日刊鹿島アントラーズニュース

Ads by Google

2017年3月1日水曜日

◆【ACL】鹿島、ロスタイム痛恨失点で敗戦!優磨PK外した(報知)




 ◆アジア・チャンピオンズリーグ 第1節 ▽1次リーグE組 ムアントン2―1鹿島(28日・スパチャラサイスタジアム)

 悲劇的な結末だった。1―1のまま後半ロスタイム表示の4分が経過しようとしていた。鹿島の左サイドを突破され、クロスを許す。GKクォン・スンテが横っ跳びではじいたが、ボールが転がった先はムアントンFWヒメネスの足元。最後は右足でゴール左を揺らされた。DF三竿雄は「もったいない試合だった」と悔やみ、MF永木は「最後も集中が切れたと思う」とぶぜんとした。

 1点を追う後半2分にFWペドロ・ジュニオールが右足でゴール右に突き刺した。今季神戸から移籍加入後、初得点。息を吹き返した鹿島は同38分にもPKの絶好機を迎えた。だが、FW鈴木のシュートはゴール左枠外へ。これで流れは暗転した。直後にMFレオ・シルバが足を痛め、動きが止まった。気温30度を超える暑さの中で石井正忠監督(50)は交代枠を1つ残す決断を下した結果、最後に鹿島が泣いた。

 Jリーグ勢として初黒星を喫し、1次リーグは1勝1敗。鈴木は「試合に負けたのは自分の責任なので次の試合で取り返す。自分のミスで負けるのは初めての経験。チームを救えるようにしたい」と歯を食いしばり、三竿雄も「まだ2試合しか終わっていない」と先を見据えた。

http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20170301-OHT1T50040.html

◆鹿島 痛恨の1敗…Jリーグ王者の貫録なし、ロスタイム悪夢(スポニチ)


ACL1次リーグ1次リーグE組  鹿島1―2ムアントン(2017年2月28日  スパチャラサイ)


 Jリーグ王者の貫禄はなかった。後半ロスタイムに痛恨の失点。鹿島は日本勢初黒星を喫し、E組の首位から陥落した。

 0―1の後半2分にMFレアンドロのクロスをFWペドロ・ジュニオールが右足で流し込んで同点にしたものの、同39分に途中出場のFW鈴木が自ら得たPKを外したことが土壇場で響いた。

 敗れた25日のJリーグ開幕・FC東京戦から先発6人を入れ替えたが、公式戦2連敗。石井監督は「残念な結果で終わったが、まだ2試合目。切り替えて次に向かいたい」と話した。 

http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2017/03/01/kiji/20170301s00002181018000c.html

◆PK失敗から暗転…鹿島、ロスタイム魔さかの失点で敗戦/ACL(サンスポ)


前半、ゴール前に攻め込む鹿島・レアンドロ。右はムアントン・青山=バンコク(共同)

 アジア・チャンピオンズリーグ1次リーグE組(28日、ムアントン2-1鹿島、バンコク)E組の鹿島はアウェーでムアントン(タイ)に1-2で敗れ、1勝1敗の勝ち点3となった。

 後半ロスタイムが尽きる寸前、無情のゴールが突き刺さった。自陣左を崩され、ノーマークの選手に蹴り込まれ失点。終盤の勝ち越し機で得たFW鈴木のPK失敗から暗転しての敗戦に「自分たちのつなぐサッカーができなかった」と石井監督は声を絞り出した。J1開幕戦(2月25日)ではFC東京に苦杯。先発6人を入れ替えたこの日も引きずるような敗戦で、昨季J1王者が早くも踏ん張りどころを迎えた。

後半40分過ぎのPKをゴール左に外した鹿島・FW鈴木
「申し訳ない。次の試合で必ず取り返す」

http://www.sanspo.com/soccer/news/20170301/jle17030105020003-n1.html

◆鹿島が敵地敗戦、まさかロスタイム弾浴びる ACL(ニッカン)




