日刊鹿島アントラーズニュース

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2018年6月23日土曜日

◆今日もマイ・Jリーグ、更新しました!ぜひご一読ください!(鹿島インスタ)



内田篤人 増田誓志

◆岩政大樹の移籍先は「アントラーズと 対戦しないこと」を条件に考えた(Sportiva)


岩政大樹


遺伝子 ~鹿島アントラーズ 絶対勝利の哲学~(17) 
岩政大樹 前編

◆新連載・アントラーズ「常勝の遺伝子」。 生え抜き土居聖真は見てきた(Sportiva)
◆土居聖真「ボールを持つのが 怖くなるほど、鹿島はミスに厳しかった」(Sportiva)
◆中田浩二「アントラーズの紅白戦は きつかった。試合がラクに感じた」(Sportiva)
◆中田浩二は考えた。「元選手が 経営サイドに身を置くことは重要だ」(Sportiva)
◆スタジアム近所の子供が守護神に。 曽ヶ端準とアントラーズの幸せな歩み(Sportiva)
◆曽ヶ端準「ヘタでも、チームを 勝たせられる選手なら使うでしょ?」(Sportiva)
◆移籍組の名良橋晃は「相手PKに ガックリしただけで雷を落とされた」(Sportiva)
◆名良橋晃がジョルジーニョから継ぎ、 内田篤人に渡した「2」への思い(Sportiva)
◆レオシルバは知っていた。「鹿島? ジーコがプレーしたクラブだろ」(Sportiva)
◆「鹿島アントラーズは、まさにブラジル」 と言い切るレオシルバの真意(Sportiva)
◆「ジーコの負けず嫌いはハンパなかった」。 本田泰人はその魂を継いだ(Sportiva)
◆「アントラーズの嫌われ役になる」 本田泰人はキャプテン就任で決めた(Sportiva)
◆ユースで裸の王様だった鈴木優磨が 「鼻をへし折られた宮崎キャンプ」(Sportiva)
◆鹿島・鈴木優磨のプロ意識。 いいプレーのため、私生活で幸運を集める(Sportiva)


「僕と同世代の選手はプラチナ世代と言われてきたけれど、それは宇佐美(貴史)や(柴崎)岳のことであって、僕はその端っこにいるかどうか、プラチナ世代でも何でもなかったからね」

 6月19日、ロシア・サランスク。日本代表のワールドカップ初戦、勝利したコロンビア戦で先発出場した昌子源は、うれしそうにそう語った。年代別の世界大会とは無縁の存在だった昌子が頭角を現したのは、鹿島アントラーズでプロとしての道を歩み始めてからだった。そんな昌子のように、アントラーズで成長し、代表入りしたセンターバックがいる。秋田豊であり、今回登場する岩政大樹だ。

 2014年にタイ・プレミアリーグ、BECテロ・サーサナFCへ移籍するまでの10シーズン、リーグ戦290試合に出場し、不動のセンターバックとして、3連覇(2007年~2009年)達成に貢献した岩政大樹(いわまさ・だいき)。帰国後の2015年からファジアーノ岡山で2シーズンプレー。2017年には関東1部リーグの東京ユナイテッドFCに所属し、選手としてだけでなく、コーチも兼任し、同時にサッカー番組のMCや解説者を務めるなど、幅広いフィールドで活躍している。

*    *    *

――鹿島アントラーズというクラブを意識したのはいつ頃でしたか?

「小学校の高学年になって、本格的にサッカーを始めた時期にJリーグが開幕するんですが、その開幕戦でのジーコさんのハットトリックは衝撃的でしたね。そこからJリーグブームが起きて、日本代表にも注目が集まって、サッカー界が大きく変わり始めるんだなというのを子供ながらに実感しましたね。

 鹿島は逆境に強いクラブという印象があって、好きだったんですよ。だから、ユニフォームやジャージなどグッズも持っていました」

――その鹿島から獲得のオファーが届いたと。

「アントラーズから正式なオファーをいただいたのが大学(東京学芸大)4年の春だったんです。当時すでにいくつかのクラブからお話をもらっていましたけど、鹿島でやれるなら、鹿島だろうと」

――鹿島で試合に出れば、日本代表にも近づけるというようなイメージはありましたか?

「特にはないですね。代表のことはそんなに考えていなかった。大学時代の取材でも『鹿島で長く活躍できる選手になりたい』と話しています。鹿島というクラブ、そしてチームメイトから信頼を得て、いわゆるバンディエラ(※)と呼ばれるような選手になることが目標でした。もちろん、その先に代表があるのかなとボンヤリとは考えていたかもしれませんが、代表のことは僕にとってのメインターゲットではなかったですね」
※旗頭。同一のクラブで、象徴として長く活躍する選手

――そして、2004年に鹿島の一員となるわけですが、チームの雰囲気をどんなふうに感じていましたか?

