日刊鹿島アントラーズニュース

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2018年1月8日月曜日

◇信頼のガンバ・ブランド!? 井手口、欧州挑戦…G大阪ユースから何人目??(報知)




 G大阪の日本代表MF井手口陽介(21)が、イングランド2部のリーズ・ユナイテッドへの完全移籍を発表した。また労働ビザの問題により、まずはスペイン2部のレオネサでプレーする。G大阪ユースから14年にトップチームに昇格し、4シーズンに渡ってプレーし、79試合9得点。G大阪ユース出身でトップチームデビューを果たし、その後欧州クラブへの移籍を果たした選手は井手口で7人目となる。

 MF稲本潤一(現札幌)

 2001年 アーセナル(イングランド1部)

 FW大黒将志(現栃木)

 2006年 グルノーブル(フランス2部)

 DF宮本恒靖

 2006年 ザルツブルク(オーストリア1部)

 MF家長昭博

 2010年 マヨルカ(スペイン1部)

 DF安田理大

 2010年 フィテッセ(オランダ1部)

 FW宇佐美貴史

 2011年 バイエルン・ミュンヘン(ドイツ1部)

 MF堂安律

 2017年 フローニンヘン(オランダ1部)

 他のJクラブを比較すると、海外に移籍した選手の人数を見ても、G大阪の育成力がいまだJリーグでトップクラスだというひとつの証明になる。日本人の獲得を目指す欧州クラブにとっても、これだけ数多くの選手を送り出しているG大阪の“ブランド力”は、魅力のひとつもしれない。

信頼のガンバ・ブランド!? 井手口、欧州挑戦…G大阪ユースから何人目??

◇競争力UPへ外国人枠増&チーム減を/月刊セルジオ(ニッカン)


セルジオ越後

<月刊セルジオ>

 2018年はW杯イヤー、サッカーイヤー、それも平成最後のW杯になる。日本の歴史の1つの締めくくりに、世界最大のイベントが行われ、将来「あれは平成最後のシーズンだった」と振り返る年になる。日本は誰が出て、どんな結果を残すのか、期待は高まります。翌19年には新しい年号になり、ラグビーW杯イヤーになる。20年は東京五輪イヤーだ。

 平成最後のシーズンになるJリーグは25周年を迎える。偶然重なったが、この節目に1度振り返ってみることが必要だ。良くなった点、伸びた点、そうでないところ、冷静に検証する大事な1年だ。

 かつてJリーグには名だたる外国人選手がいた。ジーコ、ストイコビッチ、ドゥンガらが日本に与えた影響は大きく、またFW勢も力のある選手が多かった。近年は日本選手が得点王になることは珍しくないが、日本選手のレベルが上がったというより、助っ人の質が下がった感じだ。それはリーグのレベル低下につながる。競争に激しさが足りなくなるからだ。

 現在のセリエAが似ている。超一流の外国人選手はプレミアやスペインに流れており、イタリア代表選手はその両リーグには行かない。競争が緩くなり、若手の台頭が乏しい。以前よりレベルが落ち、欧州舞台で優勝を狙えるのはユベントスくらい。代表チームはW杯出場を逃した。

 進歩するには競争が必要だ。Jリーグでは外国人枠を増やしてはどうか。日本選手を過保護にしてはレベルは上がらない。トランプ大統領が米国の自動車産業を守ろうとするが、それでは米国の技術は伸びない。日本はドイツ車に負けまいと開発を重ねる。開発とはレベルを上げること。日本はビジネス面ではとても競争力がある。

 また、J1は最初の10チームから18チームにまで増えた。飲食店が「お客が増えたから」とスープに水を足したようなものだ。これも強化にはならない。14チームに戻せば、落ちる4チームのいい選手が残る14チームに移るから“濃さ”を取り戻せるかな。アジアが世界と戦えなくなったのも、W杯出場枠が4・5になったから。2枠ならもっと必死になる。

 平成最後のシーズンに25年間を清算するチャンス。バロメーターはW杯で日本代表がどういう結果を出すか、それがJリーグの進化を示すはずだ。(日刊スポーツ評論家)

競争力UPへ外国人枠増&チーム減を/月刊セルジオ

セルジオ越後「ちゃんとサッカーしなさい」

◆流通経大柏、DF関川誓う史上4校目無失点V!/高校サッカー(サンスポ)





 全国高校選手権は8日午後2時5分から埼玉スタジアムで決勝が行われ、流通経大柏(千葉)が10大会ぶり2度目、前橋育英(群馬)が初優勝をかけて対戦。両校は7日、千葉県内と埼玉県内でそれぞれ最終調整を行った。

 ここまで4戦無失点の流通経大柏。2年生ながら守備の要のDF関川郁万が、史上4校目の無失点優勝を宣言した。

 「(失点)ゼロにこだわりたい。大好きな3年生たちと、最後に笑って終わりたい」。先輩たちのための花道づくりに、全力を尽くす。

 プロ注目の逸材だ。U-17(17歳以下)日本代表でもある関川は、昨年9月にJ1鹿島の練習にも参加。昌子、植田の日本代表両DFを目の当たりにして「速さが全く違う」と実感した。風貌とともに空中戦の強さも植田をほうふつさせる17歳は、「頭で決めたい」とヘディングゴールも高らかに宣言した。

