日刊鹿島アントラーズニュース

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2018年7月25日水曜日

◆タイムカプセル開封 J1鹿島・沖選手、10年前の夢かなう(茨城新聞)



沖悠哉 Yuya.Oki


鹿島LCと鹿嶋市

10年前、県立カシマサッカースタジアム(鹿嶋市神向寺)で行った鹿島アントラーズの試合時に設置されたタイムカプセルが23日、同市平井の市役所で開封された。錦織孝一市長と鹿島ライオンズクラブ(LC)の木内達也会長が取り出した。子どもたちの夢などが書かれた1305枚のはがきは、鹿島のホーム試合の観戦チケットの引き換え券として、郵便局から発送された。

カプセルは2008年11月、同LC設立40周年の記念事業で、市、鹿島FCの3者で企画。ホームタウンの子どもたちや試合の観戦者が、はがきに将来の自分へのメッセージを書いてサッカーボール型のカプセルに投(とう)函(かん)。カプセルは同スタジアム併設のミュージアムに展示された。開封式で、木内会長は「投函した人が10年前を振り返り、もう一度自分と向き合うきっかけになれば」と話した。

今季鹿島の下部組織からトップチームに昇格し、プロの仲間入りを果たした同市出身のGK沖悠哉選手(18)も、はがきには「アントラーズのせん手(選手)になってるはず」と書いて投函した。練習後、関係者からはがきのコピーを見せられると「書いたことが現実になるよう祈るような気持ちで出した」と当時を懐かしがった。

はがきに書いた夢をかなえたものの、まだ公式戦の出場がない沖選手は「プロで活躍するという夢はまだかなっていない。成長のスピードを上げ試合に出たい」と、気持ちを新たにしていた。

観戦チケットの対象試合は8月28日のアジアチャンピオンズ・リーグ(ACL)準々決勝第1戦の天津権健(中国)戦。 (藤崎徹)


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タイムカプセル開封 J1鹿島・沖選手、10年前の夢かなう






◆柴崎岳がエアウィーヴと契約締結…睡眠をサポート(サッカーキング)



柴崎岳 Gaku.Shibasaki


 株式会社エアウィーヴは、ヘタフェ所属の柴崎岳とスポンサー契約を締結した。

 以下、リリース掲載。

■スポンサー契約締結の経緯

 柴崎選手にはスペイン移籍時の2017年3月よりエアウィーヴをご愛用いただいております。2017年6月には、より柴崎選手の体格に合った、完全オーダーメイドタイプのマットレスパッド「エアウィーヴビスポーク」を作成、遠征先でも「エアウィーヴポータブル」を自らお持ち頂くなど、柴崎選手のコンディショニングを寝具でサポートして参りました。

 寝具面のみならず、コンディショニングのために睡眠に対する知識を深めたい、とご本人自ら当社の睡眠健康指導士による睡眠の指導を受けていただき、更に、日頃からエアウィーヴの睡眠アプリもお使いいただき、ご自身の睡眠状態を計測頂き毎日のコンディショニングに役立て頂いております。

 柴崎選手のコンディショニングに対する意識の高さと姿勢に共感し、エアウィーヴは柴崎選手の睡眠をこれからもトータルでサポートするべく、今回スポンサー契約を締結するに至りました。

 エアウィーヴは更に進化を続ける柴崎選手を睡眠の面からサポートします。

■柴崎選手からのメッセージ
「スペインでも遠征先でも、エアウィーヴのサポートのおかげで、いつも良い睡眠を取ることができています。良い睡眠を取り、良いコンディションでこれからも試合に臨みたいと思っています。ビスポークを使用してから背中が軽くなりました。起きた時の感覚がとても良いです。これからも応援よろしくお願いします。」

■柴崎岳選手プロフィール
青森県出身のプロサッカー選手。スペイン1部リーグヘタフェCF所属。(2018年7月現在)ポジションはMF。
青森山田高校で1年生から10番として活躍、第88回全国高等学校サッカー選手権大会で準優勝。高校卒業後は鹿島アントラーズで活躍。2017年1月にスペイン2部リーグのテネリフェに移籍、7月には1部リーグのヘタフェCFに移籍し活躍中。サッカー日本代表には2012年から選出。