「他のクラブをよく知っているわけではありませんが、いくつか練習参加したクラブと比べると、練習場やクラブハウス全体を包む空気が、少し重いなというのは感じました。そこには厳しさみたいなものがあって、ヘタなことはできないんだというふうに思いましたね。でも、違和感はなかった。僕はずっとサッカーを続けながら、自分に厳しさを課してきたので」




――岩政さんと入れ替わるように秋田豊さんが移籍。レギュラー獲得のチャンスが巡ってきたわけですが……。

「トニーニョ・セレーゾ監督も開幕から僕を使おうと考えていたようで、キャンプから主力組でプレーしていたんですが、なかなか僕のプレーがフィットせずに、監督は僕の起用を諦めたんです。『まあ、まだ1年目。加入したばかりだしな』という考えもありますが、掴めたであろうものを自ら手放してしまったという思いがしばらく残っていたんです。だから正直、焦りもありました」

――ファーストステージから、ベンチには入っていましたが、先発の座を手にしたのが、セカンドステージ第7節のFC東京戦ですね。

「プロになってから、周りに気を使いながらプレーしている部分があったんです。自分の判断もプロのレベルに追いついていないところもあり、『そうじゃないだろう』と言われると、その声に合わせてしまう。レベルの高い場所へ来たのだから、そういうのは当然なんだけれど、周囲に気を使うことで、自分の判断やプレーにもブレが生じてしまう。自分を信じてプレーすべきだとわかっていても、何の根拠もないのに自信なんて持てない。そういう性格なので、まずは根拠を求めるので、なかなか打ち破れない半年間だったんです。

 セカンドステージが始まる8月に、このまま1年目が終われば、2年目にポジションが手にできる保証もない。大卒ですから、悠長なことも言っていられない。誰が責任を取るんだと切実に思ったんです。だから、根拠なんてなくてもいいから、自分の感覚でプレーすべきだと割り切った。当時『無理やりの自信』と名前をつけたんですけど、無理やりにでも自信を持とうと。

 セレーゾは厳しい監督でしたし、細かくいろいろと指示を出すし、チームメイトからの声もある。でも、すべてをいったん遮断して、自分の基準でプレーしようと。それでダメなら自己責任だけど、周りの声に従ってプレーしてどうするんだと開き直りました。

 そうしたら、周りの僕を見る目が変わり、監督もチャンスがあれば使ってみようというふうに思ってくれるようになったと感じました。そんななか、金古(聖司)さんが、出場停止になったタイミングで先発に起用されたんです」

――その試合に勝利し、その後は不動のセンターバックとして君臨し、2014年に移籍することになります。鹿島で引退ということは考えなかったのでしょうか?

「ACミランのマルディーニのように、ひとつのクラブだけで現役を全うするということに憧れる時期も確かにありました。でも、鹿島以外のクラブを知ることも、また自分の人生において重要だと思ったんです。それで、2010年頃から鹿島を出ることを考え始めました。移籍しても、鹿島と対戦するつもりはなかったので、まずは海外を視野に入れました」

――鹿島とは対戦したくなかったのですか?

「はい。今までずっと鹿島を勝たせるためにやってきたのに、他のチームへ行って、今度は鹿島を倒すぞと心底思えるわけはないだろうと。実際どうなのかはわからないけれど、そういう心境でプレーをしたくはない。それは鹿島に限らず、岡山を出るときには岡山と対戦したくはないと思いましたから。そんなことなく戦うのがある意味プロなのかもしれませんが、僕には難しいなという判断でした」

(つづく)

岩政大樹の移籍先は「アントラーズと対戦しないこと」を条件に考えた






◆【富山】差波、青森山田で柴崎とプレーは「素晴らしい時間」古巣・盛岡戦へ闘志(報知)



柴崎岳 青森山田 差波


 J3カターレ富山は23日、ホームで盛岡と対戦する(午後6時、富山県総合運動公園)。22日は富山市内で最終調整。MF差波優人(24)は、昨季在籍した古巣との一戦を心待ちにした。

 2016年に明大からJ1仙台に入団も、昨季8月にJ3盛岡へ期限付き移籍するまでリーグ戦出場なし。盛岡では出場15試合全てに先発し、今季、富山にさらなる活躍の場を求めた。新天地での今季は開幕からリーグ戦13試合連続先発。2得点を挙げ、不動のボランチとして活躍している。

 差波は盛岡戦へ「(仙台で)苦しんでいる時に手を差し伸べてくれたので感謝している。そういうチームと対戦できるのはうれしい。成長した姿を見せたい」と“恩返し”に意欲。同級生の盛岡GK中島宏海(24)らとピッチでの再会を楽しみにしていた。

 W杯でコロンビアを撃破した日本代表のMF柴崎岳(26)=ヘタフェ=は、青森山田高の1学年先輩。ともにプレーしながら同じボランチとして学び、主将も受け継いだ。世界を舞台に活躍する先輩の姿を見て「(青森山田で)素晴らしい時間を過ごしたんだ、ということを実感しました」と話した。

 くしくも現在、富山で柴崎の1学年先輩にあたるMF椎名伸志(26)とダブルボランチを組んでいる。差波は「(柴崎が)聞いたらビックリするかもしれないですね」と笑顔を見せつつ、「チームの力になれるように(椎名と)2人でしっかりやっていきたい」と、青森山田コンビで活躍を誓った。

 チームは一時は最下位の17位と低迷。しかし、5月に安達亮新監督(48)が就任後、リーグ戦3試合負けなし(2勝1分け)と好調で、14位まで浮上した。安達監督について「情熱を持って接してくれる。厳しさの中にも愛がある」と差波。勝ち点1差で12位の盛岡に勝てば上回ることができるが「順位を気にする状況ではない。目の前の試合に全力で臨んでいく」と静かに闘志を燃やしていた。




【富山】差波、青森山田で柴崎とプレーは「素晴らしい時間」古巣・盛岡戦へ闘志


◆体感型イベント「カシマゾンビスタジアム・2」にアントラーズOBの秋田 豊氏と名良橋 晃氏が出演決定(4Gamer.net)


鹿島アントラーズ×タイトー×オバケン
人気 OB 選手が出演決定&追加情報
ゾンビパンデミック with 鹿島アントラーズ
「カシマゾンビスタジアム・2」
求む!カシマ救える勇者たち
アントラーズOBの中田浩二氏にひきつづき、秋田豊氏、名良橋晃氏の出演が決定!

