日刊鹿島アントラーズニュース

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2017年3月19日日曜日

◆C大阪“MF”山村が”FW”で決勝点!“DF”で完封に貢献!!「来い来いと思っていた」(ゲキサカ)




[3.18 J1第4節 C大阪1-0鳥栖 金鳥スタ]

 文字通り攻守にわたる奮闘だった。スタメン表にはMFでの出場と記されている山村和也だが、試合が始まってみると、FW杉本健勇とともに最前線でプレー。前半からポストプレーで好機を演出すると、後半25分にはMF木本恭生の折り返しに体ごと飛び込み、決勝点を決めた。「ヤス(木本)がフリーで折り返してくれた。来い来いと思っていた。決めることができてよかった」。

 そしてリードを奪ってからは、CBに入ってプレー。5バック気味に守る中央で鳥栖の猛攻を跳ね返し続けた。「勝ててよかった」と安堵した山村。「ユンさんも考えていると思ったのでしっかり準備はしていた」と無難にこなせたことを誇った。

 尹晶煥監督もそんな山村のプレーを称える。「キャンプの時に攻撃の才能があると思った。興味深く見ていた」とFW起用の経緯を明かすと、「スピードは足りないが、運動量がある。勝っていれば守備で使えるし、我々にとってはいろんなろころで活用できるいい人材だと思っている」と評価していた。

(取材・文 児玉幸洋)

http://web.gekisaka.jp/news/detail/?211705-211705-fl

◆柴崎のデビュー戦は19日のレウス戦!?テネリフェ指揮官マルティが起用を示唆(ゲキサカ)




 テネリフェのMF柴崎岳の現地公式戦デビューが間近に迫っていると、スペインメディア『AS』が報じている。

 柴崎岳については現地での順応に苦労しているとこれまで報じられてきた。テネリフェのホセ・ルイス・マルティ監督も「まだ本調子まで時間がかかる」とコメントしていたが、ここにきて柴崎の起用を示唆するような発言をしている。

「柴崎は時間がかかっていたが、ピッチにようやく送り出せる瞬間が来るかもしれない。もちろん、試合前まで調子に問題がないかどうかをしっかり見極めてから判断する必要があるけどね」

 マルティ監督は「柴崎を起用するなら中盤左サイドになるかもしれないね。彼は左右どちらでも精度の高いキックができるし、彼はトップ下でプレーしても本領を発揮してくれると思う」と述べている。

 リーグ戦では19日のレウス戦が控えているが、柴崎の起用には慎重な姿勢を見せつつも、レウス戦で柴崎をピッチに送り出す可能性は十分にありそうだ。

 テネリフェは19日にレウス戦があり、26日には1部昇格を争うカディスとのアウェー戦が控えている。柴崎は果たして大一番を前にスペインデビューを果たすことができるのか、19日のレウス戦は注目度の高い一戦となりそうだ。

http://web.gekisaka.jp/news/detail/?211721-211721-fl

◆シャルケ内田篤人、代表期間中に試合出場か?ハノーファー戦に帯同(ゲキサカ)




 日本代表DF内田篤人がリーグ戦中断期間に、実戦復帰へ向けたステップを踏むようだ。ドイツ紙『デア・ベステン』が報じている。

 内田は昨年12月、ヨーロッパリーグのザルツブルク戦で約1年9か月ぶりに実戦復帰を果たした。しかし、万全の状態まで戻るには至っておらず、公式戦の出場は未だ7分間に留まっている。

 そんな中、シャルケは国際Aマッチデーの23日にハノーファーとチャリティーマッチで対戦する。内田が出場する見込みであることを、アクセル・シュスターSD(スポーツディレクター)が明かした。

「内田の膝のケガはもう完全に癒えている。だが、長い間休んだ後に負荷がかかり、筋肉系の問題がいくつか発生した。ハノーファーとの試合には帯同するよ」

 自身の肉体と戦い続けている内田だが、代表戦ウィークのチャリティーマッチを転機とすることはできるだろうか。

http://web.gekisaka.jp/news/detail/?211686-211686-fl

◆日本代表FW大迫単独インタ!「まずゴール」ポストプレーの名手、ドイツで変わった!(報知)




 【ケルン(ドイツ)16日=羽田智之】日本代表FW大迫勇也(26)=1FCケルン=がスポーツ報知のインタビューに応じ、18年ロシアW杯アジア最終予選UAE戦(23日・アルアイン)、タイ戦(28日・埼玉)で、ドイツで磨いた「ゴールへ向かう戦う姿勢」を示し、結果に結びつける決意を示した。ポストプレーの名手は発想とスタイルの転換で、相手に脅威を与えるストライカーに成長しつつある。今季、全24試合(先発は23試合)に出場し5得点。日本代表攻撃陣の欧州組で最も試合に出て、好調を維持している。

 代表合流前の最後となるヘルタ戦(18日)へ向けた16日の紅白戦、大迫はゴールを決めるなど状態の良さを見せた。ただ、チームはここ5試合2分け3敗と勝てていない。

 「個人的には体はキレています。(ヘルタ戦は)ホームでやれるし、前から勢いよく戦えれば勝つチャンスはある。(日本代表に)勝って行けば、気持ちよく入れますしね」

 昨年11月、1年4か月ぶりに代表に招集され、同11日の親善試合・オマーン戦で2得点し、同15日のW杯アジア最終予選のサウジアラビア戦で勝利に貢献した。

 「この前、代表に行くと、チームとは違う緊張感があり、すごく楽しかった。(日本を)背負う緊張感、いいプレッシャーもある。期待されている分、頑張れるという気持ちになります」

