日刊鹿島アントラーズニュース

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2017年9月16日土曜日

◆鹿島、MF田中稔也が右第5中足骨骨折で離脱へ…練習中に負傷、手術実施(サッカーキング)


田中稔也

 鹿島アントラーズは16日、MF田中稔也が右第5中足骨骨折と診断されたことを発表した。同選手は9月14日の練習で負傷し、手術を受けて約2、3ヶ月程度の加療予定と発表されている。

 田中は1997年生まれの19歳。鹿島アントラーズのユースから2016年にトップチームに昇格した。プロ2年目の今季は天皇杯で1試合に出場している。

 鹿島は明治安田生命J1リーグ第25節を終えて、18勝1分け6敗の勝ち点「55」で1位。次節は16日、アルビレックスとアウェイで対戦する。

鹿島、MF田中稔也が右第5中足骨骨折で離脱へ…練習中に負傷、手術実施

◇優しき脳外科医が描く、壮大な“仕返し計画” 小山記念病院・脳神経外科部長の河合拓也さん(zakzak)


河合拓也医師

★小山記念病院 脳神経外科部長 河合拓也さん(41)

 茨城県のJR鹿島神宮駅のホームから見える小高い丘の上に立つ小山記念病院は、サッカーJリーグ鹿島アントラーズの本拠地、同県鹿嶋市を代表する市の基幹病院。同市を中心に県南東部に広がる「鹿行地域」(鉾田市、神栖市、潮来市、行方市、香取市)のほか、稲敷市や千葉県香取市までを医療圏とし、14の診療科と224の病床でカバーしている。

 ここの脳神経外科部長の河合拓也医師は、中学から大学までラグビーで蓄えた体力を武器に、激務をこなす巨漢ドクター。

 「小学生の頃、かわいがってくれていた父の親友が、交通事故で急死したんです。その時から“生きるって何だろう”と考えるようになり、人の生死に関わる仕事に興味を持つようになりました」

 もう一つ理由がある。当時イジメに遭っていた時に、担任教師から言われた言葉だ。

 「仕返しをすればいい。ただ、“殴る”以外の手段があるんじゃないか?」

 そこで河合少年は考えた。医師になって、イジメた相手がいつか病気になった時に治してあげて、「ありがとう」と礼を言わせてやろう-と。

 壮大な仕返し計画の実現に向けて猛勉強をして医学部を卒業。数ある診療科の中から「忙しそう」という理由で脳神経外科を専門に選んだ。

 「忙しいほうが性に合っているんです」と笑いながら、目の前の仕事を片端から手を抜くことなく片付けていく。あえて専門性を追求せず、“オールマイティーに診療できる脳外科医”を目指してきたことが、今の職場で役立っている。

 救急車で運ばれてくる脳卒中も診れば、めまいや片頭痛も診る。月20件以上の手術もすれば、高齢者施設にも行く。まさに八面六臂(ろっぴ)の活躍ぶりだ。

 「若い頃に思い描いていた仕事ができていると思います」と満足そうに笑う。

 「心掛けているのは“オープンドア”。いつでも扉を開けておいて、出入り自由の診療スタイルがモットー」と語る河合医師。

 いじめられっ子だったからこそ持つ繊細さと優しさを、医療という形で地域に還元する河合医師。市民にとって、これほど頼りになる存在もない。 (長田昭二)

 ■河合拓也(かわい・たくや) 1976年、山梨県山梨市生まれ。2001年、杏林大学医学部卒業。同大医学部脳神経外科入局。同大学病院、公立阿伎留病院(現公立阿伎留医療センター)等に勤務を経て、13年より現職。日本脳神経外科学会、日本神経内視鏡学会専門医。趣味は「『ガチャガチャ』のおもちゃやおまけを集めること」

優しき脳外科医が描く、壮大な“仕返し計画” 小山記念病院・脳神経外科部長の河合拓也さん

◆デザインマンホール人気 全国名所や名産品モチーフ(茨城新聞)


石岡など県内4市 カード発行、納税返礼品も

大勢の人が訪れたデザインマンホールの展示会=県庁

全国の名所や名産品をモチーフにした「デザインマンホール」が人気だ。近年は「マンホーラー」と呼ばれる愛好家などの間で、各地の特徴的なマンホールを訪ね歩いたり、ふたの図柄を由来とともに紹介する「マンホールカード」を収集したりするのが、ひそかなブームとなっている。県内でも地元ならではの“ご当地マンホール”が増え、水戸市など4市がカードを発行。中でも、石岡市はカードの図柄となったマンホールのふた2種類の実物をふるさと納税の返礼品に採用し、注目を集めている。

▽火付け役
ブームの火付け役となったのは、国土交通省や日本下水道協会などでつくる「下水道広報プラットホーム」が昨年4月に配布を始めたマンホールカード。郵送などは行わず、指定の場所でしか無料配布しないのが、「マニア心」をくすぐり、カードを集めるためのツアーも人気となる。

今年8月までに全国191自治体が計222種類のカードを発行。県内でも水戸、石岡のほか、つくば、鹿嶋の4市が計5種類(石岡市のみ2種類)を発行。水戸市の図柄は、中央に市のマスコット「みとちゃん」が描かれ、つくば市は、筑波山と宇宙船などをモチーフとした。鹿嶋市は、Jリーグ1部・鹿島アントラーズのエンブレムを基調にデザインした。

各市とも配布は手渡しのみとしており、カードを手にした人たちが観光名所や飲食店などに足を延ばすことによる「経済効果」にも期待している。

▽予想以上
石岡市のカードは、「石岡のおまつり」を象徴する幌獅子(ほろじし)と、筑波山、市の花「ユリ」、市の木「シイ」の葉と実をモチーフにした2種類。現在、在庫切れか残りが少ないため、ともに増刷を予定している。

6月には、マンホール2種類の実物のほか、実物と同じ製法で造ったミニチュア版の「マンホールコースター」を市ふるさと納税の返礼品に追加。実物は各35万円と高価なため、寄付は実現していないが、「問い合わせも多く、予想以上の反響」(同市)。

一方、コースター(寄付額1万円)は実物と比べると安価なため、これまでの寄付は3件と上々の滑り出し。同市は「納税が集中する年末から年度末にかけて、申し込みが増えるのでは」と期待する。

▽ガルパンも
県庁2階の県民ホールで13日まで開かれたデザインマンホールの展示会。県内35市町村などが設置する計45枚のふたがずらりと並び、熱心な見学者が連日訪れた。

かっぱが描かれた牛久市のマンホールに見入っていた土浦市の主婦、大月瞳さん(32)は「実家のある牛久にマンホールを探しがてら、帰省してみたい」と笑顔を見せた。

デザインマンホールの魅力は徐々に認知されつつあり、大洗町も今月8日、人気アニメ「ガールズ&パンツァー(ガルパン)」にちなんだマンホールを設置。今後も県内各地でデザイン性に富んだマンホールやカードが増えそうだ。(小室雅一)


