日刊鹿島アントラーズニュース

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2018年5月19日土曜日

◆プレデター18の魅力を語り尽くせ!!内田篤人がスパイクの“プロ”と緊急座談会(ゲキサカ)





 アディダスが2017年11月に発売した「プレデター18.1」は、アディダスの伝統とイノベーションを融合した新しいサッカースパイクだ。1994年に登場した初代プレデターからの系譜を受け継ぎつつ、最新のテクノロジーを搭載。まったく新しいプレデターに進化を遂げ、ボールコントロールコンセプトのスパイクとして確固たる地位を築いている。DF内田篤人(鹿島)も昨年11月から実際に「プレデター18.1」着用し。履き心地の良さとボールコントロール性能の高さを実感している。

 ゲキサカでは今回、アディダスでスパイク開発を担当する山口智久氏、日本初のスパイクマイスターとしてゲキサカでもお馴染みのKohei氏に参加してもらい、内田と3人で座談会を実施。「プレデター18.1」の魅力を大いに語り合ってもらった。





山口 まず、あらためて「プレデター18.1」の主な性能をご説明させていただきます。「プレデター18.1」はボールコントロールがコンセプトのスパイク。最新のニット素材を使い、ソックス一体型構造で足をホールドしながらプレデターならではの凸凹フィン構造がプレイヤーのボールコントロールをサポートするのが特長です。昔のプレデターは今に比べてかなり重かったのですが、現在の「プレデター18.1」は軽量化を実現した中で、柔らかいニット素材を使いながら、それでもフィン構造を通じてしっかりとボールに力を伝えることのできるスパイクに仕上がっています。





内田 このギザギザの部分ですか?

山口 そうです。この表面の凸凹加工がフィンです。

内田 これ、「フィン」って言うんですね。

山口 魚のヒレみたいな凸凹の形状をプレデターシリーズではずっとフィン形状という形で搭載しており、今回のものはその最新型になります。

内田 ピッチの芝生は水を撒いた影響で濡れていることが多いので、ボールが滑りやすいこともあるんですが、「プレデター18.1」はこの前足部の段差が摩擦を生み出してくれる感じがあって、ボールタッチもしやすい感触があります。正直、この加工はありがたいですね。

Kohei プレデターの系譜が活きている感じがして、フィン加工のボールグリップ性の高さは良いですよね。「プレデター18.1」の履き心地はいかがですか?

内田 履き口に高さがあるスパイクが好きなので、ニットの履き口気に入ってます。くるぶしとか足首を守ってくれている感じがして、安定感があるし、ニット素材のフィット感も良い。試合中の接触プレーで相手に蹴られたりすると、くるぶしのあたりはすぐ出血してしまうんですけど、「プレデター18.1」のようなハイカット形状のニットスパイクは足首をカバーしてくれるので、ケガの予防にもつながっていると思います。







Kohei なるほど。“足首の保護”という側面もあるということですね。ニットのフィット感はいかがですか?

内田 ソックスを履いているままの延長線という感じで、足がピッタリと包まれている感触は好きですね。前のモデル(エース17.1)と比べたらニット自体も柔らかくなっていますし、ニット素材ならではのフィット感というか、足がキュッと包まれている感触があります。足と一体化している感じで、靴ひもを強く締める必要がないくらいピッタリとフィットしてくれています。

Kohei 「エース17.1」と比べたら断然フィット感が良くなってますよね。私もそれは感じました。他に「プレデター18.1」で気に入っている部分はありますか?

内田 ボールをカーブさせたいときや回転をかけたいときにフィン加工の摩擦が役立っていますし、スタッドのグリップ性も良いですね。足首ごと全体的にニットがカバーしてくれていることでしっかりと踏ん張れます。Jリーグのピッチは綺麗ですが、ACLなど日本と違うピッチコンディションでプレーするときもちゃんとグリップが効くというか、足元が全然グラつかない安定感が気に入っています。

Kohei ニットのフィット感に安定感、ボールコントロール性が兼備されてる感じですね。内田選手は昔から天然皮革のスパイクを履かれてきましたが、ニットのスパイクに履き替えることに違和感はなかったですか?

内田 特に違和感はなかったですね。結構なんでも履きこなせちゃうので(笑)。

Kohei 内田選手は高校時代に「プレデターパルス」を履かれていましたが、昔のプレデターと今のプレデターを比較してどういう違いを感じますか?

内田 昔のプレデター、全然覚えてないです……(笑)。

Kohei 当時のプレデターの写真を用意してきました。これです。



内田 (写真を見て)あー、このスパイクね! 思い出しました。その黒・白・赤のカラーは印象に残っています。昔のプレデターはこういう色使いの印象が強いですね。名波(浩)さんとかも履いていましたよね? このころのプレデターは結構重かった印象があるので、今のほうが断然軽いと思います。フィット感も今のほうが良くなっていますし、ボールに触れた感触というか、どこでどのくらいボールタッチしているかという感覚も「プレデター18.1」のほうが分かりやすいですね。見た目とか色とかは昔のプレデターのほうが好きですけど(笑)。

山口 “軽さ”の面では今のプレデターのほうが断然軽く感じられますか?

内田 そうですね。軽さは昔のプレデターと今のプレデターの大きな違いだと思います。「プレデター18.1」を履いていても、“このスパイク重いな”という印象はないですし、快適に履けています。高校のころは取替え式のプレデターをよく履いていたので、その印象もあるかもしれません。やっぱり取替え式のほうが重いじゃないですか。あのころは取替え式のスパイクを履けることがうれしかったんですよ。県大会とかで勝ち進まないと天然芝のグラウンドで試合ができなかったので。

Kohei 高校時代のスパイクに対する思い入れが聞けて感激です。好きな“スパイクの色”はありますか?