体感型イベント「カシマゾンビスタジアム・2」にアントラーズOBの秋田 豊氏と名良橋 晃氏が出演決定

タイトーと HLC(オバケン)企画・運営し、鹿島アントラーズが主催する「ゾンビパンデミック with 鹿島アントラーズ「カシマゾンビスタジアム・2」に、鹿島アントラーズの中田浩二 C.R.O に続き、元日本代表でクラブ OB の秋田豊氏、名良橋晃氏2名の出演が決定しました!現役時時代に数々の活躍をされたレジェンドたちがイベントを更に盛り上げます。

体感型イベント「カシマゾンビスタジアム・2」にアントラーズOBの秋田 豊氏と名良橋 晃氏が出演決定

中田浩二C.R.O 鹿島アントラーズ 
秋田豊氏 クラブOB
名良橋晃氏 クラブOB

・更にパワーアップした第二弾CMを公開開始!
追加情報を更新したスペシャルCM第2弾の公開を開始しました!


・イベント当日に人気Tシャツ販売決定!
チケットとともに先行で販売中の「森チャック氏描き下ろしコラボTシャツ」ですが、ご
好評につきイベント当日も販売いたします。「いたずらぐまのグル~ミ~」でおなじみのイラストレーター森チャック氏の描き下ろしで、“しかおゾンビ”と“グル~ミ~”が奇跡のコラボレーション!

体感型イベント「カシマゾンビスタジアム・2」にアントラーズOBの秋田 豊氏と名良橋 晃氏が出演決定体感型イベント「カシマゾンビスタジアム・2」にアントラーズOBの秋田 豊氏と名良橋 晃氏が出演決定体感型イベント「カシマゾンビスタジアム・2」にアントラーズOBの秋田 豊氏と名良橋 晃氏が出演決定体感型イベント「カシマゾンビスタジアム・2」にアントラーズOBの秋田 豊氏と名良橋 晃氏が出演決定

・参加者全員に豪華賞品を獲得のチャンス!
本イベントにご参加いただいた方、またミッションをクリアした方には抽選で豪華賞品を獲得するチャンスがあります! 賞品には鹿島アントラーズ提供のNIKE製ハーフコート、ポロシャツ、Tシャツ、エナメルバッグ等、またLe Furo社からはバスサプリ等、多数をご用意しております。ご家族や友達、グループ、カップルで超リアルなゾンビが迫り来る「カシマゾンビスタジアム」に、ぜひチャレンジしてください。

体感型イベント「カシマゾンビスタジアム・2」にアントラーズOBの秋田 豊氏と名良橋 晃氏が出演決定体感型イベント「カシマゾンビスタジアム・2」にアントラーズOBの秋田 豊氏と名良橋 晃氏が出演決定体感型イベント「カシマゾンビスタジアム・2」にアントラーズOBの秋田 豊氏と名良橋 晃氏が出演決定体感型イベント「カシマゾンビスタジアム・2」にアントラーズOBの秋田 豊氏と名良橋 晃氏が出演決定




賞品例(一部)

■イベント概要

【開催日】
2018年7月14日(土)
1st ステージ 13:00 キックオフ(12:00 開場)
2nd ステージ 17:30 キックオフ(16:30 開場)

【ルール】
参加者は腰にライフベルトと呼ばれる2本のリボンがついたベルトを巻き、リボンを取られないようゾンビから逃げ回ります。制限時間90分以内に、ゾンビからリボンを奪われることなく、スタジアム内に隠された全エリアの謎を解くことができればミッションクリアとなります。

【参加賞&豪華賞品】
参加賞として、当イベント限定ステッカー(全員)をプレゼントいたします。
また、ミッションクリアした参加者の中から抽選で豪華賞品をプレゼントいたします。

【体験時間】
約120分(プレイ時間 90 分 / 説明 30 分)

【会場情報】
茨城県立カシマサッカースタジアム(茨城県鹿嶋市神向寺後山 26-2)

【会場へのアクセス方法】
下記鹿島アントラーズ様 HP よりご確認ください
http://www.so-net.ne.jp/antlers/access/stadium.html

【チケット料金】
<前売り・当日共通 全て税込>
一般チケット 大人 3,300円、子供 1,600円
ファンクラブチケット 大人 3,000円、子供 1,500円

※中学生以上は大人料金、未就学児は無料
※チケット購入方法は、特設サイトにてお知らせいたします。

【チケットに関するお問い合わせ】
鹿島アントラーズコールセンター 0299-82-5555(10:00~16:00)

【関連URL】
特設サイト:https://www.taito.co.jp/kashima_zombie2

【運営ボランティア大募集!】
本イベントでは自衛隊役、運営スタッフを募集いたします。運営ボランティア希望の方
は特設サイトより詳細を確認のうえ、ご応募ください。なお、定員に達し次第、募集は締め切らせていただきます。

