日刊鹿島アントラーズニュース

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2017年8月19日土曜日

◆“神様”ジーコ、フットゴルフは「理想的で素晴らしい」(サッカーキング)




 サッカー元日本代表監督の“神様”ジーコが、注目度がアップしているフットゴルフに強烈なエールを送った。

 ゴルフとサッカーのハイブリッドスポーツとして徐々に人気が増しているフットゴルフ。伝説のプレーヤーとして70代後半から80年代にかけて活躍した“神様”も、3年前に日本のバラエティ番組で体験してから、その存在は気になっている。

 そんなこともあり、来日中は日本フットゴルフ協会の松浦新平会長と面談。ジーコは「(番組に参加した後)帰国しフットゴルフのことを調べてみたら、ブラジルにもあることが分かりました。でも、私のようにサッカーやスポーツの世界で生きている人間でもあまりフットゴルフを知らない状態。もっとPRできると良いですよね」とした。

 ジーコは、現在、地元の子供たちに向けたサッカースクールを主宰している。そこで繰り返し子供たちに唱えているのが、教育の大切さだ。それは、キャリアの途中で挫折し、その後の社会になかなか適応できないスポーツ選手が多いことを憂いでいるから。つまり、サッカー選手がどのようなセカンドキャリアを築くのかを強く気にかけている。

 ジーコは、そんな点でフットゴルフが果たす役割は大きいと松浦会長に指摘。「フットゴルフは、サッカーとは別のスポーツですが、ボールを蹴るという部分で(引退したサッカー選手にとって)キャリアを継続できるし理想的で素晴らしいと思う」とコメントした。

 世界的に急速に広がりを見せるフットゴルフだが、10月下旬には日本フットゴルフ協会が主催する国内初の国際大会「FIFG World Tour Japan Footgolf International Open」が軽井沢で開催される。こうした流れについても「(サッカーを)引退した選手たちの気分を上げてくれる取り組みなので嬉しいですね」とジーコ。「大会でプレーする選手には、自分たちが持っているものを出しきって楽しんで欲しいです。大会が大成功することを願っていますよ」とサッカーボールが広げた新たなスポーツにエールを送っていた。

「FIFG World Tour Japan Footgolf International Open」はフットゴルフ史上最高の賞金総額350万円を誇り、サッカー漫画「キャプテン翼」の原作者である高橋陽一氏を公式アンバサダーに招聘。元日本代表の岩本輝雄氏やU17元日本代表の財前宣之氏、そして元浦和の堀之内聖氏も出場を表明するなど、ジーコの言葉通り元プロサッカー選手の新な活躍の場となりつつある。

 同協会によれば参加費を払えば経験は問わず誰でも出場できるとのこと。元代表選手と同じ舞台でプレーできるチャンスとなっている。

“神様”ジーコ、フットゴルフは「理想的で素晴らしい」

◆ヘタフェ指揮官、柴崎の攻撃センス高評価 開幕戦は攻撃的MFか(スポニチ)




 スペイン2部テネリフェから同1部ヘタフェに移籍したMF柴崎岳(25)について、ボルダラス監督がその攻撃的センスを高く評価した。

 リーグ開幕となる20日のアウェー・ビルバオ戦に向けた18日の会見で、指揮官は柴崎について言及。開幕戦で出場し、1部デビューを果たすかについては「言うつもりはない。他の選手同様に可能性はある」と明言は避けたが「素晴らしい技術とラストパスがある」と評価。さらに「ゴールに近い位置でプレーさせたい」とボランチではなく、本人が望むトップ下など攻撃的MFとして起用する考えを示した。

ヘタフェ指揮官、柴崎の攻撃センス高評価 開幕戦は攻撃的MFか

◆シャルケ内田篤人が歩む復活への道…現状とライバルは?【海外日本人展望】(GOAL)




海外で戦うサムライたちの2017-18シーズンが始まる。彼らは新たな一年のスタートをどのような形で切るのか? チームにおける序列やシーズンの目標は? 識者たちが海外組の“現在地”を探る。

チーム内序列:バックアッパー

ノルマ:レギュラーへの返り咲き

目標:シーズン後のワールドカップ出場

文=遠藤孝輔

■いわば最後尾からのスタートに

シャルケ在籍8シーズン目に臨む内田篤人の焦点は至ってシンプル。かつての輝きを取り戻せるかどうかに尽きる。直近2シーズンをほぼ棒に振る羽目になった右膝の重傷(+筋肉系の軽傷)を乗り越え、プレシーズンキャンプをフルに消化。あとはチーム内での生存競争を勝ち抜き、レギュラーの座を射止めるだけの段階に入っている。

