日刊鹿島アントラーズニュース

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2018年4月29日日曜日

◆【J1】首位・広島ら上位勝利…下位6チーム中5チームが“オリ10”に(報知)






 ◆明治安田生命J1リーグ第11節(28日)

 前節に今季初黒星を喫した首位の広島が、アウェーで長崎に勝った。2位・F東京、3位・川崎もともに勝利を収め、3強に変動はなかった。

 清水はホームで待望の今季初勝利。昨季4位の柏は5敗目で9位に順位を下げた。

 横浜Mは鹿島にホームで3―0で快勝し13位に浮上。鹿島は5敗目を喫して15位に転落した。

 浦和はオリヴェイラ新監督就任後連敗。湘南に21年ぶりの黒星を喫し、14位に転落した。

 下位6チーム中5チームがJリーグ創設時の10クラブ「オリジナル10」が並ぶことになった。

 G大阪―鳥栖戦は29日に行われる。

 ◆28日の試合結果
 長崎0―2広島
 仙台2―2札幌
 清水2―1柏
 F東京3―2名古屋
 磐田1―1C大阪
 浦和0―1湘南
 神戸1―2川崎
 横浜M3―0鹿島


【J1】首位・広島ら上位勝利…下位6チーム中5チームが“オリ10”に



◆大迫勇也、今夏のケルン退団はもはや既定路線?現地メディアは移籍金8億円での売却を予想(GOAL)






2部降格が決定しつつあるケルン。現地では大迫は今夏に移籍する選手の1人と見られているようだ。

大迫勇也は、来シーズンをケルンとともに2部で過ごす可能性は低いかもしれない。ドイツ紙『レヴィア・シュポルト』では日本代表FWを放出候補の1人として挙げられ、クラブが売却した場合の移籍金も予想されている。

2部降格が濃厚となっているケルンだが、先週にはMFマルコ・ヘーガーが契約解除条項を放棄する決断を明かすと、今週に入ってからDFヨナス・ヘクターが契約を延長。そして、正守護神のGKティモ・ホルンも今夏の移籍を封印し、中心選手たちがクラブに忠誠を誓った。

しかしながら、ケルンは数多くの選手たちの流出を強いられることも覚悟しているようだ。『レヴィア・シュポルト』によれば、他クラブが興味を示しているケルン選手は大迫を含むトップチームの8人。DFドミニク・ハインツやフレデリク・セーレンセン、MFレオナルド・ビッテンコートやFWジョン・コルドバらとともに名前が挙げられている。

大迫勇也は、来シーズンをケルンとともに2部で過ごす可能性は低いかもしれない。ドイツ紙『レヴィア・シュポルト』では日本代表FWを放出候補の1人として挙げられ、クラブが売却した場合の移籍金も予想されている。

2部降格が濃厚となっているケルンだが、先週にはMFマルコ・ヘーガーが契約解除条項を放棄する決断を明かすと、今週に入ってからDFヨナス・ヘクターが契約を延長。そして、正守護神のGKティモ・ホルンも今夏の移籍を封印し、中心選手たちがクラブに忠誠を誓った。

しかしながら、ケルンは数多くの選手たちの流出を強いられることも覚悟しているようだ。『レヴィア・シュポルト』によれば、他クラブが興味を示しているケルン選手は大迫を含むトップチームの8人。DFドミニク・ハインツやフレデリク・セーレンセン、MFレオナルド・ビッテンコートやFWジョン・コルドバらとともに名前が挙げられている。


大迫勇也、今夏のケルン退団はもはや既定路線?現地メディアは移籍金8億円での売却を予想




◆「鹿島アントラーズは、まさにブラジル」 と言い切るレオシルバの真意(Sportiva)


