日刊鹿島アントラーズニュース

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2017年3月5日日曜日

◆「ごっつぁんゴールかも知れないけど…」 浦和FW興梠が“そこ”にいる理由(ゲキサカ)




[3.4 J1第2節 浦和3-1C大阪 埼玉]

 主導権を握った前半。浦和レッズはきっちりと2点を奪い、試合の流れを完全につかんだ。そして、その2得点に絡んだのがFW興梠慎三だった。

 まずは前半22分、最終ラインのDF遠藤航がボールを持つと、「航からのパスコースがあって、ボールが出てくると思った」と遠藤からパスを呼び込む。そして、「同じラインに武藤(雄樹)がいるのが分かった」とスルーを選択すると、後方にポジションを取っていた武藤がボールを受けて相手マーカーを振り切り、右足のシュートでネットを揺らした。

 さらに前半37分には高い位置でボールを奪った武藤がPA内のFWラファエル・シルバにパスを通すと、興梠はファーサイドにポジションを取る。「ラファはシュートがうまいので、GKが弾くのを狙っていた」。R・シルバのシュートはGK丹野研太に弾かれるも、興梠がきっちりと押し込んでリードを2点差に広げた。

「ごっつぁんゴールかも知れないし、ただ詰めただけかも知れない。けど、DFとの駆け引きもあったし、そこを狙うのがFWだと思う」

 ACLでは2連勝を収めながらも、ゼロックス杯鹿島戦(●2-3)、J1開幕節横浜FM戦(●2-3)を落としていたこともあり、「ACLで良い試合をしてもJリーグで結果がでなくてもどかしかった」と語る。3-1で勝利を収めて今季リーグ初白星を獲得して白い歯を見せつつも、「ACLとJリーグ、両方のタイトルを獲るためにキャンプからやってきている。これからです」と気を引き締め直した。

(取材・文 折戸岳彦)

http://web.gekisaka.jp/news/detail/?210708-210708-fl

◆大迫の渾身ヘッドはノイアーがビッグセーブ…首位バイエルンに3失点完敗(ゲキサカ)




[3.4 ブンデスリーガ第23節 ケルン0-3バイエルン]

 ブンデスリーガは4日、第23節2日目を行い、FW大迫勇也の所属するケルンはホームで首位バイエルンと対戦し、0-3で敗れた。大迫は2トップの一角で先発し、フル出場したが、2試合連続ゴールはならず。チームも連敗で4試合勝ちなし(1分3敗)となった。

 ケルンは前半18分、右サイドからのアーリークロスに大迫が走り込み、フリーでヘディングシュートを放つが、GKマヌエル・ノイアーが左手1本でビッグセーブ。チャンスを逃すと、バイエルンは同25分に左CKのショートコーナーからMFダグラス・コスタの左クロスがファーサイドに抜けたボールをMFアルトゥーロ・ビダルがもう一度折り返し、DFハビ・マルティネスが右足で押し込んだ。

 1点リードで折り返したバイエルンは後半3分、MFトーマス・ミュラーのスルーパスからDFファン・ベルナトが今季初ゴールとなる追加点。2-0とリードを広げ、危なげない試合運びで時計を進めた。後半45分には左サイド深い位置に走り込んだベルナトのマイナスのクロスを途中出場のMFフランク・リベリが左足で蹴り込み、3-0。2連勝で勝ち点を56に伸ばし、2位ライプツィヒとの勝ち点差を「7」に広げている。

http://web.gekisaka.jp/news/detail/?210752-210752-fl

◆【鹿島】ペドロジュニオール、ユニホーム到着せず「17」をテープで「1」隠しプレー(報知)




 ◆明治安田生命J1リーグ 第2節 甲府0―1鹿島(4日・山梨中銀スタジアム)

 昨季王者の鹿島が敵地の甲府戦でドタバタ劇のすえに今季初勝利を飾った。FWペドロ・ジュニオール(30)のユニホームが到着せず、スタッフが急きょ取り寄せ。後半ロスタイムにはPKをGKクォン・スンテ(32)が止めて1―0で逃げ切った。

 鹿島の新守護神がピンチを救った。1点リードの後半ロスタイム2分、DF山本がPKを献上。ACL・ムアントン戦(2月28日)に続きロスタイムの失点を覚悟する中、全北現代(韓国)から新加入したGKクォン・スンテが右に跳んでシュートを防いだ。「前の試合のことを思い出した。だからこそ絶対止めてやろうと思った。この勝利でチームの一員になれたかな」。今季1勝。笑顔で駆け寄ってきた同僚を、スンテはそれ以上の笑顔で迎え入れた。