DFBポカール1回戦で遠征メンバーから漏れたとおり、現在の立場は芳しくない。ドメニコ・テデスコ新監督の基本システムは3-4-3で、内田にとっては右ウイングバックが最も肌に合いそうなポジションになるが、テストマッチでは不慣れな左ウイングバックで試される機会が多く、思うようにアピールできなかった。いわば最後尾からのスタートとなり、日々のトレーニングで指揮官の信頼を掴むのが最初の課題になる。

まずは8月19日に控えるRBライプツィヒとのブンデスリーガ開幕戦で、7人のベンチ入りメンバーに入れるかに注目だ。現在のシャルケは負傷中のアレッサンドロ・シェプフを除き、全選手を起用できる状況にある。トップチーム登録のフィールドプレーヤーは27人に上るが、そのうちドニス・アブディジャジとシドニー・サムは構想外で、レンタル先を模索中のベルナルド・テクペティとともに退団が濃厚。この4人を除く23人が開幕戦のメンバー入りを目指す。篩い落とされるフィールドプレーヤーは7人だ。

■個性豊かなライバルたち

内田が右ウイングバックとして構想に入った場合のライバルは、ダニエル・カリジューリとコケになるだろう。サイドアタッカーが本職の前者はプレシーズンマッチでまずまずの適性を示し、DFBポカール1回戦でも先発フル出場。後者はもともと右サイドのスペシャリストで、攻撃色の濃いカリジューリよりディフェンスが安定している。もちろん、ブンデスリーガでの実績に関しては内田が圧倒的に上だ。カリジューリもドイツでの経験が長いが、トッププレーヤーの一人に数えられた試しはない。
ただ、内田がリーグ有数の実力者と称されたのは右サイドバックとして。ウイングバックで飛躍を遂げるには、攻撃力、とりわけ得点力を高める必要がある。実際、マルクス・ヴァインツィール前体制下で重宝されたシェプフは、無尽蔵のスタミナと高い得点力を武器に、レギュラーの座を勝ち取った。負傷離脱中のため起用法は定かではないが、このオーストリア代表MFも内田の前に立ちはだかる可能性はある。
さらに“ダークホース”も存在する。下部組織から昇格を果たしたルーク・ヘメリッヒだ。中国ツアー中のベシクタシュ戦で躍動的なプレーを披露した19歳の新鋭で、豪快な左足ミドルでゴールまで奪っている。同じユース上がりのセントラルMF、ウェストン・マッケニーとともにサプライズを提供するかもしれない。

■強いシャルケを知る希少な古株に

今季のシャルケは6シーズンぶりにヨーロッパのコンペティションに出場しない。ブンデスリーガとDFBポカールの戦いに照準を合わせられる状況だ。この日程的な余裕が内田を含むバックアッパーたちのマイナスに働く恐れはある。欧州カップ戦出場クラブに比べれば、ローテーションでレギュラー陣の疲労を取り除く必要がなく、チームの歯車が狂わないかぎり、スタメンの顔ぶれが固定される可能性が高いからだ。
その中で個性豊かなライバルたちとの競争を勝ち抜いた暁には、当然ながら日本代表復帰が見えてくる。今年5月、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が「(内田が)本当に良いパフォーマンスを取り戻すのを心待ちにしている」と口にしたとおり、2年以上もチームから遠ざかりながら完全に構想外になっていないのは確かだ。
今夏にクラース=ヤン・フンテラールが退団し、昨シーズンまでキャプテンを務めたベネディクト・ヘヴェデス、今季から主将の重責を担うラルフ・フェーアマンに次ぐ古株となった内田。強い時代のシャルケを知る数少ない生き残りで、その経験は何にも代えがたく、シャルカーたちの間での人気も衰えていない。もう一花咲かせられるか。

シャルケ内田篤人が歩む復活への道…現状とライバルは?【海外日本人展望】


◆Jリーグが町田の“人違い”退場処分を取り消し…深津が1試合の出場停止に(サッカーキング)




2017.08.16 19:00
町田市立陸上競技場
FC町田ゼルビア 3 終了 4 名古屋グランパス

 Jリーグは18日、2017明治安田生命J2リーグ第28節・FC町田ゼルビア対名古屋グランパスにおける出場停止処分の変更を発表した。

 16日に行なわれた町田対名古屋の一戦で、88分に名古屋MF青木亮太が抜け出すと、町田DF深津康太がファールを犯す。しかし、家本政明主審は町田DF平戸太貴に対してレッドカードを提示していた。

