日刊鹿島アントラーズニュース

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2020年7月31日金曜日

◆【鹿島】「得点を重ねる自信」あり。大分戦はエヴェラウドが勝利の使者になる(サッカーマガジン)






鹿島アントラーズ三連覇[本/雑誌] (単行本・ムック) / 茨城新聞社


鹿島アントラーズのFWエヴェラウドが29日、オンラインで取材に応じ、8月1日の大分トリニータ戦に向けて意気込みを語った。前節のFC東京戦で得点し、徐々に調子を上げているアタッカーは、得点へのこだわりと自信を口にした。


ゴールを取ることにこだわる


 リーグ戦はここまで6試合に出場し、2得点。上田綺世と並んでチーム最多だが、当然ながら満足してはいない。チームの成長を実感しているものの、自身の能力を完全開放するには至っていないからだ。エヴェラウドは言った。

「チームメイトとはピッチ内外でものすごくいい関係性ができていると思いますが、言葉の壁はまだどうしてもあって、ロッカールームでは落ち着いて話ができる一方で、試合中はどうしても言いたいことが伝わらなかったり、相手の言いたいことが詳細まで分からなかったりします。次第に良いコミュニケーションが取れ始めていると思いますが、自分も出来る限り日本のサッカーや、仲間一人ひとりの特徴を早く理解したい。そうすれば、得点数も上がってくると思っています」

 刻んだ2ゴールはいずれもリーグ再開後。自分の力をいつ、どこで、どんな状況で生かすべきか。トレーニングを積むことで、徐々に、自分の生かし方をつかみつつある。

「試合をするたびに僕だけではなくみんながチームの成長を感じています。それを結果をつなげるということが今、求められています。(FC東京戦は)ホームでは引き分けとはいえ、得点も生まれ始めました。問題は勝ち点を自分たちから失っていること。ミスをなくして、自分たちが勝ち点を重ねられるように、やっていきたいと思います」

 直近のFC東京戦のエヴェラウドのゴールは、見事な連係の末に記録したものだった。プレスで相手のパスミスを誘い、自陣左サイドの深い位置でエヴェラウドがインターセプトに成功。そこから三竿健斗、遠藤康と素早くつないで右サイドを攻め上がる広瀬陸斗へ展開し、その広瀬が上げたクロスに、自陣から一気にゴール前へ走っていたエヴェラウドが飛び込んでヘッドを決めた。

 ボール奪取後の各選手のポジショニングと流れるようなパスワーク、クロスが上がった際にエヴェラウドのほか、ファン・アラーノと伊藤翔もボックス内に走り込んでいた事実。チームの狙いと得点への意欲が表れた見事な攻撃だった。

 その後、チームはCKから2失点し、土居聖真の得点で辛くも追いついている。エヴェラウドが指摘するように自ら勝ち点を手放すような形になったが、狙いのある攻撃が増え、得点も生まれているのは事実だ。

 次節はアウェーで大分トリニータと対戦する。相手の印象について、「今までの対戦相手とは違って、ディフェンスラインは5枚、その前が4枚という、後ろで引いて守るチームなので、こちらがボールを持つ時間が長いと思いますが落ち着いてボールを動かし、相手のスペースを突くことが大事になる」と、エヴェラウドは攻略のポイントを語った。

 今季ここまでチームがアウェーゲームで記録した得点は、第2節川崎フロンターレ戦のオウンゴールだけ。「FWである以上、シュートを狙う。ゴールを取るということにこだわっていきたい。点を重ねる自信はどんどんついてきています」と語るアタッカーに期待されるのは、ただ一つーー大分戦でチームを勝利に導くリーグ戦3ゴール目を記録することだろう。


◆【鹿島】「得点を重ねる自信」あり。大分戦はエヴェラウドが勝利の使者になる(サッカーマガジン)





◆最下位低迷のJ1鹿島ザーゴ監督 柏時代に共闘・片野坂監督率いる大分と初対戦へ「今もベンチで熱い方」(中スポ)






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 清水と並びJ1最下位に低迷する鹿島のザーゴ監督(51)が30日、練習後にオンラインで取材に応じ、次節の大分戦(8月1日・昭和電ド)に向け「自分たちのサッカーをより表現し、より徹底してやっていくことが重要になる」と語り、後方からパス主体で攻撃を組み立てるスタイルの継続を強調した。

 現役時代に柏でチームメートだった大分・片野坂監督とは初対戦となる。ザーゴ監督は「偉大な人物。選手のころもたくさん汗をかいていたが、今もベンチで汗をかく姿を見て熱い方だなと思う」と敵将に敬意を示した上で「対戦できるのはうれしく幸せなこと。お互いに向上して、いい結果を出し続けたい」と指揮官としての対戦を心待ちにした。


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◆最下位低迷のJ1鹿島ザーゴ監督 柏時代に共闘・片野坂監督率いる大分と初対戦へ「今もベンチで熱い方」(中スポ)




2020年7月30日木曜日

◆「鹿島の2番」へ常本佳吾の挑戦。 明治大SBの理想はラームの万能性。(Number)






月刊サッカーマガジン 2020年 08月号 [雑誌]


現代サッカーにおいて、サイドバックに求められる役割は多い。

 守備がメインのタスクだった時代から、活発な攻撃参加を求められ、よりゴールへ直結した働きが増えていった。そして現在ではゲームメイクやビルドアップにまで関わり、「試合を作る」存在として重宝される。ボランチやシャドーに近い役割をも求められているのだ。

