日刊鹿島アントラーズニュース

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2018年11月14日水曜日

◆柴崎が鹿島ACL初V祝福「クラブの偉大さ感じた」(ニッカン)






森保一監督(50)率いる日本代表が12日、国際親善試合ベネズエラ戦(16日午後7時20分、大分銀行ドーム)に向けて大分県内で始動した。

古巣鹿島アントラーズのACL初制覇にMF柴崎は「同期の昌子、土居には祝福の連絡もしたけど、悲願のタイトルだったので僕も非常にうれしく思った。OBも含め、今まで携わったきた方の積み上げがあっての優勝。あらためて鹿島というクラブの偉大さを感じた」。




◆柴崎が鹿島ACL初V祝福「クラブの偉大さ感じた」(ニッカン)


◆鹿島・小笠原&曽ケ端、カズも尊敬の念「日本サッカー界の宝」(サンスポ)





 【No Ball、No Life】アジア一のクラブチームを決めるアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は10日(日本時間11日)、イラン・テヘランでホームアンドアウェー方式による決勝の第2戦が行われ、鹿島は0-0でペルセポリス(イラン)と引き分け、2戦合計2-0で初優勝を果たした。

 試合後の優勝セレモニー。この日、主将マークをつけたDF昌子源(25)は「絶対に満男さんにトロフィーを上げさせたい。一番に上げてもらいたいのは満男さんとソガさん」と話していたとおり、MF小笠原満男(39)にトロフィーを手渡し、歓喜の瞬間を全員で分かち合った。

 鹿島悲願のACLタイトルは、クラブにとって20冠目の称号。1998年の入団以降、チームを支えてきた小笠原と曽ケ端準(39)は数々のタイトルに貢献してきた。鹿島にとって2人はいまなお不可欠な存在であり、昌子はその2人に敬意を払った形となった。

 40代を前にしてもピッチに立ち続ける小笠原と曽ケ端に、51歳の現役サッカー選手、「キングカズ」ことJ2横浜FCの元日本代表FW三浦知良も尊敬の念を抱く。「重要なリーグ戦の柏戦(6日)でも、CKを蹴ってアシスト。90分間、元気にやっていた。鹿島の歴史を知る満男と曽ケ端がいるのといないのでは、大きく違う。日本サッカー界の宝」と称賛。17日のJ2の結果次第で、横浜FCはJ1復帰の可能性があり、カズは「僕らチームも彼らとやって得るものはある」とJ1での対戦を心待ちにしている。

 若い力が出てくるのもチームにプラスだが、ベテランの経験もまた、チームに不可欠。2人の偉大な選手とともに、鹿島は次なるタイトルを目指していく。(一色伸裕)




◆鹿島・小笠原&曽ケ端、カズも尊敬の念「日本サッカー界の宝」(サンスポ)



◆【原博実の超現場日記2018/第15回】鹿島アントラーズ悲願のACL優勝!全員でつかんだ勝利。おめでとう!(GOAL)






Jリーグの原博実副理事長がスタジアムや視察先で見たもの、感じたことを率直な言葉で綴る『超現場日記』。11月10日(現地時間)には、AFCチャンピオンズリーグ決勝第2戦・ペルセポリスvs鹿島アントラーズを視察するためイランのアザディ・スタジアムを訪れた。





■イラン版ブブゼラの音がうるさい

ACL決勝第2戦、決戦の地。アザディ・スタジアムの入り口。




到着した時にはすでにスタジアムは満員だった。鹿島のサポーターはゴール裏2階席の中央に集められている。





鹿島の先発メンバーは3日の決勝第1戦、県立カシマサッカースタジアムでのメンバーと同じ。GKクォン・スンテ、最終ライン右から西大伍、チョン・スンヒョン、昌子源、山本脩斗、中盤の底は三竿健斗、レオ・シルバ、サイドが土居聖真と安部裕葵、最前線はセルジーニョと鈴木優磨が2トップを組む。