 14年ブラジルW杯、大迫は初戦のコートジボワール戦(1●2)、第2戦のギリシャ戦(0△0)に先発するも結果を出せずに1次リーグ敗退した。

 「悔しさ、自分へのふがいなさしかなかった。代表でも、替えの利かない選手にならないといけない。ドイツで試合にいっぱい出て、レベルアップし、しっかり成長してから、代表に戻りたいと思い、やってきました」

 ブラジルW杯後、1FCケルンに移籍し、14~15年は28試合3得点、15~16年は25試合1得点、そして今季はこれまで全24試合に出場して5得点。確固たる地位を築いた。

 「ドイツの速くて強いサッカーに慣れたというのもあると思います。自分の得意なプレーが出せるようになりました。シュートを打つ、ボールを受ける時など、場所、時間帯、どういうプレーをすれば自分が生きるというのを見つけられた。(相手DFとの)当たりは、五分五分だと相手の方が体が大きいので負けることが多いですが、相手の状態、タイミングなどを見て感覚的に判断しています」

 代表から離れている時期、チームがオフの時、麻未夫人(28)、長女(2)と、よく旅行に出かけた。

 「モナコ、マジョルカ島とか、いろいろ行きました。嫁のチョイスです。旅行に行くと、リセットすることができて、また頑張ろうってなれる。それはすごく良かった。自分1人だと、3日間オフがあれば、3日間家にいるような感じです。(奥さんが)誘ってくれて、リフレッシュできた。ありがたいです」

 視野の広さ、ボディーバランスの良さ、技術の高さで抜群のポストプレーを行い、周囲を生かすことができる。1FCケルンでは2トップの下がり目か1・5列目、代表では1トップ。23日のUAE戦、28日のタイ戦はどういうプレーを心がけるか。

 「ゴール前に入る回数を増やそうとしています。もっとガンガン入って行きたい。1トップの選手には、ゴールに向かう、戦う姿勢が一番必要だと思う。まずボールを収めるじゃなく、まずゴールに向かって戦う姿勢をチーム全体に見せないといけないです」

 日本にいた時は、まずボールを収めることを考えていたという。しかし、発想を転換し、プレースタイルをたくましく変化させている。

 「ドイツでやってからですね。ゴールに向かわないと相手も怖くないですし、チームにも勢いが出ない。もともと、僕のプレーがガツガツしていないのもあったので、もっと戦っている姿勢を出さないと、ドイツ人から『アイツ、何やってるんだ』と思われます」

 最終予選の後半戦がスタートするUAE戦とタイ戦は、今後を占うターニングポイントになる。

 「すごく重要ですよね。ここで2つ勝てれば、W杯が相当近づくと思うし、自分たちにいいプレッシャーをかけて臨みたいです」

 うまさに、怖さが加わった天才ストライカーは、何が起こる分からない過酷なUAEアウェー戦でも、頼もしく攻撃陣を引っ張る。

 ◆UAE戦の3トップ争い 基本的にはセンターFW(CF)は昨年11月の親善試合、オマーン戦、W杯予選のサウジ戦で結果を出した大迫が1番手。最前線でボールが収まり、時間が作れ、高さもある。右はベルギーに移籍し、結果を出している久保、左はW杯予選4戦連発中の原口となりそう。運動量が持ち味の岡崎、所属クラブでの実戦が不足している本田と、相手が疲れた時にスピードで切り裂く浅野はスーパーサブ起用となりそう。宇佐美はハリル監督がタイ戦でのスーパーサブ起用を示唆し、UAE戦出場の可能性は低いか。

 ◆大迫 勇也(おおさこ・ゆうや)1990年5月18日、鹿児島・加世田市(現・南さつま市)生まれ。26歳。2009年、鹿児島城西高から鹿島入り。14年2月にドイツ2部1860ミュンヘンに加入。14年7月、1FCケルン移籍。今季リーグ戦全24試合5得点。日本代表は13年7月21日の東アジア杯・中国戦でデビュー。14年ブラジルW杯出場。国際Aマッチ17試合5得点。J1通算139試合40得点。14年3月5日にタレントでモデルの三輪麻未さん(28)と結婚。182センチ、71キロ。血液型O。

http://www.hochi.co.jp/soccer/world/20170317-OHT1T50216.html

◆ケルン大迫、1発&アシスト!!原口との“日本代表対決”制す(スポニチ)


ブンデスリーガ第25節   ケルン4―2ヘルタ ( 2017年3月18日 )


 ケルンの日本代表FW大迫が2月のライプチヒ戦以来、リーグ3戦ぶりの今季6点目を挙げた。前半6分、後方からのパスを胸でトラップすると、反転して中に切り込み、すぐさま右足を振り抜いてゴール右上に突き刺した。同35分には2点目をアシスト。FW原口との“日本代表対決”を制し、チームにリーグ6戦ぶりの勝ち星をもたらした。

 今節でリーグ戦24試合連続先発。日本代表のハリルホジッチ監督も16日の代表メンバー発表会見で「他の選手と比較しても勇気や思い切りの良さを持っている」と評価しており、本人も「取れるだけ(点を)取りたいし、貪欲にやりたい」と力強い。26歳の活躍は中東での一戦を控えるハリルジャパンにとっても追い風となりそうだ。

 なお、原口は後半28分までプレーし、得点には絡めなかった。

http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2017/03/19/kiji/20170319s00002023054000c.html

