日刊鹿島アントラーズニュース

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2017年11月20日月曜日

◆町田相馬監督「勉強しないと」マンネリ打破を誓う(ニッカン)




<明治安田生命J2:湘南1-1町田>◇最終節◇19日◇BMWス

 町田ゼルビアは、J2で優勝し18年はJ1で戦う湘南ベルマーレ相手に、シュート数で10対7と上回るなど、戦い抜いた末に引き分けた。相馬直樹監督(46)は「選手がアグレッシブに前に重心を置いてくれた。J1にいく湘南さん相手の姿勢は、僕は誇りに思う」と選手をたたえた。

 一方で、16年の7位を大きく下回る16位で今季を終え、監督5季目(通算では6季目)となる18年を前に「僕が勉強しないといけない。やはり、マンネリといった部分は、いろいろな部分の中であるんじゃないか」と自身の改革の必要性を強く訴えた。

 この日は、前節12日のレノファ山口戦まで7分け3敗と10試合、未勝利が続いていた姿がウソのように、王者湘南を押し込んだ。前半32分、MF平戸太貴(20)が左FKをFW中島裕希(33)の足元に送ると、中島がDF山根視来を背負いながらターンして、右足でゴール。後半15分に追いつかれたが、その後も、局面で体を激しくぶつけ合い、湘南相手に全く引かなかった。相馬監督は「もちろん、勝たなくてはいけないんですけど、終わった時に出し切った、やり切ったという試合を少しでも…全ては難しいけれど、いけることを選手は示した」と評価した。

 その上で、自らの変革の必要性について踏み込んで語った。

 相馬監督 (マンネリが)勝てるゲームがドローになったり、負けなくてもいいゲームをドローに持ち込めなかったりに、つながっているのかなと。もう1度、しっかりとリフレッシュして1年間、スタートから非常に長丁場の42節ですけど毎試合、今日のような勢いで戦えるグループ、雰囲気をつくらなければいけないと感じています。その上で止める、蹴るであったり、戦術的にも徹底すべきところ、幅を付けるところも出てくると思う。一番は、グループのマインドをリセット、リフレッシュと言いますか…私自身が、そこを一番、持たないといけないかなと思っています。

 相馬監督が自らをどう変革し、チームをどう改革するか…。相馬監督にとって18年は、20年のJ1ライセンス取得という目標を掲げるクラブから、強化の継続を託された手腕が問われる1年になりそうだ。【村上幸将】

町田相馬監督「勉強しないと」マンネリ打破を誓う

◆[MOM2329]山梨学院MF平松柚佑(1年)_台頭したラストピース。セカンド拾いの達人ルーキーが快勝演出(ゲキサカ)




[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.18 選手権山梨県予選決勝 帝京三高 1-4 山梨学院高 中銀スタ]

「平松じゃないですか?」

 この試合のMVPを一人選ぶならば、誰にするか。そんな問いに対して山梨学院高・安部一雄監督が推したのは1年生MFの平松柚佑だった。高校サッカー選手権山梨県予選の準々決勝・東海大甲府戦で初先発を飾るという大抜擢を受けたルーキーは、18日に行われた宿敵・帝京三高との試合にもフル出場。「東海大甲府戦のときは緊張していた」と振り返るが、この決勝は堂々たるパフォーマンスを見せ付けた。

「本当に守備で効いているし、セカンドボールをしっかり拾ってくれる」と指揮官が称えたように、献身的なディフェンスと、「特に集中していた」というこぼれ球への反応で好プレーを継続。開始3分の先制点も中盤で平松が競り勝った流れから生まれた。

「自分は守備が武器の選手だと思っている」と言うように、球際の競り合いでも恐れることなくグッと踏み込める強さを見せつけた。1年生とは思えない持久力も光り、最後までパフォーマンスを維持していたのも印象的。ハイプレスを売りにするチームだけに、“拾える”ボランチの台頭は大きかった。また、鹿島アントラーズつくばジュニアユースの先輩であるFW加藤拓己(3年)は「1年生なのにあんなに声を出せる」と称賛する積極性も光った。

 全国大会へ向けては「相手は絶対に上手いと思うので、自分はボールを奪うところとセカンドを拾うところを出していきたい」と意気込んだ。

(取材・文 川端暁彦)

