンテに代えてGK川俣慎一郎、横浜FCは三浦に代えてFW津田知宏を投入。すると後半2分に横浜FCが先制に成功する。後方から送られたボールを津田がヘッドで流すと、右サイドを駆け上がったジョン・チュン・グンのクロスをイバがダイレクトボレーで叩き込み、スコアを1-0とした。

 1点を追い掛ける鹿島は後半10分、MF遠藤康のスルーパスからPA内に進入したP・ジュニオールが右足シュートを放つも、南に阻まれてしまう。すると後半17分には田中と赤崎に代えてFW金森健志とFW安部裕葵を同時投入する。その後は両チームともに多くのメンバーを入れ替えながら試合を進めるが、スコアは動かずに横浜FCが1-0の完封勝利を収めた。

http://web.gekisaka.jp/news/detail/?208841-208841-fl

◆横浜FCが鹿島を下して2連勝…FWイバが決勝ゴール/ニューイヤー杯宮崎ラウンド(サッカーキング)




 2017 JリーグDAZNニューイヤーカップの宮崎ラウンド第2戦が4日に行われ、鹿島アントラーズ(J1)と横浜FC(J2)が対戦した。

 宮崎ラウンドには、横浜FC、アビスパ福岡(J2)、V・ファーレン長崎(J2)、鹿島の4チームが参加する。第1戦を勝利で終えた両チームの対戦。鹿島は全北現代から加入した韓国代表GKクォン・スンテが初先発となり、DF昌子源、MF小笠原満男らがスタメン入りした。また、横浜FCは新加入のジョン・チュングンが先発入り、FW三浦知良らがスターティングメンバーに名を連ねた。

 試合は開始から鹿島のペース。19分には右サイドでパスを受けた伊東幸敏のクロスから、赤崎秀平がヘディングシュートを放ったが、GK南雄太に阻まれてしまった。結局、前半はスコアレスで試合を折り返した。

 横浜は後半開始から三浦知良を下げて津田知宏を、鹿島はクォン・スンテを下げて川俣慎一郎を投入した。すると後半立ち上がりに横浜FCが先手を取る。47分、右サイドから攻め込むと、ジョン・チュングンのクロスをイバがボレーシュートで決め、横浜FCが先制に成功する。

 リードを許した鹿島は、55分に遠藤康のスルーパスを受けたペドロ・ジュニオールがエリア内右からシュートを放ったが、ここはGK南の好セーブに阻まれてしまった。

 鹿島は金森健志やレオ・シルバらを投入して同点ゴールを狙ったが、最後まで追いつくことができず、1-0で横浜FCが鹿島を下して2連勝を飾った。

 宮崎ラウンド第3戦は6日に行われ、鹿島は福岡と、横浜FCは長崎と対戦する。

【スコア】
鹿島 0-1 横浜FC

【得点者】
0-1 47分 イバ(横浜FC)

https://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20170204/549184.html?cx_cat=page1

◆2017Jリーグ DAZN ニューイヤーカップ第2戦(オフィシャル)


DAZN ニューイヤーカップ

鹿島、ニューイヤーカップ第2戦は完封負け。横浜FCに敗れる。

鹿島が完封負けを喫した。JリーグDAZNニューイヤーカップ 宮崎ラウンドの第2戦で横浜FCと対戦すると、スコアレスで迎えた後半立ち上がりに先制ゴールを許す。ルーキーの小田や安部を含め、8名の交代枠を使い切った鹿島は、最後までゴールを奪うことができなかった。0-1と完封負けを喫し、ニューイヤーカップは1勝1敗となった。

1月22日から27日にかけてタイキャンプを実施し、31日からは宮崎でトレーニングを積んでいる鹿島。実戦を繰り返す中でコンディションと戦術理解度を高めていく試みを続け、2日にはニューイヤーカップの初戦で長崎と対戦した。石井監督が「特に前半は身体が重そうだった」と振り返る通り、まだ万全とは言えないものの、前後半に1点ずつを決めて2-0と快勝。新背番号9での初戦で先制ゴールを決めた鈴木、そしてレオ シルバからのスルーパスを受けて冷静にゴールネットを揺らした金崎と、“決めるべき人”が決めて大会初戦を白星で飾った。

勝利から一夜明けた3日、チームは2部練習を実施した。午前中はコンディション調整を目的とした負荷の軽いメニュー、そして午後には白熱のマッチアップが繰り返されたセットプレー練習や実戦形式のトレーニングを行い、集中力を高めていった。全体のメニューを終えた後も、シュートやクロスのトレーニングなど、それぞれが自らのレベルアップを期してボールを蹴る姿が見られた。タイキャンプと合わせて3試合を消化し、少しずつ開幕へ近づいていく中で、ポジション争いは日々激化している。石井監督は「宮崎での残り2試合を戦ってみて、どういうメンバーになるのか、少しずつ固まっていくと思う」と語った。

宮崎キャンプ5日目、長崎戦から中1日で迎える一戦。充実の選手層を誇るチームを率いる石井監督は「どういう組み合わせが良いのか、試合をやってみないと分からない部分がある。このような試合を通して選手を見極めていきたい」と語った。各選手が自身の状態を高める段階であると同時に、競争の場にも身を置いている。熾烈なポジション争いが、チームに刺激を与え続けている。

指揮官は2日前の長崎戦から、先発メンバーを7名変更。GKにクォン スンテ、最終ラインは右から伊東と昌子を起用した。町田と三竿雄斗、そしてボランチの一角に入る三竿健斗と前線の赤崎は2試合連続の先発入り。健斗のパートナーは小笠原、2列目には遠藤と田中が並んだ。そして赤崎と2トップを組むのは、新加入のペドロ ジュニオール。鹿島での初先発となった。またベンチには、GKの川俣、植田、レオ シルバ、久保田、レアンドロ、土居、金森、そしてJリーグ新人研修を終えて合流したばかりの小田と安部も名を連ねている。



