日刊鹿島アントラーズニュース

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2020年10月10日土曜日

◇選考理由は? 暫定14位の鳥栖を率いる金明輝監督が月間優秀監督に決定!(ゲキサカ)






 Jリーグは9日、9月度の『月間優秀監督賞』 の受賞監督が決定したことを発表した。J1はサガン鳥栖の金明輝監督、J2はアビスパ福岡の長谷部茂利監督、J3はAC長野パルセイロの横山雄次監督となっている。

 鳥栖は8月にチーム内で新型コロナウイルスのクラスターが発生。金監督も感染して入院を余儀なくされ、チームは一時的に活動休止となった。それでも8月中に指揮官を含む全員が退院し、同26日にチーム活動が再開。満足にトレーニングができない中、金監督は若手を積極的に起用し、9月5日からの8連戦を3勝2分3敗の成績で乗り切った。チームはここまで19試合を消化し、暫定14位につけている。

 選考委員の原博実氏はJリーグ公式サイト上で「その手腕は大きく評価されるべき」と金監督を称賛。播戸竜二氏も「自身もコロナに感染しながらも、アカデミーで育てた選手達を躍動させ結果を残す!いろいろなことがある中で結果を残すメンタリティーには感服!」と称えた。

 金監督は受賞にあたり、「まずはこの場を借りて新型コロナウイルス感染によりサッカー界に多大な迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます」と謝罪。続けて「2020明治安田生命J1リーグ 9月月間優秀監督賞に選んでいただきありがとうございます」と感謝を述べ、「非常にタイトなスケジュールの中で選手、スタッフ、フロントスタッフ、ファン・サポーター、サガン鳥栖に関わる全ての皆さんが一岩となって一戦一戦しっかり準備して戦えた結果がこのような賞を受賞できた要因だと思います。これからもこの賞を再度受賞できるよう、サガン鳥栖のサッカーを確立し、Jリーグを盛り上げていけるようより一層精進してまいります」と決意を語った。

 なお、今季終了後に選出される『2020Jリーグ優秀監督賞(J1・J2・J3)』は、『月間優秀監督賞』の選考結果を参考に選ばれることになっている。




◇選考理由は? 暫定14位の鳥栖を率いる金明輝監督が月間優秀監督に決定!(ゲキサカ)





◆【採点&寸評】攻撃の質に課題…森保ジャパン今季初陣はカメルーンとスコアレスドロー(報知)






◆国際親善試合 ▽日本0―0カメルーン(9日、オランダ・ユトレヒト)

 日本はカメルーンと0―0で引き分けた。森保一監督は前半に4バック、後半に3バックのシステムを選択。守備面では身体能力の高い相手アタッカー陣を前に奮闘したが、攻撃の質は低く無得点に終わった。