[MOM2329]山梨学院MF平松柚佑(1年)_台頭したラストピース。セカンド拾いの達人ルーキーが快勝演出

◆大迫遠い1勝…ケルン開幕12戦未勝利「成長のチャンスだと」(スポニチ)


ブンデスリーガ・第12節   ケルン0―1マインツ ( 2017年11月18日 )


 日本代表でブラジル、ベルギー戦と先発したケルンのFW大迫は「試合数が多く、疲れは抜けにくくなっている」と疲労を考慮され、先発を外れた。

 後半15分から右MFで出場したが、シュートは2本とも枠外。最下位のチームは微妙なPK判定による失点で0―1で敗れ、開幕12戦未勝利(10敗2分け)となり「成長できるチャンスだと思ってやるしかない」と語った。

 マインツのFW武藤はフル出場で無得点だった。

大迫遠い1勝…ケルン開幕12戦未勝利「成長のチャンスだと」

◆井手口と“神様”ジーコの意外な関係 「もっと活躍して、見てもらえるように…」(FOOTBALL ZONE)




ジーコはU-15の国際大会「日本ブラジル友好カップ」を主催 井手口も11年大会に出場

 日本代表の11月の欧州遠征において、メンバー最年少だった21歳のMF井手口陽介(ガンバ大阪)は2試合連続でスタメン出場。10日のブラジル戦(1-3)では、後半17分にDF槙野智章(浦和レッズ)のヘディング弾をアシストした。そんな井手口の活躍を、ブラジルで喜んでいる人物がいる。“サッカーの神様”ジーコだ。

 ジーコは毎年8月、リオデジャネイロにあるジーコサッカーセンターで「U-15日本ブラジル友好カップ」という大会を主催。今年で20年目を迎えた公式大会で、ブラジル全国から20近いビッグクラブが集結する。

 U-15のカテゴリーとしては、これだけの規模と参加チームのレベルを維持し、長い歴史を刻む大会は、ブラジルでも他にない。それだけに、プロや代表への“登竜門”としても有名だ。

 その中に、日本からも毎年、鹿島アントラーズやJリーグ選抜をはじめ、4〜6チームが参加している。その2011年大会に、Jリーグ選抜のメンバーとして出場していたのが、G大阪ジュニアユース時代の井手口なのだ。

マルセロらビッグネームもこの大会で頭角

 ジーコは、選手の育成におけるU-15世代の重要性を常に語ってきた。国土の広いブラジルでは、この世代で他の州の強豪クラブと対戦できる機会は少ない。一方、日本も今でこそ下部組織の活動が盛んだが、以前はこの世代での国際交流というのは難しかった。
 
 そんな両国の少年たちに、新たな経験の機会を与えたいというのが、ジーコの大会発足の目的だった。
 
 ブラジル代表の日本戦メンバーの中でも、MFウィリアン(チェルシー)やGKアリソン(ローマ)、DFマルセロ(レアル・マドリード)、MFフィリペ・コウチーニョ(リバプール)らが、この大会で頭角を現した。
 
 ジーコは「ブラジルでは、この大会から多くのプロや代表選手が輩出されている。Jリーグの村井満チェアマンが教えてくれたんだが、日本でも、この友好カップでプレーした49人の少年が、Jリーグでプロとしてプレーしている、もしくはプレーしたそうだ。それは我々にとって非常に良いこと。トップチームでプレーできる選手たちを発掘できる、という意味でも、この大会がいつでも重要なものであったということだ」

「おめでとう、日本。おめでとう、井手口」

 そして、今年の大会の真っ最中のことだ。8月31日、日本代表がオーストラリア戦で勝利し、アジア予選を突破したというニュースが飛び込んできた。そのワールドカップ出場権の獲得を決定的なものにする2点目のゴールを決めたのが、井手口だったのだ。
 
 それを聞いたジーコは、息子か教え子の快挙であるかのように、それはもう喜んで、井手口と日本代表にメッセージを寄せてくれた。
 
「井手口が? そうか、それは良かった。おめでとう、日本。おめでとう、井手口! 再び大陸予選を突破したこと、そして6大会連続のワールドカップ出場に。これからもハードに頑張ることだ。ブラジル・ワールドカップより、良い結果を出してくれることを願っているよ」
 