遺伝子 ~鹿島アントラーズ 絶対勝利の哲学~(10 ) 
レオシルバ 後編




◆新連載・アントラーズ「常勝の遺伝子」。 生え抜き土居聖真は見てきた(Sportiva)
◆土居聖真「ボールを持つのが 怖くなるほど、鹿島はミスに厳しかった」(Sportiva)
◆中田浩二「アントラーズの紅白戦は きつかった。試合がラクに感じた」(Sportiva)
◆中田浩二は考えた。「元選手が 経営サイドに身を置くことは重要だ」(Sportiva)
◆スタジアム近所の子供が守護神に。 曽ヶ端準とアントラーズの幸せな歩み(Sportiva)
◆曽ヶ端準「ヘタでも、チームを 勝たせられる選手なら使うでしょ?」(Sportiva)
◆移籍組の名良橋晃は「相手PKに ガックリしただけで雷を落とされた」(Sportiva)
◆名良橋晃がジョルジーニョから継ぎ、 内田篤人に渡した「2」への思い(Sportiva)
◆レオシルバは知っていた。「鹿島? ジーコがプレーしたクラブだろ」(Sportiva)


 4月21日、Jリーグ第9節の川崎フロンターレ戦を1-4で落とした鹿島アントラーズ。

「みんな頑張っているんだけど、噛み合わない。自分たちの形がはっきりしていない。連戦のなかで立て直すのは難しい。とにかく我慢しかない」

 内田篤人はチームの現状をそう振り返った。その翌日、練習は急遽オフとなった。その休日が何をもたらしたのだろうか。

4月25日、第10節ヴィッセル神戸戦。鹿島は陣形をわずかに変更した。2トップの一角だった鈴木優磨が左アウトサイドに立ち、負傷から復帰した遠藤康が右アウトサイド。金崎夢生と土居聖真の2トップが縦に並んだ。開始4分、金崎のシュートがネットを揺らしたが判定はオフサイド。それでも、鈴木と遠藤という両サイドでボールが収まり、攻撃の糸口がつかめそうな展開が続いた。しかし、ラストパスの精度を欠き、ボールを失うとカウンターのピンチを招いた。そのワンシーンが34分、神戸の先制点となる。

 0-1で迎えた後半は、ほとんどの時間、鹿島が攻め続けるという一方的な展開になった。前線からのプレスによって、選手間の距離が縮まり、こぼれ球を拾えた。そして、今季はなかなか見ることのなかった波状攻撃も生まれた。しかし、奪えたのは55分、鈴木の1得点だけ。終了間際には相手のシュートミスに救われるシーンもあった。それでも勝ち点1を拾うことができた。

 同点弾をアシストした内田は、自身のプレーとチームの戦いぶりに手ごたえを感じているようだった。そして、川崎F戦からの数日間について話してくれた。

「自分たちが置かれている状況というのは、どうしても下を向いてばかりになってしまう。でも、勝てないときは1回ポンと休んだりして、頭や体をリフレッシュさせるのも大事。サポーターの人が練習場に横断幕を張ってくれた。サポーターの人とも話をしたけれど、ネガティブなことはなかった。横断幕を見ながら練習できたし、チームとしてもありがたかった。

 剛さん(大岩監督)に呼ばれてフロンターレ戦のあとにふたりで話した。短い時間だったけど、『僕ら試合が終わったあと、メシ食いながらこんな話をしたんですけど、どう思いますか?』って。今は監督と選手だけど、今までチームメイトとしてやってきたからね。話やすい空気はある。フォーメーションを変えて、特に攻撃の部分で噛み合わなかったところがよくなったと思う。

 我慢する時期だとは思うけれど、ただじっと我慢するんじゃなくて、いろいろ試行錯誤しながら、だんだんよくなっていくんだと思う。これが正解かはわからないけれど、ひとつのヒントにはなったはず。今日は勝てなかったけれど、戦い方としては光が見えたのかな」

 攻守にわたり、チームに落ち着きをもたらした遠藤は淡々と語った。

「グラウンドの中で感じたこと、時には厳しいことも言わなくちゃいけないし、たとえ(自分が)ミスをしたとしても鼓舞しなくちゃいけないし、チームにとって必要な声をかけようと思っていました。選手一人ひとりの意識が、勝ちたいというのが表に出た結果だと思う。

 みんな頑張っているなかで、それが同じ方向に向けた。でも、ホームで勝てなかった。うちは勝たなくちゃいけないチームだし、優勝しなくちゃいけないチームだから。それをもっともっと追求して。プライドをもってやってほしい」

 この日は遠藤だけでなく、レオシルバも復帰している。苦境一転するほど、今の状況は生易しくはない。それでも、わずかであっても自信を取り戻すきっかけになったのかもしれない。そんな引き分けだった。しかし、中2日で今季未勝利のアウェー戦(28日、横浜FM戦)が待っている。