内田 黒です!

山口 毎回言ってますよね。黒のスパイクが好きだって。

内田 こういうインタビューのときは毎回言ってます。黒のスパイクってやっぱりカッコいいんですよね、自分の中で。(アディダスに)「真っ黒なスパイクを出してください」ってリクエストしているのに出してくれないんですよ。テスト用のサンプルスパイクって真っ黒じゃないですか。あれでいいんですよ。あの真っ黒なスパイクが一番好きです。あとはシンプルなデザインが好きですね。

山口 黒以外で、好きなスパイクの色を強いて挙げるなら?

内田 赤かなー。鹿島カラーだし。

Kohei 好きなスパイクの色は人それぞれ好みがありますよね。今まで履いてきたスパイクの中で特に思い入れのあるスパイクはありますか? 内田選手が高校時代から今まで履いてきたスパイクの写真を用意してきました。





内田 思い入れのあるスパイクは結構ありますよ。プレデターパルスはシュータン(靴のベロ部分)の折り返しのところのゴムバンドをどの位置に通すか、いろいろ試行錯誤しながら履いた思い出があります。

山口 「あの試合に勝ったときのスパイク」という形で思い入れのある選手もいれば、試合やプレーに関係なく、純粋にスパイクそのものに思い入れがある選手もいると思いますが、内田選手の場合はどちらですかね?

内田 どちらかというと試合かな……。試合中にスパイクが脱げちゃって、(田中マルクス)闘莉王さんにスパイクを拾ってもらったときは、このスパイクを履いていたなとか、そういう印象は残っています。

Kohei スパイクを履くときのゲン担ぎはありますか?

内田 特にはないです。ピッチに右足から入るぐらいですかね。あとは気が付いたときに左足からピッチを出るとか。

山口 どっちの足からスパイクを履くとかもないですか?

内田 特に決めてないです。スパイクを履くときのルーティーンはないですね。

Kohei 試合での固定式スタッドと取替え式スタッドの選択はご自分でなされていますか?

内田 そうですね。それは自分で決めています。ドイツにいたときは試合ではほぼ取替え式スタッドを使用していました。ドイツのスタジアムのピッチはかなり緩いですし、試合前に水もかなり撒かれるので、取替え式スタッドでないと滑ってしまう。固定スタッドのスパイクを履いて試合で滑った日には、そのあと1~2か月ぐらいは試合で起用してもらえなくなったりするので。そういうところは厳しいというか、ちゃんとしておかないといけない部分ですね。

山口 日本のピッチだと取替え式のスパイクはほぼ要らない感じですよね?




内田 自分の場合は日本だと固定式のスパイクで十分ですね。芝生も短いし、日本のほうが綺麗に整備されているので、固定式スタッドのほうがプレーしやすいです。

山口 ACLや過去の代表戦など、アジアのピッチはどうですか?

内田 中東のスタジアムのピッチはやっぱり芝生が柔らかいですね。ドイツとはまた違った柔らかさで、芝がホワホワしているんですよ。だから代表戦のときとかは取替え式スタッドを選ぶことが多かったですね。

山口 今、中東で試合をするとなったら固定と取替え、どちらを選ぶことが多くなりそうですか?

内田 どうだろう。ケースバイケースで、試合のピッチコンディションを見て選ぶと思いますよ。中東の中でもスタジアムによってピッチ状態は全然違いますから。

Kohei そういうところは今の中高生も参考になりますね。各試合会場のグラウンドコンディションに合わせて固定式か取替え式かしっかり選び分けるのは大事なことですよね。スパイクの手入れに関する話もお聞きしたいのですが、プロになってからスパイクの手入れはどうしていますか? チームのホペイロの方に任せている感じですか?

内田 そうですね。シャルケにはエキップマネージャー(ホペイロ)がいましたし、ベルリンにもエキップマネージャーがいたので、基本的にはそういう方にスパイクの手入れは任せていました。でもシャルケのときは試合で使うスパイクは自分で選んで、試合前日に専用のバッグに入れておかないと試合会場まで持っていってくれなかったので、試合前日に自分で手入れすることもありました。自分が履くスパイクなので自分で手入れするのは当然ですよね。雨が降っているときはボールが濡れているので、ボールタッチするたびにアッパーの汚れが自然にキレイになったりすることもあって、これで手入れはオーケーというときもありました(笑)。入念に磨いてピカピカにするというよりは、必要最低限に綺麗にしておけば大丈夫というスタンスでしたね。

山口 かといって、内田選手の場合はスパイクを頻繁に新しくすることも少ないですよね?

内田 すぐに新しいスパイクに履き替えることはしないです。提供してもらったら、その分をしっかりと履き込んでいくタイプですね。物持ちはいいほうです(笑)。

山口 練習はこっちを履いて、試合ではこっちというような使い分けもしていますよね?