 本田監督は「サッカー部の卒業式だ」と気合を注入。関川が攻守に奔走し、はなむけのゴールで先輩の卒業式をど派手に盛り上げる。 (一色伸裕)

流通経大柏、DF関川誓う史上4校目無失点V!/高校サッカー

流通経大柏、DF関川誓う史上4校目無失点V!/高校サッカー(1)

【参考】

◆【スカサカ!ライブ】昌子源が体感した“世界”「CBが安定しないと、世界で勝つのは無理」(サッカーキング)




 番組レギュラー解説委員を務める岩政大樹(東京ユナイテッドFC)がプロデュースするインタビューコーナー「今まさに聞く!」~鹿島アントラーズ昌子源篇~後編が放送された。前編では主に鹿島アントラーズについて語った昌子だったが、後編では鹿島や日本代表で“世界”と戦い、どんなことを感じたのか、というテーマからスタートした。
※収録はJリーグ最終節前

◆“世界”との戦いについて



岩政大樹(以下、岩政) 日本のセンターバックとして今、鹿島で試合に出始めた頃と違って次のステージに入っているじゃないですか。日本のトップに立って、そして世界とも対戦する中で、自分の中でディフェンス感とか変わってきているものはありますか?

昌子源(以下、昌子) この前のブラジルとベルギーの試合(17年11月10日ブラジル戦/1-3、15日ベルギー戦/0-1)とか、僕は出られなかったんですけど、(ブラジル戦では)チアゴ・シウヴァ選手とかいましたけど、あの人らになるのは不可能だなと。根本的に骨格が違ったりとか、身体能力の違いとかがあるんで。でもその中でも、じゃあ日本がブラジルに勝つにはどうすればいいんやって思ったら、まず間違いなく守備なんですよね。ブラジルぐらい攻められるわけがないし、じゃあセンターバック含めてディフェンスラインが安定していれば、多少は(相手が)攻めあぐねると思うし、その中で相手がイラついてきたタイミングで、日本の攻撃にチャンスが生まれると思うんですよ。

 相手が全然焦りもせん攻撃をして……(ボールを)取ってカウンターなんて(しても)、相手焦ってない状態なんですよ。仕掛けても。たぶん(点を)取れないですよ。相手をいかに「点を取らなヤバイ」と思わせるかと考えると、まず守備だと思うんですよ。その中でも間違いなくセンターバックなんで、そこが安定しない限りは日本が世界で勝つのは無理だと思っているんで、自分で自分に言い聞かせて、「センターバックが一番大事」って。だからベンチにいるだけじゃダメだなっていうのはすごく感じているんで、出て、自分が変えていきたいとは思っていますね。

岩政 最終予選では試合にたくさん出ましたし、(2016年の)クラブワールドカップもあって、いろいろな国際経験が少しずつ増えているじゃないですか。その中で肌を合わせながら、感覚的にはどうなんですか? 「全然違うな」っていうところが大きいんですか? それとも「意外とこのへんはやれるな」というところが大きいんですか?



昌子 いや、全然違いましたね。(クラブW杯の決勝レアル・マドリ-ド戦は)もう、歯が立たなかったです。「鹿島が頑張った」みたいな、「一度本気にさせた」みたいになりましたけど、確かに2点取って逆転した時は目の色が変わりましたけど、目の色変わってもたぶん本気ではなかったです。で、実質じゃあ何で本気じゃなかったかって思うのは、もちろんテレビでレアル・マドリードのチャンピオンズリーグ決勝とか見ていても明らかに違うし、最近では僕はカゼミーロ選手やマルセロ選手とレアル・マドリードでやって、この間のブラジル戦を見たんですけど、マルセロ選手とかは明らかに違いましたね。僕ら(鹿島)とやった試合と日本とやった試合って、立場的には向こうも違うしこっちも代表というのが違うんですけど、全然違いましたね。だから「俺ら(鹿島)の時は本気じゃなかったわ」って思いましたし、あったようでなかった試合にしています。もう。俺がクリスティアーノ・ロナウドとやったから、日本のFWとは余裕やとは思ったことないですし、むしろロナウドとやったことは忘れてます。

岩政 そこで対峙した時に、どの場面でその違いというのを一番感じるんですか? プレー中、試合の中で。

昌子 一番もう、誰もが見て思うんですけど、まずスプリント能力ですよね。そこでまず勝てない。速いです。あと、ブラジル戦もレアル・マドリード戦もそうなんですけど、全員が「あ、点取れる」と思うタイミングがたぶん一緒なんですよ。

岩政 あ~なるほど。

昌子 「あ、これ点取れるな」と思ったら、全員が速いです。

岩政 ここだっていうタイミングが。

昌子 みんな一緒なんです。ブラジルと日本の試合の3点目がそうです。ブラジルのゴール前で日本がボールを失っているんですけど、ほんの何秒かで点を決められているんですよ。それって全員が「あ、いける」って思って、どんどん追い越してくるんですよ。それが完全に物語っているなっていう。



