日刊鹿島アントラーズニュース

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2020年10月31日土曜日

◆J1鹿島ホーム試合観戦ツアー ヘリで空の旅 スタジアムが「宝石のよう」(茨城新聞)






ヘリコプターでカシマへ行こう-。東京都と鹿嶋市をヘリコプターで結び、サッカーJ1鹿島アントラーズの試合を観戦するツアーが24日にあり、鹿島ファンが空の旅と試合を楽しんだ。観光地域づくり法人「アントラーズホームタウンDMO」が企画・運営しており、実施は初めて。

今回のツアーは、動画配信サービス「DAZN(ダ・ゾーン)」の新規加入者特典。抽選で当たった鹿島ファン4人が参加した。

ヘリコプターは午後0時2分に東京都江東区の東京ヘリポートを離陸。約30分後に鹿嶋市神向寺の県立カシマサッカースタジアムの上空を通過し、同0時42分、同市平井の特設ヘリポートに着陸した。

鉾田市生まれ、潮来市育ちで、現在は長崎県在住の会社員、吉田誉さん(43)は「ふるさとがどんどん近づいてくる。初めて乗ったが最高だった」と空の旅を満喫した様子。空から見るカシマスタジアムを「宝石のようだった」と表現した。

参加者はその後、タクシーに乗り込みカシマスタジアムへ。同2時からの広島戦を観戦後、再びタクシーで特設ヘリポートに戻り、同4時35分、ヘリコプターは東京都に向け出発した。

同ツアーは、今季のホームゲーム開催日に合わせて販売もしている。問い合わせは同DMO(電)0299(77)9500。




◆J1鹿島ホーム試合観戦ツアー ヘリで空の旅 スタジアムが「宝石のよう」(茨城新聞)





◆沖悠哉が見せる可能性。内田篤人イチオシの若き守護神とは。(Sportsnavi)






  “いつもの光景”になりつつある。

 試合前のウォーミングアップに始まり、試合中の飲水タイム、試合後のピッチ上。沖悠哉は、サブに入った先輩クォン スンテからさまざまなアドバイスを受けている。

「いつもスンテさんがいろいろと教えてくれます。プレーもそうだけど、立ち居振る舞いもそう。練習では、もちろん試合に出たいのがあってソガ(曽ケ端)さん、山田も含めてみんなでバチバチやっているけれど、“自分はこうした方がいいと思う”と試合だけでなく、練習中でも指摘してくれる。自分で考えているところとは違った視点で話をしてくれるので、素直にそうなんだと思えるし、それは非常にありがたいです。でも、言われないくらいやらないといけないと思うし、しっかりと試合に出ているので責任を持ってプレーしたいと思っています」





人間力を磨くことが成長の糧に


 鹿島アントラーズジュニアからアントラーズ一筋。初めてのGKは小学4年のときだった。

「いつもじゃんけんでGKを決めていたんです。あの頃はGKをやるのが恥ずかしかった。1人だけユニフォームが違うし、なんか浮いているような気がして」

 それでもすぐにGKの楽しさを見出した。小学5年の頃にはアントラーズの試合を見れば、トップで出場していた曽ケ端ばかりに目がいってしまう。2008年のAFC チャンピオンズリーグのナムディン戦ではエスコートキッズを務め小笠原満男とともに入場。3連覇を成し遂げたチームは、最高の憧れだった。

 関わってくれた指導者にも恵まれた。

 サッカーの指導だけでなく、人間力を磨くことを目指した活動は大いに刺激になった。

「ジャニアユースのときに、防空壕に行って話を聞く機会がありました。そこで亡くなった方もいるという話を聞いて、好きなこともできない時代があったことを知って、今は恵まれていると感じました」

 2011年の東日本大震災のとき、沖自身も鹿嶋市で被災した。「初めて、サッカーをあまりやりたくない、という感情が芽生えた」。そこでも、近所に住んでいたアントラーズのスタッフが一緒にボールを蹴ってくれた。いろいろな励ましでまたサッカーに向き合うことができた経験がある。