◆大迫が1ゴール1アシスト!日本人対決はケルンに軍配…ヘルタ原口は後半途中までプレー(サッカーキング)


大迫勇也

 ブンデスリーガ第25節が18日に行われ、日本代表FW大迫勇也の所属するケルンと同代表MF原口元気の所属するヘルタ・ベルリンが対戦した。16日に発表された日本代表メンバーに選ばれた大迫と原口はともに先発出場で日本人対決が実現した。

 5試合勝利から遠ざかっているホームのケルンだが、この日は立ち上がりに幸先よく先制する。6分、大迫が敵陣中央でパスを受けると、トラップで前を向いて右足を一閃。豪快なシュートは相手GKの手も弾いて、そのままゴール右上隅に突き刺さった。大迫の3試合ぶりリーグ戦6点目のゴールで、ケルンがリードを奪う。


 一方、2連勝を狙うヘルタだが、30分にアクシデント発生。サロモン・カルーが負傷し、ミッチェル・ヴァイザーとの交代でピッチを後にした。直後の32分、左サイドのマルヴィン・プラッテンハルトからのクロスに、中央でヴェダド・イビシェヴィッチがダイビングヘッドで合わせるが、これは相手GKティモ・ホルンの正面だった。

 ケルンは35分、大迫がエリア内左でパスを受けて、中央へマイナスの折り返し。これをモデストがダイレクトで左足を振り抜き、ゴール右隅に決めた。さらに37分には、左サイドで仕掛けた原口からボールを奪うと、マティアス・レーマンが前線へロングパスを供給。モデストが最終ラインを抜け出し、GKとの1対1で落ち着いてゴール左に沈めた。ケルンが立て続けのゴールでリードを3点に広げて折り返す。


 後半に入って49分、ヘルタはFKの流れでニクラス・シュタークが相手GKホルンからファールを受けてPKを獲得。50分、キッカーのイビシェヴィッチが中央に蹴り込み、1点を返した。原口は60分、スピードに乗ったドリブルで相手ゴールに迫るが、エリア手前で相手DFにブロックされ、シュートまで持ち込めなかった。

 押されていたケルンだったが、63分にカウンターから追加点を奪う。マルコ・ヘーガーからのロングパスに反応したモデストが右サイドを抜け出し、エリア内で右足シュートをニアサイドのゴール右隅に沈めた。だが、ヘルタも69分、右CKからジョン・ブルックスが打点の高いヘッドでゴール右隅に叩き込み、再びリードを2点に戻す。

 ヘルタは73分、原口を下げてマキシミリアン・ミッテルシュタットを投入。81分にはイビシェヴィッチが左サイドからの折り返しに、滑り込みながら合わせるが、これもGKホルンの好セーブに阻まれた。試合はこのままタイムアップを迎え、ケルンが4-2で6試合ぶりの勝利。ヘルタは2連勝を逃した。なお、大迫はフル出場で1ゴール1アシストを記録。原口は73分までプレーした。

 ケルンは次節、4月1日にアウェイでDF酒井高徳の所属するハンブルガーSVと対戦。ヘルタは3月31日にホッフェンハイムをホームに迎える。

【スコア】
ケルン 4-2 ヘルタ・ベルリン

【得点者】
1-0 6分 大迫勇也(ケルン)
2-0 35分 アントニー・モデスト(ケルン)
3-0 37分 アントニー・モデスト(ケルン)
3-1 50分 ヴェダド・イビシェヴィッチ(PK)(ヘルタ)
4-1 63分 アントニー・モデスト(ケルン)
4-2 69分 ジョン・ブルックス(ヘルタ)

https://www.soccer-king.jp/news/world/ger/20170319/564408.html?cx_cat=page1

◆清水 後半3失点逆転負け…DF角田「中指ポーズ」Jから処分も(スポニチ)


明治安田生命J1第4節   清水2―3鹿島 ( 2017年3月18日    アイスタ )


 清水は鹿島に逆転負けし、658日ぶりのJ1ホーム白星はならなかった。MF金子のJ1初ゴールなどで先に2点を挙げながら、後半残り16分で3失点。小林監督は「相手にうまくカードを切られたし、90分間戦う中で隙が出た」と振り返った。

 さらに口論で両チーム警告者を出すなど試合がヒートアップする中、DF角田が相手選手に中指を立てるシーンが中継で映り問題に。Jリーグからの処分が見込まれるが、クラブ側は「現時点ではノーコメント」とした。

http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2017/03/19/kiji/20170318s00002000436000c.html

◆鹿島FW鈴木“顔面弾”今季リーグ初先発で公式戦3戦連発(スポニチ)


明治安田生命J1第4節   鹿島3―2清水 ( 2017年3月18日    アイスタ )



 今季リーグ戦初先発を果たした鹿島のFW鈴木が、公式戦3戦連続得点となる同点弾を決めた。後半34分にMF永木のクロスにファーサイドから飛び込んだ。鼻血が出るほどの“顔面弾”。公式戦8戦5得点とし「普段は5分、10分で仕事しなきゃいけないことが多い。15分あれば絶対いけるなと思った」とうなずいた。

 6分後にはエースFW金崎が途中出場から右足で決勝点を決めて逆転。日本代表の25人に選ばれなかった日本人FWコンビが気を吐いた。

http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2017/03/19/kiji/20170318s00002000336000c.html

◆鹿島・鈴木、3戦連発!“鼻血ブー”も歓喜の雄たけび(サンスポ)


