日刊鹿島アントラーズニュース

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2017年12月4日月曜日

◆<ベガルタ>MF野沢拓也が退団へ 元日本代表(河北新報)


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 J1仙台が今季で契約満了となる元日本代表のMF野沢拓也(36)と来季の契約を結ばない方針を固めたことが2日、分かった。

 野沢は2014年8月、J1鹿島から完全移籍で加入。前線から中盤で攻撃を組み立て、正確なキックを武器にチームに貢献した。だが、昨季から徐々に出番が減り、今季リーグ戦は3試合の出場にとどまった。

 野沢はJ1通算384試合に出場し、70得点。1999年に鹿島ユースからJ1鹿島に昇格し、12年にJ1神戸でプレーした。06年には日本代表に選ばれている。

<ベガルタ>MF野沢拓也が退団へ 元日本代表

◆アントラーズ、よもやのV逸。 「王者のメンタリティ」が最後に仇となる(Sportiva)


 首位鹿島アントラーズの勝ち点は71。追いかける2位川崎フロンターレは69。Jリーグの優勝争いは勝ち点2差で、最終節にもつれ込んだ。

 川崎の相手は、降格が決まり元気のない大宮アルディージャ。しかもホームでの対戦だ。一方、鹿島の相手はジュビロ磐田。当初、降格候補と目されていたが、リーグ戦中盤から調子を上げ、最終節を前に5位にまで順位を上げてきたチームとのアウェー戦だ。

 優勝の可能性はどちらが高いかと言えば、鹿島ではなく川崎だった。鹿島は追い詰められていた。前節の柏レイソル戦は、7対1という枠内シュートの数が物語るように、内容で大きく上回りながら0-0の引き分け。同様に前節、浦和レッズに圧倒的に押し込まれながら1-0で勝利を拾った川崎とは、まさに対照的な姿を描いていた。お互いの関係は、この最終節を前に事実上逆転していた。



 だが、鹿島はスロースターターだ。前半から積極的に攻め立てることはしない。早々に失点を食らうことを警戒し、王者らしく慎重な姿勢でゲームに入ろうとする。磐田戦も例外ではなかった。それは一方で、後半に強い理由でもあるのだが、絶対に勝たなければならない立場に追い込まれたチームの戦い方と、これは矛盾する。

 攻める磐田。守る鹿島。振り返れば、鹿島、川崎両チームの明暗を分けたポイントは、この関係で推移した前半の戦いにあった。

 等々力で大宮と戦う川崎は、開始わずか1分に先制点を挙げていた。「ピッチの選手には等々力の試合の情報を伝えないで戦わせた」とは、大岩剛鹿島監督の試合後の言葉だが、気配は薄々、ピッチにまで伝わるものだ。0-0でしかも劣勢。この時間が長くなれば、平常心は失われがちだ。

 対する磐田は、ヤマハスタジアムを満員に埋めたファンの声援をバックに、ピッチを幅広く使うダイナミックなサッカーを展開した。中でも効いていたのはアダイウトン。左のウイングの位置に張って構える彼は、いつも空いている状態で、そこにボールが収まると、磐田の攻勢は鮮明になった。右の中村俊輔は若干、中寄りで構えたが、ボールを収める力があるので、その間を利用して右ウイングバック、小川大貴が攻め上がることができる。

 その両サイドの動きに鹿島は振り回された。意図的に慎重に試合を運んだというより、受け身になることを磐田に強いられた格好だ。

 鹿島は逆に、サイドをうまく使えなかった。その傾向がより強かったのは左。左サイドハーフのレアンドロが、多くの時間、真ん中付近で構えたため、左の前方には誰もいない状態に陥った。

 前節の柏戦も同様だった。左サイドを有効に活用できないことと、試合を押している割に、真の決定的なチャンスが作れない理由とは密接に関係していた。そこをどう立て直すか。それこそが最終節最大の見どころであり、優勝の行方を占うポイントだと見ていたが、鹿島に改善の跡は見られなかった。

 後半に突入すると、予想通り鹿島は押し返した。自慢のプレッシングが決まり始め、ボールを奪い返す局面がグッとよくなった。レアンドロが内に入る傾向は相変わらずだったが、左サイドの問題は2トップの一角を占める金崎夢生がそこに流れることで、6割方解消された。

 後半3分には右サイドバック伊東幸敏がGKと1対1になる絶好のシュートチャンスを掴む。後半7分にも金崎がゴール前で大きなチャンスを迎えた。いずれもサイド攻撃から生まれた産物である。

 この時点で優勝に迫っていたのは川崎。だが、追いかける側に回っていた鹿島が磐田からボールを奪うや、そのたびにスタジアムは緊張感に包まれた。1点決まれば、川崎と鹿島の関係は逆転する。目の前で劇的なゴールを目撃することができるのか。長いリーグ戦の結末としては、滅多に味わうことのできないスリリングな展開だ。試合のエンタメ性は、最高潮に達していた。

