日刊鹿島アントラーズニュース

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2020年12月28日月曜日

◆“ポスト大迫”になれる24歳の熱きFW 必死にファイトする鈴木優磨の魅力(the WORLD)






17位と苦しむチームを引っ張る


現在フランクフルトで活躍するFW鎌田大地、シュツットガルトのMF遠藤航、ボローニャのDF冨安健洋はいずれもベルギーのシント・トロイデンで結果を残してステップアップした選手たちだ。

ベルギーのジュピラー・プロ・リーグは日本人選手にとって貴重な腕試しの場となっているわけだが、今そのシント・トロイデンを引っ張っているのがFW鈴木優磨だ。昨夏鹿島アントラーズからベルギー挑戦を決断した24歳の鈴木も、鎌田らと同じく欧州5大リーグへのステップアップが期待されている。

とはいえ、今季は話題に上がる機会があまり多くない。26日に行われたスタンダール・リエージュ戦は鈴木の1得点1アシストの活躍で勝利したものの、現在のシント・トロイデンは17位とかなり苦しい状況にある。チームの1試合平均のシュート数もワースト4位の11.8本と少なく、センターフォワードの鈴木が目立つ機会が少ないのだ。その中で鈴木は今季リーグ戦で7得点を挙げており、チーム状況を考えるとまずまずの働きと言えるのではないか。

チームとして攻撃できる機会が少ないため、鈴木は1試合平均1.8本しかシュートを打てていない。例えば同じ7得点を記録しているKベールスホットACのFWタリク・ティッソウダリは1試合平均2.9本、8得点を挙げているクラブ・ブルージュFWクレピン・ディアッタも2.9本、9得点を挙げているヘントのFWロマン・ヤレムチュクは3.1本と、シュート数はいずれも鈴木よりも多くなっている。

また鈴木は得点部分だけではなく、前線で体を張る仕事もこなしている。182cmと日本人FWとしてはサイズがある方だが、ここまでリーグ戦で46回の空中戦勝利を記録。これはジュピラー・プロ・リーグでプレイするFWの中ではアントワープのディウメルチ・ムボカニ(102回)、シャルルロワのシャマル・ニコルソン(76回)、ヘンクのポール・オヌアチュ(56回)に次ぐ4番目の数字だ。ムボカニは185cm、ニコルソンは192cm、オヌアチュに至っては201cmと巨人だ。彼らに比べて鈴木は小柄だが、この頑張りは見事だ。

鈴木は同じくベルギーのKベールスホットACでプレイする鈴木武蔵とともに、日本サッカー界におけるFW大迫勇也の後継者候補でもある。大迫はブンデスリーガで大きく成長したが、2人の鈴木も欧州5大リーグにステップアップしてさらに経験を積みたい。シント・トロイデンの状況から考えると鈴木優磨はまずまずの成績を残していると言えるが、鎌田や冨安に続いてシント・トロイデンから出世できるか。(データは『WhoScored.com』より)




◆“ポスト大迫”になれる24歳の熱きFW 必死にファイトする鈴木優磨の魅力(the WORLD)





◆引退の鹿島GK曽ヶ端準がライバルGKクォン・スンテを語る「出会えなければここまでやれなかった」、台頭のGK沖悠哉らにも言及(超WORLDサッカー!)






27日、2020シーズン限りで現役を引退する鹿島アントラーズのGK曽ヶ端準(41)が引退会見を実施した。

地元の鹿嶋市出身で、鹿島ユース出身の曽ヶ端は、1998年にトップチームに昇格。小笠原満男、中田浩二、本山雅志らと同期入団だった曽ヶ端だが、当初は出場機会を得られなかった。

その後、2001年に正守護神のGK高桑大二朗に代わってレギュラーの座を奪うと、2017年まで正守護神の座を守り、2008年2014年までの7シーズンはフル出場を果たしていた。

今シーズンは明治安田J1で1試合、YBCルヴァンカップ1試合の出場に終わっていた。

来シーズンからはアシスタントGKコーチに就任する曽ヶ端は、今季台頭したGK沖悠哉(21)や元韓国代表GKクォン・スンテ(36)、GK山田大樹(18)、そして明治大学からの来季加入内定が発表されているGK早川友基(22)について言及した。