<ACL:ムアントン2-1鹿島>◇1次リーグE組◇28日◇バンコク

 昨季Jリーグ王者の鹿島アントラーズが、敵地でムアントン(タイ)に敗れた。これで鹿島は1勝1敗。

 鹿島はリーグ戦から中2日という厳しい日程の中、25日のJリーグ開幕戦から先発を6人入れ替えての戦いとなった。前半12分、ムアントンDFティーラトンに直接フリーキックを決められ、先制された。後半に入るとすぐさま反撃。2分にFWペドロ・ジュニオールが同点ゴールを決めた。鹿島は同38分、FW鈴木優磨がPKを獲得し大きなチャンスを得たが、鈴木がゴール左に外してしまい勝ち越し機を逃した。そして後半ロスタイム、FWシスコに劇的な決勝ゴールを食らい敗れた。

 鹿島の次戦は3月14日。ホームでブリスベン(オーストラリア)と対戦する。

 ACLは32チームが出場し、1次リーグは全8組で総当たり(ホームアンドアウェー)で実施。各組上位2チームが決勝トーナメント(T)に進む。決勝Tもホームアンドアウェー。優勝すればクラブW杯の出場権を得る。昨季優勝は全北(韓国)。

http://www.nikkansports.com/soccer/news/1785585.html

◆鹿島主力温存で敗戦 石井監督「切り替えて次に」(ニッカン)




<ACL:ムアントン2-1鹿島>◇1次リーグE組◇28日◇バンコク

 ACL初制覇を狙う鹿島アントラーズが、アウェーで昨季タイ王者ムアントンに1-2で敗れた。

 主将のMF小笠原満男(37)、エースFW金崎夢生(28)、DF西大伍(29)の主力は遠征に同行せず、J1開幕戦の東京戦(0●1)から先発6人を変更して臨んだ。

 気温34度の暑さと高い湿度の中で、試合序盤から不用意なファウルが続出。前半12分には、MF永木亮太(28)が、8月からJ1札幌移籍が決まっている「タイのメッシ」MFチャナティップへのファウルで与えたFKを、タイ代表主将のDFティーラトンに左足で決められ、先制を許した。

 後半2分にはFWペドロ・ジュニオール(30)の移籍後初ゴールで同点に追いついたが、後半39分に途中出場のFW鈴木優磨(20)が、みずから奪ったPKをゴール左に外す、痛恨のミス。ロスタイム5分に相手の元スペイン代表FWシスコに決勝弾を決められた。

 ムアントンの本拠が米ロックバンド「ガンズ・アンド・ローゼズ」のコンサートで使用できなく、首都バンコクのスパチャラサイ国立競技場で開催されるなど“プラス要素”もあったが、勝ち点1すら持ち帰ることは出来なかった。

 石井正忠監督(50)は「前半はロングボールが多くなり、自分たちのつなぐサッカーができなかった。残念な結果で終わったが、まだ2試合目。切り替えて次に向かいたい」。勝ち点3でE組2位に後退したが、3月14日にホームで行うブリスベン(オーストラリア)との第3戦に巻き返しを誓った。

 同1日には帰国し、移動を含む中3日でJ1第2節甲府戦(4日、中銀スタ)に臨む。

http://www.nikkansports.com/soccer/news/1785605.html

◆鹿島、ムアントンに1-2で敗戦…石井監督「つなぐサッカーできなかった」/ACL(サンスポ)


 アジア・チャンピオンズリーグ1次リーグE組(28日、ムアントン2-1鹿島、バンコク)E組の鹿島はアウェーでムアントン(タイ)に1-2で敗れ、1勝1敗の勝ち点3となった。ムアントンが同4で首位。

 鹿島は0-1の後半にペドロジュニオールのゴールで追い付いたが、試合終了間際に失点した。

 F組の上海上港(中国)はウェスタンシドニー(オーストラリア)を5-1で下し2連勝。E組の蔚山(韓国)はブリスベン(オーストラリア)に6-0で完勝した。

 3月1日はG組の川崎がイースタン(香港)と、H組のG大阪が済州(韓国)と顔を合わせる。

鹿島・石井監督
「前半はロングボールが多くなり、自分たちのつなぐサッカーができなかった。残念な結果で終わったが、まだ2試合目。切り替えて次に向かいたい」

ムアントン・スリパン監督
「勝ち点3を取れて興奮している。鹿島はとても強いチーム。選手たちは本当によくやってくれた」

http://www.sanspo.com/soccer/news/20170228/jle17022823570017-n1.html

◆鈴木優磨が痛恨のPK失敗…鹿島は敵地で“タイのメッシ”擁するムアントンにACL初勝利を献上(ゲキサカ)