 Jリーグは「日本サッカー協会審判委員会を通じて、退場処分の対象となる選手が『人違い』であることが確認された」として、平戸の退場処分および出場停止処分を科さないと発表。本来、プレーに関与していた深津に対して1試合の出場停止処分が科された。深津の出場停止処分は、今月20日に行われる第29節・愛媛FC戦が対象カードとなる。

Jリーグが町田の“人違い”退場処分を取り消し…深津が1試合の出場停止に

◆ハリル監督、生観戦で金崎チェックか 19日鹿島ー清水戦(スポニチ)


明治安田生命J1リーグ・第23節   鹿島―清水 ( 2017年8月19日    カシマ )



 日本代表のハリルホジッチ監督が19日の鹿島―清水戦(カシマ)を視察する。前節、前々節は複数試合をチェックするため、インターネット配信による観戦を行っており、3節ぶりに会場に足を運ぶ。

 W杯アジア最終予選は31日のオーストラリア戦(埼玉)、9月5日のサウジアラビア戦(ジッダ)の残り2試合。24日にメンバー発表を控える中、右足首痛のFW大迫(ケルン)、右ふくらはぎ痛のFW本田(パチューカ)と1トップ候補が故障中。指揮官は昨年6月7日のボスニア・ヘルツェゴビナ戦を最後に招集を見送ってきたFW金崎をチェックするとみられる。

ハリル監督、生観戦で金崎チェックか 19日鹿島ー清水戦

◆【清水】金子、鹿島戦で狙う“リベンジ弾”(報知)




 J1清水エスパルスは19日に首位の鹿島と対戦(カシマ)する。17日は三保で調整。FW金子翔太(22)が“リベンジ弾”に意欲を示した。

 プロとしてやられっぱなしではいられない。前回3月にホームで対戦した際は自身の1ゴール1アシストで2点リードも、残り16分で3失点して逆転負け。「どんな形で出るにしてもやるしかない。1対1で仕掛けていく場面を作れたら」と再戦へ気合を入れた。

 秘策は新加入のMF増田との“ホットライン”だ。紅白戦などで元日本代表と同組になると「ボールが出てくる」と実感。長短のパスで好機を演出してくれると共に、「指示の声を出してくれるので守りやすい」と守備にも好影響があるという。

 16日には増田を食事に誘い、すき焼きに舌鼓を打ちながらサッカー談議に花を咲かせた。「質問攻めにさせてもらいました」。常勝軍団・鹿島や海外、日本代表での経験談を思う存分吸収できた。

 カシマスタジアムでの勝利となれば、12年10月以来5年ぶりとなる。敵地のゴールネットを揺らし、胸の奥にある「苦い思い出」を払拭する。(武藤 瑞基)

【清水】金子、鹿島戦で狙う“リベンジ弾”

◆神様・ジーコの古巣訪問に鹿島の外国人選手も緊張(サンスポ)




 “神様”と呼ばれる元日本代表監督のジーコ氏(64)が17日、古巣J1鹿島のクラブハウスを約5年ぶりに訪問した。

 鹿島の前身、住友金属時代から同氏を知る強化責任者の鈴木満常務(60)は再会を喜びつつ、「緊張した」とクラブのレジェンドの訪問を振り返った。

 緊張したのは外国人選手も同じ。ブラジル人にとってジーコ氏は、日本人にとっての長嶋茂雄氏(81)のような偉人。MFレオシルバ(31)は「すごいよ。みんな緊張していた。『絶対に勝て』といわれた。だから勝たないといけない」と興奮を隠さなかった。神様の力でチームは再び活性化しそうだ。 (サッカー担当・一色伸裕)

神様・ジーコの古巣訪問に鹿島の外国人選手も緊張

◆鹿島W節目でVを 山本200&中村100 J1通算試合出場(スポニチ)


明治安田生命J1リーグ・第23節   鹿島―清水 ( 2017年8月19日    カシマ )



 鹿島がダブルの節目を白星で飾る。ホーム清水戦に出場すれば、DF山本がJ1通算200試合、MF中村が同100試合出場を達成する。

 首位死守のためにも負けられない一戦。32歳の山本は「清水は1点、2点取られても取り返す力がある。クロスからの攻撃が強みなので注意したい」、26歳の中村は「まずは自分たちのやるべきことをしっかりやりたい」とそれぞれ気合を入れた。

