日刊鹿島アントラーズニュース

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2019年4月6日土曜日

◆野沢拓也が信じ進む道「新井場スピリッツ」で新境地(ニッカン)



野沢拓也 Takuya.Nozawa


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実質国内5部にあたる関西リーグ1部FCティアモ枚方が3日、大阪・枚方市内で新加入会見を開いた。今季の目標はJFL昇格。その本気度の表れが大型補強だ。元日本代表FW野沢拓也(37)やMF二川孝広(38)、元神戸MF田中英雄(36)ら元Jリーガー8人を含む12人が入団。日本代表経験ある野沢らが、今季のチームスローガンでもある「覚悟」を示した。

鹿島の下部組織で育ち、高3でプロデビューを果たした野沢。J1通算384試合70得点で、06年には日本代表にも選出された。鹿島、神戸、仙台で結果を残し、18年オーストラリア2部ウーロンゴンへ移籍。そして今季から日本へ戻ってきた。

今まで国内ではJ1の経験しかなかった。「地域リーグは未知の世界なので、自分の方が分からない。経験を注入し、分からないことを共有して1つひとつ、クリアにしていきたい」。それでも未知の世界に覚悟を持って飛び込んだのにはワケがある。

「オーストラリアを経験して、半年くらい模索した。その時、お声を掛けて頂いて。Jリーグに帰ろうという気はなかった。まだやれる自信はあったけど…。何年かかるか分からないけど、このクラブがJリーグに入ったらドラマみたいじゃないですか?」

練習場を転々とすることは当たり前。だが、ウーロンゴンでも環境が悪く「J1から直接地域リーグに来たら、また違った見方になっていたかもしれないけど、オーストラリアでいい経験をした。とにかく今はサッカーを楽しめる」という。刺激を与えられる毎日。ただ純粋にサッカーが好き-。ティアモの仲間と出会い「みんな目がギラギラしている。僕も初心に戻れる」と大切な気持ちに気付かされた。

このクラブに入り、野沢自身も変わった。J1時代はいわゆる天才型。積極的に人と話すタイプではなかった。だが、ティアモでは子どもの指導にも参加。練習メニューを考え、経験を伝えている。「Jを離れて、子どもたちを見て伝えたかった。子どもたちの顔を見ると、1人でも多くプロに上げたいなと思う」。指導する上で情報交換も進んで行う。「今までそんなことしなかった。自分を変えてくれた。今こうやって話しているのも!(笑い)」と明るい表情を見せた。

それを見て、ふと思い出した。FCティアモ枚方は、G大阪や鹿島で活躍した新井場徹氏がオーナーのクラブ。14年11月、当時入社1年目でサッカー担当に配属された私はC大阪を受け持った。新井場氏は現役だったが、この年限りで引退。名刺を出した時に受けた言葉は忘れられない。

「これまでいろんな記者を見てきた。お前は自分を信じて自分だけができることをやれよ。みんなと違う視点を持って、人が聞かないようなことを聞いて、誰も行かない時に取材して。そういうの見てるから」

今でも大切にしている言葉。野沢の「このクラブがJリーグに入ったらドラマみたいじゃないですか?」とワクワクしている姿を見て、新井場スピリッツを感じた。野沢が自身を信じて進む道。ティアモの未来も、野沢の未来もきっとここから開けていくはずだ。【小杉舞】(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム「サッカー現場発」)


◆小杉舞(こすぎ・まい)1990年(平2)6月21日、奈良市生まれ。大阪教育大を卒業し、14年に大阪本社に入社。1年目の同11月から西日本サッカー担当。W杯ロシア大会、アジア杯UAE大会を現地で取材。担当クラブはG大阪や名古屋、J2京都など。


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◆野沢拓也が信じ進む道「新井場スピリッツ」で新境地(ニッカン)





◆Jリーグ新人研修、鹿島・関川が受付体験「ありがたさが分かった」(サンスポ)






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 明治安田生命J1リーグ戦は5日、各地で第6節の3試合が開催。鹿島は、午後7時からホームで首位名古屋と対戦する。