 試合前には不穏な空気が流れた。通常は登録全選手のユニホームを持ってくるが、スタッフがFWペドロ・ジュニオールの7番だけクラブハウスに忘れてきたことが発覚した。この日着用した白は一般販売されていない第3ユニホームのため、来場したサポーターからも借りられない。急きょ埼玉県内にある取引先の工場に発注、配達を依頼。それでも試合開始には間に合わず、ペドロ・ジュニオールはベンチ外だったブエノの17番の「1」を隠した応急処置の7番でピッチに立った。クラブ関係者も「聞いたことがない」という非常事態だった。

 試合でも苦戦が続いた。甲府の人数をかけた守備にゴールをこじ開けられず、連係面のミスも目立った。15日間で5試合目。「連戦の中で勝ってこそ本当に強いチーム」(DF伊東)という気持ちはあったが、我慢の時間が続いた。後半開始から届けられた正規の7番をつけたペドロ・ジュニオールもマークに苦しめられる中、同18分にMFレオ・シルバがミドルでゴールをこじ開けた。

 試合後、DF昌子は「誰かが1つのミスをしても他の誰かがカバーする。それがチーム」と言った。ユニホーム忘れのことを指して語った言葉ではないが、人事異動で新しく用具係になったスタッフも勝利で救われた。ペドロ・ジュニオールは試合後「OK、OK」と笑顔でスタジアムを去った。(内田 知宏)

 ◆サッカーでのユニホーム忘れ

 ▽サポーターから拝借 95年4月1日のJリーグ第5節・広島対横浜F戦(熊本)。広島は紫のユニホームを着用する予定だったが、間違えて白のセカンドユニホームが会場に到着。サポーターが着ていたレプリカ版を14枚借り、布テープで背番号をつけ=写真=てプレーした。

 ▽露店で購入 13年のコロンビア1部サンタフェ対ボヤカ・チコ戦。アウェー用ユニホームを忘れたサンタフェの選手は練習着に背番号をテープで貼って試合開始。試合中に関係者がスタジアム外の露店でレプリカ版(1枚約620円)を購入し、選手名と背番号をペンで書き込み、途中から着用。

 ▽背中にカエル 15年トゥーロン国際のU―23コスタリカ代表対U―21オランダ代表戦。ホテルにユニホームを忘れたコスタリカはスタッフがホテルに取りに戻るも間に合わず、前半は背番号の部分にカエルの絵が入った練習着でプレー。後半開始までに本来のユニホームが到着した。

http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20170305-OHT1T50030.html

◆鹿島ペドロ、背番「17」の「1」消したユニ着用(ニッカン)




<明治安田生命J1:甲府0-1鹿島>◇第2節◇4日◇中銀スタ

 鹿島アントラーズのFWペドロ・ジュニオール(30)が自身の背番号「7」ではないユニホームを着用してプレーするハプニングが起きた。

 試合は白のサードユニホームを使用したが、荷物の手違いによりベンチ外だったDFブエノ(21)の「17」の「1」の部分に白いテープを貼って「7」に変更して対処した。後半開始前には、無事に本来のユニホームが届き、後半18分には、MFレオ・シルバ(31)の決勝点の起点となる活躍も見せるなど、2トップの一角として存在感を示した。試合前にマッチコミッショナーに報告し、許可を得た対応策だった。

http://www.nikkansports.com/soccer/news/1787688.html

◆決勝ゴールで勝利に貢献した鹿島MFレオ・シルバ「イメージどおり」(サッカーキング)


レオ・シルバ

 2017明治安田生命J1リーグ第2節が4日に行われ、ヴァンフォーレ甲府と鹿島アントラーズが対戦した。

 金崎夢生や遠藤康を中心に攻勢を仕掛ける鹿島は前半、何度もチャンスを作ったが得点には至らず。一方の甲府は押し込まれる展開が続く中、徐々に巻き返しを図っていった。しかし63分、レオ・シルバが鋭いミドルシュートを決めると、試合はそのまま終了し、鹿島が甲府に1-0の完封勝利を収めた。

 試合後、決勝ゴールを挙げたレオ・シルバがインタビューに応じている。

 得点場面を振り返った同選手は、「左サイドから中へ入ってくる状況で、金崎からのボールをイメージどおりにトラップできた。決めることができてうれしい」と語り、先制ゴールを喜んだ。

