日刊鹿島アントラーズニュース

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2018年10月25日木曜日

◆AFCチャンピオンズリーグ2018 準決勝 第2戦(オフィシャル)






AFCチャンピオンズリーグ 準決勝 第2戦

壮絶な打ち合い、底力を示したのは鹿島!水原三星とドロー、2試合合計6-5でACL決勝進出!

「こえる」ための戦い、第3章。鹿島がアジア東地区の戦いを制し、ファイナルへの切符を掴んだ。AFCチャンピオンズリーグ準決勝第2戦。韓国の水原三星とのアウェイゲームに臨むと、1点リードで迎えた後半にまさかの3失点を喫し、2試合合計4-5と逆転を許してしまう。それでも底力を示してみせたのは鹿島だった。西とセルジーニョがゴールを決め、3-3のドローに持ち込む。2試合合計6-5で、クラブ史上初の決勝進出を果たした。

3週間前の第1戦、鹿島は会心の逆転劇を演じてみせた。開始6分で2点を失いながらも、1点を返して迎えた後半に猛攻を仕掛ける。劇的なシナリオは84分、途中出場直後の西が鮮やかなアシストからセルジーニョの同点弾を演出。そしてアディショナルタイム、FKからゴール前で混戦となり、最後は内田が右足で押し込む。腕章を受け継いでいた背番号2が値千金の決勝ゴールを決め、カシマスタジアムが揺れた。ホームでの“前半90分”、3-2。アウェイゴール2つを失ったが、聖地で逆転まで到達した価値は限りなく重い。

敵地での第2戦は3週間後。“後半90分”へと向かう前に、鹿島は4つの大会を並行するカレンダーを走り続けた。だが、待っていたのは不甲斐なき日々。7日の川崎F戦、心の底から悔しいスコアレスドローに終わる。そしてルヴァンカップ準決勝では、10日の第1戦で内田と中村が負傷交代。無念の離脱を強いられたうえ、14日の第2戦では敵地での猛攻も及ばず、敗退が決まった。さらに20日、浦和とのアウェイゲームでは1-3と屈辱の逆転負け。J1優勝の可能性も潰え、7日間で2つのタイトルを失ってしまった。

「切り替えるしかない」と選手たちは険しい表情で言葉を重ねていた。時間は戻ってこない。選手たちは顔を上げ、次なる戦いへ照準を合わせていた。浦和戦の翌日、日曜日にリカバリーメニューに取り組むと、月曜日の早朝には鹿嶋を発った。ACL決勝への切符を懸けた、水原での決戦へ――。韓国へ到着すると、チームは空港から練習場へと直行。さっそくトレーニングを実施し、準備を進めていった。

そして試合前日には、水原ワールドカップスタジアムで公式会見が行われた。記者室を埋め尽くすほどの報道陣を目前に、大岩監督は「ファイナルに進むことしか考えていない。明日の90分に全精力を注ぐ」と不退転の決意を刻んでみせた。安西も「アウェイの地でしっかりと勝ちに行きたい。勝利にこだわってプレーしたい」と鋭い視線とともに語った。



浦和戦から中3日で臨む“前半90分”へ、指揮官は3名の先発変更を断行。ボランチにレオ シルバと三竿健斗を指名し、ミドルゾーンの制圧を託す。そして前線には、コンディションが整った鈴木が復帰。「真っ向勝負する」と、貪欲にゴールを狙う。その他、GKはクォン スンテ、最終ラインは右から西、チョン スンヒョン、昌子、山本の4バック。2列目には安西と土居が入り、前線では鈴木とともにセルジーニョが君臨。そしてベンチにはGKの曽ケ端、小田、犬飼、永木、小笠原、金森、山口が座る。



青空に恵まれた水原、決戦の舞台はノックアウトマッチ特有の高揚感で包まれていた。ミッドウィークの海外アウェイだが、アントラーズレッドが続々とスタジアムへ駆け付けていく。寒空の下、選手たちがウォーミングアップに姿を現すと、ホームチームを凌駕する情熱が注がれた。メンバー外の選手たち、離脱を強いられている面々、そしてU-19代表の10番を背負って奮闘する安部の思いとともに――。水原遠征に駆け付けた背番号12もまた、参戦が叶わなかった仲間たちと紡ぎ続けてきた物語に新たな章を書き加えるべく、勝利への渇望を大きなチャントに込めていた。アントラーズファミリー全員で挑む、大一番だ。