鹿島W節目でVを 山本200&中村100 J1通算試合出場

◆鹿島・土居、“兄弟子”増田に必勝誓う!19日ホーム清水戦で対戦(サンスポ)


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 鹿島・MF土居が“兄弟子”との対戦を心待ちにする。19日は清水戦(カシマ)。2004年から8季鹿島に在籍した“ジーコイズム”を知るMF増田が今夏アルシャルジャ(UAE)から加入したチームだ。増田を兄のように慕う土居は「久しぶりの対戦。(出場したら)相手の良さを消して、自分たちの良さを出したい」と必勝を誓った。18日は約1時間半の練習で汗を流した。 (鹿嶋市)

鹿島・土居、“兄弟子”増田に必勝誓う!19日ホーム清水戦で対戦

◆鹿島鈴木「オレがやります」J記録サブで10発狙う(ニッカン)




 鹿島アントラーズFW鈴木が、J1途中出場年間2ケタ得点に意欲を示した。森山(名古屋)らの9得点が最多と知ると「2ケタはオレがやります。与えられた場所で得点が求められている」。

 リーグ直近4戦3発。今季の途中出場弾も4ゴールでウタカ(東京)ヴィエイラ(横浜)と並びトップ。今日19日の清水エスパルス戦に向け「イメージができている」と目を輝かせた。


鹿島鈴木「オレがやります」J記録サブで10発狙う

◆鹿島アントラーズvs清水エスパルス 8月19日(サンスポ)




 ・鹿島は今シーズン、全ての敗戦をホームで記録している(6勝5敗)。しかし、ホーム戦直近4試合では4連勝。

 ・鹿島はJ1でのホーム戦直近4試合で無失点。これらの試合全てでマルチ得点を記録(10得点)。同地でのこの前の7試合ではわずか4得点のみ。

 ・鹿島が今節勝利すると、1シーズン内に限れば2013年シーズン以来のホーム戦5連勝。

 ・清水はJ1でのアウェイ戦直近7試合で勝ちがない(2分5敗)。同地でここまで勝ちがないのは、2014年シーズン(10試合未勝利)以来。

 ・清水はこの間全試合で失点(12点)しているが、6試合で得点(10点)している。

 ・鹿島はJ1での清水戦直近4試合で3勝している(1敗)。この間10得点記録している。

 ・鹿島は今季、試合最後の5分の時間帯で失点を喫していない唯一のチームである。

 ・今季J1で、鹿島は59回のスタメン変更を行っている。今季リーグで最も多い数字。

 ・鹿島の鈴木優磨は今季J1で交代出場から最も得点を決めている選手の一人(4点、ウーゴ・ヴィエイラ、ピーター・ウタカと並ぶ)。直近全4試合でも交代出場していて、3得点を決めている(37分に1点の計算)。

鹿島アントラーズvs清水エスパルス 8月19日

◆【鹿島 vs 清水】 ウォーミングアップコラム:負けを認めて次へ生かす(J's GOAL)



試合前の様子は選手によって様々だ。飄々としている選手、自然体の選手、緊張感を漂わせる選手、闘志をみなぎらせる選手。格闘技経験のある植田直通(写真)は、試合前の時間を使って集中力を高めていく。その向かう先は、試合というより仕合。数多のストライカーと斬るか、斬られるかの戦いに身を投じる。黙々とアップに取り組み、仕上げはロングボールのヘディング。渾身の力を込めて球体を遠くへ弾き飛ばす。

気持ちを高めて臨むからこそ負けた後の反動は大きい。目尻はつり上がり怒りのオーラが身を包む。声をかけるのもはばかられるほどに。

ところが最近、そうした様子に変化が見られるようになった。怒りでも哀しみでもない、普通の表情で報道陣の前に現れるようになったのである。

そのことを問われた植田は、少し考えたあと次のように口を開いた。
「最近、そこまで負けを引きずらなくなりました。ミスをすることはある。そこを次で生かすのが、いまの自分の楽しみ」

背が高く、足も速くて、体も強い。日本人離れした植田のフィジカル能力は天下無双と言っても過言ではない。日本代表でもチームメイトの昌子源でさえ「うらやましい」とこぼすほどだ。しかし、それが逆に徒となっていた。

負けたとき、どう対応していいのかわからない。結果、怒り、落ち込み、一人で抱え込む。悪いときにはプレーが縮こまる植田らしくない悪循環に陥っていた。

しかし、いい意味で負けを認められるようになったという。やられたら次はやってやろう、と気持ちを切り替えることができるようになった。
「課題に対して少しポジティブになれていると思う」