*    *    *

 2013年、アルビレックス新潟でJリーグでのキャリアをスタートさせたレオシルバ。そのボール奪取率の高さと豊富な運動量で活躍し、2017年に鹿島アントラーズへ移籍したボランチは、真面目で負けず嫌いな性格もまた魅力とされている。取材中も日本語に訳されている間、取材者の顔をじっと見つめる。その姿から彼の純粋さが伝わってきた。




――鹿島アントラーズといえば、ジーコが作ったクラブとしても有名ですが、実際その一員となったとき、ジーコの雰囲気を感じることはありましたか?

「設備などは別にして、一人ひとりのスタッフや選手の発言に触れるだけで、非常にブラジルっぽいクラブだと感じました。常にブラジル人はどんなところでも負けたくないという性格を持っています。鹿島では選手はもちろん、すべてのスタッフから、すべての大会でタイトルを獲るという気持ちがひしひしと伝わってきました。そこがまさにブラジルっぽいなと感じました」

――鹿島でプレーするブラジル人選手には、他クラブとは違うプレッシャーを背負っているように思うことがありますが。

「プレッシャーは確かにあります。でも、そこに居心地のよさを感じるし、気持ちのよいものでもあります。プレッシャーに打ち勝てば、必ずいいことがあるだろうし、それを乗り越えて、タイトルを獲ってきたという歴史もあります。

 当然ながら、私もそれに打ち勝って、タイトルを獲り、その歴史を引き継ぎたいという強い気持ちを持っています。タイトルに近いクラブにいれば、プレッシャーが大きくなるのは当たり前のことです。そういう環境のなかで、タイトルを獲ることができれば、選手自身の価値を高めることにもつなががるわけですから。

プレッシャーはネガティブなものだとは思いません。悪影響を及ぼしたり、自分を悪い方へ引っ張るものでもない。プレッシャーがあるからこそ、もっとよくなりたい、うまくなりたいという気持ちも強くなる。プレッシャーは選手が強くなる”秘訣”だと考えています」

――新潟と鹿島では、レオシルバ選手の立ち位置にも変化が生じたと思います。鹿島ではポジションを争うという意味での競争も厳しくなったのではないでしょうか?

「自分がチームの中心でいたいとか、目立ちたいとか、キングでありたいなんてことは、まったく気にしていません。私は立場が自分のプレーに影響するタイプの人間でもないですから。もし、そういう立場を気にするのなら、新潟にいたほうがいいと考えたはずです。

競争は成長するうえで、大事なファクターです。それを求めて、私は鹿島へ来ました。競争があるからこそ、常に全力で戦わなければいけない。自然とそういう状況へと追い込まれるんです。だから、一瞬でも慢心することはできません。成長するために、自分を追い込み続ける。その姿勢は新潟時代も変わらず持っていましたが、鹿島へ来て、さらにその気持ちを強くしました」




――競争に勝つために大切にしていることはなんでしょうか?

「ほかの人のまねをして、自分にできないことをやろうとしても、失敗してしまうと思うので、自分の持っている武器、特長を最大限に発揮すること。本当に全力でその力を出しきることが大事だと思っています。そうすれば、自分の強みを発揮し、チームの手助けができるから。競争に勝ち、レギュラーを勝ち取りました。でもそこで終わりじゃない。そこで、慢心してしまうと、後退してしまい、成長のない状況になってしまう。常に最大のパフォーマンスに全力を尽くすことが大事です。自分の持っている特長、武器を最大に発揮することです」

――ライバルには小笠原満男という存在もいます。

「(微笑みながら)彼は私にとって、非常にいいお手本であり、見本です。私自身が、39歳になっても、あれだけのやる気を持って日々戦えるのかと思うこともあります。実際、滅多に練習を休まない。あの年齢で毎日ずっと練習に出続けるなんてすごいことです。身体の痛みを感じたり、多少、やる気がなくなって、練習に出たくないとか、休みたいって思ってしまうことがあっても、おかしくはない。でも、彼はそういう態度を一切見せないんです。