19時ちょうど、戦いの火蓋が切って落とされた。「試合の入り方が重要」と選手たちが言葉を重ねていたように、鹿島は立ち上がりからボールをしっかりと保持して時計の針を進めていった。落ち着いたパス交換から両サイドを使って敵陣へと押し込み、チャンスを窺っていく。8分にはクロスのこぼれ球に反応したセルジーニョがバイシクルシュート。さらに10分にはセットプレーから昌子が決定的なヘディングシュートを放つなど、水原三星を脅かしていった。



15分、そして20分が経過しても、得点が必要なホームチームに決定機を作らせることはなかった。鹿島は21分、右サイドのスペースでパスを受けた西がペナルティーエリア手前へグラウンダーのラストパス。スピードを上げて走り込んでいた安西が右足ダイレクトで合わせたものの、枠の左へ逸れてしまう。しかし4分後、歓喜の瞬間が待っていた。25分、セルジーニョが敵陣右サイドから繰り出したFKに山本が反応すると、ニアサイドからのヘディングシュートをゴール右隅へ突き刺す。1-0。第1戦で自身のサイドを破られて失点し、リベンジへの決意を胸に水原のピッチに立った仕事人が決めた。値千金の先制弾で、鹿島がリードを奪った。







均衡が破られた。ビハインドを負った水原三星はボールポゼッション率を高め、反撃を試みる。ファウルも辞さない、激しいタックルの数も目に見えて増えていった。それでも鹿島は一歩も引くことなく、集中力を高く保って応戦。ボールキープを許しても、ゴール前へのボールにはしっかりと競り合い、相手に自由を与えなかった。右サイドでは土居が献身的なプレスバックを連発し、母国のピッチに立ったスンヒョンは気迫に満ちたエアバトルを繰り返す。レオと健斗のボランチコンビもペナルティーエリア手前のスペースを制圧し、カウンターの起点として攻撃参加も敢行した。前半は1-0、1点リードで終了した。



残り45分、鹿島は堅実にリードを維持したいところだった。だが、ハーフタイム明けから長身FWを投入し、ロングボールを多用する水原三星の勢いに飲み込まれてしまう。52分、左サイドからのクロスを上げられ、ヘディングシュートをスンテが必死に弾いたものの、こぼれ球を押し込まれて1-1に。さらに直後の53分には、警戒していたセットプレーからヘディングシュートを決められた。痛恨の連続失点で、鹿島が逆転を許した。









水原三星の勢いは止まらなかった。2失点目の7分後、左サイドを破られてデヤン ダミヤノヴィッチに3点目を決められてしまう。8分間での3失点で、スコアは1-3。2試合合計4-5となり、敵地でビハインドを負ってしまった。



だが、円陣を作って意思統一を図った選手たちは、ここから底力を示してみせた。「まずは1点を取る」ことで、2試合合計スコアをタイに戻すこと。直近の任務を遂行すべく、アントラーズレッドが待つゴールへと攻勢をかけていった。圧力を弱めたホームチームに対し、虎視眈々と反撃の牙を研いでいた。



64分、2つ目のスコアは背番号22の超絶技巧によってもたらされた。敵陣右サイド深くでセルジーニョが粘り、左サイドへ大きく展開。安西がクロスを送ると、ファーサイドで待っていた西が正確無比のトラップから右足アウトサイドでボレーを放つ。左ポストに当たったボールは、アントラーズレッドの願いを乗せてゴールラインを割った。2-3。これで2試合合計スコアは5-5のタイとなった。





全ての条件が並んだ。ならば、次なるスコアを刻むのみ。重い意味を持つアウェイゴールを決めれば、突破を手中に収めることができる。激しいボディコンタクトの応酬となり、スンヒョンが足を痙攣させるなど、死力を尽くした戦いとなった。残り15分を切り、痺れるような時間が続く。





