日刊鹿島アントラーズニュース

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2017年3月27日月曜日

◆柴崎はベンチ入りも出場なし…試合終盤に決勝点が生まれたテネリフェ、完封勝利で4戦ぶり白星(ゲキサカ)


[3.26 リーガ・エスパニョーラ2部第31節 カディス0-1テネリフェ]

 リーガ・エスパニョーラ2部第31節が26日に開催され、MF柴崎岳が所属するテネリフェがカディスのホームに乗り込み、1-0の勝利を収めて4試合ぶりの白星を獲得した。3試合連続でベンチスタートとなった柴崎に出場機会は訪れなかった。

 前半はともに好機を生み出しながらもゴールを奪うことはできず、スコアレスのまま後半を迎える。しかし、スコアが動かないまま試合が進むと、後半19分にテネリフェベンチが動き、MFスソ・サンタナとDFカルロス・ルイスを同時投入して状況を打開しようと試みる。すると同43分に右サイドから送られたグラウンダーのクロスをFWアマト・ディエディウが蹴り込んで、テネリフェが先制に成功する。

 その後、テネリフェに追加点こそ生まれなかったものの、カディスの反撃も許さずに逃げ切って1-0の完封勝利を収めた。

http://web.gekisaka.jp/news/detail/?212312-212312-fl

◆大迫が日本代表から正式離脱「すごく悔しい。またケルンで結果を」(サンスポ)


大迫が日本代表から正式離脱「すごく悔しい。またケルンで結果を」

 日本サッカー協会(JFA)は3月26日、負傷により離脱が発表されていたFW大迫勇也(ケルン)のコメントを発表した。大迫は、23日に行われたアラブ首長国連邦(UAE)代表戦で受傷、途中交代でピッチを退いていた。

 大迫は「このタイミングでチームを離れることがすごく悔しいですし、すごく残念です。またチームで結果を出して、代表の力になれればと思います」とコメントしている。大迫は27日にドイツへ戻るとのこと。日本代表は28日に、埼玉スタジアム2002でタイ代表と対戦する。(Goal.com)

http://www.sanspo.com/soccer/news/20170326/jpn17032616520010-n1.html

◆鹿島FW鈴木優磨にドイツ行きの話…ブンデス複数のクラブが獲得を検討中と現地報道(ゲキサカ)




 鹿島アントラーズに所属するFW鈴木優磨にブンデスリーガの複数のクラブが関心を示していると、ドイツのサイト『transfermarkt』が取り上げている。

 同サイトによると、「いくつかのブンデスリーガのクラブが鈴木の獲得を検討しており、今夏の移籍市場で注目されることになる」とのこと。

「20歳の日本人ストライカーは、鹿島でJリーグここまで4試合で2ゴールを挙げている」と報じ、欧州移籍が近いと述べている。

 また、同サイトのフォーラムでは早速現地ファンの議論の対象になっており「20歳という年齢なら、将来性も含めて期待できそう。いい選手を輩出する日本だけに覚えておこう」、「香川が同じような年齢でドイツに来た時は衝撃的だった」、「クラブW杯でプレーしていたあの選手か」といった投稿が寄せられている。Jリーグから欧州移籍が期待される逸材だけに、現地ドイツでも鈴木への関心度の高まっているようだ。

http://web.gekisaka.jp/news/detail/?212270-212270-fl

◆植田、国際Aマッチ初出場へ危機感「いい準備をして早く出たい」(スポニチ)


W杯アジア最終予選B組   日本―タイ ( 2017年3月28日    埼玉 )


 日本代表のDF植田は国際Aマッチ初出場へ「早く出ないと、という危機感を持っている。いい準備をしたい」と強い思いを口にした。

 練習後のジョギングでは本田と並んで会話するなど、積極的にコミュニケーションを図っている。「(森重や吉田とは)タイプ的にも違うので、新たなセンターバック像を切り開いていきたい。今出ている選手のいいところを吸収して超えていきたい」と気合を入れた。 

http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2017/03/27/kiji/20170326s00002014360000c.html

◆麻也&森重の牙城を崩したい植田「新たなセンターバック像を切り開きたい」(ゲキサカ)




 いつまでも控えに甘んじているつもりはない。DF吉田麻也とDF森重真人が君臨する日本代表のセンターバックにおいて、DF植田直通(鹿島)はその定位置を奪いにいく決意をあらためて口にした。

「経験で片付けられることが多いポジションだとは思うけど、僕は気にしない」と、現状を“経験”の差に求めることなく、「タイプ的にも僕は違う。新たなセンターバック像を切り開いていきたい。今出ている選手2人のいいところはすべて吸収して、超えていきたい」と言い切った。

 15年1月のアジア杯に追加招集され、日本代表初選出。ハリルジャパンでも昨年9月のW杯アジア最終予選で追加招集され、その後は毎回招集されている。これまでベンチ入り9試合、ベンチ外2試合。A代表デビューへの道は険しいが、いずれは切り崩していかなければならない牙城だ。