内田 試合用と練習用は分けています。スパイクが伸びすぎたり緩くなったりするのは嫌なので、練習用スパイクは2~3足で回しながら、試合用は1足を決めて、練習用と試合用で使い分けています。

Kohei 練習用スパイクと試合用スパイクの使い分けは今の中高生も参考になりますね。中高生は毎日の練習でガンガン使用するので、練習用と試合用を分けることで試合用スパイクを休ませることもできますし、手入れする時間も取れますからね。最後にもし良かったら素足を見せていただけませんか? 足型を見てその人にどういうスパイクが合うかという足型診断もやっていまして、日本のトップのプロ選手がどういう足型をしているのか興味があって、もし良かったら是非お願いします。

内田 そういうことならいいですよ。でも、右足と左足でだいぶ大きさが違うんですよね。

Kohei 人差し指が一番長いギリシャ型の足型ですね。横幅は標準ぐらいで、甲も標準ぐらいの高さです。サッカー選手としてはかなり綺麗な足だと思います。指もスラッとしていますし、大きな変形なども見受けられません。私もギリシャ型なんですが、他には親指が一番長いタイプのエジプト型の足型もあって、人間の足は大きく分けてこの2つの足型に分類されます。ちなみに「プレデター18.1」は前足部の形状が真ん中で先細っているので、ギリシャ型の足型なら履きこなしやすいスパイクだと言えます。幅や甲の高さを見ても、内田選手の足に「プレデター18.1」は問題なく合うスパイクですね。ありがとうございました!





 サッカー選手にとってスパイクは欠かすことのできない“相棒”だ。内田篤人が現在愛用している「プレデター18.1」はニット素材のフィット感に、軽量性、ボールコントロール性能が組み合わさった最先端スパイク。選手のパフォーマンスを最大限サポートしてくれるのは間違いない。



プレデター18の魅力を語り尽くせ!!内田篤人がスパイクの“プロ”と緊急座談会




◆鹿島アントラーズのトップチームメンバー全31名の着用スパイクリスト(ゲキサカ)





 鹿島アントラーズの2018シーズンのトップチームメンバー全31名の着用スパイクを一挙に紹介する。(2018年5月時点での着用スパイク)

 着用スパイクのメーカー毎の内訳は、ナイキ16名、ミズノ6名、アディダス3名、プーマ2名、ニューバランス2名、アンブロ1名、アシックス1名、となっている。

 全31名の中での最多着用スパイクは、5名が着用しているナイキ「ティエンポレジェンド7」。

全選手の着用スパイクは以下の通り。

GK 1 クォン・スンテ
ナイキ「ティエンポレジェンド7」

GK 21 曽ヶ端準
ミズノ「特注スパイク」

GK 29 川俣慎一郎
ナイキ「マジスタオーパス2」

GK 31 沖悠哉
ナイキ「ティエンポレジェンド7」

DF 2 内田篤人
アディダス「プレデター18.1」

DF 3 昌子源
ナイキ「ティエンポレジェンド7」

DF 5 植田直通
アディダス「エックス15.1 LE」

DF 15 三竿雄斗
ミズノ「モレリアNEO2」

DF 16 山本脩斗
アディダス「プレデター18.1」

DF 22 西大伍
ナイキ「ヴェイパー12エリートFG」

DF 23 小田逸稀
ナイキ「マジスタオーパス2」

DF 24 伊東幸敏
ミズノ「モレリアNEO2」

DF 28 町田浩樹
ナイキ「ティエンポレジェンド7」

DF 32 安西幸輝
ミズノ「バサラ101 MD」

DF 39 犬飼智也
プーマ「フューチャー18.1 NETFIT」

MF 4 レオ・シルバ
ナイキ「マジスタオーパス2」

MF 6 永木亮太
ミズノ「モレリア2」

MF 8 土居聖真
ナイキ「ハイパーヴェノムファントム3」

MF 11 レアンドロ
ナイキ「ヴェイパー12エリートFG」

MF 13 中村充孝
プーマ「ワン J1 HG」

MF 20 三竿健斗
ナイキ「ティエンポレジェンド7」

MF 25 遠藤康
アンブロ「アクセレイターゲイル1.3プロ」

MF 26 久保田和音
アシックス「DSライトX-FLY3」

MF 36 田中稔也
ナイキ「ハイパーヴェノムファントム3」

MF 40 小笠原満男
ニューバランス「VISARO K-LITE FG」

FW 7 ペドロ・ジュニオール
ナイキ「ヴェイパー12エリートFG」

FW 9 鈴木優磨
ナイキ「ハイパーヴェノムファントム3」

FW 10 金崎夢生
ミズノ「レビュラV1 JAPAN」

FW 14 金森健志
ニューバランス「フューロン3 PRO HG」

FW 19 山口一真
ナイキ「マーキュリアルヴェイパー11」

FW 30 安部裕葵
ナイキ「ハイパーヴェノムファントム3」




鹿島アントラーズのトップチームメンバー全31名の着用スパイクリスト




◆ウィルスの謎再び…「カシマゾンビスタジアム・2」が7月14日に開催!(サッカーキング)




 鹿島アントラーズは、7月14日(土)に株式会社タイトーと方南町お化け屋敷オバケン(株式会社HLC)と共同で、茨城県立カシマサッカースタジアムにて「ゾンビパンデミックwith鹿島アントラーズ カシマゾンビスタジアム・2~ウィルスの謎を解け!カシマにゾンビ再び!~」を開催すると発表した。

 以下、リリースの通り。

 本イベントは、参加者がスタジアム内をさまよう超リアルなゾンビにつかまらないよう、謎を解いてミッションクリアを目指します。さまざまなミッション、ゲームで使用できる新たなアイテムなど、前回以上にパワーアップした内容となっています。ゲストには中田浩二C.R.Oが登場予定です!

