日刊鹿島アントラーズニュース

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2018年5月3日木曜日

◆浦和FW興梠慎三、オリヴェイラ新体制の初得点は「自分が取りたかった」と笑顔(GOAL)



浦和レッズのFW興梠慎三が、オリヴェイラ新体制での初ゴールを記録した。

「ファーストゴールは自分が取りたいと思っていた」

そう語るのは、鹿島アントラーズ時代にオリヴェイラ監督の下でプレーしていた浦和レッズのFW興梠慎三だ。

浦和は、オズワルド・オリヴェイラ監督の初陣となった明治安田生命J1リーグ第10節・柏レイソル戦を0-1で落とすと、続くJ1第11節・湘南ベルマーレも0-1で敗れていた。しかし、J1第12節・川崎フロンターレでは興梠が2得点を記録。試合も2-0で浦和が勝利を収めた。

無得点での2連敗に悔しさもあったのだろう。オリヴェイラ新体制での初ゴールを決めた興梠は「遅くなったが、点を取れて良かった。オリヴェイラがやろうとしていることに間違いはない。それを証明のためにも、勝ちたかった」と自身の得点以上に、オリヴェイラ監督へ白星をプレゼントできたことを喜んだ。

鹿島時代と現在の違いについて質問されると、「鹿島の時は、自分も若かった。オリヴェイラ監督になり、僕をスタメンで使ってくれるようになった」と振り返り、以下のように続けた。

「(鹿島時代とは)プレースタイルも違うが、信頼されていると思う。それに応えられるようにもっと結果を出さないといけない。チームの調子はそこまで良くないが、皆がオリヴェイラを信じていけば、必ず上位に行ける」

得点については「個人で打開してゴールを決めるタイプではない」と話す興梠。「周りがつないで、最後に自分が決める形が多くなってきている。みんなに感謝したいと思う。コンビネーションに関しては、もっと追求していきたい」と連係の向上が得点力アップにつながることを強調した。

興梠は昨季、20得点を記録して得点順位表で3位へランクインした。恩師の下で得点量産となるか。

浦和の次節は5月5日、興梠やオリヴェリラ監督にとっての古巣・鹿島とアウェイで対戦する。


浦和FW興梠慎三、オリヴェイラ新体制の初得点は「自分が取りたかった」と笑顔



◆徳島の“10番”杉本太郎、右ハムストリングス肉離れで離脱…岐阜戦で負傷(サッカーキング)





 徳島ヴォルティスは5月2日、MF杉本太郎が右ハムストリングス肉離れと診断されたことを発表した。同選手は先月15日に行われた明治安田生命J2リーグ第9節のFC岐阜戦で負傷。全治約6週間と診断されている。

 杉本は1996年生まれの21歳。帝京大可児高校から2014年に鹿島へ加入した。在籍3シーズンで、明治安田生命J1リーグで通算19試合出場1ゴール、ヤマザキナビスコカップ(現・JリーグYBCルヴァンカップ)で2試合出場1ゴール、天皇杯で5試合出場1ゴールを記録。昨季から期限付き移籍で徳島に加入し、明治安田生命J2リーグで全42試合中41試合出場6得点を記録した。そして今季はJ2第11節終了時点で9試合出場1得点。負傷した岐阜戦まで全試合でピッチに立っていた。

 徳島は今季、明治安田生命J2リーグ第11節を終えて3勝2分け6敗の勝ち点「11」で17位につけている。次節は5月3日、愛媛FCとのホームゲームに臨む。


徳島の“10番”杉本太郎、右ハムストリングス肉離れで離脱…岐阜戦で負傷




◆イタリア不在のW杯でも「すね当て」主役はイタリア(ニッカン)





<ギアがサッカーを変える(3)>

 強豪イタリアが出ないワールドカップロシア大会でも靴下に隠れた“主役”はイタリアだ。目立たないが重要なすね当て。イタリア・パルマ郊外に工房を構える小さなカンパリ社が、世界の巨人として君臨している。

 完全ハンドメード。F1フェラーリのボディー加工技術を生かしたカーボンでできており、耐久性は群を抜く。愛用する日本代表DF昌子源(鹿島アントラーズ)は「めっちゃくちゃ頑丈って聞きました。ピストルの弾やったら貫通しないぐらいだって」と絶大な信頼を寄せている。