 そして今回、ブラジル戦でも存在感を示した井手口に、ジーコのメッセージに対する返事をもらった。
 
「あの大会に出場することで、あの年代からブラジルに行って、慣れない環境でやらせてもらいました。いろんなチーム、しかも、南米のチームとやることなんかないから、すごく良い刺激をもらったし、自分にとっては、あの年で本当に良い経験ができたんじゃないかなと思います。これから、もっともっと活躍して、ジーコさんにもっと見てもらえるように頑張りたいですね」
 
 大会名にもなっている「日本とブラジルの友好」が、少年時代の大会中に限らず、プロになり、代表に上り詰めてからも続いていく――。それもジーコにとっての、大きな喜びの一つに違いない。
 
【了】
 
藤原清美●文 text by Kiyomi Fujiwara
 
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

井手口と“神様”ジーコの意外な関係 「もっと活躍して、見てもらえるように…」

◆AFC、2017年各賞の候補者発表。香川真司や熊谷紗希などノミネート(フットボールチャンネル)




 アジアサッカー連盟(AFC)は18日、今月29日にタイのバンコクで行われる表彰式で発表される各賞のノミネートを発表した。

 男子のアジア年間最優秀選手にノミネートされたのは、ウー・レイ(中国)、オマル・フリビン(シリア)および昨年の受賞者であるオマル・アブドゥルラハマン(UAE)の3人。受賞の対象者がアジアのクラブに所属する選手のみとなった2012年以降、日本人選手や日本のクラブの所属選手はこれまで一度もノミネートされていない。

 一方、アジア以外のクラブでプレーする選手を対象としたアジア国際年間最優秀選手には、ボルシア・ドルトムントの香川真司が2年連続3度目のノミネート。受賞すれば2012年に続いて2度目となる。香川のほか、アーロン・ムーイ(オーストラリア)とソン・フンミン(韓国)がノミネートされた。

 男子の年間最優秀監督には、鹿島アントラーズを昨季の国内2冠やクラブ・ワールドカップ準優勝に導いた石井正忠監督(現大宮アルディージャ)と、浦和レッズを今季のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝へ導いた堀孝史監督の日本人2人がノミネートされた。もう一人はオーストラリア代表のアンジ・ポスタコグルー監督だ。

 女子の年間最優秀選手には、なでしこジャパンのDF熊谷紗希が候補入り。高倉麻子監督も女子の年間最優秀監督にノミネートされた。また、女子の年間最優秀若手選手にはU-19女子日本代表の宮澤ひなたがノミネートされている。

【了】

AFC、2017年各賞の候補者発表。香川真司や熊谷紗希などノミネート

◆鹿島DF昌子「全然だめ」練習試合で格下に先制許す(ニッカン)


昌子源

 試合のなかった18日での優勝は決まらなかった鹿島アントラーズは19日、茨城・鹿嶋市内でJFLソニー仙台で練習試合を行った。

 変則3本(45分、30分、30分)で行い、FW金崎夢生(28)、DF昌子源(24)らベストメンバーで臨むも、相手に先制を許した。最終的には、金崎の同点弾など、4-1で勝利したが、勝てば優勝が決まる26日の柏戦(カシマ)に向け、試合勘などに不安の残る内容だった。

 16日に日本代表欧州遠征から帰国したばかりの昌子も直訴して先発したが、「チームとして、うまくいかなかったところが多い。全然だめ。自分自身も体が重く感じたし、まだ太陽を見ると目が開かない。遠近感が合わない」と時差ボケが抜けきっていない様子。「中1週間の(柏)レイソルさんと、3週間空いている鹿島では試合勘みたいなものの差が出てくるかもしれない。でも、ここでうまくいかないことが分かったことを、前向きにとらえないと。今日の失点は重く思わないといけない」と決戦に向けた立て直しを誓った。

 「まだ何もなし得ていないと」と気を引き締め直すとともに、「柏戦で優勝を決めて(最終節)磐田戦で歴史的な勝ち点を更新」と目標を再確認した。2年連続9度目優勝を確実に手にし、年間勝ち点74を挙げた15年のサンフレッチェ広島超えのダブル達成に意欲を示した。

鹿島DF昌子「全然だめ」練習試合で格下に先制許す

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