日刊鹿島アントラーズニュース

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2017年6月5日月曜日

◆日本人対決は実現せず…柴崎フル出場のテネリフェ、鈴木ベンチのヒムナスティックに完封負け(ゲキサカ)


[6.4 リーガ・エスパニョーラ2部第41節 テネリフェ0-1ヒムナスティック]

 リーガ・エスパニョーラ2部第41節が4日に開催され、MF柴崎岳が所属するテネリフェとDF鈴木大輔が所属するヒムナスティック・タラゴナが対戦。前半をスコアレスで折り返した試合は、後半15分に先制したヒムナスティックが1-0の完封勝利を収めた。前節、スペイン移籍後初ゴールを奪った柴崎は6試合連続先発出場。一方2試合ぶりにベンチスタートとなった鈴木の出場はなかった。

 テネリフェのトップ下の位置に入った柴崎だが、なかなかボールに絡むことができない。前半25分にはFWアントニー・ロサノのパスを左サイドで受けると、ドリブルでPA内まで進入。後方から迫った相手選手に倒されたものの、主審の笛は吹かれずにPKを獲得することはできなかった。

 前半43分には左サイドを突破したMFアーロン・ニゲスの弾道の低いクロスがファーサイドまで流れると、柴崎がダイレクトボレーで合わせようとしたが、シュートをジャストミートさせられず。その後も両チームともに得点が生まれないまま、前半終了のホイッスルが吹かれた。

 後半6分には相手のバックパスをかっさらった柴崎が自ら持ち込む。相手選手に囲まれながらも強引にPA内まで進入して右足シュートを放つが、横っ飛びした相手GKに阻まれて先制点を奪うには至らなかった。すると同15分、シュートのこぼれ球をウチェが蹴り込んでヒムナスティックが先制に成功する。

 その後、柴崎はシステム変更に伴って左サイドハーフに持ち場を移すと、積極的にボールに絡んでリズムをもたらしたが、最後までヒムナスティックゴールをこじ開けられず。テネリフェは0-1の完封負けを喫した。

http://web.gekisaka.jp/news/detail/?218099-218099-fl

◆U-19日本代表、イングランドを圧倒もPK2本で惜敗…トゥーロン未勝利のままGL敗退(ゲキサカ)


 東京五輪世代のU-19日本代表は4日、トゥーロン国際大会のグループリーグ最終節でU-18イングランド代表と対戦し、1-2で敗れた。この結果、グループリーグ敗退が決まった。

 同大会は12チームが3つに分かれてグループリーグが行い、各グループ1位と2位の中から成績上位1チームの計4チームが決勝トーナメントに進む。日本は初戦のキューバ戦、第2節のアンゴラ戦でともに先制しながらも 終盤に追いつかれ、2試合連続で1-1の引き分けに終わっていた。

 1試合を残してB組2位ウェールズが勝ち点4、C組2位スコットランドが勝ち点3のため、日本がグループリーグ突破するためには勝ち点3が必要な状況。重要な一戦に日本は前節アンゴラ戦から3人を変更し、DF立田悠悟(清水)とDF田中康介(立命館大)、MF針谷岳晃(磐田)を先発に起用した。

 試合は開始30秒でMF伊藤洋輝(磐田U-18)が左足ミドルを放っていくと、前半5分には、左サイドをえぐって佐々木匠(仙台)がシュートを持ち込むなど、日本が主導権を握った。

 さらに攻め込む日本は前半16分、右サイドから伊藤がゴール前に入れたボールに佐々木が反応したが、味方とかぶってしまい、うまく合わせることができない。18分には、左サイドのクロスから流れたボールをPA右で田中康が回収し、中央に浮き球のパスを送る。これをFW小松蓮(産業能率大)が右足ボレーで合わせたが、大きく上に外れてしまった。

 日本が一方的に攻めながらも得点できずにいると、前半25分に自陣PA手前で針谷のパスを奪われ、そこからPA内で田中康が相手を倒してしまい、PKを献上。キッカーのFWジョージ・ハーストが放ったシュートにGK大迫敬介(広島ユース)も反応したが、弾き出すことができず、イングランドのファーストシュートで先制点を許してしまった。

 前半は11本のシュートを放ち、イングランドのシュートを2本に抑えた日本は、後半6分に小松に代えてFW安藤瑞季(長崎総合科学大附高)を入れる。8分には、右CKから逆サイドにこぼれたボールをDF橋岡大樹(浦和ユース)が右足で狙ったが、クロスバーを越えていった。