 採点と寸評は以下の通り。

森保一監督【5・0】前半に4バック、後半に3バックをテスト。準備期間が少ないことを差し引いても、どちらも期待値以下

GK権田修一【6・0】及第点。正守護神をアピールするには相手の枠内シュートが足りず

DF酒井宏樹【6・5】3バック変更にも動じず安定感光る。安らぎにも似た落ち着き

DF冨安健洋【6・0】前半の序盤は相手の身体能力に苦戦も吉田のカバーに救われる。後半は個でも勝つ

DF吉田麻也【6・5】的確なカバーリングで完封貢献。冨安をドリブルで抜いた相手FWが驚きの表情を浮かべながら吉田を前にボールロスト

DF安西幸輝【5・0】駆け上がらなければ序列は上がらない。前半の45分のみで交代。アピール出来ず

MF中山雄太【5・5】横パスとバックパスは完璧。肝心の縦パスには焦りとズレ

MF柴崎岳【5・5】攻撃は終始手詰まりで「崩す」場面が少なかった。司令塔ならではの一撃がほしい

MF堂安律【5・0】右サイドでもシャドーでも存在感なし。シュートもゼロ本で無念の途中交代

MF南野拓実【6・0】代表6戦連発逃すもリバプール仕込みのプレスは進化要素。シュート決められずも積極性は良い

MF原口元気【5・5】左サイドが攻撃に絡めず、かといって守備に追われることもなく。終始影が薄かった

FW大迫勇也【5・0】決定機のヘッドは枠外へ。サイドに流れて好機作ったが、最前線でのポストプレーも不発だった

MF伊東純也【6・0】後半開始時IN。精度や視野には課題も、カメルーンに勝ってしまうスピードは、やはり貴重

MF久保建英【6・0】後半20分IN。短い出場時間でも得点の匂いプンプン。ラストプレーの直接FKはGKに防がれる

MF鎌田大地【5・0】後半26分IN。ドイツでの勢い感じられずパスもドリブルも不発

DF菅原由勢【―】

後半41分IN。代表デビュー。出場時間短く採点なし

※平均は5・5~6・0点




◆【採点&寸評】攻撃の質に課題…森保ジャパン今季初陣はカメルーンとスコアレスドロー(報知)





◆大迫勇也の“後継者”になれる男の現在地 「まだカマダでもトミヤスでもない」(the WORLD)






いずれは日本のエースになってほしいFWだが……


現在ボローニャで守備の中心となっている日本代表DF冨安健洋、さらにフランクフルトで重要なチャンスメイカーになっている日本代表FW鎌田大地の2人は、ともにベルギーのシント・トロイデンで大きく伸びた選手だ。

そこから欧州五大リーグでプレイする権利を勝ち取ることになり、ベルギーは今や日本人選手にとって重要な場所となっている。

彼らに続く存在が出てきてほしいところだが、今そこでもがいているストライカーがいる。

鹿島アントラーズからシント・トロイデンへ向かった24歳のFW鈴木優磨だ。

鈴木は前線でファイトできる貴重なストライカーであり、日本代表でも大迫勇也の後釜になってほしい選手の1人だ。

しかし、シント・トロイデンではまだ大爆発とは至っていない。今季もリーグ戦8試合に出場して2得点を挙げているものの、ベルギー『Voetbal Belgie』は「スズキはまだカマダでもトミヤスでもない」と手厳しい評価を下している。今の成績では不十分ということだ。

チームではポジションを確保できているが、欧州五大リーグにステップアップするためにはもう少し目に見える結果が必要だ。

「元鹿島のストライカーが冨安と鎌田の足跡を辿り、欧州トップリーグでプレイするためにはギアを上げる必要がある」

同メディアはさらなる結果を求めているが、日本人にとって重要なアピールの場となっているベルギーで結果を残せるのか。

欧州五大リーグまでステップアップするためには、最低でもシーズンに二桁得点は決めておきたい。鎌田はシント・トロイデンでプレイしていた2018-19シーズンにリーグ戦15得点を記録しているため、ひとまずは鎌田の数字が鈴木の追うべき目標となりそうだ。




◆大迫勇也の“後継者”になれる男の現在地 「まだカマダでもトミヤスでもない」(the WORLD)





◆昌平のJ内定カルテット、MF須藤、MF小川、FW小見、MF柴が合同記者会見(ゲキサカ)






 9日、昌平高サッカー部Jリーグ入団内定選手合同記者会見が、埼玉県北葛飾郡杉戸町の昌平中学・高等学校で開催された。会見にはともに鹿島アントラーズ内定のMF須藤直輝主将(3年)とMF小川優介(3年)、アルビレックス新潟内定のFW小見洋太(3年)、福島ユナイテッドFC内定のMF柴圭汰(3年)のほか、学校関係者や加入内定チーム代表者が出席。4選手が将来の抱負などを語った。

 須藤と小川を獲得した鹿島強化部の椎本邦一氏は、彼らが昨年や今年加入を決めた高校、大学出身選手たち同様に、海外移籍や引退した生え抜きの主力選手たちを引き継ぐ存在として期待。ともに小柄なプレーヤーだが、それぞれの持つ特長について高く評価する。

