日刊鹿島アントラーズニュース

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2017年12月2日土曜日

◆「日本に恥をかかせるわけにいかない」 ジーコが“世界”に示し続けた愛情とプライド(THE ANSWER)




W杯抽選会、「あとにしてくれ」とプラティニを待たせ、日本の記者団を最優先したジーコ

「あとにしてくれ。私は今、彼らに話している」――ジーコ(元日本代表監督)

2005年末に行われた06年ドイツ・ワールドカップ(W杯)の組み合わせ抽選会でのことだった。

 日本代表を率いていたジーコに「あとにしてくれ」と、待ちぼうけを食らったのは、当時FIFA(国際サッカー連盟)の理事を務めていたミシェル・プラティニである。

 1980年代は天才的なMFが百花繚乱だったが、ブラジル代表のジーコとフランス代表のプラティニは、南米と欧州の両大陸を代表するスーパースターだった。当然2人は旧知の間柄で、両者が灼熱のグアダラハラで激闘を演じた1986年メキシコW杯準々決勝の一戦は、大会史の中でも屈指の名勝負として語り継がれている。最終的にはPK戦の末にプラティニのフランスが勝利を飾るのだが、敗れたジーコに真っ先に寄り添い、慰めたのがプラティニだった。

 しかし2005年には立場が変わり、ジーコは日本代表監督になっていた。鹿島アントラーズでもそうだったが、ジーコは自分のチームに人一倍の愛情を注ぎ、プライドを持つ。この時、ジーコの魂は日本人になっていた。

 抽選会を終えたジーコは、日本の記者に囲まれ質問を受けていた。プラティニが歩み寄って来たのは、そんな時だった。つまりジーコは、日本の記者団に対応することを最優先し、プラティニを待たせたわけだ。

ドイツ代表監督に「つまみ出せ!」と激怒…ジーコが愛された理由とは

 長くジーコと一緒に過ごしてきた鈴木圀弘通訳が、「日本に恥をかかせるわけにはいかない」が口癖になっていたと教えてくれた。

 2004年12月に横浜国際総合競技場で行われた親善試合のドイツ戦(0-3)後の会見中には、勝ったユルゲン・クリンスマン監督が「バスの都合があるので、先にやらせてくれないか」と顔を出した。しかしジーコは血相を変えて、「つまみ出せ!」と怒鳴りつけていたという。当初から会見の順番は、日本が先と決まっていた。

 ウクライナやハンガリー遠征の際にも、不可解なジャッジには日本のために激昂し、食ってかかった。それはJリーグ元年の1993年チャンピオンシップで、ヴェルディ川崎(現・東京ヴェルディ)へのPKの判定に抗議を込めて、ボールに唾をかけた気概と通じるものがある。

 すべてが誉められることではないかもしれない。しかしこうしてジーコは、とことんチームを愛し、全力を傾注し、どんなことをしてでも勝利に導こうとしてきた。

 それは常勝鹿島の原点でもあり、ジーコが愛される理由でもある。

【了】

加部究●文 text by Kiwamu Kabe

「日本に恥をかかせるわけにいかない」 ジーコが“世界”に示し続けた愛情とプライド

◆札幌GK杉山哲、東京ユナイテッドFCへ完全移籍…岩政と“再会”へ(サッカーキング)


杉山哲

 北海道コンサドーレ札幌のGK杉山哲が、東京ユナイテッドFC(関東サッカーリーグ1部)へ完全移籍で加入することが決まった。12月1日に両クラブが発表した。

 杉山は1981年生まれの36歳。福岡大学出身で、2004年に鹿島アントラーズへ加入した。2012年に札幌へ移籍し、6シーズンに渡ってプレーしてきた。今季は公式戦での出場機会を得ていなかった。

 キャリア通算では明治安田生命J2リーグで49試合に出場している杉山。完全移籍にあたり、同クラブに対して以下のようにメッセージを寄せている。

「この度、東京ユナイテッドFCに移籍することになりました。北海道での6年間、J2降格と優勝、そしてJ1昇格と残留を経験する事ができました。良い時もそうでない時も常に温かく、時には厳しく支えてくださったサポーター、ファンの皆様には本当に感謝しています。熊本地震の際に頂いた励ましの言葉や温かいご支援は一生忘れません!北海道で出会った全てのチームメイト、スタッフ、関係者の皆様、6年間本当にありがとうございました!」

 そして加入する東京ユナイテッドFCに対しては、以下のようにコメント。杉山は新天地で、GKコーチも兼任することが併せて発表されている。

「初めまして。北海道コンサドーレ札幌から加入することになりました杉山哲です。チームのJFLへの昇格、そしてチームが掲げる未来へのvisionに貢献できるよう全力で取り組んでいきたいと思います。よろしくお願いします!」