 また、同選手は勝利について「鹿島は常に勝利を目指しているので、勝てたのは良かった。次戦に向けて準備したい」とコメント。今季初白星に安堵の様子を見せている。

https://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20170304/558729.html?cx_cat=page2

◆今季初勝利を飾った鹿島の石井監督「後半は理想的な内容だった」(サッカーキング)




 2017明治安田生命J1リーグ第2節が4日に行われ、ヴァンフォーレ甲府と鹿島アントラーズが対戦した。

 金崎夢生や遠藤康を中心に攻勢を仕掛ける鹿島は前半、何度もチャンスを作ったが得点には至らず。一方の甲府は押し込まれる展開が続く中、徐々に巻き返しを図っていった。しかし63分、レオ・シルバが鋭いミドルシュートを決めると、試合はそのまま終了し、鹿島が甲府に1-0の完封勝利を収めた。

 試合後、鹿島の石井正忠監督がインタビューに応じている。

 同監督は試合を振り返り、「最後のPKは(クォン)スンテが止めてくれたけど、後半は理想的な内容だった。前半からそういう試合をしなければならない」と語った。

 さらに、同監督は「自分たちでボールを動かすことができた。ただ、ミスでボールを奪われるケースもあった」と続け、改善点を述べている。

https://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20170304/558785.html?cx_cat=page1

◆鹿島リーグ初星!新戦力シルバ先制&GKクォン好守(ニッカン)




<明治安田生命J1:甲府0-1鹿島>◇第2節◇4日◇中銀スタ

 鹿島アントラーズが新加入2人による攻守の殊勲で、今季リーグ戦初勝利をつかんだ。

 0-0で迎えた後半18分、新潟から移籍したMFレオ・シルバ(31)が移籍後初ゴールで先制した。左サイドでボールを受けたFWペドロ・ジュニオールからFW金崎夢生(28)へとつなぎ、中央でレオ・シルバが右足を振り抜いた。シュートはゴール左隅に突き刺ささった。

 勝利目前の後半ロスタイムには全北(韓国)から加入したGKクォン・スンテ(32)がみせた。ヴァンフォーレ甲府FWウイルソン(31)が蹴ったPKを見事に止めて、同点の危機を救った。先月28日のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)第2戦ムアントン(タイ)戦も後半ロスタイムに失点して敗れているだけに、新守護神は「ACLも負けてしまった中で、PKを止めないといけないと思った。本当に勝てて良かった」。相手が強いシュートが持ち味だと試合の中で察知し、自分の右側に蹴ってくることを予測していた。

 エース金崎は「大きかったね。良かった」と2試合連続ロスタイム被弾を防いだ仲間に感謝した。DF昌子源(24)も「今日は、もう負けたくないという気持ちが一番強かった。ヒヤヒヤして、やってもうたと思ったけれど、内容がどんなに悪くても勝てばいい」。先月25日のJリーグ開幕ホーム東京戦(0●1)から連敗していただけに、公式戦3戦ぶり勝利に安堵(あんど)の表情を浮かべていた。【鎌田直秀】

http://www.nikkansports.com/soccer/news/1787621.html

◆王者・鹿島、今季初勝利!レオシルバが右足で決勝弾(サンスポ)


後半、先制ゴールを決め遠藤(左)と喜ぶ鹿島・レオシルバ=中銀スタ

 明治安田J1第2節第1日(4日、甲府0-1鹿島、中銀ス)J1王者・鹿島が新戦力の活躍で今季初勝利。FWペドロジュニオールの「7番」のユニホームをスタッフが忘れ、DFブエノの「17番」のユニホームを着用。「1」の部分をマスキングテープで隠しプレーした。試合は後半18分にMFレオシルバが右足で決勝弾。ロスタイムにはGK権純泰が相手のPKを阻止。試合後にGKグローブをサポーターに放り投げ「これからも勝ち続け、グローブをプレゼントし続けたい」と話した。

http://www.sanspo.com/soccer/news/20170305/jle17030505010007-n1.html

◆鹿島新GK“スン様”初勝利もぎ取るPKストップ(ニッカン)




<明治安田生命J1:甲府0-1鹿島>◇第2節◇4日◇中銀スタ

 鹿島アントラーズの“スン様”が、リーグ戦初勝利を呼び込んだ。1-0で迎えた後半ロスタイム、今季新加入の韓国人GKクォン・スンテ(32)が、ヴァンフォーレ甲府FWウイルソンのPKを止めた。「90分見た中で強いシュートを持っていると思った。(自分の)右に来ると考えていました。本当に良かった」。読み通りに両手でセーブし、こぼれ球も左足で蹴り出して同点の危機を救った。

