日刊鹿島アントラーズニュース

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2017年9月2日土曜日

◇アジア最終予選A組2つ目の出場枠は韓国、シリア、ウズベク三つ巴最終節決着に(報知)




 ◆2018年ロシアW杯アジア最終予選A組 韓国0―0イラン、中国1―0ウズベキスタン、シリア3―1カタール(31日)

 前節まで勝ち点13でグループ2位の韓国が、1位突破を決めているイランと対戦し、0―0でドロー。同12で3位のウズベキスタンは、アウェーで最下位の中国に0―1で敗れる波乱の決着となった。また同4位のシリアがカタールに3―1で快勝し、勝ち点12。得失点差でウズベキスタンを交わし3位に浮上した。A組2枚目のW杯切符は、最終節(9月6日)で三つ巴の決戦となった。

 最終節のカードはウズベキスタン―韓国、イラン―シリア。各国の出場条件は次のようになる。

 ◆韓国

 「ウズベキスタンに○か△」

 ◆ウズベキスタン

 「韓国に○」かつ「シリアが△か●」

 ◆シリア

 「イランに○」かつ「ウズベキスタン―韓国戦が△」

 ウズベキスタンとシリアがともに勝った場合は得失点差で決定する。

 ◆A組順位(31日現在)
 1位・イラン 勝ち点21(得失点差+8)
 2位・韓国 14(+1)
 3位・シリア 12(+1)
 4位・ウズベキスタン 12(-1)
 5位・中国 9(-3)
 6位・カタール 7(-6)

アジア最終予選A組2つ目の出場枠は韓国、シリア、ウズベク三つ巴最終節決着に

◆C大阪山村が練習参加、浦和第2戦に出場の可能性も(ニッカン)





 8月9日の清水戦で左膝を負傷し、全治5週間の診断を受けたセレッソ大阪MF山村和也(27)が、早期復帰に意欲を示した。

 1日、浦和レッズとのルヴァン杯準々決勝第2戦(3日、埼玉)に向けた大阪・舞洲での練習に参加。左足でも問題なくボールを蹴るなど、通常メニューも普通にこなした。「やりたくて仕方なかった」と山村。トレーナーからもお墨付きをもらい「状態はすごくいい。後は(尹晶煥)監督がどう判断するか」と猛アピール。ホームの第1戦は0-0で引き分け、負けられないアウェーの第2戦で4強進出の切り札となるか。

C大阪山村が練習参加、浦和第2戦に出場の可能性も

◇香川に続き長谷部も右膝腫れ離脱…25人でサウジへ(ニッカン)




 6大会連続のW杯出場を決めたサッカー日本代表が2日、W杯アジア最終予選のサウジアラビアとの最終戦(5日、ジッダ)に備え、羽田空港からチャーター機で同国ジッダに向かった。

 同空港で、3月に手術した右膝に腫れが出たMF長谷部誠が離脱。1日午後には、MF香川真司も離脱しており、27人から主将と背番号10が外れ25人でサウジに向かった。大量招集しており、追加招集はないとみられる。

 チャーター機に乗り込む前のJALのセレモニーでは、ハリルホジッチ監督と選手を代表し、長谷部に代わる主将として期待されるDF吉田麻也に花束が贈られた。

香川に続き長谷部も右膝腫れ離脱…25人でサウジへ

◆麻也&昌子、鉄壁のコンビ3戦目「うまく守れた」(報知)




 ◆2018年ロシアW杯アジア最終予選B組 日本2―0オーストラリア(31日、埼玉スタジアム2002)

 オーストラリアの強力攻撃陣を完封した。最終予選で全試合フル出場を果たしたDF吉田は「うまく守ることができたんじゃないかと思う。中盤も大変だったと思うけど、しっかりプレスをかけられたし、相手にサッカーをやらせなかった」と胸を張った。

 中心にいたのは、まだ日が浅いセンターバックコンビだ。今予選は吉田と共にF東京DF森重が主力を務めていた。だが不調に陥った森重が6月の遠征から外れ、24歳のDF昌子が抜てきされた。吉田とのコンビはまだ3試合目だったが「合宿中も(吉田)麻也君と戦術的な話を2人でしてきた」と連係を深めてきた。