今節の清水とは、アウェイで対戦したとき自らのミスで先制点を献上してしまった。その後、反撃の狼煙となるヘディングシュートを決めたものの、それだけではまだ満足できないだろう。

「最近、もっとサッカーを知りたいと思っている」という植田が、どんなプレーを見せてくれるのか注目だ。

文:田中滋(鹿島担当)


明治安田生命J1リーグ 第23節
8月19日(土)18:30KO カシマ
鹿島アントラーズ vs 清水エスパルス

◆【鹿島vs清水プレビュー】ジーコ氏の来訪が刺激となった鹿島…元鹿島の増田誓志が加わった清水(サッカーキング)




■鹿島アントラーズ 小笠原満男の復帰で展開力に厚みが増すはず

【プラス材料】
 リーグ前節は川崎に1-3で敗れ、大岩剛監督就任後の不敗記録が8勝1分の9試合で止まった。首位はキープしたものの、上位争いの混戦を招く結果になった。

 大岩監督が「監督交代したばかりのチームはどのチームでも良い反応が起きやすい」と話すように、不敗記録がストップした今こそ、チーム、指揮官の真価が問われる。17日の練習には鹿島の土台を築いたOB、ジーコ氏が来訪。クラブの精神的象徴から勝利に対する意識などが選手に伝えられ、鹿島の原点を見つめ直すきっかけとなり、連敗を避けたい清水戦への士気が高まった。

 また、展開力に欠けた攻撃は、小笠原満男の復帰で改善する見込み。リーグ連覇へ向けて連敗を避け、ホームで勝ち点3を手にしたい。

【マイナス材料】
 連勝、不敗記録がストップした時、その反動を受けるケースがよく見られる。

 つまり長らく負けを経験しなかったチームに、すぐに勝てない時期がやってくるという例だ。負けなかった時期に、本気で取り組むことのできなかった改善点が積み重なり、チームが勝てなくなるという。

 ただ、鹿島の場合は豊富な戦力を抱えており、選手を入れ替えることで改善を図ることができる。大岩剛監督は土居聖真、小笠原満男を先発復帰させ、再びチームの歯車を戻す狙いだ。

 また、ベンチ組に目を移せば、鈴木優磨、安部裕葵と好調を維持する選手がいる。立ち上がりから相手を押し込み、先手を取ることが理想だが、後半に勝負を決められる選手が控えていることを頭に入れながら、勝ち急がずに戦うことを意識したい。

文:totoONE編集部

■清水エスパルス 元鹿島の増田誓志の加入はプラス要素

【プラス材料】
 まだコンディションは十分ではないが、元鹿島の増田誓志が加わったことは、精神面も含めてプラス要素になる。本人も久しぶりの古巣との対戦を楽しみにしており、鹿島に勝つために必要な心構えを周囲に伝えているはずだ。

 もう1人の新戦力、清水航平も今節から出場可能で、身体もよく動いている。いきなりの先発はないとしても、終盤の間延びしてきた時間帯で力を発揮できるタイプなので、スーパーサブとしても期待できる。けが上がりの白崎凌兵も練習に復帰しており、今節の出場は微妙だが、出場した選手たちが危機感を強めて奮起するという効果は期待できる。

 リーグ前節は4失点を喫し1-4で大敗したが、その修正点は明確になっており、選手たちも前向きに取り組んでいる。守備組織に破綻はないため、個人レベルのミスが減れば、失点を減らすことはできるはずだ。

【マイナス材料】
 けが人が非常に多く、特に攻撃陣が苦しい状況なのは前節と同じ。鄭大世やチアゴ・アウベスのような一発のある選手が出場できないなかで、堅守の鹿島からいかに点を取るかというのが大きな課題となる。

 守備も、リーグ戦はここ4試合で10失点とミスによる失点が増えている。

 また、鹿島との通算の対戦成績は、27勝10分27敗と五分の成績だが、優位に立っていたのは主に90年代のこと。リーグ戦におけるここ10シーズンでのカシマスタジアムでの戦績は1勝3分11敗と非常に分が悪く、清水にとっては鬼門の1つとなっている。

 チームの特徴から考えても、カウンターからの失点が多い清水と、カウンター攻撃が得意な鹿島ということで相性は悪い。セットプレーに関しても、清水はひと頃より失点が減ってきたが、ここも鹿島が優位に立ちそうだ。

文:totoONE編集部

【鹿島vs清水プレビュー】ジーコ氏の来訪が刺激となった鹿島…元鹿島の増田誓志が加わった清水

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