後半、ヘディングでゴールを決める鹿島・鈴木(左)。清水・GK六反=アイスタ

 明治安田J1第4節第1日(18日、清水2-3鹿島、アイス)公式戦3戦連発とFW鈴木が絶好調だ。後半34分、MF永木の左クロスに合わせてゴール前に身を投じると、全身を思いっきり伸ばしヘディングシュート。GK六反の手をはじく同点ゴールとなった。DFとの接触で鼻血を出しながらも歓喜の雄たけびをあげた。今季の対外試合13戦9得点と好調だが、16日の代表メンバー発表では選出されず。「まだまだでしょ。頑張らないと」と成長を誓った。

http://www.sanspo.com/soccer/news/20170319/jle17031905010007-n1.html

◆公式戦3戦連発の鈴木優磨「絶対負けるわけにはいかなかった」(サッカーキング)

鈴木優磨

 2017明治安田生命J1リーグ第4節が18日に行われ、清水エスパルスと鹿島アントラーズが対戦した。

 清水に2点のリードを許した鹿島だったが、74分に植田直通が1点を返すと、79分には鈴木優磨が同点弾。さらに85分、途中出場の金崎夢生が決勝点を挙げ、見事な逆転勝利を飾った。

 試合後、同点ゴールを決めた鈴木がインタビューに応じている。

 得点シーンについては「金崎選手が入ってきたのでサイドに流れてもらって、自分が中央にいようと意識していたので、いいボールが来ました」と振り返った。

「絶対負けるわけにはいかなかったので、勝てて良かったですけど、修正点が多い試合でした。次の試合も頑張るので、応援よろしくお願いします」とファン・サポーターへメッセージを送っている。

https://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20170318/564316.html?cx_cat=page1

◆【鹿島】植田の汚名返上弾で4連勝!2年ぶりの一撃で大逆転(報知)




 ◆明治安田生命J1リーグ 第4節 清水2―3鹿島(18日・IAIスタジアム日本平)

 ミスは自分で取り返した。鹿島の日本代表DF植田は2点を追う後半29分、右からのFKに頭から飛び込んで相手のゴールネットを揺らした。「絶対に取り返そうと。いいボールが来たから合わせるだけだった」。15年4月の柏戦以来、約2年ぶりのリーグ通算2得点目で反撃ののろしを上げ、3―2の大逆転で公式戦4連勝を呼び込んだ。

 前半41分、縦に入ったボールをクリアしようとしたが相手FW金子に直撃。こぼれ球をさらわれ先制点を献上していた。「もっと大きく蹴ろうとしたけど自分もコケてしまった」。散水されたピッチに足を取られる痛恨のミス。「自分の責任」と反省を口にした。

 圧倒的なフィジカルを誇りながらセットプレーなどで得点機会に恵まれず、同僚から「ガミガミ言われていた」という。名誉挽回のゴールで日本代表にも弾みが付いた。「勝って行けるのはいいこと。これからの戦いにしっかり準備したい」。22歳の若武者がハリル・ジャパンでも存在感を示す。(武藤 瑞基)

http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20170319-OHT1T50056.html

◆植田“サムライ魂”のミス帳消しヘッド!鹿島、3連勝で勝ち点9(サンスポ)


鹿島・植田(左)は、清水GK・六反と激しい競り合いの中でヘッド弾を決めた

 明治安田J1第4節第1日(18日、IAIスタジアム日本平ほか)2連覇を狙う鹿島は清水に3-2で勝ち、3連勝で勝ち点を9に伸ばした。0-2から日本代表DF植田直通(22)らの3ゴールで逆転した。神戸は磐田に1-0で勝ち、開幕4連勝で首位を守った。3年ぶりにJ1のC大阪は鳥栖に1-0で勝ち、初勝利。5年ぶりにJ1復帰の札幌、甲府もそれぞれ今季初白星を挙げた。大宮は開幕4連敗となった。G大阪-浦和は19日に行われる。

後半、決勝ゴールを決める鹿島・金崎(33)=アイスタ

 やられたらやり返す! 日本代表DF植田が気合の一発。後半29分、MF遠藤の右FKに合わせジャンプ一番、打点の高いヘディング弾。ゴール左隅へ決め、左手の親指をつき上げてアシストした遠藤に「ナイス」と合図を送った。

 「うちにはいいキッカーがいる。いいボールがきて、あとは触るだけだった」と植田は納得の表情を浮かべた。

 前半41分、クリアボールを相手に当ててしまい、そのままボールを奪われ失点。責任感の強い植田は「絶対に取り返してやろうと思っていた」と名誉挽回のときを待つと、0-2の後半29分に反撃ののろしとなる得点をマーク。息を吹き返した鹿島は5分後にFW鈴木が同点弾、同40分には途中出場のFW金崎が追加点を奪い、3-2で逆転勝利した。

後半、決勝ゴールを決め駆けだす金崎(左から3人目)ら鹿島イレブン。右端は鈴木=アイスタ

 植田は、14日のアジアチャンピオンズリーグ・ブリスベン(豪州)戦で今季初得点をマーク。公式戦2戦連続得点となり、「(ゴールへの感覚は)もうつかんだ。今年はかなり(点が)取れるかな」と手応えを得た様子だ。