 先月25日のJ1開幕ホーム東京戦は自身のパンチングが味方のクリアミスを招き、オウンゴールで負けた。同28日のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の敵地ムアントン(タイ)戦では後半終了間際に勝ち越し弾を決められた。「その試合を思い出したので、絶対に止めてやろうと思った」。2戦連続ロスタイム被弾を防いだ。

 昨季は全北(韓国)でACLを制覇し、新天地でのさらなる飛躍を望んだ。昨年のJチャンピオンシップ制覇やクラブW杯準優勝でMVP級の活躍だったGK曽ケ端から定位置を奪った。「ソガさんはチームのレジェンド。その人に負けないように競争しながら頑張りたい」。新守護神は「アリガトウゴザイマス。オツカレサマデス」と、日本語も上達してきた。【鎌田直秀】

http://www.nikkansports.com/soccer/news/1787764.html

◆終了間際にPK献上も韓国人守護神が救った!!鹿島、甲府に辛勝もリーグ初勝利(ゲキサカ)




[3.4 J1第2節 甲府0-1鹿島 中銀スタ]

 4日に行ったJ1第2節で鹿島アントラーズが敵地でヴァンフォーレ甲府を1-0で下した。開幕戦を落としていた鹿島は今季初勝利。甲府は1分1敗となった。

 ACLを戦いながらの序盤戦。ACLを戦うクラブは過密日程との戦いにもなる。昨季王者の鹿島もターンオーバー制を採用しながら戦っているが、2月25日のJ1開幕戦、同28日のACLムアントン・U戦を続けて落とすなど、早くも苦しい戦いを強いられている。そんな中で迎えた敵地での甲府戦。連敗を止め、再始動のきっかけをつかみたい試合だった。

 序盤から鹿島はFW金崎夢生やFWペドロ・ジュニオールといった強力攻撃陣が甲府ゴールに迫るが、ゴール前の精度に欠き、得点を奪うことができない。

 しかしスコアレスで折り返した後半18分、左サイドからの崩しを見せると、金崎が中央に横パスを出す。バウンドしたボールでコントロールが難しかったが、MFレオ・シルバがうまくバウンドを合わせてボレーシュート。今季移籍組の目玉とも言える助っ人MFの移籍後初ゴールで、鹿島が均衡を破った。

 そのまま試合を終えるかと思われたが、終了間際、鹿島に試練が訪れる。後半アディショナルタイムに入ってすぐに甲府にエリア内への侵入を許すと、MF道渕諒平の突破をDF山本脩斗がファウルで止めてしまう。この日最大のピンチが最終盤にやってきた。

 しかしここで今季より鹿島の守護神となった韓国人GKクォン・スンテがさすがのプレーを見せる。FWウイルソンが左に蹴ったPKを横っ飛びでストップ。昨季は全北現代でACLを制し、3年連続Kリーグベストイレブンを獲得した実力をいかんなく発揮し、鹿島にリーグ初勝利をもたらした。

http://web.gekisaka.jp/news/detail/?210691-210691-fl

◆鹿島GKクォン・スンテ、後半ATに渾身のPKストップ「絶対に止めてやろうと」(サッカーキング)


クォン・スンテ

 2017明治安田生命J1リーグ第2節が4日に行われ、ヴァンフォーレ甲府と鹿島アントラーズが対戦。敵地に乗り込んだ鹿島が1-0と完封勝利を収め、今季のリーグ戦初勝利を飾った。

 後半アディショナルタイム、甲府がPKを獲得。同点に追い付く絶好機を迎えたが、ブラジル人FWウイルソンのシュートを鹿島の韓国代表GKクォン・スンテが弾き出し、こぼれ球も足で蹴り出して絶体絶命のピンチを逃れた。

 勝利の立役者となったクォン・スンテが試合後、勝利を振り返ってコメントした。鹿島の公式HPがコメントを伝えている。

 クォン・スンテは「本当に勝てて良かった」と安堵の第一声。「ウイルソン選手のプレースタイルやパフォーマンスを90分間見て、飛ぶ方向を決めた。いろいろな駆け引きをしていたし、PKを蹴るまでに相手を混乱させるようなことを考えていた」と、起死回生のPKストップを振り返った。

