日刊鹿島アントラーズニュース

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2018年5月31日木曜日

◆柴崎 途中出場で魅せた!日本代表生き残りへ好アピール(スポニチ)


キリンチャレンジ杯 日本0―2ガーナ ( 2018年5月30日 日産ス )





 MF柴崎は後半14分に山口と代わって途中出場。大島とボランチでコンビを組み、交代直後には右足ミドルでゴールを狙った。

4バックに変更となった31分からは右MFでプレーし、その4分後にはマイナスクロスで好機を演出。ともに得点にはつながらなかったが、レアル・マドリードとバルセロナからともに得点を奪った初の日本人となった26歳は「W杯でいい結果を残したい」との意気込みどおり、アピールした。




柴崎 途中出場で魅せた!日本代表生き残りへ好アピール


◆「僕はハマると思う」…大迫が感じた“W杯仕様”の戦い方(ゲキサカ)





[5.30 キリンチャレンジ杯 日本0-2ガーナ 日産ス]

 新システムにチャレンジした結果、0-2の完封負けを喫した。最前線に入って前半の45分間をプレーした日本代表FW大迫勇也は、「サポーターの皆さんに申し訳ない」と結果が出なかったことに悔しさを滲ませつつ、手応えも感じたようだ。

 3-4-2-1の1トップに入った大迫だが、「前の人間としてはもどかしい時間が続いたかなと思う」と振り返る。それは、「走らされている感じがすごくあった」から――。チームは、相手ボールになると前線から激しくプレッシャーをかけるのではなく、5バックとなって重心を低い位置に置き、相手を待ち構える。最前線の大迫は左右に振られるたびに相手最終ラインのパスコースを限定しようと、細かくポジションを変えていたものの、当然一人でボールを奪い切れるものではなかった。

「後ろに人数が多く、前の人数が少ないことは分かっていた。分かった上でチャレンジしたので仕方のない部分はある。今日やったからこそ分かったこともあるし、なかなか前から行くことは難しいと思った」

 流れの中からの失点こそなかったものの、0-2の完封負け。「危機感を感じている」と話す一方で、新システムの可能性も感じている。「W杯に簡単な相手はいない」というように、FIFAランキング60位の日本に対し、本大会で対戦するポーランドは同10位、コロンビアは同16位、セネガルは同28位。「今日はホームだったけど、相手が勢いよく前に来たら逆に手応えはあるのかなと感じるし、僕はハマると思う」と格上とも言える相手と対戦した際、ガーナ戦の戦い方が効果を発揮するとも感じたようだ。

(取材・文 折戸岳彦)




「僕はハマると思う」…大迫が感じた“W杯仕様”の戦い方




◆予想!W杯日本代表23戦士(サンスポ)




 キリン・チャレンジ杯(30日、日本0-2ガーナ、日産ス)

 本田 「ハリル体制のときより、のびのび感はあった。ただ、3バックは不安。約束事や連動性をもっと高めないと」

 小島 「そうだね。攻撃ではいいところはあったが、守備では細かいところをもっと詰めていかないと駄目だろう」

 本田 「(失点につながった)槙野の、あのファウルは不用意だ。W杯ではやってはいけない。気負いがあったのかもしれないけどね」

 小島 「立ち上がりで、3バックの問題点が出て来る前にやられた感じ。開始早々から縦パスを何本も入れられた」

 本田 「壁の作り方や川島の判断もね。あれは弾かなければいけなかった」

 小島 「この試合は川島の2つのミスで負けたようなもの。本来、負ける相手ではない。崩されて失点したわけではないから。たしかに川島はボールに届いていた。ベテランがやってはいけないミス。2失点目もね。もしかしたらGKの序列が変わる可能性もある」

 本田 「(23人の)当落線上の選手は、選ばれたいと思って意識するものだけど…」

 小島 「山口も厳しい。状態が悪いのかも。不動のメンバーに、ほころびが出てきた」

 本田 「三竿、植田、浅野の3人が落選かな…」

 小島 「三竿、植田、3人目は山口もある。逆に香川は復活した。インサイドハーフならやれるはず。アピールできた選手とできなかった選手が、はっきりわかった。それだけでも収穫だった」




予想!W杯日本代表23戦士

◆「日本人にはない、だから自分がやる」 三竿健斗が世界に挑むフィジカルとボール奪取力(Football Zone)





三竿はフィジカルとボール奪取力の勝負を見据える

 日本代表は30日、ロシア・ワールドカップ(W杯)前で最後となる国内開催の国際親善試合ガーナ戦で、西野ジャパン初陣を迎える。鹿島アントラーズのMF三竿健斗は、対戦相手の強靭なフィジカルとボール奪取力に応戦する姿勢を示している。

 ガーナ戦に向けた合宿で西野監督は3バックシステムをテストしており、ガーナ戦でも採用されることが予想される。鹿島は一貫して4バックシステムであることから、三竿にとっては近年あまり馴染みのない布陣となるが、本人は冷静に分析して取り組んでいる。

「センターバック(CB)が3人いるんで、あまり後ろを気にせず前に行けるのかなというのはあります。ですが、二人が同時に前に行くというのは良くないかなと」

 3月23日に行われた国際親善試合のマリ戦でも、MF中島翔哉の後半アディショナルタイムでの劇的な同点ゴールをアシストしたのが三竿だった。A代表2試合目で得点に絡む結果を残せたのは、重要なアピールとなった。

 しかし三竿の最大の武器は、やはり日本人離れしたフィジカルとボール奪取力だ。ガーナというアフリカ強豪国との一戦を前に、本人もそこを強く意識しており、同時にそれは日本代表が長きにわたって苦手としてきた分野でもある。