■柴崎選手に愛用いただいているエアウィーヴ製品
現在柴崎選手には「エアウィーヴ ポータブル」「エアウィーヴ ビスポーク」「エアウィーヴ ハイパーダウン」「エアウィーヴ ハイパーダウンコンフォート」「エアウィーヴ ピローS-LINE」「ロフテー 快眠枕(エラスティックパイプ」をお使いいただいています。




柴崎岳がエアウィーヴと契約締結…睡眠をサポート


◆欧州強豪から注目集める柴崎岳…ヘタフェSDが関心認める「問い合わせを受けているのは事実」(GOAL)


柴崎岳 Gaku.Shibasaki

ロシア・ワールドカップで活躍を見せた日本代表MFに、複数クラブが関心を示しているようだ。

ヘタフェのニコラス・ロドリゲスSDが、日本代表MF柴崎岳へ数クラブが関心を抱いていることを認めた。スペイン『マルカ』が伝えている。

日本代表として参加したロシア・ワールドカップで見事なパフォーマンスを披露し、評価を高めた柴崎。昨季リーガ22試合に出場したが、フィジカル的に強い選手を求めるホセ・ボルダラス監督の理想に合わないためスタメンの座を勝ち取ることができず。W杯終了後には本人がチャンピオンズリーグ出場希望を明かすなど、移籍にも前向きであると見られている。

そんな中ロドリゲスSDは、柴崎に対し複数クラブから打診があったと認めている。

「いくつかのクラブがガクに関心を持っており、問い合わせも受けた。彼はまだバケーション中なので、戻ってきてから代理人とともに状況を明確にするつもりだ。現時点では、我々は待っている状態だ」

スペイン『ラディオ・マルカ』の報道によると、ヘタフェは柴崎の移籍金を1200~1500万ユーロ(約16億~20億円)に設定しているという。ポルトやドルトムント、ミランといった強豪クラブが関心を持っていると言われる柴崎。日本代表を支えたゲームメイカーは、新シーズンをどのクラブで迎えるのだろうか。




欧州強豪から注目集める柴崎岳…ヘタフェSDが関心認める「問い合わせを受けているのは事実」



◆海外でもまれた日本代表・柴崎岳 取材対応では力強く自信に満ちた表情(サンスポ)



柴崎岳 Gaku.Shibasaki


 【No Ball,No Life】日本代表MF柴崎岳=ヘタフェ=が23日、新シーズンに向けて羽田空港発の航空機で出国した。「飛躍の年にしたいなと毎年思っていますし、去年より今年、さらに試合出場数も増やしたいし、個人としても成長を続けていきたい」と話した。力強く、自信に満ちた表情をみると、人は大きく変わるものとあらためて感じることができた。

 2017年の初の海外挑戦の際は鹿島の番記者の問いかけにもほとんど応えることなく、不安そうな表情ばかりをみせていた。同年2月にスペイン2部のテネリフェへと移籍し、苦難を乗り越えて、夢だったW杯出場を遂げた。

 W杯ロシア大会では4試合全試合で先発出場。日本の2大会ぶりの16強入に貢献した。事前のオーストリア合宿でも、大会が始まってもそうだったが、日本代表としての自覚を持ち、取材対応でもしっかりと受け答え。決勝トーナメント初戦ベルギー戦の敗戦後も丁寧に報道陣に対応し、悔しさをかみしめながら自身の飛躍を誓っていた。

 海外生活ではうまくいかないことばかり。ましてやスペインは、日本と違いマイペースなのが国民性。細かい日本人としては最初は気になってしまうところだが、慣れてくれば動じなくなる。