 試合後は日本代表に合流するためにDF昌子とともに成田空港へ移動。同代表では控えに甘んじているが、バヒド・ハリルホジッチ監督(64)も1対1の強さを高く評価している闘争心あふれるDF。「勝って代表にいけるのはいいこと。これから戦いが始まるので、しっかりと心の準備をして臨みたい」。植田が23日のロシアW杯アジア最終予選・UAE戦に目をやった。

http://www.sanspo.com/soccer/news/20170319/jle17031905030009-n1.html

◆逆転勝利の鹿島、代表DF植田がミス挽回の反撃弾「絶対に取り返そうと」(サッカーキング)


植田直通

 明治安田生命J1リーグ第4節が18日に行われ、清水エスパルスと鹿島アントラーズが対戦。敵地に乗り込んだ鹿島は2点ビハインドを負ったが、74分から85分までの12分間で3ゴールを挙げ、3-2と逆転勝利を収めた。

 反撃の狼煙を上げるゴールを決めたのは、鹿島の日本代表DF植田直通だった。74分、遠藤康のFKに反応して打点の高いヘディングシュートを決め、1-2と詰め寄った。

 試合後、植田が心境を明かした。クラブの公式HPがコメントを伝えている。

 植田は「0-2からひっくり返せたことは今後に向けても強みになると思うけど、失点は悔しい」とコメント。同選手は41分、自身のクリアミスを発端に清水の金子翔太に先制ゴールを奪われた。自らのゴールでミスを挽回する形となり、「自分のミスで取られたので、絶対に取り返してやろうと思っていた」と、公式戦2試合連続となる得点を振り返っている。

 鹿島はJ1第4節を終えて3勝1敗。3月の公式戦4試合を全勝で終えた。次節は4月1日、大宮アルディージャとアウェイで対戦する。

https://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20170318/564330.html?cx_cat=page1

◆鹿島・植田から11分3発逆転!!23日W杯予選UAE戦へ弾み(スポニチ)


明治安田生命J1第4節   鹿島3―2清水 ( 2017年3月18日    アイスタ )


 8試合が行われ、鹿島は敵地で清水を3―2で下した。W杯アジア最終予選の日本代表メンバーに選出されたDF植田直通(22)が後半29分に前半のミスを帳消しにする公式戦2戦連続のヘディングゴール。反撃の口火を切り、怒とうの3連発で大逆転した。またC大阪は1―0で鳥栖に競り勝ち、日本代表MF清武弘嗣(27)が決勝点の起点になる活躍を見せた。 

 失ったものを全力で奪い返しにいった。その執念が、追い込まれた流れを一変させた。0―2の後半29分、植田は遠藤のFKをファーサイドのゴール左で待ち構えた。抜群の身体能力を生かし、自分より身長が2センチ高くリーチを使ったGKよりも高く跳ね上がる。ヘディングで公式戦2戦連続のゴール。「自分が失ったから、絶対取り返したいと思っていた」とホッとした表情を浮かべた。

 前半に大きなミスを犯して失点に絡んだ。清水がGKからロングフィードを展開した直後。相手FW鄭大世(チョン・テセ)が頭で落としたボールが足元へこぼれてきた。クリアしようとした球が相手FW金子の体に当たり、自身が体勢を崩した隙に先制を許した。それでも「修正できる」と引きずらず、巡ってきた絶好機で挽回。この1点で清水は焦った。鹿島の中盤にスペースが生まれ、終盤の猛攻に火がついた。

 世代別代表に初選出されたのは熊本・大津高1年の時。中3までは無名のFWだったが、1メートル85の長身、テコンドー仕込みの体の強さやスピードを買った当時のU―17吉武監督らが「将来化けるんじゃないか」と可能性を感じて選出した。高校途中でDFに転向し、14年末にはA代表に初招集された。

 昨年もW杯アジア最終予選に呼ばれたが、まだ国際Aマッチの出場はない。「サッカーに年齢は関係ない。選ばれるだけじゃなく、試合に出ることを目標にやっていかないと」。今回の代表メンバーの中で最年少の22歳は「勝って代表に行けるのは凄くいい」とうなずいた。高校時代、選手としての目標として「血を流す」とだけ記したことがある。代表で待望の出番が訪れた時にも、全力で相手を倒しにいく。

http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2017/03/19/kiji/20170318s00002000339000c.html

◆鹿島石井監督「ほっ」逆転劇に安堵も戦い方反省(ニッカン)




<明治安田生命J1:清水2-3鹿島>◇第4節◇18日◇アイスタ

 鹿島アントラーズが終盤の11分間の逆転劇で、勝利を挙げた。清水エスパルスに2失点を許したが、試合終盤にドラマが待っていた。

 後半29分、FKから日本代表DF植田直通(22)がヘディングで決めて1点を返した。同34分には、先発出場したFW鈴木優磨(20)がヘディングで、同40分には途中出場したFW金崎夢生(28)がショートコーナーから右足で決めて逆転に成功。選手たちはベンチに駆け寄り、歓喜を分かち合っていた。

 石井正忠監督(50)は「まず勝ち点3が取れてほっとしています。選手たちが最後まで戦ってくれて逆転はできましたが、こういう戦い方は避けなければいけない」と振り返った。

http://www.nikkansports.com/soccer/news/1794230.html

◆勝者のメンタリティ、ここにあり! 鹿島が2点ビハインドを跳ね返し清水に逆転勝利(ゲキサカ)




[3.18 J1第4節 清水2-3鹿島 アイスタ]