6日火曜日の明治安田生命J1リーグ第32節・柏レイソル戦では、メンバーを総入れ替えして3-2の勝利。今の鹿島はタイトな日程でもチーム一丸となって勝ち続けている。

キックオフ前の雰囲気は素晴らしいものだった。





公式入場者数10万人。イラン版ブブゼラの音がうるさい。耳に残る。隣の人との会話もまったく聞こえない。

18時30分、キックオフ。初戦を落としているペルセポリスは予想どおり積極的に攻撃を仕掛けてくる。対する鹿島は落ち着いている。前線からしっかりと守備をしながら、カウンターを狙う。最終ラインと三竿健斗はしっかりバランスが取れている。相変わらずレオ・シルバの寄せは速い。何よりGKクォン・スンテだ。ACLにめっぽう強い。全北現代在籍時にACLでタイトルを2度、獲っている。

前線の鈴木優磨とセルジーニョ。中盤サイドの土居聖真、安部裕葵。コンディションは良さそう。前半のうちに鹿島が1点取ることができれば、かなり優位になる。しかし、ペルセポリスに得点を許すと間違いなく勢いに乗ってしまう。少なくとも前半は失点をしたくない。

ではハイライトをどうぞ。



後半に入るとペルセポリスに次第に焦りが見えてきた。気のせいか、イラン版ブブゼラの音が小さく感じる。鹿島の集中力、運動量は落ちない。


■やっぱりACL優勝は最高だ


90分が過ぎた。0-0。2試合合計2-0。ついに鹿島、悲願のACL優勝!

優勝した瞬間の田嶋会長、ジーコさん、庄野さん(庄野洋社長)と。そして、私も入って3ショット。





そして満さん、秀樹さんとも写真を撮った。みんな笑顔だ。(※)

※鈴木満強化部長、鈴木秀樹事業部長





そして表彰式。鈴木優磨がMVP。





たしかに優磨はグループステージから攻守に大活躍だった。だが、この試合で途中負傷交代。代表戦に影響しなければ良いが…。

鹿島はこれでFIFAクラブワールドカップへの出場が決定した。残りのリーグ戦、天皇杯とさらにタイトな日程になる。しかし、今の鹿島なられも乗り越えていけそうな気がする。

表彰式で。素晴らしい采配だった大岩監督。




やっぱりACL優勝は最高だ。昨年は浦和レッズ、今年は鹿島がアジアチャンピオンとなった。来年もJクラブが優勝だ。





アザディ・スタジアムから空港に直行した。テヘランから今ドバイに到着した。やっぱり眠い。祝杯をあげてゆっくり寝よう。おやすみなさい。




◆【原博実の超現場日記2018/第15回】鹿島アントラーズ悲願のACL優勝!全員でつかんだ勝利。おめでとう!(GOAL)


◆鹿島DF昌子源、フランス1部トゥールーズ移籍へ(ニッカン)



昌子源 Gen.Shoji


クラブ史上20冠目で念願のアジア王者となった鹿島DF昌子源(25)が今冬、フランス1部トゥールーズへの移籍が濃厚になったことが12日、分かった。既に正式オファーが届き、鹿島は全力で慰留するものの「本人の意思を尊重する」(幹部)とした。この日、成田空港に凱旋(がいせん)帰国した昌子は「今は話すべきじゃない」と言うにとどめたが、W杯以降は海外でのプレーを望んでおり、実現の可能性が高まった。

トゥールーズはW杯直後にも、日本人移籍金最高額の約5億円を大きく上回る金額を提示。昌子もその熱意に応じようと何度も移籍を志願したが「お前の代わりはいない。タイトルを取るにはお前のリーダーシップが必要だ」と全力で慰留されて断念していた。

だが、悲願のアジア制覇を達成して鹿島側も譲歩。トゥールーズからは今回も前回同様の金額を提示されているとみられる。昌子はACL決勝前に、若手選手で戦ったJリーグでの試合を見て「『まだオレの力が必要だな』とは全然思わない。鹿島の未来は明るい気がした」と話していた。夏から変わらないオファーに応じる可能性が高い。