 それでも後半13分にMF金子大毅(神奈川大)とFW安部裕葵(鹿島)を入れると、直後に同点ゴールが生まれる。敵陣中央で安部のパスを受けた金子がダイレクトでスルーパスを送り、安藤がPA右から抑えの効いた右足シュートをゴール左隅に流し込み、1-1。試合を振り出しに戻した。

 さらに勢いづく日本は後半19分、安部が個人技で中央を突破し、左足で強烈なシュートを放ったが、相手GKの正面に飛んでしまう。28分には、田中陸に代えてMF吉尾海夏(横浜FM)を入れ、フィールドプレイヤーの交代カードを使い切った(交代枠はゴールキーパーを含む5人まで)。

 しかし後半31分、立田がスライディングで相手を倒してしまい、再びPKを献上。今度はFWマーテル・テイラー・クロスデイルにゴール左上に決められ、イングランドに勝ち越しゴールを許してしまう。終盤には、189㎝の立田を前線に上げ、パワープレーに出たが、イングランドの守備を崩すことができず、1-2のままタイムアップ。日本は2分1敗で勝利がないまま大会を終えた。

http://web.gekisaka.jp/news/detail/?218087-218087-fl


◆『大岩鹿島』采配ズバリで快勝発進 クラブ関係者「監督が脱水症状」本人は否定(デイリー)


 広島に快勝し、サポーターに手を振る鹿島・大岩監督(共同)

 「明治安田生命J1、広島1-3鹿島」(4日、エディオンスタジアム広島)
 大岩剛新監督(44)の初戦となった鹿島は広島を3-1で下し、初陣を飾った。柏は浦和に1-0で競り勝ち、8連勝で首位を守った。FC東京はFW大久保嘉人(34)の2ゴールで清水に2-0で勝ち、4戦ぶりの勝利。C大阪は新潟に4-0で大勝し、4連勝で2位に浮上した。神戸は札幌に2-1で逆転勝ちした。日本代表の活動で一時中断し、次節は17、18日に行われる。

 キックオフ直前に響いた大岩コールを背に、船出した。ピッチサイドに出て声を張り上げ、3-1で快勝。鹿島の大岩新監督は「ほっとしている。90分は長かった、というのが正直な感想」と初陣を振り返った。

 “大岩色”を打ち出した。FW金崎、ペドロジュニーオールを故障で欠く中、土居をFWに配置。今季先発4試合目のMF中村、3試合目のMFレアンドロ、2試合目のMF三竿(みさお)健を起用した。

 「レアンドロ、中村のポテンシャルを信じた。土居はサイドハーフが多かったが、中央で相手のDFラインとボランチの間で受けるのは日本を代表するものがある」

 起用は当たった。先制点は三竿健を起点に中村-土居-中村と渡って生まれた。レアンドロは2得点。試合中には三竿健に「力が入っているぞ!!」とアドバイス。三竿健は「笑いながら言われて楽になった」と言う。

 クラブ関係者は「監督が脱水症状になった」と明かした。大岩監督は「違う。ネタにはならない」と否定。それでも「途中から暑くて立っていられなかった。シャツもこれが4枚目」と打ち明けた。

 重圧の中、激しく消耗した初陣だった。余韻に浸る間もなく「次、札幌戦に向けてやっていく」と口元を引き締めた。Jリーグ中断期間を経て、新生鹿島を色濃く仕上げていく。

https://www.daily.co.jp/soccer/2017/06/05/0010254579.shtml

◆鹿島 3発快勝で1カ月ぶり勝利 初陣飾った指揮官に大岩コール(スポニチ)


 明治安田生命J1リーグは4日、各地で第14節が行われ、5月31日に石井正忠前監督(50)を解任した前節7位の鹿島はアウェーで同16位の広島と対戦。前半だけで3得点を奪うゴールラッシュで3―1と完勝して連敗を2で止め、今季初の首位浮上を果たした5月4日の浦和戦(埼玉)以来3試合ぶりの勝利を挙げた。コーチから就任した大岩剛監督(44)は初陣を快勝で飾った。