 同社の代表エンリコ・カンパリ氏は元フェラーリの技術者。F1のギア部門にいた。昌子のコメントをぶつけると「弾をはね返す? そんなことはない。うちのすね当ては確かに耐久性はあるが、カーボンは、ひどいショックを受けたら形が変わったり、ヒビが入ったりする。それで脚を守っている。そうでなければ、大事な脚の方が壊れてしまう。ここはとても重要な点だ」と製品と同様、まじめに答えた。

 同社は好きな絵柄を表面に自在にデザインすることで違いを出した。カンパリ氏は「何でもやる。ただ、政治的なものや差別的なメッセージは断るが」。この自由なデザイン性も人気の秘密。今では大手も追随する。

 現在もアグエロ、ブフォンら世界の超一流が使用し、日本代表でも本田圭佑らが使い主流。カズ愛用のルパン三世がデザインされた逸品を、りさ子夫人がブログで紹介したこともある。アグエロやポドルスキは、人気漫画「キャプテン翼」のキャラクターをデザインしてもいた。

 かつて利用していたメッシとロナルドは、現在いずれも巨額の契約を結ぶアディダス社、ナイキ社のものを利用しているようだ。これもカンパリ社の勢力拡大で、見えないすね当てにも競争が生まれ、契約メーカーによる縛りがきつくなったからだとみられる。

 アディダスやナイキなど大手ブランドの最高級品でも1万円でお釣りがくるが、カンパリ社製は最高級品で30万円超と破格。だが、大事な商売道具で、耐久性とデザイン性にも優れるとあって、高給取りの選手たちは、ほとんどが高いと言わない。見えない部分への工夫が、オシャレ心をくすぐっているのかもしれない。

 すね当ての歴史は、比較的新しい。現在は競技規則でも着用が義務付けられているが、昔は違った。「闘牛士」と呼ばれたアルゼンチンのケンペスは母国開催の78年W杯で優勝し、MVPと得点王に輝いた。当時のケンペスはソックスを足首まで下げ、すねをむき出しにしてプレーした。あの印象的なシーンは、安全上の観点からも現代ではもうあり得ない。

 電撃解任されたハリルホジッチ氏が言い続けたデュエル(球際の攻防)では、激しいせめぎ合いが起きる。まさに弁慶の泣きどころを守るプロテクター。見えない安心が一瞬のプレー、そして勝負を分ける。【波平千種通信員】


イタリア不在のW杯でも「すね当て」主役はイタリア



【参考】
暑い夏でしたね:->(設楽りさ子オフィシャルブログ)
https://ameblo.jp/miura-risako/entry-11608131815.html


↑三浦カズ愛用モデルだそうです。

◆好アシストもPK献上…長崎のルーキー米田、対峙した内田篤人に「余裕が違う」(ゲキサカ)





[5.2 J1第12節 鹿島2-1長崎 カシマ]

 すぐに取り返した。V・ファーレン長崎は立ち上がりの前半4分に左サイドから失点。「自分のサイドからクロスを上げられた」と悔やんだのが、左サイドハーフで先発したMF米田隼也だった。

 マッチアップするDF内田篤人がオーバーラップから先制点をアシスト。「余裕が違うというか、いろんな経験をしている選手。プレーの余裕が違うなと、すぐに感じた」というが、前半18分に奪い返す。MF新里涼からの縦パスに反応した米田が内田の背後のスペースに飛び出し、左足のピンポイントクロスでFW鈴木武蔵の同点ヘッドをアシストした。

「いいポジションが取れて、相手のマークがズレた。思い切りクロスを上げられた」。1-1の同点に追いつく殊勲のアシストだったが、前半29分、自陣PA内に走り込んだMF遠藤康を倒してしまい、PKを献上。これをFW金崎夢生に決められ、再び勝ち越しを許した。

「自分のサイドから失点して、PKも(相手を)倒してしまった。守備のところは課題。アシストとかゴールを狙っていたので、アシストできたことだけは収穫だった」。今季、順天堂大から入団したルーキーはそう唇を噛んだ。

 この日は6試合ぶり2度目のスタメン。チームは前節の広島戦(0-2)で連勝が4で止まっていただけに「ここで流れを変えたい思いがあった」が、「(鹿島は)サイドハーフが守備に関わらず、(高い位置に)残っているシーンが多かった。相手のカウンターの迫力は今までやってきた中でもすごかった。(カウンターへの対応で)体力的に消耗して最後の精度を欠いた」と、鹿島の試合巧者ぶりに思わずうなった。

(取材・文 西山紘平)