 鹿島は4日前、AFCチャンピオンズリーグ・グループステージ第2節のムアントン・ユナイテッド戦で、後半アディショナルタイムに決勝ゴールを許して1-2と敗れた。クォン・スンテは「ACLのアディショナルタイムが頭をよぎったので、絶対に止めてやろうと思った」と、2試合連続で終了間際に失点を喫する事態を阻止したプレーを振り返っていた。



 第2節を終え、1勝1敗となった鹿島。次節は10日、開幕2連勝の横浜F・マリノスをホームに迎える。

https://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20170304/558907.html?cx_cat=page1

◆鹿島が甲府に完封勝利、レオ・シルバの決勝点で今季初白星を飾る(サッカーキング)




 2017明治安田生命J1リーグ第2節が4日に行われ、ヴァンフォーレ甲府と鹿島アントラーズが対戦した。

 前節でガンバ大阪と引き分けた甲府は、MF小椋祥平やFWウィルソンらが先発。初戦を落とし、今季初勝利を狙う鹿島はMF小笠原満男、レオ・シルバ、FW金崎夢生らがスタメンに名を連ねた。

 最初にチャンスを作ったのは鹿島。開始2分、右サイドからのアーリークロスを受けた金崎がシュートを放つ。しかし、ここは相手守備陣に阻まれゴールとはならなかった。続く7分、再びパスを受けた金崎が右サイドからクロスを上げたが、相手DFがブロック。立ち上がりから鹿島が攻勢を仕掛けるものの、得点には至らない。

 押し込まれる展開が続く甲府は16分、右サイドを突破したウィルソンがクロスを供給。しかし、中央で待つ味方にはつながらず。すると18分、ペドロ・ジュニオールのパスを受けた金崎がミドルシュート。ボールは枠を外れたが、鹿島は前線を起点に相手ゴールに迫る。

 35分には甲府の堀米勇輝が前線へパスを出し、受けたウィルソンが早めにシュートを打つ。ボールはわずかに枠を外れたものの、甲府はようやく決定機を作り出した。鹿島ペースで進んだ試合は、両者あと一歩のところでチャンスを活かせず、スコアレスで前半を折り返した。

 後半立ち上がり、両者一進一退の攻防が続く。50分、遠藤康のシュートがはじかれると、こぼれ球を拾ったレオ・シルバがミドルシュート。対する甲府は57分、ウィルソンのクロスに松橋優がヘディングで合わせたが、ボールは惜しくもゴール枠左に外れた。

 すると63分、鹿島がついに均衡を破る。左サイドでボールを持つペドロ・ジュニオールが金崎へパス。金崎がさらにエリア後方へボールを送ると、最後はレオ・シルバが鋭いミドルシュートを放ち、待望の先制点を挙げた。

 追いつきたい甲府は81分、小椋が右サイドからクロスを供給するが、ここは相手守備に阻まれた。その後も甲府は反撃を試みるものの、鹿島の堅い守備が立ちはだかる。

 1点リードの鹿島はペドロ・ジュニオールに代え、永木亮太を投入。すると終了間際、甲府はエリア内でファールをもらい、PKを獲得。これをウィルソンが蹴ったが、シュートはGKクォン・スンテにはね返され、同点ゴールとはならなかった。

 試合はこのままタイムアップ。鹿島がレオ・シルバの先制点を守り切り、今季初勝利を飾った。

 敗れた甲府は次節、10日に浦和レッズと対戦。連勝を狙う鹿島は横浜F・マリノスと対戦する。

【スコア】
ヴァンフォーレ甲府 0-1 鹿島アントラーズ

【得点者】
0-1 63分 レオ・シルバ(鹿島)

https://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20170304/558689.html?cx_cat=page2

◆2017明治安田生命J1リーグ 第2節(オフィシャル)


明治安田J1 第2節

レオが強烈ミドルで決勝弾、スンテが起死回生のPKストップ!鹿島、甲府を破ってリーグ戦初勝利!