 J1リーグは18日、第4節を行った。IAIスタジアム日本平では清水エスパルスと鹿島アントラーズが対戦し、壮絶な打ち合いの末に3-2で鹿島が逆転勝利した。

 『オプタ』によると、J1所属チームで一番黒星を喫している相手との対戦となった鹿島は前半17分、右サイドのスローインからFW鈴木優磨が丁寧に落とし、MF遠藤康が左足ミドルシュートも枠の上。同38分には、右サイドのDF伊東幸敏が上げたクロスの流れからFWペドロ・ジュニオールが横へ相手DFを剥がし、右足シュート。相手に当たったボールにDF山本脩斗が反応するも左足シュートは飛び出したGK六反勇治のブロックに阻まれた。

 押し込まれる時間帯が続いた清水だが、ワンチャンスをいかしてスコアを動かす。前半41分、GK六反のフィードからFW鄭大世が競り勝ち、ヘディングでゴー前につなぐ。すると、DF植田直通のクリアボールが至近距離でMF金子翔太に当たって、GKと1対1となり、金子が豪快に右足シュートを突き刺し、先制に成功した。

 1点ビハインドの鹿島は後半開始から山本に代えてDF西大伍をピッチに送り込み、右サイドの裏のスペースを突いて攻め立てるもなかなかチャンスを作れない。同20分には、ペドロを下げてFW金崎夢生を入れ、攻撃を活性化させた。

 清水は後半23分、MF野津田岳人が最終ラインの背後に浮き球パスを送り、左サイドの松原が抜け出すとPA左からグラウンダーのクロスを送る。これはGKクォン・スンテが弾かれ、これに詰めた金子の右足シュートは右ポストを叩いた。それでも同26分、鄭大世がPA手前からクロスを送ると、ゴール前でこぼれたボールを金子がタメを作って、ラストパス。後方から走り込んだMF白崎凌兵が左足で流し込み、リードを2点に広げた。

 しかし、ここから鹿島の怒涛の反撃が始まる。まずは後半29分、右サイド深くでFKを獲得し、遠藤がゴール前に蹴り込んだボールをDF植田直通が頭で合わせ、1点を返す。直後にMF小笠原満男に代えてMFレオ・シルバを投入すると、同34分には、左サイドからMF永木亮太が絶妙なクロスを供給し、ファーサイドのFW鈴木優磨がヘディングシュートを決め、2-2と同点。鈴木の公式戦3試合連続ゴールで試合を振り出しに戻した。

 さらに鹿島は後半40分、右サイドの遠藤が右足でクロスを上げると、西がスルーし、金崎が胸トラップから素早く右足を振り抜き、逆転。その後、清水に反撃を許さず、鹿島が王者のメンタリティで3-2と逆転勝利をおさめた。

http://web.gekisaka.jp/news/detail/?211674-211674-fl

◆2017明治安田生命J1リーグ 第4節(オフィシャル)


明治安田J1 第4節

日本平での逆転劇!植田と優磨、金崎のゴールで鹿島が清水を撃破、公式戦4連勝!

鹿島が3月の公式戦4試合を全勝で終えた。J1第4節、清水エスパルスとのアウェイゲームに臨むと、71分まで0-2とビハインドを負う苦しい展開に。それでも74分に植田、79分に鈴木、そして85分に金崎がゴールを決め、3-2と逆転勝利を収めた。これで公式戦は4連勝、3月は全勝で終了した。

3月に入ってから3試合連続で完封勝利を収め、上り調子にある鹿島。公式戦7試合を終えて5勝2敗、石井監督をして「納得していない部分はある」という成績ではあるが、シーズン序盤の過密スケジュールを乗り越えながら、着実に進化を遂げていることは確かだ。戦術理解度とコンディションを同時に高めるプレシーズンのチャレンジを経て、試合のたびにメンバーを大幅に入れ替える指揮官の采配も日常として定着しつつある。

選手間の競争と切磋琢磨を促しながら、チーム力を高めていく挑戦に終わりはない。14日のACL第3戦、ブリスベン・ロアーFC戦では3-0と勝利。雨中のホームゲームで鈴木と植田、遠藤がゴールネットを揺らし、勝ち点3を掴んでグループEの首位に返り咲いた。今季の公式戦初先発となった曽ケ端が好守を連発して無失点勝利の立役者となり、J1開幕戦以来ピッチから遠ざかっていた西も実戦復帰を果たすなど、チーム内の競争意識はさらに高まっている。

3月に入って4試合目、ここ9日間で3試合目となったアウェイゲームに向けて、チームはトレーニングに打ち込んだ。清水戦を終えると、国際Aマッチウィーク突入に伴い、2週間のインターバルに入ることとなる。3月の公式戦4試合を全勝で終えるべく、グラウンドは熱を帯びた。土居は「勝利を意識して戦いたい」と、結果を求める姿勢を言葉で示して決意を見せた。



春の訪れを感じさせる穏やかな気候に恵まれた、三連休の初日。IAIスタジアム日本平には、アントラーズレッドの背番号12が早くから足を運んでいた。2年ぶりとなる清水遠征で、勝利の喜びを分かち合うために。ビジタースタンドから大きなチームコールが降り注がれ、選手たちを鼓舞する。



「今は安定した戦い方ができているので、こちらのメンバーを大きく変えるつもりはない」と話していた石井監督は、ブリスベン・ロアーFC戦からの変更を3名にとどめた。GKは曽ケ端に代わってクォン スンテ、ボランチの一角にはフル稼働を続けていたレオ シルバではなく小笠原、そして前線にペドロ ジュニオールを起用。最終ラインは伊東、植田、昌子、山本の並びで、ボランチの位置では永木が小笠原とコンビを組む。2列目は遠藤と土居、そして前線は公式戦2試合連続得点中の鈴木が今季のリーグ戦初先発となった。ベンチ入りメンバーは、GKの曽ケ端、西、町田、レオ、中村、レアンドロ、金崎が並んだ。