決勝への切符を手繰り寄せたのは、大車輪の活躍を続ける背番号18だった。右サイドでのスローインを西がつなぎ、鈴木がペナルティーエリア右側で粘ると、中央へのボールに反応。右足を振り抜き、水原三星のゴールマウスを射抜いた。82分、セルジーニョ。3-3。2試合合計スコアを6-5とし、チーム一丸でリードを守り切った。













決勝進出を告げるホイッスルが鳴り響いた。沈黙のトリコロール、そして沸騰するアントラーズレッド。2試合合計6-5で、鹿島が準決勝を突破した。決勝の相手は西地区の戦いを制したペルセポリス。イラン王者との対峙、第1戦は11月3日のカシマスタジアムが舞台となる。そしてタイトルマッチは1週間後の11月10日、テヘランに乗り込んでの死闘が待ち受けている。











そして次戦は1週間後、31日のJ1第31節。5試合ぶりに帰還する聖地で、セレッソ大阪を迎え撃つ。1ポイントでも多く、1つでも上の順位へ――。勝利だけを目指して、準備を進めていく。

【この試合のトピックス】
・クラブ史上初のACL決勝進出を果たした。
・水原三星とは今大会4回目の対戦で、2勝1分1敗となった。
・水原三星とのACLでの対戦は通算8回目で、3勝3分2敗となった。
・セルジーニョがACLで4試合連続の4得点目を記録した。
・西が公式戦2試合連続得点を記録した。
・山本が今大会初得点を記録した。


監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:大岩 剛


水原三星ブルーウイングス:ソ ジョンウォン


[試合後]
鹿島アントラーズ:大岩 剛
後半のスタートで2失点したことによって、自分たちの戦い方を苦しくしてしまったと感じている。それでも、選手がピッチの中で慌てずに一つのベクトルで戦い続けた結果が、次のラウンドに進めるということだと思う。選手たちを非常に評価しているし、次に向けてしっかりと準備をしていきたい。

Q.1-3というスコアから盛り返した選手たちの精神力について

A.1-3になった時点でも、私自身は非常に冷静でいられた。チームとしてシーズンを戦ってきた中で、試合の中で起こり得る全ての状況を把握しようと選手たちに訴えかけている。選手たちは慌てることなく、やることを統一して表現してくれた。評価し、信頼している選手たちがまた一回り大きくなったのではないかと感じている。

Q.スンヒョン選手の状態が良くなかったと思うが、交代をしなかった理由は?

A.状態がよくないことは把握していたが、コミュニケーションをとって「まだいける」ということだった。信頼して送り出しているし、この韓国の地での彼の意気込みを踏まえて、信頼してピッチに残すことを決めた。

Q.3失点してしまった理由は

A.後半から相手が長身の選手を投入し、2トップにシンプルにロングボールを放り込んでくる戦術に変えた。そこへ対応しきれない間に2失点してしまった。相手にアジャストすることができなかったため、2失点してしまったと感じている。3失点目にも理由があるが、立ち上がりの2失点が大きかったと思う。ベンチから修正を伝えていたが、なかなか伝わらなかった。

Q.アジア王者という悲願に向けて、そして決勝まで時間があまりないが

A.我々の目標は優勝することで、決勝に進出することではない。ホーム&アウェイの戦いの中でしっかりと勝ち切ることを目標にして準備をしていきたい。決勝までの間にリーグ戦もあるし、タイトなスケジュールの中でいかにコンディションを整えていくかが鍵となる。しっかりと準備をしていきたい。

Q.ホームとアウェイの2試合があった中で、勝負を分けた要因は?