「彼らのような外国人選手のボールを取り切る時のパワーやスピードは日本人にはないので、だからこそ自分がそういう奪い方をしたいなと思います」

アトレチコの主力MFも出場か

 ガーナ代表には今回、UEFAヨーロッパリーグ(EL)制覇を達成したアトレチコ・マドリードで主力として活躍するMFトーマス・パーテイが名を連ねている。圧倒的なフィジカルとボール奪取力で中盤を制圧するフィルターだ。奇しくも、ストロングポイントが三竿と通ずるものがある。

 三竿は「持って生まれたものもあると思います」と、アフリカ人選手の先天的なフィジカルとの戦いは厳しいものと受け入れながらも「それでも僕はそういう奪い方に加えて、駆け引きを交ぜていければと考えています」と、不足する分を他の要素でカバーする“日本人らしい戦い方”で応戦するつもりだ。








◆三竿健斗「あとは思い切りやるだけ」…3バックのポジショニングに手ごたえ(GOAL)




三竿健斗がガーナ代表戦に向けた手ごたえを語った。

日本代表MF三竿健斗は、30日に行われるガーナ代表との一戦に向け、手ごたえを感じているようだ。

「与えられた時間の中で自分のプレーを出せていると思います。コンディションも上がっているという時間があります」

日本代表は従来の4バックから3バックに変更。所属の鹿島アントラーズも4バックということで、戸惑いはないのだろうか。

「センターバックが3人いるので、後ろを気にせず、前に行けるのかなと思います。ただ(守備的MFが)2人同時に前に行くことは良くないので(気を付けている)。あとは(ディフェンスラインが)5枚になった時、横の守備が大変になると感じています」と、3バックのメリットとデメリットを説明した。

西野朗新監督については「ハリルさん(ヴァイッド・ハリルホジッチ前監督)とは、少ない回数しかやっていないですが、笑い声も多くなるなど、チームの雰囲気は明るくなったと思います。僕自身も回数を重ねて溶け込めているので、そういう印象」と答えた。

「守備のポジショニングなど、練習の中で整理できていると思うので、あとは思い切りやるだけ」と語る三竿。キリンチャレンジカップ2018・ガーナ戦は19時25分、日産スタジアムでキックオフを迎える。


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三竿健斗「あとは思い切りやるだけ」…3バックのポジショニングに手ごたえ

◆イケメン選手を決定する「イケメンJリーガー選手権」5/31投票スタート(CYCLE)


イケメン選手を決定する「イケメンJリーガー選手権」5/31投票スタート


じゃらんリサーチセンター(JRC)は、一般投票により最も“イケメン”なJリーグ選手を決定する「Jマジ!(ジェイマジ)イケメンJリーガー選手権」の投票を5月31日(木)より開始する。

「Jマジ! イケメンJリーガー選手権」は、より多くの人にJリーグに興味を持ってもらうことを目的にした企画だ。候補選手は、Jリーグスタジアムへの若者誘客プロジェクト「Jマジ! ~J.LEAGUE MAGIC~」運営事務局が事前に選定した26名。一般投票で、候補選手の中から最もイケメンな選手を決定する。

昨年、土居聖真が1位を獲得した鹿島アントラーズからは、内田篤人がエントリー。同クラブは、「ピッチ外の戦いであっても、勝利、タイトルを目指すスピリッツは変わりません。今年も「鹿島アントラーズ」で4連覇を狙います」と意気込みを語っている。

投票期間は、5月31日(木)10:00~7月16日(月)18:00。投票は、「Jマジ! イケメンJリーガー選手権」サイトより行う。



イケメン選手を決定する「イケメンJリーガー選手権」5/31投票スタート

◆ファブリシオが日本に帰ってくる! 浦和、ポルティモネンセから強力助っ人を獲得(the WORLD)





プリメイラ・リーガの得点ランキングで4位

浦和レッズは30日、ポルトガルのポルティモネンセに所属するブラジル人FWファブリシオが、移籍加入することで内定したと発表した。

現在28歳のファブリシオは、2011年にボタフォゴからポルティモネンセへ加入。2016年7月から約半年間、鹿島アントラーズへ期限付き移籍しており、日本でプレイしていたが、昨年1月にポルティモネンセへ復帰していた。今季は新戦力のFW中島翔哉とともにチームの攻撃を支え、公式戦33試合に出場して16ゴール(うちリーグ戦は28試合で15ゴール)を挙げる活躍を見せている。

そんなファブリシオは浦和の公式サイトを通じて「このたび、日本のビッグクラブであり、大きな力を持つ浦和の一員になれたことをとても嬉しく思っています。みなさんの協力のもとで、この素晴らしいクラブ、ファン・サポーターの方々の期待に応えられるよう全力を尽くして貢献をしていきます。よろしくお願いいたします」と喜びなどを語った。

約1年半ぶりに日本へ復帰することとなったファブリシオ。今季、プリメイラ・リーガの得点ランキングで4位に入った実力をJリーグでも披露することができるのか。


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ファブリシオが日本に帰ってくる! 浦和、ポルティモネンセから強力助っ人を獲得



◆浦和が前線補強、元鹿島ファブリシオを獲得…今季ポルトガル1部で15得点(サッカーキング)





 浦和レッズは30日、プリメイラ・リーガ(ポルトガル1部)のポルティモネンセに所属するブラジル人FWファブリシオが移籍加入することが内定したと発表した。

 ファブリシオは1990年生まれの28歳。ジュヴェントゥージとボタフォゴを経て、2012年からポルティモネンセに所属している。2012年には中国の杭州緑城、2016年には鹿島アントラーズへの期限付き移籍を経験。鹿島では明治安田生命J1リーグで8試合出場1得点を記録し、第96回天皇杯全日本サッカー選手権大会決勝では決勝弾を挙げて優勝に貢献した。

 2017年にはポルティモネンセへ復帰したファブリシオは今シーズン、1部昇格1年目に臨んだチームにあって、プリメイラ・リーガで28試合出場15得点を記録。MF中島翔哉とともに攻撃陣をけん引した。

