日刊鹿島アントラーズニュース

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2020年10月11日日曜日

◆鹿島ザーゴ監督の采配的中、システム変更で3発逆転(ニッカン)






<明治安田生命J1:鹿島3-2横浜FC>◇第21節◇10日◇カシマ

鹿島アントラーズはザーゴ監督の采配が的中し、0-2からの逆転勝利で3戦ぶりの白星をつかんだ。

開始2分、13分と立ち上がりに2失点。前半は自慢のプレスがはまらず、簡単にボールを失う場面が多かった。

ザーゴ監督は「守備の部分で距離感が空きすぎたり、相手との間合いを連動して詰めることがうまくできなかったので、選手の配置を変えて、プレッシングをかける距離感を近くすることを選んだ」と、後半12分に3枚替えを敢行。MF荒木、白崎のほか、ボランチのレオ・シルバに代えてFW上田を投入し、前線に厚みを持たせた。

システム変更で前からのプレスを組み立て直すと、直後の13分、荒木とMFファン・アラーノのコンビネーションで右サイドを崩し、最後はFWエヴェラウドが右クロスをダイレクトで決めた。

勢いそのままに敵陣に押し込み続け、後半は横浜FCのシュートを0に抑えた。後半43分には途中出場のMF永木の右CKからオウンゴールが生まれ、同ロスタイムには同じく永木の右CKから、こぼれ球を拾った荒木のパスをゴール前でMF小泉が押し込んで逆転に成功した。昨夏の鹿島移籍後初ゴールを決めた小泉は、「いつも(CKのときは)こぼれの位置(ペナルティーエリア外)にいるが、監督から上がれと指示があった」。ここでも指揮官の選択が得点を生んでいた。

7連勝後2連敗と苦しみ、ようやく勝利を手にしたザーゴ監督は「4-3-3にシステムを変えて、白崎がチームに機動力をもたらしたり、荒木が前でキープしたり、松村が入って流れを引き寄せていった。永木は期待しているプレースキックの精度でほぼ2得点に絡んだ。選手が諦めずにやってくれた」と、期待に応えた選手たちの仕事ぶりをたたえた。


◆鹿島ザーゴ監督の采配的中、システム変更で3発逆転(ニッカン)





◆鹿島が0-2からの逆転劇で横浜FCに劇勝!小泉慶の移籍後初ゴールが値千金V弾(ゲキサカ)







[10.10 J1第21節 鹿島3-2横浜FC カシマ]

 J1第21節が10日に行われ、鹿島アントラーズはホームで横浜FCと対戦し、3-2で逆転勝利をおさめた。鹿島は0-2から試合をひっくり返し、3試合ぶりの勝利をもぎ取った。横浜FCはリードを守れず、2連敗を喫した。

 横浜FCが電光石火で試合を動かした。前半1分、FW皆川佑介がDF犬飼智也と競り合い、左後方でFKを獲得する。キッカーのMF手塚康平が左足でGKとDFの間にクロスを入れると、バウンドしてファーサイドに流れたボールをFW瀬沼優司がジャンピングボレーで押し込んだ。

 さらに前半13分、CKの流れから左サイドでこぼれ球を回収したMF松尾佑介が鋭いカットインからMF和泉竜司をかわし、右足でグラウンダーのシュートを流し込んだ。さらに、前半36分にはファウルを受けた松尾がPA左でFKを獲得。手塚が絶妙なクロスを上げると、ファーサイドのMFマギーニョがヘッドで合わせたが、これは惜しくも右ポストを叩いた。

 2点ビハインドの鹿島は交代策から流れを引き寄せる。まずは後半13分、MF荒木遼太郎がMFファン・アラーノとワンツーの形でペナルティエリア内に侵入。突破は阻まれたがこぼれ球をMF三竿健斗が回収し、MFファン・アラーノがクロスを入れると、FWエヴェラウドが右足シュートを突き刺した。

 雨脚が強まる中、鹿島は幸運な形で追加点を奪う。後半43分、右CKからエヴェラウドが頭で折り返すと、DF田代真一がクリアを試みたボールがGKの手を弾いてゴールマウスに吸い込まれた。2-2で迎えた後半アディショナルタイム3分にはDF小泉慶が劇的な逆転ゴール。19年7月に鹿島に加入した小泉は古巣戦で移籍後初ゴールをマークした。「みんながあそこまで繋げてくれたからゴールにつながった。ずっと僕もゴールを、このホームで欲しかった」と喜びを口にした。