A.第1戦も、自分たちの試合の入り方の悪さから苦しい試合になってしまったが、選手たちが状況を把握する中でやるべきことをしっかりと表現してくれた。今日も後半に逆転された後でも、立ち返る場所、やるべきことがはっきりしたことで同点に追い付くことができたと思う。理由はそこに尽きると思う。選手の一体感が相手を上回ったと思う。


水原三星ブルーウイングス:ソ ジョンウォン
非常に残念な気持ちでいっぱい。前半は苦しい中で先制されて、不利な状況だった。後半は早い段階で戦術を変えて、残り45分は十分なものだと伝えていた。3-1と逆転したところはよかったが、簡単に失点したことに悔いが残る。選手たちはグラウンドの中で表現してくれた。簡単に失点したことが敗因だと思う。


選手コメント

[試合後]

【セルジーニョ】
失点した後も冷静だった。守備陣があれだけ頑張っているのだから、自分は攻撃の選手として点を取らないといけないと思っていた。今日はたまたま、自分が得点する状況になった。誰が点を取っても関係ない。ベンチのメンバー、鹿嶋に残っているメンバーも、チームのために結果を出そうと取り組んでいる。

【鈴木 優磨】
非常に難しい試合だったけど、チームとして戦えた結果がこの(2試合合計での)勝利につながったと思う。1-3の場面でも、あと1点を取れば(2試合合計で)同点になると分かっていたし、あと1点を取れば、その次の1点も取れると信じていた。アントラーズがまだ獲ったことがないACLのタイトルを必ず獲りたい。

【山本 脩斗】
(先制点は)セルジがいいボールをくれて、オフサイドにならずに抜け出すことができた。このような舞台で戦えることは選手としては幸せなこと。2点目、3点目を取られた後は苦しかったけど、もう1点を取れば行けるという話をしていた。そこから落ち着いて試合を運べたと思う。

【西 大伍】
相手の勢いがすごかった。バタバタもしていたけど、相手が上回っていたと思う。1点を取られた時に修正するべきだったけど、その答えがなかなか見つからなかった。3点を取られた後は前から行くという形になった。(得点の場面は)あまり覚えていないけど、点で狙っていた。

【安西 幸輝】
決勝に進むことができてよかった。引かずに点を取りに行くつもりでいて、前半はセットプレーで先制点を取れたけど、後半は相手の勢いがすごかった。集中は全員がしていたと思うけど、3連続失点はなかなかないこと。1点を取れば(2試合合計で)同点だということで、意思疎通はできていた。

【昌子 源】
見ての通り、チームに迷惑をかけてしまった。自分のところからも失点をしているし、迷惑をかけてしまった。後半の入りから3失点をしたことは反省しなければいけない。個人的な反省も多い。




◆AFCチャンピオンズリーグ2018 準決勝 第2戦(オフィシャル)






◆【動画】鹿島FW土居が倒されたシーンはPKだったのか?Jリーグが原副理事長らによる解説動画を公開(GOAL)



土居聖真 Shoma.Doi

Jリーグが23日、気になったあのジャッジを徹底解説する「Jリーグジャッジ リプレイ」を公式Youtubeチャンネルで公開。浦和vs鹿島のあのシーンを徹底解説した。

Jリーグが23日、気になったあのジャッジを徹底解説する「Jリーグジャッジ リプレイ」を公式Youtubeチャンネルで公開。今回は、20日に行われた明治安田生命J1リーグ第30節の浦和レッズvs鹿島アントラーズにおいて、71分の長澤和輝と土居聖真の接触シーンをJリーグの原博実副理事長、JFA審判委員会のレイモンド・オリバー副委員長が解説した。

今回は、埼玉スタジアム2002で行われた浦和vs鹿島の71分に、鹿島の土居と浦和の長澤がPA内で接触したシーンをピックアップ。MCの平畠啓史さんは「土居選手がPAの中で倒されたように見えますが、判定はPKではないと。そのままゴールキックの判定になりました」と、該当シーンの状況について説明すると、オリバー氏が主審が下した判定について次のように解説した。

「レフェリーにとっても難しいシーンですね。レフェリーは正しいポジションでこのシーンを見ていた。実際、テレビの映像で見ると、色んなアングルから見ることができるので、PKに見えるかもしれません。アングルによっては土居選手が、浦和の選手をホールディングしているようにも見えます。レフェリーのポジションの角度からは、浦和の選手をホールディングしたように見えますね」(オリバー氏)

そのうえで「リプレイで検証した結果、(土居選手の)腕が浦和の選手の方に入った。ですのでレフェリーから見るとフィフティ・フィフティのチャージに見えたと思います。我々の行っている研修会などでは、フィフティ・フィフティの状況ではペナルティを出さないようにと伝えています。ですから、この場面ではレフェリーがPKにしなかったことをサポートします」と、レフェリーの判定を支持した。