「沖だけに限らないですが、またシーズンが変わって、今年レギュラーをとって迎える新たなシーズンという難しさも、もちろんあると思います」

「(クォン・)スンテに関してもレギュラーを奪われて、ここからまたレギュラーを取り返すという気持ちが、また自分自身を成長させてくれると思います」

「山田も今年1年目ですけどチャンスをもらって、その中で良いプレーだったり、チームの結果として勝ちが取れなかったりという中で、チャンスをもらえたこと、少なかったですが、来シーズンに向けてチャンスをモノにできるように良いライバル関係でチームでやってほしいです。このまま引き下がる選手ではないと思います」

「大学から早川選手が入ってきて、1年目のプロの難しさはあると思いますが、自分の良さを出してほしいですし、刺激しあって、GKのチームとして良い結果を残せるようにみんなで戦っていければと思います」

特に、クォン・スンテは、全北現代モータースでAFCチャンピオンズリーグ(ACL)を連覇するなど実績を誇り、加入した2017年には一時レギュラーに。しかし、曽ヶ端がポジションを取り返す結果となった。

2018年以降はポジションを明け渡すこととなったが、ここまで現役を続けられたのもクォン・スンテのおかげだったと語った。

「僕が36、37の歳の2017年に来てから、僕自身もう1度レギュラーを取り返そうとか、負けたくないという気持ちを強く持ちました」

「そこで自分自身ももう1回モチベーションであったり、自分自身の成長を感じられる日々だったので、その辺りのライバルというか、そういった選手がいた、30代後半で出会えたことは幸せですし、出会えなければここまでやれなかったと思います」

今後は、鹿島でプレーするGKを育てていく立場になる曽ヶ端。求めるGK像については「現役の時も言っていましたが、チームを勝たせられる選手を多く育成できればと思います。そのためには、簡単な技術練習というのも大事ですし、実戦も大事です」とコメントした。

ポイントについては「人それぞれ課題は違うと思いますが、どれという訳ではなく、全体のレベルアップは必要だと思いますし、手助けできればと思います」と語り、「キャッチ1つ取っても完璧はあり得ないですし、そこをどれだけ上達して完璧に近づいていくかは、現役中のみんなの課題だと思います。それはキャッチだけではなく、全てのプレーだと思います」と語り、全ての能力を高める指導をしたいとした。

23年間チームに身を捧げた曽ヶ端。その大事さについては「海外移籍というのは僕らがプロになりたての頃よりは多くなっていますし、色々なルール変更でしやすくなっていると思います」と語り、「そういう向上心は大事だと思いますが、契約しているチームに対する愛情であったり、そのチームのためにプレーするということは僕自身すごく大事だと思います」とコメント。「そういうところも僕自身は在籍する選手には伝えていきたいと思いますし、そういう選手が数多く出てきてくれることを願っています」と語り、自身のように鹿島にキャリアを捧げる選手が出て欲しいと語った。

また、地元の子供たちに向けても「僕自身、地元茨城、鹿島というプロチームに入れた幸せを感じています」とし、「身近に素晴らしいチームがあるので、コロナで難しい状況はありますが、スタジアムに来て、身近に感じてモチベーションにしてサッカーをしてもらいたいと思います」と語り、自身が歩んだ道をこれからの子供たちに託したいと語った。


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◆「鹿島で終われる幸せ」曽ケ端準の一途なクラブ愛が、輝かしい歴史を紡いでいく(サッカーダイジェスト)






「見守って、ある時は手助けしながら、一緒にやっていければ」


 鹿島を愛し、鹿島に愛された男だ。

 23年間のアントラーズ一筋の現役生活に終止符。12月24日、鹿島アントラーズの曽ケ端準は、2020年シーズン限りで引退することを決断した。

 同27日、オンラインでの引退会見に臨んだ。

 今年12月、クラブからGKのアシスタントコーチの打診を受けたという。まだ現役へのこだわりはあったし、「カシマスタジアムでもっとプレーしたい気持ちもあった」。ただ最終的には、グローブを置くことに決めた。「鹿島で終われる幸せをすごく感じているし、この先も鹿島でチームのために働けることにチャレンジしたいなと思いました」。

 鹿嶋で生まれ育ち、一サポーターとしてアントラーズを応援し、その後ユースに入り、トップ昇格を果たし、絶対的な守護神として活躍して、チームに多くの勝利をもたらしてきた。その半生はアントラーズ一色と言っても過言ではない。好きになった地元クラブで、半世紀近くにわたりプレーし続けた生粋の“ワンクラブマン”だ。

 だからこそ、違う世界を見てみたいとは思わなかったのだろうか。

「この先のコーチのことを考えると、他のチームを見たりとか、それがプラスになることは多々あると思うんですけど、実際、そういう決断には至らなかった。鹿島で終われる幸せとか、鹿島で仕事を続けられる幸せのほうが、僕自身の中ですごく大きかった」

 そこまで鹿島アントラーズというクラブに惹かれる理由とは?