 28日のW杯アジア最終予選ではホームでタイと対戦する。今季のACLでは2月28日の第2節でタイのムアントン・ユナイテッドと敵地で対戦し、1-2で敗れる悔しさを味わった。ムアントンには“タイのメッシ”と呼ばれるMFチャナティップをはじめ、タイ代表選手が数多く在籍。この日はミーティングでタイ代表の映像もチェックし、「この前、出ていた選手もかなりいた。戦い方はあまり変わらないと思う。僕の知っている特徴を伝えたり、練習の中でもそうしていければいいと思う」と、クラブでの経験を代表に還元するつもりだ。

 クラブでは着実に経験を積んでいる。昨年12月のクラブW杯ではアジア勢初の決勝進出を果たし、決勝ではレアル・マドリー(スペイン)と延長戦までもつれ込む激闘を演じた。“世界”の経験を積むことで、代表に対しても「どんどん強まっていく思いがあるし、『早く出ないと』という危機感も持っている」と、その胸中を明かす。

 23日のUAE戦(2-0)では同じリオ五輪世代であるFW久保裕也がA代表初ゴールを記録。「ポジションは違えど、五輪世代で一緒にやってきた仲間。ああやって先に(試合に)出ているところも悔しさを感じるし、負けていられないという思いでやっている」と、悔しさを隠すことなく、静かに闘志を燃やした。

noyahoo>(取材・文 佐藤亜希子)

http://web.gekisaka.jp/news/detail/?212311-212311-fl

◆鹿島、FIFAクラブワールドカップ2016で躍進の秘訣。サッカー戦術解析モデルBuildup 6による分析(フットボールチャンネル)


昨年日本で開催されたFIFAクラブワールドカップ2016で決勝進出を果たした鹿島アントラーズ。開催国枠での出場となったが、Jリーグチャンピオンシップからの勢いをもって臨んだ大会では、日本のサッカーファン・関係者に強烈な印象を残す戦いぶりを見せつけた。鹿島の強さはどこにあったのか。サッカー戦術解析モデルBuildup 6による分析で、その一端が見えてきた。(文:大井義洋)

FIFAクラブワールドカップ2016で躍進した鹿島アントラーズ

FIFAクラブワールドカップ2016で決勝進出を果たした鹿島アントラーズ

 昨年、鹿島アントラーズがFIFAクラブワールドカップ2016で決勝進出を果たした。代表チームの国際舞台とは別の次元であるクラブレベルでアジアサッカークラブ初の快挙。世界最高のクラブと呼ばれるレアル・マドリーとの決勝での対戦はそれ自体だけでも話題になり、日本では放送した日本テレビの視聴率が実に26.8%という驚異的な数字を記録した。

 鹿島の挑戦は準優勝に終わったが、鹿島のレベルと完成度は日本のサッカーファン・関係者に強い感銘を与えるものとなった。鹿島アントラーズはいったい何が優れていたのだろうか。今回は、データ分析会社であるTeam Twelve社が開発したサッカー戦術解析モデルであるBuildup 6(ビルドアップ6)*(以下「Buildup 6解説」参照)を使用して紐解いていきたい。

 Buildup 6はサッカーの試合で起きる攻撃のパターンを6つに分類し、各プレーの達成度に応じて3つのレベル分けをし、立体的にチームのプレーパターンを分析するモデルである。

 従来のデータ分析では、パスやシュート数を単純に数値化するのみで、攻撃の有効性やプレーの質と脈絡を把握できていなかった。だが、Buildup 6では各プレーに関与した選手もデータとして蓄積し、それぞれのチームまたは選手のプレーがどれほど効率的で脅威的であるかどうかを客観的、定量的に把握することができる。

 また、あるチームの Buildup 6データ分析は相手チームの守備力の分析にも活用できる。全く新しいサッカー戦術解析モデルであるといえよう。

サッカー戦術解析モデルBuildup 6、分析の枠組み

【図1】鹿島の攻撃ではZone14が効果的に活用された

 Buildup 6ではピッチを横6等分、縦3等分に分けて18分割し、上から下、左から右に番号を振り分けている。14番目に位置するエリアが攻撃の最も重要な空間であり、これをZone14(コア領域)と呼んでいる(図1参照)。

 Buildup 6において、プレーの達成度を区分けするプレーレベルは以下のように定義されている。

レベル1:攻撃を試みたとき
レベル2:ボールを失わずに相手のペナルティエリアまで侵入したとき
レベル3:シュートまでたどり着くまたはゴールにつながる攻撃をしたとき

 また、攻撃パターンは以下の6つに分類される。

(1) Zone14(コア領域)プレー:Zone14のコア領域を活用した攻撃
(2) Penetrate(スペース侵入)プレー:相手守備の後方のスペースを攻略する攻撃
(3) Side(サイド)プレー:サイドを使った攻撃
(4) Counter(カウンター)プレー:相手からボールを奪取したあと迅速に行う攻撃
(5) Long Ball(ロングボール)プレー:相手からボールを奪取したあとに、相手の陣地までロングボールで運ぶ攻撃
(6) Simple Link(単純連結)プレー:自陣でボールを回しながらチャンスをみる攻撃