 柴崎も渡欧当初は苦しい時期を過ごしたが、精神的に成長した印象があり、その言動に力強さが増している。海外挑戦の経験を確実に糧にしている。

 W杯での活躍で、ヘタフェにも柴崎に関する問い合わせが多いという。

ビッグクラブへの移籍交渉もこれから本格化することが予想され、「自分はやれるという証明はできた。自信を持って新シーズンに臨みたいし、新チーム、これからプレーするチームで確固たる地位を築きたい」と前向きだ。

 オフには女優の真野恵里菜と結婚。柴崎を取り巻く環境もどんどん変わっていく。海外でもまれ、さらに強くなり、その経験を再び代表チームに還元してほしい。(一色伸裕)




海外でもまれた日本代表・柴崎岳 取材対応では力強く自信に満ちた表情


◆“ビッグトレード”が実現…W杯韓国代表DF鄭昇炫が鳥栖から鹿島へ完全移籍(ゲキサカ)



チョン・スンヒョン JUNG Seung-Hyun


 サガン鳥栖は24日、DF鄭昇炫が鹿島アントラーズに完全移籍すると発表した。同日にはFW金崎夢生が逆ルートで移籍。実質的な“ビッグトレード”が実現した。

 24歳の鄭昇炫は昨季途中に蔚山現代から鳥栖に加入。直後にレギュラーを奪い取り、J1リーグ戦16試合で1得点を記録した。今季は開幕から11試合に出場し、韓国代表としてW杯にも参加。国内屈指のビッグクラブでDF植田直通が抜けた穴を埋める存在となったようだ。

 鳥栖の公式サイトを通じて、「昨年夏にサガン鳥栖に来て、竹原社長はじめクラブスタッフの皆さん、監督、コーチングスタッフの皆さん、チームメイトのみんなに助けられ、苦しい時もありましたが、本当に充実した1年を過ごすことが出来ました。

 サガン鳥栖に来て初めて韓国A代表に選ばれ、W杯メンバーにまで選ばれることも出来ました。本当に自分を成長させてくれたサガン鳥栖に感謝しています。

 ここでの経験を糧に、さらに大きな選手になれるよう頑張って来たいと思います。これからも応援よろしくお願いします。サガン鳥栖ファイティン!サランハンミダ!(愛してる)」とコメントしている。




“ビッグトレード”が実現…W杯韓国代表DF鄭昇炫が鳥栖から鹿島へ完全移籍


◆植田移籍の鹿島、鳥栖DFチョン・スンヒョンを獲得…W杯出場の韓国代表(サッカーキング)



チョン・スンヒョン JUNG Seung-Hyun


 サガン鳥栖に所属する韓国代表DFチョン・スンヒョンが、鹿島アントラーズへ完全移籍で加入することが決まった。24日に両クラブが発表している。

 チョン・スンヒョンは1994年生まれの24歳。2015年から蔚山現代でプレーし、2017年8月に鳥栖へ完全移籍で加入した。昨季は明治安田生命J1リーグで16試合出場1得点を記録。今季は第17節終了時点で11試合に出場し、1得点を挙げている。2016年のリオデジャネイロ・オリンピックに出場し、昨年9月には韓国代表に初招集。2018 FIFAワールドカップ ロシアのメンバーにも名を連ねた。

 移籍にあたり、チョン・スンヒョンは鳥栖に対して以下のようにコメントしている。

「サガン鳥栖ファン、サポーターの皆さんこんにちは。この度、鹿島アントラーズへ移籍する事になりました。昨年夏にサガン鳥栖に来て、竹原社長はじめクラブスタッフの皆さん、監督、コーチングスタッフの皆さん、チームメイトのみんなに助けられ、苦しい時もありましたが、本当に充実した1年を過ごすことができました。サガン鳥栖に来て初めて韓国A代表に選ばれ、W杯メンバーにまで選ばれることもできました。本当に自分を成長させてくれたサガン鳥栖に感謝しています。ここでの経験を糧に、さらに大きな選手になれるよう頑張ってきたいと思います。これからも応援よろしくお願いします。サガン鳥栖ファイティン!サランハンミダ!」