14時、キックオフのホイッスルが鳴り響いた。鹿島は立ち上がりからボールキープ率で相手を圧倒し、攻撃の糸口を探していく。清水はブロックを敷いて守備を固めてきたが、土居が前日、「守備が堅い相手を崩すような試合が今季は多くなる」と、ここまでの戦いを振り返って展望していた通り、選手たちは焦れることなく攻め急ぐことなく、パスを回していった。鈴木が身体を張ったポストプレーで基準点となり、ペドロは献身的なプレスを続けて突破口を見出そうと腐心していた。

キックオフ直前に散水された影響もあって、球足が伸びるピッチコンディションに苦しむ場面もあったが、鹿島は少しずつゴール前へ迫っていく。最初のチャンスは16分、ペナルティーエリア右手前から遠藤が得意の左足を一閃。強烈なシュートが飛んだが、わずかに枠を越えてしまった。

20分以降、小笠原が最終ラインまで下がってボールを引き出し、ビルドアップでチャンスを窺う回数が増えていく。鹿島はなかなか決定機を作るには至らなかったが、最終ラインの背後を狙ったパスでゴールを目指していった。前半最初の決定機は37分、永木からのフィードに反応した伊東がゴールライン際から中央へ折り返し、ゴール前での混戦からセカンドボールを拾ってペドロがシュートを放つと、こぼれ球が山本のもとへ。ペナルティーエリア左側でフリーとなった背番号16はシュートを枠に飛ばしたが、相手GKに阻まれてしまった。







ゴールの予感を感じさせた鹿島だが、4分後に落とし穴が待っていた。植田のクリアが金子に当たってボールを奪われると、そのままペナルティーエリアに入られて右足シュートを決められてしまう。「自分の責任。本当に悔しい」と振り返る、痛恨のミスから先制点を許してしまった。0-1。前半は1点ビハインドで終了した。









1点を追う後半開始時から、石井監督は左サイドバックに西を投入。卓越したテクニックでゲームコントロールを担う背番号22とともに、勝利を目指す。しかし序盤は前線でボールが収まらず、清水に攻勢をかけられる場面が目立つ展開だった。中盤でのボールロストからショートカウンターを受ける場面もあり、ペースを掴めずにいた。63分、鹿島陣内左サイドからのクロスでピンチを迎え、至近距離からヘディングシュートを許したものの、スンテがビッグセーブ。67分にもポスト直撃のシュートを打たれるなど、肝を冷やす場面が続いた。





流れが清水に傾きつつある中、鹿島は踏ん張り切れずに2失点目を喫してしまう。71分、中盤でボールを失ってカウンターを受けると、ペナルティーエリア内での混戦から白崎に押し込まれた。0-2。今季のリーグ戦では初の複数失点を喫し、苦しい状況に追い込まれた。







アウェイで負った2点のビハインド、残された時間は20分。底力が問われる展開で、鹿島が真価を見せ付ける。反撃の狼煙を上げたのは、痛恨のミスで失点を招いてしまった背番号5だった。74分、遠藤が右サイドからのFKを蹴り込むと、打点の高いヘディングシュートをゴールへ。これで、1-2。「絶対に取り返してやろうと思っていた」という植田が、逆転劇の序章を刻んだ。





鈴木は言う。「1点を返せば、いけると思っていた」。その言葉通り、鹿島は攻撃の圧力を高めていく。ビジタースタンドの背番号12はボルテージを高め、ゴールを渇望するチャントを送り続ける。アントラーズファミリー全員が勝利だけを見据えて戦う、ラスト15分。鹿島の猛攻は止まらない。

そして79分、次のスコアを刻んだのは背番号9だった。左サイドから永木が上げたクロスにファーサイドの鈴木が反応。身体を思い切り伸ばしてヘディングシュートを放つと、相手GKの手を弾いたボールがゴールへ転がり込んだ。これで、2-2。6分間で2得点を挙げ、鹿島が同点に追い付いた。





スコアをタイに戻し、鹿島はさらに勢いに乗る。同点で満足する者など誰一人としていない。ビクトリーホワイトに身を包んだ選手たちが敵陣へ殺到し、ゴールを脅かし続けた。76分からピッチに立ったレオも、豊富な運動量と迫力満点の攻撃参加で清水の脅威となった。





時間を追うごとに熱量を高め、ゴールを渇望するビジタースタンド。ともに戦った背番号12が待ちに待った瞬間が訪れた。85分、逆転劇を完結させたのは背番号33だった。右CKを得ると、咄嗟の判断でショートコーナーを選択した遠藤が、リターンパスを受けてゴール前へクロスを送る。待っていた金崎はトラップから右足を一閃。ゴールネットを揺らすと、アントラーズレッドの歓喜が爆発した。これで、3-2。鹿島がついに逆転に成功した。







ようやく奪ったリードを、選手たちはしっかりと守り切ってみせた。パワープレーを敢行して必死の反撃を見せる清水に対し、スンテを中心とした守備陣が最後まで応戦。4分と表示されたアディショナルタイムを終えると、リーグ戦3連勝を告げるホイッスルが鳴り響いた。