 移籍加入内定にあたり、ファブリシオは以下のようにコメントしている。

「このたび、日本のビッグクラブであり、大きな力を持つ浦和の一員になれたことをとても嬉しく思っています。みなさんの協力のもとで、この素晴らしいクラブ、ファン・サポーターの方々の期待に応えられるよう全力を尽くして貢献をしていきます。よろしくお願いいたします」





浦和が前線補強、元鹿島ファブリシオを獲得…今季ポルトガル1部で15得点




2018年5月30日水曜日

◆主要国際大会でタイトルを独占し続けるスペイン勢…直近4年を振り返る(サッカーキング)


セビージャ、バルセロナ、アトレティコ・マドリード、レアル・マドリード

 26日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)決勝で、レアル・マドリードはリヴァプールに3-1で勝利し、前人未踏の3連覇を達成した。同クラブにとっては、最近5年間で4度目となる欧州制覇。唯一、優勝を逃した2014-15シーズンも、同じスペインのバルセロナが優勝を果たした。

 スペイン勢がタイトルを独占しているのはCLだけではない。UEFAスーパーカップとヨーロッパリーグ(CL)の欧州タイトルに加え、“クラブ世界一”を決めるFIFAクラブワールドカップでも、4年前にレアル・マドリードが優勝を飾ってからスペイン勢が4連覇中と無類の強さを誇る。

 2014年以降に決勝戦が開催されたクラブの主要国際大会で、スペイン勢は獲得可能なタイトル18個のうち17個を獲得している。その内訳は、レアル・マドリードが優勝10回、バルセロナが優勝3回、セビージャが優勝3回、アトレティコ・マドリードが優勝1回。なお、スペイン勢同士によるファイナルも5回にわたって行われている。

 ここでは、直近4年間の各大会決勝を時系列に振り返り、スペイン勢の圧倒的支配について見ていく。

■ヨーロッパリーグ 2013-14

セビージャ

セビージャ 0-0(PK4-2) ベンフィカ(ポルト)
開催地:トリノ(イタリア)

 前年度のELでチェルシーに敗れていたベンフィカは、初優勝を狙ってセビージャと対戦。しかしPK戦で2本のキックを失敗し、再び準優勝に終わった。一方、セビージャは7年ぶり3度目の優勝を飾った。

■チャンピオンズリーグ 2013-14

レアル・マドリード

レアル・マドリード 4-1 アトレティコ・マドリード
開催地:リスボン(ポルトガル)

 CL史上初めて同じ都市に本拠地を置くチーム同士の決戦となった2013-14のファイナル。延長戦までもつれ込む激闘の末にレアル・マドリードが“マドリード・ダービー”を制し、クラブ通算10度目の欧州制覇を成し遂げた。

■UEFAスーパーカップ 2014

レアル・マドリード

レアル・マドリード 2-0 セビージャ
開催地:カーディフ(ウェールズ)

 “CL王者”のレアル・マドリードが、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの2ゴールで同国対決を制した。ドイツ代表MFトニ・クロースとコロンビア代表MFハメス・ロドリゲス(現バイエルン)がレアルデビューを飾った試合でもあった。

■FIFAクラブワールドカップ2014

レアル・マドリード

レアル・マドリード 2-0 サン・ロレンソ(アルゼンチン)
開催地:マラケシュ(モロッコ)

 カルロ・アンチェロッティ監督が率いたレアル・マドリードは、スペイン代表DFセルヒオ・ラモスとウェールズ代表FWギャレス・ベイルのゴールで快勝。同クラブにとって初めてのFIFAクラブワールドカップ優勝を飾った。

■ヨーロッパリーグ 2014-15

セビージャ

セビージャ 3-2 ドニプロ(ウクライナ)
開催地:ワルシャワ(ポーランド)

 初のEL決勝進出を果たしたドニプロを相手に、セビージャが逆転勝利を収めてEL2連覇を達成。2005-06と2006-07に次ぐ、2度目の2連覇達成は大会史上初の快挙でもあった。

■チャンピオンズリーグ 2014-15

バルセロナ

バルセロナ 3-1 ユヴェンス(イタリア)
開催地:ベルリン(ドイツ)

 アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ、ウルグアイ代表FWルイス・スアレス、ブラジル代表FWネイマールによる3トップ“MSN”という武器を手に入れたバルセロナが、イタリア王者ユヴェントスを撃破。ルイス・エンリケ体制1年目でシーズン3冠を達成した。

■UEFAスーパーカップ 2015

バルセロナ

バルセロナ 5-4(延) セビージャ
開催地:トビリシ(ジョージア)

 両チームは2006年のUEFAスーパーカップでも対戦。当時、0-3で敗れたバルセロナがリベンジを果たす格好となった。通算40回目となった同大会で、史上最多となる9得点が生まれるなど、激しい点の取り合いになったことでも知られる。

■FIFAクラブワールドカップ2015

バルセロナ

バルセロナ 3-0 リーベルプレート(アルゼンチン)
開催地:横浜(日本)

 “欧州王者”のバルセロナと“南米王者”のリーベルプレートが日本で激突。メッシとスアレスの“南米コンビ”がゴールを挙げて、2011年以来、通算5度目の“世界No.1クラブ”に輝いた。

■ヨーロッパリーグ 2015-16

セビージャ

セビージャ 3-1 リヴァプール(イングランド)
開催地:バーゼル(スイス)

 ユルゲン・クロップ監督は就任1年目でリヴァプールをEL決勝へと導く。しかし、大会2連覇中のセビージャに逆転負けを喫し、優勝を逃した。一方、セビージャはEL史上初の3連覇を達成した。

■チャンピオンズリーグ 2015-16

レアル・マドリード

レアル・マドリード 1-1(PK5-3) アトレティコ・マドリード
開催地:ミラノ(イタリア)

 再び欧州最高峰の舞台で実現した“マドリード・ダービー”は、PK戦にもつれ込む激闘となった。アトレティコ・マドリードは4人目となった元スペイン代表DFフアンフランの失敗が響いて準優勝。レアル・マドリードが、11度目のCL制覇を果たした。