 この多岐にわたる役割のすべてを高いレベルでこなせる「ハイスペックなサイドバック」として期待されているのが、来季、鹿島アントラーズ入りが内定している明治大4年・常本佳吾だ。


マリノスで育ち、明治大で磨かれた。


 常本は横浜F・マリノスの下部組織で右サイドバックとして力を磨いたあと、大学王者の明治大に進学。2年生まで右サイドバックをこなしたが、明治大・栗田大輔監督から「同じポジションで1学年上の中村帆高(FC東京)と競わせていたが、2人とも能力が非常に高く、どうしても2人を同時に起用したかった」と3バックの中央に抜擢され、新境地を開拓。「ビルドアップ、ラインコントロールなどの守備のセンスをもっと磨けば、本来のポジションでももっと質が高くなる」という栗田監督の見立てのもと、ディフェンスリーダーとしてチームを統率し、大学3冠に大きく貢献した。

 4-4-2の布陣で臨んだ今季の関東大学リーグ1部開幕戦の駒澤大戦においては、右サイドハーフ、3バックの中央、右ウィングバックと3つのポジションをこなし、それぞれで遜色ないプレーを披露。改めてその能力の高さを印象付けた。

「サイドバックとして攻撃の起点となってチャンスを作れるプレーを期待している」

 鹿島の椎本邦一スカウト本部長がこう語ったように、プロでは右サイドバックが主戦場となるだろう。本人もその意向で、「右サイドバック」を自分が勝負する居場所として捉えている。

「他のポジションをするようになってからも、試合や練習では『サイドバックに入ったらこう判断すべきだな』と意識をしたり、自主トレでオーバーラップからのクロスを上げたりと、常に(サイドバックとしての)感覚だけは研ぎ澄ませていました」


衝撃を受けたラームの万能さ。


 常本には自分の「理想のサイドバック像」を作り上げてくれた重要な選手がいる。

「ドイツ代表のフィリップ・ラーム選手を見て、これまで持っていたサイドバックのイメージが大きく変わりました」

 ドイツ代表のキャプテンとして2014年ブラジルW杯を制し、'17年に現役を退くまで強豪バイエルン・ミュンヘンの不動の右サイドバックとして活躍。170cmと小柄だが、対人に強く、抜群のスプリント力を駆使した守備と球際の強さを見せる一方で、足元の技術と戦術眼に優れ、サイドバックながらビルドアップにも加わり、攻撃の起点となるチャンスメークをハイレベルでこなす。その能力はジョゼップ・グアルディオラ監督にも重宝され、キャリア晩年には右サイドバックだけでなく、インサイドハーフやアンカーをこなすなど、サッカーIQの高さを世に知らしめてきた。


脇役ではなく、主役として。


「小学校まではCBがメインで、右サイドバックはたまにプレーする程度。右サイドバックに固定されたのは、身長が伸びなかった中学の頃から。当時のサイドバックの印象は地味に汗をかいて、体を張る。攻撃面ではクロスを上げるという“脇役”。でもラーム選手を見て、その価値観がガラッと変わった。ビルドアップに参加して、足技で相手を翻弄することもできる。右サイドバックが完全にゲームメーカーになっているんです。

 それでいて守備面でも屈強なFWに厳しくプレスをかけてボールを奪い取れる。何でもできる姿を見て『サイドバックって決して脇役ではないんだ』と思いました。そこからはこのポジションが大好きになり、プレーしていても『主役になる』というモチベーションで楽しめるようになりました」

 自分の「天職」を意識したことで彼は大きく成長。高3になるとキャプテンにも選ばれ、チームの核を担った。しかし、マリノスへのトップ昇格は叶わなかった。

「高1からトップチームの練習に参加していたので、自分の中では『上がれる』と思っていました。でも、高3になると左足かかとに原因不明の痛みが出てきて、5月8日のプレミアリーグEAST・流通経済大柏戦を最後に公式戦は1試合も出られませんでした。その怪我が完治したのが(高3の)12月で、その間にトップ昇格はないと告げられました。痛みが出る前に一度だけ練習に参加していた明治大に進むことになったんです」


試合に出られなかった大学1年。


 マリノスユースの同級生GK原田岳、MF吉尾海夏がトップ昇格する姿に悔しさを抱きつつ、「大学4年で必ず同じステージに立つ」と決意新たに明治大へ進学。それでも、強者揃いの中で1年目は試合に絡めずに終わった。

「大学だったら1年からレギュラーを取れるだろうと甘く見ていました。でも、蓋を開けてみたら、1年間ずっとセカンドチーム。自分の考え方の根本的な甘さを痛感しました。明治大には(Jリーグ下部組織出身の)岩武さん(克弥/現浦和)や鳥海さん(晃司/現千葉)のようにトップチームに上がれるのに、自分をいろんな面で鍛えるためにこの環境(大学)を選んだ先輩がいた。

 高校時代の僕はトップ(マリノス)に上がることがすべてだと思っていたし、プロになれるチャンスを掴まない意味がわからなかった。でも先輩たちは精神的な面も含めて自分と現在と将来に向き合って、サッカーに打ち込んでいることが分かったんです。僕もそうならないと4年後のプロなんて無理だと思いましたし、『もう一度、きちんと自分とサッカーに向き合おう』と考え直しました」