私自身も正直、30代になって、歳をとったなと感じることもあります。若い選手も多いですからね。だけど、上には上がいるんだなと刺激になります。自分も彼の年齢になって、プレーできる状態であれば、彼のようにお手本、見本となる人間、選手になりたいですね」

――ジーコに限らず、ジョルニーニョなど、多くのブラジル人選手がたくさんの影響を日本人選手に与えてきました。

「日本に来たときから、かつてのブラジル人選手のように、お手本になれたらということは考えてきました。鹿島には小笠原さんのように、僕にとってのお手本になる選手もいるけれど、自分も30代ですし、社会的にももう子供ではないし、周囲の見方も変わってくる。30代としての振る舞い、選手として、人間としてのお手本になりたい。キャリアの最後を迎えたとき、タイトルを獲るだけでなく、よいお手本だったと言われるようになれればいいなと思っています」

――日本人選手に何を伝えたいですか?

「慢心しないよう、気持ちをしっかりと持ってほしい。鹿島のような大きなクラブの選手は試合に出たり、活躍すれば、メディアでの取り上げ方も変わってくるでしょう。でも、そうなったからといって、『これでいい』と慢心してほしくはない。

日本人だけじゃなく、どんな選手も同じだと思うのですが、高いところに目標を置けば置くほど、少しでも慢心したり、スキが出てしまうと、その目標は達成できなくなる。常に向上心を持って、成長してほしいし、そういう姿勢をしっかりと受け継いでほしいですね」

――昨季は最後の最後でタイトルを逃してしまいました。

「非常に嫌な思い出ですね。思い出したくもないです。言葉にするのは非常に難しい……悔しさや寂しさ、悲しさ、いろんなものがミックスされた状態になりました。その気持ちを忘れずに、その気持ちをエネルギーに変えて、今シーズンは同じ過ちを犯さないよう、今度は逆に喜びが爆発させて、いい気持ちになりたい。とにかく嫌な思い出なので、それがかえって『やってはいけない』という大きなモチベーションになっています」

――好きな日本語を教えてください。

「『がんばってください』です。グッドラックと言い換えられるけど、『がんばってください』というのは、『一生懸命やってください』という意味でもあると思うので、その言葉が好きです。同時に『お互いががんばろう』という想いも感じるので、助け合ううえで、非常に大事な言葉だと思っています」

――最後に、「鹿島アントラーズってどういうクラブか?」と訊かれたら、どう説明しますか?

「ブラジル(笑)。まさにブラジルです」


「鹿島アントラーズは、まさにブラジル」 と言い切るレオシルバの真意

◆浦和オリベイラ監督、短期間で水をワインにできない(ニッカン)






<明治安田生命J1:浦和0-1湘南>◇28日◇第11節◇埼玉

 浦和レッズは湘南ベルマーレに20年9カ月ぶりに白星を献上し、オズワルド・オリベイラ新監督(67)の就任から2連敗となった。

 1点が最後まで遠かった。今季湘南への期限付き移籍を終えて浦和に復帰したMF山田直輝が先発して前半にチャンスを迎えるも、ペナルティーエリア内からフリーで放ったシュートはGKの正面を突いた。押し気味に試合を進めていたが、前半30分に右サイドを崩されて先制点を許した。

 後半開始と同時にMF長沢和輝を投入し、その後も13分と早い段階でDF宇賀神友弥、FWアンドリュー・ナバウトを出場させて攻勢を強めた。終盤はほとんどの時間を相手陣内でプレーしたが、FW興梠慎三のヘッドがGKの正面をつくなど、湘南の6本の倍以上となる13本のシュートも実らなかった。

 試合中に大声を出して顔をしかめる場面もあったオリヴェイラ監督は試合後「試合を通じて(攻撃の)形を作っても点が取れなかった。力強さが足りなかった」と振り返った。来日して1週間がたったが「短期間で水をワインにすることはできない。時間が必要だ」と、チームの成熟にはしばらく時間を要すると語った。


浦和オリベイラ監督、短期間で水をワインにできない




◆横浜6戦ぶり勝利 天野全3得点に絡む活躍!技ありFKに鹿島・内田「俊さんみたい」(スポニチ)


明治安田生命J1リーグ第11節 横浜3-0鹿島 ( 2018年4月28日 日産 )