「東日本大震災から3年後、岩手県大船渡市で合宿をしました。テレビで見たことはあったけれど、実際に自分の目で見ると、よりひどさを感じました。津波で流された場所、仮設住宅を自分の目で見ました。食べ物や飲み物も限られていた。土のグラウンドでサッカーをしている子がいて、自分たちは芝生で傷一つ作らない環境でサッカーをやれていることを改めて感じた。今もそうですが、それは当たり前ではない。どうすれば勇気づけられるのか。そこは真剣に考えました。その遠征に行かせてもらえてすごくいい経験をさせてもらったし、それがあったからこそ直後の全国大会で優勝できたのではないかとも思います。幸聖さん(中村現ユース監督)には感謝しかないです」

 日々の環境に感謝し、プロとしての自覚を持った行動を考えるようになった。プロになった今では、「暇だから」と謙遜しながらも1日4回は風呂に入り、交代浴で代謝促進。抜かりなく、体のケアを行っている。





試合出場で見えた課題へのチャレンジ


 沖にとって長年課題としてきたことがある。精神面での安定だ。

「感情に流されてしまうところがあります。いつもだったらできているプレーができなくなると、いら立って空回りしてしまう。監督やコーチによく言われて、さらに反抗的な感情になるんですが、よく考えると本当にその通りということを繰り返し言われていました」

 ユース時代には熊谷元監督や市川GKコーチに「心が落ち着けば技術もともなってくる」と言われ続けた。

「一定の心を保つことができればやれるというのは感じています。プロになってソガさんの話を聞いていても、一喜一憂せずにやるべきことをやり続けるのが大事、というのはいつも思うことです」

 技術面で何か言われたことはない。ボール扱いはジュニア時代までフィールドを兼任し、ジュニアユースやユースに上がると沖のキックを活かした戦いがチームの武器となった。

「彼のキックを生かした戦い方をしていた。DFラインを含めたビルドアップなど、チームの武器となっていました」(中村幸聖現アントラーズユース監督)

 自分の武器が、トップでもチームの武器になりつつある。
 8月8日のJ1リーグ第9節鳥栖戦で、憧れのピッチでプロデビューを果たした。

「小さい頃からこのカシマスタジアムで試合を見てきて、いずれはこのスタジアムで試合に出て勝利することを目標にやってきました。まずは今日の試合に勝てたことは本当によかったです」。

 試合終了の瞬間、喜びと安堵の気持ちが入り混じった満面の笑顔で試合を終えた。DFラインの選手たちみんなが沖に駆け寄り祝福した。ザーゴ監督も「成長している実感があり、練習試合でも非常にいいパフォーマンスを示していたから、どこかのタイミングで起用したい思いが芽生えていた」と先発起用の理由を明かし、「今日も非常にいいパフォーマンスを示したと思います。何度かシュートを打たれましたが、非常にいい対応ができていた」とデビュー戦の出来を評価する。

 その後もスタメンに名を連ね、すでに今季16試合に出場(2020年10月28日時点)。アントラーズでGKがプロ3年目で多くの出場を重ねるのは、当時21試合に出場した曽ケ端以来の数字となる。試合を積み重ねることで自信をつけつつも、まだ成長の実感はない。むしろ、課題ばかりを痛感する日々だという。

「(課題は)めちゃくちゃある。でも、試合をやるからこそ見つかること。そこはポジティブに捉えています。クロス対応、シュートストップ、ビルドアップは状況を踏まえながらもっとつなげるところはつないでいきたい。全体として、もっともっとスケールアップできると思っています」

 今年の8月で引退したとき、内田篤人はここ数年でもっとも伸びている選手の1人に沖を挙げていた。あれから試合出場を重ね、さらなる成長を積み重ねている。沖自身はどう感じているのだろうか。

「成長しているとはまだ思えないかな……。試合についていくことで、いっぱいいっぱい。いろんな駆け引きがあるなか、それをもっと楽しめないといけない。もっともっと良くなる気がして、それが自分の今のモチベーションになっています。うまくいかないことは練習でも試合でもあるので、それをいかに自分で乗り越えていくかだと思います」

 沖悠哉が見据える自らの姿は、まだまだ先にある。プロ3年目、21歳。可能性は無限大だ。


PROFILE
沖悠哉・おき・ゆうや。GK。1999年8月22日生まれ。 184cm、82kg。茨城県出身、三笠小、鹿島中卒業。 小学生年代(ジュニア)からアントラーズで育ち、 各年代の日本代表にも選出された。2018年、ユースからトップへ昇格。次世代のアントラーズ守護神として期待が高まる。