長友、室屋らが背負った明治の2番。


 大学2年になると、自分の中で明確な「目標」が生まれた。それはプロになりたい、プロで活躍したいという抽象的なものではなく、より鮮明な自分への義務であった。

「これまで背番号にあまり固執してこなかったんです。でも『明治大で右サイドバックとして成長したい』と本気で思った時に、『俺が明治の2番を背負わないといけない』と将来の自分像がはっきりと見えたんです」

 これまで明治大の2番と言えば、長友佑都と室屋成という日本を代表するサイドバックが背負ってきた番号だ。「2番」を背負わずして、ここから自分の思い描くストーリーは成し遂げられないと思うようになったという。

「周りから『2番はお前しかいない』と思われる選手になるためには、どのポジションもこなせる選手ではダメだし、右サイドバックしかできないのもダメなんです。攻撃では起点とアシスト、守備では1対1の強さと正確なカバーリング。攻守において試合を決定づけられる選手にならないといけない」

 世界を変えてくれたラームとの出会いに始まり、どんどん明確な形ができていく「サイドバック像」。だからこそ、違うポジションをこなしていくなかでも、信念は一切ぶれなかった。最上級生になった常本は先輩・中村から2番を引き継いだ。


アントラーズの2番といえば……。


 そんな折、新たな目標が生まれた。内定した鹿島から声を掛けられた時、すぐに「アントラーズの2番」を背負う姿をイメージした。

「鹿島が自分に興味を持ってくれていることを知った時に、『鹿島の2番』への憧れが一気に湧き出たんです。鹿島の2番と言えば、名良橋晃さんと内田篤人選手の名前が真っ先に浮かぶ。名良橋さんは日本のサイドバックの概念を変えた偉大な存在で、守備のうまさと運動量はもちろん、ゴールに直接絡むこともできる。内田選手はもう説明不要の世界的なサイドバックですし、鹿島の象徴的な選手。僕なんかがおこがましいのですが、内田選手は憧れであり、尊敬する存在であるからこそ、絶対に超えたい存在でもあるんです。本気で『鹿島の2番』を取りに行きたいと思えたんです」

 常本のもとには、横浜FMからもオファーが届いた。愛着のある古巣であるがゆえに、決断は簡単ではなかったが、最後は練習には一度も参加していないながらも、自分の将来像がより具体的になった鹿島からのオファーを受ける形となった。

「鹿島の右サイドバックとして、将来は2番を背負える選手になりたい。そのためには鹿島だけじゃなく日本全体が認めるような存在にならないといけない。かなり険しい道ですし、プレッシャーの大きいことはわかっている。生半可な努力や覚悟ではできないことだからこそ、それを成し得た時に自分の可能性が大きく広がると思ったんです。そこで自分が望む道に進むことができるし、そのための壁が高いのは当たり前のことだと思っているので。だから鹿島に決めました」


思い出した先輩・遠藤渓太の覚悟。


 なりたい自分になるためには、目標を明確にし、本気でその道を突き進むこと。それを一番教えてくれたのは横浜FMユースの1学年上の先輩である遠藤渓太だった。

 高1年時からレギュラーだった常本に対し、遠藤がレギュラーの座を奪ったのは高3から。常本は右サイドでコンビを組んだ遠藤を「ドリブルは凄いけど、引き出しが少ない印象がありました」と語るほど、大きなインパクトを残せていなかった。ところが、その遠藤は夏の日本クラブユース選手権(通称・クラセン)で大ブレイク。得点王とMVPを獲得し、当落線上だったトップ昇格を手にした。

「大会前に渓太さんはトップ昇格について『クラセンを見てから決める』と告げられていて、本人も『この大会で人生が変わる』と話していたことを覚えています。大会直前の覚悟がこれまでとまったく違って、自分の武器をフルに発揮する気迫というか、本気度が凄まじかった。後輩の僕が言うのはおこがましいですが、自分と真正面から向き合っていて、サッカーに対する考え方が一気に変わった。初戦で活躍してからは驚くほどのスピードで自信をつけて急成長していったんです。うまくなったというより、存在感が違った。プロフェッショナルそのものでした。

 当時は何となく『渓太さん凄いな』と思っていたのですが、大学の1年を経験して、あの時の渓太さんの姿勢への見方が変わった。覚悟の違いだったり、本気度によって人はここまで変われるんだなと気づかせてくれたんです」


「鹿島のサイドバック」への挑戦。


 明治大サッカー部伝統の紫紺のユニフォームに輝く背番号2。常本のプレーは偉大な先輩たちの思いをしっかりと継承し、自分の色を足しながら、その価値を一層高めている。そして、その先には「鹿島の2番」を纏う自分の姿を想像し、覚悟を胸に宿らせている。

「明治大は常勝軍団としての責任がある。プロが決まったからといって中途半端なプレーを見せてはいけない。来年はさらに上の世界での常勝軍団の看板を背負わないといけないわけですから、その舞台にふさわしい選手、人間になっていないといけません。この半年間は明治大、鹿島という2つの自分の使命を共存させて、自分を高める重要な期間だと思っています」

 最後に常本は今後について「挑戦」と口にした。具体的にその内容を問うと、明確な答えが返ってきた。

「鹿島のサイドバックは伝統的に、90分間通して上下動とハードワークを当たり前のように求められる。そこにザーゴ監督が求める足元の技術、ボールポゼッション、ビルドアップへの関わりを加えると、あらゆる面をレベルアップしないと『鹿島のサイドバックのあるべき姿』には到達しません。本気でこの領域を目指して到達し、どんなシステムだろうが、どんな戦術だろうが、自分の力を発揮できるサイドバックになる。これが僕にとっての挑戦です」