 東京ユナイテッドFCには元日本代表DF岩政大樹が所属。鹿島でともにプレーした杉山と、再びチームメイトとなることになった。

札幌GK杉山哲、東京ユナイテッドFCへ完全移籍…岩政と“再会”へ

◆【スカサカ!ライブ】名波浩が語る磐田の復興「お前らの一挙手一投足は見逃さない」(サッカーキング)




 番組レギュラー解説委員を務める岩政大樹(東京ユナイテッドFC)がプロデュースするインタビューコーナー「今まさに聞く!」ジュビロ磐田名波浩篇~後編が放送された。「前編」の最後は、名波監督の現役最後の試合(08シーズンのJ1第33節、鹿島対磐田戦。1-0で鹿島勝利)の話になったが、そこから話題は意外な方向に展開していった。

◆現役最後の試合


名波浩(以下、名波) 理由あれだから、あなただから。俺の現役の最後のゲームで、あなたが(決めた)あの決勝ゴール! 俺、今でも忘れない。

岩政大樹(以下、岩政) (苦笑)。

名波 あの翌日ここ(磐田のクラブハウス)に帰ってきて、(ハンス)オフト(監督)に、あれFKだったでしょ? 俺、壁だったのよ。壁に入ったのよ。で、蹴ったのが増田誓志(現清水エスパルス)、で、「なぜカードをもらいにいかなかったんだ」と。もっと遅延して、それだったらもっとリズムも狂っただろうし、サポーターも煽っただろうし。だけど普通に蹴られて普通にヘディングされたから、それをオフトは俺に怒って。で、あの1ポイントがあれば、結局最後のプレーオフ(J1・J2入れ替え戦)に出なくて済んだし、っていうね。まあアントラーズにとってはあれが優勝への大きな3ポイントだったんだけど。あれが俺の現役最後のゲーム。Jリーグの。

 でも俺はそれが本望というか、アントラーズへの思いが非常に強くて。プロとしてこういうクラブでなければダメだと。こうあるべきだということを、粛々とではないかもしれないけど、20数年間ずっとやり続けてきている。ほとんど残留争いなんかせずに、ほとんど優勝争いしているような、その結果もそうなんだけど、でもプロセスが、「あ~やっぱりアントラーズらしいな」っていうのが非常に多くて。それはシーズンオフの選手の入れ替わりの裏事情もそうだし、もちろん90分間のゲームの構築の中でのバイオリズムもそうだろうし、まあ素敵なクラブだなと。で、俺らずっと勝てなかったから。特に目の上のたんこぶとしてのアントラーズへの思いは強かったね。まあ、清水エスパルスと俺の中では双璧よ。

◆ジュビロ磐田の低迷期について



名波 やっぱりディフェンスはこうあるべきだ、中盤はこうあるべき、FWはこうあるべきというサッカーの視点と、もしくはプロアスリートとしては、もっと言えば人間としてはこうあるべきだというものの欠如が、まあ大きかった、大きすぎた。で、チームの凋落というか、落ちていく段階でそれを立て直したり、もしくは立て直そうと思っていた人間はいたかもしれないけど、それでもやっぱりグループから、自らはがれていくやつらがいるわけで。そいつらに手を差し伸べてグッと引き上げていくやつらがいなかった。まあこれが、大きな原因だと思うんで。

 まあ今ちょっとこう、ざっくり言ったけど、もっと細かく言うと、ピッチの中で、紅白戦で味方同士で削って、「すいません」とか「ごめんなさい」とかいう必要はないかもしれないけど、せめて手を差し伸べてね、「ゴメンゴメン」ってジェスチャーだけでもやるとか。もちろんこっち帰ってきてから「今日メシ行こうよ」ってみんなで行っていろんな話をすると思うんだよ。生活であったり、彼女や奥さんの話とか車の話とか、いろいろすると思うんだけど、結局サッカーの話でしょ? サッカー人といったら。我々だって今でも、つまようじを折ったり、コースターを使ったりして、あーだ、こーだやりまくるから。

 現役で、ものすごいピュアな心境の時は必ずサッカーの話になる。それがなかった。みんなクラブハウス来て、練習やったら「バイバーイ」って感じで広がって。トレーニング中の会話もほとんどない。トレーニングが終わって、あの練習の中で、これはこうだったね、ああだったねっていうフィードバックもない。それは俺は、プロとしては許せないし、何のためにお金をもらっているか。好きなサッカーで金もらっている。しかも、夢や希望を周りの人に与えるためっていう、そのスタイル、スタンスにならないのかお前らはっていう。



岩政 ピッチの中だけでなく、いろいろなところから改革をしていったということですよね。

名波 そうです、もちろん。だから、クローズ(非公開)はないから俺は。トレーニングはフルオープンだから。それはなぜかって言うと、別にこんなのは美談とかではなくて、見てもらう、見てもらえる環境に常にあることが選手としての成長もそうだし、人間としても教育されていくんじゃないかなっていう。誰も見ていないと、結局身内だけで、なあなあになるか、もしくはさっき言った、ピリピリするのもちょっと違ったピリピリ。仲の悪い同士が。俺だってグループで4対4とか組む時にさ、「あいつとあいつ(組ませるの)やめたほうがいいかな」とか、そんな気を遣いたくないじゃん。そういうのをなくすためにも、やっぱり見てもらうのは大事かなと。

岩政 練習を見ていても、選手たちもプレーすることが楽しそうというか。最初はそうではなかったんですか?