岩政 やり方云々というより、選手たちがスッとイメージを合わせて、その瞬間に一気に出てくるという。

昌子 そうです。そのスプリント能力は半端なかったです。追いつけないです。

岩政 イメージを合わせて、そこからのスプリントも速いと。

昌子 速い。だから根本的にそこが違い過ぎる。あとは、ブラジル戦もそうですしレアル・マドリード戦も、特に(ルカ)モドリッチ選手と(トニ)クロース選手を見て思ったんですけど、トラップですよね。僕らがどれだけ速いアプローチ、いいタイミングのアプローチをしても、ワンタッチでかわすんで、ハマらないんですよね。ブラジル戦でもそうでしたよね。マルセロ選手とか。今のサッカーってサイドバックがハメ時じゃないですか。「あ、いける、ハメろ!」って行くのに、マルセロ選手とかはワンタッチでそのハメるのを外すんですよ。ハマらない。そのファーストタッチ能力。僕らがブラジルとやった試合って結構グラウンドが悪かったんですよ。あの中でも、日本の選手がやったら結構浮いたり、ちょっと乱れて取られて終わるんですけど、まあ取られないです。やっぱすごかったなって。

◆吉田麻也について



岩政 そうなると、26歳の歳でロシアW杯を迎える。その次が30歳か。その意味では、日本のセンターバックの第一人者をこれから目指していくんでしょうけど、吉田麻也選手というのは、一緒にやっていてどうですか?

昌子 でもやっぱ、“日本人”じゃないですね、もう。本当に外国籍プレーヤーですね。一発でガーンといって、つぶせなくても全然問題ないみたいな。日本人やったら結構ついていくじゃないですか。じゃなくて、行けると思ったら本当に行くんで、「あ、外人だ」って思いますね。ウチでいうブエノとか、そういう感じです。ガーンと行って。たぶんプレミアリーグだとそうじゃないと生き残れないんじゃないかなと思うんですけど、ついていってもぶっちぎられる選手がいるから、じゃあもうスピード乗る前に潰しちゃえみたいな。そういうイメージがあるんと思うんで、本当にそうです。

岩政 なるほど。ずっとついていくというよりも、自分のいいタイミングで潰してしまう。それ以外の時は少し待つ。



昌子 そうですね。それで、抜かれてもそんなに、じゃあ、あとお前(昌子)がおるから、みたいな感覚なんで、合わせやすいというか、分かりやすいですよね。「あ、今行く」と思ったらそれに合わせて準備すればいいだけなんで。ホントに、日本人ではないなって思いましたね。

岩政 その感覚って参考になります? 日本だと言われないですからね。

昌子 なりますよ。そのタイミングで行っちゃうんや、っていうのを、「俺はあれできねーや。躊躇しちゃうわ」ってなって、でも行こうと思って躊躇したら、一番最悪なパターンになるんですよ。だからあの思い切りは、日本じゃなかなかつかないと思います。で、今の代表って、(酒井)宏樹君がいて、麻也君と(長友)佑都君の間に日本でやっている僕や槙野(智章)君、森重(真人)君なんで、「行けよー!」って言われるんですよ。海外の選手になれよって。「今のタイミングで取れよ」って。それが向こうのタイミングなんですよ。俺らからしたら「いや、ここじゃない」と。その違いは大きかったですよ。「え? これ行くの? どういうこと?」って聞いたら「そこで削っちまえよ!」みたいな。「あ、そういうこと」みたいなのもありました。「そこで行っちゃうんや」みたいな。麻也君とか後ろから平気でバーンと行くんで、「こういうことね」っていうのが最初ありました。戸惑いですね。

岩政 そうか。じゃあそれは、いい勉強になったよね。

昌子 なりました。本当になりました。じゃあ日本で逆にそれをそのままやっていたらダメなんで、その切り替えはちょっと難しいのはありますけど。

◆昌子の将来について



岩政 ここから、どういうサッカー選手になっていきたいですか?

昌子 そうですね。でもまあ、理想としては、(小笠原)満男さんとかソガさん(曽ケ端準)さんみたいにここでずっと支えてとか、できるだけ長く現役をして、誰もが見本として見てくれる。でもまあ、僕が結構後輩と喋ったり、アドバイスもするし、僕から後輩に聞くこともあるし、そういう選手との距離にいるんで、なかなか満男さんみたいに無口というか、背中で語るのは難しいかもしれないですけど、まあでも、その人らに共通して言えるのは、まず練習を休まない。今、満男さんよくサブ組にいるんですけど、サブ組で一番戦うし。そうなった時に僕もそうなっておきたいなって。もちろんスタメン組で出ても一番頑張りたいし、練習も休まない。で、自分がいざサブ組になった時に、「俺の時代は終わった」とか思わず、最後までスタメンを取りに行く姿勢っていうのを、見せられる選手になりないなと思います。

『スカサカ!ライブ』は毎週金曜日21時から生放送。2018年最初の放送は、1月12日(金)21時からの予定となっている。

【スカサカ!ライブ】昌子源が体感した“世界”「CBが安定しないと、世界で勝つのは無理」

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