主催:株式会社鹿島アントラーズ FC
企画・運営:株式会社タイトー・株式会社 HLC(方南町お化け屋敷オバケン)

※TAITO、TAITO ロゴは、日本およびその他の国における株式会社 タイトーの商標または登録商標です。
※その他、記載されている会社名・商品名は、各社の商標または登録商標です。


体感型イベント「カシマゾンビスタジアム・2」にアントラーズOBの秋田 豊氏と名良橋 晃氏が出演決定


◆鹿島内定CBとの直接対決で学んだ気持ちの部分、矢板中央CB白井主将「県予選でやられていたら全国で通用しない」(ゲキサカ)



関川郁万


[6.21 総体栃木県予選決勝 矢板中央高 3-0 佐野日大高 さくらスタジアム]

 矢板中央高の182cmCB白井陽貴主将(3年)は意識している存在として、鹿島入りが内定した流通経済大柏高CB関川郁万主将(3年)の名を挙げる。1月の全国高校選手権準決勝で矢板中央は流経大柏に0-1で敗戦。関川を中心とした相手の堅い守りをこじ開けることができなかった。

 白井は「流経の関川郁万が騒がれているけれども、意識しています。(選手権で対戦して)気持ちが強かったです」と説明する。「一つ一つのところで(関川は)『来いよ』みたいな。CKとかでもちょっと触っただけでも『触るんじゃねえ』とか。『来いよ』とか、そういう気迫が違っていたと思います。(感じた差は)技術とかよりも、そういう気持ちのところが相手の方が一個上だったと感じています」。自分に自信を持ち、相手を飲み込むような気迫。そこは“ライバル”関川のプレーから学んだことだ。

 この日、白井は相棒のCB五十嵐磨於(3年)とともに、会場に声を響かせ続けていた。好プレーをした五十嵐が雄叫びを上げれば、「来いよ!」というオーラを発しながらプレーする白井も抜群の高さを活かしたヘッドでボールを跳ね返し、声を上げる。「県予選でやられていたら全国で通用しない」という自覚、自信が白井にはあった。

 少ないながらも危ないシーンも作られただけに、100点満点のプレーだった訳ではない。だが、FW山田大樹(3年)や後半途中から前線に上がってきたDF大塚健斗(3年)という長身選手との攻防で気持ちの部分から上回ろうとしていた白井は、ライバル・佐野日大高を80分間無得点に封じて全国出場を決めた。

「CBは一番大切なポジションだと思っている。自分がブレたらチームもブレると意識している。勝つためにはDFとしてゴールを奪われたくないし、絶対に負けないというのを意識している」。主将としてチームを牽引する白井について、矢板中央の高橋健二監督も「精神的に強くなって、将来楽しみ」と大きな期待を寄せている。

 関川との対決をきっかけに、誰にも負けないCBになることを意識し、主将といて個性派軍団をまとめながら成長。全国でどのくらいのプレーをするのか楽しみなCBの一人だ。流経大柏は千葉県予選で敗退したために、関川との直接対決は冬へ持ち越しとなったが、「騒がれているチームとやりたいです」というインターハイで白井が強敵をねじ伏せる。

(取材・文 吉田太郎)




鹿島内定CBとの直接対決で学んだ気持ちの部分、矢板中央CB白井主将「県予選でやられていたら全国で通用しない」




◆【金沢】垣田、2戦連発「狙う」大橋は堅守で連勝導く!…23日・熊本戦(報知)



垣田裕暉


 J2ツエーゲン金沢は23日、ホーム・熊本戦(午後7時、石川西部)に臨む。22日は金沢市内で最終調整。前節16日の栃木戦(2〇0)で得点したFW垣田裕暉(20)とMF大橋尚志(21)のJ1鹿島から移籍2年目コンビが、日本代表の先輩から学び、さらなる活躍を誓った。

 チームトップの5得点の垣田は、鹿島時代の2016年夏にW杯・コロンビア戦で決勝ヘッドのFW大迫勇也(28)=ブレーメン=が古巣を訪れた際、体の使い方など助言を受けた。熊本戦での2戦連発へ「狙っていく」と“半端ない”闘志を燃やした。

 大橋は、鹿島で同じボランチとしてプレーしたMF柴崎岳(26)=ヘタフェ=から「守備の面などを見習いたい」と目を輝かせ、今季2度目の連勝に貢献する。(竹内 竜也)




【金沢】垣田、2戦連発「狙う」大橋は堅守で連勝導く!…23日・熊本戦




◆「半端ないって」伝説が話題の大迫勇也に実は「半端だった」過去がある(THE PAGE)



大迫勇也 ロシアW杯


 動画投稿サイトに偶然アップされた映像内のフレーズが、まさか9年もの歳月を超えてホットワードと化し、今年の流行語大賞候補とまで言われるとは、当時関わった誰もが思わなかっただろう。

 それは「大迫半端ないって」――。19日に行われたロシア・ワールドカップのグループリーグ初戦で、強敵コロンビア代表を撃破する大金星を西野ジャパンにもたらしたヒーロー、FW大迫勇也(ベルダー・ブレーメン)を象徴する枕詞として、サッカー界では有名な言葉だった。