名波 もう全然。ベンチメンバーとかベンチ外にしたら、一気にローテンションになるから。そこのコントロールは非常に難しかったけど、今は競争意識も生まれているし、ちょこちょこ年間の中で言っているのが、お前らの一挙手一投足は見逃さないと。それこそご飯行ったり、飲みに行ったりしても、その時の会話とか態度とかも見逃さないし、ミーティング中、もしくはピッチの中でのトレーニング中、ボールにかかわっていない人間がどうボールにかかわろうとしているかとか、相手にどういうことをさせないようにしてほしいか、考えているかとか、そういうことをなるべく見逃さないようにしているし、一日一言運動じゃないけど、全員となるべく喋れるタイミングはね、持ってますけどね。

◆選手とのコミュニケーションについて



 8月に磐田に復帰した山田大記は、名波監督についてこう語っていた。

山田大記 名波さんやっぱりコミュニケーション取るのがうまいし、すごく選手を見ているというのを感じさせてくれるので、それが選手との信頼関係に繋がっているのかなって。若い選手ともコミュニケーションを取るし、自主練習も手伝ってくれたり、僕もそうですけど近い距離で毎日アドバイスをくれるので、選手としてはやりやすいですね。

岩政 バランスというか、厳しさを作るところと、そこがこう、絶妙に作られているなと思うんですけど。

名波 たとえば岩政じゃなくても、他の、特に俺より年下の、一緒に対戦した相手選手によく言われたのは、ひらめきとか、そういうタイプ、感覚でやるタイプの選手だと思われていたけど、俺と同世代や俺より上の人は俺のことを良く分かっていて、俺はやっぱ理詰めの人間だから、計画性をしっかり持ってやっている。それを今の話に付け足せば、今回はこういうふうに接して、次はこういうふうに接しようとか、もちろんメモもしょっちゅう取るし、そのメモの中で今回ああいうふうに言ったけど、次はこういうふうに言おうとか考えたり、今回こういうふうに言っている時に、前回俺こういうふうに書いているぞとか言ってあげたりしながら、温度の上げ下げを選手一人ひとりに寄り添ってやっていく中で、今言ったバランスが整っているように見えるのかもしれないのかなと。整っているかどうかは俺は当事者だから分からないけど。

岩政 つまり一人ひとりに、もしくはその時その時にちゃんと向き合うということ?

名波 うん、そう、それは間違いない。どんな人間でも、だから「あ、こいつはもうダメだ」っていうそのフレーズが最大のNGワードで、次のNGワードが「俺たちの時代は」。この二つはもう俺は一切言わない。聞かれればもちろん、「あの頃どうでした?」って聞かれれば「こういうふうに考えていたよ」とか「こういうふうにやっていたよ」とか言うけど、自分から言ったことはまずない。

◆監督という職業について



岩政 監督をやられてみて、「あ、ここは思ったよりも違ったな」って思われた部分はありますか?

名波 最初にオフトが、「6:4の方程式」というのを、最後俺が引退する時に、言葉として贈ってくれたんだけど、60パーセントは自分の意見、まあ味方として寄ってくるであろうと。40パーセントはそうじゃない。やっぱり反逆児というか、反抗心を持った選手が生まれると。「その『6:4の方程式』をうまくコントロールしなさい」と言ってくれたんだけど、実際に監督をやって、最初はそれをイメージしていたんだけど、実際は「6:2:2」だなと思った。「6」はさっき言ったように、味方になる。「2」が反逆児だとしたら、残りの20パーセントは、どっちにも振られないやつら。だからこの「2」をこっち(味方)に持ってくるか、向こう(反逆児)に行くかは、もうこれは監督の技量だと思うから。

 戦術論うんぬんとか関係なく、人間性云々とか関係なく。どこのタイミングでどういうアプローチをしてこっち側に持ってくるかっていうね、その綱引きに勝たなきゃ、監督として長らくできないんだろうなっていうね。で、就任して間もなく俺は「ナーガソン」って言っていて、やっぱり(アレックス)ファーガソン(元マンチェスター・ユナイテッド監督)みたいに、10年20年できるような監督を目指したいと公言していく中で、その20パーセントを取り込めるか取り込めないかは自分の監督人生にも関わってくるから。そこには特化していろいろアプローチしたよね。

 12月1日21時から放送の『スカサカ!ライブ』では、J1最終節・J2プレーオフ特集や、セリエA第15節注目カードプレビューなどが放送される。


【スカサカ!ライブ】名波浩が語る磐田の復興「お前らの一挙手一投足は見逃さない」

◆大宮・石井監督、勝利にこだわる「得点を決めて勝って終わる」(スポニチ)