 世代屈指のドリブラーである須藤については、「(全国的に)今、ドリブルできる選手が少ないと思います。ウチにいないタイプだと思う。そこが一番の魅力。あと賢いよね」。1年時から昌平の10番を背負い、日本高校選抜などに名を連ねてきた須藤についてはいち早くオファーを出し、その姿を追ってきた。須藤のテクニックとアイディアは異質。負けん気も非常に強く、勝負強さも備えている。“鹿島にいないタイプ”と評される須藤が、ドリブルで違いを生み出す選手になるか注目だ。

 また、相手を見る目と技術力が持ち味の小川について、椎本氏は「教えられないものを持っている。イマジネーションとゲームを読む力。もちろん技術も持っている」とコメント。昨年12月のプリンスリーグ関東参入戦でチェックしてから、小川はどの試合も常に目に留まるような存在だったという。小柄で細身の小川については、当初は獲得オファーするまでに至っていなかったが、高い評価は変わらなかった。そして、9月に「(どの試合も)どうしても目についちゃう」「3年くらいプロでやったらどうなるかな」とオファーすることを決断。2人同時の獲得が決まった。

 憧れの選手に元ブラジル代表FWロナウジーニョを挙げる須藤は「(鹿島は)プロ選手として成長するために一番良い環境だと思った。(若手の成長や選抜のチームメートがいることに加え)内田篤人さんが引退セレモニーの最後に『鹿島アントラーズは凄く成長しやすいところだ』と言っていたので、それが凄く心に響いて鹿島アントラーズに決めました。自分のドリブルからのチャンスメークやゴールで1年目から常勝軍団の鹿島アントラーズに貢献していきたい」と意気込み、MFイニエスタやMFチアゴ・アルカンタラのプレーを参考にしているという小川は「オファーが来た時はビックリしたんですけれども、自分にとって2度とないチャンスかもしれない。自信が無い時もあったんですけれどもコロナ明けで、チームとしても、個人としても自信がついてきた時のオファーだったので鹿島からオファーが来たということを自信に変えてやっていこうと思いました。将来的には日本代表になって、ボクは身体が小さいのでそういう選手の目標にしてもらえるような選手になりたい」と誓った。

 また、新潟強化部の寺川能人氏は8月のRYUKEI CUPで小見を久々にチェック。その際に「鋭さと強引さがFWぽくて。凄く印象に残っていて、実際ボクはそこで決めたという感じがあります」という。鋭さや技術力はもちろん、寺川氏はそのゴールへ向かう姿勢、ひたむきなプレーに心を動かされた部分があったようだ。外国人含めた他のFW陣との争いを勝ち抜き、新潟でもサポーターたちの心を動かすようなプレーをするか。寺川氏は「簡単ではないけれど、そこを勝ち抜いていってくれれば。ウチのクラブで収まらないような選手になってくれるんじゃないかなと期待しています」と背中を押していた。

 小見の目標は川崎FのFW家長昭博やFW小林悠、そしてFW興梠慎三。そして、「レベルの高い先輩から様々ものを吸収して日本で一番のFWになります。ボクの将来の夢は日本一のストライカーになることなんですけれども、日本一のストライカーは日本代表でFWのスタメンで出る選手だと思うので、それを目指して頑張っていきたい」と日本代表の先発を掴み、日本一のストライカーになることを誓った。

 そして、福島の竹鼻快GMは柴の獲得理由について、「僕らはJ2ライセンスがないクラブで人材育成をミッションとしている。(福島から)活躍していってもらいたい」と期待。 また福島、そして福島と提携している湘南のチーフスカウトを務める牛島真諭氏は「練習参加せずに取ったのは初めて」と説明し、「最終的にチームが厳しい時にゴールに絡んだり、アシストするのは柴君という印象があります。身長低いがピッチでは大きく見えると思います。(彼の良さは)一番は気が利くところ。チームがして欲しいことをやってくれる選手」と説明した。まずは福島で出場機会を増やし、湘南など上のステージへ羽ばたいていくか。