 試合前にはJリーグ新人研修の一環として、若手選手が入場ゲートで観戦チケットの確認、グッズ販売、報道関係者の受付などを体験。今季、流通経済大柏高(千葉)から加入したDF関川郁万(18)は「支えてくださる方がいらっしゃり、ありがたさが分かった。そういう方の分もピッチで頑張りたい」と感想を口にした。




◆Jリーグ新人研修、鹿島・関川が受付体験「ありがたさが分かった」(サンスポ)




◆鹿島が斬新ユニ披露、練習試合用の白黒ボーダー(ニッカン)






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<明治安田生命J1:鹿島-名古屋>◇第6節◇5日◇カシマ

J1鹿島アントラーズの新しい練習試合用ユニホームがお披露目された。メンバーが試合前のアップで着用した。黒と白のボーダーで、公式戦ユニホームとは一味違った斬新なデザイン。

一般向けにも販売される。鹿島では昨年から練習試合用ユニホームの一般向け販売を行っている。


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◆鹿島が斬新ユニ披露、練習試合用の白黒ボーダー(ニッカン)





◆小笠原氏 改めて鹿島サポに感謝「不器用な自分を…」 40歳バースデーにアントラーズ功労賞受賞(スポニチ)



小笠原満男 Mitsuo.Ogasawara


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 J1の鹿島は5日、昨季限りで現役を引退した元日本代表MF小笠原満男氏の「アントラーズ功労賞」を授与式を、明治安田生命J1第6節・名古屋戦(カシマ)キックオフ前に行った。
 この日は小笠原氏の40歳の誕生日。大きな小笠原コールが沸き起こる中、ピッチに登場した同氏は、記念プレートを贈られると「このような素晴らしい賞をいただき大変光栄でございます。この賞をいただけたのも、これまで応援しに来てくださったみなさんのおかげです」とあいさつ。現役引退の報告をカシマスタジアムのサポーターの前で行えていなかったことに謝罪し、「これまでこんな不器用な自分を、そして鹿島アントラーズを応援していただき、本当にありがとうございました」と改めて現役時代のサポートへの感謝の思いを口にした。

 今季からは新設されたクラブのアカデミーアドバイザーに就任。「これからはアカデミーアドバイザーとして、アントラーズのアカデミーでプロのサッカー選手を夢見ている子どもたちの中から、一人もでも多くピッチに立たせてあげられるようサポートしていきたい」と抱負も語った。

 小笠原氏は1998~2005年、2007~2018年に鹿島に在籍。クラブはその受賞理由について「『ゴールデンエイジ』と呼ばれた1998年加入組の1人で、計17個の主要タイトルをクラブにもたらした。司令塔として試合の流れを的確に読む能力に秀で、1999年のワールドユース選手権では準優勝に貢献。FIFAワールドカップは2002年と2006年に、2大会連続出場を果たした。2006年のイタリア・メッシーナ移籍を経て、2007年アントラーズ復帰を果たし、以降は攻守の要となるボランチを主戦場にチームをけん引。クラブ悲願のAFCアジアチャンピオンズリーグ果たした2018年にスパイクを脱いだが、今季からアカデミーアドバイザーに就任し、今なおクラブに尽力し続けている」としている。

 「アントラーズ功労賞」はクラブの発展に寄与した人物をたたえるため2008年に制定。功労賞受賞者はカシマサッカーミュージアム内にある「アントラーズ殿堂」に掲額され、小笠原氏は18人目の受賞者となる。

  【アントラーズ功労賞受賞者】
  秋田豊、新井場徹、アルシンド、オズワルド・オリヴェイラ、黒崎久志、ジーコ、ジョルジーニョ、相馬直樹、ダニー石尾、トニーニョ・セレーゾ、中田浩二、名良橋晃、長谷川祥之、ビスマルク、本田泰人、宮本征勝、柳沢敦(五十音順、敬称略)




◆小笠原氏 改めて鹿島サポに感謝「不器用な自分を…」 40歳バースデーにアントラーズ功労賞受賞(スポニチ)





◆小笠原満男氏アントラーズ功労賞「不器用な自分を」(ニッカン)






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<明治安田生命J1:鹿島-名古屋>◇第6節◇5日◇カシマ