デザインマンホール人気 全国名所や名産品モチーフ


【参考】

◇骨肉種から復帰した不屈の18歳、その驚異のゴール(ニッカン)


 骨のがん「骨肉腫」という病魔を乗り越え、1年ぶりのピッチに戻ってきた。神奈川・日大藤沢高サッカー部3年、柴田晋太朗君(18)。

 6月23日付の当コラムで「骨肉腫と闘う18歳ファンタジスタ、未来へ紡ぐ言葉」( https://www.nikkansports.com/soccer/column/sakabaka/news/1844233.html )として紹介した。



■「晋太朗、ともに戦おう」

 その柴田君が9月10日、日大藤沢高サッカー場で行われた神奈川県U-18リーグ4部(K4)の日大藤沢高C-湘南高C戦に先発出場した。既に8月の練習試合、前節のリーグ戦で途中出場していたが、今回は「特別だった」と言う最初のホーム公式戦。誰もが待っていた、そのスタンドは活気にあふれていた。

 日大藤沢高だけに限らず、インターハイ予選決勝を戦ったライバル、東海大相模高も情報を聞きつけ、駆けつけた。「晋太朗、ともに戦おう」という横断幕を張り、応援歌を歌う。中学時代に所属したFC厚木ドリームスは、この日のために「威風堂々 柴田晋太朗 NEVER GIVE UP 俺たちは待っているぞ!」の横断幕を作成し、ホーム復帰戦を祝った。

 “サッカーファミリー”たちによる愛にあふれた舞台。試合中も途切れることなく、柴田君の名前を入れたチャントがピッチに響き渡る。そこまで応援されて発奮しないわけがなかった。

 右MFでプレーすると、1-0で迎えた前半35分だった。左サイドからゴール前右サイドへ流れたボールを受ける。中へ少し持ち出すと、ペナルティーエリア外から左足で巻いて、ゴール左上へ狙い澄ましたゴールを決めた。会場が大歓声に包まれる。まるでメッシのゴールを見るような芸術的な軌道だった。

 さらに1分後、ゴール前中央から右へ出たパスを受けると、再びペナルティーエリア外から冷静に左足でゴール右隅にグラウンダーのシュート。勢い余ってゴロリと1回転、ボールがゴールネットに突き刺さるのを見届けると、応援席に向かって笑顔で走った。

 後半2分にはCKのキッカーとして追加点を演出した。その後も動きは止まらない。懸命に走り、ボールを受けては、的確にパスをさばいてリズムをつくる。時には相手ボールをスライディングタックルで奪いにかかる。見ているこちらはヒヤヒヤするが、水を得た魚とはこのことだろう。終わってみれば、予定していなかったフル出場で2得点1アシストの大活躍。試合も5-0と快勝した。

 そんな姿に、佐藤輝勝監督は人知れず男泣きした。「スーパーゴールだよ! すばらしいよ、感動したよオレは。PKとかFKがあればって思っていたけど、フィールドゴールであんなすばらしいゴールはね…。いやぁー。よく頑張った。でも頑張ったってレベルじゃない、ホントにすごいよ」と興奮が収まらない。



■仲間が贈ったシューズ履き

 試合後にマイクを握りあいさつした柴田君は、再び応援歌を歌われると、感情を抑えることはできず涙を流した。昨年8月、神奈川県U-17選抜の韓国遠征から戻って以来、病床に伏した日々。さまざまな記憶が甦った。

 「長かったというよりは、本当にいろんな思い出があるなって。いい思い出もあるし、良くない思い出もあるけど、でも、そういうの全部ひっくるめて、何か帰ってきたんだなぁ…って。ようやくみんなと同じ場所に立てたんだなぁ…っていう、実感がわいていきて、いろんなことが込み上げてきて」

 この日履いていたスパイクは、4月30日の18歳の誕生日に、3年生全員が入院する都内の病院まで足を運んでプレゼントしてくれたものだった。

 「その日は関東(大会予選)の準決勝で(東海大)相模とやって負けちゃったんですけど、僕の病院に3年生全員が集まってくれて、これを持ってきてきれた。僕の誕生日史上、最もうれしい誕生日でした」

 仲間たちからの“待ってるぞ”のエールだった。その約束を果たし、さらにはその靴で復活を印象づけるゴールまで奪ってみせた。

 「ホームグラウンドでの試合で履くって決めていて。前回のK4の途中出場の時は履かなかった。先週からの練習からの頑張りでスタートからの座を奪えたので、今日履いて、このスパイク履いて何かしてやろうと思った。それで2点も決められて、みんなの思いがこもった得点になったのかなって思います」

 昨年12月の手術で、がんに冒された右上腕骨を削って人工骨に置換し、上腕三頭筋も一部を削った。その影響から右腕を上げることができない。そんなハンディもどこ吹く風で、サラリとこう話した。

 「(腕は)別にプレー中も気にしなくなった。逆に去年まではドリブルもできたし、何でもできたので正直、自分の最大の武器がよく分からない状態だった。だけど今日やっててドリブルができないなって。だからワンタッチ、ツータッチではたいて、最後に自分の長所であるキックの質で魅せるという武器が、明確になった」



■目指すは全国選手権のピッチ

 1年前に病気が発覚した時から、高校3年最後の選手権に出ることを目標に大病と闘ってきた。これからはAチームのピッチに戻る、という新たなチャレンジが待っている。今夏のインターハイで全国2位となり、全国制覇を誓う日大藤沢高の選手層は厚い。

 それでも来月からの県予選に向けて「目標は変わらず選手権のメンバーにまず入って。選手権のピッチに立つというのが僕の目標なので。正直、今日のようなプレーじゃあ全然入れないし、全然走力も足りないので、ここから頑張って上げていかないと、あそこの壁は越えられない。今日から、また明日から頑張って何とかあっちに、練習から食い込めるように日々努力していきたい」

 どんな苦境に立たされても、決して弱音を吐かない。その裏には、どんな思いがあったのか。おもむろに、こんなことを口にした。

 「僕は口にした言葉は、その通りになると思っています。もう戻れないとか、もうサッカーができないとか絶対に言わない。うそでもいいから絶対に戻るって、自分にいい聞かせないといけない。人間にはナゾの力があると思います」

 誰もが驚く奇跡的な復活の裏には、周囲の献身的な支えがあってのことだろう。それでも本人がぶれることなく自らの信念を貫き、病気と向き合ったことは大きかった。

 6月に語ってくれた「未来へ紡ぐ言葉」。その言葉を実践すべく、柴田君は自らの道を歩んでいこうとする。どんな未来が待っているのか-。まだまだこの物語には先がある。

【佐藤隆志】(ニッカンスポーツコム/サッカーコラム「サカバカ日誌」)











