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2024年6月18日火曜日

★鹿島アントラーズチャント集(日刊鹿島アントラーズニュース)






◆【鹿島】師岡柊生「対戦した中で新潟のボールの動かし方が一番上手いなと感じた」(サカノワ)



師岡柊生

7試合連続先発し5勝2分と無敗継続。しかし決定機を決められずいまだノーゴール…「決めないといけない」。

[J1 18節] 鹿島 1–1 新潟/2024年6月16日18:00/県立カシマサッカースタジアム

 J1リーグ18節、鹿島アントラーズが藤井智也の50分のゴールで追い付き、アルビレックス新潟と1-1で引き分けた。リーグ4連勝でストップしたが、これで9試合負けなし。

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 師岡柊生(Shu MOROOKA)はリーグ戦7試合連続でスタメン出場し、前線に活力をもたらした。ただハーフタイムにチャヴリッチとの交代を告げられた。

 その交代策もチームの好調を支える要因の一つになっているものの、師岡自身になかなかプロ初ゴールが生まれずにいる。新潟戦での27分には、名古新太郎の左からのクロスにヘディングで合わせる決定機を作り出したが……ゴールならず。

 プロ2年目のアタッカーは試合後、「ああいうのを決めないといけないです。日頃からクロスに対して(逆サイドにいる)サイドハーフが入って行こうと言われているので。感触としては決まったと思ったけれど……。決められなかったのは運が足りなかったのかなと感じます。自分はもっていないのかなって(苦笑)」と悔やんだ。

 待望される初ゴール。師岡自身も「頑張ります」と、さらにゴールへの貪欲さを強めていた。

 この日は新潟の後方でしっかり揺さぶりながらビルドアップし、前線にボールが入るとスピードアップする攻撃に苦しめられた。

「後ろからつないでくる相手にどう対応するのか、ボールの取りどころをどうするのか。チーム全体としていまひとつ意思統一できず、試合のなかで修正しきれなかったことが今日の良くなかった点かな、と。一人で奪いに行ってもなかなか取れないため、チームみんなで協力しないといけないけれど、プレスのスイッチが入らず、後手後手に回ってしまったかなと感じます」

「ボールを取りにいっても取れないというのが続くと、足が止まってしまうし、そういう意味でも後手に回ってしまったかな、と感じます。今シーズン、僕がここまで対戦したチームのなかで新潟のボールの動かし方は一番上手いなと感じました」

 そのように、新潟から得るものも多かったと受け止める。

 師岡が最近先発した試合は5勝2分と無敗が続く。そのスペースを突いて揺さぶるハードワークは、鹿島の貴重な武器になっている。次節は6月22日、アウェー埼玉スタジアムでの浦和レッズ戦だ。




◆【鹿島】師岡柊生「対戦した中で新潟のボールの動かし方が一番上手いなと感じた」(サカノワ)





◆鹿島はなぜビルドアップできなかったのか。新潟戦でパスミスが頻出。GK早川は「自分が蹴るしかないという状態が多かった」(サッカーダイジェスト)



早川友基


普段は高精度のフィードを連発している守護神にもキックミスが

 鹿島アントラーズは6月16日、J1第18節でアルビレックス新潟とホームで対戦。前半に失点したものの、50分の藤井智也のゴールで追いつき、1-1で引き分けた。

 この試合で、前半から目についたのがパスミスの多さだった。

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 チャンスの場面でトライした結果のミスならともかく、何気ない味方へのパスも合わないシーンが少なくない。普段は高精度のフィードを連発しているGK早川友基のキックが、そのままサイドラインを越えてしまう場面も見られた。

 守護神は「個人的にはフィーリングがあまり良くなかった」とし、「自分が見えているところに、良いボールで配球できたのは2、3回しかなかった」と振り返る。

「原因は分からない」と早川は首をかしげるが、やりづらさの原因は、新潟の鹿島対策にもあったのだろう。

 新潟は、鹿島のCBに比較的自由にボールを持たせていた一方で、センターライン付近の中央部を固く閉ざし、ショートパスでのビルドアップを封じた。

 そのため、出しどころに困った鹿島の最終ラインはバックパスが増え、「結局、自分のところでプレッシャーを受けて蹴るしかないという状態が多かった」(早川)。

 次節はシーズン前半戦の最後の試合。22日に浦和レッズのホームに乗り込む。他チームの対策が進むなか、どのような解決策を見出せるか。新潟戦は、タイトル奪還に向けて避けては通れない課題を突きつけられた一戦となった。

取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)




◆鹿島はなぜビルドアップできなかったのか。新潟戦でパスミスが頻出。GK早川は「自分が蹴るしかないという状態が多かった」(サッカーダイジェスト)