 後半16分に189センチFWユリッチ、25分には過去の日本戦で通算5得点を挙げているFWケーヒルが投入された。直後の26分に左サイドを突破されクロスを上げられたが、後半に許した決定機はその1度だけ。昌子は「どっちが誰をマークするか常にアイコンタクトできていた。連係は試合ごとに良くなっている」と手応えをつかんだ。W杯に向けて吉田は「おのおのがクラブで成長を続けないといけない」と気を引き締めた。(井上 信太郎)

麻也&昌子、鉄壁のコンビ3戦目「うまく守れた」

◆豪戦で完封勝利に貢献した昌子「上の世代を見習って僕たちも…」(サッカーキング)


昌子

 激闘のオーストラリア戦から一夜明け、DF昌子源が歴史的勝利を振り返っている。

「ああ、本当に決まったんだな」と話す昌子は、9月5日に行われるサウジアラビア戦の準備に勤しんだ。

「ワールドカップ出場が決まる大会は4年に1回なので、それに携われたことはすごく誇らしい。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督も言ってましたけど、選手だけじゃなくてチーム全体で戦った。日本を背負えたことはすごい充実感が得られますね」と述べると、「このメンバーでW杯を決めようって監督が言っていた。円陣を組んだ時に、僕たちのことを誇りに思うって語ってくれたのは嬉しかったですね」と監督についてコメント。

 続いて「この勝利の勢いをサウジアラビア戦まで持っていきたい。これで満足してはダメ。そこは意識していきたい。次の試合は吉田麻也君の代わりに、若い選手が出る可能性が高いと思っている。もし三浦弦太君が出るなら、できる限りサポートしたい。僕も先輩ヅラできるわけではないので、2人とも思い切って試合に臨めれば、と思ってますね。サウジアラビア戦は自分にとっても重要な試合で、自分のキャリアにつなげていきたい」と語った。

 さらに「僕らはプラチナ世代って言われてましたけど、かなり下からスタートしてきた。リオ世代もだんだん代表に定着してきたので、これからもっと協力していきたい。上の世代がやってくれていたことを、今度は僕たちがやらなくては。僕はクラブワールドカップでレアル・マドリードと対戦したり、いろんなことを経験できた1年だった。もっと鍛えるべきところはあるけれど、順調に成長していきたいですね」と述べている。

豪戦で完封勝利に貢献した昌子「上の世代を見習って僕たちも…」

◆ハリルからの労いの言葉…DF昌子「選手としてはすごくうれしいこと」(ゲキサカ)




 歓喜の瞬間をピッチ上で迎えた。勝てば6大会連続でのW杯出場を決めるオーストラリア戦で先発出場を果たした日本代表DF昌子源(鹿島)は、体を張って相手攻撃をはね返し続けて2-0の完封勝利へと導いた。

 一夜明けて取材エリアに現れた昌子は「あーマジで決まったんや」と喜びを噛み締め、「予選自体2年くらいやって、数多くの試合の中でW杯(出場)が決まる試合は4年に1度なわけで、その試合に出ていたのはすごく誇らしいと思う」と胸を張る。

 オーストラリア戦翌日の練習前には円陣が組まれて、バヒド・ハリルホジッチ監督からは労いの言葉があったという。「僕らのことを『誇りに思う』と言ってくれた。監督から、そういう言葉をもらえるというのは、選手としてはすごくうれしいこと」と白い歯を見せた。

 予選突破を決めながらも、オーストラリア戦後の会見でハリルホジッチ監督は「プライベートで大きな問題がある」と話すだけでなく、指揮官と個人的に話をしたキャプテンのMF長谷部誠が「時には人生の中ではサッカーより大切なこともある。監督がどういう判断を下しても尊重したい」と語ったように、今後の去就は現時点では不透明となっている。

 だが、「まちがいなくハリルさんが導いてくれたW杯」と指揮官への感謝を示す昌子は、「続けてくれると思っている」と話した。

(取材・文 折戸岳彦)