骨肉種から復帰した不屈の18歳、その驚異のゴール

◆【中溝康隆J連載】キングカズはエスパルス決定? ジーコはジェフ入り? 日本サッカー史を左右したそれぞれの決断(サッカーキング)




◆Jリーグ創世記の意外!?な事実

「中村俊輔と小野伸二がJ1で2325日ぶりに同じピッチに立ちました!」

 先週末、北海道コンサドーレ札幌vsジュビロ磐田の試合でDAZNの実況アナウンサーは興奮気味に紹介していた。以前、中村がJリーグ公式Twitter企画のQ&Aで「Jリーグの中では、こいつはセンスがずばぬけていると思ったのは小野伸二だけです」と答えた天才との再会。そんな彼らも気が付けば39歳と37歳のベテランフットボーラーである。

 思えば、98年フランス・ワールドカップでは21歳の中田英寿がチームの中心に君臨し、まだ10代の小野と中村が代表に呼ばれ、小野がW杯のメンバーに入るなど、当時は彼ら新世代の出現こそ93年に開幕したJリーグ効果と言われたものだった。

 今から24年前、1993年とはどんな時代だったのか? 大相撲では若貴フィーバーに加え、曙が史上初めての外国人横綱に昇進。全日本柔道でまだハッスルポースを決める前の小川直也が5連覇を飾り、4月30日には数年後に大人気となるK-1がひっそり初開催。プロ野球界では巨人のルーキー松井秀喜が5月の大型連休中にプロ初アーチを放った。

 そして、93年5月15日にヴェルディ川崎vs横浜マリノスの一戦でJリーグが開幕したわけだ。その当時に出版されたサッカー関連の書籍は数多いが、中には今読むと非常に際どい内容のものも多い。というわけで、開幕直前の93年3月20日に発行された一冊の本を今回は紹介しようと思う。『Jリーグここまで暴露(バラ)せば殺される』(あっぷる出版社)、著者はJリーグ担当記者で定価880円だ。



◆カズー?の陰にナベツネ!?

まず第1章から凄い。「オール丸ごと“カズー”」である。えっカズー? そう、なんとこの本は三浦知良のことを「カズ」ではなく、一貫して「カズー」と表記している。それが、Jリーグが開幕してどこかの段階で、カズーはカズへとなったのである。

 興味深いのが、Jリーグ開幕前年に読売クラブと母体ゼロから新チームをスタートさせる清水FCエスパルスの間で熾烈な25歳のカズ争奪戦が繰り広げられている事実だ。

 なにせ92年4月22日、東京のホテルニューオータニで催された第27回日本リーグ祝勝会で「三浦君、金ならいくらでも出す。読売の三浦でいてくれ」とどこかで聞いたことあるような発言をしたのは読売新聞の渡邉恒雄社長。あのナベツネさんがここまでどっぷりサッカーにも関わっていたところに時代を感じるが、言葉通りに4月28日にはカズ……じゃなくカズーに年俸1億円が提示される。

 このニュースを耳にした巨人の4番・原辰徳は「まあ…サッカーと野球は比較できないからね。高いとも安いとも言えないよ」と表面上は平静を装ったが、自身より先に9歳下の若者が1億円の大台を突破したことにショックを受けたという。

 だが、清水サイドも一歩も引かずガチンコの争奪戦が勃発。カズーの保有権を50%持つ実父、納谷宣雄氏が清水の相談役を務め、兄・泰年の結婚式後にはホテル客室で宣雄氏とエスパルス関係者も交え交渉(というか説得)するも、読売のサッカーに可能性と手応えを感じていたカズーは一歩も譲らず平行線を辿る。

 日刊スポーツは「カズー 清水移籍へ」と報じ、やがてフジテレビ社長・日枝久氏(清水FCの経営会社であるエスラップコミュニケーションの筆頭株主テレビ静岡はフジの系列局)も巻き込み一大騒動となっていくが、8月に国立競技場で行われる清水とブラジルのサントスFCの試合のチケット広告で、なんと「三浦知 移籍決定。清水 東京初登場」と出てしまう。

 この試合のスポンサーはフジテレビ。まるで「私は既に数十人のレスラーを確保した」なんつってUWFオープニングシリーズのポスターでかました“過激な仕掛人”新間寿(しんまひさし)を彷彿とさせる、あまりに常識はずれのフライングに呆れたカズーは、自らの意志を貫き読売残留を決めたのだった。もしも、この時キングカズが周囲の言葉に従い清水を選ぶような従順な男なら、50歳の今は現役選手ではなく、どこかのクラブで監督にでもなっているはずだ。

◆神様が単身赴任生活!?


 そして、もうひとり。のちの日本サッカー史を大きく変えた移籍劇があった。神様ジーコである。

 引退してブラジルのスポーツ大臣を務めていた男が、91年5月にいきなり住友金属へ。なんでブラジルの元10番がW杯に1度も出たことのないサッカー後進国に行くのか……。世界を唖然とさせた決断だが、最初にジーコの代理人が売り込んだのは東日本JR古河SC(のちのジェフユナイテッド市原)だったという。

 提示された希望金額は総額150万ドル(当時のレートで年俸50万ドル=7000万円、契約金100万ドル=1億4000万円)。しかし、この約2億円をJリーグ開幕時には40歳になっているジーコに払う金額としては妥当ではないと獲得見送り。次に代理人が接触したのが旧日本リーグ2部から唯一、Jリーグに選ばれた住友金属だった。

 来日した奥さんが子どもたちと選んだ住まいは茨城県の鹿島町ではなく、東京世田谷の高級マンション。なんとジーコは鹿島町で単身赴任生活をしたという。

 サッカー界のスーパースター、神様とまで呼ばれた男が地球の裏側までやって来て、住友金属の独身社員寮で過ごした日々。妙に親近感がわくエピソードだが、ジーコ加入の2年後、「ブラジル全土を探してもこんな素晴らしい施設は見つからない」と神様も絶賛する約19億円を投じた豪華クラブハウスと天然芝3面、人工芝1面の練習グラウンドがお披露目。さらに約82億円をかけた日本初の全席屋根付きのカシマサッカースタジアムも完成する。すべてはジーコの単身赴任生活から常勝アントラーズは始まった。

◆日本のサッカー史に名を残す二人の決断

三浦知良とジーコ。Jリーグ創世記の象徴だった二人の動向が現在のサッカー界にもたらした影響は大きい。仮に清水が全盛期のカズーを手に入れたら、圧倒的なフジテレビ資本を引き出して日本を代表するビッグクラブとして長らく君臨していたかもしれない。