明治安田生命J1リーグ・最終節   大宮―川崎F ( 2017年12月2日    等々力 )


 大宮の石井監督は「相手も優勝がかかっているし、注目されている。私が来てゴールが取れてない。ゴールを決めて勝って終わりたい」と、勝利にこだわる構えを見せた。

 川崎Fに勝てば古巣・鹿島の優勝を後押しする形になる可能性もある。それでも「鹿島は当然、(磐田に)勝つと思っているし、僕は大宮が勝つことに集中したい」と話した。

大宮・石井監督、勝利にこだわる「得点を決めて勝って終わる」

◆鹿島・土居、先発濃厚!ゴールで勝利導く「どんな形でも勝つ」(スポニチ)


明治安田生命J1リーグ・最終節   鹿島―磐田 ( 2017年12月2日    ヤマハ )


 鹿島は勝利のためには得点が必須だ。先発が濃厚なFW土居は「どんな形でも勝つことだけに目を向けたい。チャレンジし続けることが大事。やめたら終わってしまう。あとはお互いの呼吸を合わせれば点は取れる」と力を込めた。

 前節の柏戦では、シュート23本、コーナーキック13本を放ちながら無得点。磐田には4月のホーム戦で0―3に終わっており、2つの“リベンジ”も込めた一戦となる。

鹿島・土居、先発濃厚!ゴールで勝利導く「どんな形でも勝つ」

◆鹿島山本、古巣磐田撃破し優勝手みやげに代表合流(ニッカン)




 鹿島アントラーズDF山本が古巣ジュビロ磐田を撃破しての連覇を誓った。

 プロ入りから6年間を磐田で過ごし、14年に鹿島入り。2日の最終戦は今季J1最少失点が相手となり「相手はクロスやセットプレーが持ち味だと思う。集中して守りたいし、チーム全員で点をとって勝ちきれれば」。9日開幕の東アジアE-1選手権の日本代表にも初選出され、優勝を手みやげに合流する。

鹿島山本、古巣磐田撃破し優勝手みやげに代表合流

◆鹿島、DFラインで16度目完封!20冠へ2日運命のJ最終節(スポニチ)


明治安田生命J1リーグ・最終節   鹿島―磐田 ( 2017年12月2日    ヤマハ )


 J1は2日に最終節が行われ、首位の鹿島は敵地で磐田と対戦する。2位・川崎Fとの勝ち点差は2。勝てば無条件で、リーグ連覇と主要タイトル20冠目を手にする。先発4バック全員が日本代表の“日の丸最終ライン”が、優勝クラブとして史上最多のシーズン16回目の完封で栄冠に花を添える。 

 20冠目のタイトルへ、準備は整った。川崎Fとの勝ち点差は2しかないが、過去、首位で最終節を迎えた年は全て優勝してきた鹿島。「ここまで来たら勝つだけ。相手どうこうではなく、1年間やってきたことの集大成。鹿島としてのやり方を、剛さん(大岩監督)のやり方を、最後、ピッチで見せたい」。DFリーダーの昌子は有終の美を誓った。

 豪華なディフェンスラインが、栄冠へ導く。9日に開幕するE―1選手権の日本代表に、チームからは6人が選ばれた。最終ラインは右から西、植田、昌子、山本の全員がメンバー入り。「チームの順位や、チームでやってきたことが評価されたと思う」。32歳で初選出となった左サイドバック山本の言葉が、他の3人の思いも代弁している。

 5月には監督交代という苦しい転換期を迎えた今季だったが、振り返れば他の追随を許さない数字を積み上げてきた。目立つのは守備力で、大岩監督就任後はリーグ戦21試合のうち半分以上の11試合で完封。磐田を完封して優勝すれば、06年の浦和、13年広島の15試合を抜いて優勝クラブでは1シーズンで過去最多の16試合目になる。クリーンシートの数でも“優勝”だ。

 連覇を懸けて戦う磐田はかつて2強時代を築いたライバル。大岩監督にとっては現役時代の古巣で、敵将の名波監督とは清水商(現清水桜が丘)の同級生という縁もある。ドラマのある大一番。磐田もリーグ最少の30失点と堅守を誇るだけに「小さなところでの勝負になる。隙を見せないようにしたい」と植田。ゴールも栄冠も、全力で守り抜く。

 《無失点ならば年間最多完封試合数歴代2位タイ》J1のチーム年間最多完封試合(年間34試合となった05年以降)は08年大分の17試合、次いで14年浦和が16試合。鹿島の年間完封試合は優勝した08、09年の14試合が最多だったが、今季すでに完封15試合でチーム記録を更新。今日の磐田戦に無失点ならば14年浦和と並ぶ歴代2位タイ。タイトル獲得となれば優勝チームとしては06年浦和、13年広島の15試合を上回る。

鹿島、DFラインで16度目完封!20冠へ2日運命のJ最終節

◆鹿島、有終の美を J1優勝争い、2日決着(茨城新聞)