 鹿島は前半14分、左からのパスをペナルティーエリア手前の右サイドで受けた中村が右足を振り抜いてゴール左隅に決めて先制。同30分にはスペースに走り込んだレアンドロが左足でシュートを決めると、前半終了間際の43分にはレアンドロが今度は右足で決めて3点リードで折り返した。後半22分に1点を返されたが、それ以上の失点は許さなかった。

 大岩監督は勝利の瞬間、両手で控えめにガッツポーズ。サポーターからは大岩コールが起きた。

http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2017/06/04/kiji/20170604s00002179218000c.html

◆大岩鹿島初陣3発!前監督解任から4日、独自色出し攻撃に連動(スポニチ)


明治安田生命J1リーグ・第14節   鹿島3-1広島 ( 2017年6月4日    Eスタ )


 王者・鹿島が大岩新監督の初采配を白星で飾った。前半14分にMF中村が右足で先制ゴール。今季の公式戦で初めて、前半15分以内に得点が生まれた。同30、43分にはMFレアンドロが追加点を挙げた。今季のJ1出場数は中村が6、レアンドロがわずか5。抜てきした選手が期待に応え、大岩監督は「僕自身もうれしいし、選手が喜んでいると思う」と笑みをこぼした。

 石井前監督解任から試合まではたった4日間。ボールをシンプルに動かすこと、積極的にボール保持者を追い越すことの2点を攻撃の狙いとして簡潔に説いた。試合中は汗でポロシャツを4枚も替えたほどで、チームドクターによれば脱水症状が見られたほど全力を尽くした90分間。新監督は「ホッとしているというのと、90分長かったなというのが正直な感想」と息をついた。

http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2017/06/05/kiji/20170604s00002000464000c.html


◆初陣飾った大岩監督、選手に感謝「やってほしいことを表現してくれた」(スポニチ)


明治安田生命J1第14節   鹿島3―1広島 ( 2017年6月4日    Eスタ )

 後半は広島に押し込まれた鹿島だったが、前半の3得点が効いて5月4日の浦和戦(埼玉)以来1カ月&3試合ぶりの勝利。石井前監督の解任を受けて5月31日にコーチから就任し、今季初の連敗を2で止めた大岩監督は「前半3―0で後半に入ったので、少し受け身になるかなと思っていたらその通りになった。広島さんの圧力というか、やっぱり強いなと思った」と冷静に振り返り、「きょうは選手が一生懸命やってくれた。やってほしいことをピッチで表現してくれたので、それに尽きると思う」と選手に感謝した。

 「前の監督がやってきたことを引き継いでいる部分もあれば、大岩監督が”こうしてほしい”という意図を皆でくみとって表現できたのではないかと思う」と胸を張ったのは前半30分と同43分に2得点を決めたレアンドロ。

 日本代表戦があるため、次節のJ1リーグは17日にホームで行われる札幌戦となる。「鹿島アントラーズに所属している選手全員で戦っているつもりでいる。きょう(アウェーに)来ていない選手も当然そうだし、今後も総力戦、全員で戦っていきたいなと思います」という大岩監督は「もう少し失点の仕方だったり、後半の戦い方を自分たちで整理して次の試合に生かしたい」と2週間のリーグ中断期間でチームをさらに熟成させるつもりだ。

http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2017/06/04/kiji/20170604s00002179231000c.html

◆サンフレッチェ広島1-3鹿島アントラーズ 6月4日(試合後)(サンスポ)


 ・広島はJ1でのホーム戦で、現在クラブワーストの8試合連続勝ちがない。

 ・一方、鹿島は今季J1のアウェイ戦で全勝している唯一のチームである(6戦全勝)。

 ・鹿島は2013年9月~2014年4月以来となる、J1でのアウェイ戦9連勝を記録。

 ・今節の鹿島の先発平均年齢は25歳253日。前節までの同チームの今季先発平均年齢は27歳以上だった。

 ・今節の鹿島の先発平均年齢は、2016年7月の名古屋戦以来(25歳60日)の若さ。

 ・中村充孝のJ1での直近4得点の内、2点はアウェイでの広島戦。

 ・レアンドロはJ1で初のブレイス(1試合2得点)。

 ・2015年シーズン以降、鹿島はJ1でのアウェイ戦で先制した21試合のうち20勝している(1敗)。

 ・鹿島はこの試合、3本の枠内シュートで3得点を挙げた。

http://www.sanspo.com/soccer/news/20170604/jle17060418020020-n1.html

◆新生鹿島3発快勝!初陣・大岩監督「ほっとした。90分長かった」(サンスポ)