 そして、ジーコが鹿島ではなく市原で単身赴任生活をしていたら、その後のJリーグのパワーバランスは大きく変わり、もちろんヴェルディとアントラーズのチャンピオンシップPK唾吐き事件は存在せず、のちに日本代表監督に就任することもなかったのではないだろうか。

 今思えば、二人の決断は日本サッカー界の運命を左右するターニングポイントだったのである。

文=中溝康隆(プロ野球死亡遊戯)

【中溝康隆J連載】キングカズはエスパルス決定? ジーコはジェフ入り? 日本サッカー史を左右したそれぞれの決断

◆アジアの戦いに臨むU-15日本代表が本番前最後の実戦。MF青島が先制ゴール決め、鹿島ユースとドローに(ゲキサカ)




[9.15 練習試合 U-15日本代表 1-1 鹿島ユース 中台運動公園陸上競技場]

 2002年生まれ以降の選手たちで構成されたU-15日本代表のアジアでの戦いがスタートする。19年U-17W杯アジア1次予選に当たるAFC U-16選手権2018予選(9月20日~24日、インドネシア)に出場するU-15日本代表が15日、大会前最後の練習試合で鹿島アントラーズユースと対戦し、1-1で引き分けた。U-15日本代表は16日に開催地のインドネシア入り。20日にAFC U-16選手権2018予選初戦でグアムと対戦する。

「球際の厳しさや、競り合い、そういうベースの部分を(高校1年~3年の選手が出場した)鹿島さんの力を借りてしっかりと確認したかった。凄くいいシミュレーションになりました」。強度のある“開幕前ラストゲーム”を終えたU-15日本代表の有馬賢二監督は前向きなコメントを口にしていた。

 競り合いやボールの出どころに厳しく行くことができなければ、ボールを繋がれ、クロスを上げられてしまう。また、守備のアプローチ速い鹿島ユースにパスを引っ掛けられるシーンも少なくなかった。終盤は相手のパワーに押し込まれる時間帯もあった。それでも、アジアの戦いを想定した年上の選手たちとの試合で、U-15日本代表はスピード、球際の迫力などを確認。前線からアグレッシブな守りをして来る相手を少ないタッチのパスワークで剥がすシーンもあり、手応えも感じる試合となったようだ。

 前半、U-15日本代表はアタッキングゾーンでの仕掛けの回数こそ増やすことができなかったものの、メンバー唯一の中学2年生である左SB中野伸哉(鳥栖U-15)やU-17日本代表歴を持つ右SB半田陸(山形ユース)の攻め上がり、クロスやFW中野桂太(京都U-15)の左足CKなどからゴールを目指して行く。

 また、MF山内翔(神戸U-18)らが球際で厳しいチェックを見せるなど鹿島ユースに決定打を打たせないまま試合を進めたU-15日本代表は、敵陣でハイサイドを取る回数が増えだした前半終盤に先制点を奪った。38分、右サイドからシンプルにボールを繋いだU-15日本代表はMF角昂志郎(東京武蔵野シティFC U-15)の右クロスを相手GKが弾くと、このこぼれに詰めていたMF青島健大(清水ジュニアユース)がゴールへと押し込んだ。

 後半開始からフィールドの10人を入れ替えたU-15日本代表はMF西川潤(桐光学園高)の強引なまでの仕掛けや、左サイドから斜めに飛び出して来るMF近藤蔵波(C大阪U-15)、中盤で攻撃をスピードアップさせていたMF成岡輝瑠(清水ジュニアユース)らがチャンスに絡む。

 だが、セカンドボールを前向きの状態で拾われて速攻を許したり、クロスボールをクリア仕切れなかったりするなど、ピンチも招いたU-15日本代表はゴールポストに救われるシーンも。23分には、左クロスを鹿島ユースFW杉山眞仁に頭で合わされて同点に追いつかれた。

 終盤、相手にパワーで押し込まれてクロスを浴びるシーンが増えた一方、U-15日本代表は攻撃のテンポが上がり、また終盤になるにつれてスペースへの良い動きだしが見られるようになった。23分、中盤で打開力を発揮していた成岡がDFのマークを外して右足シュートへ持ち込めば、39分には左中間を縦に仕掛けた近藤がGKと1対1になる。

 だが、相手GKの好守もあって決めきることができない。相手の決定機を何とか凌いだ後の44分にもFW青木友佑(FC東京U-15深川)の抜け出しからMF荒木遼太郎(東福岡高)が決定的なシュートを放ったが、2点目は生まれず。1-1で引き分けた。

 02年生まれ以降の世代であるU-15日本代表は、2大会連続のU-17W杯出場権獲得が第一目標。2歳上の世代の代表チームを経験している半田は「(親善試合と違い、公式戦では)立ち上がり20分とか、とてもみんな硬くて合わないと聞いたんですけど、そこを焦れずに自分たちのやるべきことをみんなで確認して焦らないでやっていこうかなと思います」と気を引き締め、青島は「日本の代表として選ばれた自覚を持って戦わなければ、選ばれなかった人たちにも申し訳ない。代表という責任感、気持ちをオフの時もしっかり持っていけたらいいかなと思います」と責任感を持って目の前の一戦一戦を戦うことを誓っていた。

「どんな時でも前向きに考えながらタフに戦うんだよ」という有馬監督のメッセージを受けた選手たち。02ジャパンがグアム、シンガポール、そしてマレーシアと戦うリーグ戦を1位突破し、U-17W杯出場へ一歩前進する。

(取材・文 吉田太郎)

アジアの戦いに臨むU-15日本代表が本番前最後の実戦。MF青島が先制ゴール決め、鹿島ユースとドローに

◆J1来季2月24日開幕 ゼロックス杯10日開催(ニッカン)




 Jリーグが2018年のJ1を来年2月24日に開幕する日程案を検討していることが15日、関係者の話で分かった。

 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の1次リーグが2月13日に始まるため、J1開幕前週が恒例の富士ゼロックス・スーパーカップは2月10日に前倒しする見通し。

 ワールドカップ(W杯)ロシア大会でJ1は約2カ月中断し、例年より過密日程となるため開幕を2月17日に早める案も検討されたが、降雪地クラブへの影響などを考慮して今季と同じ2月最終週にする方針となった。J2は2月25日、J3は3月10日に開幕予定。

 J1は5月19、20日の第15節を最後に中断し、7月18日に再開。最終節は12月1日に行われる。日程案は今後Jリーグの実行委員会で議論され、理事会で正式に決まる。

J1来季2月24日開幕 ゼロックス杯10日開催

◆内田は連続出場ならず、チームもホームでドロー(ゲキサカ)