鹿島が今季のリーグ戦初勝利を挙げた。J1第2節、ヴァンフォーレ甲府とのアウェイゲームに臨むと、63分にレオ シルバの強烈なミドルシュートが決まって先制に成功。1-0で迎えた後半アディショナルタイムに相手にPKが与えられ、絶体絶命のピンチを迎えたが、クォン スンテが渾身のセーブでチームを救った。アウェイで完封勝利を収め、公式戦の連敗を2で止めた。

シーズン開幕と同時に、タイトなスケジュールに身を置くこととなった鹿島。2月18日のFUJI XEROX SUPER CUPを皮切りに、15日間で5試合を戦う。4日前のACL第2戦では、ムアントン・ユナイテッドを相手に1-2と痛恨の黒星。終盤に得たPKのチャンスを逃し、後半アディショナルタイムに決勝点を奪われるという、心理的にもショックの大きい敗戦となった。

だが、立ち止まっている時間はない。3月1日に鹿嶋へと戻ったチームは、次なる戦いへ向けて歩みを進めた。試合前日の午前練習では、青空に恵まれたクラブハウスのスタンドに数々の横断幕が掲示され、選手たちを鼓舞。ともに戦う背番号12の熱いメッセージが、公式戦2連敗中のチームに勇気と活力を注入する。入念に戦術練習を行った指揮官は「遠征や連戦で疲れはあると思う」と認めつつ、「前半に安定した戦いをして、後半により良いパフォーマンスを出すことを期待している」と、試合を展望。遠藤は「何が何でも、勝ちたい」と、勝利への渇望を真っすぐな言葉に託した。

穏やかな青空に恵まれた、山梨中銀スタジアム。今季初の国内アウェイゲーム、ともに戦う背番号12は早くから小瀬へと足を運んだ。今季のリーグ戦初勝利へ、ボルテージが高まっていく。アントラーズレッドで埋め尽くされたビジタースタンド。ウォーミングアップを行う選手たちに、大きなチャントが降り注がれる。「いつだって勝利のために」と、勝ち点3への強い思いがピッチへと送られ続けていた。



毎試合、メンバーを入れ替えながら連戦に臨んでいる石井監督は、今節でも大幅な変更を施した。ムアントン戦から、5名を入れ替え。左サイドバックの山本、ボランチの小笠原、2列目の遠藤と土居、そして前線の金崎が先発メンバーに復帰した。ゴールマウスを守るのはクォン スンテ、最終ラインは山本のほか、右から伊東、植田、昌子が並ぶ。小笠原とコンビを組むのはレオ シルバ。そして前線の一角には、ムアントン戦で鹿島加入後公式戦初ゴールを挙げたペドロ ジュニオールが入る。ベンチ入りメンバーは、GKの曽ケ端、西、町田、永木、レアンドロ、中村、鈴木が並んだ。



14時4分、キックオフのホイッスルが鳴り響いた。鹿島は開始早々から積極的に攻勢をかけ、1分足らずで最初のチャンスを作り出す。右サイドから小笠原が浮き球のパスを供給すると、ペナルティーエリア右側で粘った金崎が強引な突破から右足を一閃。至近距離からシュートを放ったが、相手GKに阻まれた。



いきなりシュートチャンスを作り出した金崎は、競り合いの強さとキレのある動きで強引な突破を繰り返し、甲府に脅威を与えていく。前線でコンビを組むペドロも持ち前のキープ力と迫力満点の突破で存在感を示した。ムアントン戦で待望の移籍後初ゴールを決めた背番号7が、その能力の片鱗を発揮し始めた。





10分以降、鹿島はボールキープ率を高めてチャンスを窺っていく。自陣に全選手が戻ることも辞さない甲府は、ペナルティーエリア内に人数を集めて守備を固めた。鹿島は細かいパス交換から突破を図るが、なかなか決定機を作るには至らない。



だが、昌子が「点を取れなくても、イライラしたり前がかりになったりすることは避けたい」と話していた通り、選手たちは冷静にバランスを保ちながら、時計の針を進めていった。時折、甲府のカウンターを受ける場面もあったが、ゴールを脅かされるプレーはほとんどなかった。



次のチャンスは20分、中盤で前を向いたペドロからのパスを受け、金崎がペナルティーエリアに差し掛かって右足シュート。強烈な一撃はわずかに枠を越えてしまった。以降は中盤でルーズボールを奪い合う展開が続き、0-0のまま、前半は残り10分を切った。



35分が経過してから、次第に甲府がボールキープ率を高めていった。それでも鹿島はしっかりと応戦。44分には中盤でボールを奪って右サイドへ展開し、最後はペドロがペナルティーエリア右角でボールを受ける。トラップからの鋭い反転、左足で放たれたシュートは惜しくも枠の右へ逸れてしまった。0-0。鹿島は均衡を破ることができず、前半はスコアレスで終了した。







ハーフタイムを終え、ピッチへと帰還した選手たちに、アントラーズレッドのビジタースタンドはゴールを渇望するチャントを送り続けた。立ち上がりは甲府に押し込まれる時間もあったが、次第にボールキープ率を高めていくと、50分にはこぼれ球を拾ったレオがミドルシュート。枠を捉えることはできなかったが、中盤で精力的に走り続けた背番号4が、のちに歓喜の瞬間を生むこととなる。