昨季限りで現役を引退し、現在鹿島アントラーズのアカデミー・アドバイザーを務める小笠原満男氏に、アントラーズ功労賞が贈られた。

クラブの発展に寄与した人物をたたえるため08年に設けられた賞で、小笠原氏は18人目の受賞者となる。

試合前にセレモニーが行われ、スーツ姿の小笠原氏が登場。記念プレートと花束が贈呈された。

小笠原氏は「これまでこんな不器用な自分を、そして鹿島アントラーズを応援していただき、本当にありがとうございました。これからはアカデミー・アドバイザーとして、アントラーズのアカデミーでプロのサッカー選手を夢見ている子どもたちの中から、1人でも多くの子をピッチに立たせてあげられるよう、自分が経験したものを最大限発揮して、サポートしてあげたいと思います」とあいさつ。サポーターからは現役時代と変わらぬ声援が送られた。

 ▼歴代受賞者

秋田豊、新井場徹、アルシンド、オズワルド・オリヴェイラ、黒崎久志、ジーコ、ジョルジーニョ、相馬直樹、ダニー石尾、トニーニョ・セレーゾ、中田浩二、名良橋晃、長谷川祥之、ビスマルク、本田泰人、宮本征勝、柳沢敦(敬称略)







◆小笠原満男氏アントラーズ功労賞「不器用な自分を」(ニッカン)




◆「いつの間にかエリアに…」鹿島レオ・シルバ、5人抜き弾は愛息子の“要求”から(ゲキサカ)






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[4.5 J1第6節 鹿島2-1名古屋 カシマ]

 11歳の誕生日を迎えた愛息子へ向けた、極上のバースデープレゼントだった。鹿島アントラーズMFレオ・シルバは1-1で迎えた後半36分、ハーフウェーライン付近からスルスルと持ち上がり、5人の相手選手を抜き去ってPA内に侵入。最後は落ち着いたシュートを流し込み、前節に続いて2試合連続での決勝ゴールを沈めた。

「中に切れ込んでいったところで、いつの間にかペナルティラインが近づいてきて、ペナルティエリアに入ったんだと気付いた。シュートを打つ前にボディフェイントで相手のタイミングを外してシュートが打てた」。試合後、取材エリアに姿を現した33歳はときおり笑みを浮かべつつ、“5人抜き”のスーパーゴールを高揚した様子で振り返った。

 2試合連続での殊勲弾を決めたベテランだが、主な持ち場は守備的ミッドフィールダー。巧みな重心移動で相手を手玉に取る場面は数あれど、5人連続で抜き去ってのゴールはさすがに記憶にないという。「今までのキャリアで一番綺麗なゴールだったと思う。まだ信じられない気持ち」と感激は隠せない。

 この一戦でのゴールは、ちょうど11歳になった長男ヴィートル君との誓いでもあった。「(ゴールは)約束というより息子からの要求だった」。そんな父親としての顔ものぞかせたレオ・シルバは「まだ携帯電話は触ってない(から報告はしていない)けど、報道ですごかったと感じるかもしれない。男として、父親として、息子との約束を果たせて良かった」と白い歯を見せた。

(取材・文 竹内達也)




◆「いつの間にかエリアに…」鹿島レオ・シルバ、5人抜き弾は愛息子の“要求”から(ゲキサカ)




◆これがアジア王者の底力!鹿島が首位名古屋に逆転勝ち…土居&レオ・シルバ弾で5戦無敗(GOAL)



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明治安田生命J1リーグは5日に第6節が行われ、県立カシマサッカースタジアムでは鹿島アントラーズ対名古屋グランパスの一戦が行われた。

ここまで2勝2分1敗と波に乗り切れていないものの、直近4試合負けなしで7位の鹿島。9日にはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)が控える過密日程の中、10番の安部裕葵がベンチメンバーとなった一方で伊藤翔やレオ・シルバ、土居聖真らが先発に名を連ねた。また、内田篤人が欠場している右サイドバックのポジションには、今シーズン初の出場となる平戸太貴が配置された。

対する名古屋は、開幕からここまで4勝1敗で首位。スタメンには、4-0で快勝した前節の北海道コンサドーレ札幌戦と同様のメンバーを起用。前節で2得点と活躍したガブリエル・シャビエルや、今シーズンの初先発をフォワードとして飾り初ゴールを奪った長谷川アーリアジャスールが、引き続きアタッカーとして送り出された。