新指揮官の起用に応えた中村。3点の快勝で常勝軍団が新たな一歩を踏み出した 

 明治安田J1第14節(4日、広島1-3鹿島、Eスタ)大岩新監督が就任後、わずか4日でチームに変革をもたらした。敵地で3-1の快勝。「ほっとした。90分は長かった」。石井前監督の解任のきっかけとなったACL広州恒大戦(5月30日)から先発を5人入れ替えた。最高気温26度超。大汗をかいた“脱水症状”の中、夏物のシャツを計4回替えて勝利を呼び込んだ。「いろいろあった中での試合で、正直難しい部分もあった。選手たちが前半から戦う姿勢を出してくれた」と手応えを感じていた。

http://www.sanspo.com/soccer/news/20170605/jle17060505020004-n1.html

◆鹿島大岩監督、攻守に独自色全開!中村ら先発も的中(ニッカン)




<明治安田生命J1:広島1-3鹿島>◇第14節◇4日◇Eスタ

 鹿島アントラーズの大岩剛監督(44)が、白星発進した。前半14にMF中村充孝(26)が先制。同30分、43分とMFレアンドロ(24)が連続得点するなど、先発起用も的中した。

 ボランチで先発したMF三竿健斗(21)も「力んでいて、剛さんに『リラックスしろ』と試合中に言われて、力が抜けた」と感謝。FW鈴木優磨(21)も「今日はかける思いがあったし、剛さんも監督として初めて。勝たなきゃ意味がないという気持ちだった」と結果に満足していた。

 今季左MFでの起用が多かったFW土居聖真(25)をトップで起用し、右サイドバックのDF西大伍(29)も右MFで途中投入。試合終了間際にはMF小笠原満男(38)を途中起用し、3ボランチの形で守るなど、早くも“大岩色”も披露した。

 日本代表戦のため、次節は17日の北海道コンサドーレ札幌戦(カシマ)となる。チームは5日から2日間のオフを挟み、大岩監督のもと再始動する予定だ。

https://www.nikkansports.com/soccer/news/1835111.html

◆鹿島大岩新監督「ホッ」抜てき中村ら活躍で初陣勝利(ニッカン)




<明治安田生命J1:広島1-3鹿島>◇第14節◇4日◇Eスタ

 鹿島アントラーズは、先月31日に石井正忠監督(50)解任となった負の流れを、3-1の快勝で断ち切った。コーチから昇格した大岩剛新監督(44)は、足首痛を抱えるFW金崎夢生(28)やFWペドロ・ジュニオール(30)をベンチから外し、今季左MFでの起用が多かったFW土居聖真(25)を2トップの一角で起用した。相手のセンターバックとボランチの間でボールを受けた土居が好機を何度も演出。前半14分にはMF中村充孝(26)の先制点をアシストした。同30分にはMFレアンドロ(24)が中村とのパス交換でゴール前に迫ると、左足でゴール。同43分にもレアンドロが右足で追加点を奪った。

 土居は「中央で仕事してくれという監督のメッセージを感じていた。攻める形がたくさんあったと思うし、これが出せれば勝ちにつながると思う」。ただ、自身の無得点には少々不満顔。「勝ったから欲が出ちゃうけれど、自分が点をとって貢献できれば、なお良い。監督交代にはなりましたけれど、(30日も)広州恒大には勝っているし、力はあると少しプラスに考えていました」と前を向いた。

 後半に1失点したものの、就任初戦を白星発進した大岩監督は「ホッとしています。90分長かったなというのが、正直な感想です」。気温27度の暑さだけでなく、監督としてのプレッシャーなども感じながらの指揮に「途中でクラッときて立っていられなくなった。ポロシャツも4枚目です」と、びっしょりと汗をかいてピッチサイドで一緒に戦った。今季のリーグ戦では出番の少なかった中村やレアンドロが先発起用に応えて、ゴールを奪い「彼らがとったというのはうれしいし、僕も選手たちも喜んでいる」と、チーム2点目直後には派手なガッツポーズで、喜びを表現した。

 監督交代の英断を下した、強化担当の鈴木満常務取締役(60)も「監督が代わって負けるとどんどん自信をなくしちゃう。初めてだけど良くやってくれた。選手もすごく集中していて、勝とうという結束力が強かった」とたたえた。

https://www.nikkansports.com/soccer/news/1835109.html

◆鹿島再起動…大岩新体制初陣で広島に快勝!!レアンドロが2発で結果(ゲキサカ)




