日刊鹿島アントラーズニュース

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2019年12月1日日曜日

◆鹿島、ホーム連敗でV逸終戦…先発7人入れ替えの神戸に敗れる(ゲキサカ)



内田篤人 Atsuto.Uchida


突破論。 それぞれのルーツ、それぞれの哲学。 (ワニ文庫) [ 中村俊輔 ]


[11.30 J1第33節 鹿島1-3神戸 カシマ]

 3位鹿島アントラーズはホーム最終節でヴィッセル神戸と対戦し、1-3で敗れた。優勝の望みをつなぐには勝利が最低条件だったが、ホーム2連敗で3試合勝ちなし(1分2敗)となり、V逸が決定。3年ぶりの王座奪還はならなかった。

 鹿島は前節の広島戦(△0-0)から先発2人を変更した。DFブエノが出場停止で、MF白崎凌兵もベンチスタートとなり、代わってDF犬飼智也が5試合ぶりに先発復帰。左サイドハーフではMF名古新太郎が4試合ぶりに先発した。

 神戸は前節・C大阪戦(○1-0)から先発7人を入れ替えた。GK飯倉大樹、DF藤谷壮、DFダンクレー、MFアンドレス・イニエスタ、FWダビド・ビジャがメンバー外となり、MFセルジ・サンペール、FW古橋亨梧もベンチスタート。代わってGK前川黛也、DF小川慶治朗、DF渡部博文、DFジョアン・オマリ、MF安井拓也、FW藤本憲明、FW郷家友太が先発した。今年8月に大分から完全移籍で加入した藤本は移籍後初先発となった。[スタメン&布陣はコチラ]

 残り2節で首位横浜FMと勝ち点4差と、逆転優勝に向けて崖っ縁に立たされている鹿島。まずは自分たちが勝つことでしか可能性はつながらないが、大幅にメンバーを入れ替えてきた神戸にリードを許す苦しい展開となった。

 前半14分、神戸はPA手前からDF大崎玲央が縦パスを入れると、安井のトラップはゴール前に流れたが、このこぼれ球を犬飼とDF町田浩樹がまさかの“お見合い”。いち早く反応した藤本が抜け出し、右足でゴール左に流し込んだ。

 相手のミスを突く形で生まれた移籍後初ゴール。さらに前半29分、MF山口蛍のヒールパスを受けた藤本がPA内左の深い位置まで切れ込み、マイナスのパスを郷家が右足で流し込んだ。郷家は待望の今季初ゴール。神戸が2-0とリードを広げた。

 鹿島も前半40分、右後方からMF永木亮太が入れたFKのこぼれ球をFW土居聖真が拾い、華麗なボールコントロールから左足ミドルをゴール右隅にねじ込んだ。1点を返し、リズムを取り戻すと、1-2で折り返した後半も鹿島が反撃に出た。

 後半5分、ドリブルで仕掛けた名古がPA内に進入するが、右足のシュートは相手DFがブロック。同11分には町田のアーリークロスにFW伊藤翔が飛び込んだが、ダイビングヘッドは合わせ切れなかった。鹿島は後半18分に2枚替え。DF内田篤人と伊藤を下げ、MFレアンドロとFW上田綺世を投入した。

 永木が右サイドバック、土居がボランチに下がって上田とMFセルジーニョが2トップを組み、レアンドロは右サイドハーフの位置に入った。一方の神戸も後半24分に2人を同時交代。郷家と安井が下がり、古橋とサンペールが投入された。

 鹿島は後半29分、最後の交代枠で名古に代えて白崎を投入。同30分には右クロスからレアンドロが豪快なオーバーヘッドキックを見せるが、枠を捉えられなかった。神戸は後半43分、カウンターからFWルーカス・ポドルスキのスルーパスに走り込んだ小川が右足で押し込み、ダメ押しゴール。3-1で2連勝を飾った。

 一方の鹿島は優勝の可能性が最終節を残して消滅。12月7日の最終節・名古屋戦(豊田ス)はACL出場圏内の3位確保を懸けた一戦となる。なお、天皇杯も勝ち残っており、12月21日の準決勝ではJ2長崎と対戦する。

(取材・文 西山紘平)




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