日刊鹿島アントラーズニュース

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2020年7月19日日曜日

◆今季初先発の上田綺世が鹿島に初勝利もたらす2ゴール「点を取る一択だった」(ゲキサカ)






はじめの一歩 116 週刊少年マガジンKC / 森川ジョージ モリカワジョージ ...


[7.18 J1第5節 鹿島4-2横浜FM カシマ]

 ついにゴールをこじ開けた。今季公式戦6戦全敗で得点もオウンゴールによる1点のみだった鹿島アントラーズが4得点のゴールラッシュで待望の今季初白星。今季初先発で2ゴールを記録し、勝利の立役者となったFW上田綺世は「点を取る一択だった。それがチームにとって一番重要なことだったし、やってきたことが間違ってないと証明できるのは得点だけだと思っていた」と胸を張った。

 開始4分でゴールネットを揺らした。敵陣でMF三竿健斗がボールを奪い、FWエヴェラウドがドリブルで左サイドを突破。左足のクロスをファーサイドで待ち構えていた上田は「試合前にエヴェラウドから『自分が縦に突破したときは必ずファーにいろ』と言われていた。そのとおりファーに膨らんだところにいいボールが来た。常にゴールを意識していたので、そういうポジショニングを取れたのかなと思う」と、ワントラップから右足を振り抜いた。

 1-1で迎えた後半13分にはDF広瀬陸斗からのグラウンダーのアーリークロスに反応。滑り込みながら右足アウトで合わせ、勝ち越しゴールを奪った。「ワンタッチゴールは僕の得意なゴールパターンでもある。ああいうパターンを増やしていければ量産もできると思う」。そう手応えを口にしたが、一方で課題も出た。

 前半36分、前半アディショナルタイムにはいずれもGKと1対1になる決定機で決め切れず。「チャンスを決め切れない部分も多くあった。守備とか、ボールにもっと絡む部分。ゲーム体力、フィジカル的なところはまだまだ課題を感じた」と反省も忘れない。初先発で結果を残し、「今日こうやってチャンスをもらって、そのチャンスをある程度は生かせたのかなと思う。でも、まだまだ課題はあったと思うし、自分自身を戒めて次に向かいたい」と表情を引き締めた。

 カシマスタジアムに観客が入るのはリーグ再開後初めて。3090人のサポーターの前で初勝利を挙げ、「ウォーミングアップからサポーターの方々を見て、モチベーションが上がる部分もあった。3090人の方がリスクを背負ってでも見に来てくれることに感動したし、僕らも勝利を届けたい気持ちがあった」と力説。「まずは今季初勝利を挙げられたのは良かったけど、僕たちは優勝を目指すチーム。その一歩になればいいし、一喜一憂せず次に向かっていきたい」と、中3日で迎える次節・湘南戦(BMWス)を見据えた。

(取材・文 西山紘平)


◆今季初先発の上田綺世が鹿島に初勝利もたらす2ゴール「点を取る一択だった」(ゲキサカ)




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