■UEFAスーパーカップ 2016

レアル・マドリード

レアル・マドリード 3-2(延) セビージャ
開催地:トロンハイム(ノルウェー)

 同大会では、3年連続のスペイン勢同士による対戦となった。2年前にもレアル・マドリードに敗れたセビージャはリベンジを狙ったが、1年前のバルセロナ戦と同じく延長戦で力尽き、通算4度目の準優勝に終わった。

■FIFAクラブワールドカップ2016

レアル・マドリード

レアル・マドリード 4-2(延) 鹿島アントラーズ
開催地:横浜(日本)

 “開催国枠”で出場した鹿島アントラーズが、“欧州王者”のレアル・マドリードに挑んだ一戦。日本代表MF柴崎岳(現ヘタフェ)が2ゴールを決めるなど健闘したが、C・ロナウドのハットトリックなどで、レアル・マドリードが「世界一」の称号を手にした。




■ヨーロッパリーグ 2016-17

マンチェスター・U

マンチェスター・U(イングランド) 2-0 アヤックス(オランダ)
開催地:ソルナ(スウェーデン)

 直近4年間で唯一、スペイン勢が王者になり損ねた大会となっている。スペイン勢の最高成績は、セルタのベスト4。準決勝で、後に優勝を飾ったマンチェスター・Uに敗れた。

■チャンピオンズリーグ 2016-17

レアル・マドリード

レアル・マドリード 4-1 ユヴェントス(イタリア)
開催地:カーディフ(ウェールズ)

 レアル・マドリードが後半の3ゴールで4-1と勝利。CLでは史上初となる連覇を達成した。一方、ユヴェントスは2014-15シーズンのCL決勝でバルセロナに敗れたのに続いて、スペイン勢に苦杯をなめた。

■UEFAスーパーカップ 2017

レアル・マドリード

レアル・マドリード 2-1 マンチェスター・U(イングランド)
開催地:スコピエ(マケドニア)

 レアル・マドリードは、ジョゼ・モウリーニョ元監督が率いるマンチェスター・Uと対戦。UEFA主催大会の決勝初開催となるマケドニアで2-1と勝利し、CL王者の貫録を見せつけた。

■FIFAクラブワールドカップ2017

レアル・マドリード

レアル・マドリード 1-0 グレミオ(ブラジル)
開催地:アブダビ(アラブ首長国連邦)

 C・ロナウドによる決勝点が決まって、レアル・マドリードが1-0で勝利。大会史上初の連覇を達成するとともに、欧州代表として史上10度目の優勝を飾った。

■ヨーロッパリーグ 2017-18

アトレティコ・マドリード

アトレティコ・マドリード 3-0 マルセイユ(フランス)
開催地:リヨン(フランス)

 CLでまさかのグループステージ敗退を喫したアトレティコ・マドリードだが、ELで抜群の勝負強さを発揮。決勝でマルセイユを下して、2年ぶりにスペイン勢がELのタイトルを手にした。

■チャンピオンズリーグ 2017-18

レアル・マドリード

レアル・マドリード 3-1 リヴァプール(イングランド)
開催地:キエフ(ウクライナ)

 レアル・マドリードがリヴァプールを下し、史上初のCL3連覇を達成。決勝ラウンド以降に、パリ・サンジェルマン、ユヴェントス、バイエルンといった各国王者を撃破しての戴冠だった。

(記事/Footmedia)



主要国際大会でタイトルを独占し続けるスペイン勢…直近4年を振り返る



◆サッカーW杯メンバー発表直前 落選を力に変えた二つの才能 本山雅志、山瀬功治((西日本新聞)




 サッカー日本代表は30日、国際親善試合のガーナ戦(日産スタジアム)に臨み、翌31日にワールドカップ(W杯)ロシア大会の代表23人が発表される。1998年の三浦知良、2002年の中村俊輔の落選、06年の巻誠一郎、14年の大久保嘉人のサプライズ選出など代表発表は数々の記憶に残るシーンを生んだ。ドラマは彼らだけに起きたことではない。サムライブルーのユニホームに身を包んだ男たちの数だけ存在する。天才と呼ばれた男、かつての代表の「10番」。現在九州でプレーする二つの才能、山瀬功治(J2福岡)と本山雅志(J3北九州)がW杯代表入りを惜しくも逃した時期を振り返った。 (向吉三郎)

■悔やまれる04年のドイツ戦直前のリーグ戦でけがをして欠場

 2006年、ジーコ・ジャパンには「天才」が豊富だった。中田英寿、小野伸二、中村俊輔、小笠原満男。司令塔タイプが多かった同年のW杯ドイツ大会代表のメンバーから漏れた本山(当時J1鹿島)もまた「天才」と呼ばれた。

 本山は最後までW杯代表争いに加わっていた。ジーコ監督が率いた日本代表にはアジア最終予選など大事な試合にほぼ全て招集され、代表発表(5月15日)直前の国際親善試合2試合(ブルガリア戦、スコットランド戦)にも呼ばれた。

 「選ばれたときに何ができるかを考えていた」と本番を見据えたが、最後の2試合は出番なし。「06年は自分のパフォーマンス的な部分もちょっと…。鹿島でレギュラーを取るための競争に気を取られていたかも」と要因を自己分析する。

 東福岡高で史上初の高校3冠を達成。1999年の世界ユース選手権では小野、稲本潤一、遠藤保仁ら「黄金世代」の一人として日本の準優勝に貢献し、同選手権でベストイレブンに輝いた。00年シドニー五輪にも出場し、鹿島の黄金時代も築いた。ただW杯出場には届かなかった。「大事な試合だった」と悔やむのが、04年12月の国際親善試合のドイツ戦。強豪とぶつかるメンバーに選ばれたが直前のリーグ戦でけがをして欠場した。