磐田戦、勝利で自力V

J1は11月29日の第33節最終日で2位川崎が浦和に1-0で勝利し、勝ち点を69に伸ばした。優勝の可能性があるのは同71で首位の鹿島と川崎の2チームで、2日の最終節で決着する。鹿島は敵地で磐田、川崎はホームでJ2への降格が決まっている大宮と対戦する。キックオフはともに午後2時。

鹿島は第32節第1日の浦和戦で勝ち、優勝に王手をかけたが、第33節第1日の柏戦は引き分けで足踏み。2節とも川崎の試合が同日開催ではなく、「試合なし優勝」の可能性が2度あったが、いずれも川崎が勝ったため、優勝は持ち越された。鹿島は最終節で勝てば自力で優勝が決まる。

1シーズン制で行われたJ1で、最終節まで優勝争いがもつれたのは過去9回。鹿島はそのうち7回に絡み、優勝4回、逃したのは3回ある。

直近の2014年は鳥栖に0-1で敗れ、3位からの逆転優勝はならなかった。ただ今季と同様に首位だった3回は、全て逃げ切っている。

鹿島は30日、磐田戦を見据えた紅白戦を実施。前日に優勝が決まらなかった影響はなく、選手らは気迫あふれるプレーを見せた。29日に日本代表に初選出された山本は「最終節で勝って優勝するだけ。代表では自分の特長を出したい」と意気込んだ。 (藤崎徹)

○ 鹿島、過去の最終節での優勝争い ○
・年 最終順位 試合結果 相手
1996 優勝A●0-5 V川崎 敗戦も2位横浜Fが敗れ優勝
2005 3位H○4-0  柏 優勝のG大阪に勝ち点1届かず
・07 優勝H○3-0 清水 浦和が負け逆転優勝を果たす
・08 優勝A○1-0 札幌 自力で優勝決める
・09 優勝A○1-0 浦和 自力で優勝決める
・13 5位H●0-2 広島 ホームで広島の優勝を許す
・14 3位H●0-1 鳥栖 優勝のG大阪に勝ち点3届かず
※1シーズン制に限る。Hはホーム、Aはアウェー
96年は30試合制、そのほかは34試合制

紅白戦で競り合う金崎(右)と安部。後ろは山本=クラブハウスグラウンド


鹿島、有終の美を J1優勝争い、2日決着

◆鹿島、いざ大一番 J1最終節、20冠懸け2日磐田戦(茨城新聞)


ゴールこじ開け勝利を



明治安田J1最終節は2日、各地で9試合を行い、首位鹿島は静岡県磐田市のヤマハスタジアムで5位磐田と対戦する。キックオフは午後2時。鹿島は2年連続9度目の優勝と国内主要タイトル20冠を懸け、最後の戦いに挑む。通算成績は23勝2分け8敗、勝ち点71。

2位川崎が猛追を見せ優勝争いが最終節までもつれはしたが、鹿島の優位は揺るがない。昌子は「ここまで来たら相手どうこうではなく、勝つだけ」と決意を語る。

鹿島は磐田と4月に対戦し、0-3と完敗している。植田は「前回はやられたのでやり返したい」と気合十分だ。直近の試合では前線からの守備が機能し、2試合連続無失点中。組織的な守備を継続し、磐田の攻撃を封じたい。

優勝を引き寄せるためにはゴールが必要だ。前節は23本のシュートが得点に結び付かず、無得点で引き分けた。磐田は総失点がリーグ最少と守備が堅い。土居は「簡単にはいかないが、どんな形であれ前線の選手として(ゴールを)こじ開けたい」と意気込む。

鹿島は天皇杯ですでに敗退しているため、現チームの公式戦は今節が最後となる。遠藤は「1年間、このメンバーで優勝を目指して戦ってきた。最後は優勝でシーズンを終えたいので、試合に出ない人の分まで頑張りたい」と誓った。 (藤崎徹)

ボール回しで調整する昌子(左)ら=クラブハウスグラウンド

鹿島、いざ大一番 J1最終節、20冠懸け2日磐田戦

◆鹿島・昌子「ここまできたら勝つだけ」 最終節の前日練習(サンスポ)


鹿島・昌子「ここまできたら勝つだけ」 最終節の前日練習(1)

 2日のJ1リーグ最終節磐田戦(ヤマハ)に向けて首位・鹿島は1日、鹿嶋市内の練習場で約1時間半の練習を実施した。勝てば、2位・川崎の結果に関係なく2年連続9度目の優勝が決まる最終決戦だが、前日の練習は笑い声が飛び交うなど、普段と変らない時間が流れた。

 日本代表DF昌子源(24)は「ここまできたら勝つだけ。相手がどうこうじゃなく1年の集大成をピッチで見せるだけ。今回の勝ちにはいろいろな意味がある。それを目指して頑張る」と話した。

鹿島・昌子「ここまできたら勝つだけ」 最終節の前日練習

◆なんという力強さ…優勝逃した鹿島、DF昌子のスピーチがカッコ良すぎる(CYCLE)