 起源は大迫を擁する鹿児島城西(鹿児島県)が準優勝した、第87回全国高校サッカー選手権大会。2009年1月5日の準々決勝で2‐6のスコアで大敗を喫した滝川第二(兵庫県)のキャプテン、中西隆裕さんが号泣しながら「大迫、半端ないって! あいつ、半端ないって!」と叫んだ映像にある。

 滝川第二戦で2ゴールを叩き込んだ大迫は、いまも一大会における最多記録としてさん然と輝く10ゴールをマークして得点王を獲得。同時にアシストも10を記録し、超高校級フォワードの肩書きを引っさげて常勝軍団・鹿島アントラーズ入りした。

 あれから9年。後半28分に1‐1の均衡を破る勝ち越し弾を頭で決めたコロンビア戦の大活躍と、サランスクのモルドヴィア・アリーナのスタンドに躍った、「大迫半端ないって」の横断幕が何度もテレビ画面に映ったことで、瞬く間にネット上で話題を集めた。

 しかし、大迫本人は自分自身を「中途半端」なフォワードだと位置づけてきた。2015年6月のシンガポール代表とのワールドカップ・アジア2次予選を最後に、大迫が刻んできた日本代表の軌跡には、約1年5ヵ月もの空白期間が生じている。

 誰よりも大迫自身が、ハリルジャパンから遠ざかった理由を痛感していた。当時所属していたFCケルンで好調をキープしていた点が評価され、ハリルジャパンへの復帰を果たした2016年11月以降、幾度となくこんな言葉を口にしている。

「ゴール前でもっと迫力を出すことが、僕自身の課題だとずっと思っている。普通にプレーしていたら出せないものなので、もっともっと意識しながら、自然と迫力を出せるようにしないといけない」

 アントラーズでの5年間で得点数が2桁を数えたのは、リーグ5位タイとなる19ゴールをあげた2013シーズンの一度しかない。活躍の場をドイツに求めた2014年以降も然り。ケルンでの4年間の合計は15ゴール。最高は2016-17シーズンの7ゴールだった。

 数字で評価されるフォワードというポジションを考えれば、物足りない数字と言わざるを得ない。それでも大迫が重用されてきたのは、182cm、71kgとやや華奢に映る体にもうひとつの武器が搭載されているからだ。前出の中西さんは、件の映像でこう叫び続けている。
「後ろ向きのボール、めっちゃトラップするもん。そんなんできひんやん、普通」
 後ろ向きのボールとは、後方から送られてくる浮き球のパスのこと。巧みに収めたボールをすぐに自分の間合いに置き、相手を背負いながらもさまざまなフェイントを駆使してターン。相手ゴール前へ抜け出していく動きを、高校時代からすでに大迫は身につけていた。

 高校3年生に進級する直前の大迫を見出したアントラーズのスカウト担当部長で、いまも同職を務める椎本邦一氏は、名づけるならば「大迫ターン」の秘密をこう語ってくれたことがある。

「ポストプレーで相手を背負ったときに、見えない場所にボールを置いているのでは。自分の体やフェイントを使って、上手くボールを隠しているんじゃないかと。相手が置き去りにされる場面を何度も見ると、そうとしか説明できないんですよ」

 大迫自身も「ボールを収めることはできる」と絶対の自信を寄せていた。そのうえで体幹をさらに鍛え抜き、自分よりもサイズが大きく、屈強な外国人ディフェンダーが放つプレッシャーをはね返すのではなく、しなやかな柳の枝のように吸収しながら受け流すテクニックも身につけた。

 香川真司(ボルシア・ドルトムント)のPKによる先制点と、コロンビアのMFカルロス・サンチェス(エスパニョール)の一発退場への流れを作ったのは、大迫が新たに搭載した武器だった。

開始わずか3分。香川の縦パスに反応し、187cm、81kgのサイズを誇るDFダビンソン・サンチェス(トッテナム・ホットスパー)の激しいプレッシャーを背後から受けながらも倒れない。しかも体を巧みに反転させて前を向き、最後は左足からシュートを放った。
 これはコロンビアの守護神ダビド・オスピナ(アーセナル)に防がれたが、フォローしてきた香川がこぼれ球に左足を一閃。伸ばした右腕で弾き返したC・サンチェスが、主審から故意のハンドによるレッドカードを提示された瞬間が番狂わせへの序章となった。

「あとは相手ゴール前へ入っていく回数も、相手ゴール前でボールを受ける回数も、もっと増やしていかないと。相手ゴール前へ入っていくことで何かを起こせると思うし、相手の脅威にもなるので」

 こう語ってもいた大迫は後半9分には香川のパスに反応。巧みなターンから抜け出し、左足から強烈な一撃を放った。さらに同28分には相手を背負いながら絶妙のボールを落とし、あわや勝ち越しかと思われたDF酒井宏樹(オリンピック・マルセイユ)のシュートを導いた。

 このプレーで獲得した左コーナーキックから、大迫が劇的な決勝弾を決めた。MF本田圭佑(パチューカ)が蹴った速いボールに相手と競り合いながら、滞空時間の長いジャンプから頭をヒットさせてゴールの反対側へ巧みに流し込んだ。

 実は高校時代からヘディングを不得手とし、頭によるゴールが極端に少なかった。アントラーズ入りしてすぐに、空中戦で群を抜く強さを誇っていた元日本代表DF岩政大樹(現東京ユナイテッドFC)に志願して弟子入り。伝授された教えを試行錯誤しながら、時間をかけて自分のものにしてきた。