一方で原副理事長は「僕はこのシーンはペナルティだと思う」と、オリバー氏と反対の意見を投じた。その理由として「2-1で浦和がリードして、鹿島が攻めに行っていて、土居も色々あるけど長澤のほうがアシスタントレフェリーから見ても明らかに手をかけているのが見える。だから僕はペナルティにするべきだった。これだけ(手を)かけていたらペナルティを取られたとなっても、レッズの選手はしょうがないシーンだと思う」と持論を展開した。

では、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)があったとしたら、これはPKだったのか?

平畠さんの問いにオリバー氏は「VARはこのシーンでは関与できないことになっています。これは明らかに関与しなければいけない場面ではない。事実に対しての判定ということですから、VARにおいてはこれを見返す場面ではない」と、VARがあったとしても審議の対象とはならないと説明した。

さらにオリバー氏は「ボールにチャレンジする2人の選手としてはサッカーではノーマルなコンタクト」と表現し、仮にイングランドであれば「このシーンでは議論に上がらない。イングランドでは普通に入るかもしれません」と続けた。

■Jをエキサイティングにしていくために必要なこと

原副理事長は、Jリーグをエキサイティングにしていくためには「フィジカルコンタクトをある程度出す」ことが必要だと話し、その最たる例としてACLの笛を挙げ、以下のように語った。

「(ACLでは)倒れても平気に吹かないでプレーをさせている。最初はみんな倒れているけど、だんだん両方のチームが倒れなくなるという傾向があるね」(原副理事長)

オリバー氏は「今年の研修会でレフェリーに対しては、小さなコンタクトでファウルを取るのをやめるという話も出ています」とし、「試合が止まらないで流れたほうが、観客の方にとっても良いのではないか。そのほうがJリーグがよりエキサイティングになるのではないか」と締めくくっている。

Jリーグでは、ベガルタ仙台の阿部拓馬がサガン鳥栖戦において、PA内で倒されたシーンを解説する動画も公開している。そのほか、浦和vs鹿島の舞台裏ムービー「Inside J.League」など、魅力的なコンテンツを配信中だ。




◆【動画】鹿島FW土居が倒されたシーンはPKだったのか?Jリーグが原副理事長らによる解説動画を公開(GOAL)


◆スタイル変えた? いや違う。日本の”10番”安部裕葵が語った「積み上げ」の哲学(サカノワ)



安部裕葵 Hiroki.Abe


タイ戦で2ゴール演出。U-19日本代表の決勝T進出へひと仕事。

[U-19アジア選手権 GS2節] U-19日本代表 3-1 U-19タイ代表/2018年10月22日/パカンサリスタジアム(インドネシア)

 日本の背番号「10」をつけるMF安部裕葵が10月22日のグループステージ2節のタイ戦、2ゴールをもたらす活躍で3-1の勝利に大きく貢献した。

 安部は第1戦の北朝鮮戦(〇5-2)では3枚目のカードで投入され、パンチ力のあるミドル弾で退場者を出していた相手チームから5点目を決めた。そしてこの日は4-4-2の左MFで今大会初めて先発出場すると、徐々にリズムを掴み、チームとしても安部のいるサイドから突破口を見出す展開になっていく。

 迎えた27分、安部が左サイドを切り崩したあとのクロスをGKがファンブルし、そこに真っ先に詰めた宮代大聖が押し込み先制点を奪取。さらに42分、「センターバックが引き出されるのが見えてそのスペースを突いた」とスルーパスを放つと、斉藤光毅が華麗なステップで相手をかわして2点目を決めた。

 所属の鹿島アントラーズではケガで一時離脱していた時期もあった。それでも公式戦30試合(J1・19試合、ACL6試合、天皇杯3試合、ルヴァンカップ2試合)と欠かせぬ戦力としてフル稼働。すでにルーキーだった昨季出場数の17試合を大幅に上回っている。