ハリルからの労いの言葉…DF昌子「選手としてはすごくうれしいこと」

◆【仙台】GKシュミット、鹿島を警戒「今年一番くらいの勢いで来ると思う」(報知)




 J1ベガルタ仙台GKシュミット・ダニエル(25)が1日、アウェーで行われる3日のルヴァン杯準々決勝第2戦で対戦する鹿島について「今年一番くらいの勢いで来ると思う」と、強く警戒した。

 8月30日にホームで行われた第1戦に3―1で勝利。第2戦は1失点以内に抑えれば、勝敗に関係なくクラブ史上初の4強進出が決定する。

 有利な状況ではあるが、シュミットは「(鹿島は)すごい勢いで来ると思う。正直、どれだけ耐えられるかという展開になると思う。僕の力が勝負を左右すると思っている。気持ちと体の準備をしていきたい」と、気を引き締めた。

 特に鹿島FW土居聖真(25)には第1戦と、8月5日のリーグ戦でも得点を許している。196センチの長身守護神は「他にもすごい選手がいっぱいいるけど」としつつ、「次はやられないようにしたい」と、“土居封じ”へ力を込めた。

【仙台】GKシュミット、鹿島を警戒「今年一番くらいの勢いで来ると思う」

◆鹿島再び倒す!ベガルタ、3日ルヴァン杯準々決勝第2戦(サンスポ)


練習で指示を出し続ける渡辺監督。9月3日のアウェー鹿島戦も勢いに乗って勝ちにいく(撮影・石井彰)

 J1ベガルタ仙台は3日、ルヴァン杯準々決勝第2戦でアウェー鹿島戦を行う(18時、カシマ)。8月30日の第1戦は、リーグ首位を走る鹿島を3-1で下し、クラブ初のベスト4へ王手。これをきっかけに渡辺晋監督(43)は9月反攻を誓った。チームは31日、仙台市泉区の泉サッカー場で約1時間半の練習を行った。

 鹿島戦での金星から一夜明け、8月最後の1日は控え組中心の練習。渡辺監督は引き締めるように大声を出し続けた。

 「やはりアウェーで(鹿島に)点を与えてしまった。4点目、5点目を取るチャンスがあったので、もっとアドバンテージをもちたかった」

 3-1で快勝したが、決して満足していない。鹿島は後半に退場者を出して2減の9人となっただけに、わずか3得点に悔しさを残した。

 第2戦はアウェー。リーグ首位に立つ昨年のJリーグ王者に油断は禁物だが、公式戦では6月4日のホーム甲府以来、11試合ぶりの3得点で、課題だった攻撃陣に明るい材料だ。

 ルヴァン杯ではクラブ史上初のベスト4に王手をかけたが、リーグ戦は12位で、目標として掲げた「トップ5入り」は達成していない。9月は9位の鳥栖、10位のFC東京、5位のC大阪と上位対決が続くが、逆に直接たたけば、一気に上位もみえてくる。

 「トップ5は可能性がある限り目指していく。残り10試合ですからラストスパート。全部のゲームに勝つ気持ちで臨まないといけない」

 リーグ戦はカウントダウンに入った。鹿島とのルヴァン杯準々決勝が終わった後、選手には終盤10試合でどう勝ち点を積み上げていくかをミーティングで伝える。

 「リーグ戦は、負けても勝っても次のゲームがある。その積み重ねが34試合で、1年の成果が如実に現れる。今までの勝ち点(29)は到底満足できるものではない。残り10試合、どれだけ取り返せるかにエネルギーを注がないといけない」

 渡辺監督の頭には、守備と攻撃に新たなアイデアとオプションがあるという。鹿島に勝ち、勢いに乗るベガルタ。9月攻勢で一気に上位を狙う。 (石井彰)

鹿島再び倒す!ベガルタ、3日ルヴァン杯準々決勝第2戦

◆鹿島アントラーズ(鹿嶋市)平成29年9月1日放送(茨城県)




今回の「磯山さやかの旬刊!いばらき」(前10時20分ごろ)では、磯山さやかさんが「鹿島アントラーズ」を紹介します。

東京オリンピックの会場となっているアントラーズの本拠地「カシマサッカースタジアム」。バックステージツアーでは、普段見られない内部を公開!ロッカーやピッチなど選手気分でスタジアムの雰囲気を体感できます。さらにミュージアムではジーコをはじめレジェンドたちの私物展示やアントラーズの歴史を振り返ることができます。

鹿島サッカースタジアムへ皆さんも遊びに来ませんか?