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◆【鹿島】左サイドとCFの“二刀流”で勝負するエヴェラウドの強いこだわりとは?(サッカーダイジェスト)



エヴェラウド Everaldo


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「鹿島でも両方のポジションでゴールを量産できるように」


 シーズン当初は2トップの一角を定位置としていた新助っ人FWエヴェラウドだが、5節・横浜戦のスタートポジションは2列目の左サイドで先発を果たす。すると、それまで公式戦6連敗中だったチームは4-2のスコアで待望の今季初勝利を収め、自身は左からのクロスで上田綺世の先制点をアシストしたほか、ファン・アラーノのお膳立てから嬉しい来日初ゴールを記録した。

 以後は左サイドが主戦場となり、直近のFC東京戦でも1得点をマーク。広瀬陸斗のクロスを豪快なヘディングシュートで叩き込んだ。

 新たな得点源として注目を集めるストライカーが、ようやく本領を発揮し始めている。調子が上向いてきたのは、CFから左サイドへのポジションチェンジが関係しているのか。7月29日のオンライン取材に応じたエヴェラウドは、次のように答えた。

「もちろん、CFと左サイドでは、求められることも、できるプレーも変わってきます。左サイドではゴールに向かったプレーができますし、CFはどうしても(ゴールに)背を向けた形で、ポストプレーが多くなります」

“ゴールに向かうプレー”が増えているのは間違いない。実際、左サイドからカットインして右足の強烈なシュートを放つなど、見せ場も多くなってきている。もっとも、左サイドでもCFでも、本人にそこまで強いこだわりはない。

「左サイドで2点決めていますけど、去年はCFでも左サイドでも得点を重ねています。どちらでも、やりにくさはありません。鹿島でも両方のポジションでゴールを量産できるように頑張りたい」

 むしろ、強くこだわっているのは、いかに決定的な仕事をこなすかだ。

「自分の特長は、フィニッシュにつなげるところ。左サイドであればカットインしてからのシュートを多く打てますし、CFならヘディングとかでゴールを決められる。FWである以上、シュートにはこだわって、これからも得点を重ねていきたい」

 左サイドとCFの“二刀流”で常に相手に脅威を与えるシュートを撃ち続け、チームを上位に引き上げるようなゴールを期待したい。


取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)


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◆【鹿島】特筆すべきは遠藤と和泉のワンツー。“ザーゴスタイル”は着実に進化中だ(サッカーダイジェスト)






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数的不利の状況をいとも簡単に崩してみせた


[J1第7節]鹿島2-2FC東京/7月26日/カシマ

 1-2と1点ビハインドで迎えた後半は、相手を押し込む時間帯が増えた。負けているほうが攻勢を強める。そうした試合展開は往々にしてあり、必然的にボール保持率も上がるが、“よくあるシチュエーション”だけに後押しされて鹿島がペースを掴んだわけではない。

 もちろん、「後半は相手の足が止まり、全体的に下がったところで我々にスペースができた」とザーゴ監督は振り返るが、FC東京としては受けに回ったつもりはなく、むしろリードを広げようとしていたという。あくまでも攻撃的な姿勢を取る相手に対し、ポゼッションで優位に立ち、主導権を握ったその戦いぶりは評価したい。

 これまでも高いポゼッション率を示すゲームはあったが、フィニッシュの精度を欠いてゴールが決まらず、黒星を重ねてきた。だが、今節のFC東京戦では途中出場の土居聖真がチームを敗戦から救う同点弾をゲット。特筆すべきは、そのゴールの“形”だ。

 和泉竜司とのワンツーで局面を前に動かした遠藤康が、浮き球のパスを相手ゴール前に入れる。これに反応した土居が鮮やかなボレーを突き刺す。流れとしては、別段目新しいことはない。着目したいのは、遠藤と和泉のパス交換だ。

 センターサークル付近の左サイド、三竿健斗からのパスを遠藤が受ける。目の前にはFC東京の選手がふたり。その少し先にいる和泉に遠藤がボールを出して前に出る。このパスに、和泉の近くにいたFC東京の髙萩洋次郎が食いつく。和泉からのリターンを受けた遠藤が走り込んだ先は髙萩が空けたスペースであり、余裕を持って土居にクロスを上げた。

 瞬間的な局面を見れば、2対3。数的不利の状況をいとも簡単に崩してみせた。
 
 ボールを動かしながら相手を動かし、それでできたスペースを有効活用する。ザーゴ監督の下、今季は自分たちでボールを握ってアクションを起こすサッカーを目指しているが、その狙いが見事に体現されていた。遠藤の優れた個人戦術はもちろん、和泉の絶妙なポジショニングと丁寧なパス、土居の高い技術が凝縮されたファインゴールだった。

 2-2とした後も攻撃の強度を落とさず、いくつかのゴールチャンスを作るが、それは決め切れなかった。勝点3には届かなかったとはいえ、スタンディングでは上位にいるFC東京を相手に、ポゼッション率に加え、シュート本数やパス本数でも上回ってみせる。

 データ上でポジティブな数字を叩き出すのは今に始まったことではないが、それを結果に結びつけられず、苦しい時期が続いていた。それを思えば、今回のドロー決着は大きな前進と言っても過言ではない。“ザーゴスタイル”が詰まった土居の同点弾も含め、間違いなく次につながる勝点1だった。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)