■故障に苦しむも明暗分かれた仲間たちから励まされ

 W杯代表に選ばれなかったことを「何が足りないかは考えたけど、落胆とかはなかったと思う。ポジティブにとらえる方なので」という。その後は代表で明暗を分けた仲間たちに助けられた。当時J2の北九州に移籍した16年の11月に右膝前十字靱帯(じんたい)を断裂。チームもJ3に降格し「心が折れかけた」中、靱帯再建手術を受けた小笠原らから「治るから」と励まされ、同時期に同じけがをした稲本とは情報を共有。体幹強化など新たなトレーニングに取り組んだ。

 今回の発表でも明暗は分かれる。「選ばれなかったとしても、まだそこはゴールじゃないと思って向上心を持ってやってほしい。伸びしろは設定しなければずっとある」とエールを送った。


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■かつて10番背負い南ア大会直前2年ぶり代表もアピールできず

 2010年、南アフリカ大会を前に、日本代表の岡田武史監督はチームづくりに苦心していた。5月10日の代表発表前最後のテストマッチは4月7日のセルビア戦。ここで山瀬(当時J1横浜M)は2年ぶりの代表復帰を果たした。

 ドリブルで局面を打開できる当時の代表常連組にはいなかったタイプ。同年のJ1で開幕から大きな存在感を示していた。「チームのために今の自分ができることを考えて全力を尽くして出す。代表であっても、所属クラブであっても変わらない。今もそう」。09年はリーグ戦で思うように試合に出られずに代表からも遠ざかった。目の前の試合に逃げずに結果を積み重ねたから得たチャンスだった。

 セルビア戦は後半25分からの途中出場。アピールの時間は短かった。「(代表の)発表をドキドキして待つ感じでもなかったかな」。結局代表には選ばれなかったが、この経験をマイナスとは捉えなかった。「(W杯の)対戦相手や(選手の)組み合わせもあり、それで最後に選ぶ人(監督)がいる。自分がコントロールできるものではない。全力でやった結果なら仕方がない」

■度重なるけがに戦力外通告…さまざまな経験をプラスに捉え

 01年に札幌でリーグ新人王に輝いた翌02年に右膝靱帯(じんたい)断裂の大けがを負った。04年には予選で中心として活躍したアテネ五輪のメンバーから外れ、左膝の靱帯も断裂。「試練は成長のきっかけ」。苦境をプラスの力に変えた。

 けがを乗り越えてフル代表へ。10番を背負った08年は4得点をマークするなど中心選手の一人だった。「W杯まであと半年、1年なら意識したかもしれないけど、考えていなかった」。届かなかったW杯代表を「達成できていない目標の一つ」と言い切る。

 才能を発掘してくれた札幌など所属クラブへの感謝も忘れない。「さまざまな経験を次に生かしてやってきた」。代表落選に加えて、戦力外も経験した36歳。「悔しいという負の感情をポジティブなエネルギーに変えてきたからこそ、この年齢までやれている」と実感を込めた。

▼ギラヴァンツ北九州/MF

 ◆本山雅志(もとやま・まさし)1979年6月20日生まれの38歳。北九州市出身。東福岡高3年時に全国高校総体、全日本ユース選手権、全国高校選手権を制し「高校3冠」を達成。98年にJ1鹿島に加入。2000年に初めて日本代表入り。鹿島ではリーグ優勝6回、天皇杯3回など数々のタイトル獲得に貢献した。国際Aマッチ出場28試合で0得点。MF。利き足は右。175センチ、65キロ。

▼アビスパ福岡/MF

 ◆山瀬功治(やませ・こうじ)1981年9月22日生まれの36歳。札幌市出身。北海高3年時の99年に当時J2の札幌の強化指定選手となり、2000年に正式加入。同年、湘南戦でリーグ戦初出場初得点するなどJ1昇格に貢献。03年に浦和、05年には横浜Mに移籍し、06年に初めて日本代表入り。川崎、京都を経て17年に福岡へ。国際Aマッチ出場13試合で5得点。MF。利き足は右。175センチ、71キロ。

    ◇      ◇

田嶋会長「勝つしかない」 太宰府市でトークショー

 日本サッカー協会の田嶋幸三会長が28日、福岡県太宰府市の九州国立博物館で行われたトークショーでワールドカップ(W杯)ロシア大会に向けた“覚悟”を口にした。

 高校生を中心に約250人が来場。ハリルホジッチ氏を解任して西野朗監督に託した理由という直球の質問に、田嶋会長は「少しでも勝つ可能性を求めた。いろいろと言えないことはあるが、こうなったら勝つしかない」と断言し「(H組の)2位以内に入ること」と1次リーグ突破を目標に掲げた。

 トークショーは日本代表を応援するために同日から始まったイベント「アジア代表日本2018」(西日本新聞社共催)の一環で開催。田嶋会長とともにゲストとして登壇したJ2アビスパ福岡の井原正巳監督は日本がW杯に初出場した1998年のフランス大会を主将として経験した思い出を披露。「W杯に常に携わっていたいと思った。そのモチベーションで今も仕事をしている」と語った。 (向吉三郎)

=2018/05/29付 西日本スポーツ=


サッカーW杯メンバー発表直前 落選を力に変えた二つの才能 本山雅志、山瀬功治

◆柴崎、26歳初試合のガーナ戦で「本当にいい結果を残す」(報知)






 柴崎が28日、誕生日を迎え、祝福された。ガーナ戦へ、「26歳になって一つ目の試合。W杯があるし、本当にいい結果を残す」。

 これまでのゲーム形式では自身初挑戦となるボランチでプレー。サイドの選手との関わり方については、「ボールの後ろ、味方の後ろで展開するイメージ。サポートしていく意識」と話した。


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柴崎、26歳初試合のガーナ戦で「本当にいい結果を残す」




2018年5月29日火曜日

◆柴崎岳26歳の誓い「いい年に…W杯でいい結果を」(ニッカン)