鹿島は54分、セットプレーの流れからペドロが強引にシュート。しかし、ゴール前の混戦でブロックされてしまう。人数をかけて守備を固める相手に対し、なかなかゴールを脅かすことができなかった。

前がかりになってカウンターを受けるわけにはいかないが、ゴールを決めなければ勝利を手にすることはできない。鹿島は難しい試合運びを強いられた。それでも、ついに均衡を破る瞬間が訪れた。結果的にこの日唯一となったスコアを生み出したのは、レオの右足だ。63分、左サイド深くでボールをキープしたペドロが短いパスを通すと、金崎も相手のプレスをかいくぐるように浮き球のパスを中央へ。そこへ待っていたのが背番号4だった。トラップをした次の瞬間、迷うことなく右足を一閃。浮き球を巧みに捉えると、強烈な弾道のミドルシュートがゴール左隅へと突き刺さった。







レオが鹿島での公式戦初ゴールを決め、ついにリードを奪った。これで優位に立った鹿島は、ボールをキープしながら両サイドを広く使った攻撃を仕掛け、時計の針を進めていく。石井監督は71分、遠藤に代えて鈴木を投入。右サイドハーフを入れ替え、追加点を目指した。

75分以降は互いにスペースが空き始め、オープンな展開となった。鹿島は甲府にセカンドボールを拾われる場面が増え、少しずつ押し込まれていく。石井監督は85分、ペドロに代えて永木を投入。豊富な運動量を誇るボールハンターを右サイドハーフに配し、試合を締めにかかった。











3分と表示されたアディショナルタイムも大半が経過した。しかし、今までも散々苦しめられてきたアウェイでの甲府戦は、やはり一筋縄ではいかなかった。92分、ゴール前に浮き球を放り込まれると、ペナルティーエリア内で混戦に。最後は山本がファウルを取られ、甲府にPKが与えられた。勝利まであとわずかというところで、絶体絶命のピンチを迎えた。

キッカーはウイルソン。山梨中銀スタジアムのボルテージが一気に高まる中、甲府の新背番号9が助走を開始する。右足から放たれたシュートは枠を捉えたが、そこにスンテの右手が伸びるのが同時だった。弾き出したボールを左足で蹴り出すと、アントラーズレッドの歓喜が爆発した。スコアは1-0のまま。あとは、その時を待つだけだった。





1-0。鹿島の今季リーグ戦初勝利を告げるホイッスルが鳴り響いた。遠藤が言う通り、最終盤でPKを与えてしまった試合運びの拙さには大いに課題が残る。それでも、苦しみながらもアウェイで勝ち点3を手にしたこと、その価値は計り知れないだろう。



公式戦での連敗を2で止めた鹿島は次戦、10日にカシマスタジアムで行われるJ1第3節横浜FM戦に臨む。15日間で5試合を戦い終えた選手たちは、中5日で迎えるホームゲームに向けて、準備を進めていく。苦しんだ先に掴んだ、今季初の3ポイント。リーグ連覇への道のりは、まだ始まったばかりだ。



【この試合のトピックス】
・今季のリーグ戦で初勝利を収めた。
・アウェイでの甲府戦勝利は2年ぶりだった。
・レオが鹿島での公式戦初ゴールを決めた。
・昨季から続いていたリーグ戦での連敗が5で止まった。


監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
・中央エリアでボールを失わないように、シンプルにプレーしよう。
・相手陣内では、より早くかつ正確にボールを動かすこと。
・サイドチェンジを効果的に使って、アタッキングサードに入っていこう。

ヴァンフォーレ甲府:吉田 達磨
・小さなことが結果を左右する。ピッチに入る前に誓ったことを遂行しよう。
・クリアはシンプルにすること。そしてセカンドボールを大事にしよう!
・ゴール前は恐れずに思い切ってプレーしよう!
・勝って終わろう


[試合後]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
まずは、Jリーグの試合で勝ち点3を取ることができて良かった。たくさんの方が甲府まで来てくれたので、アントラーズサポーターの皆さんのために勝ち点3を取ることができて良かった。試合内容としては、前半から自分たちがボールを保持する時間が長かったが、ミスも多かった。逆に守備では、自分たちから(相手の攻撃を)制限するよりも相手のミスに助けられた部分があった。それは90分を通して同じような形だったが、もっと自分たちから相手のプレーを制限する形、攻撃ではもっと効率良くボールを動かしてチャンスを作らないといけないと感じた試合だった。

Q.甲府のPKの前に選手交代をした理由は?