好アシストもPK献上…長崎のルーキー米田、対峙した内田篤人に「余裕が違う」


◆内田“上げてきた”J復帰後初アシスト!鋭いクロスで白星貢献(スポニチ)


明治安田生命J1第12節 鹿島2―0長崎 ( 2018年5月2日 カシマ )





 鹿島はホームで長崎を2―1で下し、リーグ戦4試合ぶりの勝利を挙げた。DF内田篤人(30)がJリーグ復帰後初アシスト。前半4分に右クロスで先制点を演出し、復活を印象づけた。浦和は興梠慎三(31)の2ゴールで川崎Fに2―0の勝利を収め、オリヴェイラ監督就任後、初白星となった。

 正真正銘の鮮やかなアシストだった。前半4分、内田がオーバーラップ。走る勢いを落とさずにMF遠藤からパスを受けると、ペナルティーエリア内右からダイレクトで鋭いクロスを入れた。

 「(鈴木は)ヘディングがうまい選手。とりあえず速いボールを入れた」。先制点が決まると、鈴木の背中をぽんぽんと優しく叩いた。4月25日の神戸戦でもクロスで鈴木の得点を演出。この時は一度GKにはじかれており、今回は紛れもない日本復帰後の公式戦初アシストとなった。

 右太腿裏痛から復帰した先月14日の名古屋戦以降、リーグ戦5試合連続で先発中。この日は2月14日のACL上海申花戦以来、リーグ戦では初のフル出場を果たした。アシストよりうれしかったのはフル出場の方。日本代表の早川コンディショニングコーチが視察する前で「体的にもボール的にも合ってきている。トラップも良くなってきた」と復活への階段を着実に上がっていることをアピールした。背番号2を引き継いだOBの元日本代表DF名良橋氏からも「サッカーを分かっている。ドイツでの経験がプラスになっている」と太鼓判を押された。

 先月26日には、22歳の誕生日を迎えた鈴木にライダースジャケットを贈り「これからもっといっぱい点取ってくれ」と声を掛けた。「器が広いっていうか、人と違うところを見ている」。鈴木は後輩思いの心意気を十分に受け取っていた。内田、鈴木とつないで奪った先制点を皮切りに、チームは公式戦5試合ぶりの白星。内田とともに鹿島も上昇気流に乗っていく。


内田“上げてきた”J復帰後初アシスト!鋭いクロスで白星貢献




◆鹿島4戦ぶり白星!優磨弾呼んだウッチー初アシスト(サンスポ)





 明治安田J1第12節(2日、鹿島2-1長崎、カシマ)鹿島の元日本代表DF内田が右クロスで今季初アシストをマークした。前半4分に攻め上がると、ゴール前にラストパス。FW鈴木のヘディング弾をおぜん立てし、4月14日の名古屋戦以来4試合ぶりの先制点を導いた。今季リーグ戦初のフル出場で勝利に貢献した内田は「ボール(の感覚)が体に合ってきている。(90分)全部いくつもりだった」と振り返った。


鹿島4戦ぶり白星!優磨弾呼んだウッチー初アシスト




◆鹿島内田フル出場で復活 「前半抑えず」に価値(ニッカン)





<明治安田生命J1:鹿島2-1長崎>◇第12節◇2日◇カシマ

 走り抜けた。最後まで。4試合ぶりの勝利を告げる笛をピッチで聞けたのは、今季初めてだった。鹿島アントラーズDF内田篤人は2月14日のACL上海申花戦以来、今季2度目のフル出場を果たした。Jリーグ復帰後、初アシストという結果を携えて。だが、価値が高いのはそのアシストよりも「フル出場」と即答した。「前半抑えて、という感じではないので」。問題なし-。それを見せつける試合だった。

 何よりチームに活力を与えたのが、前半4分だった。MF遠藤がボールを持った瞬間、トップスピードで駆け上がった。縦パスが出るが、相手はついてこれない。「ゴロか、頭か。とりあえず速いボールをマイナス(の角度)にと思っていました」。右クロスはFW鈴木の頭にピタリ。09年12月5日の浦和戦でFW興梠に決めて以来、リーグ戦で3070日ぶりのアシストだった。当時も勝利。それはこの日も。役者が仕事をすれば、鹿島は上昇する。


鹿島内田フル出場で復活 「前半抑えず」に価値



◆巻き返しの狼煙に…昌子「優勝争い、優勝のことしか考えてない」(ゲキサカ)





[5.2 J1第12節 鹿島2-1長崎 カシマ]

