日刊鹿島アントラーズニュース

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2018年4月28日土曜日

◆【山形 vs 栃木】 ウォーミングアップコラム:自らのコンディションと向き合い、チームに闘う姿勢をもたらす本田拓也(J's GOAL)





前回のホーム、第9節・京都戦の監督会見で、シーズン途中から戦列に復帰した加賀健一と本田拓也(写真)がチームにもたらしているものは何か?との質問に、木山隆之監督はこう答えている。

「なんだかんだ言っても闘わないと、サッカーは何をやったって勝てないぞということを体現していると思う。結局は局面で相手を上回らないと、何をやっても勝てないと思う。その二人が開幕からいなかったというのは、やっぱりそういうところが欠けていたのかなと思う」

加賀が先発で復帰したのは第6節・東京V戦。本田拓也もその試合でベンチ入りを果たし、89分にピッチに立っているが、当時のコンディションは万全ではなかった。先発復帰は第8節・愛媛戦。そこから3試合を消化している。

「コンディション的には結構いいですね。いつも残ってタカちゃんと一緒にいろいろトレーニングをしたり、付き合ってくれるので、タカちゃんに感謝してます」と石井孝典フィジカルコーチへの感謝を述べた。

以前から気になっていた箇所の手術に踏み切ったのは、昨シーズン終盤の11月初め。「右足関節骨棘障害、軟骨損傷」。全治は6〜8週。足首の状態と相談しながら、キャンプ期間中は十分なトレーニングが積めなかった。開幕後に長いキャンプを終え山形に戻ってからも、実戦ゲームができる体に戻るまでには時間がかかった。

「(コンディションが上がってくるまで)俺は結構時間がかかりますね。まだまだこれからだと思います。プラスアルファでやんないと追いつかない」

雪の影響で天然芝のピッチが使用できないため、チームがしばらく人工芝のピッチでトレーニングを続けていた影響もあった。

今シーズン、より攻撃的なチームへの進化をめざしていた山形だったが、球際や切り換えなど守備への意識が疎かになった面は否めない。それを取り戻すためにも、本田や加賀の復帰は頼もしく感じられる。ここからは連戦になる。コンディション面の心配は尽きないが、「ほんと若くないので、そのへんは気を遣いながら、でもやる時はしっかりやっていきたいと思います」

よく響く声は明るかった。

文:佐藤円(山形担当)


明治安田生命J2リーグ 第11節
4月28日(土)14:00KO NDスタ
モンテディオ山形 vs 栃木SC


【山形 vs 栃木】 ウォーミングアップコラム:自らのコンディションと向き合い、チームに闘う姿勢をもたらす本田拓也




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