[6.4 J1第14節 広島1-3鹿島 Eスタ]

 鹿島アントラーズが敵地でサンフレッチェ広島に3-1で勝利した。鹿島はリーグ戦の連敗を2で止めて、3試合ぶりの勝ち点3。大岩剛新監督の下での初陣を白星で飾った。

 鹿島はAFCチャンピオンズリーグ(ACL)での敗退を受けて、石井正忠監督を解任。5月31日に大岩コーチを昇格させる人事を発表した。リーグ戦も連敗中で、文字通り仕切り直しを図る一戦になった。

 ただ試合に入ると、鹿島は前半から圧倒する。14分にFW土居聖真のパスを受けたMF中村充孝がペナルティーエリアに入ったところで右足を一閃。巧いシュートでゴールネットを揺らし、先制点を奪う。

 さらに前半30分にはワンツーで抜け出したMFレアンドロが追加点を奪うと、同43分にも味方のパスカットがそのまま前線のレアンドロに流れると、右足で来日初の複数得点を奪い、勝負を決定づけた。

 後半に入ると広島も16分に左サイドから上がったクロスをMF青山敏弘が頭で落とすと、MFアンデルソン・ロペスが押し込み、ようやく1点を返す。しかし反撃はこの1点のみ。広島は3戦ぶりの黒星で降格圏脱出とはならなかった。

http://web.gekisaka.jp/news/detail/?218036-218036-fl

◆2連敗中の鹿島、大岩監督の初陣を勝利で飾る! レアンドロが2得点をマーク(サッカーキング)




2017.06.04 14:00
エディオンスタジアム広島
サンフレッチェ広島 1 終了 3 鹿島アントラーズ

 2017明治安田生命J1リーグ第14節が4日に行われ、サンフレッチェ広島と鹿島アントラーズが対戦した。

 14分、土居聖真からのパスを受けた中村充孝がコースを狙った鋭いシュートで鹿島が先制する。30分にはレアンドロが鈴木優磨との連携から左足で追加点。続く43分にはレアンドロがこの日2点目を挙げ、前半だけで3点のリードを奪う。



 後半に入り67分、柏好文のクロスを青山敏弘が頭で落とすと、最後はアンデルソン・ロペスが押し込み1点を返す。しかし、広島の反撃は1点にとどまり、試合は1-3で終了。

 鹿島はリーグ戦の連敗を2で止め、大岩剛新監督の初陣を勝利で飾った。

 次節、広島はアウェイで川崎フロンターレと、鹿島はホームで北海道コンサドーレ札幌と対戦する。

【スコア】
サンフレッチェ広島 1-3 鹿島アントラーズ

【得点者】
0-1 14分 中村充孝(鹿島)
0-2 30分 レアンドロ(鹿島)
0-3 43分 レアンドロ(鹿島)
1-3 67分 アンデルソン・ロペス(広島)

https://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20170604/596366.html?cx_cat=page1

◆2017明治安田生命J1リーグ 第14節(オフィシャル)


明治安田J1 第14節

大岩新監督の初戦、鹿島が広島を撃破!中村とレアンドロのゴールで勝ち点3を獲得!

新体制での歩みを始めた鹿島が、力強く初陣を飾った。大岩監督就任後の初戦となったJ1第14節、アウェイでサンフレッチェ広島と対戦すると、14分に中村、30分と43分にレアンドロがゴールネットを揺らし、3点リードで前半を終える。後半は攻勢に出た広島に押し込まれる時間が続いたが、1失点に抑えてリードを守り切った。3-1。リーグ戦3試合ぶりの勝利を収め、新指揮官の初陣で勝ち点3を獲得した。

鹿島は5月30日、AFCチャンピオンズリーグ・ラウンド16の第2戦で広州恒大に2-1と競り勝ったものの、2試合合計でのアウェイゴール数で及ばずに敗退することとなった。そして翌日、クラブは大きな決断を下した。石井正忠監督、解任。2015年夏の就任以来、3つの国内タイトルとクラブW杯での決勝進出を成し遂げた功労者から、大岩コーチに指揮権を託すことが発表された。アジア制覇という極めて大きな目標を失った今、チームに変化をもたらすことが進化と向上、そして次なる栄光へつながると信じ、鹿島は新たなるスタートを切った。