◆沖悠哉が見せる可能性。内田篤人イチオシの若き守護神とは。(Sportsnavi)




◆【鹿島 vs 名古屋】チームにフィットし、攻撃センスで力を発揮し始めたファン アラーノ(J's GOAL)






自陣から敵陣に入るまでや、攻撃のスイッチを入れる役目を担うのが土居聖真だとしたら、ゴールに直接結びつくプレーで貢献しているのがファン アラーノだ。ここまで3得点、4アシストと安定した数字を叩き出している。主なポジションはSH。ただ、ブラジルでプレーしていたアラーノにはそのポジションでの経験が少なく、当初は戸惑いもあったという。

「いままでそのポジションをやったことがなかったところで、監督から要望されて、そこでアドバイスをいろいろと受けて、だいぶ慣れてきました」

チームにフィットしてきたことが「数字に表れているところは嬉しい」と表情をゆるめた。

加入当初は自分にプレッシャーをかけすぎた部分もあったのだろう。期待に応えようと必死になるあまり空回り。8月26日のFC東京戦で来日初得点が決勝点となりチームを勝利に導くと、そこからチームは7連勝。7連勝目となった9月23日の湘南戦でアディショナルタイムに決勝点を奪ったのもアラーノだった。

次の対戦相手である名古屋は順位が一つ上の5位に付けている。

「我々が彼らに追いつくチャンス。直接対決なのでしっかり制さないといけない。全員がその意識を持って、今週取り組んでいますし負ければ目標から遠ざかってしまう。全員が試合に懸ける意味合いというか、意気込みというのはわかっていると思います」

前々節の神戸戦では2つのアシストでチームを勝利に導いた。次のライバルとの直接対決ではどんなプレーを見せてくれるだろうか。


文:田中滋(鹿島担当)


明治安田生命J1リーグ 第25節
10月31日(土)17:00KO カシマ
鹿島アントラーズ vs 名古屋グランパス




◆【鹿島 vs 名古屋】チームにフィットし、攻撃センスで力を発揮し始めたファン アラーノ(J's GOAL)





◆タイトーが鹿島アントラーズ・エフ・シー主催の「鹿フェス2020」にクレーンゲーム機の貸し出しと景品を無償で提供(4Gamer.net)






株式会社タイトー
鹿島アントラーズ・エフ・シー主催の
「鹿フェス 2020 ~秋のスタグル &パブリックビューイング祭~」
にてクレーンゲーム貸出と景品の無償提供を実施


株式会社タイトー(本社:東京都新宿区、以下タイトー)は株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シー(本社:茨城県鹿嶋市、以下鹿島アントラーズ)が11月21日(土)に開催予定の「鹿フェス2020 ~秋のスタグル&パブリックビューイング祭~」において、クレーンゲーム機の貸し出しと景品を無償で提供させていただきます。

当社は2015年より、エンターテインメントを活用した地方創生や地域活性化の取り組みをおこなっており、鹿島アントラーズ様とは2017年より地域おこしイベント「カシマゾンビ パンデミック」の企画や「カシマサッカーミュージアム」のプロデュースなど担当させていただいております。

コロナ禍による自粛で遊びの機会が減りつつあった中、当社ではアミューズメント・エンタメ事業における社会貢献の一環として安心安全に楽しめる遊びの機会づくりを検討しておりました。鹿島アントラーズ様は、公式戦中断期間中から地域の方々やサポーターの皆様が楽しめる様々な企画を実施、発信し、地域振興に力を入れており、当社はその活動に賛同し、今回開催されるイベントにおいて、クレーンゲーム機の貸し出しと景品を無償で提供させていただくこととなりました。

タイトーはあらゆる世代の方々へ笑顔や新たな驚き、人とのつながりをご提供するため、従来のアミューズメント施設の枠にとらわれない、エンターテインメント施設の展開に取り組んでまいります。今後も様々な 笑顔をお届けできるよう、 積極的に 活動 してまいりますので、どうぞご期待ください。