[2.28 ACLグループリーグ第2節 ムアントン・U2-1鹿島 バンコク]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は28日、グループリーグ第2節を行い、E組の鹿島アントラーズは敵地でムアントン・ユナイテッド(タイ)と対戦し、1-2で敗れた。25日のJ1開幕節・FC東京戦(0-1)に続く公式戦2連敗。ACLはこれで1勝1敗の勝ち点3となり、首位の座もムアントンに明け渡した。

 鹿島はFC東京戦からFWペドロ・ジュニオール、MFレオ・シルバ、DF昌子源、DF植田直通、GKクォン・スンテを除く先発6人を入れ替えた。FW金崎夢生、MF小笠原満男、DF西大伍がメンバー外で、MF遠藤康、MF土居聖真、DF山本脩斗もベンチスタート。MF中村充孝、MFレアンドロ、MF永木亮太、DF伊東幸敏が21日のACL蔚山現代戦(2-0)以来、公式戦2試合ぶりに先発したほか、FW赤崎秀平が今季公式戦初出場初先発を飾り、DF三竿雄斗も18日の富士ゼロックススーパー杯・浦和戦(3-2)以来の先発となった。

 一方のムアントンは元清水のDF青山直晃がスタメンに名を連ね、今年7月から札幌に加入することが内定している“タイのメッシ”ことMFチャナティップも先発した。すると前半11分、ドリブルで仕掛けたチャナティップがPA手前で永木に倒され、FKを獲得。ゴール正面の位置からタイ代表の左SBティーラトン・ブンマタンが左足で狙うと、ゴール左隅に鮮やかな直接FKを流し込み、先制点を奪った。

 1点を追う展開となった鹿島は前半18分、三竿雄の左CKをニアでそらし、ファーサイドのレアンドロが胸トラップから右足で狙ったが、GKにキャッチされる。同24分には再びピンチ。PA内でラストパスを受けたFWシスコ・ヒメネスがシュートを打つと、三竿雄に当たってこぼれたボールをFWモンコル・トサクライが狙ったが、今度は昌子が体を張ってブロックした。

 我慢の時間が続く鹿島は前半44分にようやく決定機をつくる。カウンターからペドロ・ジュニオール、レアンドロとつなぎ、スルーパスに抜け出した赤崎がPA内右から右足でシュートを打ったが、至近距離でGKがストップ。同点ゴールとはならず、前半を1点ビハインドで折り返した。

 それでも後半開始早々に試合を振り出しに戻した。後半立ち上がりの2分、レアンドロが右サイドからアーリークロスを放り込むと、ペドロ・ジュニオールのシュートは一度はミートしなかったが、ゴール前にこぼれたボールを自ら右足で押し込んだ。

 今季神戸から完全移籍で加入したペドロ・ジュニオールは待望の移籍後公式戦初ゴール。1-1の同点に追いつくと、一気に逆転を目指して攻勢を強める。しかし、後半16分のレアンドロのミドルシュートはクロスバーを越え、同18分のペドロ・ジュニオールのシュートもDFがブロック。同29分には交代カードを切り、赤崎、中村を下げてFW鈴木優磨と遠藤をピッチに送り込んだ。

 すると後半36分、右サイドへのロングフィードを伊東が頭でゴール前に落とし、PA内に走り込んだ鈴木が後方からアディソン・プロムラックに倒された。PK獲得。逆転へ絶好のチャンスをつかんだが、自らキッカーを務めた鈴木はフェイントでGKのタイミングを外すも、シュートはゴール左へ。痛恨のPK失敗で勝ち越しならず。逆に後半アディショナルタイム、ムアントンはPA内右深い位置からDFトリスタン・ドゥがクロスを送ると、クォン・スンテが弾いたボールをヒメネスが左足で押し込み、劇的な決勝点を奪った。

 2-1でJリーグ王者を破ったムアントンは、13年大会に続く2度目のACL挑戦で記念すべき初勝利。1勝1分の勝ち点4に伸ばし、E組首位に立った。一方の鹿島はアウェーで痛い敗戦。1勝1敗の勝ち点3のまま、順位も2位に後退した。

http://web.gekisaka.jp/news/detail/?210500-210500-fl

◆鹿島、ACL連勝はならず…試合終了直前の失点でムアントンに惜敗(サッカーキング)