 サッカーの試合は戦術の戦いであると言える。対戦相手との力関係に応じて、戦術を変えなくてはならない。相手に合った戦術を選択し、その戦術を選手たちがどれだけ体現できるかが、そのチームの成績を左右する。この点において、鹿島の戦術は秀逸であった。

 最初の2試合で対戦したチームは鹿島より戦力が比較的劣っていて、危なげなく勝利することができた。準決勝では、戦力的に優位のチームを相手にCounter(カウンター)プレーを活用し、高い決定力で勝利。決勝戦では敗れたが、2ゴールを入れ、意義のある結果を納めている。

 Buildup 6を用いると、大会を通して鹿島が戦術的に安定していたことがよく分かる。最初のゲームから決勝まで、相手の戦力が強くなるほどCounter(カウンター)プレーを試み、回数は10回-12回-19回-27回と増えていった。相手の攻撃を先に受け止めてからCounter(カウンター)プレーで得点を狙うパターンを多く駆使したことが分かる。

 一方で、相手の裏のスペースを利用するPenetrate(スペース侵入)プレーの回数は試合を重ねるごとに減少した。強いチームの裏のスペースは、攻め入ることが難しい。相手が強くなるほど、Penetrate(スペース侵入)プレーの数が14回-13回-10回-5回と減ったのは自然なことであった。

鹿島のレベルの高さが示されたZone14(コア領域)でのプレー頻度

【表1】Zone14(コア領域)でのプレー割合。鹿島はすべての試合で対戦相手を上回っていた。

 Buildup6の分析によると、選手個人の技量が優れており、戦術的完成度が高いチームはPenetrate(スペース侵入)プレーとZone14(コア領域)プレー、Side(サイド)プレーを中心に試合を進めていく。戦略的完成度が低いチームの場合は、Long Ball(ロングボール)プレーとCounter(カウンター)プレー、Simple Link(単純連結)プレーが多くなってしまう。

 鹿島の攻撃戦術が優れていることは決勝で奪った2点にも表れているが、鹿島の真価は、Zone14(コア領域)プレーに示されている。最初の試合で11回のZone14(コア領域)プレーを試みた鹿島は、2試合目には15回、第3試合目で10回、さらには敗れた決勝戦でも15回を記録した。

 Zone14(コア領域)と呼ばれるこの重要なエリアを攻略するチームは、レベルの高いサッカーを駆使するチームに分類される。では、鹿島のZone14(コア領域)プレーは具体的にはどのようなものであったのだろうか?

 最初の試合ではZone14(コア領域)プレーにおいて、プレーレベル3(シュートまでたどり着くまたはゴールにつながる攻撃をしたとき)の割合は45.5%であった。第2戦では26.7%、第3戦では20%、第4戦でも20%とかなりの割合を維持した。平均27.5%という高い数値だ。

 試合ごとにZone14(コア領域)プレーにおけるプレーレベル3の割合を、鹿島と相手チームとで対照して見てみると、オークランド戦は45.5%:20%、マメロディ戦は26.7%:5.3%、ナシオナル戦は20%:18.2%、レアル・マドリー戦は20%:18.5%と、すべてが相手チームよりも上回ったという事実を発見することができる。ちなみにSide(サイド)プレーのプレーレベル3の割合は4%、全体プレーのプレーレベル3の割合が7%であった。

シュート技術が高かった鹿島。今後の課題は?

 またFIFAクラブワールドカップ2016の中で鹿島が秀でていた部分として、枠内シュート率がある。鹿島は確実なチャンスでなければ、むやみにシュートを打たないチームだった。最初のゲームで鹿島の枠内シュート率は45.5%、2試合目のマメロディーサンダウンズFCとの試合では、50%になっている。

 同大会最大の峠であったクラブ・アトレティコ・ナシオナルSA戦ではまさに70%という驚異的なシュート有効率 を記録し、シュート技術の高さを見せつけ、さらに今回の大会で鹿島が唯一敗れた試合であるレアル・マドリー戦でも鹿島は40%の枠内シュート率を記録した。これはなんとレアル・マドリーの38.5%を上回るものであった。

 もちろん鹿島にもいくつかの弱点があった。攻撃面では、Side(サイド)プレーの完成度が低かったことだ。鹿島が最も多く試みたプレーは、Side(サイド)プレーだが、プレーレベル3の到達率は4%と低調だった。

 いっぽう守備では左サイドから比較的多くのクロスを許し、今後補強が必要であるというのがデータで明らかになった。攻撃時において、完成度の高いZone14(コア領域)プレーは大変強力な武器だが、守備時に相手のZone14(コア領域)プレーを防げない場合、致命的なピンチを招くことになる。

 守備時におけるZone14(コア領域)プレーは鹿島の弱点でもあった。FIFAクラブワールドカップ準優勝という成績に見合ったプレーを見せていた鹿島が、これから弱点を補完してけば、さらなる高みに到達できるかもしれない。

(文:大井 義洋)

【了】

https://www.footballchannel.jp/2017/03/26/post203647/

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