◆鹿島が0-2からの逆転劇で横浜FCに劇勝!小泉慶の移籍後初ゴールが値千金V弾(ゲキサカ)





◆【鹿島】劇的逆転勝利!ロスタイム弾の小泉「無になって打った」指揮官はベンチ前を駆け回り絶叫(報知)






◆明治安田生命J1リーグ▽第21節 鹿島3―2横浜C(10日・カシマスタジアム)

 鹿島は劇的な逆転勝ちで横浜Cを3―2で下し、連敗を2で止めた。

 前半13分までにセットプレーから2点を失う苦しい立ち上がり。流れを引き寄せることができないままハーフタイムを迎えたが、DF小泉慶は「立ち上がりにすぐ失点してしまい、最近負けが続いている中で、メンタル的に『またかよ』というのが正直あった。でもハーフタイムに『1点取れば絶対に変わる』という声が選手からも出ていた」と振り返る。

 後半12分に3枚替えを行い、FW上田綺世、MF白崎凌兵、MF荒木遼太郎を投入すると、直後の13分に生まれたFWエベラウドのゴールで追撃開始。続いてMF永木亮太、MF松村優太の投入で流れを加速させると、同43分にオウンゴールで同点に。ロスタイムには小泉が「変なことを考えず、『無』になって打った」とこぼれ球を泥臭く押し込み、劇的勝利を収めた。

 小泉のゴール直後に絶叫しながら両拳を握り、ベンチ前を駆け回ったザーゴ監督は「最後まで諦めず、献身的に戦った成果。選手たちの姿勢と意欲が最後の得点につながった」と選手をたたえた。




◆【鹿島】劇的逆転勝利!ロスタイム弾の小泉「無になって打った」指揮官はベンチ前を駆け回り絶叫(報知)





◆【鹿島】加入後初ゴールが劇的逆転V弾! 小泉慶「絶対に勝ちたかった」(サッカーマガジン)






10月10日、明治安田生命J1リーグは第21節が開催され、鹿島アントラーズは横浜FCとカシマスタジアムで対戦。前半に2点を先行される苦しい展開となったが、後半に反撃し、終盤に同点に追いつく。そして、試合終了直前に小泉慶が右足で勝ち越しゴールを奪った。


■2020年10月10日 J1リーグ第21節(@カシマ:観衆5,671人)
鹿島 3-2 横浜FC
得点:(鹿)エヴェラウド、オウンゴール、小泉慶
   (横)瀬沼優司、松尾佑介


劇的勝利にも反省「ダメなところはダメ」


 鹿島に劇的な逆転勝利をもたらしたのは、小泉慶の右足だった。2-2で迎えた後半アディショナルタイム。永木亮太のCKをエヴェラウドと上田綺世が競り、ボールを拾った荒木遼太郎がゴール前へパスを送る。次の瞬間、背番号37が右足で合わせ、ゴールネットが揺れた。

「(CKのとき)いつもはこぼれ(球を拾うため)の位置にいるけれど、(今日は)監督から『上がれ』という指示がありました。本当にたまたま僕のところにボールが転がってきてくれたので、(シュートを)ふかさないことを考えつつ、無になって打ちました。みんなが頑張って、頑張って、こぼれたボールに僕が詰めたという、本当に最後においしいところを持って行った感じですけれど、入って良かったです」

 カシマスタジアムは歓喜の拍手に包まれ、チームメイトが小泉のもとに集まる。小泉自身にとってもうれしい鹿島での初ゴール。「ホームで点を決めたかったので、こういった形で初ゴールを取れてよかった」と目を細める。

 ただ、手放しで喜んでばかりはいられない。右サイドバックを務めるDFの選手として、試合展開には課題が残った。

「連敗していたので、今日はホームだし、絶対に勝ちたかった。勝てたことはもちろん良かったけれど、あの立ち上がりの失点のところだったり、そういうところを反省しなければいけない。それ以外にもピンチはたくさんあったし、やられていなくても僕個人も含めて反省しなければいけないところがたくさんありました。ダメなところはダメ。そこもしっかり頭に入れて、次に生かさなければいけません」

 小泉は、勝って兜の緒を締める。自身のゴールによる劇的勝利を挙げても、まだまだ満足はしていない。なぜなら、鹿島は勝ち続けるチームであるという自覚があるからだ。

「(鹿島は)本当に勝ちにこだわって、常に勝つチーム。どの試合でも、どの相手でも、まずは自分たちのサッカーをやれば勝てると思うし、結果にこだわってこれからもやっていきたい。まだまだこの順位にいるチームではないし、もっともっと上を目指して、これからも頑張っていきます」