凱旋帰国した空港には多くの鹿島ファンが集まった。ごった返した到着ロビーでは、千葉県警の警察官約20人が対応にあたった。




◆鹿島DF昌子源、フランス1部トゥールーズ移籍へ(ニッカン)





◆鹿島OBの日本代表FW大迫、ACLを初制覇した“半端ない”古巣を祝福!(報知)



大迫勇也 Yuya.Osako


 日本代表FW大迫勇也(28)=ブレーメン=が、アジア・チャンピオンズ・リーグ(ACL)を初めて制した古巣の鹿島を祝福した。12日早朝、大分で始まる日本代表合宿に合流するために帰国し、「良かったですね。ずっと取りたくて取れなかったタイトルですから。まだ試合は見れていないですけど、ソガさん(曽ケ端)、(小笠原)満男さん、(強化部長の鈴木)満さん、(大岩)剛さんの喜んでいる姿をイメージするだけでうれしい」とOBとして喜んだ。

 また同代表DF吉田麻也(30)=サウサンプトン=、冨安健洋(20)=シントトロイデン=、MF遠藤航(25)=シントトロイデン=、柴崎岳(26)=ヘタフェ=も代表に合流するために帰国した。




◆鹿島OBの日本代表FW大迫、ACLを初制覇した“半端ない”古巣を祝福!(報知)





◆ACL制覇も大忙し…鹿島MF三竿健斗が合流「優磨のためにも頑張りたい」(ゲキサカ)



三竿健斗 Kento.Misao


 アジアを制した男が日本代表に合流した。鹿島アントラーズMF三竿健斗は10日にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝を終え、前日12日にイランから帰国したばかり。Jリーグ、ACL、代表戦と厳しい連戦が続いているが、「キツかったけど、いまは中3日あれば大丈夫。選手として強くなった」と胸を張った。

 悲願のアジア制覇は日程との戦いでもあった。鹿島は10月31日のJ1第31節を皮切りに、11月3日にACL決勝第1戦、同6日にJ1第32節柏戦、そして同10日にACL決勝第2戦を消化。1週間に2試合というスケジュールが続き、三竿はその全てに出場した。ACLを制した後、自身のSNSで日程に疑問を呈していたが、それはある種の意地だった。

「負けて言うのは負け惜しみなので、勝って言おうねと言っていた。勝って言うことができて良かった」。そう振り返った三竿にとって、16日に控えるキリンチャレンジカップのベネズエラ戦は中5日での一戦。帰国から換算しても3日間があることを前向きに捉え、「大丈夫です」とさらりと言ってのけた。

 そうして迎えた3度目の森保ジャパン合宿。三竿が述べたのは“ワンタッチの縦パス”への意識だった。「ワンタッチの縦パスが出ることをみんなが共有しているし、受け手とのタイミングが合いやすい。鹿島ではワンタッチの縦パスはあまりないけど、このチームでは出しやすい」。“代表仕様”のプレーに意気込みを述べた。

 今回のA代表には、同い年として鹿島で切磋琢磨してきたFW鈴木優磨も招集されていたが、ACL決勝第2戦での足首捻挫のため合流を辞退。「『怪我をしたからいけないかも。俺のぶんまで頑張ってくれ』と言われた。優磨のぶんまで頑張りたい」。初招集のチャンスを失った友のためにも、来年1月に控えたアジアカップに生き残りをかける。

(取材・文 竹内達也)




◆ACL制覇も大忙し…鹿島MF三竿健斗が合流「優磨のためにも頑張りたい」(ゲキサカ)





◆鹿島・三竿健、ACLから日本代表へ合流「鈴木優磨の分も頑張りたい」(サンスポ)






 サッカー日本代表は13日、国際親善試合のベネズエラ戦(16日・大分銀行ドーム)へ向けて大分市内で練習し、グラウンド半面を使った8対8のゲームなどで中島(ポルティモネンセ)らが精力的に汗を流した。