指揮官交代を告げられたチームは、責任と懸ける思いを胸にトレーニングへ打ち込んだ。熱を帯びる紅白戦では、今までとは異なる選手配置にもチャレンジ。ピッチに鋭い視線を飛ばす大岩監督の下、ポジション争いはさらに激しさを増していく。「監督が代わっても競争は当たり前。代わってからやる気を見せては遅いし、そのような選手はいない」と永木は語った。虎視眈々と出場機会を窺う伊東は「監督が代わって、全てが一からのスタート」と決意を述べている。個々の切磋琢磨の先に、再び勝利の日々が訪れると信じて。再出発へ、チーム一丸で準備を進めた。

就任から5日目で初陣を迎える大岩監督は「準備時間がないが、責任や覚悟は持っている」と不退転の決意を語った。「選手が積極的にやってくれて、ある程度は意図を伝えられたという感覚がある」と心境を明かした指揮官がチームに求めているのは、アグレッシブな姿勢を貫くこと。「引き分けではなく、常に勝ちに行く」。そう言って、大岩監督は広島へと発った。



新体制での初陣は、5日前から3名の先発メンバー変更が施された。右サイドバックに伊東、ボランチの一角に三竿健斗、2列目に中村を指名。また、今季は左サイドハーフが主戦場だった土居が2トップの一角で起用されている。その他、ゴールマウスにはクォン スンテが立ちはだかり、最終ラインは伊東とともに植田、昌子、山本が並ぶ。ボランチは健斗とともに永木がコンビを組み、2列目にはレアンドロが並んだ。ベンチには曽ケ端、ブエノ、西、今季のリーグ戦で初めてメンバー入りの梅鉢と久保田、そして小笠原、金森が控える。



青空に恵まれた広島に、アントラーズレッドの背番号12が足を運ぶ。日曜日に開催される遠方での一戦でも、サポーターは愛するクラブとともに再出発への一歩を踏み出す意志を示した。スタジアムに到着したチームバスに熱い声援が送られ、「一致団結 大岩アントラーズ」との横断幕とともに、ビジタースタンドから大きな大岩コールが降り注がれた。

14時3分、キックオフ。青空の下、ハイパーピンクの戦闘服を纏った選手たちが躍動する。とりわけ、2列目に入った中村とレアンドロが豊富なアイデアとテクニックを存分に見せつけ、緑のキャンパスに芸術的なパスワークを描いていった。まずは4分、中盤で土居がボールを奪ってカウンターに転じ、レアンドロがペナルティーエリア右側から右足シュート。枠の左へ逸れたが、スピードに乗った攻撃でチャンスを作り出した。

10分には中盤でのパスカットから鈴木が右サイドの土居へつなぐ。「フリーの味方がいてもシュートで終わるくらいの意識で」と語っていた背番号8は、鋭いカットインから左足を一閃。シュートは相手DFにブロックされたが、得点への意欲を姿勢で示してみせた。直後にはまたも敵陣でボールを奪い、ペナルティーエリア左側に入ったレアンドロが右足で狙う。ゴール右隅を丁寧に狙ったチャレンジは結実しなかったが、背番号11はのちに、2度の歓喜を生むこととなる。

中盤では永木と健斗が出足の速いカバーリングとインターセプトを繰り返し、ミドルゾーンを制圧。選手個々が持ち味を示し、ピッチを躍動した。右サイドバックの伊東も「どんどん選手を追い越すプレーをしたい」という言葉通り、果敢なオーバーラップを繰り返して推進力となった。

そして14分、待望のスコアが刻まれた。自陣からの鮮やかなパスワークで敵陣中央を突破すると、土居からのラストパスを受けた中村がペナルティーエリア右側から右足を一閃。強烈な一撃がゴール左隅へ突き刺さった。1-0。「より一層、個人のアイデアが見出されると思う」と語っていた背番号13が大岩監督の先発起用に応え、先制ゴールを決めてみせた。





勢いに乗った鹿島は鮮やかなパスワークで広島を押し込んでいく。19分には永木の縦パスから土居を経由し、中村がペナルティーエリア左側から意表を突いたループパス。ゴールライン際まで走り込んでいた伊東の折り返しは相手GKにキャッチされたものの、アイデアとテクニック、そしてゴールへの意欲が詰まった攻撃を見せた。