【鹿島アントラーズ】


http://www.so-net.ne.jp/antlers/access/stadium.htミリリットル



鹿島アントラーズ(鹿嶋市)平成29年9月1日放送

◆鹿島アントラーズユース(U-18)を対象とした臨床試験を実施 水素ガス吸引により選手の脳機能の変化を確認アスリートのパフォーマンス向上に有効的であることが判明(PR TIMES)


株式会社アクアバンク、筑波大学との共同研究を2016年12月より開始 動体視力のアップ・脳ストレスの減少などの様々な効果を計測

株式会社アクアバンク(本社:大阪市中央区、代表取締役:竹原タカシ)は、筑波大学大学院の矢田幸博教授の監修のもと、鹿島アントラーズユース(U-18)の選手を対象に2017年7月に水素ガス吸引時の脳実行機能テストを実施しました。
同社は、2016年12月より『水素吸引時の心理生理的効果の検証』を行っています。この試験では、第三者機関、ヒト臨床試験のエキスパートであるCPCC株式会社に依頼し、倫理委員会の承認のもと、臨床試験を実施いています。
今回の臨床試験では、選手に各種機能テストを行った後、5分間の水素ガス吸引を実施し、吸引前・吸引後の状態の違いを検証し、その結果脳機能の変化が確認され、選手のパフォーマンスの向上に有効的であることが判明しました。

実験の様子①

実験の様子②

【実験結果】
様々な項目で脳機能の変化に効果がみられ、アスリートのパフォーマンスの向上が期待できるといえます。

実験結果

【試験結果の考察】
・動体視力、視野機能、左右認知機能などの上昇が観察されたことから視野機能が高まったことが推察される。

・皮膚感覚、指打機能、姿勢機能などが上昇したことから、運動機能、体性感覚機能が高まったことが推察される。

・疲労感やストレス意識が低下し、意欲や集中力が高まったという回答が得られたことから、気分、意識変容が推察される。


【総合判定と今後】
・10代のサッカー選手において、疲労感やストレス意識が低下し、意欲や集中力が高まったという結果となった。
・動体視力や左右認知機能が高まったこと、さらには運動機能や体制感覚機能が高まったことが示唆されたことは、サッカー選手として重要な心身機能の維持、改善につながることが期待される。
・今後、練習や試合前の水素吸引が選手のパフォーマンスや気分などに与える効果を検証し、さらには、練習や試合後の水素吸引が疲労感の低減や生理機能の回復に与える効果についての検証が必要。

【試験に仕様した水素吸引具】
器具型:                充電式携帯型水素ガス吸引具
水素発生方式:     電気分解式
発生量:                最大8ml/分


【試験内容】
①   静止視力・動体視力計測
視線を外さず目の前を動く物体の動きを追い続けられる視力を測定。動体視力測定装置を使い、動くものをどれだけ正確にとらえることができるかを検証。

 ②   脳ストレス計測
脳年齢測定装置を使い、計算式の穴埋めや色と数字の記憶を求めるなど画面のタップで回答を選んでいくことで脳年齢や脳ストレス、脳の元気度を診断。

 ③   皮膚感覚機能・聴機能計測
脳実行機能測定装置を使い、複雑な課題の遂行に課題のルールやスイッチング、情報の更新などを行い思考や行動を制御する脳のさまざまな実行機能を測定。


 【矢田幸博教授詳細】

矢田教授

矢田教授

1984年に佐賀大学大学院修了後、花王石鹸株式会社(現:花王株式会社)に入社、皮膚生理機能に関する基礎研究に従事。世界で初めて「紫外線による皮膚の黒化機構の解明」、「アトピー性皮膚炎の皮膚脂質代謝の解明」などを行う。
この間、留学を経て1992年医学博士取得。主席研究員として研究開発にあたるとともに2011年より久留米大学大学院客員教授、2012年より筑波大学大学院グローバル教育院ヒューマンバイオロジー 教授も兼任し教育、研究活動に邁進中。