 ゴールを奪うための個人技中心から、チームの勝利を考えた選択へと、少しプレースタイルを変えたのではないか――。そう聞かれた安部は「変える」という表現を否定した。

「僕は、考え方を変えるということはしてきていない。変えるのではなくて、積み上げていくものだと思っています。サッカーを始めた小学生のころから今まで、身に付けたものを変える必要はないと思ってきました。時間が経つに連れて、そういった一つひとつを大きなものにしていければと思っています」

 このコメントを聞いたときには唸らされた。なんでも年齢の話にするのは良くないのは分かるが、記者が19歳のときに何かの物事に対し、そういった発想が浮かぶことはまずなかった(今でも、か)。ある意味、安部がプロになっても大切にしてきたサッカー選手としての信念であり哲学とも言えるだろう。

 ステレオタイプに耳に入ってくる固定観念に捉われることはない。「まずチームの勝利のことを考えている」という鹿島アントラーズの精神をしっかり抱きながら、安部が安部であることを証明するように、今大会、インドネシアのピッチ上でも1プレーごとに独自の鮮やかなカラーを放ち、着々と新たな力と発想を積み上げている。

取材・文:塚越始
text by Hajime TSUKAKOSHI




◆スタイル変えた? いや違う。日本の”10番”安部裕葵が語った「積み上げ」の哲学(サカノワ)




◆「最大の目標はCL出場」 鹿島FW鈴木優磨、欧州挑戦の“野望”をFIFA公式で公言(FootballZone)



鈴木優磨 Yuma.Suzuki


CLの舞台に立ちたいと思いを告白「あのアンセムをピッチ上で聴きたいと思っている」

 鹿島アントラーズは24日、AFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝第2レグで水原三星と対戦する。初の決勝進出を懸けた大一番を前にFW鈴木優磨がFIFA公式サイトのインタビューに応じ、「僕の最大の目標はUEFAチャンピオンズリーグ(CL)に出場すること」と海外を舞台にした大きな野望を公言している。

 鹿島は3日にホームで行われた第1レグ、試合開始6分間で2失点する苦しい展開となった。しかし、前半21分に相手のオウンゴールで1点を返すと、後半39分にMFセルジーニョ、そして同アディショナルタイムに元日本代表DF内田篤人が劇的ゴールを沈め、土壇場で逆転勝利をつかんだ。

 2トップの一角として先発フル出場を果たした鈴木は、第2レグでも出場が濃厚だ。そんななか、FIFA公式サイトが鈴木を直撃し、本人コメントを紹介している。ACL優勝やクラブ・ワールドカップ(W杯)出場への思いを語った一方、将来CLでプレーしたいという野心を明かしている。

「僕の最大の目標はCLに出場すること。あのアンセムを観客としてスタンドで聴いたが、いつの日か選手としてピッチの上で聴きたいと思っている」

 記事では「将来有望なスズキは欧州トップチームでプレーしたい野望を隠そうとはしなかった」と綴り、鈴木がCLチームへの移籍を視野に入れていることを伝えている。

 ACLを制し、クラブW杯に出場する――。そこで世界に強烈なインパクトを残すことが、鈴木の描く青写真なのかもしれない。




◆「最大の目標はCL出場」 鹿島FW鈴木優磨、欧州挑戦の“野望”をFIFA公式で公言(FootballZone)




◆鹿島ACL決勝進出!セルジーニョ値千金弾「決勝で負けたら意味ない。絶対に勝つ」(スポニチ)




アジア・チャンピオンズリーグ準決勝第2戦   鹿島3―3水原、2戦合計6―5 ( 2018年10月24日    水原W杯競技場 )


 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は24日、水原W杯競技場でホームアンドアウェー方式の準決勝第2戦が行われ、ホームの第1戦を3―2で勝利した鹿島が水原(韓国)と対戦。3―3で引き分けたが2戦合計6―5とし、クラブ史上初の決勝進出を決めた。決勝は11月3日と10日にペルセポリス(イラン)と対戦する。