 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)・グループステージ第2節が28日に行われ、ムアントン・ユナイテッド(タイ)と鹿島アントラーズが対戦した。

 第1節では蔚山現代(韓国)に2-0と勝利を収め、初のアジア制覇へ白星スタートを切った鹿島。だが、25日に行われた2017明治安田生命J1リーグ開幕節ではFC東京に0-1と敗戦を喫した。そこから中2日と厳しい日程で迎える今回の一戦だが、なんとか勝ち点3を持ち帰りたい。先発にはMF永木亮太やMFレオ・シルバ、FWペドロ・ジュニオールらが起用された。

 先制したのはホームのムアントン・ユナイテッドだった。12分、ペナルティエリア手前中央でFKを獲得すると、キッカーのティーラトン・ブンマタンが左足で直接狙う。これがゴール左隅に決まった。

 反撃に出たい鹿島だったが、なかなか決定的なチャンスを作り出すことができず、前半はこのままムアントン・ユナイテッドの1点リードで折り返す。

 後半立ち上がりの47分、鹿島は右サイドから速攻を仕掛けると、レアンドロがアーリークロスを供給。ゴール前に走り込んだペドロ・ジュニオールが右足ダイレクトで狙うと、ここはうまくミートすることができなかったが、前方へこぼれたボールを自ら押し込み、同点ゴールとなった。

 逆転を狙う鹿島は63分、エリア内左に抜け出したペドロ・ジュニオールがカットインから右足で狙ったが、このシュートはDFにブロックされた。74分には赤崎秀平と中村充孝を下げ、鈴木優磨と遠藤康をピッチへ送り出す。

 84分、鹿島は鈴木がエリア内で倒されてPKを獲得。しかし、自らキッカーを務めた鈴木のシュートは枠の左へ外れてしまい、逆転のチャンスを逃した。すると後半アディショナルタイム5分、ムアントン・ユナイテッドは右サイドからの折り返しをシスコ・ヒメネスが押し込み、土壇場で勝ち越しに成功した。試合はこのまま2-1で終了し、ムアントン・ユナイテッドが勝利を収めた。

 次節、ムアントン・ユナイテッドは3月14日に敵地で蔚山現代と、鹿島は同日にホームでブリスベン・ロアー(オーストラリア)と対戦する。

【スコア】
ムアントン・ユナイテッド 2-1 鹿島

【得点者】
1-0 12分 ティーラトン・ブンマタン(ムアントン)
1-1 47分 ペドロ・ジュニオール(鹿島)
2-1 90+5分 シスコ・ヒメネス(ムアントン)

https://www.soccer-king.jp/news/japan/acl/20170228/557279.html?cx_cat=page1

◆AFCチャンピオンズリーグ2017 グループステージ 第2節(オフィシャル)


ACL第2節 vsムアントン・ユナイテッド

後半ATに痛恨の失点。鹿島、ムアントンに競り負けて公式戦2連敗。

鹿島がタイでの一戦で痛恨の黒星を喫した。AFCチャンピオンズリーグ グループステージ第2節でムアントン・ユナイテッドと激突すると、後半開始早々にペドロが鹿島での公式戦初ゴールを決めて1-1と同点に追い付いたものの、終了間際に勝ち越しゴールを許して1-2と敗れた。

鹿島は3日前、FC東京とのJ1開幕戦で0-1と完封負けを喫した。リーグ連覇を目指す道のりは、聖地での黒星という悔しい結果での幕開けとなった。それでも、ピッチを引き揚げる選手たちの背中には、大きなチームコールが降り注がれた。下を向く時間はない。次なる戦いへ、チームは敗戦の翌朝に鹿嶋を出発。タイ遠征へと向かった。

中2日で迎えるタイでのアウェイゲーム。到着直後、選手たちはさっそくグラウンドでトレーニングを行った。1月に実施したタイキャンプの経験を活かしながら、コンディションを急ピッチで整えていく。試合会場のスパチャラサイ国立スタジアムで行った前日練習を経て、昌子は「勝って帰りたい。この日程を乗り越えないとチームは強くならない」と、強い決意を言葉に託した。