 横浜はホームで鹿島と対戦し、3―0で快勝した。MF天野純が全3得点に絡む活躍を見せ、チームを6戦ぶりの勝利に導いた。

 蹴った瞬間に確信した。1―0の前半21分。ペナルティーエリア右手前でFKを獲得し、キッカーを務めたのは天野。小刻みな助走から一気に左足を振り抜く。シュートは美しい弧を描きながら右ポストに直撃し、続いてネットにおさまった。25日の札幌戦でも同じような位置からFKを蹴ったが、高さが足りず相手GKに弾かれた。「今回は足首の欠くとと腰のひねりで修正できた。全てがかみ合った。狙い通りだった」と完璧に修正してみせた。対戦した鹿島の元日本代表DF内田も「俊さんみたいだった。蹴り方が俊さん」と舌を巻くほどの一撃だった。

 今オフから日本代表DF長友(ガラタサライ)らのパーソナルトレーナーを務めてきた木場克己氏に指導を仰いでいる。昨季リーグ終了後すぐにホームページのお問い合わせフォームから「横浜F・マリノスの天野純です」とメールを送り、木場氏に指導を依頼。年明けには長友も自主トレーニングを行う八丈島で体をいじめ抜いた。「激しい当たりが来るポジション。相手を抜ききる強さを求めたかった」と体幹トレーニングなどに励み、強さを増した肉体を手に入れた。

 名門クラブ同士の対決を制したが、「次も勝たないとこの勝利は意味がない」と慢心はない。チームが目指す「90分間相手を圧倒するサッカー」を体現するまで、攻撃の舵取り役は身を粉にして走り続ける。 


横浜6戦ぶり勝利 天野全3得点に絡む活躍!技ありFKに鹿島・内田「俊さんみたい」



◆鹿島 完敗15位に後退…11戦で計8ゴールはリーグ最少(スポニチ)


明治安田生命J1リーグ第11節   鹿島0-3横浜 ( 2018年4月28日    日産 )




 鹿島が苦しんでいる。完敗を喫して15位に後退し、大岩監督は「前半の失点が痛かった。チャンスでも最後の精度を欠いた」と険しい表情で振り返った。

 ここまで11戦で計8ゴールはリーグ最少だ。右脚に違和感のある昌子を欠いた守備陣も不安定で、金崎や鈴木が好機を逃しては失点を重ねる悪循環に陥った。内田は「何かきっかけがあれば。一つのゴールだったり、勝利だったり。でも下を向いちゃ駄目」と努めて明るく話した。


鹿島 完敗15位に後退…11戦で計8ゴールはリーグ最少




◆内田「下を向いちゃ駄目」 苦しむ鹿島、15位に後退(サンスポ)





 明治安田J1第11節第1日(28日、横浜M3-0鹿島、日産ス)鹿島が苦しんでいる。完敗を喫して15位に後退し、大岩監督は「前半の失点が痛かった。チャンスでも最後の精度を欠いた」と険しい表情で振り返った。

 ここまで11戦で計8ゴールはリーグ最少だ。右脚に違和感のある昌子を欠いた守備陣も不安定で、金崎や鈴木が好機を逃しては失点を重ねる悪循環に陥った。内田は「何かきっかけがあれば。一つのゴールだったり、勝利だったり。でも下を向いちゃ駄目」と努めて明るく話した。


内田「下を向いちゃ駄目」 苦しむ鹿島、15位に後退




◆横浜6戦ぶり勝利 鹿島早くも5敗/横-鹿11節(ニッカン)




<明治安田生命J1:横浜3-0鹿島>◇第11節◇28日◇日産ス

 直近5試合で勝ちがない15位の横浜F・マリノスと、同じく5試合でわずか1勝しかなく14位に沈む鹿島アントラーズ。Jリーグ発足時の「オリジナル10」でこの25年間、1度もJ2への降格を経験したことがない2チームの対決は、いきなり均衡が崩れた。

 前半7分、横浜は左サイドからFWユン・イルロクのクロスを受けたMF天野純がペナルティーエリア内で左足シュート。鹿島DFに当たってこぼれたところに、FW遠藤渓太が頭で飛び込んだ。