 柴は同じく小柄なMF齊藤未月(湘南)やフランス代表MFエンゴロ・カンテを目標とする選手に挙げ、「自分も将来サッカーを見てくれるファンやサポーターの方々に愛される選手じゃないですけれど、小さくてもたくましく戦っている姿を見せ、夢や目標を与えられる選手になっていきたい」と宣言。そして、「自分がプロサッカー選手として経験したことを将来、セカンドキャリアで上手く伝えたり、還元できたら良い」と語り、関係者・報道陣を唸らせた。
 
 昌平の城川雅士校長はJクラブへ進む4選手の勉強に取り組む姿勢や友人の多さについて説明。そして、「周りから愛されている4名。自信を持って送り出せる4名」と後押しし、藤島監督は「Jリーグで良さを出しながら、人間的に愛されるキャラだと思うので、選手としても愛される選手になってもらいたい」と期待する。

 4選手はそれぞれ鹿島、新潟、福島のサポーターへ向けて「自分はドリブルからのチャンスメークや豊富な運動量を特長としています。鹿島の勝利のために全力で戦うので熱い応援を宜しくお願いします」(須藤)、「チームの勝利に貢献できるように、少しでも早くピッチに立てるように頑張ります。応援宜しくお願いします」(小川)、「自分の特長は抜け出しや献身的な守備なので是非そういうところを注目して見て下さい。FWとしてしっかり結果という形でサポーターの皆さんにゴールを捧げたいと思うので、応援宜しくお願い致します」(小見)、「これからプロという厳しい世界になると思うんですけれども、福島の勝利に少しでも貢献できるように1年目から全力でプレーします。応援宜しくお願いします」(柴)とメッセージ。ともにプロ入りする仲間たちから刺激を受けながら、プロのステージで目標を達成する。

(取材・文 吉田太郎)




◆昌平のJ内定カルテット、MF須藤、MF小川、FW小見、MF柴が合同記者会見(ゲキサカ)





◆鹿島ザーゴ監督 連敗ストップ誓う!ホーム2万人声援で握るぞ主導権(スポニチ)






 鹿島のザーゴ監督が、2万人の声援を力に連敗ストップを誓った。

 チームは10日、ホームで横浜FCを迎え撃つ。入場者数の制限緩和を受けて、今節からスタジアム最大収容人数の上限を30%(約1万2000人)から50%(約2万人)に緩和する。決定機をつくりながら決め切れない試合が続いているだけに、指揮官は「ホームの試合は落としてはいけない。自分たちのリズムで主導権を握りたい」と語気を強めた。




◆鹿島ザーゴ監督 連敗ストップ誓う!ホーム2万人声援で握るぞ主導権(スポニチ)


◆【鹿島】「成熟度は今の方が良い」チームの成長を実感するザーゴ監督は3試合ぶりの勝利を目指す(サッカーマガジン)






10月9日、鹿島アントラーズのザーゴ監督が練習後のオンライン取材に応じた。前々節の大分トリニータ戦に続き、前節のガンバ大阪戦も敗れて2連敗。これ以上の敗戦を阻止するべく、10月10日にカシマスタジアムで行なわれる横浜FC戦は必勝を期して臨む。


「ホームでの試合は落としてはいけない」


 直近の2試合はともに0-2の完封負け。破竹の7連勝から一転して、2連敗と苦しい状況に陥っている。前々節の大分戦、前節のG大阪戦は数多くのチャンスを作りながらも無得点に終わっただけに、ザーゴ監督は次節の横浜FC戦に向けて「他の週でもシュート練習はやってきましたが、今週はちょっと頻度が多かったかもしれません」と明かす。

 ただ、指揮官は2試合連続完封負けを悲観してばかりいるわけではない。「データを見てもらえれば(鹿島が)チャンスを一番多く作っているチームでもある」と、得点できなかったものの攻撃的な戦いを見せていることを強調する。「それをしっかりと結果に結び付けなければいけない」(ザーゴ監督)。そのために、「特に(選手が)ペナルティーエリアに進入したときに落ち着きや自信を持たせる」という目的で、シュート練習を多めに行なったようだ。