 堂安(フローニンゲン)南野(ザルツブルク)三竿健(鹿島)ら、この日に合流した選手はランニングで軽く調整した。

 鹿島でアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)を制し、イランから戻った三竿健がチームに合流した。「鹿島が取ったことのないタイトルで、歴史に名を残すということを強く考えていた。森保さんからもおめでとうと(言われた)」と誇らしげに話した。

 同僚で初招集された鈴木が負傷で不参加となり「(鈴木)優磨から、俺の分も頑張ってと言われた。いつも切磋琢磨しているので、彼の分も頑張りたい」と話した。




◆鹿島・三竿健、ACLから日本代表へ合流「鈴木優磨の分も頑張りたい」(サンスポ)





◆【コラム】鹿島FW鈴木優磨、初代表は無念の負傷辞退も…アジアから世界へ、歩みは続く(サッカーキング)







 全身にみなぎる闘争心を隠そうとしない金髪の若武者は、相手との接触も負傷も厭わず、ガツガツとボールに食らい付く。競り合いでファウルを取られた後、判定に納得できない時には挑発的な笑みをも浮かべることがある。そんな姿を切り取れば、“破天荒な奴”と思われかねないだろう。特に相手サポーターから見れば“憎き存在”とも言えるかもしれない。浦和レッズ戦をはじめ、アウェイでの選手紹介で大きなブーイングが響き渡ることも増えた。

 そんなゴールハンターだが、素顔はサッカーに真摯な22歳。練習や試合でピッチに入る時、そして退く時、グラウンドへの礼を欠かすことはない。厳しく規律を重んじる鹿島アントラーズユースで熊谷浩二監督の熱い指導を受け、フォア・ザ・チームの精神を叩きこまれている。ミックスゾーンでは早足で、とりわけ敗戦後には“できればしゃべりたくない”オーラを出しつつも、旧知の記者や関係者を視界に捉えると足を止め、頭を下げて挨拶をする。その流れで取材が始まることも少なくない。

 小学校1年生の時から鹿島の下部組織でプレーし、今や不動のエースに成長を遂げた。鈴木優磨の名を一躍全国区にしたと言える試合は、2年前の冬だろうか。FIFAクラブワールドカップ2016、南米王者のアトレティコ・ナシオナルを3-0で破った準決勝だ。鈴木は85分にダメ押しのチーム3点目を決めた直後に歓喜の雄たけびを上げ、クリスティアーノ・ロナウド(現ユヴェントス)を真似たゴールパフォーマンスを披露したのだった。





 それから2年、鈴木はもがき苦しみながらも成長を遂げてきた。背番号9を託されて迎えた昨季は明治安田生命J1リーグで6得点にとどまり、前年の8得点を下回る結果に。5月末に大岩剛監督が就任してからリーグ戦での先発はわずか1試合と、苦しい日々を送った。そして鹿島は最終節で首位陥落。無冠という屈辱を味わい、リベンジを期して今季を迎えることとなった。

「食事や体脂肪に気をつけています。“軽くなった”とは言われますね。去年は計りたくないくらいだったので」

 そう言って見せた笑顔の裏には努力がある。鈴木は今季開幕前、昨季の反省を踏まえて走り込みを重ねたという。鍛え上げ、絞り込んだ体は強靭さを増した。両サイドに流れてボールを受けるポストプレー、ゴールキックのターゲットとしての空中戦、さらに高い位置からのプレスと、ゴール以外にも多くを求められる鹿島の前線にあって、そのタフネスは欠かせないものとなっている。今年7月にはFW金崎夢生がサガン鳥栖へ完全移籍。兄のように慕い、ライバルとしても切磋琢磨を続けてきた存在がチームを去ったことで、“新エース”としての自覚と責任も纏った。「夢生くんはチームを勝たせていた人。サポーターの期待も感じるけど、気負い過ぎずに“俺は俺らしく”やりたいです。あの人のようにチームを勝たせられる選手になりたいです」。そんな決意を結果で示し続け、明治安田生命J1リーグでは第32節終了時点で30試合出場11得点を記録。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝との兼ね合いもあってメンバーを大幅に入れ替えた直近2試合は出番がなかったが、フル稼働を続けてきた。