両クラブともに高いテンションの入りを見せた一戦。鹿島が中盤での激しいプレスを維持する中、30分には名古屋の攻撃陣が鋭いカウンターを繰り出し、右サイドを縦に突破したG・シャビエルからのクロスにジョーがバックヒールで合わせる。しかし、枠を捉えることができず、直後にもジョーがボックス手前中央から左足でシュートを放ったが、右ポストに嫌われた。

0-0で折り返して迎えた後半、前半を優勢に進めていた名古屋が早々に先制点を奪取する。47分、右サイド深い位置でボールを持った宮原がグラウンダーのクロスをマイナス方向に入れると、G・シャビエルが左足でトラップして右足を一閃。GKクォン・スンテの股下を抜けたボールがゴールに吸い込まれる。

追う展開となった鹿島は、53分に平戸に代えて三竿を投入。右サイドバックには永木がポジションを移し、三竿はボランチに入る。さらに、61分にもレアンドロに代えて安部を送り出し、攻守のてこ入れを図った。

しかし、その後も名古屋が攻勢を保ち、鹿島は伊藤の快足を生かしたカウンターを狙っていくが、米本やシミッチの出足鋭いチェックを中々かわすことができない。それでも、サイドを幅広く使って揺さぶりをかけていくと、72分に永木がボックス内右でフリーの状態に。中央にグラウンダーのボールが供給され、待ち構えていた土居が左足でゴール左下隅に丁寧に流し込んだ。

さらに81分、ハーフウェイライン付近で前を向いたレオ・シルバが上手く身体を使いながら独力でボックス内左まで突破。名古屋DFを背負いながらも左足を振り抜き、逆転弾を奪い切った。

結局、再び名古屋がネットを揺らすことはなく、試合は2-1で終了。鹿島は5戦負けなしに。対する名古屋は今季リーグ戦2敗目を喫している。

■試合結果
鹿島アントラーズ 2-1 名古屋グランパス

■得点者
鹿島:土居聖真(72分)、レオ・シルバ(81分)
名古屋:ガブリエル・シャビエル(47分)




◆これがアジア王者の底力!鹿島が首位名古屋に逆転勝ち…土居&レオ・シルバ弾で5戦無敗(GOAL)



◆2019明治安田生命J1リーグ 第6節(オフィシャル)






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2019年04月05日(金) 19:03キックオフ 県立カシマサッカースタジアム

【入場者数】14,163人 【天候】晴、弱風、 気温16.3度、 湿度47.0% 【ピッチ】全面良芝、乾燥

【主審】木村 博之 【副審】山内 宏志 【副審】赤阪 修 【第4の審判員】清水 勇人


J1第6節 vs 名古屋

土居の同点弾、レオの決勝点で会心の逆転勝利!

アントラーズが3週間ぶりのホームゲームで会心の勝利を収めた。明治安田J1第6節、名古屋グランパス戦。後半開始直後に先制を許したが、72分に土居聖真のゴールで同点とする。そして81分にレオ シルバが待望の逆転ゴールを決め、2-1。今季初の逆転勝利を掴んだ。




J1再開初戦となった前節は、ジュビロ磐田と1-1のドローに終わった。ヤマハスタジアムに乗り込んだアントラーズは、後半開始早々に先制点を許すと、攻め込みながらも、なかなか得点を奪えず。ようやく83分にレオ シルバのゴールで同点に追いついたものの、あと一点が遠く追加点は奪えなかった。

これで3月の公式戦6試合は3勝3分。まずまずの成績といえるが、国内タイトル奪還のためには勝ち切る強さが求められる。

4月3日、アントラーズは今季初の非公開練習を実施した。現在リーグ首位に立つ名古屋への対策を入念に確認。3週間ぶりとなるホームゲームで必勝を期した。

そして、迎えた4月5日。指揮官が指名した先発メンバー11人は、GKにクォン スンテ、最終ラインは右から平戸、犬飼、町田、安西。ボランチはレオ シルバと永木がコンビを組む。右サイドにはレアンドロ、左サイドに土居、フォワードには伊藤とセルジーニョが入った。またベンチには、曽ケ端、ブエノ、三竿、遠藤、安部、金森、山口が座る。