 下を向くことはなかった。先制から14分後の前半18分、鹿島アントラーズは右サイドのスペースを突かれ、クロスを上げられると、ゴール前でDF昌子源がマークを見失い、FW鈴木武蔵にヘディングシュートを決められた。

 1-1の同点に追いつかれ、嫌な雰囲気にもなりかねない中、「マークを離した張本人が下を向いてない」(昌子)と、気持ちを切り替え、流れを食い止めた。すると前半30分にPKで勝ち越しゴール。後半は長崎にボールを保持される時間も長かったが、決定的なチャンスはつくらせず、きっちり2-1で逃げ切った。

「僕自身の評価としては、失点シーン以外は完璧にできたと思う。自分の中でインターセプトが調子のバロメーター。インターセプトの読みも合っていたし、出足も良かった。足の不安はあったけど、気持ちで乗り切れた」

 昌子自身、3試合ぶりの先発復帰。チームは最近7試合で1勝2分4敗と苦しみ、前節の横浜FM戦は0-3の惨敗だった。「負けが続いているときは話し合いが多かったけど、やるのはピッチ。今日はしっかりピッチで示せたと思う」と胸を張る。

 リーグ戦は約3分の1となる12節を終え、4勝3分5敗の勝ち点15。順位は15位から13位に上がったとはいえ、首位を独走する広島には勝ち点16差を付けられている。それでも「僕自身の意見だけど、残留争いはまったく考えてない。優勝争い、優勝のことしか考えてない」と力説する昌子は「全然不可能ではないと思っているし、そのためには勝ち続けないといけない。今日からいい波に乗っていけるように。絶対に優勝させてやるという気持ちでやっていく」と言い切った。

(取材・文 西山紘平)


巻き返しの狼煙に…昌子「優勝争い、優勝のことしか考えてない」




◆鹿島昌子「張本人が下向かず」負の流れ断った覚悟(ニッカン)





<明治安田生命J1:鹿島2-1長崎>◇第12節◇2日◇カシマ

 「魔の立ち上がり」となっていた今季の鹿島。そこで、強い覚悟が見て取れた。

 左サイドのDF安西幸輝のスローインから始まったプレー。FW鈴木優磨が頭でそらして、FW金崎夢生がボールをキープした。中央の鈴木に渡すと、ボールは右のMF遠藤康へ。その瞬間、右サイドをDF内田篤人がトップスピードで駆け上がった。長崎の選手がついていけない。そこに縦パスが出た。中を見れば、3人もいる。「ゴロか、頭か。とりあえず、速いボールをマイナス(の角度)にと思っていました」。

 走り込んだのは、鈴木だった。ほんの少しバックステップを踏みながら、頭で角度を変える。「(内田は自分を)常に見てくれているし、オレも見てほしいと言っているので、そういう形が出た」。先制点が生まれた。内田のJリーグ復帰後、初アシスト。そして、鈴木のリーグ3点目。それはわずか前半4分のことだった。

 前節、横浜F・マリノスに0-3で大敗。チームは15位まで落ちた。先制点を許すと、リズムを見失う。同点でも、まるで負けているかのような雰囲気になる。負の流れに覆われていた。それが、この日はなかった。

 前半18分に、同点に追いつかれた。DF昌子源がマークを外されて、FW鈴木武蔵に同点ヘッドを決められた。だが「あの失点は時間帯的にも痛かったが、自分自身、気持ちを切らさずにできたのが良かった。チーム全体としても、みんな上を向いていました。マークを離した張本人が下を向いていないので」と昌子。その気持ちがチームに伝染した。前半30分の金崎の勝ち越しPKは、昌子の鋭い縦パスを金崎がそらして、受けた遠藤が倒されて得たもの。今季初めて1-1から勝ち越した。負けられない。その思いが出た試合だった。

 昌子は言う。「僕自身の意見ですが、残留争いなんて全く考えていない。優勝争いのことばかり考えていますし、優勝争いどころか、優勝のことばかり考えています。それができると信じていますし、不可能ではないと思う。それには勝ち続けないといけない。この勝利は大きいが、1つ勝っただけですし、連勝もしていない。次に切り替えてやっていく」。強い決意を示した。


鹿島昌子「張本人が下向かず」負の流れ断った覚悟




◆【鹿島】エースの“キックオフ・ドリブル”に決勝点直後の激論…反撃の狼煙となるか(報知)





 ◆明治安田生命J1リーグ▽第12節 鹿島2―1長崎(2日・カシマスタジアム)