昌子源

クライマックスを迎えている2017シーズンのJ1。

先週末行われた第33節では浦和レッズ対川崎フロンターレ戦がAFCチャンピオンズリーグ決勝のため延期となっていたため、鹿島アントラーズに自力で優勝を決めるチャンスがあった。

柏レイソルをホームに迎えた鹿島であったが、GK中村航輔が守るゴールを陥れることができず試合は0-0のまま終了に。ホームで連覇を決めるという最高の舞台が整っていながら、その行方は最終節に持ち越しとなった。

そんなこの一戦は、鹿島にとってホーム最終戦となった。

試合後、キャプテンの昌子源がサポーターに挨拶を行ったのだが、その言葉は非常に重みがあるものだった。



昌子 源(鹿島アントラーズ)
今日の試合を誰も満足していません。
ですが、まだ僕らには優勝できるチャンスがあります。
もちろんここにいる全員がホームで決めたかった、そういう思いがあったと思いますが、次のアウェイ必ず勝ちます」 昌子 源(鹿島アントラーズ)
「俺が守ってやるとか、俺が決めてやるとかそういうことではなくて、チームが勝てばいい、このファミリーが勝てばいい。
そういう思いで次の磐田戦、必ず勝ちます。
こうやって言うのは簡単ですが、次の試合、ここにいる全員でピッチでその姿勢を見せます。
ラスト1試合、必ず勝って優勝しましょう。ありがとうございました」 
「まずサポーターの皆さん、スポンサーの皆さん、鹿島アントラーズに関わる全ての皆さんに感謝したいと思います。1年間ありがとうございました。


今シーズンのサポートに対して感謝のメッセージを伝えた後、昌子は次節で優勝を決めると約束。

その言葉は非常に力強く、「俺が守ってやるとか、俺が決めてやるとかそういうことではなくて、チームが勝てばいい、このファミリーが勝てばいい」といったあたりは思わず語気が強まっていた。

シーズン途中からキャプテンマークを巻くことになった昌子。

この人選は小笠原満男や曽ヶ端準らベテラン選手の後押しもあったというが、就任から数ヶ月であるにもかかわらずこれだけ立派に話せるのは流石だ。

目の前で優勝を見られると思っていたサポーターの中には、この日の結果に満足していない人も少なくなかったはず。

それでも、クラブの新たなリーダーである昌子にこれだけ強い言葉をかけられると、そんな気持ちなど吹き飛んでしまったのではないだろうか。

続けて挨拶した大岩剛監督も、「今、気持ちの全てを選手会長の昌子が言ってくれました」と話している。

ベテランが若手を引っ張り、その姿を見た若手が成長していく。鹿島が「常勝軍団」と呼ばれる背景には、そうした好循環があるに違いない。

なんという力強さ…優勝逃した鹿島、DF昌子のスピーチがカッコ良すぎる

◆鹿島、連覇懸けた磐田戦へ準備整える 大岩監督は盟友との対戦に「それはサブタイトル」(デイリー)


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 「明治安田生命J1、磐田-鹿島」(2日、ヤマハスタジアム)

 J1鹿島は1日、連覇がかかる磐田戦に向けて鹿嶋市内で練習した。

 勝てば2位川崎戦の結果にかかわらず優勝が決まる一戦だが、大岩剛監督は、「その言葉(優勝)は選手からも自分からも言っていない。いつも通りジュビロ戦に勝つための準備、分析も含めてやってきた」と平常心を強調した。

 磐田・名波浩監督とは清水商時代の同級生。02年にはともに磐田でプレーし、年間王者にも輝いた。お互いの采配も見どころになる。

 大岩監督は「ヒロシ(浩)が監督で俺が監督でというのはなかなかないこと」と笑顔を見せたが、「あくまでも鹿島と磐田の戦いなんで。それはサブタイトルというか、場外戦であって欲しいなと。チームとしての戦いであることに集中してアウェーに乗り込みたい」と話した。

鹿島、連覇懸けた磐田戦へ準備整える 大岩監督は盟友との対戦に「それはサブタイトル」

◆鹿島、2連覇懸けて最終節へ 大岩監督「いい時も悪い時も乗り越えてきた。その集大成が明日」(サンスポ)


鹿島、2連覇懸けて最終節へ 大岩監督「いい時も悪い時も乗り越えてきた。その集大成が明日」(1)

 明治安田J1最終節は2日午後2時に各地で一斉にキックオフし、2年連続9度目の優勝が懸かる首位鹿島は敵地で磐田と、J1初戴冠の可能性を残す2位川崎はホームで大宮と対戦する。両チームは1日、それぞれの練習場で最終調整した。