■鹿フェス 2020 ~秋のスタグル &パブリックビューイング祭~ について
日時:2020年11月21日(土)11:00~18:00 ※荒天時中止
場所:県立カシマサッカースタジアム南側敷地および正面駐車場
   茨城県鹿嶋市神向寺後山26-2




◆タイトーが鹿島アントラーズ・エフ・シー主催の「鹿フェス2020」にクレーンゲーム機の貸し出しと景品を無償で提供(4Gamer.net)


◆コロナ禍でJクラブがユニホーム販売大苦戦…鹿島は「アニバーサリー加工ユニ」販売で突破口(報知)






 鹿島は30日、「アニバーサリー加工ユニフォーム」の販売を開始することを発表した。

 種類は「ハッピーバースデー」、「ハッピーウエディング」「ハッピーアニバーサリー」の3タイプ。数字やネームを自由に選択できる。10月31日から茨城・鹿嶋市内のクラブハウス内オフィシャルショップ、11月上旬からオフィシャルオンラインストアで販売。130・140・150・160cmは1万780円(税込)、S・M・L・XL・XXL・3XLの各サイズは1万3860円(税込)。

*  *  *

 Jリーグではコロナ禍による来場者数の減少もあって、グッズ販売収入(物販収入)が大きく落ち込んでいる。

 J屈指のユニホーム販売枚数を誇る鹿島も、現時点での販売数は過去最悪のペースだという。10月下旬時点でのユニホーム在庫数は約6400着。昨季の同時期は約1300着だった。今季の天皇杯・来季のACL出場を狙える順位(6位)におり、新加入選手の活躍がめざましい鹿島でさえ、シーズン閉幕までおよそ1か月半という時期に、仕入れ数の約25%が在庫として残ってしまっている状況だ。

 コロナ禍による無観客・入場者数制限試合開催の影響は、「入場料収入」の減額にとどまらない。報道陣の入場者数制限、取材活動制限により、クラブの露出機会が減っている。注目度の低下は、スポンサー離れにもつながりかねない。またオンラインを通じた販売が以前よりも一般化してきたとはいえ、試合日のスタジアムにおける購買客の絶対数が減ったことで、その分の物販収入は減額を余儀なくされる。

 鹿島は2019年度、浦和(9億300万円)に次ぐJ全体で2番目の8億4200万円の「物販収入」を記録したが、物販における看板商品のユニホームでの苦戦により、現状では同項目における収入減は避けられない。クラブによると、シーズン終盤にアニバーサリー加工ユニフォームの受付を開始するのは初めての試みだという。他クラブに先駆ける形でクラウドファンディング、投げ銭の導入などを実施してきた鹿島が、コロナ禍による収入減に立ち向かう“突破口”として、次なる施策に打って出た。(記者コラム・岡島 智哉)




◆コロナ禍でJクラブがユニホーム販売大苦戦…鹿島は「アニバーサリー加工ユニ」販売で突破口(報知)





◆鹿島ザーゴ監督が日本の文化を「惑星一の国」と称賛(ニッカン)






鹿島アントラーズのザーゴ監督(51)が30日、オンライン取材に応じ、新型コロナウイルス流行下でも各国と比べて平常時に近い生活ができている日本を「惑星一の国」と表現した。

J1リーグは31日に、第25節の7試合を実施予定。これらが行われると、「全試合数の75%を開催」という今季のリーグ戦成立規定を満たす。リーグ戦が成立すると各種賞金が支払われるほか、最優秀選手賞などの個人表彰が行われる。

ブラジル人指揮官は「南米でも欧州でも無観客試合が多い中、日本では観客を入れることができている。サッカーの運営だけでなく、日本人の文化や教養など、そこに至る背景が重要。国民が感染対策を徹底し、生活ができる状態で過ごせていることは、この国の文化や教育がどれだけすばらしいのかを表している」と話し、マスク着用や手指消毒などの基本的な感染対策を怠らない日本の文化を称賛した。

ザーゴ監督は今季鹿島の指揮官に就任したが、緊急事態宣言発令直後の4月6日、ブラジルに住む母親が急逝した。帰国もままならない状況でチームを率いて、シーズン当初は苦戦したものの、現在は2位と勝ち点差3の6位にまで順位を上げている。