 鹿島がリーグ戦4試合ぶりの勝利をつかんだ。前半4分、「目に見える結果が欲しかった」というDF内田篤人のクロスをFW鈴木優磨が頭で押し込み先制。同30分には、この日J1通算250試合出場のFW金崎夢生がPKで沈めて決勝点を挙げた。

 鹿島ボールのキックオフだった試合開始の笛が鳴ると、金崎は背後の味方を鼓舞するかのように相手11人が待つ敵陣へドリブル。相手のファールを誘った。金崎が決勝弾を決め、ガッツポーズを作った時には既に、MF小笠原満男と内田がセンターサークル付近で激論を交わしていた。さらに直後の長崎のキックオフ前にはベンチから柳沢敦コーチが飛び出し、鈴木へ大声でポジショニング修正の指示を飛ばした。DF昌子源が「勝てない時期は話し合いが多かった。でもやるのはピッチ」と振り返るように、戦い続ける姿勢をピッチで表現することが待望の白星を呼び込んだ。

 2トップに得点が生まれ、内田もリーグ戦6試合目で初のフル出場。昌子は「残留争いなんて考えていない。優勝しか考えていないんで。今日からいい波に乗れるように。優勝を目指す」とうなずいた。15位からの反撃の狼煙(のろし)となる勝ち点3を手にした。


【鹿島】エースの“キックオフ・ドリブル”に決勝点直後の激論…反撃の狼煙となるか



◆【鹿島】優磨、金崎弾で4戦ぶり白星 昌子「優勝を目指していく」巻き返し誓う(報知)





 ◆明治安田生命J1リーグ▽第12節 鹿島2―1長崎(2日・カシマスタジアム)

 鹿島がFW鈴木優磨とFW金崎夢生のゴールで長崎を下し、リーグ戦4試合ぶりの勝利を手にした。

 前半4分、右サイドを駆け上がったDF内田篤人のクロスを鈴木が頭で押し込み先制。同18分に失点したが、この日J1通算250試合出場の金崎が同30分にPKを沈めて勝ち越した。

 鈴木は「内容は改善しないといけない部分が多い」としつつも「いい時間に(先制点が)取れた」とうなずき、リーグ戦初のフル出場を果たした内田も「いつも(フル出場で)やれるつもりだったから。アシストという目に見える結果が欲しかった」と手応えを口にした。

 DF昌子源は「あくまで自分の評価ですけど、今日は失点シーン以外は(自身のプレーは)ほぼ完璧だったと思う」と振り返り、「この勝利はすごく大きいけど、1つ勝っただけ。今日からいい波に乗れるように、優勝を目指していきたい」と語った。


【鹿島】優磨、金崎弾で4戦ぶり白星 昌子「優勝を目指していく」巻き返し誓う




◆鹿島38歳曽ケ端が今季初先発へ 低迷危機救えるか(ニッカン)





 15位と低迷する危機を救うべく、38歳の鹿島アントラーズGK曽ケ端が今季リーグ戦初先発を果たすことになった。

 立ち上がりの失点が課題だけに、大岩監督は「彼のストロングポイント」という、DF陣との連係の鍵となるコーチングに期待した。98年に小笠原らとともに入団し、栄光も挫折も知る守護神は「みんなで助け合いながらできればいい。そういう雰囲気に持って行ければ」と頼もしく話した。


鹿島38歳曽ケ端が今季初先発へ 低迷危機救えるか




◆J1 鹿島2-1長崎 もがく鹿島、辛勝(毎日新聞)





 (第12節・2日)

 ▽カシマ 観衆11848

鹿島 2 2-1 1 長崎
     0-0

 4分・鈴木(鹿)
18分・鈴木(長)
30分・金崎(鹿)PK

 <鹿島2-1長崎>

 鹿島がもがいている。PKの得点もありJ1初参戦の長崎に競り勝って4試合ぶりの白星を挙げたが、なかなか内容は伴わない。

 前半4分の先制点こそ流れるようなサイド攻撃で「鹿島らしさ」の片りんは見せた。右サイドでDF内田の追い越しから低いクロス。中央で鈴木が頭でゴール左へ流し込んだ。

 だが、リードしても余裕がないところにチーム状態が表れている。18分、自陣右サイドで簡単にクロスを上げられ、長崎のFW鈴木をマークしていた昌子は競ることもできず頭で決められた。あっけない失点にホームの観客席からは、どよめきすら起こらない。遠藤の突進からPKで勝ち越したが、後半は長崎に攻め込まれて耐える時間が続いた。