 また移籍先の鹿島に対しては、以下のようにメッセージを寄せている。

「鹿島アントラーズに加入することになったチョン スンヒョンです。アントラーズは、Jリーグで一番の名門クラブだと思いますし、最高のチームに来られたことに感謝しています。チームの名を汚さないよう、優勝するため最善を尽くしたいと思いますので、応援よろしくお願いします」

 鹿島は今月12日、日本代表DF植田直通がベルギー1部のセルクル・ブルージュKSVへ完全移籍で加入することが決定。センターバック陣の補強として、チョン・スンヒョンの獲得に成功した。


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◆鹿島の“10番”金崎夢生、鳥栖に電撃移籍!「新たな挑戦に臨みたい」(サッカーキング)



金崎夢生 Mu.Kanazaki


 鹿島アントラーズに所属するFW金崎夢生が、サガン鳥栖へ完全移籍で加入することが決まった。24日に両クラブが発表している。

 金崎は1989年生まれの29歳。滝川第二高校出身で、2007年に大分トリニータへ加入した。2010年からは名古屋グランパスでプレーし、加入1年目にはJ1初制覇に貢献。2012年途中からはドイツのニュルンベルク、ポルトガルのポルティモネンセでプレーし、2015シーズン開幕前に鹿島へ期限付き移籍で加入した。2015シーズンは明治安田生命J1リーグで27試合に出場し、9得点を挙げて自身初のベストイレブンに選出。翌2016年1月にポルティモネンセへの復帰が発表されたが、1カ月後に鹿島への完全移籍が発表された。

 2016年には明治安田生命J1リーグと天皇杯の2冠を達成したチームで活躍を続けた金崎。今季開幕前、背番号を「33」から「10」へ変更し、エースナンバーを継承した。今季は明治安田生命J1リーグ第17節終了時点(1試合未消化)で15試合に出場し、チームトップの7得点を挙げている。

 移籍にあたり、金崎は鹿島に対して以下のようにコメントしている。

「アントラーズには3年半在籍し、本当に素晴らしい経験をさせていただきました。わがままを言ってチームに迷惑を掛けたこともありましたが、チームメート、スタッフ、フロント、そしてサポーターの方々と共に戦い、タイトル獲得の喜びを分かち合えたことは、自分にとって大きな財産です。そんななか、移籍を決意した理由としては、新しいチャレンジに向き合いたいという気持ちがあったからです。アントラーズで培った経験を生かし、新たな挑戦に臨みたいと思います。今まで応援していただき、本当にありがとうございました」

 また移籍先の鳥栖に対しては、以下のようにメッセージを寄せている。

「この度、サガン鳥栖に加入することとなりました、金崎夢生です。一日でも早くチームに順応し、勝利に貢献したいと思います。チームのために全力で戦いますので、応援のほどよろしくお願いします!」

 なお、金崎の鳥栖での背番号は「44」に決定。元スペイン代表FWフェルナンド・トーレス、FW豊田陽平が加入したチームで、強力な攻撃陣を形成することが期待される。




鹿島の“10番”金崎夢生、鳥栖に電撃移籍!「新たな挑戦に臨みたい」


◆鹿島の「10番」金崎が鳥栖へ完全移籍 中断後の公式戦4戦先発出場なし(報知)



金崎夢生 Mu.Kanazaki


 鹿島は24日、元日本代表FW金崎夢生(29)が鳥栖に完全移籍することを発表した。

 今季から背番号10を背負っていた金崎は今季リーグ戦15試合に出場。得点力不足にあえぐチームで孤軍奮闘し、チーム内トップの7得点を挙げていた。しかし若手の台頭や戦術的理由からロシアW杯によるリーグ戦中断後の公式戦ここ4試合では先発を外れており、チームはこの間20得点。サイドを主戦場としてきたMF土居聖真とFW鈴木優磨の2トップが2人で4戦10得点を挙げるなど機能していた。