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◆【鹿島】特筆すべきは遠藤と和泉のワンツー。“ザーゴスタイル”は着実に進化中だ(サッカーダイジェスト)




2020年7月29日水曜日

◆Jリーグが名古屋3人感染で初の試合中止 リーグ不成立もささやかれ始めた(東スポWeb)






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 Jリーグが非常事態に陥った。J1名古屋の選手、スタッフら計3人が新型コロナウイルスに感染したため、Jリーグは26日の広島―名古屋戦(Eスタ)の中止を発表した。コロナ禍で試合開催が取りやめとなったのは初めてのことで、一気に緊張感が高まっている。感染再拡大により「第2波」との指摘もある中で、リーグ不成立という“最悪のシナリオ”もささやかれだした。

 ついに恐れていたことが現実となった。名古屋はDF宮原和也(24)が24日に感染したことを受けてチーム全員にPCR検査を実施し、25日にMF渡辺柊斗(23)とスタッフ1人の陽性を確認。その上で新たに感染した2人について濃厚接触者の特定が試合開始までに間に合わないため、Jリーグは開催の見送りを決定した。

 緊急会見を開いたJリーグの村井満チェアマン(60)は「安全と言える状況ではない試合が行われる可能性があるので中止を決めた」と説明し「用心している選手が感染する。恐ろしさを再認識した」と危機感を口にした。国内では再び感染が拡大しており、今後も名古屋のようなケースが発生する不安は拭えない。

 西大宮病院院長でJ1鹿島のチームドクターを務める関純氏は、これから本格的な猛暑を迎える中、過密日程でJリーガーの感染リスクは高まると危惧する。
「運動能力の高い選手なら免疫力は高いが、疲れをため過ぎないようにしないといけない。そうなると夏場は(感染の)リスクも負うことになる」。さらに「これ以上、名古屋から感染者が出ずに中止が1試合で済めばいいが、これ以上(感染が)広がるようだと(中止が)1試合で済まなくなる。日本中に感染が広がっている状況を考えると、いくら注意していても違うチームから出てしまう可能性も…」と指摘した。しかも、名古屋のように濃厚接触者が特定できない事態となれば、中止となる試合が激増しかねないという。

 Jリーグはコロナ禍で約4か月の中断期間があったが、全日程の年内完了を目指して全体の75%以上、各クラブが50%以上の試合消化をリーグ成立の条件とした。一方で、リーグ不成立についても想定済みで順位決定や賞金、表彰なしを決めている。それだけに中止が相次げば、ノルマを満たせずに今季は「何もなかった」という最悪の事態になる可能性もある。

 もちろん、そうならないために「ガイドラインの修正なり、判断をもう少し丁寧に細かく詰めていく」(村井チェアマン)と対策を厳格化する方針だ。これについては、日本代表のチームドクターを務め、日本サッカー協会の医学委員長などを歴任した福林徹氏(74)は「JLPGA(日本女子プロゴルフ協会)で毎試合前に選手とキャディーのPCR検査を実施しているように、Jリーグも毎試合、試合の前日に検査を実施すればいい」と話す。

 特に名古屋で感染が確認された3人は20日の検査では陰性だったものの、その後の検査で陽性が判明。感染拡大を防ぎながら試合を開催していくには、これまで2週間に1度だった検査の回数と実施日の見直しが必要になるという。検査にかかる費用や時間についても「例えば、試合に絡むメンバーだけにするなど対象を絞り込めばいい」とした。

 Jリーグも8月に予定していた観客動員増を見送るなど、他のプロスポーツ同様にコロナ禍に翻弄されてばかり。情勢は悪化するばかりで“通常営業”の先行きは、まだまだ見通せない。




◆Jリーグが名古屋3人感染で初の試合中止 リーグ不成立もささやかれ始めた(東スポWeb)





◆鹿島の「生え抜き」2人の執念。 ジーコイズムは次代に受け継がれる(Sportiva)






茨城県の金融史といばらき時評 [ 金沢忠夫 ]


 押し込まれながらも少ないチャンスをモノにして、先制点を奪った場面では”らしさ”が感じられたが、前半終了間際にセットプレーから立て続けに2失点。勝ち方を知るチームとは思えないもろさを露呈し、FC東京にあっさりと逆転を許してしまう。

“常勝軍団”の面影はどこへやら……。開幕から不調が続く鹿島アントラーズは、この日も何かがおかしかった。

 開幕前から予兆はあった。ザーゴ監督を招聘し、スタイル変更を求めるなかで、産みの苦しみを味わうことは当然考えられた。

 加えて今季の鹿島は、他チームから多くの即戦力を補強。戦力アップに期待が持てた一方で、チーム作りを滞らせる遠因になるのではと予想された。実力者であっても、フィットに時間がかかるケースは多々あるからだ。

 鹿島が常勝軍団であり続ける背景には、脈々と受け継がれてきた伝統があるだろう。ジーコが植えつけた勝者の哲学は、先輩の姿から学び取った後輩たちへと引き継がれていく。

 たとえば、秋田豊の後継者として岩政大樹が台頭し、その後は昌子源が継承した。柳沢敦、小笠原満男、中田浩二、本山雅志らも先達を乗り越えるために研鑽を積み、自身の立場を築いていった。