23分にはゴール前の混戦から中村が右足で狙ったが、惜しくも左ポストに阻まれて追加点とはならず。それでも追加点への意欲を示し続けた鹿島は、30分に2つ目のスコアを刻んだ。敵陣中央で前を向いたレアンドロがスピードを上げ、縦パスを中村へ。この日のファーストスコアラーはトラップから右足アウトサイドで絶妙なリターンパスを供給。走り込んでいた背番号11がさらに縦へ持ち出し、強烈な左足シュートを突き刺した。レアンドロ、J1での2得点目。2列目に入った2人が鮮やかなコンビネーションでゴールを陥れ、鹿島がリードを広げた。











2点リードを奪った鹿島は、反撃を期す広島の圧力をしっかりと吸収。絶え間なく続くプレスと連動した守備で相手に自由を与えず、主導権を握ったまま時計の針を進めていった。そして43分、敵陣右サイドでのハイプレスからボールを奪い、ペナルティーエリア右側で反応したレアンドロが右足シュート。ゴール左隅へ吸い込まれ、スコアは3-0となった。





3点リードで前半を終えた鹿島だが、後半は広島に押し込まれる展開となった。ハーフタイムに選手交代を行い、攻撃に重心を置いたホームチームに両サイド深くまで攻め込まれる時間が続く。それでも鹿島はセンターバックの2人が抜群の安定感でゴール前に立ちはだかった。昌子が鋭い読みでパスカットを繰り返し、植田はエアバトルをことごとく制してクロスを跳ね返していく。最後尾のスンテも相変わらずの存在感と冷静なセービングでチームを救った。















広島に得点を許さずにいた鹿島は67分、ゴール前の攻防からアンデルソン ロペスに押し込まれて1点を返されてしまう。その後は中盤でボールが落ち着かずに慌ただしい展開となったが、失点直後に投入されて右サイドハーフの位置に入った西が機を見た攻撃参加で追加点への意欲を見せるなど、少しずつ盛り返していった。大岩監督は75分に金森を前線に送り出し、圧力を高めていく。背番号14は積極的に裏へと飛び出し、強引なドリブルで突破口を見出していた。さらに終了間際には、小笠原がピッチへ。試合を締める役割を託されたキャプテンともに、鹿島は勝利の瞬間を迎えた。















3-1。最後まで広島の攻勢を受けることとなったが、アウェイで奪ったリードをしっかりと守り切った。大岩監督の初陣を勝利で飾り、リーグ戦では3試合ぶりの白星。13試合を終えて8勝5敗、勝ち点24となった。ここから代表ウィークを挟み、次節は2週間後だ。17日の札幌戦から、21日の天皇杯2回戦と25日の新潟戦と、ホームでの3連戦が予定されている。聖地で戦う日々を勝利の記憶で彩るために、選手たちはトレーニングに打ち込んでいく。さらなる向上と切磋琢磨を期し、インターバルに突入する。







【この試合のトピックス】
・大岩監督就任後の初戦を勝利で飾った。
・中村が今季初得点を挙げた。
・レアンドロが2ゴールを記録した。
・広島相手の公式戦は、2015年8月12日のJ1 2nd 第6節以来5連勝となった。
・J1でのアウェイ広島戦は5年負けなしで、2014年から4連勝となった。
・J1での広島戦は7試合負けなしとなった。
・伊東がリーグ戦3試合ぶりの先発出場を果たした。
・三竿健斗が今季のリーグ戦2試合目の先発出場を果たした。
・梅鉢と久保田が今季のJ1で初めてベンチ入りを果たした。


監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:大岩 剛
・相手のボランチのカバーリングをしっかり対応すること。
・集中力を落とさず、そこからいい攻撃をしかけよう。
・守ろうと思ったら絶対にやられるぞ。前半のような戦いを続けよう。

サンフレッチェ広島:森保 一
・もっとボールにアグレッシブにいくこと。
・気持ちを見せて戦うこと。

[試合後]
鹿島アントラーズ:大岩 剛
いろいろなことがあった中での試合だったので、正直、難しい部分もあった。それでも選手たちが前半から戦う姿勢を見せてくれて、良い試合の入り方をしてくれた。後半は少し苦しんだが、試合を終わらせることができた。一定の評価をしていいと思う。

Q.就任から間もなくして臨んだ試合だったが、選手たちに訴えたことは?