[9.15 ブンデスリーガ2部第6節 ウニオン・ベルリン1-1ブラウンシュバイク]

 ブンデスリーガ2部は15日、第6節を行い、DF内田篤人の所属するウニオン・ベルリンはホームでブラウンシュバイクと対戦し、1-1で引き分けた。内田は加入後3試合連続のベンチスタートとなり、最後まで出場機会はなかった。

 ウニオン・ベルリンはスコアレスで折り返した後半8分、クリアボールをおさめたFWセバスティアン・ポルターが素早く前を向いて絶妙なスルーパス。ゴール前に走り込んだFWシモン・ヘドルンが左足でゴール右隅に流し込み、先制点を奪った。

 しかし、ブラウンシュバイクも後半17分、MFサリム・ケリフィが左サイドからドリブルでPA内に切れ込み、縦に仕掛けてグラウンダーのクロス。これをFWクリストファー・ニーマンが滑り込みながら右足で押し込み、すぐさま同点に追いついた。

 もう一度勝ち越しゴールを目指すウニオン・ベルリンだが、後半27分、MFマルセル・ハーテルのミドルシュートはクロスバーを直撃。終盤は猛攻に出たが、2点目が遠く、そのまま1-1の引き分けに終わった。

 前節のデュッセルドルフ戦(2-3)に途中出場し、シャルケ時代の昨年12月8日に行われたELザルツブルク戦以来、約9か月ぶりとなる公式戦復帰を果たした内田だが、2試合連続の出場とはならなかった。

内田は連続出場ならず、チームもホームでドロー

◇ケルンっ子・ポドルスキ、アーセナル戦殺到のファン擁護で記者と“舌戦”(サッカーキング)


ポドルスキ

2017.09.15 04:05
エミレーツ
アーセナル 3 終了 1 ケルン

 14日に行われたヨーロッパリーグ・グループステージ第1節のアーセナル戦で、1万5000人のケルンサポーターが開催地であるロンドンのエミレーツ・スタジアムに押し寄せた。アウェイ用に2900枚しかチケットが配布されなかったにも関わらず、である。後に、さまざまな経路を使ってチケットを入手したことが分かっているケルンサポーターたちは、ロンドンで集合し、大通りを大移動している姿がSNSに上がっていた。

 これに反応したのが、ケルンっ子の元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ(ヴィッセル神戸)だ。試合の様子を見守っていたポドルスキはその雰囲気を称賛。そして、この試合の遅延の原因が、ケルンファンによるスタジアムへの暴力的な乱入といった記事が出回り、非難が続出すると、愛する地元ケルンのために立ち上がった。

 ポドルスキは“実際に暴力をふるったのは50人であり、全サポーターがたった50人のために批判されるのはおかしい”と主張。自身のTwitterで「そんな50人のために、全てを悪く言うのは馬鹿げている」とコメントし、続けて「ケルンは良いプレーをした。恥じる必要もないし、隠れる必要もない。チャンピオンズリーグよりも素晴らしい雰囲気だった」とクラブやファンたちを称えた。

 それに対し「50人でも多すぎる」と反論したドイツメディア『RTL』のテレビレポーターには、「2万人のうち50人じゃ、オクトーバーフェストのほうがよっぽど酷いだろう。わらの山の中から釘を見つけるようなくだらない記事ばっかり書いてないで、スタジアムの素晴らしい雰囲気やプレーのパフォーマンスを前面に出したらどうだ」と噛みつき引き下がらせた。

 なお、UEFA(欧州サッカー連盟)は試合遅延について、すでにケルンとアーセナルの両者に対して調査を開始。闇市でチケットを購入した予想を上回る数のケルンサポーターのチェックにアーセナルの運営員たちが手間取ったことが、キックオフ遅延の大きな要因であることがわかっている。愛するクラブを擁護するポドルスキの主張を裏付ける事実もこれから出てきそうだ。

ケルンっ子・ポドルスキ、アーセナル戦殺到のファン擁護で記者と“舌戦”

◆大迫ケルン散々な開幕 ファン5人逮捕…逆転負け…(トーチュウ)


◇欧州リーグ<1次リーグ> アーセナル3-1ケルン





 【ロンドン原田公樹】サッカーの欧州リーグは14日、1次リーグが開幕。H組でFW大迫勇也(27)のケルン(ドイツ)は敵地でアーセナル(イングランド)に1-3で逆転負けした。試合前にケルンのファン5人が逮捕されるなどの騒動があり、1時間遅れて始まった試合で、大迫は後半31分から途中出場した。I組でDF酒井宏樹(27)のマルセイユ(フランス)はホームでコンヤスポル(トルコ)に1-0で勝利。酒井は右サイドバックとしてフル出場した。

 試合開始1時間前、25年ぶりに欧州カップ戦へ出場したケルンのファン約2万人が、会場のエミレーツスタジアムに集結した。だがケルンに割り当てられたチケットは2900枚だけ。大多数がチケットを持っておらず、周辺は大混乱となった。警官らともみ合いも起き、5人が逮捕。これらの騒動で試合は予定より1時間遅れで始まった。

 前半9分にケルンが先制したが、アーセナルに2点を奪われ、迎えた後半31分から大迫は途中出場した。だが同36分に再び失点し、大迫の見せ場はほとんどなかった。「10数分しか出てないんで…。正直スタメンから出たかった」と唇をかんだ。リーグ戦は開幕3連敗で最下位を走るケルン。「全然(戦い方は)定まっていない。監督もつらいと思うので、僕ら選手が結果を出さないといけない」と気持ちを切り替えた。

大迫ケルン散々な開幕 ファン5人逮捕…逆転負け…

◆大迫のケルン、イングランドの強豪に敗戦「足りなかった」(報知)




 ◆欧州リーグ 1次リーグ第1節 ▽H組 アーセナル3―1 1FCケルン(14日)

 1FCケルンの日本代表FW大迫勇也は、1―3で敗れた敵地でのアーセナル戦に後半31分から出場した。ヘルタはホームでビルバオと0―0で引き分け、同FW原口元気は途中出場。同DF酒井宏樹のマルセイユはホームでコンヤスポルを1―0で下し、酒井宏はフル出場した。ザルツブルクのFW南野拓実は1―1で引き分けた敵地のギマラインス戦でベンチ外。

 イングランドの強豪に敗戦。FW大迫は1点を追う展開で投入されたが「(時間が)足りなかった」と悔やんだ。チームは国内リーグで開幕3連敗と最悪のスタートを切っており、大迫も「欧州リーグどころではない」と危機感を募らせる。17日の首位・ドルトムント戦へ「次が大事。勝ち点を取れるようにしたい」と気持ちを切り替えた。