 チケットは、5月25日(金)よりアントラーズファンクラブ会員対象の先行販売、同26日(土)より一般販売を行います。参加者全員にイベント限定ステッカーをプレゼントするほか、ミッションをクリアした参加者の中から抽選で、本イベントでしか手に入らない豪華賞品をプレゼントいたします。

 あなたはカシマゾンビスタジアム内に隠された謎を解き、この危機的状況から感染せずに生き残り、無事カシマを救う事が出来るか?! カシマを救うのは君だ!

■イベント開催概要
「ゾンビパンデミックwith鹿島アントラーズ カシマゾンビスタジアム・2 ~ウィルスの謎を解け!カシマにゾンビ再び!~」

特設サイト   :https://www.taito.co.jp/kashima_zombie2
開催日時    :2018年7月14日(土)
・1stステージ  13:00キックオフ(12:00開場)
・2ndステージ  17:30キックオフ(16:30開場)
体験時間    :約120分(プレイ時間90分/説明30分)

会場(アクセス):茨城県立カシマサッカースタジアム(茨城県鹿嶋市神向寺後山26-2)
http://www.so-net.ne.jp/antlers/access/stadium.html

■チケット料金
<前売・当日共通>
一般チケット 大人3,300円、子供1,600円
ファンクラブチケット 大人3,000円、子供1,500円
Tシャツ付き一般チケット 6,300円 ※子供料金なし
Tシャツ付きファンクラブチケット 6,000円 ※子供料金なし
ピストル付き一般チケット※ 大人4,000円、子供2,300円
ピストル付きファンクラブチケット※ 大人3,700円、子供2,200円
※中学生以上は大人料金、未就学児は無料
※「ピストルとは?」
1発撃つごとにゾンビの動きを一定時間止めることができるアイテム(全12発)。ピストル本体は貸与品となります。

■チケット発売日
鹿島アントラーズファンクラブ会員先行販売:5月25日(金)10:00~
※会員購入特典として、チケット購入ポイントの付与があります。

一般販売: 5月26日(土)10:00~
チケット購入方法:後日、オフィシャルサイトおよび、特設サイトにてお知らせいたします。

■参加賞&賞品
参加賞として、イベント限定ステッカー(全員)をプレゼント。ミッションをクリアした参加者の中から抽選で、お好きな選手背番号&サイン入りユニフォーム、サイン入りポスター、試合実使用球など豪華賞品をプレゼント。

主催   :株式会社 鹿島アントラーズFC
企画・運営:株式会社タイトー・方南町お化け屋敷オバケン(株式会社HLC)
問い合わせ:鹿島アントラーズコールセンター 0299-82-5555(10:00~16:00)

■ストーリー
カシマサッカースタジアムで謎のゾンビウイルス事件が発生してから1年が過ぎた。忘れられないあの事件からスタジアムは平和を取り戻したかのように思えた。
2018年、再び開催された鹿島アントラーズファン感謝デーと称したOBとのイベント中にその悲劇は起こった…。スタジアム全体に鳴り響くサイレン。再び封鎖されるスタジアム。何故、ウィルスが再発してしまったのか…? あなたはゾンビに捕まらず、スタジアム内に隠された謎を解き、この危機的状況から生き残り、無事カシマを救うことが出来るか!

■ルール
参加者は腰にライフベルトと呼ばれる2本のリボンがついたベルトを巻き、リボンを取られないよう、ゾンビから逃げ回ります。制限時間90分以内に、ゾンビからリボンを奪われることなく、スタジアム内に隠された4つのエリアの謎を解くことができればミッションクリアとなります。

<運営ボランティア大募集!>
ゾンビに変身できるチャンス?! 特殊メイクや本格的な演技指導が受けられます。本イベントでは自衛隊役、運営スタッフも同時募集いたします。運営ボランティア希望の方は特設サイトより詳細を確認のうえ、ご応募ください。なお、定員に達し次第、募集は締め切らせていただきます。




ウィルスの謎再び…「カシマゾンビスタジアム・2」が7月14日に開催!

◆西野ジャパンはなぜボランチを7人も招集したのか。見えてきたW杯戦術とは(THE PAGE)





 ワールドカップ・ロシア大会の壮行試合となる、30日のガーナ代表戦(日産スタジアム)に臨む日本代表メンバー27人が18日、日本サッカー協会(JFA)から発表された。都内のホテルでJFAの田嶋幸三会長、技術委員会の関塚隆委員長とともに西野朗新監督が会見に臨んだ。

 14日に国際サッカー連盟(FIFA)へ提出された、35人のワールドカップ予備登録メンバーから絞り込まれたもので、ヴァイッド・ハリルホジッチ前監督の電撃解任を受けて、4月に就任した西野新監督のもとで選ばれた初めてのメンバーとなる。
 今後はガーナ戦から一夜明けた31日に、ロシア大会に臨む23人の最終代表メンバーが発表されるが、原則として、今回の27人がベースとされる。

 27人の顔ぶれを見ると初招集はゼロ。ハリルジャパンで出場機会を大きく減少させていたMF本田圭佑(パチューカ)、FW岡崎慎司(レスター・シティ)、MF香川真司(ボルシア・ドルトムント)がそろって名前を連ねたなかで、サプライズとなったのがMF青山敏弘(サンフレッチェ広島)の復帰だ。

 前回のブラジル大会でもプレーしている32歳のベテランは、ハリルホジッチ前監督が初采配をふるった2015年3月以来、実に約3年2ヵ月ぶりの選出となる。その理由を問われた指揮官は、J1の首位を独走するサンフレッチェの原動力となっている点をあげた。

「いまのチーム事情を彼が作っている、と言っても言い過ぎではないと思います。少し(代表から)遠ざかっていますけど、過去の実績と経験値、プラスして現状のトップパフォーマンスを評価しました。できることなら、最終的に代表チームにも力を貸してほしいと思っています」

