日刊鹿島アントラーズニュース

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2018年6月29日金曜日

◆日本、アジア勢最多の3度目決勝トーナメント…AFC勢は1次リーグ史上最高勝ち点数(報知)






 ◆W杯ロシア大会▽1次リーグH組 日本―ポーランド(28日・ボルゴグラード)

 日本がポーランドに敗れたため、勝ち点4のままだった。

 アジア連盟(AFC)から出場した5か国では、

 日本 1勝1分け1敗=勝ち点4

 イラン 1勝1分け1敗=勝ち点4

 韓国 1勝2敗=勝ち点3

 サウジアラビア 1勝2敗=勝ち点3

 オーストラリア 1分け2敗=勝ち点1

 となり、5か国合計で4勝、勝ち点15となった。

 アジアから4か国以上するようになった1998年フランス大会以降で、AFC勢として獲得した最高勝利数タイ(02年、10年)、最高勝ち点数となった。さらに同一大会で4か国が勝利したのも初めて。

 またAFC勢として決勝トーナメントに進出するのは、南アフリカ大会の日本、韓国以来。日本の3度目となる決勝トーナメント進出は、アジア勢として単独最多となった。



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日本、アジア勢最多の3度目決勝トーナメント…AFC勢は1次リーグ史上最高勝ち点数




◆ロナウドとネイマール、柴崎岳を超成長させた「世界の差」(iRONNA)



柴崎岳


藤江直人(ノンフィクションライター)

 瞬く間に西野ジャパンの中に確固たる居場所を築き上げた。もはやこの男を抜きにして、日本代表は機能しないと言っていい。攻守両面でうまさ、強さ、激しさを状況に応じて奏でられるボランチ。柴崎岳(スペイン、ヘタフェ)が「日本の司令塔」として輝きを増している。

 世界中をうならせたのが、セネガル代表とのグループリーグ第2戦の前半34分に見せたプレーとなるだろう。ハーフウエーラインの手前でボールを受け、ルックアップした直後だった。素早く振り抜かれた右足から放たれた鮮やかなロングパスが、1点のビハインドをはね返す序章になった。


 ロングパスのターゲットは、ペナルティーエリア内の左サイドへ攻め上がっていたDF長友佑都(トルコ、ガラタサライ)。トップスピードで走り込んだ先へ、寸分の狂いもなく着弾したボールはMF乾貴士(スペイン、レアル・ベティス)へ渡り、右足から放たれたシュートは美しい弧を描きながらゴールへ吸い込まれていった。

 柴崎がパスを受けてから、ゴールが生まれるまでわずか10秒しか要していない。セネガル守備陣の両サイドにスペースが生じることが、スタッフによるスカウティングで分かっていたのだろう。チャンスの匂いを嗅ぎ取り、最終ラインから一気呵成(かせい)にスプリントを駆ける長友の姿を、自陣にいた柴崎は見逃さなかった。

 正確無比な軌道を描くロングパスをテレビ越しに見ていて、ある言葉を思い出さずにはいられなかった。青森山田高校(青森県)時代の恩師、黒田剛監督は、3年生の柴崎がキャプテンを務めていた2010年度の全国高校サッカー選手権大会中にこう語っている。

 「攻撃に関して一番いいエリアを瞬時に選択して、そこへピンポイントのパスを送れるところが、(柴崎)岳のすごさだと思います」

 この時点で柴崎は鹿島アントラーズ入りが内定していたが、仮契約を結んだのはまだ2年生だった2010年1月だった。複数のJクラブが争奪戦を繰り広げ、最後は名古屋グランパスとの一騎打ちをアントラーズが制した形となった。

 1996年から23年間にわたって強化の最高責任者を務める、アントラーズの鈴木満常務取締役強化部長は「満男の後継者となり得る素材」と語っていた。今シーズンもキャプテンを務める大黒柱、MF小笠原満男からいずれバトンを託させたいと期待をかけながら、柴崎のプロ意識の高さを称賛していた。

 「もっと、もっと上のレベルを目指していくために、いろいろな課題を自分の中で整理しながら、自分自身を客観的に評価していくことができる選手ですね」

 柴崎自身は決して饒舌(じょうぜつ)ではない。胸中に抱く熱き思いを、言葉で表現することを不得手としてきたからか。スペインの名門レアル・マドリードから2ゴールを奪い、世界中を驚かせた2016年12月の国際サッカー連盟(FIFA)クラブワールドカップ決勝後も、クールな仮面を脱ぎ去ることはなかった。