曇り空の下、KIRISHIMAハイビスカス陸上競技場は穏やかな天候に恵まれた。今大会唯一の週末開催ということで、スタンドには数多くの観客が詰めかけた。メインスタンドだけでなく、ゴール裏にも背番号12の姿が。シーズンインを待ちわびたサポーターの熱い応援が、ピッチへと降り注がれた。

14時3分、キックオフのホイッスルが鳴り響いた。鹿島は開始早々の2分、遠藤が最終ラインの背後へ蹴り込んだフィードにペドロが反応。パスはつながらなかったものの、積極的に相手の裏を狙う姿勢を示した。5分にも、遠藤からのパスを赤崎がスルーし、ペドロが絡むという連動した攻撃を見せ、新戦力とのコンビネーションが熟成しつつあることを感じさせた。



立ち上がりから攻勢をかけ、セカンドボールを拾って横浜FCを押し込んでいった鹿島は10分、ペドロが右サイド深くからクロスを上げてチャンスを作り出したものの、合わせる選手がおらず、シュートまで持ち込めない。最初の決定機は12分、田中がペナルティーエリア左側からグラウンダーのシュートで枠を捉えたものの、相手GKに弾き出されてしまった。

最終ラインの背後を狙う意識を持ち続け、赤崎やペドロの飛び出しから攻勢をかける鹿島。19分には、結果的にこの試合最大のチャンスが生まれる。右サイドをオーバーラップした伊東のクロスに赤崎が反応し、完璧なタイミングでヘディングシュートを放つ。鮮やかな攻撃で得点が決まったかと思われたが、至近距離からの一撃は相手GKに阻まれてしまった。

20分以降は拮抗した展開となった。鹿島は横浜FCのセットプレーからピンチを迎える場面もあったが、スコアレスのまま試合は推移していく。初出場となったスンテは最後尾から日本語と英語を織り交ぜて指示を出し、安定したセービングを見せていた。前半は0-0で終了した。













石井監督はハーフタイムでスンテの交代を決定。移籍発表から約1週間、加入前には負傷を抱えていたという新守護神候補は、デビュー戦で45分間のプレータイムを与えられて完封を果たした。そして後半開始時から、川俣がピッチに立った。

均衡を破って主導権を握りたい鹿島だったが、後半開始早々に出鼻をくじかれてしまう。47分、左サイドを完全に崩されて深い位置からクロスを上げられると、中央でフリーになっていたイバにボレーシュートを決められた。







今季4試合目で、先制点を奪われたのは3回目。ビハインドを負った鹿島は反撃を期すが、なかなかシュートの形を作り出すことができない。53分、雄斗の左CKからファーサイドへ流れたボールに反応した健斗が放った右足ボレーは、ゴール前の相手DFにブロックされてしまった。





石井監督は62分、安部と金森をピッチに送り出して攻撃陣を入れ替え、活性化を図る。さらに68分にはレアンドロを右サイドハーフに、そして小田を左サイドバックに配した。左サイドで縦関係を形成することとなったルーキーコンビの安部と小田は、積極的な突破を繰り返してフレッシュな風を送り込んでいく。ミスをしても縦へ縦へと仕掛ける姿勢は、チームに新たな刺激を与えたに違いない。

0-1のまま、試合は終盤へ。石井監督は79分に土居と久保田を、82分にはレオ シルバをピッチに送り出して交代枠を使い切った。前線が金森と土居、2列目にレアンドロと安部、ボランチに久保田とレオが並び、新加入選手の多くが揃ってピッチに立つこととなった。

84分、安部が輝きを放つ。左サイドでボールを持つと、スピードを上げてドリブルでカットイン。そして次の瞬間、鮮やかなスルーパスを金森に通してみせた。わずかに飛び出しが早かったという判定でオフサイドになったが、大いなる可能性を感じさせたワンシーンだった。













鹿島は最後までゴールが遠く、同点に持ち込むことができなかった。試合は0-1で終了。ニューイヤーカップ第2戦は完封負けという結果に終わった。しかし試合後、石井監督は「自分たちからアクションを起こすという点では前回の試合よりも良かった」と、一定の評価を口にした。次戦は2日後、福岡との対戦となる。結果を受け止め、課題と向き合い、チームはトレーニングを続けていく。



【この試合のトピックス】
・クォン スンテが加入後初先発初出場を果たした。
・ペドロ ジュニオールが加入後初先発を果たした。


監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:石井 正忠


横浜FC:中田 仁司


[試合後]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
Q.試合を振り返って

A.負けてしまったが、自分たちからアクションを起こすという意味では前回の試合よりも良かったと思う。

Q.あと1試合が残っているが?

A.次の試合でも今日以上のパフォーマンスを出せるように、しっかりとやっていきたいと思う。

横浜FC:中田 仁司



選手コメント

[試合後]

【町田 浩樹】
後半はチームとして入り方が悪かった。耐えたかったし、失点したくなかった。引いた相手に一発でやられてしまった。相手の思うつぼだったと思う。

【昌子 源】
全体として、勝ちたいという姿勢があまり見られなかった。球際でほとんど負けていた。自分も含めて、非常に情けない試合だった。

【遠藤 康】
動きがバラバラになってしまった。でも、負けてはいけない試合だった。この試合を糧に、次は勝たないといけない。

【安部 裕葵】
他の選手が疲れている中で、自分のところで仕掛けないといけないと思っていた。相手がファウルで潰してきたところで、ワンタッチでマークを剥がすようなこともできないとダメだと思う。

http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/51950

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