【会社概要】
会社名:株式会社アクアバンク
設立:2011年6月7日
本社所在地:〒541-0059 大阪市中央区博労町1-8-15
代表者:代表取締役 竹原 タカシ
資本金:2億6250万円(資本準備金1億2000万円含む)
URL:https://www.aqua-bank.co.jp
事業内容:・ミネラル水素水ウォーターサーバー「アクアバンク」の製造及びレンタル
・ポータブル水素ガス発生具「KENCOS」の製造及び販売
・高性能低GI水素チョコレート「SuicCho」の製造及び販売
・水素健康グッズ「PoiPoi」の製造及び販売
・中性水素水スティック「SUISOL」の製造及び販売
・カスタマイズカートリッジの製造及び販売
・海外向け浄水及び水素発生システムの製造及び販売

鹿島アントラーズユース(U-18)を対象とした臨床試験を実施 水素ガス吸引により選手の脳機能の変化を確認アスリートのパフォーマンス向上に有効的であることが判明

◆DF昌子鉄壁「運命の日」に躍動 W杯6大会連続出場(神戸新聞)


日本代表DF昌子選手の父力さん=三木総合防災公園陸上競技場

 列島が歓喜に揺れた。31日夜、埼玉スタジアム(さいたま市)であったサッカー・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選で、日本代表がオーストラリアを退け、6大会連続の本大会出場を決めた。兵庫県ゆかりの選手らも躍動。岡崎慎司選手(31)=レスター、宝塚市出身=や、香川真司選手(28)=ドルトムント、神戸市垂水区出身=が喜びを爆発させ、新鋭の昌子(しょうじ)源(げん)選手(24)=鹿島アントラーズ、神戸市北区出身=も重圧から解き放たれ、充実の表情を浮かべた。

 ディフェンス陣の一角として、体を張った守備でサポーターの大声援に応えた昌子源選手。その原点は「キーパーごっこ」にある。父で姫路独協大サッカー部監督の力(ちから)さん(53)と自宅の畳部屋に布団を敷き、小学校低学年の小さな足でスポンジ製のボールを蹴り、防ぎ合った。「浮き球や強い球、蹴り方を覚えては楽しそうだった」と力さんは振り返る。

 サッカースクールに通い始めたのは小学4年生から。当時、ヴィッセル神戸の育成組織で指導していた力さんは、息子が試合から帰ってくるたびに食卓で感想を聞いた。「試合展開をよく覚えていた。それだけ考えてプレーしていた」と力さん。今に通じる戦況を読む力が芽生えていた。

 中学からガンバ大阪の育成組織に入ったが、急速にサッカー熱が冷めたという。有望と判断された同期と比べ、明らかにスタッフの態度が違った。我慢して続けたが、中学3年の春、サッカーから離れた。

 時間を持て余し、コンビニにたむろする日々。受験が迫っても昌子選手は「高校には行かへん」とふてくされた。その態度に対し、かつてないほど怒鳴りつけた力さんは年明け、鳥取・米子北高で監督を務めていた知人から誘いを受け、息子に練習参加を仕向けた。帰宅した顔には「やりたい」と書いていた。

 同校に進学後、前線の選手から最後方で守るセンターバックに転向。1対1の強さやロングキックの正確さで評価を高め、2011年に鹿島アントラーズに入団した。順調に主力に成長し、昨年3月から日本代表にも定期的に呼ばれるようになった。

 「勝った、負けたで人生は百八十度変わる。運命の日やぞ」。オーストラリア戦前、力さんの言葉に「重たくするなよ」と苦笑いだった昌子選手も、覚悟を決めたような表情で埼玉のピッチに入った。

 特大の「日本」コールを背中で受けながら、身長182センチの体格で大柄な相手を封じ、鋭い出足でボールを奪った。「まだ信じられない気持ち」と振り返った昌子選手。「国を背負って次も勝ちにいく」と言い切った。(有島弘記)


DF昌子鉄壁「運命の日」に躍動 W杯6大会連続出場

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