 日本代表へ復帰してから、15試合に出場して5ゴールをあげた。そのうち3つがヘディングで決めたものだ。加えて、コロンビア戦ではチーム最多となる5本のシュートを放っている。
 2試合に先発しながら、無得点に終わった前回ブラジル大会から4年。客観的な視点から自分自身の弱点を把握し、上手さに怖さを融合させたフォワードを貪欲に追い求めてきた大迫が、ロシアの地で枕詞通りに「半端ない」存在感を放ちつつある。

(文責・藤江直人/スポーツライター)




「半端ないって」伝説が話題の大迫勇也に実は「半端だった」過去がある




◆大迫ヘッドも「半端ないって」 高校時代の代名詞話題に 成長の決勝弾(西日本新聞)


大迫勇也

 サッカーワールドカップ(W杯)ロシア大会1次リーグH組の日本-コロンビア戦(19日)で決勝ゴールを決めた大迫勇也選手(28)=ブレーメン、鹿児島県南さつま市出身=をたたえる「大迫半端ないって」という言葉が会員制交流サイト(SNS)などを中心に話題を呼んでいる。サポーターが掲げた旗にも記された言葉のルーツは鹿児島城西高時代にある。3年時に出場した全国高校選手権で試合後に、敗れた対戦相手の選手が高校生離れしたプレーぶりを「あいつ半端ないって!」と絶叫。テレビ放映され、動画サイトで拡散。サッカーファンの間では以前から有名だった大迫選手の代名詞でもある。

 2008年度の同選手権で鹿児島城西高は準優勝。大迫選手は歴代最多の1大会10得点を挙げた。2得点した滝川二高(兵庫)との準々決勝で相手選手が「後ろ向きのボール、めっちゃトラップするもん」などと涙ながらに叫んだ。足元の技術に脱帽した言葉だったが、コロンビア戦は頭での得点。現地で観戦した高校時代の監督、小久保悟氏は「選手権の得点は全て足。成長した」と感慨を込めた。

 「ヘッドは苦手だった」と証言するのは、高卒で入団したJ1鹿島でコーチとして指導した奥野僚右氏(現J2福岡コーチ)だ。課題を居残り練習で奥野氏と一緒に克服。高校までは全体練習後の個人練習は日常だった。プロでは故障防止のため「居残り」も制限されるが、当時のオリベイラ監督(現J1浦和監督)に奥野氏とともに“直訴”して認めてもらったという。W杯初得点につながった汗。「実践力も半端ない」と振り返る奥野氏は「練習で取り組んだ技術で翌日に得点したこともあった」と懐かしむ。

 21日にベースキャンプ地のカザンを訪れたスポーツ庁の鈴木大地長官とともに取材に応じた日本サッカー協会の田嶋幸三会長は「浮かれてもいないし、気後れすることもない」と選手を頼もしげに見守った。コロンビア戦の後に大迫選手は「ここで満足したくない」と次戦を見据えた。日本時間の25日午前0時に決勝トーナメント進出に向けた大一番、セネガル戦を迎える。 (カザン末継智章、向吉三郎)

=2018/06/22付 西日本新聞朝刊=




大迫ヘッドも「半端ないって」 高校時代の代名詞話題に 成長の決勝弾




◆大迫“半端ない弾”、サネ相手に再現目指す!「まだまだ満足していない」/W杯(サンスポ)



大迫勇也 ロシアW杯

 サッカー・日本代表合宿(21日、ロシア・カザン)24日のセネガルとの第2戦に向けて練習した。第1戦でコロンビアを下す決勝ヘッドを放ったFW大迫勇也(28)=ブレーメン=は、昨季ブンデスリーガでセネガルDFから奪った“半端ない”ゴールの再現を目指す。一方、セネガルは第1戦でポーランドを下す決勝ゴールを決めたFWムバイ・ニャン(23)が好調。“問題児FW”が日本を脅かす。




 「半端ない」連発のイメージは、体に染みついている。サランスクの奇跡の立役者となったFW大迫は、次なる決戦の地・エカテリンブルクへ目を向ける。

 「まだまだ満足していない。続けてやるだけ」

 コロンビア戦の翌20日を室内調整と半日休みでリフレッシュ。一躍時の人になったストライカーはこの日、雲が覆ったカザンでリラックスした表情を浮かべ、トレーニングを再開した。先発組はランニングなど軽めのメニューで次戦に備えた。

 第1戦は後半にCKからヘディングで決勝点をたたき込んだが、セネガルは一筋縄にはいかない。センターバックは1メートル96のDFサネと1メートル95のDFクリバリの長身2人が予想され、競り合いで勝つのは至難の業。そこで参考になるのが、自ら決めた一発だ。

 昨季まで所属したケルンで出場した2月17日のハノーバー戦。セットプレーからほうり込まれたボールを相手DFサネが頭に当てると、大迫がこぼれ球にいち早く反応。トラップして左足で蹴り込んだ。フィジカルで圧倒的なアドバンテージを持つアフリカ勢には、空中戦後のこぼれに対する嗅覚が鍵を握る。