 ロシア行きへ“当確”が灯った感もある青山はサンフレッチェのボランチとして、群を抜く運動量の多さで中盤を支配しながら攻撃陣へ的確なパスを供給している。一方で、招集されたメンバーの顔ぶれを見れば、ボランチでプレーできる選手が青山を含めて7人を数える。

 引き続きキャプテンを務めることが確実な長谷部誠(アイントラハト・フランクフルト)を筆頭に山口蛍(セレッソ大阪)、柴崎岳(ヘタフェ)、大島僚太(川崎フロンターレ)、三竿健斗(鹿島アントラーズ)、井手口陽介(クルトゥラル・レオネサ)に加えて、DFで招集された遠藤航も浦和レッズやリオデジャネイロ五輪ではボランチとしてプレーしている。

 ひとつのポジション2人が招集の基本だったハリルジャパン時代からの大きな違いだが、この変化は何を意味するのか。そして、この27人の顔ぶれから見えてくる西野ジャパンの戦術とは何か?
 おそらく西野監督はロシア大会用の対策として3バックの導入を視野に入れている。
 その場合はフランクフルトで3バックの中央としてプレーし、来シーズンから強豪バイエルン・ミュンヘンを率いることが決まっているニコ・コヴァチ監督から、高い評価を得ている長谷部がポジションを一列下げることになる。ゆえにボランチが多めに招集されたわけだ。

 ロシア大会のグループリーグで日本が対戦するコロンビア代表はラダメル・ファルカオ(モナコ)と前回大会得点王のハメス・ロドリゲス(バイエルン)、セネガル代表はサディオ・マネ(リヴァプール)、そしてポーランド代表はロベルト・レヴァンドフスキ(バイエルン)と、いずれもワールドクラスのアタッカーを擁している。
 彼らに4バックで対峙すれば、特に2人のセンターバックは相当のストレスを溜め込みながらのプレーを強いられる。一瞬の隙やわずかなミスが失点につながりかねないが、長谷部をカバーリング役にすえた3バックにすれば、吉田麻也(サウサンプトン)や槙野智章(レッズ)らが対人守備の強さを存分に発揮できる好循環が生まれる。
GK以外のポジション表記を外してほしいと、会見の席上でJFA広報に要望した西野監督は、多様性を意味する「ポリバレント」という言葉を何度も用いている。

「ポリバレントな能力を持った選手たちが、このリストの中にもいると思っています。固定したシステムやポジションだけではなく、そういう(ポリバレントな)戦い方、戦術的な柔軟性も出してほしい。選手たちにも、たくさんのオプションを考えて伝えていきたい」

 長谷部がボランチだけでなくセンターバックでもプレーするならば、ポジション表記にこだわる必要はない。ただ、3バックを採用しているJクラブの多くが、相手ボールになれば左右のアウトサイドも下げた5バックで対峙している。

 青山がプレーするサンフレッチェは森保一監督(現U-21日本代表監督、日本代表コーチ)に率いられた2012、2013、2015シーズンに、守備時には「5‐4‐1」に早変わりして自陣にブロックを構築する「可変システム」でJ1を制覇した。

 しかし、同じ戦い方をロシア大会で講じれば相手の猛攻にさらされ、守備網はおのずと破綻する。防戦一方の状況を回避するには、3バックで守りながらも前線からプレスをかける必要がある。そのためには1トップではなく、2トップが理想的な形となる。

 シーズンの終盤をけがで欠場した香川と岡崎に関して、西野監督は対照的な言葉を残している。
 ブンデスリーガの最終節で約3ヵ月ぶりに復帰した香川には「デリケートに考えなければいけない」と触れながら、岡崎には全幅の信頼を込めてこう語った。

「運動量が多いだけではなく、2つ先、3つ先のプレーに対する貢献度と献身度は絶対にチームに欠かせないと思っていました。1カ月の猶予があれば、間違いなく良い状態に持っていける。そうした想像力を働かせたうえで、選出しました」

 指揮官の脳裏には岡崎とブレーメンへの移籍が決まった大迫勇也の2トップで、守勢を攻勢に転じさせる一の矢となる前線からのプレスをかける青写真が描かれているはずだ。執拗に何度でもボールを追える岡崎には、まさにうってつけのタスクとなる。

 ならば、3バックと2トップにした際の中盤をどのような形にすればいいのか。2ボランチにトップ下か、あるいはアンカーの前に2人のインサイドハーフを配置するのか。対戦相手の特徴も踏まえながら、青山を加えて厚みを増したボランチ勢のなかからベストの組み合わせの答えを、21日から関東近郊で始まる合宿で模索していくことになる。

(文責・藤江直人/スポーツライター)




西野ジャパンはなぜボランチを7人も招集したのか。見えてきたW杯戦術とは

◆内田篤人「そこまで落ち込んでいないよ」W杯落選も復調支えたスタッフに感謝(報知)





 W杯南アフリカ、ブラジル大会でメンバー入りしたDF内田篤人(30)=鹿島=は、ロシアW杯を想定したガーナ戦(30日)の選考から漏れた。W杯3大会連続出場を視野に入れ、今季ドイツ2部ウニオン・ベルリンから古巣・鹿島に復帰。過密日程の中で5試合連続先発出場するなど復調した姿を見せ、日本代表のコンディショニングコーチらも視察を重ねていた。