大迫のケルン、イングランドの強豪に敗戦「足りなかった」

◆北ミサイルで男子ゴルフ中断 不安、困惑…また日本上空を通過(スポニチ)





 北朝鮮は日本時間15日午前6時57分ごろ、首都平壌から弾道ミサイル1発を東北東方向に発射した。北海道上空を通過し、襟裳岬の東約2200キロの太平洋に落下。飛行距離は過去最長の約3700キロに達し、標的とされる米領グアムに届く射程を実証した。北海道北広島市で開催中の男子ゴルフツアー、ANAオープンが約40分間中断されるなど、国内に緊張が走った。

 ANAオープン第2日は開始直後の午前7時から、40分間の中断で水を差された。小平智、池田勇太、宮里優作、尾崎将司らが参加する大会。選手やギャラリーらは関係者の誘導でクラブハウスに避難。主管の日本ゴルフツアー機構と大会主催者が対応マニュアルを用意しており、混乱はなかった。

 インの10番スタ―トだった池村寛世は同組の2人が打った後、第1打の前に警報が鳴り響き、そのままクラブハウスに引き揚げた。「まさかのタイミング。本当にびっくりしました」。Jアラートで競技が中断するのは初めて。選手会長の宮里は「試合がなくならないか心配しました。何とかならないですかね」と話した。

 サッカーJ1鹿島の拠点がある茨城県鹿嶋市でも、防災行政無線が鳴り響いた。大岩剛監督は「クラブハウスの監督室にいたが、びっくりした。朝7時は選手が動きだす時間帯。選手の身の安全を確保しないと」と語った。緊急時には、マネジャーがメールで選手の安全確認を行う態勢を整えているという。

 札幌市営地下鉄では「ミサイル発射のためダイヤが乱れています」との車内放送が流れ、通勤中の人々らに緊張が走った。JR札幌駅を利用していた札幌市の会社員木村綾子さん(38)は「とにかく怖い。次は本当に日本の領土内に落ちるのではないか」と不安げな表情を見せた。

北ミサイルで男子ゴルフ中断 不安、困惑…また日本上空を通過

◆[鹿島アントラーズ特集]常勝継承『Jリーグサッカーキング2017年11月号』(サッカーキング)



 9月23日(土・祝)発売のJリーグサッカーキング2017年11月号は鹿島アントラーズを大特集! “常勝軍団”を継承すべくJ1連覇、そしてさらなるタイトル獲得を目指して戦うアントラーズの強さの秘密に迫ります。

 巻頭は小笠原満男選手のロングインタビュー。“常勝軍団”をピッチ内外でけん引し、アントラーズの“魂”とも言える彼が今の心境を語りました。「テーブルをひっくり返したいくらい悔しいよ、本当はね」。その言葉に込められたチームや仲間に対する思いとは――。

 続いて登場するのは大岩剛監督。現役時代から見てきたアントラーズの“日常”をこれからの未来につないでいくために、今の自分が果たすべき使命や指揮を執る上での心構え、指導者として抱く理想を口にしています。

 そして今号の見どころは、鈴木満常務取締役強化部長のインタビューから始まり、37ページにわたって収録した「鹿島アントラーズの系譜」。ジーコ氏が礎を築き、現在にまで継承されているアントラーズの軸、哲学、携わる人々の思いを選手やOBなど13人の言葉から紐解いていきます。なぜアントラーズは強く、なぜ人々はアントラーズに魅了されるのか。その理由が垣間見える特集となっています。

 そのほか、土居聖真選手の撮り下ろし、中田浩二C.R.Oの1日密着など企画ページも充実の内容です。

 積み重ねた19個の星が象徴するアントラーズの確固たる強さ。これからも継承されていくであろう“常勝軍団”の未来への期待が高まる完全保存版の一冊、ぜひご一読ください!

【発売日】
2017年9月23日(土・祝)

【鹿島アントラーズ特集】
常勝継承

小笠原満男
「“Ganhar”」

大岩 剛(監督)
「当たり前の日常を、つなぐ」

【鹿島アントラーズの系譜】
鈴木 満(常務取締役 強化部長)
「勝利のために」

曽ヶ端準×クォン スンテ
「二人の守護神」

岩政大樹
「背番号3、その歴史との戦い」

昌子 源
「伝統を受け継ぎ、未来へ」

西 大伍
「常に自分らしく」

山本脩斗
「機を、見る」

三竿健斗
「犠牲心」

レオ シルバ
「課せられた使命」

遠藤 康×中村充孝
「やるべきことをやるために。」

柳沢 敦
誇りを胸にーー

鈴木優磨
「もう一度あの喜びを」

【特別撮り下ろし企画】
土居聖真

中田浩二C.R.O
inレジェンズシート

サポーターと心をつなぐ
アントラーズのデジタルプラットフォーム

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明治安田生命×Jリーグサッカーキング
夢見る未来へ

[明治安田生命の全力応援宣言]
岸本正宏(明治安田生命保険相互会社 水戸支社長)
田辺義之(明治安田生命保険相互会社 つくば支社長)
田渕公敏(明治安田生命保険相互会社 成田支社長)
庄野 洋(株式会社鹿島アントラーズFC 代表取締役社長)
「地域の発展を願って」鹿島アントラーズとともに歩む

[サッカーで地元を盛り上げる]
曽ヶ端準
「強いアントラーズを」

2017シーズン鹿島アントラーズ全選手名鑑
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[戸塚啓の取材ノートの記憶]昌子 源
日本代表リポート
スカパー!サッカーオススメ番組ガイド
スカパー!加入案内
ルヴァンカップリポート/ACLリポート
プレゼント
次号予告&編集後記&バックナンバー


◆【鹿島】昌子、毎試合が決勝のつもり(報知)




 鹿島は昨年の過ちを繰り返さない。

 2位・川崎に勝ち点差6をつけて迎える最下位・新潟戦。昨季は第1Sを制した油断や慢心から一体感を失い、第2S終盤に4連敗と落ち込んだが、DF昌子は「昨年の悪い経験を生かさなければいけない。毎試合決勝戦のつもりで」と誓った。大岩剛監督も「目の前の試合に100%。一試合一試合戦っていく」と手綱を引き締めた。

【鹿島】昌子、毎試合が決勝のつもり

◆鹿島・昌子、連覇へ「全部が決勝」クラブ初4戦連続完封必ず(スポニチ)




 記録とともに、連覇へのスパートをかける。首位の鹿島は16日、敵地で新潟と対戦。相手は最下位だが一切慢心する空気はなく、日本代表DF昌子は「しっかり先制点を取る試合運びをしたい。(前節)レオも言っていたけど、ここからは全部が決勝戦」と力を込めた。