A.1-0でしっかりと終わらせようという意味での交代。その交代で流れを変える意図ではなかった。

Q.効率良くボールを動かすという話で、2トップの連動についてはどう考えているか?

A.2人の関係だけでなく、サイドハーフやボランチも含めたバランスを保ちたいと思っている。この2人について言えば、関係は少しずつ良くなっている。中央で狭いスペースでボールを回すところのミスは少し多かったが、これからどんどん良くなると思う。

Q.過密日程の中で試合に出続けたレオとスンテが活躍したことについて

A.本当に能力が高い選手。得点という形で貢献してくれたが、それ以外の部分でも貢献度が高い。非常に高いパフォーマンスを見せてくれていると思っている。

Q.選手を入れ替えるローテーションをしているが、どのような手応えを掴んでいるか

A.コンビネーションの部分は、昨季まで長く戦ってきた選手と新加入選手はまだ合っていない部分がある。その中でメンバーを大幅に変えながら、互いにうまくやろうとする部分は観ていて伝わるので、手応えを感じている。これからどんどん良くなると思う。

Q.難しい試合だったと思うが、最後にPKを止めて勝った。振り返ってみて見てどう感じるか

A.浦和戦から5試合目で、JリーグとACLを並行して戦う形になっている。(JリーグとACL)別の大会として切り替えることができたと思う。チーム全体のパフォーマンスは確実に良くなっているし、スンテも新加入で試合に出たり、出なかったりという状況だと、コミュニケーションが良くなっていかないと思っているので、継続して起用することでチームとのコミュニケーションを多く取れるような形を採っている。細かい部分の修正はあると思うが、大きく言えば、良い働きをしてくれている。曽ケ端との競争も刺激になって、良いパフォーマンスにつながっていると思う。

ヴァンフォーレ甲府:吉田 達磨
1万3000名以上の皆さんに来ていただいて、もちろんアントラーズのサポーターもいたが、ほとんどが青いフラッグとシャツで応援してくれた。その中で、選手たちは怯むことなく立ち向かっていってくれた。勇敢に戦ってくれたと思う。ただ、後半はアントラーズがサイドチェンジを多用する戦いにシフトしてきて、それも織り込み済みではあったが、前へ出ていくパワーが少し落ちてきた時間帯での失点だったと思う。それでも失点をした後、自信を持って奪ったボールを放置しなかった姿勢は、今後の戦いに必要になってくると思う。シンプルに流れを切るプレーも必要になるので、今後に活かしていきたい。


選手コメント

[試合後]

【レオ シルバ】
得点を決めたことは嬉しいけど、チームが目指している勝ち点3を取れたことのほうがもっと嬉しい。チームに貢献できたと思う。5連戦は最初からわかっていたことで、そのうえで全員で取り組んできた。スンテの素晴らしいプレーで勝つことができて良かった。去年のチームにプラスアルファをもたらすために呼ばれているので、力にならなくてはいけない。

【クォン スンテ】
本当に勝てて良かった。ウイルソン選手のプレースタイルやパフォーマンスを90分間見て、飛ぶ方向を決めた。いろいろな駆け引きをしていたし、PKを蹴るまでに相手を混乱させるようなことを考えていた。ACLのアディショナルタイムが頭をよぎったので、絶対に止めてやろうと思った。

【伊東 幸敏】
何が何でも結果が欲しかった。スンテのおかげで勝つことができて、感謝している。勝てたことが一番良かった。強いチームにとっては連戦は宿命だし、その中で勝ってこそ、本当に強いチームだと思う。5連戦は3勝2敗ということで納得はしていないけど、今日の勝利をきっかけにしたい。

【植田 直通】
最後のPKがなければ、すっきりと終わることができた試合だった。あの時間帯でもったいないプレーだった。

【昌子 源】
勝って良い流れを作りたかった。どんな内容でも勝てばいい、負けたくないという思いが一番強い。遠くまで来てくれたサポーターに喜んで帰ってほしいから、勝てたことが良かった。

【遠藤 康】
スンテもソガさんも経験がある選手だから、あのような場面では頼もしい。最後にスンテが止めてくれて勝てて良かった。でも、それでOKではなく、そもそもあのような場面を作らせてはいけなかったと思う。チーム全員で反省して、次につなげていきたい。

http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/51955

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