 1―0で迎えた後半。序盤に3失点し逆転を許して苦しい展開となったが、19分に西の得点で1点差とすると、37分にはFWセルジーニョが右足で値千金の同点弾を決めた。

 セルジーニョの試合後のコメントは以下の通り。

――打ち合いを制して決勝進出を決めた。

 「チーム全員、スタッフ全員の努力のおかげ。決勝の切符を手にしただけでなく、決勝で勝利したい」

――値千金の同点弾。

 「みんなの気持ちが入った得点。鈴木が頑張ってつないでくれた」

――後半に一度は逆転されたが。

 「落ち着いてプレーすることをチームで心掛けていた。同点に追いつけば突破できると思っていた」

――いよいよ次戦は決勝。

 「(勝ち進めたことは)チームメートにも大きな自信になった。決勝で負けたら意味がない。絶対にトロフィーを取りたい」




◆鹿島ACL決勝進出!セルジーニョ値千金弾「決勝で負けたら意味ない。絶対に勝つ」(スポニチ)

◆“神様コース”にV弾突き刺した鹿島FWセルジーニョ「みんなの気持ちが入ったシュートだった」(ゲキサカ)


セルジーニョ Serginho

[10.24 ACL準決勝第2戦 水原三星3-3鹿島 水原]

 鹿島アントラーズのFWセルジーニョが起死回生のシュートを叩き込み、チームを初のAFCチャンピオンズリーグ決勝進出へ導いた。

 ホームでの第1戦を3-2で勝利した鹿島。アウェーでの第2戦は前半25分、セルジーニョのFKからDF山本脩斗がヘディングシュートを決めて先制するが、後半に水原三星の怒涛の反撃を受け、一気に3失点を喫し、2試合合計4-5と窮地に追い込まれた。

 しかし、円陣を組んで気持ちを落ち着かせた鹿島は、後半19分にDF西大伍が1点を返すと、続く同37分に右サイドのスローインから最後にセルジーニョが豪快な右足シュートをゴール右上に決め、3-3。2試合合計6-5とし、クラブ史上初の決勝進出を決めた。

 この試合1ゴール1アシスト、4試合連続ゴールでプレイヤー・オブ・ザ・マッチに選出されたセルジーニョ。試合後のTVインタビューで得点シーンを振り返り、「鈴木(優磨)選手が競りにいって、『こぼれてくれ』という思いで入っていったら、本当にこぼれてきた。トラップがうまくでき、神様コースのシュートを決めることができて、みんなの気持ちが入ったシュートだった」と語り、自画自賛の決勝点となった。

 決勝ではイランのペルセポリスと戦う。「チームメイトのおかげで点を取ることができた。スタッフも最善の努力を尽くしてくれた。これで決勝の舞台に立てる切符を手にしたわけであって、トロフィーを手にするために全員で戦っていきたい」。チームのために戦い続けたブラジル人アタッカーが決勝の舞台でも輝きを放ち、“常勝軍団”鹿島をアジア王者へと導く。




◆“神様コース”にV弾突き刺した鹿島FWセルジーニョ「みんなの気持ちが入ったシュートだった」(ゲキサカ)




◆鹿島執念ドローで2戦計逆転!クラブ初ACL決勝へ(ニッカン)






<ACL:水原三星3-3鹿島>◇準決勝第2戦◇24日◇水原

Jリーグで唯一勝ち残っている鹿島アントラーズが、アウェーで水原三星(韓国)に執念の引き分け(3-3)、2試合合計6-5となりクラブ初の決勝進出を果たした。

ホーム第1戦で逆転勝利(3-2)を収めた鹿島が、先手を取った。

前半25分、セットプレーから山本のヘッドで先制し1-0で前半終了。しかし、水原三星も後半に入り反撃。開始早々、立て続けに3点を奪って2戦合計4-5と一時はリードを奪った。

崖っぷちに追い込まれた鹿島は、後半19分に西が右足アウトサイドでゴール左隅に蹴り込み1点を返すと、同37分はセルジーニョがACL4戦連発となる同点弾。2戦合計スコアで逆転に成功した。

DF陣も最後まで体を張って守り抜き、同点で試合終了となった。

決勝第1戦は11月3日にホームでペルセポリス(イラン)と対戦する。




◆鹿島執念ドローで2戦計逆転!クラブ初ACL決勝へ(ニッカン)





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