 半端ないゴールは、半端ない結果も呼び込む。日本代表で大迫が得点した試合は、6戦4勝2分けと負けなし。W杯で連発を果たせば、2002年日韓大会のMF稲本(現J1札幌)以来2人目の快挙となる。セネガルに勝てば日本史上初めて第2戦で1次リーグ突破が決まる可能性もあり、新たな歴史を刻む一発となる。

 「サッカーは結果を出すことがすべて」

 下馬評を覆して世界を驚かせたコロンビア戦が、真の実力だったことを次戦で見せつける。 (大石豊佳)




大迫“半端ない弾”、サネ相手に再現目指す!「まだまだ満足していない」/W杯


◆昌子が驚くセネガル代表FWの「斬新」なサバ読み?(ゲキサカ)



昌子源 ロシアW杯


 驚異的な身体能力にどう対抗するか。日本代表DF昌子源(鹿島)は24日のW杯グループリーグ第2戦で対戦するセネガル代表について「身体能力がズバ抜けている印象。みんなデカいのに速い」と、映像を見た印象を口にした。

「ボールを取ったと思ったらグッと足を伸ばして取り返してきたり、前の選手は抜いたと思ったら抜いてなかったり。ポーランド戦もそういう感じだった」

 19日のポーランド戦(2-1)で決勝点を決めたFWムベイェ・ニアン(トリノ)については「速いなっていうのはあるし、表記では(身長)184cmだけど、もっとあるやろと」と、ポーランド戦の映像を見る限りでは、もっと身長が高いイメージを持ったようだった。「身長を高くサバ読むのではなく、低くサバを読むというのは斬新。実際に横に立ってみないと分からないけど」。意外な視点からの指摘で報道陣の笑いを誘った。

 19日のコロンビア戦(2-1)では直接FKで1失点を喫し、セットプレーからの失点が続いている。西野ジャパンの4試合で計7失点しているが、PKで2失点、直接FKで2失点、FKのこぼれ球から1失点、ロングスローから1失点、自分たちのCKからのカウンターで1失点と、すべてリスタート絡み。「より注意力を持ってやらないといけない」と昌子は気を引き締めるが、逆に言うと、流れの中では守備がうまくいっているということでもある。

「それは間違いなく自信になるし、どのメンバーが出てもできているというのはいいこと。でも、セットプレーばかりに集中して、流れの中でやられたら意味がない。どっちも集中して、90分間やっていく必要がある」

 日本はセネガルに勝ったうえで、H組もう1試合のポーランド対コロンビアの試合でポーランドが引き分け以下(コロンビアが引き分け以上)なら、最終節を待たずに決勝トーナメント進出が決まる。「スタッフも選手もセネガル戦で決めるつもりでいる」。そう力を込める昌子は「次もあるという考えはない。セネガル戦で決める、イコール勝つということ」と必勝を誓った。

(取材・文 西山紘平)




昌子が驚くセネガル代表FWの「斬新」なサバ読み?




◆存在感抜群の昌子源、GL突破へ連勝を約束「次のセネガルで決める」(GOAL)


昌子源 ロシアW杯

昌子が“ホントに良いチーム”セネガルへの警戒感を強めた。

日本代表DFの昌子源が、ロシア・ワールドカップ第2節のセネガル戦へ向けて意気込みを語った。

19日に行わたコロンビア代表戦に勝利した日本代表は24日にセネガル代表と対戦する。

サディオ・マネやカリドゥ・クリバリら多くのタレントを擁する同国との対戦を前に、昌子は「ポーランド戦を見て、ホントに良いチームだなっていうのは感じました。身体能力はやっぱずば抜けているっていう印象はあります」と警戒を強めた。

「みんなデカいし、速い。抜いたと思ってもリーチの長さだったり、普段出ないようなところに足が出てくる、足が伸びるっていう表現をみんながするけど、でもホントにたぶん僕らの場合はボール取ったと思ったら、グッて伸ばしてボール取り返しに来たりとか、前の人は抜いたと思ったら抜いてなかったとか、たぶんそういうのが試合でも多く見られる。ポーランドはそういうのが多かった気がしました」

また、ポーランド代表戦で決勝点を決めたエムバイェ・ニアンについて「ホントに速いし、表記では(1メーター)84とかなってるけど、ホントに84?と思うくらい」とフィジカル面での対応が求められると強調。セットプレー時にはさらに長身のクリバリとの競り合いが待っていることについて「守備に関してはしっかり体をぶつけないといけないし、弾いた後のセカンドだったり、自分のマークを注意しながらライン上げたりとかしたい。(攻撃は)チャンスはあるかなと思ってます」と自信をのぞかせた。

金星からわずか中4日で迎えるセネガル代表との一戦を前に西野朗監督からは「まだ具体的な話はそんなに出ていない」とした同選手だが、決勝トーナメント進出の可能性が膨らむこの試合への意気込みを語った。

「残り2試合あるので、僕ら選手、スタッフ、代表チームはもちろんセネガルで決めるつもりでいます。それがダメだったら次があるわって考えはないので、やっぱりしっかりセネガルで決めるっていう、要するに勝つです。勝つっていうことに集中してやりたいと思います」

「自分の中ではコロンビアはもう終わったので、コロンビアの話も別にする気はないですし、もうしっかり自分の中でセネガルに向けてやっていきたいなってところはあります」




存在感抜群の昌子源、GL突破へ連勝を約束「次のセネガルで決める」

◆“Jリーグ代表”昌子、「順応性」でセネガル攻撃陣封じる(報知)