 チームは清水、C大阪、大宮と3試合連続完封勝利中。シーズンをまたげば07〜08年に5試合連続完封勝利を記録しているが、1シーズンで4試合連続完封勝利を達成すればクラブ史上初。今季の力を証明する。

 主将マークを巻くことが濃厚な昌子は、球界から刺激を受けていた。16日にも連覇の可能性があるセ・リーグ広島は、昨季は引退した黒田元投手、今季も新井内野手の存在感が光る一方で、若手の田中らが活躍。その構図は38歳のMF小笠原、GK曽ケ端が空気を引き締める中で、FW鈴木やFW安部ら若手が成長中の鹿島と近い。「ただのベテランじゃない、大ベテランがいる。バランスが取れているチームは強いと思う」。広島同様、鹿島もタイトルへ突っ走る。

鹿島・昌子、連覇へ「全部が決勝」クラブ初4戦連続完封必ず

◆鹿島・昌子、チームはカープに“似ている”「ベテランと若手のバランスいい」(サンスポ)




 J1は16日に8試合が開催。勝ち点55で首位の鹿島は、残留争いの渦中にいる最下位新潟とアウェーで対戦する。勝ち点39で8位の浦和は、17日に同42で6位の磐田とアウェーで戦う。勝てば一気に6位浮上の可能性がある。

 鹿島は新潟戦に備え15日は約1時間半の調整を行った。16日はプロ野球の広島がセ・リーグで優勝する可能性があるが、日本代表DF昌子は「(引退した)黒田(博樹)さんが帰ってきて強くなった。ベテランと若手のバランスがいい。うちにも(MF小笠原)満男さんがいて似ている。自分も背中で引っ張れる選手になりたい」と誓った。(鹿嶋市)

鹿島・昌子、チームはカープに“似ている”「ベテランと若手のバランスいい」

◆鹿島DF西「ソガさんへの敬意」丸刈り姿で試合復帰(ニッカン)




 鹿島アントラーズのDF西大伍(30)が、丸刈り頭で試合復帰する。

 15日、茨城・鹿嶋市内でアウェー新潟戦(16日、デンカS)に備えた最終調整。先月30日のルヴァン杯準々決勝第1戦仙台戦で太もも負傷後、公式戦2試合を欠場中だが、定位置の右サイドバックではなく左サイドバックでの先発出場が濃厚となった。今月7日の練習からプロ入り後初の丸刈り姿を披露した。「ソガさん(GK曽ケ端)への敬意」と説明したものの、かつては金髪にしたり、長髪をなびかせてプレーした時代もあっただけに、チーム内にも衝撃を与えた。失恋とのうわさもたったが「オレがふられるわけないでしょ」と一蹴。「(8月28日で)もう30歳になったからね。(女性に対し)髪形や容姿で勝負するのは終わった」と中身だけで勝負する決意も明かした。とはいえ、似合っている。新潟戦に向けては「右も左も感覚などは一緒。左足はあまりつかわないけれど、明日は左でクロスも上げるよ」。男は30から-と言わんばかりに両足で魅了するつもりだ。

 西の影響もあってか、今週に入ってMF遠藤康(29)も丸刈り姿にイメージチェンジした。選手会長のDF昌子源(24)は「康さんもやって、次は誰? みたいな空気になりつつなる。オレは続きませんよ」と断固拒否。西から「次は(金森)健志」と指名を受けたFW金森健志(23)も「絶対無理」と西に向かって両手でバツ印をつくって拒絶した。

 だが大岩剛監督(45)は不敵な笑みを浮かべた。「オレが丸刈りにしたのは最後は高校1年生の時かなあ。確か、清水商は入学時は全員が丸刈りじゃなきゃダメだった。そこからは伸ばしたけれどね」と懐かしみつつ、「大伍、康ねえ…続きましたね。残り試合、勝つたびに丸刈りが増えていったりしてね」と冗談めいた仰天計画まで飛び出した。「当然、オレは最後だな」。曽ケ端を筆頭に、MFレオ・シルバ、DFブエノ、DF伊東、MF小笠原など丸刈りに近い短髪が多い鹿島だけに、リーグ連覇達成の表彰台では、全員が丸刈りでトロフィーを掲げる可能性もある???

鹿島DF西「ソガさんへの敬意」丸刈り姿で試合復帰

◆27歳の誕生日を迎えた中村選手から皆さんへ(オフィシャル)





◆【新潟 vs 鹿島】 ウォーミングアップコラム:大武峻が投げた日、その可能性について。(J's GOAL)




「なんで大武に投げさせないんですか? めっちゃ飛ばしますよ」。旧知のディレクターに声を掛けられたのは、NACKでの大宮戦(第22節●0-1)が終わった後だ。何を投げるかというと、ロングスローである。

Jリーグはもちろん、アマチュアまで、番組制作のためだけでなくサッカーの現場に足繁く通い、フィールドワークを重ねてきた彼にとって、福岡大学時代に鳴らした大武峻(写真)の強肩はよく知るところだった。

大宮戦では、チアゴ ガリャルドがロングスローを投げていた。三浦文丈前監督のころからセットプレーのオプションの一つだが、ここまでそこから得点は生まれていない。

その大武が投げた。前節・広島戦、0-0のまま迎えた後半アディショナルタイムに入ろうかというところだ。

最下位の新潟にとって、17位広島との対戦は、是が非でも勝ちたい直接対決だった。最終ラインから急ぎ、広島陣内右サイドのタッチラインまで駆け上がっていったセンターバックの遠投は、中で合わせる味方の動きが足りず、広島の守備にはね返されてしまった。

6月、完全移籍で名古屋から新潟に加入した大武のロングスローが、新しい仲間たちに知られていなかったというのもあるだろう。本人が封印していたわけではないが、「だからといって、自分から監督に“投げさせてください”と直訴するのもおかしな話でしょう?」と、練習でも披露はしていなかった。

広島戦ではプレーが切れて右スローインになったとき、ボールを持った小川佳純に促される形で投げた。「名古屋で一緒だったズミさん(小川)は、僕がロングスローできるのを知っていましたから。“お前が投げろ”、みたいな雰囲気になって」と大武が話せば、小川は「別に誰が投げても良かったけど、大武と目が合って。あいつが投げたそうにしていたので」。

微妙に認識が食い違うが、当事者の数だけ真実はあり、またそのどちらでも良いだろう。いずれにせよ、新潟の選手、スタッフも、サポーターも、そのロングスローが強力なチームのオプションになり得ることを、あのとき目の当たりにしたのだった。

もちろん、本分の守備をおろそかにして、勝ちにはやるわけではない。広島戦は自身が加入して以来、初めて無失点で90分を戦い終えた。勝ち切れなかったのは痛いが、チームとして浮上の足掛かりとすべき成果であるのは間違いない。