 後半31分、遠藤康と交代で入った鈴木優磨が左に入り、同時に2トップの一角を占めていた土居聖真が左に回ると、左右の関係はすっかり整備された。中盤でも、成長著しい三竿健斗がレオ・シルバとともに、鹿島らしいクレバーなプレーを見せる。終盤に強い鹿島の本領を発揮する舞台は、これで万端整った。磐田もホーム戦の手前、攻めに出なくてはならない。打ち合いを挑まざるを得なかったことも、逆に鹿島には幸いした。

 79分、81分と、鹿島は終盤、立て続けに得点に紙一重のチャンスを掴んだ。そして86分、右サイドバックの伊東が、狙いすまして送り込んだセンタリングに、ファーサイドで待ち構えていた左サイドバック山本脩斗が、ヘディングで合わせると、大逆転劇は成立したかに見えた。

 ボールはしかし、無情にも際どくバーを越えていった。最後は運のなさ、ツキのなさも手伝う、鹿島には”追ってギリギリ届かず”の惜しい「敗退劇」となった。

 ノーゴールに終わったとはいえ、「後半に強い鹿島」の本領は、この試合でも十分に発揮された。しかし、点を奪わなければ後がない切羽詰まった状況と、それはミスマッチの関係にあった。前節の柏戦もしかり。過去19冠の王者らしい、慎重な戦いぶりが最後にきて仇(あだ)となった。

 鹿島と川崎の関係は、昨季とは逆のパターンだった。昨季は鹿島がリーグ戦4連敗で迎えたチャンピオンシップ準決勝で川崎に勝利。これを弾みにして決勝でも浦和レッズを撃破しチャンピオンの座に就くと、続くクラブW杯でも快進撃を続け、見事日本勢として初めて決勝に進出。レアル・マドリードと名勝負を繰り広げた。元旦の天皇杯決勝でも川崎に勝利。盟主の座を揺るぎないものにした。

 昨季、引き立て役に回った川崎に、鹿島は敵(かたき)を討たれた格好だ。災いしたのは王者のメンタリティー。鹿島の偉大な伝統が、最後にきて、昨季終盤に魅せたチャレンジャー精神を忘れさせ、受けに回らせた。理屈を言えばそうなるが、単純に、勝っていても何ら不思議のない、運に恵まれなかったがゆえの敗退劇だったとも言い表せる。

 舞台を去るその姿は、少なくとも第三者には美しいものとして映ったのだった。


アントラーズ、よもやのV逸。「王者のメンタリティ」が最後に仇となる

◆鹿島はなぜ優勝できなかった? “当事者”だからこそ中村俊輔の重みある忖度(サッカーダイジェスト)


うなだれる三竿に俊輔が優しく声をかける。


[Jリーグ34節]磐田0-0鹿島/12月2日/ヤマハ
 
 2013年の横浜と、2017年の鹿島。最終局面での両チームの状況は酷似していた。
 
 大観衆をのみこんだ33節のホームゲーム、勝てば優勝を決められる大一番で、当時の横浜は新潟に0-2の敗戦、鹿島は柏とスコアレスドローだった。
 
 それでも、首位という立場は変わらない。2位チームとは勝点2差。アウェーの最終節に勝てば、自力でタイトルを掴める。アドバンテージは自分たちにある。
 
 しかし、横浜も鹿島も、最終的にはリーグ優勝を逃す結果に。
 
 13年12月7日、等々力で川崎と対戦した横浜は0-1の負け。当時の鹿島を下した広島が勝点1差で上回り、劇的な2連覇を達成した。
 
 17年12月2日、ヤマハでの磐田戦に挑んだ鹿島は0-0と勝ちきれず。大宮に5-0と完勝した川崎が勝点72で鹿島に並んだが、得失点差で上回り、悲願のクラブ初タイトルを成し遂げた。
 
「最後、ボランチの三竿選手がしゃがみこんでいて、川崎戦の自分じゃないけど、そういう感じを思い出したよね」
 
 4年前はトリコロールに身を包み、大粒の涙を流した中村俊輔だからこそ、敗者の気持ちが痛いほど分かるのだろう。今はサックスブルーの10番を背負う希代のレフティが、ガックリとうなだれる三竿に優しく声をかける姿が印象的だった。
 
「常勝軍団だから、アグレッシブに、鹿島らしく来るっていうのを想定していた。だから、それ以上のアグレッシブさというか、ホームの利点を生かして、最初の10分でこっちが前へ前へ、という気持ちは出せていた。それはシーズンを積み上げてきたもの。先制パンチじゃないけど、そこは少し良かった」
 
 シーズンの集大成とも言えるラストマッチに、俊輔は確かな手応えを感じていた。チームとしての磐田のパフォーマンスは間違いなく良かった。「それで、いつもの鹿島じゃないけど、エンジンのかかりが遅かったり、迫力が少しなかったのかなと思う」。
 