スタジアムに駆け付けた背番号12が、ウォーミングアップへ向かう選手たちに大きな声援を送る。そしてキックオフ前には、"永遠のキャプテン"小笠原満男A.Aの功労賞授与式を行われ、最高の雰囲気の中、勝ち点3のみを目指す90分が始まった。



試合序盤、アントラーズは守備ブロックを形成して、攻撃を受け止める展開となる。選手たちはピッチ上で積極的にコミュニケーションを取り、名古屋が狙うスペースを圧縮。警戒すべき司令塔シャビエルに対しては、土居がポジショニングを細かく修正し、自由を与えなかった。









しかし、徐々にボールを支配する名古屋に押し込まれてしまう。試合最初の決定機は、名古屋に訪れた。13分、左サイドで和泉が起点をつくり、折り返しのクロスを入れると、最後はシミッチがシュート。これはアントラーズの守備陣がしっかりブロックし、ゴールを許さなかったが、肝を冷やす。





ピンチを凌いだアントラーズは、22分にこの試合初めてのチャンスを迎える。左サイドを駆け上がった安西のクロスにセルジーニョが飛び込ぶ。しかし、これは惜しくも相手DFに阻まれ、先制点には繋がらなかった。







その後、ボールは圧倒的に名古屋が支配するも、アントラーズが徹底した守備で対抗。キャプテンマークを左腕に巻いた永木を中心に、相手の攻撃を先読みして防いでいく。






31分、名古屋に決定機つくられる。ジョーが長谷川アーリアジャスールとのパス交換でペナルティエリアまで進入し、左足を振りぬく。このシュートはゴールポストに直撃。幸運にも助けられ、失点には至らなかった。







このまま前半は終了。劣勢の中で、失点ゼロに抑えたものの、ほとんどチャンスをつくれないまま、ハーフタイムを迎えることとなった。



後半開始直後の47分、前節ジュビロ磐田戦で失点を喫した気を付けなければいけない時間帯だった。だが、一瞬の隙を突かれて左サイドを崩されると、最後はシャビエルにゴールを許してしまった。2試合連続の後半開始直後の失点だ。チームに暗雲が立ち込める。





52分、指揮官が早くも動いた。平戸に代えて三竿を投入。永木が右サイドバックに入る。







すると、この交代から試合の流れが変わる。60分、右サイドで永木が起点をつくり、土居にパスが渡ると、最後は安西へ。ペナルティエリア手前からシュートを放ったが、これは枠を捉えられなかった。



61分、レアンドロに代えて安部を投入。さらに攻撃姿勢を強めていく。









そして迎えた73分。待ち焦がれた同点弾が生まれる。カウンターを仕掛けようとした名古屋の攻撃を、町田が素晴らしいインターセプトで阻止。左サイドに展開する。ボールを受けた安部は、中央へカットインして逆サイドへパス。攻撃参加していた永木が中央へ折り返すと、最後は土居が左足で合わせ、ゴールネットに吸い込まれた。カシマスタジアムが歓喜に沸く。











1-1の同点に追いつくと、試合はオープンな展開に。アントラーズファミリーの大歓声を受けて、名古屋のゴールに迫る。そして81分、ついに待望の瞬間が訪れた。レオシルバがハーフウェーライン付近からドリブルを開始。中盤を見事なコース取りで突破すると、名古屋の選手に囲まれながらペナルティエリア内へ進入した。最後は左足でシュート。これが名手ランゲラックの腕下を抜き、ゴールネットを揺らした。今季初の逆転ゴールにアントラーズレッドで染められたゴール裏が沸騰した。90分、セルジーニョに代えてブエノを投入し、逃げ切りを図る。1点差を勝ち切る強さ。これがアントラーズの伝統だ。













そして、ついに待ち望んだホイッスルが鳴った。2-1。苦しみながらも、首位名古屋相手に会心の逆転勝利。カシマスタジアムに歓喜の歌が響き渡った。







次なる戦いは4日後。敵地で迎えるACLグループステージ第3節慶南戦だ。戦いを終えたばかりの選手たちに、指揮官は「すぐにACLへ切り替える必要がある」と伝えた。逆転勝利を果たしたが、前節ジュビロ磐田戦から2試合連続の後半開始直後の失点。収穫と課題を得た試合だった。2年連続のアジア王者を目指した戦いへ。短い時間で最善の準備を進めていく。