 先制して勢いに乗る横浜はさらに同21分、ペナルティーエリア右で得た27メートルの直接FKを、天野が左足でたたき込んだ。壁3枚を越えて右ポストをたたき、そのままゴールに吸い込まれる鮮やかな一撃。前半のその後は鹿島に押し込まれる時間が長かっただけに、いい時間帯で追加点を挙げた。

 後半は開始16秒で、右サイドで抜け出た鹿島DF内田篤人が右からクロスを上げたが、中央のMF遠藤康の頭にはピタリとは合わない。反対に横浜が同21分、MF中町公祐がダメを押す3点目を奪って試合を決めた。

 横浜は3月31日の清水戦以来、6試合ぶりの勝利。鹿島は早くも5敗となった。


横浜6戦ぶり勝利 鹿島早くも5敗/横-鹿11節



◆2018明治安田生命J1リーグ 第11節(オフィシャル)




明治安田J1 第11節

鹿島、敵地で3失点。横浜FMに敗れる。

4月を締めくくる90分で、鹿島が大敗を喫した。日産スタジアムに乗り込んだJ1第11節、横浜F・マリノスとの対戦。鹿島は前半立ち上がりに先制点を許すと、直接FKで2失点目を喫する。2点ビハインドで迎えた後半も反撃できず、逆に3失点目を奪われた。0-3と敗れ、公式戦4試合勝ちなしとなった。

3日前、鹿島は悔しい夜を過ごすこととなった。J1第10節の神戸戦、結果は1-1。前半立ち上がりから主導権を握っていながら、一瞬の隙を突かれて先制を許すと、後半の早い段階で同点に追い付いたものの、逆転まではたどり着けなかった。聖地で逃した勝利、公式戦3試合勝ちなし。しかし、もがき苦しむ選手たちを迎えたのは大きなチームコールだった。ともに戦い続ける意志を叫び続ける背番号12に、内田が歩み寄る。「クラブハウスに貼られている横断幕のメッセージにもネガティブなものが一つもない。一緒に闘おうという思いが込められているから、頑張れる。一緒に乗り越えよう」。改めて、思いを一つに――。次なる戦いへの準備が始まった瞬間だった。

翌日のクラブハウス。選手たちはリカバリーメニューに取り組み、自身の状態を確かめた。見据える先は2日後、横浜での90分だ。神戸戦でピッチへの帰還を遂げた安西も、さらに状態を上げるべく精力的にトレーニングに打ち込んでいた。「スタメンを意識してやっていきたい」。途中出場で掴んだ手応え、そして何よりプレーする喜びが若武者の表情に滲み出ていた。

そして試合前日には、2日連続となるミーティングを敢行。わずかな準備期間で、トリコロールの戦術と警戒すべきポイントを全員で共有していく。そしてグラウンドではセットプレーを入念に確認。激しいマッチアップを繰り返し、動き方を何度も繰り返しながら集中力を高めていった。最終調整を終えた遠藤は「スタメン、サブ、スタッフ、サポーターが一緒に戦って勝ち点3を持ち帰りたい」と決意を述べて横浜へと向かった。

中2日で迎える一戦、先発変更は2名。安西が左サイドバックで先発復帰を遂げ、前線の一角にはペドロ ジュニオールが指名された。その他、ゴールマウスにクォン スンテ、最終ラインは安西のほか、犬飼と植田、内田が並ぶ。ボランチは三竿健斗とレオ シルバ、2列目には遠藤と鈴木。そして前線ではペドロとともに金崎がゴールを狙う。ベンチにはGKの曽ケ端、昌子、西、伊東、永木、中村、山口が座る。



横浜は朝から雲一つない青空に恵まれた。今節唯一のナイトゲームは、通算57回目を数える「オリジナル10」同士の激突だ。トリコロールが待ち受けるスタジアムに、アントラーズレッドの背番号12が続々と足を運んでいく。晴天の下、ビジタースタンドの待機列は時間を追うごとにボルテージを高めていった。

キックオフ前には暗転の演出が行われたが、トリコロールの奏と暗闇を切り裂くように、アントラーズレッドの歌声が響き渡っていた。そして灯がともったスタジアム。現れたのは、情熱に満ちたビジタースタンドだった。勝利だけを目指して戦う90分が、ついに始まった。