 鹿島は勝てば無条件で頂点に立つ。セットプレーなどを確認して備えた大岩監督は「いい時も悪い時もこのメンバーで乗り越えてきた。その集大成が明日」と話した。

 勝ち点2差で追う川崎は勝利が初優勝への最低条件。得失点差は12も上回り、鹿島が分けて勝ち点で並べば逆転できる。鬼木監督は「勝たないと何も起こらない。勝つことに集中したい」と意気込んだ。

鹿島、2連覇懸けて最終節へ 大岩監督「いい時も悪い時も乗り越えてきた。その集大成が明日」

◆鹿島は連覇へ一丸!ベンチ外メンバーも異例の帯同 集大成へ…勝って決める(デイリー)




 「明治安田生命J1、磐田-鹿島」(2日、ヤマハスタジアム)

 J1最終節は2日午後2時、各地で一斉にキックオフ。2年連続9度目の優勝が懸かる首位鹿島は敵地で磐田と、逆転での初戴冠を狙う2位川崎はホームで大宮と対戦する。鹿島は1日、鹿嶋市内で最終調整。大岩剛監督(45)は清水商時代に同級生だった盟友・名波浩監督(45)率いる磐田を倒し、優勝を決める勝利を記す。川崎は川崎市内で約1時間、軽めの調整で終えた。

 「優勝」の二文字は、あえて封印した。選んだ言葉は“集大成”だった。練習前のミーティング。大岩監督は、こう声をかけた。

 「いいときも悪い時もこのメンバー、スタッフで乗り越えてきた。その集大成がきょうであり、あした。いつも通り、チーム全員で勝つためにいい準備をしていこう」

 勝てば優勝が決まる。ただ、常に勝つことを目標に、全員で練習を積み重ねて今がある。大一番を前にしても、やることは変わらなかった。「その言葉(優勝)は選手からも自分からも言っていない。いつも通り勝つための準備、分析をやってきた」とこれまで同様に臨む思いだ。

 最後の最後に難しい相手が立ちはだかる。磐田とは大岩監督就任前の4月22日にホームで対戦、0-3と完敗した。磐田を率いる名波監督とは清水商時代の同級生。02年にはともに磐田でプレーし、年間王者に輝いた盟友でもある。

 「(名波)ヒロシが監督で俺が監督でというのはなかなかないこと」と苦笑い。「(名波監督の)性格が表れているのが磐田だと思う。彼の性格を全て含めて、名波の磐田を、冷静に分析をしているつもり」。今後何度も繰り広げられるであろう盟友対決。その第1戦へ心静かに向かう。

 午前中の練習を繰り上げ、通常は鹿島に残るベンチ外メンバーも敵地に向かった。「いつも言っているが、先発メンバー、ベンチのメンバー、ベンチから外れているメンバーも含めて全員で戦う、最後の1試合になる。そういう気持ちが見える試合になるといい」。1年の集大成。栄冠は全員で分かちあう。

鹿島は連覇へ一丸!ベンチ外メンバーも異例の帯同 集大成へ…勝って決める

◆【鹿島】小笠原、クラブ20冠へジーコ魂「倒れるまで戦い切る」(報知)




 J1最終節9試合が2日に各地で行われる。優勝の可能性が残る鹿島と川崎は1日、それぞれのクラブハウスで練習。磐田戦(ヤマハ)に勝利すれば、9度目の優勝を連覇で飾る鹿島は、主将MF小笠原満男(38)が過去19冠を獲得してきた「犠牲心」の重要性を改めて強調。逆転優勝には勝利が必要な川崎は、中2日で迎える大宮戦(等々力)へ向け、リーグ最多66得点を誇る攻撃サッカーを貫き、鹿島の結果を待つ。

 原点に立ち返り、クラブ20冠を達成する。勝てば自力で9度目の優勝を決められるが、川崎が大宮に引き分け以下に終わっても、連覇が決まる。ただ、主将のMF小笠原は「自分たちで勝って決めたい。どんな状況でも勝ってきたのが鹿島だし、こういう試合で勝つのが鹿島。勝つってこと(で成り立つ)でしょ、このチームは」と磐田から勝ち点3を奪った先の戴冠を見据えた。

 Jリーガー最多タイとなる16冠獲得の経験から、大一番は基本が大事になるという。それはジーコ・スピリットにも掲げられる「献身」だ。主将はチームのために「ヘロヘロになるまで走ること」「倒れるくらいまで戦い切ること」と磐田戦の鍵に挙げた。ベンチスタートとなる小笠原も試合前から「どうやったらチームを勝たせられるか」に頭を巡らす。全員が勝利のために尽くす。

 40番の背中を追うDF昌子も「アントラーズの戦いをピッチで見せたい」と受け止め、MF遠藤は「この1年、みんなで優勝を目指してきた。ベンチ外になった選手、その人たちの分まで走りたい」と言った。最終節を首位で迎えた過去3回(96、08、09年)は優勝を手にしている。磐田戦にはベンチ外となった選手も会場に駆けつける予定で、変わらぬ勝負強さを見せつけるつもりだ。