 鹿島からすれば、リーグ連覇と20冠がかかる重要なゲームである。いつもとは異なる重圧を感じていても不思議ではない。もっとも、「たぶん、そんなプレッシャーはなかったと思うけど」と鹿島に敬意を示す俊輔は、自身の経験に照らし合わせながら、鹿島のタイトル逸の原因の一端について、自身の見解を述べてくれた。

「なんか負けた雰囲気になっていた」(昌子源)


「比べるものじゃないけど」「経験豊富な選手が多い鹿島にいたって、それはないと思うけど」と断りを入れたうえで、「ホームで勝てなかったのが大きかったんじゃないかな」と俊輔は推察する。
 
「2013年、僕らはホームで新潟に勝てば優勝できたんだけど……。それから川崎戦までの1週間、練習もなんかおかしかった。それは覚えている。ホームで決められなくて、その次のアウェーまでは、すごく過ごし辛かったというか。ポジティブな感じにしようとしているんだけど、無理しているみたいな雰囲気になったり」
 
 先述したとおり、鹿島は前節の柏戦で勝ちきれなかった。ドローで勝点1を上積みしたが、「なんか負けた雰囲気になっていた」(昌子源)だけに、少なからずダメージは残っていたのだろう。そうして迎えた磐田戦を振り返った遠藤康は、「硬さがあったのでは?」という質問に、「もちろん、それはありました」と認めている。
 
 ここぞという時の憎らしいほどの勝負強さは、“常勝軍団”と称えられる鹿島の専売特許でもある。しかし、今季はそれを発揮できなかった。持てる力を出し切れないまま、まさかの無冠で、2017シーズンは幕を閉じた。
 
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

鹿島はなぜ優勝できなかった? “当事者”だからこそ中村俊輔の重みある忖度

◆今季のベストヤングプレーヤー賞対象選手に日本代表のDF初瀬亮、MF三竿健斗ら14名(ゲキサカ)




 Jリーグは3日、5日に横浜アリーナで開催される年間表彰式『2017 Jリーグアウォーズ』にて表彰する、2017シーズンの『ベストヤングプレーヤー賞』の対象選手14名を発表した。

 ルヴァン杯のニューヒーロー賞を受賞したFW西村拓真(仙台)、EAFF E-1選手権に臨む日本代表に選出されたDF初瀬亮(G大阪)とMF三竿健斗(鹿島)らが選出されている。

 なお、『ベストヤングプレーヤー賞』受賞選手には、ブック型楯および賞金50万円、「地域の魅力を知る 国内旅行券50万円」が贈呈される。

 以下、ベストヤングプレーヤー賞 対象選手

菅大輝(札幌)
西村拓真(仙台)
鈴木優磨(鹿島)
三竿健斗(鹿島)
手塚康平(柏)
中山雄太(柏)
三好康児(川崎F)
遠藤渓太(横浜FM)
原輝綺(新潟)
北川航也(清水)
松原后(清水)
初瀬亮(G大阪)
藤谷壮(神戸)
田川亨介(鳥栖)

今季のベストヤングプレーヤー賞対象選手に日本代表のDF初瀬亮、MF三竿健斗ら14名

◆Jリーグ優秀選手賞33名が決定!V逸の鹿島から最多8選手選出(ゲキサカ)




 Jリーグは3日、J1リーグ18クラブの監督および選手による投票結果をもとに、『2017 Jリーグ優秀選手賞』33名を発表した。

 惜しくも優勝を逃した鹿島アントラーズからMF金崎夢生とDF昌子源ら最多8選手が選出。逆転優勝した川崎フロンターレからはMF中村憲剛とFW小林悠ら7選手が選ばれた。

 なお、5日に開催される『2017 Jリーグアウォーズ』において表彰される最優秀選手賞、ベストイレブンの受賞者は、この優秀選手賞受賞選手の中から選出される。

 以下、Jリーグ優秀選手賞33名

▼GK
曽ヶ端準(鹿島)
中村航輔(柏)
カミンスキー(磐田)

▼DF
植田直通(鹿島)
昌子源(鹿島)
西大伍(鹿島)
山本脩斗(鹿島)
槙野智章(浦和)
エウシーニョ(川崎F)
車屋紳太郎(川崎F)
中澤佑二(横浜FM)
大井健太郎(磐田)
マテイ・ヨニッチ(C大阪)

▼MF
金崎夢生(鹿島)
レアンドロ(鹿島)
レオシルバ(鹿島)
柏木陽介(浦和)
阿部浩之(川崎F)
大島僚太(川崎F)
谷口彰悟(川崎F)
中村憲剛(川崎F)
中村俊輔(磐田)
井手口陽介(G大阪)
ソウザ(C大阪)
山口蛍(C大阪)

▼FW
興梠慎三(浦和)
ラファエル・シルバ(浦和)
伊東純也(柏)
クリスティアーノ(柏)
小林悠(川崎F)
川又堅碁(磐田)
杉本健勇(C大阪)
ビクトル・イバルボ(鳥栖)

Jリーグ優秀選手賞33名が決定!V逸の鹿島から最多8選手選出

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