日刊鹿島アントラーズニュース

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2020年10月21日水曜日

◆鹿島は西大伍のすごさを知っている【ヴィッセルマッチプレビュー・J1第33節】(ラジオ関西)






 サッカー・J1のヴィッセル神戸応援番組『GOGO!ヴィッセル神戸』(ラジオ関西、パーソナリティー:宮川陽香)10月19日の放送では、21日の明治安田生命J1リーグ第33節でヴィッセルが対戦する相手、鹿島アントラーズの番記者に、試合のポイントを聞いた。

 FMかしま『アントラーズ・スピリッツ』でパーソナリティーとして活躍中の石津宜典さんは、現在12勝3分9敗で勝ち点36の暫定6位につける鹿島について、「開幕で4連敗したが、現在はやりたいことが少しずつできてきている。攻守の切り替えが早く、相手チームは(鹿島の戦いに)戸惑うのではないだろうか」と、特長をあげながら現状を分析する。

 ただ、鹿島も現在は8日間でアウェイ3連戦というタイトな日程の最中。14日(水)のサガン鳥栖戦(2-0、駅前不動産スタジアム)、18日(日)の北海道コンサドーレ札幌戦(0-1、札幌ドーム)、そして21日(水)のヴィッセル戦(ノエビアスタジアム神戸)と、度重なる遠距離移動を強いられているため、選手のコンディション維持などが難しいなかでの戦いを不安視する。

 そのなかでも石津さんは、鹿島のキープレーヤーとして今シーズン加入したMF荒木遼太郎選手をピックアップ。鹿島のレジェンドで、8月末で現役を引退した内田篤人氏以来、高卒ルーキーとして開幕戦に出場した荒木選手。彼の突破力とゴール前で動き回りながら絶えずポジションをとる姿が強みと話す。前回のヴィッセル戦(8月16日、J1第10節では2-2のドロー。会場=茨城県立カシマサッカースタジアム)ではアディショナルタイムで同点弾を決めているだけに、今回も当然、ヴィッセルにとってはやっかいな存在となりそうだ。

 一方、ヴィッセルの注目の選手にはDF西大伍選手を挙げた。「よく知っているだけに本当にいやらしい選手。敵に回すとすごくイヤ」と、2011年から8シーズンの間、鹿島に在籍し、タイトル獲得に大きく貢献していたこともあって、石津さんはじめ、鹿島に関わる人たちは、西選手の存在の偉大さをよく知っている。だからこそ、「ヴィッセル神戸にとっては非常に心強い選手では」と話していた。

 どんなときでも冷静に判断し、インテリジェンスな選手といわれる西選手にとって、古巣対決となるこの一戦。その卓越したゲームコントロールで鹿島の若武者を押さえ、4試合ぶりの勝利へ導いてほしいものだ。

 ヴィッセルにとっては今シーズンのホームゲームは残り3試合。クリムゾンレッドのサポーターの前で戦う貴重な機会では今度こそ白星が求められる。ACLのために前倒しで行われるこの一戦、キックオフは21日午後6時、会場はノエビアスタジアム神戸。




◆鹿島は西大伍のすごさを知っている【ヴィッセルマッチプレビュー・J1第33節】(ラジオ関西)





◆【鹿島】「とにかくゴールにどん欲に」今季3点の上田綺世が奮起!神戸戦で得点量産のキッカケをつかめるか?(サッカーダイジェスト)






「サッカーのルール上、点を取れないと勝てないのは分かっている」


 鹿島アントラーズの上田綺世は10月20日、練習後にオンライン上で取材に応じ、翌日のヴィッセル神戸戦への意気込みを語った。

 開幕4連敗でスタートした今季の鹿島だったが、8月26日のFC東京戦から7連勝と上昇気流に乗り、ここまで12勝3分9敗の6位に付けている。

 上田は「前節負けてしまっているので、連敗しないように、次の試合しっかりと勝ちたいと思います」、「どのくらいチャンスをもらえるか、出場時間は分からないけれど、その時間で得点という形で貢献できれば一番良いです。仮にそうじゃなくても、チームが勝つために必要なことをしたいなと思います」と決意を口にした。

 昨季途中に入団時期を早めてまで加入するなど、将来を嘱望されているFWは、ここまで16試合出場し、3得点。先発は2試合で、プレー時間は472分とチーム18番目だ。

 前節の終盤にはDFにリフレクトしたボールにゴール前で素早く反応しダイレクトシュートを放つが、ポストを直撃。テクニックや巧みな動き出しなどを随所に見せるものの、なかなか結果に結びついていない。

「キッカケはどこにあるか分からないですけど、とにかくゴールにどん欲に、シュートを数多く打って、ゴールに迫るようなプレーをどんどんしていきたい。そうすれば、キッカケをつかめるのではないかと思います」と終盤戦に向けて自らを奮い立たせた。

 今季の鹿島は、第2節・川崎戦のオウンゴール以外、敗戦した試合は全て無得点だ。

「サッカーのルール上、点を取れないと勝てないのは分かっています。それをするのがフォワードなので、点がとれないという責任はフォワードにある。今シーズン、僕も点を取れていないので、もっとゴールに貪欲になりつつ、チームを助けるゴールを取りたいなと思います」

 そう責任感を口にする若きストライカーが、チームを勝利に導けるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部


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◆【鹿島】完封負けした札幌戦で多用されたロングボール。その適切な使用方法とは?(サッカーダイジェスト)






今まで通りのやり方ができれば「問題ない」


 いつもより、ロングボールが多いと思った。

 0-1の完封負けを喫した前節・札幌戦のことだ。今季の鹿島は熟練されたビルドアップをひとつのストロングポイントにしているが、それにしては後方から長いボールを入れるシーンが目に付く。

 札幌は高い位置から果敢に奪いに来る。チーム全体が“前傾姿勢”となるその裏を狙ってのロングボールだったのか。

「そういう指示は出していました」

 試合翌日のオンライン取材に応じたザーゴ監督は言う。ただし、「ロングボールが多すぎた部分はありました。特にディフェンスラインは直接、まっすぐのボールを入れてしまっていた」とも。

 そのロングボールの“質”にも、少なからず問題があったようだ。

「相手の背後のスペースに落としてほしかったが、FW陣が相手のディフェンスと競るような形になるボールになってもいました」

 チャンスにつながる場面がまったくなかったわけではなかったが、それでも相手ゴールをこじ開けるまでには至らなかった。

 ロングボールを入れる前の“ひと手間”でも、いくつかのエラーが生じていた。

「もう少し相手を揺さぶって、動かして、食いつかせてから、縦に入れたり、背後に入れたり。ちょっとそこが上手く噛み合わなかったと思っています。ショートパスで相手を動かすにしても、そのパススピードが遅かったり、相手の寄せに負けてしまっていた」

 持ち前のビルドアップが通常どおりに機能していれば――もっとも、「それは元々、我々がやってきたこと。次の試合(21日のアウェー神戸戦)で、元通りにちゃんとできれば」と指揮官は選手たちへの信頼を口にする。

 また、札幌戦は「今までやってきた試合の中で、たぶんパスミスが一番多かったかもしれない」と振り返る。間違いなく連戦の疲労があったはずだが、その点も修正ポイントに挙げつつ、いつも通りの戦い方を見せられれば「問題ない」とザーゴ監督は力強く言う。

 神戸との前回対戦では、終了間際の劇的な同点弾で2-2のドローに持ち込んだ。今回は敵地での難しいゲームとなるが、自分たちのスタイルをしっかりと表現したうえで、勝点3を持ち帰りたい。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)




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