 金崎はクラブを通じて「わがままを言ってチームに迷惑を掛けたこともありましたが、チームメート、スタッフ、フロント、そしてサポーターの方々と共に戦い、タイトル獲得の喜びを分かち合えたことは、自分にとって大きな財産です。そんななか、移籍を決意した理由としては、新しいチャレンジに向き合いたいという気持ちがあったからです。アントラーズで培った経験を生かし、新たな挑戦に臨みたいと思います」とコメントした。


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鹿島の「10番」金崎が鳥栖へ完全移籍 中断後の公式戦4戦先発出場なし


◆J1鹿島 金崎、鳥栖に移籍 「新たな挑戦したい」(茨城新聞)



金崎夢生 Mu.Kanazaki


J1鹿島は24日、FW金崎夢生(29)が鳥栖に完全移籍すると発表した。金崎は同日、鹿島で最後の練習に参加。チームメートに別れのあいさつをした。

練習後は取材に対し、「新しいチャレンジをしたい強い気持ちがあった」と移籍の理由を説明した。鹿島での在籍期間3年半は、自身がプロ入りしてから最長。「それだけ充実感があったから」と主要タイトル3冠をもたらした日々を振り返った。

金崎は2015年にポルティモネンセ(ポルトガル)から加入。16年1月にポルティモネンセへ戻ったが、1カ月後に再契約した。J1通算253試合54得点(鹿島では102試合38得点)、今季は15試合7得点。

クラブを通じては、「わがままを言ってチームに迷惑を掛けたこともあったが、チームメート、スタッフ、フロント、そしてサポーターの方々と共に戦い、タイトル獲得の喜びを分かち合えたことは、自分にとって大きな財産。アントラーズで培った経験を生かし、新たな挑戦に臨みたい」とコメントした。

金崎は22日の鹿島-柏戦に途中出場。その後、鳥栖が契約条件を満たすオファーを出し、急転直下の移籍が決まった。鹿島はシーズン途中のエースストライカーの退団を避けたかったが、本人が強く移籍を希望したことから容認した。

鈴木満常務・強化部長は「次の所でいろいろチャレンジをしたいということで、本人の意思を尊重した」と話した。今夏の補強については「今は名前は言えないけどする」と言い、今週をめどに新加入が決まるとした。

鹿島は同日、鳥栖からワールドカップ(W杯)ロシア大会の韓国代表DF鄭昇?(チョンスンヒョン)(24)が完全移籍で加入すると発表した。身長188センチ、体重89キロのセンターバック。昨季6月、蔚山(韓国)から鳥栖に加入した。J1通算27試合2得点。クラブを通じ、「チームの名を汚さないよう、優勝するため最善を尽くしたい」とコメントした。(岡田恭平)


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◆鹿島の10番金崎、鳥栖へ電撃完全移籍 「新しいチャレンジ」(スポニチ)



金崎夢生 Mu.Kanazaki


 鹿島の元日本代表FW金崎夢生(29)が鳥栖に完全移籍することが24日、発表された。エースで10番の国内他クラブへの移籍は、25日のC大阪戦に向けたミーティングでチーム全体に伝えられた。金崎は「新しいチャレンジをしたいという強い気持ちがあった」と明かした。 

 最後の練習後、クラブハウスを離れる前にまず口にしたのは「楽しかった」という言葉だった。3年半はプロ入り後に一つのクラブで過ごした最長期間。「3年半いたのは充実感がそれだけあったから」。強く慰留してくれた鹿島に感謝し、「これで優磨(FW鈴木)たち若手に間違いなくチャンスが来る」と後輩を思った。

 15年2月の加入以来、もたらしたタイトルは3。昨夏には神戸から破格のオファーを受けながら残留した経緯があった。「残念だが、これまで夢生が残してくれたものに感謝している」と鈴木満強化部長。大岩監督は「彼に頼らず、もう一回り二回りチーム力を上げていくためのターニングポイント」と力を込めた。