【この試合のトピックス】
・土居聖真が今季初得点を記録。
・レオ シルバが2試合連続ゴールを記録。
・平戸 太貴がJ1初出場初先発。
・J1リーグホーム通算来場者数が800万人を突破。


監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:大岩 剛
・後半も相手の動きをよく見て守備をしていくこと。
・いい守備からいい攻撃につなげていこう。
・後半も立ち上がりから集中して入り、勝負どころでギアをあげよう。


名古屋グランパス:風間 八宏
・ペナルティーエリアに入っていこう。
・自分たちでやり続けよう。
・後半、しっかり勝ちにいこう。


[試合後]
鹿島アントラーズ:大岩 剛
前節と同じように後半の立ち上がりに失点して、自分たちで試合を難しくしてしまった。前半は我慢する時間が長かったが、非常にいい形で強度を落とすことなくできていた。後半は、自分たちがギアを上げざるを得ない状況になってしまった。当然、逆転したことは評価できるが、失点のところをしっかり改善したい気持ちが強い。首位の名古屋の勢いを止めることができたことを、次のACLへつなげ、切り替えて臨みたい。

Q 次のACLに向けて具体的な課題は?

A.失点の部分は、絶対にしてはいけないということを徹底したい。アウェイの地へ向かうが、慶南の分析はすでに始めている。アウェイでしっかり勝ち点3を取るゲームをしたい。そのための準備を進めていきたい。

名古屋グランパス:風間 八宏
これだけ強い相手をしっかり押し込むことができた。しかし、なかなか仕留めることができなかった。また、1-0になってから自分たちがプレーする距離を変えてしまった。そのあたりは、しっかり学んでいきたいと思う。


選手コメント

[試合後]

【レオ シルバ】
ゴールの場面は、中に切り込んで入っていったら、ペナルティエリアが見えた。いつの間にかペナルティエリア内に入れて、最後にボディフェイントをかけて相手のタイミングをずらせたところで、シュートをすることができた。今までのキャリアの中で一番きれいなゴールだと思う。今は、信じられないという気持ちだ。

【三竿 健斗】
前節途中から出て、チームに流れを持っていくことができなかった。なので今日は、自分のプレーの質や球際で強くいくということは意識していた。自分は、あまりビハインドの中出る選手ではないが、気持ちの部分でチームに勢いをもたらそうと思い、ゲームに入った。安定したプレーを意識しながらやっていた。1点目はリスクを冒して点を取りに行ったところで点が入ったので、良かったと思う。

【土居 聖真】
首位相手に逆転勝利できたことはすごく大きいと思う。後半相手のラインが少しずつ下がっているのを感じた。スペースがあってドリブルもできた。FWの二人が裏を狙い続けてくれたので、さらにラインを押し下げることができた。そこがカギとなったと感じる。得点の場面は、一歩引いた位置でボールが来たらいいなぐらいの感じでいたらボールが来た。いいボールが来て流し込むだけだった。あの得点で、チームに流れが傾いたと思う。

【犬飼 智也】
苦しい時間帯になるのは分かっていた。よく耐えた試合だと思う。みんなで声を掛け合うことを常に意識していた。それができたからこそ、苦しい時間に耐えられた。今日の逆転してからの10分の戦い方は、自分たちの強み。相手もそれを感じて、攻めづらさを感じたのではないかと感じた。

【町田 浩樹】
前半を0点で抑え、1点を取られても焦れずに意思統一ができていた。前半は持たれているよりも、持たせている感覚だった。健斗くんが入って、うまく守備のバランスをとってくれて、それによってレオが攻撃にいけるようになった。点を取りに行くとなって、バランスが崩れなかったのが一番良かった。

【安部 裕葵】
後半は僕たちが変わったというよりは、相手が変わったと感じた。前半を0で抑えることができて、ハーフタイムにいけるという話もした。失点は想定外だったが、聖真君がいいタイミングで決めてくれたので良かった。

【平戸 太貴】
前を動かして、いい守備からいい攻撃につなげていけなかった。もっとやらなければいけないなと思った。


◆2019明治安田生命J1リーグ 第6節(オフィシャル)


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