 サッカー日本代表が28日、30日の国際親善試合ガーナ戦(日産ス)とワールドカップ・ロシア大会へ向けた練習を行った。

 西野ジャパン国内合宿8日目にして、初めて冒頭15分のみを公開後、練習は非公開となった。

 MF柴崎岳(26)は練習後の取材で、「日々、良くなってきていると思いますし、手応えも感じています」と充実感を口にした。練習では体幹トレーニングのほか、パス回しなどで汗を流したほか、非公開にした時間に実戦形式の練習を行ったとみられる。西野ジャパンでは、これまでの4バックに加え、新たに3バックのシステムにも取り組んでいる。

 柴崎は「今は3バックを個人的にもチームとしても落とし込んでいる時期だと思います。戦い方が2つあるのは悪いことじゃない。個人的には3バックのボランチはやったことがないので、楽しいですし、学ばせてもらっている感じはありますね」と話した。

 また、柴崎はちょうど28日に26歳の誕生日を迎えた。選手らに祝いの声をかけられたことを明かし「もう26歳かという感じ。高校を卒業して、プロに入って8年ですか。時が経つのは早いなと思います」と時間の経過の早さに驚いた様子をみせた。「引退するときもこういう気持ちになると思うし、悔いのないように、これからも自分らしくサッカー人生を歩んでいきたいと思います」と話した。

 柴崎と同じ92年生まれの選手には幼少期から有望選手が多く、指導者らから「プラチナ世代」と呼ばれてきた。今回の代表にも柴崎のほか、FW宇佐美、武藤、DF昌子がおり、同学年となる93年生まれとしてはMF大島僚太、DF遠藤航もいる。

 柴崎はW杯に臨む合宿中に誕生日を迎えたことについては「初めてですね。あんまり実感は沸かないですけど」と話し、「26歳、いい年にできるように。まずはW杯でいい結果を残したいですね」と意気込んだ。




柴崎岳26歳の誓い「いい年に…W杯でいい結果を」


◆柴崎がFKキッカー名乗り「全てが決まる意識で蹴る」(サンスポ)





 日本代表合宿(28日、千葉県内)30日のガーナ戦を前に初めて、冒頭15分以降は非公開にして行われた。この日26歳のバースデーを迎えたMF柴崎が、プレースキッカーに名乗りを上げた。日本代表の課題とされてきたセットプレーでゴールを演出する覚悟だ。

 「キッカーの質で全てが決まる意識で蹴りたい」

 W杯1次リーグの対戦国はいずれも格上。流れの中から何度も好機は作れないと自認する。「セットプレーが貴重な得点源になる」。背番号7の司令塔は中盤を担うことが濃厚。自慢の右足から繰り出す“飛び道具”でアシストを狙う。

 「このタイミングでW杯がある。26歳をいい年にできるように結果を残したい」。引き締まった表情で新たな誓いを立てた。 (鈴木智紘)




柴崎がFKキッカー名乗り「全てが決まる意識で蹴る」




◆昌子“CL談議”に花 DFとしての対策と準備、W杯の警戒点に(スポニチ)


キリンチャレンジカップ2018 日本-ガーナ ( 2018年5月30日 日産ス )





 昌子が宿舎の円卓テーブルで“CL談議”に花を咲かせたことを明かした。

 話題の中心はリバプールとの決勝で途中出場から2得点を挙げたRマドリードのFWベイル。「(DFとして)あれはどうしたらええの?」「(対策として)クロスを上げさせない」などの会話が繰り広げられたという。中でもミスを犯したリバプールGKカリウスについて「大舞台に慣れている人でもああいうプレーが起こるということは、前の段階での準備が必要になる舞台なんじゃないかな」とW杯での警戒すべき点に重ね合わせた。




昌子“CL談議”に花 DFとしての対策と準備、W杯の警戒点に




◆3バックのトライは遅くない!! 昌子源「全然、僕らは思っていない」(ゲキサカ)





 4バックでのプレーに慣れている。しかし、日本代表が2日前から新たに取り入れた3-4-2-1システムにも、DF昌子源は手応えを得ている。

 2日前からのフォーメーション練習では、主に左CBの位置に入った昌子は、新システムを「ガンガン攻撃的にいく3バックではないと思う」と感じている。昨日も「守備の確認をしている」だけでなく、「3バックだけど、守備のときは5バック近くになり、しっかり守備陣が安定する。サッカーにおいて守備が安定するチームは強いし、まずは守備を安定させる良いトライができていると思う」との感触を得ているようだ。

 所属する鹿島では4バックがベースであり、普段は3バックには馴染みがない。しかし、「情報を入れて頭がパンパンになるのではなく、自分の中で整理ができている。やりづらさはないし手応えもある」と自信を覗かせる。

 W杯直前に監督が交代し、西野朗監督が就任したばかりの日本代表。W杯まで1か月を切った現在の状況は、「よその国はトライする時期ではないし、形を決めてある程度、戦い方がはっきりしているのが今の段階」という期間で、「日本は今になって3バックにトライしていて、他の国からは遅いと言われるかもしれない」ものの、「全然、僕ら選手は思っていない」と続けた。

「非常に良い方向でチャレンジできている」。まずは30日のガーナ戦をこなし、約3週間後に迫るW杯グループリーグ初戦コロンビア戦に向けて、戦術の浸透を高め、意思の疎通をより図っていく。

(取材・文 折戸岳彦)




3バックのトライは遅くない!! 昌子源「全然、僕らは思っていない」




◆西野Jが目指す3バック&4バック併用の“可変システム” 昌子も手応え「相手も戸惑う」(Football Zone)





W杯へ3-4-2-1に挑戦中の日本代表 「いい方向でチャレンジできている」

 西野朗監督の初陣となる日本代表の国際親善試合ガーナ戦が、30日に開催される。その試合の焦点は、現在の合宿で取り組んでいる3-4-2-1システムを採用するかだが、出場となれば3バックのストッパーを務めることが濃厚なDF昌子源(鹿島アントラーズ)は、合宿での手応えとともに一層の戦術的な柔軟性を持ちたいと考えているようだ。