3-2。3月の公式戦4試合を全勝で終えた鹿島は、しばしのインターバルに入る。国際Aマッチウィークによるリーグ戦の中断。4月1日に行われるJ1第5節の大宮戦まで、まとまった時間を得てトレーニングに打ち込むこととなる。昌子と植田が日本代表、町田がU-20代表、そしてスンテが韓国代表に合流するためにチームを離れるが、鹿嶋に残ったメンバーはさらなる向上を期し、切磋琢磨を続けていく。4月は海外遠征2回を含む、4つのアウェイゲームが待っている。勝利を積み重ねていくために、鹿島の歩みは続く。

【この試合のトピックス】
・3月の公式戦4試合を全勝で終えた。
・植田が公式戦2試合連続得点を記録。今季のリーグ戦では初ゴールとなった。
・今季のリーグ戦で初先発を果たした鈴木が公式戦3試合連続得点を記録した。
・金崎が今季のリーグ戦で初得点を挙げた。
・リーグ戦での清水との対戦は2年ぶりで、3試合ぶりの勝利を収めた。前回は2014年8月23日のJ1第23節で、小笠原の2ゴールとダヴィのゴールで3-1と快勝した。
・小笠原がJ1通算498試合目の出場。曽ケ端の記録に並んだ。
・永木が今季のリーグ戦で初先発を果たした。


監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
・後半、気持ちを切り替えてしっかり戦おう。まずは1点だ!
・自陣ではセカンドボールへのリアクションをより早く。絶対に相手より先に触れ。
・より速くボールを動かすことで自分たちのリズムを作っていこう。

清水エスパルス:小林 伸二
・相手のロングボールのセカンドを拾うこと。
・安易にフリーキック、コーナーキックを与えないこと。
・自信を持って丁寧にボールをつなごう。

[試合後]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
まずは本当に、勝ち点3を取れてホッとしている。前半は自分たちのボールの動かし方や判断が遅くなってしまい、効果的な攻撃ができない時間が続いてしまった。2失点を喫してからエンジンがかかったような試合になってしまった。選手たちが最後の最後まで戦ってくれて逆転できたが、こういう試合は避けたい。何度もできるような展開ではないので、避けないといけない。ただ、0-2から(スコアを)ひっくり返した選手の働きには感謝したい。アウェイに足を運んでくれたサポーターの皆さんのおかげでもあると思う。

Q.2失点してからのゲームプランは?

A.前半から、敵陣でボールを速く動かせばチャンスはできると思っていた。一度、清水の最終ラインを押し下げた形から、生まれたスペースを使うことを意識していた。2失点を喫した後にはそのプレーの精度が良くなったと思う。敵陣の深いエリアにボールを運ぶことがポイントで、2失点を喫した後はそれができたと思う。

Q.前半にエンジンがかからない試合が続いているが、その要因は?

A.選手とも少し話したが、連戦の中、自分たちからアクションを起こして攻め合いになるよりも、安定した形のほうが重要ではないか、勝つためにはそれが重要なのではないかという意識が強く働いてしまっているように感じる。前半からボールを保持して優位に試合を進めたいと思っているが、縦に急いだりパスミスが多くなったりしていることで、自分たちからボールを手放している場面が多いので、リズムが悪くなっている。コンディション的には疲れはあると思うが、試合をやってみないと分からない部分、試合の展開次第の部分もある。自分たちのボール保持をもっとやっていかないといけない。

Q.セットプレーについて、清水の守り方に対しての攻略法が成功したのか?

A.キックの質とゴール前の選手の入るタイミングがしっかりと合ったと思う。


清水エスパルス:小林 伸二
前半はうまく守備が機能していて、(アントラーズは)攻め手がなくてロングボールからセカンドボールを拾う形だった。後半もそういう形しかないくらい、守備はうまくいっていた。切り替えは我々の方が早かったと思うし、2点を取れたことはすごく良かった。ただ、サッカーの中で2点リードということで「行けそうだ」という部分と「1点を取られるとひっくり返される」という部分があることをまざまざと見せ付けられた。J2では2点を取って1点を返されても逃げ切るという試合はあったが、今回の相手はJ1王者。突破口であるセットプレーで仕留められてしまった。90分間戦い続けるという部分で、隙を見せてしまったことが残念。ボールを奪うことや切り替えはできている。2点を取れたのは良いことだったが、メンタル面の隙があり、90分間やり続けるということができなかった。


選手コメント

[試合後]

【鈴木 優磨】
勝てたことは良かったけど、修正点が多い試合だった。ただ、こういう試合で勝ち切るか負けてしまうかは、全然違うと思う。とにかく勝てて良かった。

【植田 直通】
0-2からひっくり返せたことは今後に向けても強みになると思うけど、失点は悔しい。自分のミスで取られたので、絶対に取り返してやろうと思っていた。

【伊東 幸敏】
日本平でプロとして初めてプレーした。自分のアシストがなくても、チームが勝てれば良い。試合内容は反省しなければいけない。

【昌子 源】
あのような展開になってから、「行くぞ」と思うのでは遅いし、最初からやらないといけない。ただ、大事なのは内容よりも勝利。勝って中断期間に入れるのは大きい。

【永木 亮太】
前半はスペースがなく、相手が引いて守ってくることは分かっていた。その中で、攻撃のアイデアが足りなかったと思う。スペースができてから3点を取ることができた。難しい相手だったけど、勝ち切ることができて良かった。

【クォン スンテ】
2失点を喫してしまったけど、チームメイトが点を取ってくれると信じていた。足を取られやすいピッチコンディションであることを意識してプレーしていた。勝つことができて良かった。

★2017J1リーグ第4節vs清水(IAIスタ)ツイートまとめ

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