ファーストユニフォームを纏った選手たちは立ち上がりからゴールを目指し、相手の背後を狙い続けた。最終ラインを高い位置に保つ横浜FMの戦術に対して、金崎やペドロが果敢な飛び出しを繰り返して脅威を与えていく。最初の決定機は6分、金崎が右サイドのスペースを突いて縦へ突破。ペナルティーエリアに入ってマークを剥がし、右足を一閃。しかし、シュートは相手GKに阻まれてしまった。





すると、最初の歓喜はトリコロールのものだった。7分、右サイドからのクロスを植田がブロックしたものの、こぼれ球が背後へ浮き上がる。遠藤渓にヘディングで押し込まれ、ゴールネットを揺らされてしまった。

ビハインドを負った鹿島だが、選手たちは下を向くことなくゴールを狙い続けた。前節に続いてサイドハーフを務める鈴木がタッチライン際でのバトルを繰り返し、鋭いロングパスを遠藤に通して攻撃の起点となる。高い位置でのプレスも時間を追うごとに鋭く機能し始め、ショートカウンターを仕掛ける場面が目立つようになった。そして、この日2度目の決定機は16分。ハイプレスでボールを奪うと、金崎がペナルティーエリア手前まで突破。右側を並走したペドロに預け、ゴール前へ走り込んでリターンパスを受けた。右足での一撃が決まったかに見えたが、惜しくも結実せず。相手GKに阻まれてしまった。



横浜FMを押し込み続けていた鹿島。だが、痛恨の2失点目を喫してしまう。21分、ペナルティーエリア手前からのFKを天野に直接決められ、スコアは0-2に。アウェイで2点を追う展開となった。

鹿島は反撃に転じた。25分経過後は両サイドバックの内田と安西が高い位置でプレーする機会が増え、人数をかけて敵陣へ押し込んでいく。28分にはペナルティーエリア右側で内田と遠藤、金崎が絡んだ攻撃を敢行。クロスのこぼれ球を鈴木が左足ボレーで狙ったが、相手DFにブロックされてしまった。35分には金崎がペナルティーエリア左外で倒され、FKを獲得。自らの右足で直接狙うと、鋭いシュートが枠を捉えたが、相手GKに阻まれてしまった。



0-2。攻勢をかけ続けた鹿島だが、45分間でゴールネットを揺らすことはできなかった。ロッカールームへと引き揚げる選手たちにビジタースタンドが送り届けたのは「奇跡を起こせ」という叫びだった。そして15分後、再び戦いの舞台へと姿を現したアントラーズレッドに、大きな鼓舞の声が飛ぶ。



後半キックオフから20秒足らず。鹿島はいきなりチャンスを作り出した。鈴木が正確なサイドチェンジを敵陣右サイドへ通すと、内田のクロスに遠藤が飛び込む。しかし、ヘディングシュートはわずかに枠を越えてしまった。55分にもリスタートから内田がパスを受けてクロスを上げ、金崎が頭で狙ったものの、枠を捉えることはできなかった。





後半の立ち上がり15分で反撃のゴールを奪うことができず、以後は次第にオープンな展開へと推移していく。大岩監督は62分に伊東、64分には山口を投入。交代カードを切って打開を試みた。



しかし、次のスコアもホームチームのものだった。カウンターを受けて鹿島陣内左サイド深くまで進出されると、一時は突破を阻止したものの、セカンドボールを拾われて二次攻撃を受ける。最後は仲川の折り返しを中町に押し込まれた。









65分の失点で、ビハインドは3点に。鹿島は失点直後に西を投入した。67分には山口が強烈なミドルシュートを放ったが、相手GKの手を弾いたボールはクロスバーを直撃。以後も必死に反撃を狙ったが、人数をかけて守備を固めた相手を攻略できず、次第に運動量が落ちるにつれてプレーの精度を欠いていった。結局最後まで、ともに戦い続けたビジタースタンドを沸騰させることはできなかった。





0-3。屈辱的なスコアが刻まれた。次戦は4日後、長崎とのナイトゲームだ。5日の浦和戦、9日の上海上港戦と、ホームでの戦いが続いていく。ビジタースタンドはブーイングとチームコールで選手たちを見送った。その意味を受け止めて、這い上がるしかない。
【この試合のトピックス】
・安西が3月10日の第3節広島戦以来の先発出場を果たした。
・ペドロ ジュニオールが4月3日に行われたACLグループステージ第5節の上海申花戦以来の先発出場を果たした。J1での出場は3月31日の第5節札幌戦以来6試合ぶりだった。
・山口が途中出場。14日の第8節名古屋戦以来、J1では2試合目の出場を果たした。