今節は、リーグ連覇に向けて加速する鹿島と対峙する。

「コンビネーションで裏を狙う動きだったり、セットプレーだったり、アントラーズは一瞬の隙を突くのが本当にうまい。自分たちのペースで試合を進められていると思っていても、ワンチャンスを決めるし、何気ないミドルシュート、クロスから抜け目なく得点する。ディフェンスラインとして、90分しっかりやらないと」

試合巧者の相手に隙を見せず、時計の針を進めていけば、やがて勝ちに行くべきポイントが訪れるはずだ。再び44番がタッチラインの方へと向かう場面も十分あり得る。そしてこの次は、ボールを持って助走に入る前から、ビッグスワンは大歓声に包まれ、期待に膨らむことになる。今や我々は、彼が投げられることを知っている。

文:大中祐二(新潟担当)


明治安田生命J1リーグ 第26節
9月16日(土)18:00KO デンカS
アルビレックス新潟 vs 鹿島アントラーズ


【新潟 vs 鹿島】 ウォーミングアップコラム:大武峻が投げた日、その可能性について。

◆【新潟vs鹿島プレビュー】新潟は新戦力の小川佳純がチームを好転…鹿島はGKの曽ヶ端準が安定したプレーを継続(サッカーキング)




■アルビレックス新潟 小川佳純はリーダーシップも際立つ

【プラス材料】
 リーグ前節の広島戦、小川佳純が新潟デビューを果たした。8月に鳥栖から期限付き移籍で加入、トップ下で初先発フル出場したMFは、攻守両面で劇的にサッカーを好転させた。

 エネルギッシュに動き回るのはボールを集配するためだけにとどまらなかった。守備でも相手のパスコースを限定し、ブロックのスペースを埋めるのを怠らず、後ろの負担を大幅に軽減させた。

 トップ下の献身は前任チアゴ・ガリャルドとの決定的な違いで、あるべき攻守のスピード感、プレー強度を、チームはようやく取り戻しつつある。13試合ぶりに無失点に抑えられたのが、何よりの証拠だ。

 積極的なコーチングで周囲を動かすリーダーシップも際立つ。リーグ連覇に向け、加速する鹿島を相手に苦戦が予想されるが、勝機へチームを導こうと、気力は充実している。

【マイナス材料】
 前節を0-0と無失点に抑えたが、今節、強力な鹿島の攻撃陣と対峙するセンターバック陣のコンディション、コンビネーションが、1つのポイントとなりそうだ。

 広島戦での競り合いで富澤清太郎は右目じりを切り、大野和成と交代。大野は6月に右ひざを再手術して以来、初めてのベンチ入りで、およそ10分プレーしている。

 翌日、広島とのサテライトの試合で大野はフル出場し、状態が上がりつつあるのは確か。しかし、夏に加入した大武峻とはトレーニングでもコンビを組んだ時間が短く、連係面が未知数でもある。

 今月初めのトレーニングマッチで顔面を強打したソン・ジュフンは、ようやく部分合流を果たしたところだ。

文:totoONE編集部

■鹿島アントラーズ 曽ヶ端準は「チームに勢いをもたらすセーブ」を実行

【プラス材料】
 リーグ前節の大宮戦で3連勝を飾り、2位との勝ち点差を6に広げた。エースの金崎夢生が記録した1得点を、曽ヶ端準を中心とする守備陣が完封。攻守がかみ合った。内容、スコアも快勝ではなかったが、粘り強く勝利をものにする鹿島らしい試合だった。

 特に曽ヶ端は、昨年末のリーグ戦、クラブW杯から高い次元のプレーを続けており、今季GKで勝った試合は例年より多い。韓国代表GKのクォン・スンテが負傷から復帰してからも、先発の座を明け渡していない。「GKが目立つ試合はチームにとっては良くない」と曽ヶ端は常々口にしているが、毎試合心がけている「チームに勢いをもたらすセーブ」を実行し、勝利に貢献している。

 鹿島が得意とする終盤戦。安心と勢いをチームにもたらす守護神を後ろ盾に、アウェーでも勝ち点3を狙いに行く。

【マイナス材料】
 終盤戦を前に負傷者が出ている。前節の大宮戦で左太ももに痛みを感じて途中交代した遠藤康は今週練習に参加していない。また、鈴木優磨も14日の練習で負傷し、15日の練習を回避した。新潟戦で2人は欠場する見込みだ。

 豊富な戦力を抱えているとは言え、キープ力のある遠藤とゴール前で迫力を出せる鈴木の不在は、少なからずチームに影響を与えるだろう。最近は、1点を争う試合、後半勝負となる展開が多いだけに、特長を持つ選手を選択肢として持っておきたいところだが、カードが少なくなった。

 最下位に沈む新潟は、J1残留への執念を前半から見せてくるだろう。そこで受けに回らず、チーム全員が同じ方向を向いてプレーできるかが大事になる。

文:totoONE編集部

【新潟vs鹿島プレビュー】新潟は新戦力の小川佳純がチームを好転…鹿島はGKの曽ヶ端準が安定したプレーを継続

◆鹿島、首位の力見せろ 16日、J1新潟戦(茨城新聞)


好調2トップに期待



明治安田J1第26節は16、17の両日、各地で9試合を行い、首位鹿島は16日に新潟市のデンカビッグスワンスタジアムで新潟と対戦する。キックオフは午後6時。鹿島は最下位に苦しむ新潟に首位の力を見せつけ、確実に勝ち点3を積み上げたい。通算成績は18勝1分け6敗、勝ち点55。

鹿島は3戦連続で無失点勝利中と守備が安定している。ただゴールは3連勝中に4得点と、やや物足りない。リーグワーストの48失点と守備のもろい新潟を相手にゴールを重ね、終盤戦に向け勢いを増したい。

鹿島の攻撃の中心を担っているのは、前節の大宮戦で2季連続の2桁ゴールを達成した金崎。11日には8月のJ1月間MVPにも選出され、「優勝に向かって勝ち点を積み上げられるよう、自分らしくゴールを狙っていく」とエースの自覚をにじませる。

金崎と2トップを組む金森は前節、持ち味のスピードを生かした突破から金崎の決勝点をアシストしている。結果を出して2戦連続の先発を勝ち取った金森は「もっと自分の特長を出していきたい」と意気込む。

金崎に次ぐ得点源のペドロジュニオールが離脱している中、大宮戦で遠藤、14日の練習で鈴木が負傷し、ともに欠場が濃厚。攻撃陣が手薄なだけに、大岩監督は「2人でチームを引っ張ってほしい」と期待を寄せた。 (藤崎徹)


ミニゲームで調整する金崎(左)と金森(右)=クラブハウスグラウンド


鹿島、首位の力見せろ 16日、J1新潟戦

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