 大岩監督は練習前に選手を集めて、「いい時も悪い時もこのメンバー、スタッフで乗り越えてきた。その集大成が今日であり、明日。いつも通りチーム全員で磐田に勝つためにいい準備をしていこう」と声を掛けた。「まだまだ強いチームにならなきゃいけない。勝つことでこのチームは強くなる」と小笠原。過去の19冠同様、鹿島らしく戦い、頂点に立つ。(内田 知宏)

【鹿島】小笠原、クラブ20冠へジーコ魂「倒れるまで戦い切る」

◆鹿島連覇へ、磐田戦PV本拠スタジアムを無料解放(ニッカン)




 J1鹿島アントラーズは1日、勝てば2年連続9度目の優勝が決まる最終節ジュビロ磐田戦(2日午後2時開始、ヤマハ)のパブリックビューイングを、本拠カシマスタジアムで開催することを発表した。

 入場は無料で、ホーム側サポーターズシートとメーンスタンドを開放する。2位の川崎フロンターレとは勝ち点2差。勝つか、川崎Fが引き分け以下なら、国内主要タイトル20冠の達成となる。

鹿島連覇へ、磐田戦PV本拠スタジアムを無料解放

◆【磐田vs鹿島プレビュー】磐田にとって鹿島は12勝7分28敗の天敵…鹿島は勝利でクラブ通算20冠目を手中に(サッカーキング)




■ジュビロ磐田 リーグ前節の鳥栖戦はアダイウトンが2得点の起点に

【プラス材料】
 リーグ前節の鳥栖戦は完璧な試合運びで2-0の完勝。リーグ最少失点の守備陣が、今季13度目となる無失点試合を達成した。攻守共に自信を持ち、最終節を迎える。

 攻撃陣が好調だ。鳥栖戦で2得点の起点となったのはアダイウトン。開始早々の得点はクロスが相手のオウンゴールを誘った。2点目はハーフラインからドリブル突破で左サイドを切り裂き、フィニッシュまで持ち込んだ。シュートは相手GKにはじかれたが、ゴール前に詰めたエース川又堅碁が得点を決めた。

 鳥栖戦はプロ初先発のボランチ上原力也、久しぶりにトップ下で先発した松浦拓弥が存在感を発揮。鳥栖の素早いプレスをいなし、チームにリズムをもたらした。主力だけでなく、控え選手の調子の良さも好材料だ。

【マイナス材料】
 連覇に王手をかける鹿島のモチベーションの高さは警戒が必要。鹿島が自力で優勝を決める条件は勝利しかない。相手の攻撃の迫力に押されて受け身に回れば、磐田の持ち味でもある積極性は半減し、大量失点の可能性もある。

 今季リーグ31試合出場のDF櫻内渚が累積警告で出場停止。首位を走るチームを相手に、リーグ最少失点の守備を支える右サイドの要を欠くのは痛い。

 鹿島はJリーグの覇権争いをした時代からの天敵。リーグ戦通算対戦成績は12勝7分28敗で、J1で最も負けている。83失点も全チームで最多と相性は悪い。ホームでも5勝6分12敗と大きく負け越しており、本拠地戦では2012年5月の試合以来、白星から遠ざかっている。

文:totoONE編集部

■鹿島アントラーズ 今節勝利で優勝が確定…クラブ通算20冠目を前に選手の士気は高い

【プラス材料】
 今節、敵地で磐田に勝利すれば優勝が決まる。自力で優勝を決められる唯一のチームであり、難しい相手とのアウェイ戦とはいえ、チームからは「勝って優勝する」という高い集中力と程よい緊張感が漂う。

 スコアレスドローに終わった前節の柏戦から先発メンバーは変更されない見込み。試合間隔が3週間空いた影響もあって柏相手にゴールを奪うことはできなかったが、成熟した組織であることをプレーで示すことはできた。チームの足元に不安は何もない。

 とはいえ、昌子源が「内容が悪くても結果。勝てればいい」と話すように、この試合に限っては結果だけが欲しい一戦である。チーム一丸となってクラブ通算20冠目をつかみにいく。

【マイナス材料】
 変速日程に苦しめられている。浦和がACL決勝に進出したことで、第32節の浦和戦が11月5日に前倒しされた。その後に国際Aマッチウィークが行われたこともあり、前節の柏戦まで試合間隔が3週間空いた。夏のリーグ中断期間に匹敵する長さで、当然ながらチームに大きな影響を与えたといえる。シーズン終盤におけるコンディション維持は難しく、結果的にこの空白期間は試合勘の欠如を呼んだ。柏戦で無得点に終わったことと無関係ではないだろう。

 ただ、1試合プレーしたことで、「選手にもよるけど、1試合やったのでだいぶ試合勘は戻ってくると思う」と土居聖真は語っている。重圧も含め、「いつも通り」プレーできるかが鍵となるだろう。

文:totoONE編集部

【磐田vs鹿島プレビュー】磐田にとって鹿島は12勝7分28敗の天敵…鹿島は勝利でクラブ通算20冠目を手中に

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