 右サイドを駆け抜ける加入2年目のファイターは、これからも深紅のシャツをまとって勝利に向かっていく。

現地取材◎サッカーマガジン編集部 写真◎J.LEAGUE


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◆【J1採点&寸評】鹿島3-2横浜FC|圧巻の逆転劇で“違い”を生み出した助っ人アタッカー(サッカーダイジェスト)






鹿島――2失点も2CBは及第点の評価


[J1第21節]鹿島3-2横浜FC/10月10日/カシマ

【チーム採点・寸評】
鹿島 6.5
序盤にいきなり2失点と試合の入りは最悪。前半はペースを掴めなかったが、後半は相手を押し込む時間帯が増え、選手交代を機にさらに圧力を強めて逆転に成功。連敗を「2」で止めた。

【鹿島|採点・寸評】
GK
31 沖 悠哉 5.5
懸命のセービングも及ばず、前半だけで2失点。果敢に前に出て松尾のシュートを止めた27分のプレーは良かった。

DF
37 小泉 慶 6.5
常にアグレッシブで、右サイドの攻撃を活性化。アディショナルタイムには荒木のお膳立てから抑えのきいた右足シュートをねじ込む。これが値千金の逆転弾に。

39 犬飼智也 6
試合開始からハードなディフェンスを披露。マイボールにすれば、よく周りを見ながら前進し、攻撃をサポートした。

33 関川郁万 6
デュエルでは簡単に負けず。タイトな守りで最終ラインを引き締めて、相手のカウンターにも冷静に対処した。

14 永戸勝也 5.5(68分OUT)
前に出た時は好クロスを入れるシーンも。その回数をもっと増やしたい。1失点目ではファーで構える瀬沼を捕まえきれなかった。

MF
4 レオ・シルバ 6(57分OUT)
素早いトランジションで攻守の両局面で奮闘を続ける。ミドルゾーンの攻防で粘り強く戦った。

20 三竿健斗 6
前半はパスの質が今ひとつで思うような展開を見せられず。ただ、1点目につながるヒールパスは素晴らしかった。


鹿島――途中出場の荒木と永木が得点に絡む


MF
7 ファン・アラーノ 7(79分OUT) MAN OF THE MATCH
要所でプレーに絡みながら、高い技術を駆使してチームの攻撃をリード。劣勢の前半も、ひとり“違い”を生み出すパフォーマンス。21分のビッグチャンスは相手GKに阻まれるも、58分にはエヴェラウドのゴールをアシスト。

11 和泉竜司 5(57分OUT)
2失点目の場面では、松尾への寄せが甘くシュートを打たれる。29分にはヘッドで狙ったが決め切れず。攻守でピリッとしなかった。

FW
8 土居聖真 5(57分OUT)
32分、右からのクロスに右足ボレーで合わせたが、シュートは弱くキャッチされる。この日はいつものような存在感を示せず、無念の途中交代。

9 エヴェラウド 7
ヘディングシュートはなかなか決められなかったが、58分の右足シュートはきっちりと流し込む。2点目、3点目では持ち前の“高さ”が起点となった。

途中出場
FW
36 上田綺世 6(57分IN)
シュートは打てなかったが、馬力あるプレーで相手に脅威を与える。高い位置からの守備も献身的にこなした。

MF
41 白崎凌兵 6(57分IN)
効果的な縦パスで攻撃を勢いづける。85分には敵陣ペナルティエリア内で後ろから倒されたが、PKは取れなかった。

MF
26 荒木遼太郎 6.5(57分IN)
アジリティに優れ、リズミカルなパスワークも好印象。ゴール前の密集地帯で、素早い反転からの正確なパスで小泉の逆転弾をアシスト。

MF
6 永木亮太 6.5(68分IN)
左SBに入る。守備面のリスクマネジメントを怠らず、堅実に振る舞いながら、自身のCKから2ゴールを演出。

MF
27 松村優太 ―(79分IN)
決定的な仕事には絡めなかったが、自慢のドリブルはキレがあり、ボールが渡ると“何かをやってくれそう”な雰囲気を漂わせた。

監督
ザーゴ 6.5
2点を追いかける後半、積極的な交代策とシステム変更などで主導権を手繰り寄せて3得点。逆転勝利へ導く見事な手腕を見せた。


横浜FC――安永は危ない場面に顔を出してはいたが…





19 伊野波雅彦 5
的確なラインコントロールを見せていたが、相手の圧力が強まるとそれを撥ね返せず。3失点目ではアシストした荒木を止められなかった。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)


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