 内田篤人や大迫勇也、柴崎岳といった面々も、ジーコイズムの正統後継者だったと言えるだろう。若手がベテランを乗り越え、主軸としての自覚を備える。そのサイクルがあるからこそ、鹿島は強者で続けた。

 もっとも近年は、そのサイクルを築くことが難しくなっているのも事実。若手の台頭を待つ前に、主軸が海外へと移籍してしまう。内田をはじめ、大迫、柴崎、昌子、鈴木優磨、安部裕葵らが次々にチームを離れた。

 本来は下からの底上げを待ちたいところだろう。だが、その時間が足りないなかでチーム力を保つためにも、補強に力を入れるのは当然のこと。海外移籍が特別なことではなくなった時代、この流れはますます加速していくはずだ。

 外部からの血が増えれば、伝統は薄れかねない。ジーコイズムを知るものが少なくなったことを、鹿島の低迷と結びつけることは、あまりにも短絡的すぎるだろうか。

 FC東京戦のスタメン11人のうち、生え抜きはわずかにふたりだった。一方で新戦力は、外国籍選手も含めて4人を数えた。ビルドアップを重視するそのスタイルも、鹿島らしさは希薄に感じられた。

 試合はこれまでと同様に、立ち上がりから苦しんだ。前半からFC東京のプレスをもろに受け、思うようにボールを前に運べない。逆にFC東京のスピーディな攻撃を浴び、失点するのは時間の問題かと思われた。

 そんな苦しい状況を救ったのが、生え抜きの遠藤康だったのは、何かを象徴しているように感じられた。

 2トップの一角に入ったこのレフティは、試合当初こそ前にとどまっていたものの、ボールが出てこない状況を鑑みて、次第にフリーマンのように自在なポジション取り始める。遠藤がボールに触る機会が増えると、徐々に鹿島の攻撃に流れが生まれ、防戦一方の展開は徐々に解消されていった。

 先制点の場面も、この遠藤が起点となっている。在籍14年目を迎えたベテランアタッカーは、戦況を見極めたしたたかな振る舞いで、チームに流れを呼び込んだのだ。

 そして、1点ビハインドで迎えた後半に同点ゴールを奪ったのは、こちらも生え抜きの土居聖真だった。後半途中からピッチに立つと、遠藤のクロスをダイレクトボレーで合わせて、敗色ムードが漂うチームを救った。

「今日に限って言えば負けていたところもありますし、個人的にも結果がほしいとずっと思っていた。どんどんゴール前に顔を出せればと思っていたので、それが結果につながってよかったです」

 サイドハーフながら積極的に中央のエリアに侵入し、がむしゃらに結果を求め続けた。勝利を渇望するそのプレーに、ジーコイズムを叩き込まれた生え抜きの執念が感じられた。

 その後も攻勢を仕掛けた鹿島は、終了間際に遠藤があわやというループを放つなど、最後までFC東京を追い詰めた。結局、決定打は生まれず2−2の引き分けに終わり、再び最下位(清水と並んで17位タイ)に転落している。

 それでも、後半に見せたパフォーマンスは今後につながるものだった。FC東京の運動量が低下した隙を突き、一気呵成に相手ゴールに迫っていく。その鹿島らしい反攻を牽引したのが、ふたりの生え抜きだったことは見逃せないポイントだ。

 鹿島らしさとは何か。それは底を知らない勝利への渇望だろう。一昨季、内田を復帰させたのも、その血を絶やさないための一手だったに違いない。

 そして、次代を担う有望株の育成にも労力を惜しまない。昨季、前倒しで鹿島入りを果たした上田綺世をはじめ、高校サッカー界を沸かせた染野唯月、荒木遼太郎、松村優太の高卒ルーキートリオも、ジーコイズムの正統後継者となり得る人材だ。染野にいたってはすでに戦力のひとりに数えられている。

「自分自身、厳しい環境で揉まれながら成長していくタイプだと思っている。一番激しい競争が待っているところだと感じたので、鹿島を選びました」

 静岡学園高のエースとしてチームを日本一に導いた松村は、ジーコイズムを会得しようと、あえて厳しい環境を選んだと明かしている。新しい血は確実に流れ始めている。時間はかかるだろう。しかし、希望はある。


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◆鹿島の「生え抜き」2人の執念。 ジーコイズムは次代に受け継がれる(Sportiva)




2020年7月28日火曜日

◆安西幸輝、最終節フル出場で勝利貢献もポルティモネンセ17位で来季2部降格(報知)






月刊サッカーマガジン 2020年 08月号 [雑誌]


◆ポルトガル1部リーグ(26日、ポルティモン) ポルティモネンセ2―0アベス

 ポルティモネンセのDF安西幸輝(25)は26日、ホームのアベス戦にフル出場した。

 安西は右サイドバックで3試合ぶりに先発。チームは後半に2得点を奪って2―0で勝利したが、18チーム中17位に終わり、来季は4年ぶりの2部降格が決まった。

 日本代表GK権田修一(31)はベンチ外だった。


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◆安西幸輝、最終節フル出場で勝利貢献もポルティモネンセ17位で来季2部降格(報知)




◆【鹿島】「もっともっとやれる」今季初ゴールの土居聖真は結果を求め、高みを目指す(サッカーマガジン)






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7月26日、明治安田生命J1リーグは第7節が開催され、鹿島アントラーズはFC東京と2-2で引き分けた。エヴェラウドのゴールで先制するも、前半終了間際にセットプレーから2失点し、ビハインドを背負って後半へ。チームを敗戦から救ったのは、土居聖真だった。