監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:大岩 剛
・攻撃の時、ボールが深い位置に入ったら慌てないこと。
・もっと最後の精度にこだわっていこう。
・後半、リスクを負ってでも前からいき、まずは1点をとろう。

横浜F・マリノス:アンジェ ポステコグルー
・コンパクトな陣形をキープすること。
・しっかり繋いで突破すること。
・強いメンタリティーを持って後半に入ろう!

[試合後]
鹿島アントラーズ:大岩 剛
選手たちは90分、本当に戦ってくれたと思う。積極的に前へ行ってくれた。ただ、前半の失点が非常に痛かった。そこから自分たちが盛り返すことはできたが、最後の精度を欠いた。非常に多くのサポーターが来てくれた中、結果を出せずに残念に思う。

Q.ホームゲームでいい流れを作っても、アウェイでリズムが悪くなることが続いているが?

A.ホームとアウェイを問わず、我々の課題は試合への入り方や失点の仕方、タイミングという部分。アウェイでは受け身になってしまうのか、後ろに重心を置いてしまう傾向がある。いつも話はしているが、それを拭い切れていない、積極的に行き切れていないところが失点につながっていると思う。

Q.横浜FMは非常に攻撃的なチームで、対策がカギだったと思うが、2トップにどのような守備タスクを与えていたのか?それへの評価は?

A.相手のビルドアップは非常に特殊で、警戒していた。2トップには縦関係になりながら守備をしてサイドに追い込もうと指示をしていた。後ろがダブついてコンパクトになり切れなかった場面が何回かあった中でサイドを突かれて失点してしまい、残念に思う。2トップは守備のところで力を使ってくれていたので、攻撃に行くときのパワーが足りなかったと思う。最後の精度のところに影響してしまったかなと思う。

Q.勝ち点3をなかなか掴めない中で、修正点や課題を多々感じていると思うが、継続すべきことは?

A.積極的に前から守備をする形を採っていて、アグレッシブにサイドを使いながら前線に人数をかけるということをやってきている。それを続けることが大事だが、失点がかさんでいるので、しっかりと守備ブロックや自陣での守備組織をもう一度洗い直さないといけない。継続しなければいけないことと、守備の面でやり直さないといけないことがあると感じている。

Q.守備をやり直さないとという話があったが、どのような部分か?

A.アグレッシブに行く守備、自陣でコンパクトにする守備、いろいろとあると思うが、自陣での守備がうまくいっていないと思う。セットプレーも、セカンドボールも、インプレーもそう。チーム全体として連動してやっていくことを見直したい。


横浜F・マリノス:アンジェ ポステコグルー
選手たちとサポーターにとっては非常に嬉しい結果になったが、非常に難しい試合だった。ここ数試合と比べてなかなかコントロールができなかった。ただ、違ったことはチャンスで決めることができて、守備でもハードワークができたこと。ただ繰り返しにはなるが、難しい展開になってしまった。


選手コメント

[試合後]

【安西 幸輝】
優磨と左サイドを崩そうという話をしていたけど、足りない部分がたくさんあった。相手が全て上回っていたと思う。自分なりに100%を出したつもりだけど、キレやプレースピードをもっと上げないといけない。

【犬飼 智也】
立ち上がりが悪い試合が続いている中で、またやられてしまった。先制点の場面では、ボールへ行く選手がはっきりしていなかったことが問題だったと思う。ホームで勝てるように前を向かないといけない。

【内田 篤人】
先に取られたことが良くなかった。点を取れない時は守備をしっかりすることで、その中で決まることもある。2点を取られてからは後ろに下がらない気持ちを持って、健斗とナオにカバーするように話した。裏をやられる覚悟で攻めに行った。

【遠藤 康】
今は何を言っても言い訳にしかならない。一人ひとりが頑張ってやるしかない。前を向いて、監督、選手、スタッフ、サポーターを信じてやっていくしかない。


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日刊鹿島

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