 「勝ったからこそ突き詰めないといけない。もっといい試合ができた」と遠藤。タイトル奪還を狙う今季は得点力不足で低空飛行が続き、焦りにつながる悪循環だ。リーグ戦も3分の1を経過して黒星が先行し、下位での戦いが続く。「残留争いなんて考えていないし、優勝できると信じている。勝ち続けないと」と昌子。勝利を自信にしていけるか。【大島祥平】


J1 鹿島2-1長崎 もがく鹿島、辛勝




◆2018明治安田生命J1リーグ 第12節(オフィシャル)





明治安田J1 第12節

鈴木と金崎のアベック弾!鹿島が長崎を撃破、リーグ戦4試合ぶりの勝利!

不甲斐なき4月を経て、迎えた5月の初戦。鹿島が聖地で再出発を告げる勝利を収めた。J1第12節、V・ファーレン長崎を初めてカシマスタジアムに迎え撃った一戦。開始4分に鈴木のヘディングシュートで先制点を奪うと、同点に追い付かれて迎えた30分、金崎がPKを決めて勝ち越しに成功する。後半は得点こそ生まれなかったが、2-1と逃げ切って4月14日以来の勝利を収めた。

4月の公式戦8試合は1勝3分5敗という、この上なく不甲斐ない結果に終わった。AFCチャンピオンズリーグでは日本勢唯一のラウンド16進出を遂げたが、J1の順位は15位まで落ち込んでいる。4日前の横浜FM戦では0-3と惨敗。アウェイ4連敗となり、ビジタースタンドは失意と暗澹たる思いで覆われてしまった。関東で続いた敵地での戦い、その全てでホーム側を凌駕する情熱を注ぎ続けてきたからこそ、突き付けられた現実は極めて重かった。

沈黙と怒号、ブーイング、そして引き揚げる選手たちの背中へ注がれたチームコール。幾多もの思いと向き合い、選手たちは鹿嶋への帰路についた。4月29日の午後練習から準備を再開し、来たるべき5月へと歩みを進めていく。チームはミーティングを重ね、グラウンドでも意思疎通を繰り返し確認していった。三竿健斗は「やっていることは間違っていない。やり続けることが大事だと思う」と継続の重要性を強調。復活を遂げた安西も「勝てない状況が続いているけど、チャレンジを続けていかなければいけない」と前向きのベクトルを放っていた。

青空に恵まれた試合前日、チームは9時30分から最終調整に臨んだ。激しいマッチアップを繰り返したセットプレー練習、そして紅白戦で攻守の連係を確認していく。横浜での90分をベンチで見届けた昌子は「問題は対戦相手ではない。いかに自分たちのサッカーを見せられるかだと思う」と決意を述べ、「交代メンバーも含めて、試合に出られるのは14人。その選手たちがアントラーズの代表として、サポーターやメンバー外の選手の分も含めて、しっかりプレーで示したい」と、鹿のエンブレムを纏う責務を改めて口にしていた。

中3日で臨むホームゲームへ、指揮官は4名の先発変更を施した。ゴールマウスを曽ケ端に託し、今季のJ1で初先発初出場。そしてセンターバックの一角に昌子、中盤には小笠原と中村を復帰させた。最終ラインは昌子のほか、内田と植田、安西が並ぶ。ボランチでは小笠原とともに健斗がコンビを組み、2列目は中村と遠藤。そして前線ではJ1通算250試合出場を達成した金崎と鈴木が虎視眈々とゴールを狙う。さらにベンチには、GKのクォン スンテ、西、犬飼、レオ シルバ、永木、ペドロ ジュニオール、山口が座る。

ゴールデンウィークの谷間にあたる平日のナイトゲームだが、聖地には続々と背番号12が足を運んだ。新たな月、そしてホーム3連戦の幕開けを告げる重要な90分へ――。時間を追うごとに仲間の数が増えていき、そしてボルテージが高まっていく。今季のJ1初先発を果たした曽ケ端を呼ぶ声が、鹿嶋の空に響き渡った。そしてフィールドプレーヤーがウォーミングアップに姿を現すと、大きなチームコールが降り注がれる。ゴールと勝利を渇望する声が、選手たちの闘志に火をつけていた。

19時3分、キックオフ。金崎とともにセンターサークルに立った鈴木は、ホイッスルと同時に敵陣へとボールを運んだ。反撃の狼煙を上げるべく、闘志を全身で示すかのような突進。勝利だけを目指して戦う、聖地での90分が幕を開けた。