 3連敗を避けることはもちろんのことだが、大分戦に続いてホームのカシマスタジアムで敗れるわけにはいかない。「ホームでの試合は落としてはいけない。まずは自分たちのホームで、しっかりと勝ち切らないといけない」と指揮官は言葉に力を込める。

「勝ち切ることによって、また違う展開を自分たちで作り出すことができるのではないかと。相手のペースで試合をするのではなくて、自分たちが主導権を持って、積極的にプレーする。それが非常に重要ではないかと思います」

 8月に行なわれた横浜FCとの前回対戦時は、アウェーの地で0-1と完封負けを喫した。ザーゴ監督は「あの試合では残念な判定があったり、そういうことも影響した。引き分けでも妥当な結果だった」と振り返る。そのときに味わった悔しい記憶が蘇ってきたようだ。

「チームの成熟度というところでは、あのときのよりも今の方が良い状態になっている。プレッシングの連係とか連動性も全然違います」

 チームの成長ぶりに、ザーゴ監督は自信をのぞかせる。リベンジを果たすべく、必勝を期して臨む10月10日の一戦。再び勝利を重ねていくためにも、横浜FC戦で3試合ぶりの勝利を目指す。


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◆【鹿島 vs 横浜FC】自他共に認める負けず嫌い・荒木遼太郎(J's GOAL)






新型コロナウイルスの影響により、降格がなくなったことや交代枠が5人まで拡充されたこともあり、各クラブとも新人選手の活躍が目覚ましい。鹿島で言えば、高校時代に冬の選手権でも活躍した染野唯月、松村優太を抑え、その筆頭株となるのは荒木遼太郎だろう。今季公式戦での先発は5試合に留まるものの、途中出場も含めると出場試合数は20まで増加する。準レギュラー、もしくは攻撃の切り札と呼べる存在感で、ザーゴ監督が考えるサッカーにアクセントをもたらしてきた。

性格は負けず嫌い。同期4人がそろい踏みした8月12日のJリーグYBCルヴァンカップ清水戦では、染野、松村が得点したが、自分だけがゴールを決められず悔しさを残した。しかし、続く16日の明治安田J1神戸戦ではアディショナルタイムに劇的な同点弾をねじ込んだ。「自分としては同期には負けたくない」という強い気持ちをプレーで表現した。

ここ2試合、チームはいい内容のゲームを演じながら0-2で連敗。このままズルズルと順位を下げることだけは避けたい。

「チャンスはつくれている場面は多いので、決定力という部分になってくる。自分はそういう決定機になったときに、冷静になって決められるような力や判断ができればと思います」

狭いスペースでもパスを受ければ前を向き、攻撃にアクセントを加えられる。ゴールに近い位置でのドリブル、ラストパス、シュートの精度は高卒1年目とは思えない。まわりもすでにそうは見ていないだろう。ここまで決めたのは2得点。憧れの存在である柴崎岳の初年度は3ゴール。チームを救う活躍が期待されている。


文:田中滋(鹿島担当)


明治安田生命J1リーグ 第21節
10月10日(土)16:00KO カシマ
鹿島アントラーズ vs 横浜FC




◆【鹿島 vs 横浜FC】自他共に認める負けず嫌い・荒木遼太郎(J's GOAL)





◆【鹿島vs横浜FCプレビュー】本拠地で連敗を止めたい鹿島…横浜FCは13年前に逃した敵地での勝利を目指す(サッカーキング)








■鹿島アントラーズ 前回対戦の雪辱を果たし、流れを変えることができるか





【プラス材料】
 前節のガンバ大阪戦に0-2で敗れ、2連敗となった。ただ、試合内容に目を移せばそこまで悲観する必要はない。微妙な判定からPKで失点するまでは相手陣内でプレーする時間帯が長く、実践しているサッカーは勝つ可能性を高めるものだった。決定機を迎えたFWエヴェラウド、MFファン・アラーノが決めれていれば展開は違っただろう。

 MF土居聖真が復帰したこともプラス材料。DFとDFの間、ボランチとディフェンスラインの間でパスを受けられ、引き出せる選手の復帰は、アントニオ・カルロス・ザーゴ監督のサッカーを実行するうえで非常に心強い存在になるに違いない。