31日の名古屋グランパス戦(カシマ)は、勝ち点で並び上位を争う相手との直接対決となる。ザーゴ監督は「厳しい試合になると思う。熱くなりすぎて冷静さを失うとやるべきことができなくなるので、熱く、冷静に、という両極端の気持ちをバランスよく持ちながらやらないといけない」と意気込んだ。



    
◆鹿島ザーゴ監督が日本の文化を「惑星一の国」と称賛(ニッカン)





◆【鹿島vs名古屋プレビュー】ACL出場権獲得を目指す2チームが激突…前回対戦は鹿島が敵地で快勝を収める(サッカーキング)






■鹿島アントラーズ らしさを取り戻しつつあるが、ひとつ間違えば元に戻る可能性も





【プラス材料】
 前節のサンフレッチェ広島戦は苦しい展開で、後半にFWエヴェラウドが得点を決めて勝ち点3を得た。相手より試合間隔が短いなど、さまざまな要素が影響としたと思われるが、決していい内容ではない中で勝利をつかめたことはチームにとっても自信になる。

 監督や選手が入れ替わった今季、こういう勝ち方をできるようになったことは長い目で見ても大きなプラス要素だ。鹿島アントラーズの強みである、勝ち癖、勝者のメンタリティはこういう試合をモノにし、継続していくことで積み上げられる。

 2連勝とし、順位も6位ながら2位まで勝ち点3ポイント差の位置につけている。今節の名古屋グランパス戦は5位との直接対決。来季のACL出場権獲得を目指すうえで、絶対に落とせない試合になる。

【マイナス材料】
 試合間隔の差やコンディション面が影響したとしても、やはり広島戦は勝ったからすべて良しとは受け取れない。状態面が整ってこそ、アントニオ・カルロス・ザーゴ監督が掲げる“攻守の素早い切り替えからボールを奪って主導権を握るサッカー”は実現できると改めて感じるものだった。終盤戦でケガ人も出やすくなってきた今、いかに良いコンディションで試合に臨めるかが大事になってくる。

 得点機も少なく、敗れてもおかしくなかった広島戦。相手にボールを握られた内容を精査し、修正しなければ、開幕直後の出遅れから積み上げてきたものをフイにする可能性がある。

 そして、相手が徐々に鹿島の戦術に対応してきていることも勝利への障害となっている。

文:totoONE編集部


■名古屋グランパス 相馬の早期復帰は朗報。自慢のサイド攻撃で鬼門を突破できるか





【プラス材料】
 7日間で3試合という超ハードスケジュールを潜り抜け、束の間のオフで心身をリフレッシュさせたチームは次なる連勝を狙う。

 川崎フロンターレ、横浜F・マリノスとの連戦を糧にし、ベガルタ仙台をうまくいなして勝ち点3を手にしたチームは切り替えもスムーズで、FW相馬勇紀が予定の半分の離脱期間で戦列に復帰したことも大きなプラスに働いている。相馬はケガによる“休養”で自分の役割もうまく整理できたようで、中盤戦の不振が嘘のように伸び伸びとプレーできており、FW前田直輝やFWマテウスらとのサイドアタック3枚看板が復活したのは戦術的にもチームに大きな幅をもたらす。

 アウェイの鹿島アントラーズ戦はいまだ名古屋グランパスにとって鬼門のような場所だが、勝ち点で並ぶ上位陣同士の対戦という意味でも、選手たちの士気は上がる一方だ。

【マイナス材料】
 かなり競った試合になることは間違いのない相手と順位だけに、90分間の中での交代策を含めた戦略性の幅がカギを握ることにもなる。

 相馬は戻ってきたが、負傷者の続出でベンチメンバーに守備的な選手の割合が増えてきているのはひとつ気がかり。新人のMF石田凌太郎も悪くない動きを見せているが、MFジョアン・シミッチら有能なMFたちをうまく使っていくことも鹿島との対戦では重要になってくるだろう。

 FW山﨑凌吾も試合によってパフォーマンスに波があり、彼を生かす策や考え方もピッチ内外で精査しておきたいところ。後半における試合の動かし方、操り方という部分が勝敗を分ける可能性は十分にある。

文:今井雄一朗




◆【鹿島vs名古屋プレビュー】ACL出場権獲得を目指す2チームが激突…前回対戦は鹿島が敵地で快勝を収める(サッカーキング)


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