 「僕だけの力で取ったゴールではないので。チームの流れなどがあった中でのゴールなので、チームのみんなに感謝したい。勝てていれば、もっと喜べたとは思うんですけど」

 延長戦にもつれ込んだ死闘の末に、試合は2-4の逆転負けを喫した。相手のエース、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドにハットトリックを達成されたこともあって、スーパーゴールの余韻が残る試合後の取材エリアでも感情をあらわにすることもなかった。

 しかし、当時のアントラーズを率いていた石井正忠監督(現・大宮アルディージャ監督)から、柴崎に関して興味深いエピソードを聞いたことがある。

 「岳はずっとラ・リーガに行きたがっていたと、後になって聞きました。だからこそ、決勝戦にかける思いは誰よりも強かったと思います。今思えば、決勝の前に左足のシュートをよく練習していた。レアルを崩すイメージを描いていたのかと思うくらいでしたし、実際に2点とも左足で決めていますよね。自分の欠点を探して、改善していく作業を常に課していく姿勢が岳のすごいところだし、目いっぱいの戦いが続いた中でどんどん伸びていったと思います」

 2016シーズンから柴崎はアントラーズの「10番」を託されている。クラブの黎明(れいめい)期に元ブラジル代表の神様ジーコが背負った、常勝軍団の象徴でもある背番号を1年で返上。挑戦の舞台を、憧憬(しょうけい)の念を抱き続けてきたスペインへと移した。

 2ゴールを見舞ったクラブワールドカップ決勝は、世界へ衝撃を与えるとともに、柴崎に明確な課題を突きつけていた。実際、柴崎はレアル・マドリードとの差をこんな言葉で表している。

 「流れやプレーで見れば通用した部分がフォーカスされているかもしれませんけど、まだまだやらなければいけないことがたくさんある。むしろ大変なのはこれからであり、これからどうしていくのかが重要になってくる」

 柴崎自身も機が熟した、と感じ取っていたのだろう。プロ意識の高さを熟知していたからこそ、大黒柱を託したいと思い描いてきた柴崎の旅立ちが近いことを、鈴木常務取締役も感じていた。




 「おそらくオファーはある。いつ来るかは分からないけど、覚悟はしています」

 こう語っていたのは川崎フロンターレとの天皇杯全日本サッカー選手権決勝を制し、シーズン二冠を達成した2017年の元日。実際に1カ月後に、柴崎はラ・リーガ2部のテネリフェの一員になった。

 しかし、夢と期待を胸に抱きながら降り立った新天地で待っていたのは、思いもよらない苦しみだった。言葉も文化も食事も風習もすべてが日本とは違うと理解はしていたが、スペインへ適応することに心が急ブレーキをかけた。

 テネリフェでデビューを果たすまでに、約1カ月半もの時間を要した。ホテルの一室に閉じこもる日々がその後の自分を強くしたと、柴崎は語ったことがある。

 「海外でプレーしている選手は改めてすごいと思いましたし、尊敬もしました。異国の地でプレーすること自体が大変だというのは、実際に行ってみないと理解できない。それらが分かったことで、選手としても人間としても大きくなっていくと感じました」

 日本代表の一員として体感とした世界との差も、柴崎の中に芽生えていた、現状に対する危機感を高じさせたのかもしれない。2014年10月14日。中立地シンガポールでブラジル代表と対峙(たいじ)したアギーレジャパンは、0-4の大敗を喫している。

 インサイドハーフとして先発した柴崎だったが、後半開始早々に世界の洗礼を浴びる。トラップミスしたわずかな隙(すき)を突かれてボールを奪われ、電光石火のカウンターを仕掛けられ、FWネイマールにゴールを決められた。最終的にネイマールはハットトリックを達成している。

 「ああいう選手がいるチームと対峙し、上回ることを常に目指していかないといけない。並大抵の成長速度では僕の現役時代の中では対応できないと思うので、自分のトップフォームの期間の中で成長速度を上げながらやっていく必要があると思う」