 15年6月に右ひざの手術を受け、約2年ピッチから遠ざかった影響は大きかった。内田は「自分はここまで(復帰過程を)最速で来られたと思っている。そこまで落ち込んでいないよ」と現実を受け止めた。落選の無念さよりも、ピッチに立てるようにしてくれた医療スタッフらに対しての感謝があるからで、ブラジル大会の強行出場や手術の決断についても「後悔はない」と言い切った。

 シャルケで同僚だったドイツ代表GKノイアー(バイエルン)も、負傷からのW杯出場を目指している。直前にはイベントに出席したノイアーから「ロシアで会えると嬉しい。けがを克服し、強くなってW杯に参加できることを祈っています。ウシダ(内田の愛称)さん、頑張って」とエールを送られた。

 そのノイアーに「あなたのプレーをW杯で見たいと待っているのはドイツ国民と僕だけではなく、世界中のみんながそう思っています。ノイアーさん、頑張って」とエールを送り、最後には「鹿島のために全力を尽くしたい」と誓った。




内田篤人「そこまで落ち込んでいないよ」W杯落選も復調支えたスタッフに感謝




◆ボールを奪い切る昌子流の守り方…人より柔らかい股関節、可動域広く「伸びる足」(報知)





 ロシアW杯日本代表候補選手のDF昌子源(25)=鹿島=が独自の守備でW杯に臨むことを誓った。人よりも股関節が柔らかく、可動域が広いことを利用。普通のDFが足を出せない体勢からでも足を伸ばすことができ、ボールを奪い切る。スピードがあり、カバーリングの予測にもたけ、西野朗監督(63)の構想にある3バックへの対応もできるセンターバックは、国際舞台に羽ばたく準備を整えている。(取材、構成・内田 知宏)

 普通の日本人センターバックが「嫌だな」と思うところに、昌子は「チャンスだ」と思って、走っていく。場所はサイドで相手との1対1。カウンター攻撃を受けた時に、よく見られるシーンだ。後ろには広大なスペースがあり、そこを突破されればGKと1対1の場面を作られてしまう。それを嫌うDFは抜かれないことを優先し、決してボールに飛び込まず、スペースを利用されないようにジリジリと下がっていく。そこで昌子は他のDFよりも相手に近づき、ボールを奪いにいく。

 「自分の守り方は、みんながやる守り方とは違うんですよね。やっぱりボールを奪い切ることを考えている。ファウルも与えないで。そういう守備をする人は、他には(日本に)いないと思う」

 それを可能にしているのは股関節。人より柔らかく、可動域が広いという。相手FWがここには届かないだろうという場所にボールを置いても、足を広げ、届くからボールが奪える。前線からセンターバックに転向したのが米子北高1年の時。ポジション歴は長くなく、固定概念にとらわれない発想も手伝って、独自の守り方に行き着いた。鹿島に入ってから知人から紹介された海外サッカー動画で同じような守り方をする選手の映像を見て、自信を深めていった。

 2016年クラブW杯決勝のRマドリード(スペイン)戦で、ドリブルの名手FW、Cロナウドを止めたシーンも、他のDFよりも明らかに距離を近く取り、後ろに下がり続けることなく「伸びる足」でからめ取った。「ロナウド選手にはゴールを決められているから、やられたという印象が残る」と謙遜するが、その守り方が通用することは証明した。

 16日のACL決勝トーナメント1回戦・上海上港戦(アウェー)でも相手の猛攻をしのぎ、2戦合計4―3で10年ぶりの8強入りに貢献。国際舞台で価値を示し続け、ロシアW杯での活躍も視野に入ってくる。

 「(W杯を意識したのは)恥ずかしながら代表に呼ばれて、最終予選に出たくらいです。それまでは漠然と出てみたいなと思っていたけど、自分はまだまだやなと思っていた。でも、最終予選に出たらちょっと(W杯メンバーに)近づくし、意識し始めました。日韓W杯は(鹿島でチームメートの小笠原)満男さん、ソガ(曽ケ端)さん、(中田)浩二さんが入っていたから、満男さんに『W杯ってどういうところですか』って聞いたんです。そしたら『W杯は絶対出た方がいい』と。『もちろん試合に出た方がいいけど、絶対に行った方がいい』と。満男さんが言うなら間違いないし、それを聞いて行きたいと思いました」

 選ばれたら鹿島の選手らしく、戦うつもりだ。

 「鹿島でやっているプレーをそのまま出したい。センターバックは(チームを勝たせる)そういうポジションだと思っている。静かな試合だったと言われるのは本当に嫌なんで、うるさいと言われるくらい声を出す。今はそういう(チームを勝たせられる)人が必要とされていると思うし、自分がそういう選手になれるように頑張ります」




 ◆取材後記 昌子は日本を代表するセンターバックになった今でも、ルーキー時代から守り続けていることがある。対戦選手には「〇〇選手」、相手チームは「ヴィッセルさん」と必ず敬称をつけてコメントする。時にはアウェーのスタジアムにまで「さん」をつけそうになって、丁寧すぎると感じることもあるが、父・力さんや米子北高時代の教え、そして鹿島の精神「ジーコ・スピリット」の一つ、尊重を胸にサッカーと向き合っていることはよく伝わってくる。

 そんな昌子と顔を合わせれば、記者にも必ずあいさつをする。言葉こそ「ウッチー、ウッス」と「さん」はつかないが、長時間取材に応じる姿勢と、目を見て話す姿には昌子の性格が表れているのだと感じる。(内田 知宏)