 金崎放出と同時に鳥栖から韓国代表DFチョンスンヒョン(24)の加入も発表された。今週中に、さらなる補強も整う見込みだ。日本代表DF植田がベルギーへ移籍し、金崎が先発を外れたW杯中断明け後のリーグ2戦で、計9得点の好調。一方、J2降格圏の17位に沈む鳥栖は元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスを獲得したばかり。金崎とのJ最強クラスのツートップ形成で巻き返しを図る。

 ▼鳥栖竹原社長 トーレスも来たし、前の推進力が出れば。(移籍決定まで)時間がかかったと思います。

 ◆金崎 夢生(かなざき・むう)1989年(平元)2月16日生まれ、三重県津市出身の29歳。滝川二高から07年に大分へ入団。10年に名古屋に移籍し、13年からニュルンベルク。同年9月にポルトガル2部ポルティモネンセ。15年2月に鹿島へ期限付き移籍し、その後完全移籍。J1通算253試合出場54得点。今季J1では得点ランク日本人トップタイの7得点。鹿島では公式戦通算38得点。1メートル80、70キロ。




鹿島の10番金崎、鳥栖へ電撃完全移籍 「新しいチャレンジ」




◆金崎 鳥栖へ完全移籍 鹿島、残留要請も本人の思いを尊重、感謝の言葉で送り出す(スポニチ)



金崎夢生 Mu.Kanazaki


 鹿島の元日本代表FW金崎夢生(29)が鳥栖に完全移籍することが24日、発表された。鹿島で過ごす最後の日となったこの日、雨も降っていないのに、クラブハウスの駐車場に停車してある金崎の車のワイパーは、不自然に直立していた。見つけるなり「誰?」と探って見事に当てた犯人は、DF内田篤人(30)。最後のいたずらだった。 

 最もクラブハウス寄りの停車位置。ほぼ毎日、金崎の車はここに停めてあった。クラブからリリースが発表される前、そこで「信頼しているからね」と念押してから、移籍について思いを話してくれた。「新しいチャレンジをしたいという強い気持ちがあって」と。

 鹿島に所属した期間は3年半。この年月は、プロ入り後に一つのクラブで過ごした最長年月だった。「3年半いたのは、充実感がそれだけあったから」。世間ではおちゃらけた印象が強いかもしれないが、思い入れのあったクラブからの去り方はとても誠実だった。

 「一生懸命、残ってくれるように説得してくれた。それでも新しいことにチャレンジしたいという意志を尊重してくれた」。自身を強く慰留してくれたことを、きちんと報じてほしいと頼まれた。そして「クラブに悪いようにはしないでね」と、発表前に報道してクラブに迷惑を掛けないようにしてほしいという由も念押しされた。

 金崎がポルティモネンセから鹿島に期限付きで移籍したのは15年の2月。当時、クラブは12年のナビスコ杯(ルヴァン杯)を最後に国内主要タイトルから遠ざかっていた。「夢生が入ってくる前は闘争心が何となく薄れていて。夢生が起爆剤となって活躍してくれて、タイトルを取れた」と鈴木満常務取締役強化部長は振り返る。金崎は在籍期間に3つものタイトルをチームにもたらした。

 29歳にして衰えない走力。ゴールへの嗅覚。守備での献身。ゴールという数字に表れないところでも、評価されているポイントは高かった。金崎の言葉通り、クラブとしてはもちろん強く慰留した。シーズン途中での放出は痛手で避けたいものだった。それも全て飲み込んで、最後は「新しいことにチャレンジしたい」という本人の思いを尊重した。

 「残念だけど、これまで夢生がうちで活躍して残してくれたものには感謝している。夢生の将来もあるし、意見を尊重してあげたい」と同氏。練習の最後には握手をかわして感謝の言葉を伝え、激励して鳥栖に送り出した。

 金崎の車の停車位置がいつも最もクラブハウス寄りだったのは、毎日一番乗りで練習場に来ているからだった。ぽっかりと空いた定位置。そこに座ることができる若手は、鹿島にたくさんいる。


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金崎 鳥栖へ完全移籍 鹿島、残留要請も本人の思いを尊重、感謝の言葉で送り出す


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