 長谷部誠のリベロ、原口元気の右ウイングバック、本田圭佑や香川真司、宇佐美貴史のシャドー起用……今回の合宿では新システムでのポジション器用に大きな注目が集まっている。これには、トレーニングに励む昌子ら選手も手応えを感じているようだ。

「他国の戦い方はハッキリしている一方で、日本は3バックに挑戦している段階。他から見たら遅く見えるのかもしれないけど、僕らはトライして、いい方向でチャレンジできているんじゃないかなと考えています。長谷部さんは何か違和感を持ったら僕に言ってくれますし、そういうのが今はいいんじゃないかなと」

 バヒド・ハリルホジッチ監督が基本的に4バックを採用していたことを踏まえると、初戦のコロンビア戦(6月19日)まで1カ月を切っての3バック変更は大きな方針転換と言える。とはいえ長谷部はもちろんのこと、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(現・北海道コンサドーレ札幌)体制下の浦和レッズでプレーしてきた槙野智章や遠藤航らは3バックでの経験値は高い。それを踏まえた際、昌子自身も戦術を落とし込めれば日本にとっては新たな武器になるのでは、と感じている。

併用に自信「4バックに戻してもすんなりできる」

「僕らはハリルさんの時に4バックでプレーしてきたし、4バックに戻してもすんなりできるし、3バックなら3バックですんなりできるのもいいと思う。相手に合わせることもそうだし、僕らが主導権を握りたい時に3でも4でもすぐパッと変えられるのは、相手も戸惑うと思う。併用はいいんじゃないかなと思う」

 “3バックか4バックか”ではなく、“3バックも4バックも”という戦術的な柔軟性を持てるか否か。そこが西野ジャパンの、ロシア・ワールドカップ(W杯)における生命線となりそうだ。




西野Jが目指す3バック&4バック併用の“可変システム” 昌子も手応え「相手も戸惑う」




◆「自分が生きるシステム」 ファイター植田直通、3バックを歓迎「1対1の局面は強み」(Football Zone)








ストッパーは相手アタッカーを封じ込む役割「マークもはっきりすると思う」

 日本代表は30日にロシア・ワールドカップ(W杯)の国内壮行試合となるガーナ戦に向けて連日トレーニングを実施。DF植田直通(鹿島アントラーズ)は、2日連続で3バックをテストした27日の練習後、「自分が生きるシステム」と3バックに好意的な見解を示した。

 西野朗新監督が導入を視野に入れる3バックは、植田にとっては決して多くの経験はないシステムだ。それでも中央に長谷部誠(フランクフルト)が据えられ、両横のストッパーはより相手アタッカーを抑え込むという役割がハッキリする。植田にとっては、歓迎すべき守備戦術と言えるだろう。

「できるだけ攻撃の選手を下げないために、どれだけ速くスライドできるか。どうしても守備に参加させなければいけないこともあるけど、できるだけ自分たちがカバーしたい。ラインを高く保つことで距離感も近くなるし、ボランチが見るかセンターバックが見るかもはっきりする。1対1の局面は自分の強みなので出していきたい。マークもはっきりすると思うし、自分が生きるシステムだと思う」

 3バックの経験が深いDF槙野智章(浦和レッズ)が、3バックの良さを「このシステムは、マッチアップしてガッチリと行けるシステム。ファーストディフェンスがハッキリすることで、ボールの取りどころがハッキリするのがシステムの意図。相手を潰して自由にさせなければ攻撃につながる」と話したように、相手アタッカーに入ってくるボールは奪いどころの一つになる。そうしたシチュエーションでは、対人守備能力の高さが武器の植田の強みは生きてくる。

27日に行ったミニゲームの布陣図(左が1本目、右が2本目)【画像:Football ZONE web】
27日に行ったミニゲームの布陣図(左が1本目、右が2本目)【画像:Football ZONE web】


「4バックもしっかりできるようにしておかないといけない」

 所属する鹿島は伝統的に4バックをベースとしているため、経験値は決して高くない。ただ、限られた練習回数のなかでも「細かいことをすり合わせるというか、みんなが思っていることを話すこともあったし、役割がはっきりした部分もある」と、そのシステムの戦術を吸収している。

 もちろん、植田が「3バックもやれた方がいいという話で、3バックだけの話ではないと思う。世界での戦いになれば、いろいろなバリエーションがあって良い。4バックもしっかりできるようにしておかないといけない」と話すように、オプションの一つではある。

 それでも、センターバックの起用枠が増えるという人数的なプラスに加え、ハードマーカーとして世界的なアタッカーを抑え込むことができれば国際的な評価も高まる。植田にとってもチャンスが広がる3バック採用と言うことができそうだ。




「自分が生きるシステム」 ファイター植田直通、3バックを歓迎「1対1の局面は強み」

◆イニエスタ選手の年俸は高いのか? 「企業買収」の視点で考える(M&A online)


イニエスタ選手の年俸は高いのか? 「企業買収」の視点で考える

スペインの名門サッカークラブ「FCバルセロナ」のアンドレス・イニエスタ・ルハン選手が、楽天<4755>傘下でサッカーJ1の「ヴィッセル神戸」へ移籍する。最大の話題になったのが、イニエスタ選手の32億5000万円もの年棒だ。同じ楽天傘下のプロ野球チームである東北楽天ゴールデンイーグルスに所属する選手全体の合計年俸額約28億円を上回る。

「移籍」というよりも「企業買収」のスケール感

さらには同じJリーグチーム・アルビレックス新潟の年間売上高27億6200万円(2017年12月期)を超え、清水エスパルスの同40億100万円(2018年1月期)に迫る勢いだ。こうなると「イニエスタ選手の移籍」というより「イニエスタという企業の買収」と見た方がスケール感はピッタリくる。では、企業買収として今回の移籍をみれば、高いのか安いのか。