「やっぱり、常に優勝争いをして、数多くのタイトルを獲ってきて、その中の一員でいられた嬉しさを味わってきました。それを、違う形ではありますけど、チームを優勝させるということに関わっていきたい」

 1998年の加入後、7度のリーグ優勝ほか、リーグカップ5回、天皇杯4回、ACL1回と、国内随一の『20冠』を誇る鹿島で、実に17個のタイトル獲得に貢献してきた。間違いなく“常勝軍団”の礎を築いたひとりだ。

 もっとも、近年はタイトルから見放されている現実がある。自らが寄与してきた輝かしい歴史をこれからも紡いでいくためには、何が必要になってくるのか。

「日本人選手の最年長はヤス(遠藤康)になるんですけど、僕自身が決断してからいろいろ話したりしましたし、ヤスを中心にチームがひとつにまとまって、やっていってくれると思います。

 ユースから上がってきた(土居)聖真だったり、マチ(町田浩樹)だったり、沖(悠哉)だったり、ヤマ(山田大樹)だったり、そういうアントラーズを知っている選手も多くいるので。そこは心配なく、見守って、ある時は手助けしながら、一緒にやっていければ」

 連綿と続く伝統を途切れさせないために、今後はスタッフとしてチームに関わりながら、“優勝させる”ことに尽力していく。その大きな経験値と、なによりもアントラーズをこよなく愛する想いこそ、クラブにとってかけがえのない財産であり、タイトル奪還の原動力になるはずだ。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)




◆「鹿島で終われる幸せ」曽ケ端準の一途なクラブ愛が、輝かしい歴史を紡いでいく(サッカーダイジェスト)





◆【鹿島】J得点ランク2位、エヴェラウドの広州富力への移籍が「近づく」(サカノワ)






現地メディアが報じる。昨年のセルジーニョに続き、中国から引き抜きか。


 中国メディア『PP体育』は12月26日、中国1部(超級)リーグの広州富力が鹿島アントラーズのFWエヴェラウドの獲得に向けて「近づいている」と報じた。いずれにせよ、Jリーグ2020シーズン得点ランク2位となる18ゴールを決めたブラジル人アタッカーを巡り、オファーがあったことは間違いない。その交渉の行方が注目される。

 今季ブラジル1部(セリエA)のシャペコエンセから完全移籍で加入した28歳のブラジル人アタッカーはシーズン中盤以降、左MFとFWの併用でブレイク。周りの選手もその強烈な推進力と抜群の高さをチームに落とし込み、ファン・アラーノとの連係も冴えていった結果、MVP(最優秀選手賞)に輝いたオルンガ(28得点)に続く得点を量産した。

 その爆発力に注目したのが、中国の広州富力だ。現在12位と下降気味で、新たなアタッカーの補強を検討してきた。

 今回の記事によると、広州富力は来週にも新戦力の獲得を正式発表する予定だ。まず2016年にもプレーしたスウェーデン代表DFグスタフ・スヴェンソンの再加入が決定的であるという。さらに「Jリーグのシルバーブーツであるエヴェラウドも近づいている」そうだ。

 今月末に契約が切れる複数の中国人選手について、新たに更新されたという情報が発表されていないことを伝える。また外国籍選手もすでに退団していて、枠が空いているそうだ。

 今シーズンからサラリーキャップ制が導入されるとはいえ、やはり待遇面ではまだJリーグの多くのクラブを大幅に上回っているのか。また、鹿島が初のアジア制覇を成し遂げた2018年のACL(AFCアジアチャンピオンズリーグ)で大活躍し、2019年に中国2部の長春亜泰に引き抜かれたセルジーニョの例もある。鹿島のブラジル人アタッカーは注目株になっているようだ。

 移籍金などの条件面はクリアされているということだろう。あとはエヴェラウドや鹿島の判断、あるいはすでに……!? 鹿島にふさわしいと言える勇敢かつ紳士な男気のあるFWは、果たして2021年どのユニフォームを着てプレーすることになるのか。


[文:サカノワ編集グループ]


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◆【鹿島】J得点ランク2位、エヴェラウドの広州富力への移籍が「近づく」(サカノワ)





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