 ◆昌子 源(しょうじ・げん)1992年12月11日、神戸市生まれ。25歳。地元のフレスカ神戸でサッカーを始め、G大阪ジュニアユースを経て米子北高へ進学。2011年に鹿島入りし、12年3月24日の広島戦でJ1デビュー。対人守備、スピード、フィード力を備えたセンターバック。父・力さんは姫路独協大サッカー部監督で日本協会公認で最上位の指導者S級ライセンスを持つ。国際Aマッチ11試合1得点。182センチ、74キロ。既婚。




ボールを奪い切る昌子流の守り方…人より柔らかい股関節、可動域広く「伸びる足」




◆鹿島から日本代表選出の3名が抱負を語る!昌子「勝利のために全力を尽くす」(GOAL)



5月30日に行われるキリンチャレンジカップ2018のガーナ戦に向けた日本代表メンバー27名が発表され、鹿島アントラーズからは3選手が選ばれた。

日本サッカー協会(JFA)は18日、日産スタジアムで30日に開催されるキリンチャレンジカップ2018のガーナ戦に臨む日本代表メンバー27名を発表した。これを受けて鹿島アントラーズから招集されたDF昌子源、DF植田直通、MF三竿健斗の3名が、選出にあたってコメントを発表している。

今回鹿島から選出されたのは、センターバックを務める昌子と植田、そして中盤を務める三竿の3名。

昌子は「W杯メンバーが決まる前の最後の試合になりますが、大切なのはチームのために戦うことですし、しっかり勝利できるよう、全力を尽くします」と語りつつも、「まず、目の前の試合は次の仙台戦なので、そこで絶対に勝ち、日本代表に合流したいと思います」と、20日の中断前最後のリーグ戦となるベガルタ仙台戦へ意気込みを表した。

鹿島で昌子の相棒を務める植田も「やることはいつもと変わらず、チームの勝利を第1に考える中で自分の持ち味、強みを発揮していくことが大切だと思います。これまで続けてきたことを信じ、日本代表の力になれるよう頑張ります」とコメント。

そして三竿は「このタイミングで日本代表に選ばれたことは光栄ですし、自分にできることは、ただがむしゃらにプレーすることだけだと思います。失うものはないので、自分の持っているものをすべて発揮し、全力で戦います」と力強い言葉を記した。

鹿島は現在5勝3分5敗で10位に低迷するものの、リーグ直近2試合は2連勝中。AFCチャンピオンズリーグでも日本勢で唯一、決勝ラウンドに進出し、ベスト16では中国の上海上港に2戦合計4-3で競り勝ち、10年ぶりの8強進出を決めた。20日には、ホームの県立カシマサッカースタジアムでベガルタ仙台と激突する。




鹿島から日本代表選出の3名が抱負を語る!昌子「勝利のために全力を尽くす」

◆サッカーW杯代表候補発表 昌子、植田、三竿健ら(茨城新聞)





鹿島3選手気合 全力/強み発揮へ/がむしゃら

日本サッカー協会は18日、ワールドカップ(W杯)ロシア大会に向けた日本代表候補を発表し、当落が注目された本田圭佑(パチューカ)香川真司(ドルトムント)や、青山敏弘(広島)ら27人を選出した。J1鹿島からは、DF昌子源、植田直通、MF三竿健斗の3人が選ばれた。30日に横浜市の日産スタジアムでガーナとの国際親善試合に臨み、31日には代表23選手を発表する。

ハリルホジッチ前監督の電撃的な解任で後を継いだ西野朗監督は、初采配へ経験豊富なメンバーを中心に手堅く編成した。「基本的には、この27人の中から(23人を選ぶ)という考えだ」と話し、6月19日の初戦まで1カ月の短期間で選手の見極めとチームづくりが求められる。


■J1鹿島・昌子

まず目の前の試合は次の仙台戦なので、そこで絶対に勝ち、日本代表に合流したい。(ガーナ戦は)W杯メンバーが決まる前の最後の試合になるが、大切なのはチームのために戦うことだし、しっかり勝利できるよう、全力を尽くす。

■J1鹿島・植田

やることはいつもと変わらない。チームの勝利を第一に考える中で自分の持ち味、強みを発揮していくことが大切。これまで続けてきたことを信じ、日本代表の力になれるよう頑張る。

■J1鹿島・三竿健

このタイミングで日本代表に選ばれたことは光栄だし、自分にできることは、ただがむしゃらにプレーすることだけだと思う。失うものはないので、自分の持っているものを全て発揮し、全力で戦う。


サッカーW杯代表候補発表 昌子、植田、三竿健ら




◆鹿島歴史変えた勝利も「仙台に負ければ意味ない」(ニッカン)





<ACL:上海上港2-1鹿島>◇1回戦第2戦◇16日◇上海体育場

 最多19冠を誇る鹿島アントラーズがどうしても阻まれていた壁。ACL決勝トーナメント1回戦。これを初めて打ち破った。2戦合計4-3で上海上港(中国)を退けて、10年ぶりに8強入りした。一夜明けた17日、選手らは成田空港に帰国した。現役時代も壁を破れず、号泣した経験を持つ大岩剛監督は「僕の現役時代は関係ない。今いる選手ら、このチームで乗り越えた。それが重要」と全員をたたえた。

 試合はDF昌子が「あの(植田)ナオが競っても胸でトラップする」と、強さに舌を巻いたFWフッキとMFオスカルの元ブラジル代表コンビに手を焼いた。昌子の頭でのクリアがハンドと取られる不可解なPKもあった。それでも、前半42分のMF土居の“おしゃれヒール”の左シュートが貴重なアウェーゴールとなり、最後まで効いた。第1戦のリードを守り抜いた。