楽天本社を訪れたイニエスタ選手

今回の移籍でイニエスタ選手に提示された年棒に近い企業買収は、2017年8月31日に実行された大手家電量販店のエディオン<2730>によるJ. フロントリテイリング<3086>傘下の業務用消耗品・オフィス家具・OA機器通信販売会社フォーレストの買収で、取得金額は33億円。エディオンは自社のネット通販サイト「エディオンネットショップ」をてこ入れするため、買収に踏み切った。

フォーレストの買収当時の年間売上高は128億円。つまり年間売上高128億円の企業買収に、エディオンは33億円を対価として支払ったということになる。売上高が公表されているJ1チームで最も多い鹿島アントラーズが52億2800万円なので、フォーレストはその約2.4倍に当たる。

もちろん企業買収の価値判断は、売上高だけでなく、収益性や市場シェア、事業の将来性、保有資産などによって大きく左右されるが、ここではスケール感を把握するために買収金額と売上高の関係だけでみてみよう。

通販や携帯事業のPR効果を考えれば「割安」か

仮にイニエスタ選手を「企業買収」したと考えると、J1の2チーム分以上の売上高に相当する価値があるということになる。ただ、フォーレストが年間1億円の経常利益を計上していたのに対して、アントラーズは同1億3800万円の営業赤字であることを考えれば、イニエスタ選手の価値はそれ以上ということになる。

裏を返せばイニエスタ選手によって年間128億円の売上増が見込めれば、一般企業の買収判断で「買い」といえる。名門アントラーズですら年間売上高が50億円を超える程度となれば、ヴィッセルの売上増ぐらいでは到底ペイしない。なので楽天の主力事業であるネット通販でのPR効果による売上増などで、「買収資金」を回収することになるだろう。

事実、楽天は移籍会見翌日の2018年5月25日に、通販サイトの楽天市場で「ようこそイニエスタ 感動をありがとう!全ショップ対象エントリーでポイント2倍」キャンペーンをスタート。イエニスタ選手の名前を冠したワインや彼の新ユニフォームなどを販売している。さらに2019年10月にサービスを始める、自前回線での携帯電話(キヤリア)事業のPRにも積極的に活用するはずだ。

ようこそイニエスタキャンペーン

楽天の2017年1~12月国内電子商取引(EC)流通総額は3兆3912億円であり、イエニスタ選手のPR効果で0.37%の増収効果があれば128億円を超える売上増につながる計算だ。そうなれば「企業買収」としてのイニエスタ選手の移籍は、エディオンによるフォーレスト買収と同等の評価になる。つまり企業買収としてみれば、32億5000万円の年棒は「決して割高ではない」ということになるだろう。

ちなみにエディオンはヴィッセルと同じJ1に所属するサンフレッチェ広島の筆頭株主であり、買収したフォーレストが楽天と同じネット通販会社なのは単なる偶然である。

文:M&A Online編集部



イニエスタ選手の年俸は高いのか? 「企業買収」の視点で考える

2018年5月28日月曜日

◇元ブラジル代表FWパト、不変の“ミラン愛”と復帰願望 「アタッカーに僕はどうだい?」(Football Zone)


古巣であるミランへの復帰願望を明かしたパト【写真:Getty Images】


退団後にクラブの財政難が悪化して低迷「このような状態のミランを見るのは悲しい」

 天津権健の元ブラジル代表FWアレシャンドレ・パトは、先日ミラノで行われた元イタリア代表MFアンドレア・ピルロの引退試合に出場。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」のインタビューで、今も“ミラン愛”を持ち、復帰オファーがあれば応じたい意向を語っている。

 パトはミランと2007年夏に契約を結び、18歳になった08年1月から5年に渡ってプレー。その間、負傷離脱を繰り返しながらもゴールも量産し、ミランのアタッカー陣の一角として君臨した。同時にシルビオ・ベルルスコーニ会長の娘バルバラとの熱愛などピッチ外での話題も振りまき、様々な意味で存在感も放っていた。

 2013年1月に母国コリンチャンスに移籍したのを最後にミランからは離れ、現在は中国でプレー。パトが去ったのとほぼ時を同じくしてミランは財政難が顕著になり、低迷を続けてきた。今季は開幕前に2憶ユーロ(約260億円)の大型補強をしたが、シーズン当初は波に乗れず。ジェンナーロ・ガットゥーゾ監督を内部昇格させ、なんとか来季のUEFAヨーロッパリーグ(EL)出場権を確保してシーズンを終えた。

 パトはミランの現状について「このような状態のミランを見るのは悲しいが、忍耐が必要。サポーターは常にミランが全てを勝ち獲るクラブという目で見る。しかし、今のミランはトップに戻るためにいろいろなことを変革している。ELに出場するのは最初の一歩だよ。ガットゥーゾと契約延長したのは正しい選択だと思う」と話した。

「ミランがオファーしてくれるなら、ノーとは言い難い」

「僕の優先順位は今、中国にあるけれども、イタリアサッカーを好きだし、ミラノの街を愛しているし、ミランというクラブへの愛も変わらない。ミランがオファーしてくれるなら、ノーとは言い難い。契約が残り1年半あるけれども、あり得ないとは言えないよね。もしガットゥーゾが僕に電話をしてくれるなら、『アタッカーに僕はどうだい?』って言ってしまうと思う」

 パトは天津権健の一員としてAFCチャンピオンズリーグ(ACL)で勝ち上がり、ベスト8では鹿島アントラーズとの対戦も決まっている。しかし、その前に古巣ミランと元同僚のガットゥーゾ監督が復帰オファーを出したならば、アジアでのプレーに幕を閉じてすぐにでもイタリアに戻っていくのかもしれない。




元ブラジル代表FWパト、不変の“ミラン愛”と復帰願望 「アタッカーに僕はどうだい?」

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