 若手のGK沖悠哉の安定したセービングと正確なキックも、すでにチームに欠かせないものとなり、チームからも信頼を得ている。安定した守備からホームで勝ち点3を手にしたい。

【マイナス材料】
 7連勝の後の2連敗で、チームの雰囲気はいいとは言えない。ザーゴ監督が「チャンスを決められないと、その代償を払うことになる」と話したように、G大阪戦ではチームトップスコアラーのエヴェラウド、J・アラーノが決定機でブレーキとなった。

 サッカーにおいて、内容は悪くないものの結果が伴わないという状態が一番危険。敗因を見過ごしがちになるからだ。結果が伴わなければ、築き上げてきた自信と信頼も失われることがある。

 また、若手を中心とした勢いがあるチーム、アグレッシブに守備にくるチームに対して、苦戦するケースがあり、今回の横浜FC戦はそのどちらにも合致する苦手な相手。悪い流れを断ち切ることができるだろうか。

文:totoONE編集部


■横浜FC 主導権を握って前回対戦の再現なるか。守備の出来がカギを握る





【プラス材料】
 前節・柏レイソル戦は0-3とスコアを見れば完敗を喫したように見えるが、試合内容では多くの時間で相手を上回っていた。MF佐藤謙介とMF安永玲央のダブルボランチを中心にボールを動かしながら、バイタルエリアではMFレアンドロ・ドミンゲスが高い技術を発揮。得点こそ生まれなかったが、攻撃の形を作れていたことは好材料である。

 今節の相手・鹿島アントラーズには8月の前回対戦で勝利している。ポゼッションの質や精度で優位に立ち、主導権を握ってゲームを運ぶことができていた。鹿島はその後7連勝を飾るなど調子を上げていた時期もあったが、そこに臆することなく、前回対戦の良いイメージを持ったまま戦いたい。

 その鹿島を古巣に持つのはDF伊野波雅彦。横浜FCに加入後、初めて『県立カシマサッカースタジアム』に乗り込むこととなり、意気込みが強いことは想像できる。

【マイナス材料】
 前節・柏戦の試合内容が良かったことは認めるが、3失点していることは紛れもない事実である。決して守備組織が崩壊しているわけでもなく、大きく崩されるシーンが続いているわけではないのに、失点が減らないのは気がかり。20試合で40失点という数字は、1試合で2失点しているということ。勝ち点3を奪うために失点を減らしたい。

 柏戦は試合開始早々と押し込んでいた時間帯の一瞬の隙を突かれ、FWオルンガに2ゴールを許した。得点ランキングを独走するケニア代表ストライカーを褒めるべき部分もあるが、J1のクラブには強烈な外国人FWがゴロゴロいる。鹿島にもFWエヴェラウドという強力なストライカーがいるだけに、一層の注意が必要だ。

 リーグ戦再開後、毎月のように連敗を喫している横浜FC。その悪しきジンクスを払拭するためにも、まずは負けないことが大事になる。

文:totoONE編集部


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◆J1第21節 鹿島、横浜FC戦 連敗脱出へ成長示せ(茨城新聞)






明治安田J1第21節は10日、各地で9試合が行われ、暫定8位鹿島はカシマスタジアムで同13位横浜FCと対戦する。キックオフは午後4時。鹿島の今季通算成績は10勝3分け8敗、勝ち点33。得点力を取り戻し、連敗を2で止めたい。

鹿島は決定力を欠いている。前々節は17本、前節は20本のシュートを放ちながら、いずれも無得点。7連勝中は1試合平均2得点だったが、2戦連続で逸機が続いている。

悪い流れを断ち切ろうと、6〜8日は普段よりシュート練習に多くの時間を割いた。ザーゴ監督は「特にペナルティーエリアに進入した時の落ち着きや自信を持たせるため」と説明した。




◆J1第21節 鹿島、横浜FC戦 連敗脱出へ成長示せ(茨城新聞)





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