 試合後に残した柴崎の言葉をあらためて読み返しても、26歳で迎えるワールドカップ・ロシア大会へ向けた意気込みが伝わってくる。クリスティアーノ・ロナウドとネイマール。くしくも今大会で活躍している2人のスーパースターが、柴崎のターニングポイントに関わっている。

 そして、当時の日本代表を率いていた、選手および監督としてメキシコ代表を経験しているハビエル・アギーレ氏は柴崎の輝く未来を確信していた。

 「柴崎はワールドクラスだ。まるで20年も経験を積んだかのようなプレーを見せてくれる。彼はかなり遠いステージまで行き着くことができるだろう」

 しかし、ハリルジャパンが発足して半年ほどが過ぎると、アギーレジャパンが発足してから順調に刻まれてきた、日本代表における柴崎の軌跡に2年近くものブランクが生じてしまう。

 復帰を果たしたのは6大会連続6度目のワールドカップ出場がかかった、昨年8月のオーストラリア代表とのアジア最終予選第9節の直前。その間に所属チームをアントラーズからテネリフェ、そしてラ・リーガ1部のヘタフェに変えていた柴崎は、泰然自若としていた。

 「運命というか、ベストを尽くして自分なりのサッカー人生を歩んでいれば縁のある場所だと思っていました。ただ、選ばれたいと思ってもコントロールできることでもない。こうして選ばれたということはやってきたことが認められた証拠ですし、選ばれたからには果たすべき責任もあるので」

 自らの強い意志で切り開き、歩んできた道に絶対の自信を持っていたからこそ、柴崎は「運命」あるいは「縁のある」という言葉を用いたのだろう。実際、9月に入ると、今度はFCバルセロナ相手に目の覚めるようなスーパーボレーを決めている。

 そのバルセロナ戦で左足中足骨を骨折。長期離脱を強いられた柴崎は、ヘタフェがトップ下を置かないシステムに変更したこともあって、復帰後は出場機会をなかなか得られなくなった。





 結果としてハリルジャパンの最後の活動となった3月下旬のベルギー遠征でも、大きなインパクトを残せなかった。4月に慌ただしく船出した西野ジャパンでも、長谷部誠(ドイツ、アイントラハト・フランクフルト)と組むボランチの序列で大島僚太(川崎フロンターレ)よりも下だった。

 それでも、柴崎はいい意味でひょうひょうとしていた。千葉県内で代表合宿が行われていた先月28日に、26歳の誕生日を迎えた。ロシア大会が行われる年という意味で、以前から2018年を強く意識してきた柴崎は抑揚のないトーンながら、胸中に脈打つ熱き血潮を垣間見せている。

 「高校を卒業して8年ですか。プロに入ってから時間が流れるのがすごく早い。もしかすると引退するまでに、こういった気持ちをまた抱くかもしれない。だからこそ悔いのないように、これからも自分らしくサッカー人生を歩んでいきたい」

 西野ジャパンで初先発を果たした、今月12日のパラグアイ代表とのテストマッチ(オーストリア・インスブルック)でフル出場。一発回答で大島との序列を逆転させた柴崎が、ロシアの地で見せてきたパフォーマンスの数々に、国際サッカー連盟(FIFA)の公式サイトも驚きを隠せない。

 「柴崎の正確無比なパスは、すべて称賛に値するものだった」

 パスセンスだけではない。球際の激しい攻防も厭(いと)わない闘争心。試合終盤になっても運動量が落ちない驚異的なスタミナは、西野ジャパンの快進撃を導く源泉になっている、やや華奢(きゃしゃ)に映る175センチ、62キロの体に搭載された柴崎の無限の可能性に世界中が注目している。


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◆時間稼ぎのパス回しに批判も…大迫勇也「GS突破のためには普通のこと」(サッカーキング)






 28日に2018 FIFAワールドカップ ロシア・グループステージ第3戦が行われ、日本代表はポーランド代表に0-1で敗れた。大迫勇也は試合後、「今日は状況も状況で、『勝ち上がるために』と思っていました。ただ、負けたので残念でした」と振り返った。

 同時刻のキックオフとなったグループHのもう1試合はコロンビア代表がセネガル代表に1-0で勝利。試合中、日本とセネガルは勝ち点、得失点差、総得点で並んでいた。それでも、フェアプレーポイントで日本がセネガルを上回っていたため、日本は攻めに転じずボール回しで時間を稼いだ。日本、セネガルともに0-1で敗れ、フェアプレーポイントで上回った日本が2位での決勝トーナメント進出を決めた。