昌子源 ロシアW杯


 DF昌子源(25)=鹿島=が持ち前の「順応性」でセネガル攻撃陣を封じる。W杯初出場となったコロンビア戦では国内組唯一の先発選手としてピッチに立ち、2―1の勝利に貢献。セネガル戦でも2試合連続先発を任される可能性が高くなった。コンビを組むDF吉田麻也(29)=サウサンプトン=との連係にも手応えを得ており、国内組でも世界に通用することを再び証明する。

 コロンビア戦では先発で唯一のJリーガーとして奮闘。エースFWロドリゲスが万全でなかったことを差し引いても、ほぼ完璧に抑え込んだ。FIFAの公式ホームページは「一番の驚きは昌子源」と紹介。注目度が急上昇する中、「みんなセネガル戦で決めるつもりでいる。イコール勝つこと」と気を引き締めた。

 コンビを組むセンターバックに応じてプレーを変えられるのが昌子の強みだ。相手に対しても同じ。「対戦経験のない選手でも、試合前にはデータをあまり入れない」というスタンスだが、それでも抑え込む。好例は16年12月のクラブW杯。準決勝でアトレチコ・ナシオナル(当時)のボルハ、決勝でC・ロナウド(Rマドリード)と世界的FWに順応した。

 セネガルについては「身体能力がずば抜けている。でかいのに速いし、ポーランドが抜いたと思っても抜けていないシーンがあった。足が伸びてくる感じがある」と警戒する。特にFWニアングについては「184センチって書いてあるけど、もっとあるやろ。低くさばを読むって斬新」とみるが、これまで通り実際のピッチの中で対応していく考えだ。

 「国内組唯一とかJリーグ代表という意識は全くなかった。でも、国内にいる選手が昌子でもあれだけできるんだったら、俺でもできると思って(自信をつけて)くれたら、俺はうれしい」。初戦でポーランドに快勝したアフリカンパワーにも臆することはない。ピッチで柔軟に動き回り、封じるだけだ。(内田 知宏)




“Jリーグ代表”昌子、「順応性」でセネガル攻撃陣封じる




◆DF植田直通、「100%でプレーできる準備を続けていく」(報知)



植田直通 ロシアW杯


 ロシアW杯1次リーグH組首位の日本代表は22日、ベースキャンプ地カザンで同組の第2戦セネガル戦(24日、エカテリンブルク)に向けて非公開で調整した。DF植田直通(鹿島)は、2―1で勝利した19日のコロンビア戦は出番なく終わったが「ピッチに立ちたくない選手はいない。出たい気持ちはすごくある。その気持ちを日々の練習にぶつけている。次のチャンスが来たときに100%でプレーできる準備を続けていく」と目を光らせた。

 コロンビア戦では鹿島でセンターバックのコンビを組むDF昌子源(鹿島)が、落ち着いたプレーを見せて評価を高めた。セネガル戦でもDF吉田麻也(サウサンプトン)と昌子のコンビが有力視されている。「状況によっては自分の出番はある。出場時間が少なかろうと100%で臨みたい。その準備を100%でしたい」。強靱(きょうじん)なフィジカルと気迫を前面に出したプレーが光る23歳は、出場機会を虎視眈々と狙っている。



DF植田直通、「100%でプレーできる準備を続けていく」


◆“本田2世”が日本代表入り! 本田の教え子・U-19代表MF安部裕葵が練習参加(Football Zone)



安部裕葵


本田プロデュースのスクール出身でプロ第1号、17年鹿島入りで同年4月にプロ初出場

 ロシア・ワールドカップ(W杯)グループリーグ初戦のコロンビア戦で2-1と勝利した日本は、21日にベースキャンプ地のカザンでトレーニングを行った。U-19日本代表の選手たちもグラウンドに姿を現わすと、10番を背負うMF安部裕葵(鹿島アントラーズ)が兄貴分のA代表チームの練習に参加。西野朗監督や先輩たちに笑顔で挨拶をすると、そのままA代表のトレーニングに加わった。

 21日のトレーニングでは冒頭15分が公開され、コロンビア戦出場組と未出場組に分かれてアップ。MF本田圭佑は右太もも打撲で別メニューとなったなか、18日からカザン入りしていた弟分のU-19日本代表もピッチに登場。A代表の選手たちがピッチに現われると、U-19代表の選手たちは一列に並んで先輩方を迎え入れた。

 そんななか、U-19日本代表から一人だけA代表のトレーニングに加わったのが19歳MF安部だ。今回のロシア遠征で10番を与えられた若武者は、他の選手たちにひと言挨拶し、そのまま“A代表入り”を果たしている。

 安部は本田が経営に関わるS.T.FOOTBALL CLUBの出身でプロ第1号という経歴を持つ。瀬戸内高を経て2017年に鹿島入りすると、同年4月1日のJ1リーグ第5節大宮アルディージャ戦でプロ初出場を飾り、同年7月29日のJ1第19節ヴァンフォーレ甲府戦でリーグ戦初得点を挙げている。

 本田から指導も受けたことがあり、“本田2世”と呼ばれることもある安部。スピードに乗ったドリブルと卓越したテクニックを兼備する19歳は、トレーニングながら一時的に“A代表入り”という最高の経験を積んでいる。




“本田2世”が日本代表入り! 本田の教え子・U-19代表MF安部裕葵が練習参加


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