■2020年7月26日 J1リーグ第7節(@カシマ:観衆3,027人)
鹿島 2-2 FC東京
得点:(鹿)エヴェラウド、土居聖真
   (F)渡辺剛、森重真人


「なんとか結果を出さなければいけない」


 鹿島のエースに待望の今季初ゴールが生まれた。1点ビハインドで迎えた後半30分、遠藤康からの浮き球のパスに反応し、左足でダイレクトボレーシュートを決めた。

「遠藤選手が良い形で和泉(竜司)選手とワンツーして崩し、(遠藤の)顔が上がったタイミングで動き出そうと思っていました。ボールが良いタイミングで来たし、後ろからでちょっと難しかったので、思い切り(足を)振るというよりは、しっかり(足に)当てて、ふかさないようにというイメージがありました。うまく合わせられて良かったです」

 左足でとらえたボールはゴールネットへと吸い込まれた。FC東京の守護神・林彰洋は一歩も動けず。カシマスタジアムを鹿島サポーターの歓喜の拍手が包んだ。だが、土居は一目散にボールをゴールから拾い上げ、センターサークルを目指した。

「チームが負けていたのもあるし、個人的にも結果が欲しかった。逆転できなくて残念です。けれど、結果が出ていないので勝ち点を拾うためにも、なんとか引き分けで終われて良かったかなと思います」

 小笠原満男や野沢拓也らが背負った伝統の背番号8を受け継ぐ。育成組織から生え抜きのアタッカーは、チームを引っ張る大黒柱の一人だ。ただ、今季はベンチスタートも多く、メンバー外となることもある。この試合も先発のピッチには立てず、後半22分から途中出場した。ザーゴ監督は土居の起用について、次のように明かす。

「彼は(中断期間に)3カ月近くケガで離脱していて、(戦列に)戻ってきたところ。いきなりフル(90分間)で使っていくと、当然ケガを再発させる可能性があるし、違う(箇所の)ケガをする可能性もある。僕は慎重に起用したいと考えています。技術的な部分は申し分ないのですが、やはり少しずつフィットさせていきたい。(先発出場した)前節(湘南戦)も非常に良いプレーをしていたし、他の試合でも出場したときは良いプレーができています」

 夏場の過密日程による選手のコンディションの問題は、ザーゴ監督も神経をとがらせるところだろう。指揮官が言うように、ケガから復帰したばかりの選手ならば、なおさらだ。ただ、今節のFC東京戦でも見せた土居の闘志と存在感は、鹿島にとって欠かせない。

「今シーズン、本当に思わしくない状況が続いているので、自分がなんとか結果を出さなければいけない。その他にも、チームを鼓舞するような声だったり、プレーで(闘志を)表さなければいけないと思っていた。今後もこれがベースにならなければいけないし、もっともっとやれると思うので、しっかり来週(次節大分戦)に(照準を)合わせて、また準備していければと思います」

 7節を終えて、1勝1分け5敗。いまだ下位に低迷する鹿島を上昇させるべく、土居はこれからも結果を求める。

現地取材◎サッカーマガジン編集部 写真◎J.LEAGUE




◆【鹿島】「もっともっとやれる」今季初ゴールの土居聖真は結果を求め、高みを目指す(サッカーマガジン)




◆【J1採点&寸評】鹿島2-2FC東京|鮮やかボレー弾の土居より高く評価したのは…(サッカーダイジェスト)






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鹿島――持ち味を発揮した三竿だが「5.5」


[J1第7節]鹿島2-2FC東京/7月26日/カシマ

【チーム採点・寸評】
鹿島 6
先制しながらも逆転された前半はなかなかリズムを掴めず、相手のCK時の対応に課題を残す。後半は息を吹き返して、ボールを握りながら攻勢を強めて、同点に。上位チームを相手に逞しく戦った。

【鹿島|採点・寸評】
GK
1 クォン・スンテ 5.5
開始早々のピンチはストップしたが、その後CKからふたつのゴールを許す。2失点目は目の前で森重に決められた。

DF
22 広瀬陸斗 6.5
機を見た攻め上がりから正確なクロスでエヴェラウドの先制点をアシスト。最後までアグレッシブに走り回った。

39 犬飼智也 5.5
CK時の守備に課題。流れを切るイージーなパスミスもあった。80分には惜しいヘディングシュートを放つ。

28 町田浩樹 6
気の利いたカバーリングで危ない場面を作らせず。42分にはCKにヘッドで合わせたが、これはバーに嫌われる。

14 永戸勝也 6
ハードなチャージで相手の侵入を簡単に許さなかった。前線の味方の動きをよく見て、タイミング良くパスを出した。

MF
20 三竿健斗 5.5
持ち味のボール奪取をいかんなく発揮した一方、1失点目はスコアラーの渡辺を捕まえきれなかったことが悔やまれる。

4 レオ・シルバ 6(84分OUT)
とりわけ後半はシンプルかつ効果的な配給で攻撃を下支え。三竿との攻守のバランスも申し分なかった。


鹿島――伊藤はノーゴールも及第点以上の評価




MF
7 ファン・アラーノ 5.5(67分OUT)
守備時の寄せのスピードがやや遅かったか。攻撃面でも高いテクニックを活かし切れていなかった印象だ。

9 エヴェラウド 6.5
広瀬のクロスをヘッドで叩き込み、先制点をゲット。カットインからの強烈な右足ショットや軽やかなバイシクルシュートなど、脅威を与え続けた。

FW
25 遠藤 康 7 MAN OF THE MATCH
エヴェラウドの得点場面ではアシストした広瀬に好パス。さらに柔らかい浮き球のパスで土居の同点弾をお膳立て。85分には、惜しくも決まらなかったが相手の虚をつくループシュート。48分の決定機も含めて、シュート本数は両チーム通じて最多の6本。見せ場は多かった。