早々に先制を許した前節の反省から、立ち上がりの試合運びが課題であることは明白だった。鹿島は3分にペナルティーエリア左側からシュートを打たれたものの、動じることなく落ち着いて時計の針を進めていった。そして4分、ファーストシュートが歓喜の瞬間を生み出した。敵陣左サイドで金崎が粘り、ペナルティーエリア手前へパスを通す。鈴木を経由して右サイドの遠藤へ展開すると、オーバーラップした内田へ絶妙のスルーパス。背番号2がワンタッチでピンポイントのクロスを上げると、反応したのは鈴木だった。ニアサイドからのヘディングシュートをゴール左隅へ届ける。1-0。実に5試合ぶりの先制ゴールで、鹿島がリードを奪った。



幸先の良いスタートを切った鹿島は、長崎にボールを持たれる時間が長くなったものの、しっかりとブロックを組んで対応していく。しかし18分、カシマ初参戦のビジターチームにスコアを刻まれてしまった。右サイドからクロスを上げられ、鈴木武のヘディングシュート。曽ケ端はその軌道を見送ることしかできなかった。1-1。リードを保てていたのはわずか15分弱だった。

踏みとどまることができるのか、後退してしまうのか。真価を問われる展開となった。鹿島は失点直後、金崎が強烈なミドルシュートを放って追加点への意欲を示す。23分には小笠原のサイドチェンジから内田が正確無比のトラップで起点を作り、遠藤を経由して右サイドの背後へ。流れるような鮮やかな攻撃で守備網を突破すると、金崎の折り返しに中村が反応する。しかし、グラウンダーのボールに合わせることはできなかった。





25分経過後は拮抗した展開となった。だが、鹿島が一瞬の隙を突いて決定機を迎える。昌子の縦パスを金崎が背後へ逸らすと、ペナルティーエリア右側に入った遠藤が縦へ。相手DFのタックルを受けて倒され、PKを獲得した。キッカーを務めるのは、250試合出場を達成したエースだ。30分、金崎夢生。背番号10のシュートがゴール左隅へ突き刺さり、鹿島が勝ち越しに成功した。



再びリードを得た鹿島は、しっかりとブロックを組んで対応する守備でリズムを構築。35分にはリスタートから小笠原がアーリークロスを上げ、鈴木がヘディングシュートを放つ。枠を捉えることはできなかったが、百戦錬磨の大黒柱が一瞬の隙を尽き、チャンスを演出してみせた。前半は2-1で終了した。



雨脚が強まった鹿嶋の夜、アントラーズレッドの情熱が冷めることはない。ホーム側スタンドへ攻める後半、鹿島はさらなる得点を目指していった。開始早々の47分、鈴木のポストプレーから左サイドへ展開すると、スペースを得た安西が瞬時の加速で縦へ突進。スピードを上げて視界にゴールを捉えると、タイミングを計って右足を振り抜いた。強烈なシュートは左ポストを直撃。さらにこぼれ球を拾った健斗も右足で狙う。相手GKに阻まれてしまったが、得点の予感を存分に漂わせた。





60分経過後は長崎にボールキープを許し、鹿島陣内でプレーされる時間が続いた。健斗が「リズムが悪くなった時に修正できるようにしないと」と振り返っていた通り、前線でボールが収まらない展開は反省材料だ。だが、センターバックの昌子や植田が鋭いカバーリングとマッチアップを繰り返して攻撃の芽を摘み続け、長崎に決定機を作らせることはなかった。 



大岩監督は73分、永木をミドルゾーンに配して推進力を加えた。以後も長崎に押し込まれる時間が続いたものの、機を見たカウンターでゴールを脅かす。83分にはドリブルでペナルティーエリア右手前まで持ち込んだ遠藤が左足を一閃。得意の位置から狙い済ました一撃を枠へ飛ばしたが、惜しくも左ポストを直撃してしまった。





残り時間は10分を切った。指揮官は86分に西、89分に山口を投入して勝利への希望を託す。長崎はパワープレーを敢行してきたが、3分と表示されたアディショナルタイムも全ての攻撃を無力化してみせた。雨中のカシマに勝利を告げるホイッスルが鳴り響く。2-1。4月14日以来の歓喜が聖地を包んだ。







再出発を告げる3ポイントを携え、鹿島は歩みを進めていく。次戦は中2日でのホームゲームだ。5日、浦和をカシマスタジアムに迎え撃つ。チケットは既に完売。幾多もの美しき記憶をともにした指揮官を敵に回し、満員の聖地で勝利を掴みに行く90分だ。連勝街道を突き進むために。準備は今この時から始まっている。



