日刊鹿島アントラーズニュース

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2020年8月9日日曜日

◆高精度ビルドアップ、横っ飛び好セーブ…鹿島の20歳GK沖はデビュー戦で今季初完封に貢献「全員の力で勝てた」(ゲキサカ)



沖悠哉 Yuya.Oki




[8.8 J1第9節 鹿島2-0鳥栖 カシマ]

 鹿島アントラーズは8日のJ1第9節でサガン鳥栖に2-0の勝利。今季公式戦で初の完封となった。そのゴールに立ったのはプロ3年目の20歳GK沖悠哉。デビュー戦で大仕事をやってのけた。

 茨城県出身で鹿島の下部組織育ち。2018年にトップチームに昇格した20歳は、デビュー戦について「自分が小さい頃からこの鹿島スタジアムで試合を観てきて、いずれはこのスタジアムで試合に出て勝利するっていうのを目標にやっていたので、まず今日の試合に勝てたことをは本当に良かったと思っています」とその思いを語る。

 沖はデビュー戦でも浮き足立つ様子は見せず。前半19分にはPA外まで出てきて、持ち味のキックを披露。右サイドぎりぎりのDF小泉慶に向けて、ピンポイントで浮き球のパスを送った。

 ビルドアップに貢献しつつ、ゴールにも鍵をかける。後半7分にはFW趙東建に、その1分後にはMF樋口雄太に強烈なシュートを打たれるが、横っ飛びで好セーブ。90分間を守り切り、鹿島は今季公式戦12試合目にして待望の完封勝利となった。

 若き守護神は「自分の力で勝てたとは思っていないですし、ベンチの選手、ベンチ外の選手、全員の力でこの試合に勝てた。みんなのそういった思いがひとつになったので、無失点で勝てたと思います」と謙虚な姿勢。好セーブにも「対応が危なかった」と振り返り、「また試合を見返して反省したいと思います」と慢心はない。

 GKクォン・スンテとGK曽ヶ端準からは無言のエールも。「自分の腰を叩いてくれて、言葉はないんですけど、頑張れよっていう合図だと思う。そういう意図は感じ取ることができました」と強力なバックアップに感謝を口にした。

 インタビューが終わると、スタッフからか、Zoom越しの周囲から沖に向けて万雷の拍手が送られた。笑顔の沖は大きな声で「ありがとうございました」。フレッシュな若手が鹿島に勢いをもたらした。




◆高精度ビルドアップ、横っ飛び好セーブ…鹿島の20歳GK沖はデビュー戦で今季初完封に貢献「全員の力で勝てた」(ゲキサカ)




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