今月18日の浦和戦から、11日で4試合目となった。石井監督が指名した先発メンバー11人は今回も大幅な変更が加えられた。FC東京戦から入れ替わったのは半数以上の6選手。両サイドバックの伊東と三竿雄斗、ボランチの永木、2列目の中村とレアンドロ、そして前線の一角には、今季の公式戦初先発となる赤崎が名を連ねた。GKはスンテ、センターバックは植田と昌子のペア、永木のパートナーはレオ シルバ、そして前線では赤崎とともにペドロがゴールを狙う。ベンチ入りメンバーは、GKの曽ケ端、町田、山本、土居、三竿健斗、遠藤、鈴木が並んだ。



現地時間19時30分、夜空に覆われても暑さの残るスパチャラサイ国立スタジアムで、キックオフのホイッスルが鳴り響いた。鹿島は現地まで駆け付けた背番号12が叫び続けるチャントとともに、ムアントンのゴールを目指す。しかし、立ち上がりから攻勢をかける相手に対して受けに回る場面が目立ち、パスミスも頻発してリズムを掴めない。両サイドにパスを通してシンプルな攻撃を仕掛けてくるムアントンが、鹿島ゴールへ迫る場面が増えていった。



そして12分、この日最初のスコアを刻んだのはムアントンだった。右サイドからドリブル突破を許し、ペナルティーエリア手前でタックルを仕掛けた永木がファウル。危険な位置でFKを与えると、ティーラトンに左足シュートを直接決められてしまった。注意していたセットプレーからゴールネットを揺らされ、アウェイでビハインドを負う展開となった。





鹿島はなおも劣勢を強いられ、前線でなかなか起点を作れない。15分にはミドルシュートでゴールを脅かされる。スンテは一度は弾いたものの、こぼれ球に反応してしっかりとキャッチした。

最初のチャンスは18分、左CKからファーサイドへ流れたボールにレアンドロが反応し、胸トラップから右足シュート。枠を捉えたものの、相手GKにキャッチされた。20分以降は伊東が何度も右サイドのスペースへオーバーラップを敢行し、クロスを上げてチャンスを作り出す。しかし、決定機を迎えるには至らなかった。24分にはペナルティーエリア内でポストプレーを許し、至近距離からシュートを打たれてピンチを迎えたものの、昌子が渾身のブロックを見せてチームを救った。

















0-1のまま、前半は残り5分を切った。鹿島は42分、レアンドロが敵陣右サイドからドリブルで持ち込み、ペナルティーエリア手前から右前方の赤崎へパスを通す。レアンドロは赤崎からのリターンを受ける形でクロスに飛び込んだものの、わずかに合わなかった。惜しいチャンスを作り出した鹿島は直後の43分、中央突破から赤崎がペナルティーエリア内でチャンスを迎える。シュートは相手GKに弾かれ、こぼれ球に詰めて再び左足で狙った。至近距離から同点ゴールを決める絶好機となったが、サイドネットへ逸れてしまった。0-1。前半は1点ビハインドで終了した。







同点、そして逆転を目指して迎えた後半。歓喜の時はすぐに訪れた。46分、右サイドでボールを持ったレアンドロがピンポイントのクロスを上げると、走り込んだペドロが一度では合わせられなかったが、そのこぼれ球を豪快に蹴り込んでゴールネットを揺らした。1-1。ペドロが鹿島での公式戦初ゴールを決め、同点に追い付いた。





勢いに乗る鹿島は48分、左サイドをオーバーラップした雄斗がペナルティーエリア左角から強烈なシュート。枠を捉えた一撃は、相手GKに阻まれた。53分にはレオがペナルティーエリア左手前からのFKを直接狙ったが、枠を越えてしまった。



60分以降はスペースが空き始め、互いにゴール前へ迫る、オープンな展開となっていった。鹿島は両サイドからの攻撃で突破口を見出したが、カウンターを受ける場面も増えていった。昌子が冷静かつ力強いマッチアップでボールを奪い、レオや永木も対人の強さを見せてピンチの芽を摘もうと腐心していた。



勝負の残り15分を目前に、石井監督は2選手の交代を決断。74分、赤崎と中村に代えて遠藤と鈴木をピッチへ送り出した。右サイドハーフに入った遠藤は出場直後に強烈なシュートを放つなど、持ち前のキープ力と左足のキックで存在感を示した。