【この試合のトピックス】
・長崎とは公式戦での初対戦で初勝利を収めた。
・金崎がJ1通算250試合出場を達成し、53得点目を記録した。今季6得点目。
・鈴木が今季のJ1で3得点目を挙げた。
・曽ケ端が今季のJ1初先発初出場を果たした。公式戦出場は4月3日のAFCチャンピオンズリーグ グループステージ第5節の上海申花戦以来だった。
・昌子、小笠原、中村がJ1で3試合ぶりの先発復帰を果たした。


監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:大岩 剛
・相手のシャドウに対して守備の対応をはっきりさせること。
・攻撃の時、クロスに対して、中に入る人数をもっと増やそう。
・選手同士が幅をとり、サイドチェンジを効果的につかって攻めよう。


V・ファーレン長崎:高木 琢也
・しっかりボールにコンタクトしていこう。
・十分チャンスはある。頑張っていこう。


[試合後]
鹿島アントラーズ:大岩 剛
非常にいい形で得点を取ることができ、前半は非常にいい流れだった。失点する時間が少し早かったことは誤算で、相手を勢いづけてしまったことは反省点。しかし、後半は相手の勢いを受けながらも、耐えて、自分たちの攻撃につなげることができたことは、今週取り組んできたことを選手たちが非常によくやってくれたと思う。

Q. シンプルにボールを動かしていたように見えたが、どう感じているか?

A. その通り選手がシンプルにボールを動かしていた。ピッチの状況もあると思うが、ミスが出てしまったところもあったので、そこはしっかり修正していきたい。

Q. 先制した後のチームとしての狙いは?

A. 先制した時間帯が非常に早かった。そのまま行こうと指示したが、いかんせん、早い時間帯の得点だったため選手たちのギアが上がりきらなかった。チームとして、しっかりもう1点取りに行くという勢いを相手に与えるために、意思統一していかなくてはいけないと感じている。


V・ファーレン長崎:高木 琢也
負けてしまい、残念な結果となった。早い時間にゴールを許してしまった。その後アントラーズがもっと前からプレッシャーをかけてくるかと思ったが、ブロックを作るような形で自分たちがボールを持つ時間がやや増えた。そのなかで変化が足りなかったと思う。一度は同点に追いついたが、1-1の状態で相手のサイドをポイントに攻めることができれば、もっとアタッキングサードに入ることができたと思う。連戦のなかで選手たちはよく頑張ってくれた。できるだけコンディションを早く戻したい。チームとしてやっていることをフィードバックして選手たちにアナウンスし、次のゲームに備えたい。


選手コメント

[試合後]

【鈴木 優磨】
内容は良くなかったけど、勝つことができて良かった。チームとしては前半のうちに勝ち越せたことが良かった。次も勝てるように頑張ります。

【安西 幸輝】
勝てたことはとても良かったと思うけど、先制した後にすぐに失点してしまった。そこを修正しないといけない。修正点は多々あると思う。次の試合に向けてしっかりと取り組んでいきたい。

【内田 篤人】
フルで出るつもりでいたし、やれると思っていた。2点目を取れたことが大きかった。個人的にも、体の状態もトラップの感覚も上がってきていて、周りとも合ってきている。次もホームで、いい雰囲気でできると思う。楽しみにしたい。

【三竿 健斗】
後半は取ったボールをすぐに失ってしまってあまりうまくいかなかったけど、その中でも勝てたことは良かった。先制点を取れたことは良かったし、追い付かれた後に前半のうちに突き放すことができたのが良かった。

【昌子 源】
後半は押し込まれてしまって、戦い方をもっと工夫しなければいけなかった。アントラーズは勝ち続けないといけない。ここから良い波に乗っていけるようにしたい。苦しい中で、全員の力で掴んだ勝利だと思う。

【遠藤 康】
勝った試合だからこそ、突き詰めていかないといけない。もっとできた部分がある。そこは厳しくやっていきたい。今日も特別なことはしていないし、当たり前のことをやり続けることで結果は出ていくと思う。

【植田 直通】
勝つことがこんなに難しいのかと思った。ただ、連勝をしていかないと意味がない。時間をかけて話をしてきた中でやれた部分もあったし、改善点もあった。連勝するためにいい準備をしたい。




2018明治安田生命J1リーグ 第12節

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