 日本にとっては2大会ぶりのベスト16進出となったが、ボール回しに対してスタジアムには大ブーイングが響き渡った。試合後から早くも批判の声が挙がっているが、「まずはグループステージを突破するために試合しているので、普通のことじゃないですか」と大迫は語った。

 日本は後半途中から長谷部誠を投入すると、ボール回しを開始。さらに、フェアプレーポイントを意識して警告を回避するよう指示が出たという。

「『イエローカードだけもらわないように』ということは言われてて。でも、逆に難しかったですね。イエローカードをもらわないようにプレーするって。相手も引いてくれたので助かりましたけど」

 決勝トーナメントは6月30日から始まり、日本は7月2日、グループG首位のベルギー代表と対戦する。




時間稼ぎのパス回しに批判も…大迫勇也「GS突破のためには普通のこと」




◆大ブーイングにも動じず、柴崎「やりにくさはなかった」(ゲキサカ)



柴崎岳 ロシアW杯


[6.28 W杯グループリーグ第3節 日本0-1ポーランド ボルゴグラード]

 3試合連続の先発で、24日のセネガル戦(2-2)から2試合連続のフル出場。状況に応じて攻撃と守備の比重をコントロールしていく重要な役割も担いながら、日本代表MF柴崎岳(ヘタフェ)は中盤の底で終始、冷静にゲームメークした。

 厳しい暑さと芝の状態が悪いピッチでの連戦。「今日は少し体が重たかった」と話したとおり、疲労が見える中で自身も含めてミスをする場面が少なくなかった。

「表現の難しい試合だった。前半は自分たちのミス絡みでカウンターを受けたし、逆に自分たちのチャンスもあって、一進一退。これまでの2試合に比べてパスワークや連係で物足りない部分があった」。スタメン6人が入れ替わった一戦ということで連係に難があったのは仕方のない面もあるが、反省を怠らない。

 “裏カード”のスコアとの兼ね合いでボール回しに徹した終盤の10分余りは、4万2189人が入ったスタジアムから大音量のブーイングが降り注いだ。

 プレーに影響はなかったか。そう聞かれた柴崎は少し考えたあと、「僕は別にそんなにやりにくさは感じなかった。何が自分たちにとって大切なのかというところだから、そこは割り切って。もちろん良い試合をしたとは思わないが、最終的な目標である(グループ)リーグ突破のために重要なプレーだった」と、キッパリとした口調で言った。

 大会前の下馬評を覆し、最初の関門であるグループリーグ突破を果たしたが、「達成感がもう少しあるものかなと思ったが、意外とない」と、表情を崩すこともない。

「これからが本当の戦いだと思っている。今まで日本代表が成し遂げられなかったベスト16の壁にチャレンジしないといけない。イングランドとベルギー、僕はどっちでもいい。チャレンジャーとして良い結果を出したい」。クールな背番号7の胸には、日本を未踏の域へ押し上げていくという野望しかない。

(取材・文 矢内由美子)




大ブーイングにも動じず、柴崎「やりにくさはなかった」




◆柴崎、ロッカールームで「これからだぞ、と言った」(ニッカン)






<ワールドカップ(W杯)ロシア大会:日本0-1ポーランド>◇1次リーグH組◇28日◇ボルゴグラード

 日本代表MF柴崎岳(26=ヘタフェ)は、決勝トーナメント進出を決めたロッカールームで「これからだぞ、と言った」と、日本代表の選手たちが早くも手綱を引き締めていることを明かした。

 ワールドカップ初出場ながら1次リーグ3戦全てに先発し、世界屈指の強豪が集まるスペイン1部で磨いた長短織り交ぜたパスを軸に日本の攻撃を支えた。「先は未知の世界ですけど、16強に進出し、グループリーグで見せた日本のスタイルをぶつけたい」と、日本代表がいまだ到達していない、8強から上への進出に意欲を見せた。そして「選手だけじゃなく、スタッフもそう…次のラウンドに進みたい。全員で達成できるよう全力を尽くしたい、後押しする皆さんの力を感じたい」とサポーターへ声援を呼び掛けた。




柴崎、ロッカールームで「これからだぞ、と言った」


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