 23日の抽選で決まる準々決勝(8月末)の相手は、全北と水原(韓国)天津権健(中国)のいずれか。ただ、その前の20日にはワールドカップの中断前最後のリーグ・ベガルタ仙台戦がある。DF植田は「次の仙台戦はすごい大事。ロッカーでみんな言っていたけど、仙台に負ければ意味がない」。鹿島に書き加えられた新たな歴史のページ。そこにはまだ、終わりを意味する「了」はない。【今村健人】


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鹿島歴史変えた勝利も「仙台に負ければ意味ない」




◆鹿島アントラーズvsベガルタ仙台 5月20日(サンスポ)





 ・仙台は鹿島戦通算20試合で12敗している。クラブ史上通算で最も負けている相手である。

 ・また、仙台は鹿島戦で1試合平均0.95得点しか決めていない。同クラブが1試合平均得点で1点を下回っている2チームのうちの1つである(他はG大阪で0.89得点)。

 ・鹿島は仙台戦直近8試合で6勝している(2敗)。2016年シーズンは仙台相手にシーズンダブルを記録されたが、2017年シーズンは逆に同カードで2勝した。

 ・鹿島は現在2連勝中。3連勝となれば、2017年8月~9月以来のこととなる(当時5連勝)。

 ・大岩剛が監督に就任して以降、鹿島はホーム戦全17試合で1敗しかしていない(13勝3分)。この間、1度も複数失点を喫しておらず、13試合で無失点に抑えている。

 ・仙台は直近7試合で1勝しかしていない(2分4敗)。同期間でのリーグ順位は16位となっている。

 ・鹿島は後半の時間帯での得点数が今季リーグで最も少ない(4)。

 ・対する仙台は今季喫した計17失点のうち、12点を後半に決められている。総失点に対する後半の失点比率としては71%で、リーグで最も高い数字である。

 ・土居聖真は仙台との公式戦直近4試合のうち、3試合で得点に直接関与している(2得点1アシスト)。

※ファクト内の数字はJ1での成績




鹿島アントラーズvsベガルタ仙台 5月20日




◆【鹿島vs仙台プレビュー】鹿島は“ボランチ1番手”三竿健斗が欠場濃厚…仙台は昨季カシマで2敗と苦手意識(サッカーキング)





■鹿島アントラーズ 上海上港との大一番を終え、集中力を保てるか



【プラス材料】
 ACLのラウンド16で上海上港を2戦合計4-3で破り、10年ぶりのベスト8進出を決めた。何度もはね返されたラウンド16の壁を破ったことで、ホーム仙台戦へ向けてチームはさらに勢いに乗って臨むことになるだろう。

 リーグ戦2連勝中ということに加え、ACLのトーナメント戦を戦った成果として、相手の攻撃を我慢して守る時間帯、攻勢に出る時間帯をチームで意志統一することができた。準優勝した2016年のクラブW杯の域にはまだ到達していないが、チームの熟成度は間違いなく上がってきている。3連勝でW杯開催によるリーグ中断期間を迎えたい。

【マイナス材料】
 ACLを戦い、チームは17日夕方にホームタウンに戻った。仙台戦まで中2日しかなく、調整できるのは実質1日のみ。ラウンド16を勝ち抜けたことで、感じる疲労も多少軽減される部分はあるものの、やはり疲労は解消されないままリーグ戦に臨むことになるだろう。

 加えて、ひざの負傷で上海上港戦も帯同していなかったMF三竿健斗の欠場は濃厚。ここまでボランチ1番手として、チームを引っ張ってきた存在がピッチに立てない可能性が高い。また、一般的に大一番の後ほど気持ちの緩みも出やすくなると言われる。中断期間前最後の試合を勝利で折り返すためには、集中力がカギを握るとみられる。

文:totoONE編集部


■ベガルタ仙台 FC東京戦で公式戦9試合ぶりの無失点を達成


【プラス材料】
 仙台はリーグ戦の前節・広島戦で相手のカウンターに屈したが、いやな負け方を引きずらずに16日のルヴァン杯第6節・FC東京戦で勝利した。グループステージ突破を決めたこの勝利で自信を取り戻し、勢いを得て鹿島に向かえるのは大きなプラス材料だ。

 このFC東京戦では公式戦9試合ぶりに無失点を達成できたことも、心強い。DF常田克人やDF板倉滉といった若手の守備陣が結果を出したことは、チーム全体に刺激となる。

 また、FC東京戦ではDF平岡康裕やMF古林将太といった負傷で戦列を離れていた選手が実戦復帰した。FW阿部拓馬も練習に合流しており、難敵との一戦を前にチーム力が上がっていることも、今節の勝利に向けて追い風となっている。

【マイナス材料】
 仙台は鹿島と昨季はリーグ戦2試合とルヴァン杯2試合で対戦。1勝3敗と負け越しており、今節の舞台であるカシマスタジアムでは2敗と相性が悪い。特にリーグ第20節の対戦は、シュートがわずか1本しか打てない完敗だった。苦手意識を払拭したい。

 また、連戦による疲労も心配なところだ。相手の鹿島も上海からの移動があるが、仙台はアウェイが続く。ルヴァン杯第6節・FC東京戦から中3日ということもあって、一度東京から仙台に戻って調整することとなった。移動による疲労などを考慮し、コンディション調整には気を使いたい。今週はMF野津田岳人がルヴァン杯FC東京戦を体調不良で欠場しており、鹿島戦に向けてどこまで回復したかということも不安要素となる。

文:totoONE編集部







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