15 伊藤 翔 6.5(67分OUT)
決定的な仕事はなかったが、味方にスペースを与えるフリーラン、敵のラインを下げさせる裏への動き出し、丁寧なポストプレーなど貢献度は高かった。

途中出場
MF
11 和泉竜司 6(67分IN)
2列目の左サイドに入る。遠藤とのワンツーで土居のゴールに絡んだほか、守備も精力的にこなした。

MF
8 土居聖真 6.5(67分IN)
2列目の右サイドでプレー。69分のヘディングシュートは威力がなかったが、75分には鮮やかなボレーシュートで値千金の同点ゴールを突き刺す。

MF
6 永木亮太 ―(84分IN)
オープンな展開のなか、不用意にスペースを空けず、中盤の守備の強度を保ちながら、チーム全体を引き締めた。

監督
ザーゴ 6
途中出場させた土居と和泉が同点弾を演出するなど、交代策がハマり、難敵相手に勝点1をもぎとった。




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◆【J1採点&寸評】鹿島2-2FC東京|鮮やかボレー弾の土居より高く評価したのは…(サッカーダイジェスト)




2020年7月27日月曜日

◆鹿島 課題セットプレーから2失点…最下位転落 MF土居“一撃”ボレー弾でドローも(スポニチ)



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明治安田生命J1第7節   鹿島2―2 FC東京 ( 2020年7月26日    カシマ )


 鹿島は連敗は免れたが、清水と並ぶ最下位に転落した。

 1―2の後半30分、MF遠藤の浮き球のパスに途中出場のMF土居が反応。抜け出して左足を合わせる技ありのダイレクトボレーをネットに突き刺した。だが、課題のセットプレーから2失点。リーグ戦全13失点中6失点がセットプレーを起点とするもので、ザーゴ監督は「改善する必要がある。練習はしているが、やればやるほど失点する」と独特の言い回しで嘆いた。


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◆鹿島ザーゴ監督「表現できた」勝ち点1にも収穫(ニッカン)






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<明治安田生命J1:鹿島2-2東京>◇第7節◇26日◇カシマ

1勝5敗と苦しむ鹿島アントラーズは、MF土居聖真(28)の技ありボレーでFC東京と引き分け、勝ち点1を積み上げた。

土居は後半22分からの途中出場で右サイドハーフに入った。自在な動きで攻撃を活性化し、後半34分には裏に抜ける動きでMF遠藤の浮き球パスを引き出して、後方からのボールを技ありのダイレクトボレーで流し込んだ。

「遠藤選手が良い形で和泉選手とワンツーで崩していて、(遠藤の)顔が上がったタイミングで動きだそうと思っていた。思いっきり振るよりは、しっかりと当ててふかさないように、というイメージ。うまくいってよかった」と土居。昨年末に右足小指を骨折し、今季初めはチーム状況もあって強行出場していたが、中断期間を迎えてようやく回復に専念した。

指揮官は「戻ってきたところをいきなりフルで使うと、再発や別のケガをする可能性があり、慎重に起用を考えていた。技術的には申し分ない。前節も良いプレーをした」。調子を上げてきた8番をたたえた。

前半34分にFWエヴェラウドが先制するまでは、相手のプレスにはまってミスを連発するなど、劣勢の試合だった。後半には相手の足が止まったこともあり、ゴール前に迫る場面が増えた。後半40分にはMF遠藤のループシュートがバーに直撃するなど、逆転できそうな場面もあった。

ザーゴ監督は「(後半は)目指しているサッカーを表現できたかと思う。見ている側にも、こういうものを見続けたいと思ってもらえれば。僕が目指しているのはこういうこと」と話した。

鹿島にとっては、勝ち点1以上に収穫のある試合だった。【杉山理紗】




◆鹿島ザーゴ監督「表現できた」勝ち点1にも収穫(ニッカン)




◆【鹿島】勝点1をもたらす土居聖真の鮮やかボレー。「ちょっと後ろ気味だったけど…」(サッカーダイジェスト)






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技術の高さが凝縮された一発


[J1第7節]鹿島2-2FC東京/7月26日/カシマ

 チームを敗戦から救う貴重な同点弾だった。

 1-2で迎えた75分、左サイドで味方とのワンツーで抜け出した遠藤康が、浮き球のパスを相手ゴールに供給。これに反応した土居聖真が左足のボレーで合わせ、鮮やかにネットを揺さぶった。

「遠藤選手が良い形で和泉(竜司)選手とワンツーで崩して、顔が上がったタイミングで動き出そうと思っていた。そこに良いタイミングでボールが来て、ちょっと後ろ気味だったけど、上手く合わせられた」

 後ろからのボールを正確にとらえて、ゴールに突き刺す。その技術の高さが凝縮された一発は、本人にとって今季初ゴール。この得点をきっかけに、下位に沈むチームを引き上げるようなさらなる活躍を期待したい。

構成●サッカーダイジェスト編集部


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