 そしてついに届いた、日本代表初招集の知らせ。「クラブでのパフォーマンスが評価されたから代表に選ばれたということを常に忘れず……」という言葉もまた、チームへの献身を示すものだった。代表合流前の10日に行われたACL決勝セカンドレグのペルセポリスFC戦で、鹿島は悲願のアジア制覇を達成。鈴木は今大会で全14試合に先発出場し、優勝の立役者となった。得点数こそ2にとどまったものの、屈強なDF陣と渡り合って献身を続けた姿が評価され、大会MVPにも輝いている。レギュラーとして掴み取ったタイトルはこれが1つ目。選手として新たな勲章を手に入れた。ただ、この試合で相手選手と交錯し、右足関節ねん挫のアクシデントに見舞われて途中交代。戦いの舞台は日本代表へと続くはずだったが、負傷辞退を余儀なくされてしまった。しかし、しっかりとケガを治して再びピッチで躍動すれば、再びチャンスが訪れるはずだ。

 もともと大の海外サッカー好きで、移動中や遠征先の宿舎でも、時間さえあれば試合映像を視聴している。昨年7月のセビージャ戦で2得点を挙げた後には「やっぱりヨーロッパはいいなと思いました」と繰り返した。将来的な欧州移籍もその視野に入っている。「本当に夏には信じられないほどのオファーが届きました。でも俺は鹿島でなんとしてでもACLのタイトルを届けたいと思い残留しました」とSNSで明かしたように今夏の移籍は封印したが、愛する鹿島で悲願を成し遂げた今、新たなチャレンジも選択肢に加わってくるかもしれない。

 今回、森保一監督が選出したFWは3選手だった。FW大迫勇也(ブレーメン)と並び記された鈴木の名前を目にした鹿島サポーターは、感慨とともに喜んだに違いない。ルーキーイヤーに背番号34を着けた後、“9番”を託されてエースへと成長を遂げるという足跡を継承し、そして代表のメンバーリストに揃って名を連ねる日が訪れた。残念ながら今回は負傷辞退となってしまったものの、今季残りの天皇杯とリーグ戦、そして12月に控えるFIFAクラブワールドカップで輝きを放てば、再び森保監督から声がかかることだろう。年明けにはアジアカップも待っている。鹿島、アジア、世界と歩みを続けるストライカーが、サムライブルーを纏う日を楽しみにしたい。

文=内藤悠史


◆【コラム】鹿島FW鈴木優磨、初代表は無念の負傷辞退も…アジアから世界へ、歩みは続く(サッカーキング)






◆ACL初V鹿島が帰国「21冠目を目指す」大岩監督(ニッカン)



大岩剛 Go.Oiwa


クラブ史上20冠目で念願のアジア王者となった鹿島アントラーズは12日、イランから帰国した。

成田空港にはテヘランへ出向いて声援を送ったサポーターを含め、多くの鹿島ファンが集まり、ごった返した到着ロビーで県警の警察官約20人が対応にあたった。

ペルセポリスとのアウェー戦を引き分け、2戦合計で勝利を決めた直後は、男泣きした大岩剛監督(46)は「このタイトルはクラブが熱望するタイトルだった。アントラーズを世界に発信できた」と胸を張った。試合が終わっても警備上の問題でなかなかスタジアムを出られず、ホテルに戻ったのは夜遅く。「みんなと祝うことはできなかったが、朝ホテルで見た表情で、みんなが喜んでいることがわかった」と、試合後の様子を口にした。「今日から21冠目を目指して準備したい」と言い、Jリーグと、天皇杯準々決勝に向けて準備に入る。

また、センターバックとしてペルセポリスのロングボールをはね返し続けたDF昌子源(25)は「鹿島でこうして出迎えてもらい、やっぱり(サポーターは)家族だと感じた」としみじみ。今冬にもフランス1部トゥールーズへの移籍話が浮上してきたが「今は話すべきじゃない」とコメントした。鹿島は12月12日に開幕するクラブW杯(UAE)に出場する。