A.チームのコンセプトやベースになる部分は変わっていない。それをもう1回、思い出すということ。ボールを保持している時はシンプルに動かすということ。チャンスがあれば、積極的にボールホルダーを追い越していくこと。これらの動きができれば、相手にプレッシャーを与えることができるし、自分たちの速い攻撃をもっと促せると思う。それを選手に強く伝えて、試合へ送り出した。

Q.先発メンバーの起用基準は?

A.ケガ人がいる中で、選手の選択肢が限られていた。その中で経験のある選手、力のある選手がいるので、彼らを信じて起用した。今日で言うと中盤の中村、レアンドロ両選手のポテンシャルを信じていた。彼らに訴えたのは「一つのプレーで終わりじゃない。出して動く」ということ。そういう動きをやってほしいと伝えた。最終ラインについては、安定した守備のできるスカッドだと思っているので、自信を持って送り出した。2トップの土居と鈴木については、土居はサイドハーフをやる機会が多かったが、自分の中では中央で相手の最終ラインとボランチの間でボールを受ける力は日本を代表するものだと思っているので、そこで起用することで広島を押し込んでいくイメージを持っていた。

Q.初勝利の感想は?

A.ホッとしているということと、90分は長かったなというのが正直な感想です。

Q.後半に苦しんだという話があったが、柏選手の突破やシステム変更に対してどのように対応しようとしていたのか?

A.相手としては0-3ということで、攻撃に人数をかけてくることは予想していた。ただ、思いのほか、選手が受け身になってしまっていた。そこはうまく意図が伝わっていなかったのかもしれない。伊東と柏選手のサイドで1対1でやられていたので、西を入れることで数的優位を作れるかなと考えた。あとは時間が経つにつれて、柴崎選手や青山選手というボールの出し手へのプレッシャーが足りないと感じていたので、小笠原を入れてはっきりとしたポジショニングから圧力をかけたいと考えていた。そういう意図での選手交代だった。

サンフレッチェ広島:森保 一
今日はアントラーズが良かったというよりも、我々の前半があまりにも良くなかった。それが結果として、後半に追い付いて逆転するチャンスを失ってしまって、自分たちの責任だと思う。苦しい戦いになってしまった。選手たちはいろいろなプレッシャーを受けながらプレーしていると思う。監督である自分が自信や勇気を持たせてあげられていないということ、もちろん選手たちには厳しい要求はするが、自分としても反省するところは反省をしたい。後半はアグレッシブな戦いをすることができた。サポーターの皆さんに後半のような戦い方を見せられるように練習に励んでいきたい。サポーターの皆さんに勝利を届けられなかったことを申し訳なく思う。後半、選手たちが集中力を切らさずに1点をもぎ取る、2点目や3点目を狙いに行くプレーができたのはサポーターの皆さんのおかげ。応援に感謝したい。


選手コメント

[試合後]

【中村 充孝】
今日の試合は何がなんでも勝たなければいけなかった。その試合で勝てたのは大きい。得点の場面では先のプレーを考えて、まずは駆け引きをした。試合の中での一発目はシュートを打とうとしていたので、それが入ったことでその後のプレーもしやすくなった。

【レアンドロ】
自分が得点を決めて、チームが勝つことができた。嬉しく思う。クラブが決断をした中で、監督が求めたものを明確に表現できたと思う。

【植田 直通】
前半は良かった。でも後半はどちらが点を取るかで変わったと思うし、点を取られてから守備の意識が強くなったわけではないけど、もっと前から行っても良かったと思う。今日は結果が全て。勝つことが大事だった。

【鈴木 優磨】
剛さんの最初の試合だったし、勝ちたいという気持ちがみんなにあった。勝たないと意味がなかった。守備の意識が高かった。勝つことができて良かった。

【三竿 健斗】
前半は良かったけど、後半はボールを失う時間が多く、もっと早い判断をしなければいけなかった。前半はある程度うまくできていたので、後半は落ち着いてプレーできた。勝利に貢献できて良かった。

【永木 亮太】
前へ行く意識を高く持っていて、その中で得点につなげることができて良かった。監督が代わって、思うことはそれぞれの中にあると思う。選手の責任が一番大きい。責任を持ってやっていかないといけない。強いアントラーズをここから見せていけるようにしたい。

http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/51981

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