そして82分、逆転ゴールの決定機が訪れる。フィードに反応した伊東が頭で落としたところに、走り込んだ鈴木が反応。ペナルティーエリア内で相手に倒され、PKを獲得する。ボールを手にして離さない背番号9がスポットへ向かい、歓喜の瞬間が訪れるはずだった。しかし、助走でワンフェイクを入れてから放たれた右足シュートは、わずかに枠の左へと逸れてしまった。スコアは1-1のまま。鹿島は逆転の絶好機を活かすことができなかった。



下を向くことなく、選手たちはムアントンゴールを目指した。4分と表示されたアディショナルタイム、逆転を狙って必死に攻勢をかけた。しかし、落とし穴が待っていた。自陣左サイド深くまで突破され、シュート性のクロスを上げられると、最後はファーサイドのシスコに押し込まれてしまった。終了間際、痛恨の失点。反撃に残された時間はなく、1-2で試合終了を迎えた。鹿島がタイの地で黒星を喫した。



ACLは2試合を終え、1勝1敗。グループEの首位を明け渡すこととなった。鹿島の次戦は3月4日、J2第2節で甲府と対戦する。明日、タイから帰国するチームは、中3日で迎えるアウェイゲームに向けて準備を進めていく。遠征先で勝ち点を掴むことができず、不甲斐なさと悔しさを胸に抱えて帰路につくこととなった。公式戦2連敗という結果をしっかりと受け止め、再び立ち上がらなくてはいけない。

【この試合のトピックス】
・今大会初黒星、公式戦2連敗を喫した。
・ペドロが鹿島加入後公式戦初となるゴールを決めた。

監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:石井 正忠


ムアントン・ユナイテッド:Totchtawan Sripan


[試合後]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
今日の試合はアウェイでの一戦だったが、勝ち点3を取りに行くつもりで選手たちをピッチに送り出した。残念な結果に終わったが、グループステージはまだ2試合なので、切り替えて次に向かいたい。今日は日本からタイまでサポーターの方々が応援に来てくれたし、テレビの前でも多くの方がこの試合に注目してくれたと思う。その人たちのためにも勝ちたかったが、非常に残念に思う。

Q.ムアントンの中で印象に残った選手は?

A.一番印象に残った選手が誰かというよりも、非常に攻撃的なチームだった。カウンターの勢いが非常にあって、引いた時にもブロックを作って、堅い守備をしてきた印象だった。

Q.18番のチャナティップが夏から日本でプレーすることが決まっているが?

A.テクニックがあって身体のキレがある選手という印象だった。

Q.試合全体はプランどおりに進めたという感覚だったのか、苦戦したという手応えだったのか

A.前半はかなり、ロングボールが多くなってしまった。パスをしっかりとつなぐ自分たちのサッカーができなかった。自分たちからそのようなサッカーを選択してしまった。プラン通りではなかったということ。後半はある程度修正できて、パスをつないで崩す形もチャンスも多くできていたとは思うが、全体として、プラン通りに試合を進めることはできなかった。

Q.なかなかパスをつなげなかったと言っていたが、中盤が間延びしたのは疲労や暑さの影響か?消耗が激しい戦いが続いていると思うが、チーム状態は?

A.プレー環境に適応しないとグループステージ突破や優勝を狙えない。自分たちのミスだったと思う。昨季に成果を上げたことによっていろいろな大会に出場していて、タイトなスケジュールで強豪と対戦している。そこを勝ち抜いていかないと上には行けない。選手たちのコンディションを見て、メンバーをやりくりしながら結果を残したい。

ムアントン・ユナイテッド:Totchtawan Sripan



選手コメント

[試合後]

【永木 亮太】
前半、相手の勢いに負けてしまった。セカンドボールを拾えず、距離感が悪くペースを握られた。後半の戦いを前半からやらないといけない。非常に残念。FKを与えたファウルも余計だった。反省しないといけない。後半、チャンスがあって点を取れないと、あのような展開になる。

【三竿 雄斗】
後半、すぐに追いつけたし、最悪、引き分けで終わらないといけなかった。もったいない試合だった。タイ遠征で慣れていたはずだが、難しかった。後半、相手の足は止まったし、走力なら自分たちは負けない自信があった。最後の精度を上げていかないといけない。まだ2試合しか終わってない。残り4試合あると話をした。切り替えたい。

【鈴木 優磨】
試合に負けたのは自分の責任なので、次の試合で取り返す。自分のミスで負けるのは初めての経験。チームを救えるようにしたい。

http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/52078

Ads by Google

日刊鹿島

過去の記事