◆ACL初V鹿島が帰国「21冠目を目指す」大岩監督(ニッカン)




◆鹿島大岩監督、続投へ 解任危機乗り越え鬼門突破(ニッカン)



大岩剛 Go.Oiwa


<アジアチャンピオンズリーグ:ペルセポリス0-0鹿島>◇決勝第2戦◇11日◇アザディ競技場

Jリーグの名門鹿島アントラーズが、8度目のACL挑戦で悲願のアジア王者になった。決勝第2戦で強豪ペルセポリス(イラン)に敵地で0-0で引き分けて2戦合計2-0とし、初優勝で20冠目を手にした。昨年の浦和に続いて日本勢が2連覇。鹿島は優勝賞金400万ドル(約4億4000万円)とクラブワールドカップ(W杯)(12月、UAE)の出場権を獲得した。

大岩剛監督(46)の来季続投が確実になった。幾人もの鹿島の名将が挑み、阻まれたアジアの壁。03年に選手で移籍してから16年目。クラブに初めて、アジア王者の称号をもたらした。男泣きした指揮官は「これで『鹿島アントラーズ』という名前がアジアに向けて発信される。一昨年にクラブワールドカップでレアル・マドリードと戦った決勝を上回る価値があるタイトル」と喜んだ。

昨年の5月31日、石井前監督の解任に伴って、コーチから昇格した。立て直しはしたが、最終節で磐田に引き分けて、川崎Fに逆転優勝をさらわれた。「選手が泣いている光景、サポーターみんなの顔。あの悔しさは、今後の監督人生で絶対に消えることはない」。

だが、今季は苦しんだ。過密日程やけが人増にも悩まされた。批判も高まり、0-3で完敗した4月28日の横浜戦の後、水面下で解任の話も浮上した。与えられた猶予は10日後のACL決勝トーナメント1回戦。この鹿島が1度も突破できなかった“鬼門”を通過したことで、首の皮がつながった。鈴木強化部長は「剛も苦しいことがあった。でも、後半戦で選手の使い方や見極め方が良くなってきた」と高く評価した。

就任後、競争を第一として三竿健を抜てき。主将の小笠原を控えに回すことが増えた。「ぶっちゃけ、一番難しかった。パワーはいりました」。それでも何度も2人で話し「頼むぞ。お前の力が必要なことは間違いない。小笠原満男のサッカー人生の気持ちを出してほしい」と伝えてきた。

優勝決定後、その小笠原主導で選手から水シャワーを浴びた。そして小笠原と固く、強く、長く、抱き合った。「現役で一緒にプレーもして彼には特別な感情がある。曽ケ端も含めて彼らとアジアタイトルを取れたことが非常にうれしい」。思いがやっと報われた。




◆鹿島大岩監督、続投へ 解任危機乗り越え鬼門突破(ニッカン)





◆【鹿島】凱旋帰国にサポーター250人 大岩監督「また明日から21冠目を目指す」(報知)






 ACLを制し、クラブ通算20冠目となるタイトルを獲得した鹿島が12日、決勝第2戦の地・イランから成田空港に帰国した。

 空港の発表によると、“お出迎え”に駆けつけたサポーターは250人。選手らが到着ゲートに姿を見せると、「剛さんありがとう!」「優磨、MVPおめでとう!」「裕葵、来年も頼むぞ!」などと歓声が上がった。

 クラブ悲願のタイトルをもたらした大岩剛監督は「鹿島アントラーズという名前がアジアだけでなく、世界に発信できた。21冠目を目指して、また明日から頑張りたい」。決勝180分間を無失点に抑えたDF昌子源は「一安心ですね。鹿島は今年、既にタイトルを2つ(Jリーグ、ルヴァン杯)を逃してしまっていた。鹿島で待っている仲間やサポーターのためにも、必ず優勝したかった」と笑顔で語った。




◆【鹿島】凱旋帰国にサポーター250人 大岩監督「また明日から21冠目を目指す」(報知)




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